JPH11176647A - 油入変圧器の輸送及び組立方法 - Google Patents
油入変圧器の輸送及び組立方法Info
- Publication number
- JPH11176647A JPH11176647A JP33953397A JP33953397A JPH11176647A JP H11176647 A JPH11176647 A JP H11176647A JP 33953397 A JP33953397 A JP 33953397A JP 33953397 A JP33953397 A JP 33953397A JP H11176647 A JPH11176647 A JP H11176647A
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- Japan
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- conservator
- oil
- transportation
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 解体して輸送する場合に比べて、輸送時の解
体が簡単であり、変圧器中身の保護に対する信頼性が高
く、放熱器輸送用のトラック又はトレーラが不要で、現
地組立用の浄油機などの器材が不要となり、現地組立の
工数、日数の低減が図れる油入変圧器の輸送及び組立方
法を提供する。 【解決手段】 輸送時にコンサベータ6を取り外し、放
熱装置2を取り付けたまま絶縁油を封入して、輸送中の
外気温度の変化に対する絶縁油の膨張および収縮を吸収
する輸送用チャンバー12を取り付けた本体タンク1
と、所要量の絶縁油と絶縁ガスを封入したコンサベータ
6を別々に輸送し、据付現地においては、本体タンク1
にコンサベータ6を取り付け、コンサベータ6と連絡管
5を連絡弁4を介して本体タンク1に接続させ、輸送用
チャンバー12を取り外し、コンサベータ6と連絡管5
のみを真空注油するようにした油入変圧器の輸送及び組
立方法である。
体が簡単であり、変圧器中身の保護に対する信頼性が高
く、放熱器輸送用のトラック又はトレーラが不要で、現
地組立用の浄油機などの器材が不要となり、現地組立の
工数、日数の低減が図れる油入変圧器の輸送及び組立方
法を提供する。 【解決手段】 輸送時にコンサベータ6を取り外し、放
熱装置2を取り付けたまま絶縁油を封入して、輸送中の
外気温度の変化に対する絶縁油の膨張および収縮を吸収
する輸送用チャンバー12を取り付けた本体タンク1
と、所要量の絶縁油と絶縁ガスを封入したコンサベータ
6を別々に輸送し、据付現地においては、本体タンク1
にコンサベータ6を取り付け、コンサベータ6と連絡管
5を連絡弁4を介して本体タンク1に接続させ、輸送用
チャンバー12を取り外し、コンサベータ6と連絡管5
のみを真空注油するようにした油入変圧器の輸送及び組
立方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油入変圧器の輸送
及び組立方法に係り、特にコンサベータを取り外して変
圧器本体に放熱装置を取り付けたまま輸送し、据付現地
で組み立てる油入変圧器の輸送及び組立方法に関する。
及び組立方法に係り、特にコンサベータを取り外して変
圧器本体に放熱装置を取り付けたまま輸送し、据付現地
で組み立てる油入変圧器の輸送及び組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器は製作工場において諸特性試験を
実施するため、一旦、中身本体を完全に組み立て、この
中身本体を絶縁強度の高い絶縁油または絶縁ガスととも
に、タンク内に収納される。これを据付現地まで輸送す
るには、できるだけ分解の程度を少なくし、途中で吸湿
しないようにして、据付現地における再組立あるいは再
乾燥の工数を省き、据付日数を短縮することが望まし
い。しかし、変圧器が大形になると、輸送上の制約か
ら、ある程度までは分解しなければならなくなる。分解
の程度は輸送方法における制限寸法と制限重量によって
決まる。
実施するため、一旦、中身本体を完全に組み立て、この
中身本体を絶縁強度の高い絶縁油または絶縁ガスととも
に、タンク内に収納される。これを据付現地まで輸送す
るには、できるだけ分解の程度を少なくし、途中で吸湿
しないようにして、据付現地における再組立あるいは再
乾燥の工数を省き、据付日数を短縮することが望まし
い。しかし、変圧器が大形になると、輸送上の制約か
ら、ある程度までは分解しなければならなくなる。分解
の程度は輸送方法における制限寸法と制限重量によって
決まる。
【0003】変圧器の輸送方法としては、完全組立輸送
(いわゆる全装輸送)、中身組立輸送、分解輸送の3方
式に分類される。
(いわゆる全装輸送)、中身組立輸送、分解輸送の3方
式に分類される。
【0004】まず、第1の方法の完全組立輸送は、工場
で完全組立して試験終了後、輸送上支障のある特定の部
品を除いたすべての付属品を取り付けたまま、全油量を
充填して輸送する方法であり、現地で再組み立てする必
要がない。
で完全組立して試験終了後、輸送上支障のある特定の部
品を除いたすべての付属品を取り付けたまま、全油量を
充填して輸送する方法であり、現地で再組み立てする必
要がない。
【0005】次に、第2の方法の中身組立輸送は、工場
試験終了後、輸送上の支障となるブッシング、コンサベ
ータ、放圧管、放熱装置などの付属品を必要に応じて取
り外すが、変圧器中身は完全組立の状態でタンクに収納
し、油浸または窒素ガスなどの絶縁ガスを封入して輸送
する方法である。取り外した部品は、別に輸送して現地
で取り付ける。本体のカバーを取り付けて輸送する場合
と、本体カバーとは別の輸送用カバーを取り付けて輸送
する場合とがある。
試験終了後、輸送上の支障となるブッシング、コンサベ
ータ、放圧管、放熱装置などの付属品を必要に応じて取
り外すが、変圧器中身は完全組立の状態でタンクに収納
し、油浸または窒素ガスなどの絶縁ガスを封入して輸送
する方法である。取り外した部品は、別に輸送して現地
で取り付ける。本体のカバーを取り付けて輸送する場合
と、本体カバーとは別の輸送用カバーを取り付けて輸送
する場合とがある。
【0006】窒素などの絶縁ガスを封入して輸送した場
合には、現地でカバーを取り外す前に、必ず絶縁油を本
体タンク下部の注油弁から注油して、中の絶縁ガスを絶
縁油と置き換え、中身を直接外気に触れさせないように
する。
合には、現地でカバーを取り外す前に、必ず絶縁油を本
体タンク下部の注油弁から注油して、中の絶縁ガスを絶
縁油と置き換え、中身を直接外気に触れさせないように
する。
【0007】さらに、第3の方法の分解輸送は、山地の
発電所の変圧器のように輸送寸法や輸送重量の制限が厳
しい場合、あるいは大容量変圧器で輸送方法や輸送重量
の制限内に入らない場合に行われるが、現地で再組立、
乾燥、試験などを行う必要があり、工数が掛かる。
発電所の変圧器のように輸送寸法や輸送重量の制限が厳
しい場合、あるいは大容量変圧器で輸送方法や輸送重量
の制限内に入らない場合に行われるが、現地で再組立、
乾燥、試験などを行う必要があり、工数が掛かる。
【0008】図2は従来の中容量の油入変圧器の外形図
で、内部に中身本体と絶縁油とを収納した本体タンク1
の前後の側面には、複数の放熱装置2が前記本体タンク
1の側面に配置されて本体タンク1の内部との間に絶縁
油を循環できるように連絡管により連通している。
で、内部に中身本体と絶縁油とを収納した本体タンク1
の前後の側面には、複数の放熱装置2が前記本体タンク
1の側面に配置されて本体タンク1の内部との間に絶縁
油を循環できるように連絡管により連通している。
【0009】本体タンク1の上面のカバー3には、コン
サベータ6が取り付けられ、コンサベータ用連絡管5の
両端に設けた連絡弁4を介して本体タンク1に連通して
おり、さらに二次端子を引き出すための二次バスダクト
7も取り付けられている。
サベータ6が取り付けられ、コンサベータ用連絡管5の
両端に設けた連絡弁4を介して本体タンク1に連通して
おり、さらに二次端子を引き出すための二次バスダクト
7も取り付けられている。
【0010】また、本体タンク1の右側面部分には負荷
時タップ切換装置8の下部が収納され、負荷時タップ切
換装置8の上部は本体タンク1の上部に出ている。本体
タンク1の右側面には一時端子を引き出す一次バスダク
ト9が取り付けられ、本体タンク1の右手前側面には、
前記負荷時タップ切換装置8のタップ切換操作を行うた
めの操作装置10が取り付けられている。
時タップ切換装置8の下部が収納され、負荷時タップ切
換装置8の上部は本体タンク1の上部に出ている。本体
タンク1の右側面には一時端子を引き出す一次バスダク
ト9が取り付けられ、本体タンク1の右手前側面には、
前記負荷時タップ切換装置8のタップ切換操作を行うた
めの操作装置10が取り付けられている。
【0011】本体タンク1の下部には絶縁油を濾過また
は排出するために使用する油濾過兼排油弁11が取り付
けられている。
は排出するために使用する油濾過兼排油弁11が取り付
けられている。
【0012】従来の輸送方法は、輸送制限内や高さ制限
内に入る場合には第1の完全組立輸送が採用され、本発
明のような配電用油入変圧器では、第2の中身組立輸送
が採用されることが多い。
内に入る場合には第1の完全組立輸送が採用され、本発
明のような配電用油入変圧器では、第2の中身組立輸送
が採用されることが多い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】中容量クラスの油入変
圧器で全装輸送が出来ない場合、輸送寸法と高さ寸法制
限(トレーラー輸送)により、輸送時はコンサベータお
よび放熱装置を取り外し変圧器本体とは別にして輸送す
る場合が多い。
圧器で全装輸送が出来ない場合、輸送寸法と高さ寸法制
限(トレーラー輸送)により、輸送時はコンサベータお
よび放熱装置を取り外し変圧器本体とは別にして輸送す
る場合が多い。
【0014】このように、コンサベータおよび放熱装置
を取り外して輸送する場合、 (1)輸送のために解体する必要がある。
を取り外して輸送する場合、 (1)輸送のために解体する必要がある。
【0015】(2)放熱装置を変圧器本体と別に輸送す
るため、荷造りに手間が掛かり、その解体、輸送に多く
の工数を必要とする。
るため、荷造りに手間が掛かり、その解体、輸送に多く
の工数を必要とする。
【0016】(3)解体輸送の場合、現地での組み立て
に工数を要する。また、組立後の油処理のため現地に油
タンク、浄油機等の機材を準備しなければならない。油
タンクは少なくとも本体タンクと同じ容積を必要とし、
その輸送、据付に場所と工数が必要となる。
に工数を要する。また、組立後の油処理のため現地に油
タンク、浄油機等の機材を準備しなければならない。油
タンクは少なくとも本体タンクと同じ容積を必要とし、
その輸送、据付に場所と工数が必要となる。
【0017】(4)放熱装置を輸送するためのトラック
またはトレーラが必要になる。
またはトレーラが必要になる。
【0018】などの問題点を有していた。
【0019】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、解体して輸送する場合
に比べて、輸送時の解体が簡単であり、変圧器中身の保
護に対する信頼性が高く、放熱装置輸送用のトラックま
たはトレーラが不要で、現地組立用の浄油機などの器材
が不要となり、現地組立の工数、日数の低減が図れる油
入変圧器の輸送及び組立方法を提供することを目的とす
る。
問題点に鑑みてなされたもので、解体して輸送する場合
に比べて、輸送時の解体が簡単であり、変圧器中身の保
護に対する信頼性が高く、放熱装置輸送用のトラックま
たはトレーラが不要で、現地組立用の浄油機などの器材
が不要となり、現地組立の工数、日数の低減が図れる油
入変圧器の輸送及び組立方法を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための手段は、設計時、放熱装置を取り
付けたまま輸送が可能になるように、制限輸送幅と制限
輸送高さを考慮して設計し、コンサベータのみを取り外
し、放熱装置を取り付けて絶縁油を放熱装置上部まで封
入した状態で、あらかじめ用意した輸送用チャンバーを
取り付けて輸送する。輸送用チャンバーは、本体タンク
内と連通され輸送時の外気温の変化に対して絶縁油の膨
張、収縮を吸収する。そして、現地で組み立てる際、こ
の輸送用チャンバーを取り外し、コンサベータを本体タ
ンクに取り付け、コンサベータとコンサベータ用連絡管
のみを真空注油するようにしたものである。
課題を解決するための手段は、設計時、放熱装置を取り
付けたまま輸送が可能になるように、制限輸送幅と制限
輸送高さを考慮して設計し、コンサベータのみを取り外
し、放熱装置を取り付けて絶縁油を放熱装置上部まで封
入した状態で、あらかじめ用意した輸送用チャンバーを
取り付けて輸送する。輸送用チャンバーは、本体タンク
内と連通され輸送時の外気温の変化に対して絶縁油の膨
張、収縮を吸収する。そして、現地で組み立てる際、こ
の輸送用チャンバーを取り外し、コンサベータを本体タ
ンクに取り付け、コンサベータとコンサベータ用連絡管
のみを真空注油するようにしたものである。
【0021】このようにして輸送することにより、解体
して輸送する場合に比べて変圧器中身の保護に対する信
頼性が高く、輸送時の解体がコンサベータのみで、簡単
であり、放熱装置輸送用のトラックまたはトレーラが不
要で、現地組立用の浄油機などの器材が不要となり、現
地組立の工数、日数の低減が図れるようにしたものであ
る。
して輸送する場合に比べて変圧器中身の保護に対する信
頼性が高く、輸送時の解体がコンサベータのみで、簡単
であり、放熱装置輸送用のトラックまたはトレーラが不
要で、現地組立用の浄油機などの器材が不要となり、現
地組立の工数、日数の低減が図れるようにしたものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図2の油入変圧器
を輸送及び組立する場合の実施の形態に基づいて説明す
る。
を輸送及び組立する場合の実施の形態に基づいて説明す
る。
【0023】図1は図2のコンサベータ6を取り外し、
輸送用チャンバー12を取り付けた輸送状態にある油入
変圧器の外形図(輸送荷姿)である。従って、図2と同
一又は相当部分にはこれと同じ符号を付し詳細な説明を
省略する。
輸送用チャンバー12を取り付けた輸送状態にある油入
変圧器の外形図(輸送荷姿)である。従って、図2と同
一又は相当部分にはこれと同じ符号を付し詳細な説明を
省略する。
【0024】しかして、輸送用チャンバー12は、あら
かじめ用意した輸送時のみ使用するためのもので、本体
タンク1に取り付けた輸送用連絡弁13に輸送用連絡管
14を介して取り付けられ、本体タンク1内と連通し、
輸送中の外気温度変化による本体タンク内の絶縁油の膨
張、収縮を吸収する。その容量は、膨張、収縮のみを吸
収すれば良いので、コンサベータの容量に比べて十分小
さくてもよい。
かじめ用意した輸送時のみ使用するためのもので、本体
タンク1に取り付けた輸送用連絡弁13に輸送用連絡管
14を介して取り付けられ、本体タンク1内と連通し、
輸送中の外気温度変化による本体タンク内の絶縁油の膨
張、収縮を吸収する。その容量は、膨張、収縮のみを吸
収すれば良いので、コンサベータの容量に比べて十分小
さくてもよい。
【0025】なお、図1のHは輸送高さを示している。
【0026】設計時、放熱器取付輸送が可能となるよう
に、輸送幅と輸送高さを考慮して設計する。例えば、コ
ンサベータを取り外した高さのうち、輸送制限との間の
余裕寸法と、現地据付時のコンサベータを含めた高さ制
限を考慮に入れた高さの範囲まで本体タンクの高さが収
まるように鉄心の高さと巻線の高さを高く(巻線のコイ
ル数を多く)して巻線の外径を小とし、本体タンクの横
幅を狭くするなどにより、変圧器の横幅を狭くして外径
寸法を狭く設計する。
に、輸送幅と輸送高さを考慮して設計する。例えば、コ
ンサベータを取り外した高さのうち、輸送制限との間の
余裕寸法と、現地据付時のコンサベータを含めた高さ制
限を考慮に入れた高さの範囲まで本体タンクの高さが収
まるように鉄心の高さと巻線の高さを高く(巻線のコイ
ル数を多く)して巻線の外径を小とし、本体タンクの横
幅を狭くするなどにより、変圧器の横幅を狭くして外径
寸法を狭く設計する。
【0027】また、コンサベータを取り外して輸送する
ことにより、その分、より大形の油入変圧器を輸送する
ことができる。
ことにより、その分、より大形の油入変圧器を輸送する
ことができる。
【0028】この油入変圧器の輸送時には、前記コンサ
ベータ6を取り外し、輸送中の外気温度の変化に対する
絶縁油の膨張および収縮を吸収する輸送用チャンバー1
2を本体タンク1に輸送用連絡弁13および輸送用連絡
管14を介して取り付けた当該本体タンク1と、コンサ
ベータ6を別々に輸送する。
ベータ6を取り外し、輸送中の外気温度の変化に対する
絶縁油の膨張および収縮を吸収する輸送用チャンバー1
2を本体タンク1に輸送用連絡弁13および輸送用連絡
管14を介して取り付けた当該本体タンク1と、コンサ
ベータ6を別々に輸送する。
【0029】次に、据付現地における組立は、本体タン
ク1にコンサベータ6を取り付け、コンサベータ用連絡
管5をその両端に設けた連絡弁4を介して連通させる。
次に、輸送用連絡弁を閉じて、輸送用連絡管14と輸送
用チャンバー12とを取り外し、コンサベータ6と連絡
管5のみに真空注油する。
ク1にコンサベータ6を取り付け、コンサベータ用連絡
管5をその両端に設けた連絡弁4を介して連通させる。
次に、輸送用連絡弁を閉じて、輸送用連絡管14と輸送
用チャンバー12とを取り外し、コンサベータ6と連絡
管5のみに真空注油する。
【0030】コンサベータと連絡管に真空注油する方法
としては、輸送用連絡弁13を閉じて輸送用チャンバー
を取り外し、本体タンク1の上部にコンサベータ6を取
り付け、コンサベータ用連絡管5の両端に取り付ける連
絡弁4のうちいずれか一方を三方弁としておき、コンサ
ベータ6と連絡管5を接続する。例えばコンサベータ側
に三方弁を接続する場合、本体タンク側の連絡弁4を閉
じ、三方弁のコンサベータ側を閉じてコンサベータ6と
接続し、外部側に真空ポンプを接続して連絡管5の中を
真空にした後、三方歩弁の外部側を閉じてコンサベータ
側を開き、連絡弁4を開くとコンサベータ6の内圧によ
り絶縁油が連絡管5の内部に入る。本体タンク1側に三
方弁を接続したときも同様の方法で行える。
としては、輸送用連絡弁13を閉じて輸送用チャンバー
を取り外し、本体タンク1の上部にコンサベータ6を取
り付け、コンサベータ用連絡管5の両端に取り付ける連
絡弁4のうちいずれか一方を三方弁としておき、コンサ
ベータ6と連絡管5を接続する。例えばコンサベータ側
に三方弁を接続する場合、本体タンク側の連絡弁4を閉
じ、三方弁のコンサベータ側を閉じてコンサベータ6と
接続し、外部側に真空ポンプを接続して連絡管5の中を
真空にした後、三方歩弁の外部側を閉じてコンサベータ
側を開き、連絡弁4を開くとコンサベータ6の内圧によ
り絶縁油が連絡管5の内部に入る。本体タンク1側に三
方弁を接続したときも同様の方法で行える。
【0031】
【発明の効果】本発明の油入変圧器の輸送及び組立方法
は、コンサベータのみを取り外し、放熱装置を取り付け
たまま輸送できるように輸送用チャンバーにより絶縁油
の膨張・収縮を吸収して輸送するように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
は、コンサベータのみを取り外し、放熱装置を取り付け
たまま輸送できるように輸送用チャンバーにより絶縁油
の膨張・収縮を吸収して輸送するように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0032】(1)放熱装置を取り付けて絶縁油を封入
したまま輸送するため、解体して輸送する場合に比べて
変圧器中身の保護に対する信頼性が高い。
したまま輸送するため、解体して輸送する場合に比べて
変圧器中身の保護に対する信頼性が高い。
【0033】(2)輸送時の解体がコンサベータのみな
ので簡単である。
ので簡単である。
【0034】(3)放熱装置輸送用のトラックまたはト
レーラが不要である。
レーラが不要である。
【0035】(4)現地組立用の浄油機などの器材が不
要である。
要である。
【0036】(5)現地組立の工数、日数の低減が図れ
る。
る。
【図1】本発明の実施の形態における油入変圧器の輸送
荷姿。
荷姿。
【図2】従来の油入変圧器の外形図。
1…本体タンク 2…放熱装置 3…カバー 4…コンサベータ用連絡弁 5…コンサベータ用連絡管 6…コンサベータ 7…二次バスダクト 8…負荷時タップ切換装置 9…一次バスダクト 10…操作装置 11…油濾過兼排油弁 12…輸送用チャンバー 13…輸送用連絡弁 14…輸送用連絡管
Claims (1)
- 【請求項1】 本体タンクの内部に中身本体と絶縁油と
を収納し、該本体タンクの側面に複数の放熱装置を配置
して本体タンクの内部との間に絶縁油を循環できるよう
に連絡管により接続し、本体タンクの上面のカバー上に
設けたコンサベータをコンサベータ用連絡管により連絡
弁を介して本体タンクに連通させてなる油入変圧器の輸
送及び組立方法において、 輸送時に、本体タンクからコンサベータのみを取り外
し、該本体タンクに外気温の変化に対する絶縁油の膨張
及び収縮を吸収する輸送用チャンバーを取り付けて本体
タンク内と連通し、この本体タンクと所要量の絶縁油と
絶縁ガスを充填したコンサベータとを別々に輸送し、据
付現地において本体タンクにコンサベータを取り付け、
連絡管により連絡弁を介して本体タンクと接続し、輸送
用チャンバー取り外し、コンサベータとコンサベータ用
連絡管に真空注油するようにしたことを特徴とする油入
変圧器の輸送及び組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953397A JPH11176647A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 油入変圧器の輸送及び組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953397A JPH11176647A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 油入変圧器の輸送及び組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11176647A true JPH11176647A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18328385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33953397A Pending JPH11176647A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 油入変圧器の輸送及び組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11176647A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103996984A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-08-20 | 云南电网公司昆明供电局 | 一种不放油拆装大型变压器套管的方法 |
CN104112568A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-10-22 | 唐剑 | 电力少油设备带电定量取/补油装置 |
EP2998972A1 (de) * | 2014-09-22 | 2016-03-23 | Siemens Aktiengesellschaft | Speicherung von kühlflüssigkeit zur kühlung eines transformators |
CN117174440A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-12-05 | 国网安徽省电力有限公司祁门县供电公司 | 一种具有循环降温功能的变压器箱体结构 |
CN118675852A (zh) * | 2024-08-21 | 2024-09-20 | 浙江沪光变压器有限公司 | 一种高效组合式变压器 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33953397A patent/JPH11176647A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103996984A (zh) * | 2014-06-11 | 2014-08-20 | 云南电网公司昆明供电局 | 一种不放油拆装大型变压器套管的方法 |
CN104112568A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-10-22 | 唐剑 | 电力少油设备带电定量取/补油装置 |
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CN117174440A (zh) * | 2023-09-13 | 2023-12-05 | 国网安徽省电力有限公司祁门县供电公司 | 一种具有循环降温功能的变压器箱体结构 |
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Legal Events
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Effective date: 20040914 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |