JP3143066B2 - 油入電気機器 - Google Patents

油入電気機器

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JP3143066B2
JP3143066B2 JP08190866A JP19086696A JP3143066B2 JP 3143066 B2 JP3143066 B2 JP 3143066B2 JP 08190866 A JP08190866 A JP 08190866A JP 19086696 A JP19086696 A JP 19086696A JP 3143066 B2 JP3143066 B2 JP 3143066B2
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謙治 尾塩
一広 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば変圧器などの
油入電気機器の改良に係わり、特に変圧器本体2台が一
つのタンク内に収納されている油入電気機器の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種の油入
変圧器は、同一仕様・構造の変圧器を2台設置する場
合、例えば図5および図6に示されているように、変圧
器本体2,3をそれぞれ別々のタンク1a,1bに収納
し、引き出し端子(ブッシング)4a,4bおよび7
a,7bについてもそれぞれのタンクから引出すように
しているのが普通である。なお、図中6a,6bは冷却
器を示し、5a,5bはコンサベータを示している。
【0003】しかし、近年変圧器の構造の簡素化、また
据付面積の縮小化さらには輸送費用低減をはかるため
に、この2台の変圧器本体を同一タンク内,すなわち絶
縁油が満たされている一つのタンク内に収納するように
したものが採用されるようになってきている。
【0004】なお、2台の変圧器本体が一つのタンク内
に収納されている油入電気機器に関連すれものとして
は、例えば実開昭60−22812号公報、特開昭58
−100407号公報あるいは特開昭48−1828号
公報などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように形成されて
いる油入電気機器の場合、2つの機器が1つにまとめら
れることになり、変圧器の構造の簡素化が図られるとと
もにある程度の据付面積の縮小化が図れるが、しかしな
がら、このように形成されている油入電気機器の場合、
タンク内部に収納される電気機器本体は高電圧の巻線を
備えており、この高電圧の絶縁の関係から両変圧器本体
の間隔を簡単に縮小できず、それぞれタンク内に1つの
変圧器本体を備えている変圧器が、2台並設されている
場合に比較し、この変圧器タンク間の間隔の分および両
タンクの向かい合っている側のタンク側壁が省略される
分だけ縮小されるだけであり、それ程縮小化されないの
が現状である。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、たとえ変圧器本体が高電圧のもの
であっても、据付面積をさらに縮小化が可能で、かつ簡
素な構成を有するこの種の油入電気機器を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、それ
ぞれ三相の巻線を備えた2台の変圧器本体を、一つのタ
ンク内に収納するようになした油入電気機器において、
前記それぞれの変圧器本体を、その巻線の高圧端引き出
し側がタンク中央側となるように互いに向き合わせて配
置するとともに、それぞれの高圧端引き出し線の同相同
志をタンク内で接続し、かつ外部への引き出し端子を両
変圧器本体で共用するように形成し所期の目的を達成す
るようにしたものである。
【0008】またこの場合、変圧器本体同志が向きあう
ように平行に,すなわち変圧器鉄心と巻線配置が両者同
じ方向となるように配置したものである。また、タンク
外部への引き出し端子をタンクの上側で、かつタンク中
央部に配置するようにしたものである。
【0009】すなわちこのように形成された油入電気機
器であると、それぞれの変圧器本体が、変圧器の高圧巻
線端の引き出し線側がタンク中央側となるように互いに
向き合うように配置されていることから、両変圧器の向
かいあった側では高圧同志の同電位となり、両変圧器本
体を近付けることが可能となる。すなわち両変圧器本体
の間隔を狭めることができ、この分変圧器タンクの体格
は小さくなり据付け面積をより縮小化することができ
る。
【0010】また高圧巻線端の反対側,すなわちタンク
側壁に面する側は当然のことながら、いずれも低圧巻線
端となり、低圧端引出し線とタンク側壁との絶縁間隔は
小さくてよく、低圧側の部分でもタンクの大きさを小さ
くすることができ、したがって変圧器本体が高電圧のも
のであっても、据付面積をより縮小することが可能とな
るのである。
【0011】さらに、高圧巻線端の引き出し線側がタン
ク中央側となるように互いに向き合わせて配置されると
ともに、それぞれの高圧端側引き出し線がタンク内で接
続され、かつ外部への引き出し端子が両変圧器本体で共
用するように形成されていることから、その引出線は簡
単なものとなり、かつ引き出し端子自体の数も半分とな
ることから、内部構造を簡素にして安価な変圧器とする
ことができるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1にはその油入電気機器,す
なわち変圧器が平面で示されている。図中1は絶縁・冷
却媒体である絶縁油が満たされているタンクであり、こ
のタンク1の周囲には、タンク内に満たされている絶縁
油を冷却する冷却器6が配置され、またタンクの上方側
部に位置する部分には、絶縁油の膨張・収縮を吸収緩和
するコンサベータ5が配置されている。
【0013】絶縁油が満たされているタンク1内には、
図2および図3にも示されているように、2台の変圧器
本体2,3が収納されているわけであるが、この場合,
特に変圧器本体は次のように配置されている。すなわ
ち、それぞれの変圧器本体2,3の高圧巻線端の引き出
し側(図2のHV側)が、タンク中央側となるように互
いに向き合って配置されているのである。勿論、低圧巻
線端側(LV側)低圧端引出線12はタンク側壁側に位
置する。
【0014】タンク1の上方部には口出端子(一次ブッ
シング)4が設けられている。この場合、この口出端子
4は両変圧器本体2,3で共用するように形成されてい
る。すなわち口出端子4はU,V,W相の3個となる。
また、この口出端子4はタンクの中央部に配置されてい
る。また、この口出端子4は両変圧器本体2,3の各相
の引き出し端子と並行に一直線状に配置されている。
【0015】各々の高圧巻線端より引き出された引出線
10は、タンク1内で接続結合され、口出端子4に接続
される。低圧巻線端より引き出された引出線は図4に1
2として示されているように、タンク側壁に設けられて
いる口出し端子(二次ブッシング)7に接続される。な
お、この図3および図4における内部リード線の接続方
法はデルタ/スター・スター結線の場合を示している。
【0016】以上のように形成された油入電気機器であ
ると、2台の変圧器本体2,3が、高電圧側(HV側)
がタンク中央側となるように互いに向き合うように配置
されているので、両変圧器本体2,3の向かいあった側
では高圧端側同志となり、両変圧器本体同志を近付ける
ことができ、この近付ける分だけ変圧器の据付け面積を
小さくすることができる。
【0017】さらに、この場合低圧巻線端側(LV側)
がタンク側壁と対向することになるので、変圧器本体
2,3の低圧巻線端の低圧端引出線12とタンク1の側
壁との間隔L1(図2参照)は絶縁的に小さくてよく、
この低圧側の部分でもタンクの縮小に寄与し、したがっ
て全体的に据付面積を大きく縮小することができるので
ある。この据付面積の縮小化,すなわち変圧器の体格の
縮小は変圧器の輸送も容易となることは勿論である。
【0018】またさらに、それぞれの高圧端引き出し線
がタンク1内で接続され、かつ外部への引き出し端子が
両変圧器本体で共用するように形成されていることか
ら、その引出線は短く、かつ引き出し端子自体の本数も
少なくなり、変圧器内部構造を簡素なものとすることが
できる。またこの場合、それぞれの高圧端引き出し線1
0がタンク1内で接続されて引き出し端子に接続される
ことから、その引き出し線10を支持するリード線支持
木の数も低減することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、たとえ変圧器本体が高電圧のものであっても、据付
面積をさらに縮小することが可能で、かつ簡素な構成を
有するこの種の油入電気機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油入電気機器の一実施例を示す平面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2のC−C線に沿う断面図である。
【図5】従来の油入電気機器を示す平面図である。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…タンク、2…変圧器本体、3…変圧器本体、4…一
次ブッシング、5…コンサベータ、6…冷却器、7…二
次ブッシング、10…引出線(高圧端)、12…引出線
(低圧端)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/12 H01F 27/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ三相の巻線を備えた2台の変圧
    器本体を、一つのタンク内に収納するようになした油入
    電気器機において、前記それぞれの変圧器本体を、その
    巻線の高圧端引出し側がタンク中央側となるように向き
    合わせて両者平行に配置すると共に、それぞれ高圧端引
    出し線の同相同志をタンク内で接続してタンク外部へ引
    出す第1の引出し端子を両変圧器本体で共用するように
    形成し、かつ、その第1の引出し端子をタンク上側に配
    置し、一方、巻線の低圧端引出し側がタンク側壁と対向
    して配置されると共に, 低圧端引出し線は前記タンク側
    壁に位置し,かつ、その低圧端引出し線をタンク外部へ
    引出す第2の引き出し端子をタンク側壁に配置している
    ことを特徴とする油入電気器機。
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CN108597752B (zh) * 2018-05-25 2024-01-19 河南森源电气股份有限公司 一种变压器及其变压器箱体

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