JPH08130122A - 段積み変圧器 - Google Patents

段積み変圧器

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JPH08130122A
JPH08130122A JP26743394A JP26743394A JPH08130122A JP H08130122 A JPH08130122 A JP H08130122A JP 26743394 A JP26743394 A JP 26743394A JP 26743394 A JP26743394 A JP 26743394A JP H08130122 A JPH08130122 A JP H08130122A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上段変圧器本体の非晶質巻鉄心が破損して発生
した破片が下段変圧器本体上に落下するのを防止する。 【構成】下段変圧器本体3及び上段変圧器本体4のそれ
ぞれの鉄心締付け金具3b〜4cを一対の連結フレーム
部材1,2に固定する。上段変圧器本体4と下段変圧器
本体3との間に、上段変圧器本体4の非晶質巻鉄心4a
から落下する破片が下段変圧器本体3上に落下するのを
阻止するようにその破片を受入れる破片受入れ容器12
を配置する。破片受入れ容器12を絶縁性プレスボード
紙により形成し、上段変圧器本体4の下側鉄心締付け金
具4cを一対の連結フレーム部材1,2に取付ける際
に、同時に破片受入れ容器12を一対の連結フレーム部
材1,2に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下に段積みされた下
段変圧器本体と上段変圧器本体のうち少なくとも上段変
圧器本体の鉄心が非晶質巻鉄心からなる段積み変圧器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、非晶質(アモルファス)磁性合金
の薄板を巻回して形成した非晶質巻鉄心が種々のタイプ
の変圧器に使用されるようになってきている。非晶質巻
鉄心は、焼鈍後非常に脆くなる性質があるために、外部
から振動が加わると鉄心を構成する薄板の一部が破損し
て落下し、落下した鉄心の破片が変圧器を収納する変圧
器ケースの内部の絶縁性能を低下させることが知られて
いる。そこで従来は、非晶質巻鉄心を紙製の保護カバー
で包んだり、非晶質巻鉄心を絶縁テープでテーピングし
て被覆したり、鉄心の積層面を覆うように永久磁石から
なる保護板を取付けることにより、非晶質巻鉄心の破片
が変圧器ケース内に散るのを防止する対策が取られてい
る。
【0003】そして最近は、2台の変圧器本体を上下に
段積みする段積み変圧器の変圧器本体にも非晶質巻鉄心
が用いられるようになってきた。段積み変圧器が開発さ
れた経緯及び従来の段積み変圧器の構造に関しては、実
公平6−6491号公報等に詳細に記載されているため
説明を省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら非晶質巻
鉄心に前述のような保護カバー等の保護部材を取付けた
としても、変圧器組立て完了後の輸送中や装柱工事中あ
るいは運転中に生じる機械的振動により保護部材が劣
化,破損した場合に、上段変圧器本体から非晶質巻鉄心
の破片が下段変圧器本体の方へ落ちるのを100%阻止
することは難しい。そのため、段積み変圧器の段積みさ
れた下段変圧器本体及び上段変圧器本体のうち少なくと
も上段変圧器本体の鉄心に非晶質巻鉄心が用いられた場
合に、上段変圧器本体から落下した非晶質巻鉄心の破片
が下段変圧器本体のコイル上に付着すると、下段変圧器
本体のコイルの絶縁性能が低下して絶縁破壊が発生する
おそれがある。
【0005】本発明の目的は、上段変圧器本体の非晶質
巻鉄心が破損して発生した破片が下段変圧器本体上に落
下するのを簡単な構成で阻止することができる段積み変
圧器を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、上記目的に加えて破
片受入れ容器の取付け容易な段積み変圧器を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の別の目的は、安価な破片受入れ容
器を備えた段積み変圧器を提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、破片受入れ容器
から破片が落下するのを確実に阻止することができる段
積み変圧器を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、上段変圧器本体の非
晶質巻鉄心が破損して発生した破片が下段変圧器本体上
に落下するのを少ない部品点数で且つ簡単な構成で阻止
することができる段積み変圧器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下に段積み
された下段変圧器本体と上段変圧器本体のうち少なくと
も上段変圧器本体の鉄心が非晶質巻鉄心からなる段積み
変圧器を改良の対象とする。下段変圧器本体と上段変圧
器本体を段積みする場合には、例えば間隔をあけて配置
した一対の金属製の連結フレーム部材の間に上下に離し
て配置すればよい。具体的には、例えば下段変圧器本体
及び上段変圧器本体のそれぞれの鉄心締付け金具が一対
の連結フレーム部材に固定される。
【0011】本発明においては、上段変圧器本体と下段
変圧器本体との間に、上段変圧器本体から非晶質巻鉄心
の破片が下段変圧器本体上に落下するのを阻止するよう
にその破片を受入れる破片受入れ容器を配置する。
【0012】本発明で用いる破片受入れ容器の構造は、
上段変圧器本体から非晶質巻鉄心の破片が下段変圧器本
体上に落下するのを阻止するように破片を受入れること
ができる構造であれば、いかなる構造でもよい。また破
片受入れ容器の材質は任意である。破片受入れ容器を金
属板により形成してもいが、破片を受入れるという機能
だけを考えれば、所定の強度を有していればよく、破片
受入れ容器を絶縁性プレスボード紙から形成してもよ
い。絶縁性プレスボード紙は、変圧器の層間絶縁等に用
いられる絶縁紙であり、入手が容易である上、軽くてし
かも加工が簡単で安価に破片受入れ容器を作ることがで
きる。したがって破片受入れ容器を絶縁性プレスボード
紙から形成した場合には、既存の段積み変圧器と比べて
価格が著しく高くなることがなく、また重量も大幅に重
くなることはない。
【0013】更に破片受入れ容器の形状寸法は、大きい
ほど好ましいが、破片受入れ容器の横断面積を下段変圧
器本体の最大横断面積以上にすると、上段変圧器本体か
ら落下する破片の大部分を破片受入れ容器内に収容する
ことができる。
【0014】破片受入れ容器の取付け態様は任意であ
り、上段変圧器本体に取付けてもよく、また連結フレー
ム部材に取付けてもよい。破片受入れ容器を連結フレー
ム部材に取付ける場合には、上段変圧器本体の下側鉄心
締付け金具と破片受入れ容器を一緒に一対の連結フレー
ム部材にボルト止めすればよい。このようにすると破片
受入れ容器を取付けるための専用の取付手段を設ける必
要がなくなって部品点数を減らすことができる上、破片
受入れ容器の取付けが容易になる。破片受入れ容器が鉄
等の金属で形成されている場合には、連結フレーム部材
に固定された破片受入れ容器が構造材としても機能する
ため、連結フレーム部材の機械的強度が高くなる利点が
ある。
【0015】破片受入れ容器の形状は任意であるが、破
片受入れ容器に入った破片が容器から出ないようにする
ことを確実なものとするためには、破片受入れ容器を底
板と該底板の周囲を囲んで底板の上に破片受入れ部を形
成するように設けられた周壁とを備えた構造とするのが
好ましい。なおこの破片受入れ容器は、破片受入れ部の
開口部を上に向けるようにして配置される。
【0016】破片受入れ容器を絶縁性プレスボード紙か
ら形成する場合に、底板の上にマグネットシートを接合
しておけば、変圧器の絶縁に絶縁油を用いた場合でも、
破片受入れ容器に入った破片が容器から出て絶縁油中を
浮遊するのを確実に防止できる。
【0017】破片受入れ容器を上段変圧器本体の下側鉄
心締付け金具によって構成してもよい。このようにうす
ると部品点数が少なくなる上、変圧器の組立てが容易に
なる。なおこの場合には、既存の下側鉄心締付け金具よ
りも下側鉄心締付け金具の形状寸法を適宜に大きくし、
下側鉄心締付け金具に形成された鉄心締付バンドが通る
孔を適宜の閉塞部材により塞げばよい。
【0018】
【作用】上段変圧器本体から落下した非晶質巻鉄心の破
片を、上段変圧器本体と下段変圧器本体との間に配置し
た破片受入れ容器に収容する。その結果、落下した破片
が、下段変圧器本体のコイルの絶縁性能を低下させて、
絶縁破壊が発生するのを防止できる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1(A)及び(B)は、本発明の一実施例
の段積み変圧器の変圧器ケース内に収納される内部構造
の正面図及び右側面図である。本実施例の段積み変圧器
は、間隔をあけて配置された一対の連結フレーム部材
1,2の間に下段変圧器本体3及び上段変圧器本体4が
配置された構造を有している。一対の連結フレーム部材
1,2は、鉄板を加工して形成されており、長手方向
(図示の状態では上下方向)に所定の間隔をあけて、厚
み方向に貫通するボルト貫通孔が複数個形成されてい
る。下段変圧器本体3及び上段変圧器本体4は、それぞ
れ鉄心として非晶質巻鉄心を用いたいわゆるアモルファ
ス変圧器である。下段変圧器本体3及び上段変圧器本体
4の非晶質巻鉄心3a及び4aは、非晶質巻鉄心の破片
が落ちないようにそれぞれ保護カバー等の保護部材によ
って保護されている。具体的には、所定の厚みの絶縁紙
によって鉄心の外表面を覆っている。鉄心3a及び4a
には、上下方向に上側鉄心締付け金具3b,4bと下側
鉄心締付け金具3c,4cとが嵌められている。そして
上側鉄心締付け金具3b,4b及び下側鉄心締付け金具
3c,4cに形成されたバンド挿通孔に通した鉄心締付
けバンド5(図2参照)により、鉄心3a及び4aは外
周面側から締め付けられている。
【0020】本実施例の上側鉄心締付け金具3b,4b
及び下側鉄心締付け金具3c,4cは、鉄板を溶接して
形成された箱形形状を有している。図2は下段変圧器本
体3及び上段変圧器本体4の重なり部分の拡大概略断面
図である。図2に示した上側鉄心締付け金具3b及び下
側鉄心締付け金具4cに基いて、その構造を説明する。
上側鉄心締付け金具3b及び下側鉄心締付け金具4c
は、鉄心締付けバンド5が通る2つの挿通孔6,6が形
成された矩形状の板状部3b1 及び4c1 と、この板状
部3b1 及び4c1 の周囲に溶接された周壁部3b2 及
び4c2 とから構成される。周壁部3b2 及び4c2 の
長手方向の両端板には、一対の連結フレーム部材1,2
に形成されたボルト貫通孔h…と整合して、ボルト7が
挿入される貫通孔8が形成されている。ボルト7には、
ナット9が螺合されている。なお図2においては、1ケ
所のボルト止め部だけを図示して、その他のボルト止め
部の図示を省略してある。
【0021】上側鉄心締付け金具4b及び下側鉄心締付
け金具3cの構造も、上側鉄心締付け金具3b及び下側
鉄心締付け金具4cと同様の構造を有している。上側鉄
心締付け金具4bには、端子台10が取り付けられてい
る。
【0022】鉄心3a及び4aの2本の脚部には、2つ
の巻線3d,3e、4d,4eが嵌装されている。11
は、巻線3d,3e、4d,4eが上下方向に移動する
のを防止するためのスペーサである。
【0023】本実施例では、上段変圧器本体4と下段変
圧器本体3との間に、上段変圧器本体4から落下した非
晶質巻鉄心4aの破片が下段変圧器本体3上に落下する
のを阻止するように破片を受入れる破片受入れ容器12
が配置されている。本実施例の破片受入れ容器12は、
絶縁性プレスボード紙を用いて形成されている。図3に
示すように、破片受入れ容器12は矩形状の底板12a
と底板12aの周囲を囲んで底板12aの上に破片受入
れ部12bを形成するように設けられた周壁12cとを
備えている。破片受入れ容器12は、破片受入れ部の開
口部を上に向けるようにして配置されている。破片受入
れ容器12の周壁12cの長手方向の両端部には、ボル
ト貫通孔13が形成されている。破片受入れ容器12の
ボルト貫通孔13には、上段変圧器本体4の下側鉄心締
付け金具4cの貫通孔8と一対の連結フレーム部材1,
2に形成されたボルト貫通孔h…とに挿入されるボルト
7が挿入され、上段変圧器本体4の下側鉄心締付け金具
4cが一対の連結フレーム部材1,2に取付けられる際
に一緒に取付けられる。
【0024】本実施例の破片受入れ容器12は、変圧器
の層間絶縁等に用いられる絶縁性プレスボード紙を折り
曲げ、必要な部分を接着して形成されている。破片受入
れ容器12の底板12aの寸法は、図1(A)及び
(B)から判るように、その面積が下段変圧器本体3の
横断面積の巻線3d及び3eを含む最大横断面積以上に
になるように定めている。また周壁12cの高さまたは
破片受入れ部12bの深さは、下側鉄心締付け金具4c
の周壁部4c2 の高さ以上に定められている。このよう
に破片受入れ容器12の寸法を定めると、一度破片受入
れ部12bに入った破片は、殆ど外に出ることがなくな
る。
【0025】本実施例においては、破片受入れ容器12
を上段変圧器本体4の下側鉄心締付け金具4cと一緒に
一対の連結フレーム部材1,2に取り付けているが、破
片受入れ容器12の取付け態様は任意である。例えば、
破片受入れ容器12を単独で一対の連結フレーム部材
1,2に取付けてもよく、また下段変圧器本体3の上側
鉄心締付け金具3bの上に、破片受入れ容器12を取付
けるようにしてもい。また本実施例では、単に絶縁性プ
レスボード紙により破片受入れ容器12を形成している
が、底板12aの上にマグネットシートを接合しておい
てもよい。このようにすると、変圧器の絶縁に絶縁油を
用いた場合でも、破片受入れ容器12に入った破片が容
器から出て絶縁油中を浮遊するのを確実に防止できる。
【0026】本実施例のにおいては、絶縁性プレスボー
ド紙により破片受入れ容器12を形成して破片受入れ容
器12を別部品として構成しているが、例えば破片受入
れ容器を上段変圧器本体の下側鉄心締付け金具によって
構成してもよい。この場合には、上段変圧器本体の下側
鉄心締付け金具を図1に示した破片受入れ容器12とほ
ぼ同じ程度の寸法にすればよい。なお下側鉄心締付け金
具には、鉄心締付バンドが通る挿通孔(図2の6,6参
照)が形成されているため、破片受入れ容器を上段変圧
器本体の下側鉄心締付け金具によって構成した場合に
は、この挿通孔から破片が下に落下する。そこで破片受
入れ容器を上段変圧器本体の下側鉄心締付け金具によっ
て構成する場合には、この鉄心締付バンドが通る挿通孔
を適宜の閉塞部材により塞げばよい。このような閉塞部
材としては、挿通孔に嵌合される楔状の閉塞部材や、パ
テのように変形が自在な閉塞部材を用いることができ
る。
【0027】上記実施例は、油絶縁の段積み変圧器に本
発明を適用したものであるが、本発明はガス絶縁の段積
み変圧器にも適用できるものは勿論である。また本発明
は、上下二段の変圧器本体の鉄心として非晶質巻鉄心を
用いているが、本発明は少なくも上段変圧器本体が非晶
質巻鉄心を用いていればよく、下段変圧器本体が通常の
鉄心を用いるものでもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、上段変圧器本体と下段
変圧器本体との間に上段変圧器本体から非晶質巻鉄心の
破片が下段変圧器本体上に落下するのを阻止するように
その破片を受入れる破片受入れ容器を配置したので、下
段変圧器本体のコイルの絶縁性能が低下して絶縁破壊が
発生するのを防止することができる。
【0029】また破片受入れ容器を絶縁性プレスボード
紙から形成した場合には、既存の段積み変圧器と比べて
価格が著しく高くなることがなく、また重量も大幅に重
くなることがないという利点がある。そして破片受入れ
容器を絶縁性プレスボード紙から形成する場合に、底板
の上にマグネットシートを接合すると、変圧器の絶縁に
絶縁油を用いた場合でも、破片受入れ容器に入った破片
が容器から出て絶縁油中を浮遊するのを確実に防止でき
る利点がある。
【0030】更に、上段変圧器本体の下側鉄心締付け金
具と破片受入れ容器を一緒に一対の連結フレーム部材に
ボルト止めするようにすると、破片受入れ容器を取付け
るための専用の取付手段を設ける必要がなくなって部品
点数を減らすことができる上、破片受入れ容器の取付け
が容易になる利点がある。
【0031】また破片受入れ容器を上段変圧器本体の下
側鉄心締付け金具によって構成すると、部品点数が少な
くなる上、変圧器の組立てが容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、本発明の一実施例の段積
み変圧器の変圧器ケース内に収納される内部構造の正面
図及び右側面図である。
【図2】下段変圧器本体及び上段変圧器本体の重なり部
分の拡大概略断面図である。
【図3】破片受入れ容器の斜視図である。
【符号の説明】
1,2 連結フレーム部材 3 下段変圧器本体 4 上段変圧器本体 3a,4a 非晶質巻鉄心 3b,4b 上側鉄心締付け金具 3c,4c 下側鉄心締付け金具 5 鉄心締付けバンド 6 挿通孔 7 ボルト 8 貫通孔 9 ナット 10 端子台 11 スペーサ 12 破片受入れ容器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に段積みされた下段変圧器本体と上段
    変圧器本体のうち少なくとも前記上段変圧器本体の鉄心
    が非晶質巻鉄心からなる段積み変圧器において、 前記上段変圧器本体と前記下段変圧器本体との間に、前
    記上段変圧器本体から落下した非晶質巻鉄心の破片が前
    記下段変圧器本体上に落下するのを阻止するように前記
    破片を受入れる破片受入れ容器を配置したことを特徴と
    する段積み変圧器。
  2. 【請求項2】段積みされた下段変圧器本体と上段変圧器
    本体のうち少なくとも前記上段変圧器本体の鉄心が非晶
    質巻鉄心からなり、 間隔をあけて配置された一対の金属製の連結フレーム部
    材の間に前記下段変圧器本体及び前記上段変圧器本体が
    配置され、前記下段変圧器本体及び前記上段変圧器本体
    のそれぞれの鉄心締付け金具が前記一対の連結フレーム
    部材に固定されている段積み変圧器において、 前記上段変圧器本体と前記下段変圧器本体との間に、前
    記上段変圧器本体から落下した非晶質巻鉄心の破片が前
    記下段変圧器本体上に落下するのを阻止するように構成
    されて前記破片を受け入れる破片受入れ容器が配置さ
    れ、 前記破片受入れ容器が前記一対の連結フレーム部材に固
    定されていることを特徴とする段積み変圧器。
  3. 【請求項3】前記破片受入れ容器は絶縁性プレスボード
    紙から形成されている請求項1または2に記載の段積み
    変圧器。
  4. 【請求項4】前記上段変圧器本体の下側鉄心締付け金具
    と前記破片受入れ容器が一緒に前記一対の連結フレーム
    部材にボルト止めされている請求項2または3に記載の
    段積み変圧器。
  5. 【請求項5】前記破片受入れ容器は底板と該底板の周囲
    を囲んで前記底板の上に破片受入れ部を形成するように
    設けられた周壁とを備え、 前記破片受入れ容器は前記破片受入れ部の開口部を上に
    向けるようにして配置され、 前記底板の上にマグネットシートが接合されている請求
    項3に記載の段積み変圧器。
  6. 【請求項6】前記破片受入れ容器の横断面積が前記下段
    変圧器本体の最大横断面積以上ある請求項1または2に
    記載の段積み変圧器。
  7. 【請求項7】段積みされた下段変圧器本体と上段変圧器
    本体のうち少なくとも前記上段変圧器本体の鉄心が非晶
    質巻鉄心からなり、 間隔をあけて配置された一対の金属製の連結フレーム部
    材の間に前記下段変圧器本体及び前記上段変圧器本体が
    配置され、前記下段変圧器本体及び前記上段変圧器本体
    のそれぞれの鉄心締付け金具が前記一対の連結フレーム
    部材に固定されている段積み変圧器において、 前記上段変圧器本体と前記下段変圧器本体との間に、前
    記上段変圧器本体の前記非晶質巻鉄心が破損して発生し
    た破片が前記下段変圧器本体上に落下するのを阻止する
    ように構成されて前記破片を受け入れる破片受入れ容器
    が配置され、 前記破片受入れ容器が前記上段変圧器本体の下側鉄心締
    付け金具からなることを特徴とする段積み変圧器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012009486A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 段積み変圧器
WO2018029922A1 (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 株式会社日立産機システム 変圧器

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JPWO2018029922A1 (ja) * 2016-08-09 2019-02-14 株式会社日立産機システム 変圧器

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