JPH0719707B2 - 分割形三相変圧器 - Google Patents
分割形三相変圧器Info
- Publication number
- JPH0719707B2 JPH0719707B2 JP60212974A JP21297485A JPH0719707B2 JP H0719707 B2 JPH0719707 B2 JP H0719707B2 JP 60212974 A JP60212974 A JP 60212974A JP 21297485 A JP21297485 A JP 21297485A JP H0719707 B2 JPH0719707 B2 JP H0719707B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- phase
- voltage
- winding
- phase transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、複数台の変圧器を油ダクトで接続した分割形
三相変圧器に係り、特に、分割形負荷時タツプ切換変圧
器を改良した分割形三相変圧器に関する。
三相変圧器に係り、特に、分割形負荷時タツプ切換変圧
器を改良した分割形三相変圧器に関する。
従来、大容量の変圧器を山中にある発電所に輪送する場
合、輸送方法、輸送重量の制限をうける。
合、輸送方法、輸送重量の制限をうける。
このため、変圧器は通常単相器単位で、つまり3N台(N
は1以上の整数)に分割され、変圧器中身は完全に組立
てられたまま各タンクに収納して輸送される。これら分
割された単相器は現地で油ダクトでリード線により三相
結線され、三相変圧器に組立てられる。これらに関連す
る公知例として特公昭57-24012号公報、特公昭57-24014
号公報および特開昭57-45911号公報がある。
は1以上の整数)に分割され、変圧器中身は完全に組立
てられたまま各タンクに収納して輸送される。これら分
割された単相器は現地で油ダクトでリード線により三相
結線され、三相変圧器に組立てられる。これらに関連す
る公知例として特公昭57-24012号公報、特公昭57-24014
号公報および特開昭57-45911号公報がある。
従来の方式では、負荷時電圧調整が必要な場合第2図で
示す様に中性点側高圧巻線単位にタツプ巻線を設けて、
負荷時タツプ切換装置を3組設けなければならなかつ
た。
示す様に中性点側高圧巻線単位にタツプ巻線を設けて、
負荷時タツプ切換装置を3組設けなければならなかつ
た。
第2図において、1,2,4はそれぞれ単位単相変圧器であ
り、単位単相変圧器1には高圧巻線単位11と低圧巻線単
位21が、また、単位単相変圧器2には高圧巻線単位12と
低圧巻線単位22が内包されている。そして単位単相変圧
器4には高圧巻線単位14、低圧巻線単位24、タツプ巻線
34および負荷時タツプ切換装置7が内包されている。ま
た、負荷時タツプ切換装置を1組とするには、第3図又
は第4図に示すように別置の三相負荷時電圧調整器5を
併置する必要があり、輸送寸法、重量が増大して、輸送
制限を満足できないため、変圧器バンク全体の据付面積
を十分に縮小することができず、不経済であった。
り、単位単相変圧器1には高圧巻線単位11と低圧巻線単
位21が、また、単位単相変圧器2には高圧巻線単位12と
低圧巻線単位22が内包されている。そして単位単相変圧
器4には高圧巻線単位14、低圧巻線単位24、タツプ巻線
34および負荷時タツプ切換装置7が内包されている。ま
た、負荷時タツプ切換装置を1組とするには、第3図又
は第4図に示すように別置の三相負荷時電圧調整器5を
併置する必要があり、輸送寸法、重量が増大して、輸送
制限を満足できないため、変圧器バンク全体の据付面積
を十分に縮小することができず、不経済であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、従来に
比べ据付面積の縮小化と経済性の向上を図ることのでき
る分割形三相変圧器を提供することを目的とする。
比べ据付面積の縮小化と経済性の向上を図ることのでき
る分割形三相変圧器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明は、複数台の変圧器
を油ダクトで接続し、三相変圧器を構成する分割形三相
変圧器において、高圧線路単位側は鉄心主脚に高圧巻線
単位及び低圧巻線単位が巻き回されて形成された単位単
相変圧器を3N台(Nは1以上の整数)とし、高圧中性点
側単位三相変圧器は三相3脚又は三相5脚鉄心で構成さ
れ、この各主脚に高圧巻線中性点側単位、タップ巻線及
び低圧巻線単位を巻き回し、前記高圧巻線中性点側単位
の低圧巻線単位に対向する側に紙充填絶縁体を配置し、
前記低圧巻線単位の外周に紙充填絶縁層を設け、前記タ
ップ巻線に負荷時タップ切換器を接続した負荷時電圧調
整器を本体に組み込んだ三相変圧器を1台として3N+1
台で三相負荷時タップ切換変圧器を構成することを特徴
とする分割形三相変圧器である。
を油ダクトで接続し、三相変圧器を構成する分割形三相
変圧器において、高圧線路単位側は鉄心主脚に高圧巻線
単位及び低圧巻線単位が巻き回されて形成された単位単
相変圧器を3N台(Nは1以上の整数)とし、高圧中性点
側単位三相変圧器は三相3脚又は三相5脚鉄心で構成さ
れ、この各主脚に高圧巻線中性点側単位、タップ巻線及
び低圧巻線単位を巻き回し、前記高圧巻線中性点側単位
の低圧巻線単位に対向する側に紙充填絶縁体を配置し、
前記低圧巻線単位の外周に紙充填絶縁層を設け、前記タ
ップ巻線に負荷時タップ切換器を接続した負荷時電圧調
整器を本体に組み込んだ三相変圧器を1台として3N+1
台で三相負荷時タップ切換変圧器を構成することを特徴
とする分割形三相変圧器である。
負荷時電圧調整が必要な場合、従来の絶縁方式では、高
圧中性点単位側の三相変圧器にタップ巻線を設け、かつ
負荷時タップ切換装置を組み込もうとすれば、輸送寸
法、重量が増大して、輸送制限を満足できないため、第
3、4図に示すように三相負荷時電圧調整器5を併置し
ていた。
圧中性点単位側の三相変圧器にタップ巻線を設け、かつ
負荷時タップ切換装置を組み込もうとすれば、輸送寸
法、重量が増大して、輸送制限を満足できないため、第
3、4図に示すように三相負荷時電圧調整器5を併置し
ていた。
しかし、今回UHV変圧器製作のために開発した紙充填絶
縁方式を高圧中性点側三相変圧器に適用し、絶縁寸法を
低減することにより、輸送寸法、重量を増加することな
く、タップ巻線と負荷時タップ切換装置とを三相変圧器
本体に組み込むことが可能となった。これにより第3、
4図に示すような三相負荷時電圧調整器の併置は不要と
なり、この三相負荷時電圧調整器の併置を不要とするこ
とによる変圧器バンクの据付面積の低減を図ることがで
きる。また、単に電圧調整器の併置を不要とするのみな
らず、絶縁寸法を低減できることそのものによっても変
圧器バンクの据付面積の低減を図ることができる。従っ
て、本発明の分割形三相変圧器によれは、従来に比べ据
付面積の縮小化と経済性の向上を図ることができる。
縁方式を高圧中性点側三相変圧器に適用し、絶縁寸法を
低減することにより、輸送寸法、重量を増加することな
く、タップ巻線と負荷時タップ切換装置とを三相変圧器
本体に組み込むことが可能となった。これにより第3、
4図に示すような三相負荷時電圧調整器の併置は不要と
なり、この三相負荷時電圧調整器の併置を不要とするこ
とによる変圧器バンクの据付面積の低減を図ることがで
きる。また、単に電圧調整器の併置を不要とするのみな
らず、絶縁寸法を低減できることそのものによっても変
圧器バンクの据付面積の低減を図ることができる。従っ
て、本発明の分割形三相変圧器によれは、従来に比べ据
付面積の縮小化と経済性の向上を図ることができる。
以下、本発明による分割形三相変圧器の一実施例を第1
図および第5図により説明する。まず、第1図におい
て、単位単相変圧器1は、図には示していないが単相3
脚鉄心で構成され、鉄心主脚に高圧巻線単位11、および
低圧巻線単位21が巻回されている。単位単相変圧器2
も、前記単位単相変圧器1と同様に構成され、高圧巻線
単位12、および低圧巻線単位22が巻回されている。
図および第5図により説明する。まず、第1図におい
て、単位単相変圧器1は、図には示していないが単相3
脚鉄心で構成され、鉄心主脚に高圧巻線単位11、および
低圧巻線単位21が巻回されている。単位単相変圧器2
も、前記単位単相変圧器1と同様に構成され、高圧巻線
単位12、および低圧巻線単位22が巻回されている。
高圧中性点側単位三相変圧器6は、図には示していない
が三相3脚あるいは三相5脚鉄心で構成され、3つの主
脚にそれぞれ高圧巻線中性点側単位16、タツプ巻線36、
及び低圧巻線単位26が巻回されている。なおタツプ巻線
36および負荷時タツプ切換装置7を高圧中性点側単位三
相変圧器6に組込んでも、従来と同じ輸送寸法、重量と
するために、第5図に示す様に高圧巻線中性点側単位16
の高圧端子側の双成コイルの低圧巻線26に対向する側に
紙充填絶縁体40を配置し、また低圧巻線単位26の外周に
密着して紙充填絶縁層50を配置することにより、低圧巻
線単位26と高圧巻線単位16の間の絶縁寸法を従来から約
25%低減している。これらの紙充填絶縁方式は特開昭50
-26032号公報および特開昭58-215009号公報に詳しく述
べてある。
が三相3脚あるいは三相5脚鉄心で構成され、3つの主
脚にそれぞれ高圧巻線中性点側単位16、タツプ巻線36、
及び低圧巻線単位26が巻回されている。なおタツプ巻線
36および負荷時タツプ切換装置7を高圧中性点側単位三
相変圧器6に組込んでも、従来と同じ輸送寸法、重量と
するために、第5図に示す様に高圧巻線中性点側単位16
の高圧端子側の双成コイルの低圧巻線26に対向する側に
紙充填絶縁体40を配置し、また低圧巻線単位26の外周に
密着して紙充填絶縁層50を配置することにより、低圧巻
線単位26と高圧巻線単位16の間の絶縁寸法を従来から約
25%低減している。これらの紙充填絶縁方式は特開昭50
-26032号公報および特開昭58-215009号公報に詳しく述
べてある。
さらに各単位単相変圧器1,2及び三相変圧器6の高圧巻
線単位11,12及び16は接続ダクトを介して直列接続さ
れ、高圧巻線中性点側単位16はタツプ巻線36に直列接続
され、このタツプ巻線36を通して、負荷時タツプ切換装
置7に接続され三相結線される。
線単位11,12及び16は接続ダクトを介して直列接続さ
れ、高圧巻線中性点側単位16はタツプ巻線36に直列接続
され、このタツプ巻線36を通して、負荷時タツプ切換装
置7に接続され三相結線される。
また、前記高圧巻線単位11,12,16に対応してそれぞれ同
一脚に巻回された低圧巻線単位21,22,26は互いに接続ダ
クトを介して並列接続され、かつ三相結線されて低圧端
子u,v,wにより外部へ引出されている。
一脚に巻回された低圧巻線単位21,22,26は互いに接続ダ
クトを介して並列接続され、かつ三相結線されて低圧端
子u,v,wにより外部へ引出されている。
以上説明したことから明らかなように、本実施例によれ
ば、負荷時電圧調整を必要とする場合でも、負荷時タツ
プ切換装置を3組設ける必要もなく、また別置の三相負
荷時電圧調整器を設ける必要もなくなるため、経済的で
かつ据付面積を小さくできるという効果を有する。
ば、負荷時電圧調整を必要とする場合でも、負荷時タツ
プ切換装置を3組設ける必要もなく、また別置の三相負
荷時電圧調整器を設ける必要もなくなるため、経済的で
かつ据付面積を小さくできるという効果を有する。
以上説明したことから明らかなよう、本発明による分割
形三相変圧器によれば、経済性および据付面積の縮小化
を図ることができる。
形三相変圧器によれば、経済性および据付面積の縮小化
を図ることができる。
第1図は本発明による分割形三相変圧器の一実施例を示
す構成図、第2図ないし第4図はそれぞれ従来の分割形
三相変圧器の例を示す構成図、第5図は本発明に適用す
る紙充填絶縁方式を示す説明図である。 1,2,3,4……単位単相変圧器、5……三相負荷時電圧調
整器、6……単位三相負荷時タツプ切換変圧器、7……
負荷時タツプ切換装置、8……単位三相変圧器、11,12,
13,14,16……高圧巻線単位、21,22,23,24,26……低圧巻
線単位、34,35,36……タツプ巻線、45……励磁巻線、40
……紙充填絶縁体、50……紙充填絶縁層。
す構成図、第2図ないし第4図はそれぞれ従来の分割形
三相変圧器の例を示す構成図、第5図は本発明に適用す
る紙充填絶縁方式を示す説明図である。 1,2,3,4……単位単相変圧器、5……三相負荷時電圧調
整器、6……単位三相負荷時タツプ切換変圧器、7……
負荷時タツプ切換装置、8……単位三相変圧器、11,12,
13,14,16……高圧巻線単位、21,22,23,24,26……低圧巻
線単位、34,35,36……タツプ巻線、45……励磁巻線、40
……紙充填絶縁体、50……紙充填絶縁層。
Claims (1)
- 【請求項1】複数台の変圧器を油ダクトで接続し、三相
変圧器を構成する分割形三相変圧器において、高圧線路
単位側は鉄心主脚に高圧巻線単位及び低圧巻線単位が巻
き回されて形成された単位単相変圧器を3N台(Nは1以
上の整数)とし、高圧中性点側単位三相変圧器は三相3
脚又は三相5脚鉄心で構成され、この各主脚に高圧巻線
中性点側単位、タップ巻線及び低圧巻線単位を巻き回
し、前記高圧巻線中性点側単位の低圧巻線単位に対向す
る側に紙充填絶縁体を配置し、前記低圧巻線単位の外周
に紙充填絶縁層を設け、前記タップ巻線に負荷時タップ
切換器を接続した負荷時電圧調整器を本体に組み込んだ
三相変圧器を1台として3N+1台で三相負荷時タップ切
換変圧器を構成することを特徴とする分割形三相変圧
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60212974A JPH0719707B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 分割形三相変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60212974A JPH0719707B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 分割形三相変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6273616A JPS6273616A (ja) | 1987-04-04 |
JPH0719707B2 true JPH0719707B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16631377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60212974A Expired - Lifetime JPH0719707B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | 分割形三相変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719707B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315266B2 (ja) * | 1973-06-13 | 1978-05-23 | ||
JPS5724012A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-08 | Pioneer Electronic Corp | Production of magnetic head |
JPS5943083A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-09 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 粘着テ−プ類の側面処理方法 |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP60212974A patent/JPH0719707B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6273616A (ja) | 1987-04-04 |
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