JP3183589B2 - 金属板自動研磨装置 - Google Patents

金属板自動研磨装置

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JP3183589B2
JP3183589B2 JP15771993A JP15771993A JP3183589B2 JP 3183589 B2 JP3183589 B2 JP 3183589B2 JP 15771993 A JP15771993 A JP 15771993A JP 15771993 A JP15771993 A JP 15771993A JP 3183589 B2 JP3183589 B2 JP 3183589B2
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貴史 千野
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正明 鈴木
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は金属板自動研磨装置に
関し、さらに詳しくは、従来手動により金属板を研磨し
ていたところを、人手によらず、全自動により金属板の
表面を研磨することのできる金属板自動研磨装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、石油業界においてJISK2513に規定される石
油製品銅板腐食試験がよく行われている。この銅板腐食
試験に際しては、良く研磨された銅板を準備する必要が
ある。
【0003】この銅板の研磨は、通常検査員の手により
手動で行われていた。つまり、銅板腐食試験を実行する
以前に、検査員が銅板を手でみがいていた。
【0004】しかしながら、銅板を手で磨くとなると、
銅板の6面すなわち両平面、4つの端面を研磨するの
に、通常1枚の銅板当たり30分以上の時間がかかっ
た。したがって、多数枚の銅板を磨く時にはずいぶんと
時間がかかることになり銅板腐食試験を迅速に実行する
ことができないと言う問題があった。
【0005】検査員が直接に手で研磨するのであるか
ら、研磨状態が検査員毎に異なり、その結果として銅板
腐食試験結果に重大な誤差を生じるという問題があっ
た。
【0006】検査員が手で銅板を研磨すると、銅板の角
すなわち稜線が丸くなってしまい、銅板腐食試験におけ
る銅板の腐食が困難になり、かかる点においても銅板腐
食試験にの結果に重大な誤差を生じたこの発明は前記事
情に基づいて完成されたものである。
【0007】すなわち、この発明は金属板の全面を自動
研磨することができ、金属板の研磨状態の均一化を図
り、また、研磨によって金属板の角が丸くなることのな
い金属板自動研磨装置を提供することを目的にする。
【0008】
【前期課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ためのこの発明は、金属板の表面を研磨する研磨手段を
備えた研磨機構と、この研磨機構に対してフレームを昇
降させるフレーム昇降機構と、このフレームに配置さ
れ、金属板をその両平面において保持することができ、
かつ前記金属板をその平面に直交する直線を軸にして9
0度ずつ回転させることのできる一対の金属板平面保持
機構と、前記フレームに配置され、金属板をその互いに
平行な二端面において保持することができる一対の金属
板端面保持機構と、前記一対の金属板平面保持機構の間
および前記一対の金属板端面保持機構の間に、金属板を
差し出す金属板供給機構と、前記金属板供給機構により
差し出された金属板を裏返すことができ、また前記一対
の金属板平面保持機構および前記一対の金属板平面保持
機構が金属板を保持することができるように金属板の向
きを変えることのできる金属板反転機構と、前記金属板
供給機構により前記一対の金属板平面保持機構の間およ
び前記一対の金属板端面保持機構の間に金属板を差し出
す工程、その金属板を前記一対の金属板平面保持機構又
は前記一対の金属板端面保持機構により保持する工程、
その金属板を前記フレーム昇降機構により前記研磨手段
に接触させる工程、その金属板を前記研磨機構により研
磨する工程、その金属板を前記フレーム昇降機構により
前記研磨手段から離す工程、およびその金属板の向きを
前記金属板反転機構により変える工程を前記各機構に
連の動作にて行わせることにより、金属板の6面全てを
前記研磨手段で研磨するように前記各機構を制御する制
御手段とを備えてなることを特徴とする金属板自動研磨
装置である。
【0009】
【作用】この発明の金属板自動研磨装置によると、先
ず、金属板供給機構に金属板を保持させて一対の金属板
平面保持機構の間もしくは一対の金属板端面保持機構の
間に金属板を差し出す。通常、金属板はこの金属板供給
機構により水平に差し出される。なお、以後の説明にお
いては、先ず金属板平面保持機構を動作させ、次いで金
属板端面保持機構を動作させる手順にて説明する。
【0010】金属板供給機構により差し出された金属板
を、金属板反転機構により垂直に立てる。
【0011】一対の金属板平面保持機構を動作させて、
垂直に立設している金属板の両平面を挟むようにして金
属板平面保持機構で金属板を保持する。金属板反転機構
は金属板の保持をやめて金属板を解放する。
【0012】次いで、フレーム昇降機構によりフレーム
を下降させ、金属板平面保持機構により保持された金属
板の端面を研磨手段に接触させる。
【0013】研磨機構を駆動させて研磨手段を高速回転
させることにより、金属板の端面を研磨手段で研磨す
る。
【0014】金属板の端面の研磨が終了すると、前記フ
レーム昇降機構を駆動して前記フレームを上昇させ、こ
れによって金属板平面保持機構により保持された金属板
を上昇させる。
【0015】金属板平面保持機構を動作させて、保持さ
れた金属板を90度回転させる。この回転動作によっ
て、研磨されるべき金属板の端面が前記研磨手段に向け
られる。
【0016】前記フレーム昇降機構を駆動して前記フレ
ームを下降させ、これによって金属板平面保持機構によ
り保持された金属板を研磨手段に接触させ、金属板の新
たな端面を研磨する。
【0017】以上のようにして、金属板の4個の端面を
研磨手段により研磨する。
【0018】金属板の4個の端面を研磨し終わると、金
属板平面保持機構により保持された金属板を金属板反転
機構により保持する。前記金属板平面保持機構は、金属
板反転機構により保持された金属板を解放する。その後
に、金属板反転機構は金属板を水平に配置する。
【0019】この状態で金属板端面保持機構を動作させ
て、金属板端面保持機構により金属板の端面が保持され
る。このとき金属板は水平になっている。
【0020】フレーム昇降機構を駆動することにより、
金属板端面保持機構により保持された金属板の平面を、
前記研磨手段により研磨する。
【0021】研磨が終了すると、前記フレーム昇降機構
を駆動することにより、金属板端面保持機構により保持
された金属板を上昇させる。
【0022】金属板端面保持機構により保持された金属
板を、金属板反転機構が保持する。金属板端面保持機構
は金属板を解放する。金属板反転機構が駆動して金属板
を反転させる。反転した金属板の端面を、金属板端面保
持機構が保持する。金属板反転機構は、金属の保持を停
止し、これを解放する。
【0023】金属板端面保持機構により保持された金属
板を、フレーム昇降機構により下降させる。下降した金
属板の平面が、前記研磨手段に接触することにより、研
磨される。
【0024】研磨が終了すると、前記フレーム昇降機構
を駆動させて、金属板を上昇させる。
【0025】金属板端面保持機構により保持された金属
板を金属板供給機構が保持する。金属板供給機構は、金
属板の保持を停止しこれを解放する。
【0026】以上の各機構の動作は制御手段により制御
される。以上のようにして、金属板の6面が自動的に研
磨される。
【0027】
【実施例】図1はこの発明の一実施例であり、金属板と
して銅板を研磨する銅板自動研磨装置を示す斜視図であ
る。なお、この実施例装置は、銅板を自動研磨する装置
として説明がなされているが、銅板を他の金属板に読み
替えることにより、他の種類の金属板にも適用される。
【0028】図1に示すように、この銅板自動研磨装置
1は、研磨機構2と、フレーム昇降機構3と、銅板平面
保持機構4と、銅板端面保持機構5と、銅板供給機構6
と、銅板反転機構7と、制御手段(図示せず。)とを有
する。
【0029】前記研磨機構2は、図2に示すように、基
台8と、この基台8の上に、回転軸が水平になる状態に
立設されたフェルトホイール9と、このフェルトホイー
ル9を高速回転させるための駆動手段たとえばモータと
このモータの回転軸の回転を前記フェルトホイール9に
伝達する動力伝達手段たとえば駆動ベルト10などから
なるホイール駆動機構と、基台8を水平前後動させるレ
シプロ機構11とを備える。
【0030】このレシプロ機構11は、前記基台8の一
端に結合された支持棒12と、この支持棒12の他端を
周面近傍で結合し、回転軸が水平になるように配置され
た回転盤13と、この回転盤13を回転駆動させる駆動
手段たとえばモータ(図示せず。)とを備えて形成され
る。
【0031】前記研磨機構2においては、前記フェルト
ホイール9に研磨剤を供給する研磨剤供給手段および前
記フェルトホイール9に溶剤を供給する溶剤供給手段が
更に付加されている。この研磨剤供給手段は、研磨剤を
収容する研磨剤収容タンクとこの研磨剤収容タンク内の
研磨剤をフェルトホイール9にまで導く研磨剤供給管と
を有しており、この研磨剤供給管の出口がフェルトホイ
ール9に臨んでいる。前記溶剤供給手段は、溶剤を有用
する溶剤収容タンクとこの溶剤収容タンク内の溶剤をフ
ェルトホイール9にまで導く溶剤供給管とを有してお
り、この溶剤供給管の出口がフェルトホイール9に臨ん
でいる。
【0032】この研磨機構2は、制御手段により制御さ
れる。
【0033】前記フレーム昇降機構3は、前記研磨機構
2特にフェルトホイール9を中央に位置するように四角
形の各隅に立設されたガイド棒14と、このガイド棒1
4に沿ってスライドするスライド装置15と、各スライ
ド装置15間に長尺部材16が掛け渡され、全体として
四角形になっているフレームと、このフレームを昇降さ
せるフレーム昇降装置17とを有する。
【0034】前記フレーム昇降装置17は、油圧シリン
ダー18とこの油圧シリンダー18により上下動するピ
ストンロッド19とを備え、前記ピストンロッド19の
先端部が、前記フェルトホイール9の回転軸に平行な長
尺部材16に結合されている。このフレーム昇降装置1
7は前記制御手段により制御され、駆動する。このフレ
ーム昇降装置17が駆動することにより、フレーム全体
が昇降するようになっている。
【0035】前記銅板平面保持機構4は、前記フェルト
ホイール9の回転軸に直交する方向に延在するフレーム
における一対の長尺部材16の上面にそれぞれ配置さ
れ、水平回転装置20と、この水平回転装置20に結合
された水平回転可能な支持台21と、この支持台21に
結合されたロータリーアクチュエータ22と、このロー
タリーアクチュエータ22に結合され、かつ銅板23の
平面を把持する銅板平面押さえ装置24とを有する。
【0036】この銅板平面押さえ装置24は、前記ロー
タリーアクチュエータ22の回転軸に結合され、かつ支
持された平面押さえ用シリンダー25と、この平面押さ
え用シリンダー25から前後動するピストン26と、こ
のピストン26の先端部に設けられた平面保持部材たと
えば柔軟部材で形成された平面保持パッド27とを有す
る。
【0037】前記銅板端面保持機構5は、前記銅板平面
保持機構4における支持台21を共有し、この支持台2
1に結合された端面押さえ装置28を有する。この端面
押さえ装置28は、端面押さえ用シリンダー29と、こ
の端面押さえ用シリンダー29から前後動するピストン
30と、このピストン30の先端部に設けられた端面保
持部材たとえば柔軟部材で形成された端面保持パッド3
1とを有する。
【0038】前記銅板平面保持機構4は、フレームにお
ける向かい合う長尺部材16それぞれに1基づつ設けら
れる。換言すると、フェルトホイール9の回転軸に直交
するフレームにおける一方の長尺部材16に前記一方の
銅板平面保持機構4が配置され、また他方の長尺部材1
6に前記他方の銅板平面保持機構4が保持される。
【0039】同様に前記銅板端面保持機構5は、フレー
ムにおける向かい合う長尺部材16それぞれに1基づつ
設けられる。換言すると、フェルトホイール9の回転軸
に直交するフレームにおける一方の長尺部材16に前記
一方の銅板端面保持機構5が配置され、また他方の長尺
部材16に前記他方の銅板端面保持機構5が保持され
る。
【0040】前述したようにこの銅板平面保持機構4と
銅板端面保持機構5とは、ロータリーアクチュエータ2
2と端面押さえ用シリンダー29とが互いに90度をな
す方向に保持されるように、支持台21を共有する。
【0041】また、前記銅板供給機構6は、前記銅板平
面保持機構4および前記銅板端面保持機構5とを保持す
るフレームにおける長尺部材16に直交する長尺部材1
6に配置される。
【0042】この銅板供給機構6は、前記長尺部材16
に配置されたテーブル前後動シリンダーと、このテーブ
ル前後動シリンダー32により前後動するピストン33
と、このピストン33の先端部に結合され、先端部に切
り欠き部34を有する平面載置台35とを有する。
【0043】前記銅板反転機構7は、前記銅板供給機構
6を支持するフレームにおける長尺部材16に相対向す
る長尺部材16に支持されている。
【0044】この銅板反転機構7は、前記長尺部材16
に支持されたスライドガイドシリンダーと、このスライ
ドガイドシリンダーにより前後動するピストンと、この
ピストンに結合され、このピストンの前後動によって前
後動することができる支持基板と、この支持基板の上面
に固定された回転機構と、この回転機構の回転動作によ
って回転し、また互いに離接するように動作する平行チ
ャックとを有する。
【0045】この銅板反転機構7は、前記制御手段によ
り制御され、たとえば、スライドガイドシリンダーによ
りピストンを前進させることにより、あるいはこれを後
進させることにより、このピストンに結合する支持基板
を前進させ、あるいは後進させ、前記平行チャックで銅
板を把持し、あるいは把持した銅板を解放し、前記回転
機構によって前記平行チャックを回動させることによ
り、たとえば平行チャックにより把持された銅板を回動
ないし回転させることができるようになっている。
【0046】制御装置は、前記各機構を一定の動作シー
ケンスに従って動作させるようにこれらを制御し、通
常、コンピュータを用いて構成される。
【0047】次に以上構成の銅板自動研磨装置の動作に
ついて説明する。
【0048】初期状態として、銅板供給機構6における
平面載置台がテーブル前後動シリンダーに近接して待機
しており、フレームの中央部から退避しているものとす
る。
【0049】前記平面載置台に銅板を載置する。テーブ
ル前後動シリンダーを駆動することによりピストンを前
進させてこの平面載置台を前進させ、この平面載置台が
フェルトホイール9の上方に位置したところでこれを停
止させる。
【0050】前記銅板反転機構7を動作させて平行チャ
ックを前記平面載置台に向かって前進させる。平行チャ
ックを平面載置台における切り欠き部に挿入し、切り欠
き部に配置されている銅板を前記平行チャックで保持す
る。
【0051】前記テーブル前後銅シリンダーを駆動する
ことにより、前記平面載置台を退避させる。
【0052】前記平行チャックを回動させて、水平に保
たれていた銅板を垂直に立てる。
【0053】一対の銅板平面保持機構4を駆動してそれ
ぞれの平面保持パッドで垂直の銅板を挟みつけ、これを
保持する。
【0054】平行チャックによる銅板の保持を停止し、
平行チャックから銅板を解放する。
【0055】フレーム昇降機構3を駆動して銅板を下降
させる。下降した銅板の端面を、回転するフェルトホイ
ール9に接触させることにより研磨する。このとき、フ
ェルトホイール9をレシプロ機構11により前後動させ
て、銅板の端面の端から端までを研磨する。
【0056】銅板の一端面の研磨を終了すると、ロータ
リーアクチュエータ22を駆動して銅板を90度回転さ
せて、次に研磨するべき銅板の端面をフェルトホイール
9に臨ませる。そして、銅板の新たな端面がフェルトホ
イール9により研磨される。
【0057】このようにして、銅板の4端面が研磨され
ると、フレーム昇降機構3を駆動して銅板を上昇させ
る。
【0058】平行チャックでサイド銅板の端を把持す
る。銅板平面保持機構4による銅板の保持を停止し、銅
板を銅板平面保持機構4から解放する。
【0059】支持台21を回動させて銅板平面保持機構
4を退避させ、銅板端面保持機構5を前記銅板に臨ませ
る。
【0060】平行チャック全体を90度回転させて銅板
を水平状態にする。
【0061】銅板端面保持機構5を動作させて端面保持
パッドで、水平に配置されている銅板の端面を挟みつけ
る。平行チャックによる銅板の保持を停止し、平行チャ
ックから銅板を解放する。
【0062】フレーム昇降機構3を動作させて、水平に
保持されている銅板を下降させて銅板の下平面をフェル
トホイール9に接触させて銅板の下平面を研磨する。こ
のときもフェルトホイール9がレシプロ機構11により
前後銅する。また、フェルトホイール9の周面幅が銅板
の幅よりも狭いときには、このフェルトホイール9を左
右動させるようにしても良い。
【0063】フェルトホイール9により銅板の下面全面
を研磨した後、この銅板をフレーム昇降機構3により昇
降させる。
【0064】前述したことから理解される手順により、
銅板反転機構7により銅板を裏返し、未研磨面が下面に
なるようにされた銅板を平行チャックで保持し、フレー
ム昇降機構3により下降させ、フェルトホイール9機構
により銅板の未研磨面を研磨する。
【0065】以上のようにして、銅板の全面を自動研磨
することができる。
【0066】なお、この発明は前記実施例装置に限定さ
れるものではなく、この発明の要旨の範囲内で適宜に設
計変更をすることができる。
【0067】たとえば、研磨機構は、金属板の各表面を
研磨することができる限りどのような装置構成を有して
いても良く、前記フェルトホイールの代わりに、たとえ
ば基台とその表面に設けられた研磨剤層とからなる研磨
手段を備えていても良い。
【0068】フレーム昇降機構は、金属板を研磨機構に
おける研磨手段に離接させることができるようになって
いる限りどのような装置構成であっても良い。
【0069】金属板平面保持機構は、金属板を研磨手段
によって金属板の端面が研磨されるような姿勢に金属板
を保持することのできる機構を有している限りどのよう
な装置構成であっても良い。
【0070】金属板端面保持機構は、金属板を研磨手段
によって金属板の平面が研磨されるような姿勢に金属板
を保持することのできる機構を有している限りどのよう
な装置構成であっても良い。
【0071】金属板供給機構は、前記金属板端面保持機
構および金属板平面保持機構により金属板が保持される
ように、金属板を差し出し、あるいは金属板を退避させ
ることのできる機構を有している限りどのような構成を
有するものであっても良い。
【0072】金属板反転機構は、保持した金属板を裏返
すことのできる機構を有する限りどのような装置構成で
あっても良い。
【0073】
【発明の効果】この発明の金属板自動研磨装置による
と、(1) 全自動により金属板を研磨することができるの
で、人手を介することによる煩雑さが全くなく、(2) 全
自動により金属板を研磨するので、人手で研磨していた
ときのような研磨状態が不均一になることがなく、常に
一定の研磨状態に研磨することができ、(3) 常に一定の
研磨状態に研磨することができるので、この装置により
研磨された金属板を種々の試験にかけると、誤差のない
試験結果を得ることができ、(4) この装置と他の自動化
装置と組み合わせることにより、種々の自動化装置を組
みあげることができる、などの優れた技術的効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である銅板自動研磨
装置の概略を示す斜視図である。
【図2】図2は前記実施例装置を示す側面図である。
【図3】図3は前記実施例装置を用いて銅板を研磨する
動作を説明する説明図であり、図3によって、銅板平面
保持機構により銅板の両平面を保持することによりこの
銅板を垂直に保持し、垂直に保持した状態の銅板を下降
させて銅板の端面をフェルトホイールに接触させて銅板
の端面が研磨される状態が示される。
【図4】図4は前記実施例装置を用いて銅板を研磨する
動作を説明する説明図であり、この図4によって、銅板
平面保持機構により銅板の両平面を保持することにより
この銅板を垂直に保持し、垂直に保持した状態の銅板を
下降させて銅板の端面をフェルトホイールに接触させて
銅板の端面が研磨される状態が示される。なお、この図
4に示される状態は、前記図3に示される状態から、銅
板平面保持機構におけるロータリーアクチュエータの回
動により実現されることができる。
【図5】図5は前記実施例装置を用いて銅板を研磨する
動作を説明する説明図であり、この図5によって、銅板
端面保持機構により銅板の端面を保持することによりこ
の銅板を水平に保持し、水平に保持した状態の銅板を下
降させて銅板の平面をフェルトホイールに接触させて銅
板の平面が研磨される状態が示される。
【符号の簡単な説明】
1・・・銅板自動研磨装置、2・・・研磨機構、3・・
・フレーム昇降機構、4・・・銅板平面保持機構、5・
・・銅板端面保持機構、6・・・銅板供給機構、7・・
・銅板反転機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正明 東京都東村山市野口町2−16−2 日機 装株式会社 東村山製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−84858(JP,A) 特開 昭52−56485(JP,A) 実開 昭55−98557(JP,U) 特公 平3−50669(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 41/00 - 51/00 B24B 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の表面を研磨する研磨手段を備え
    た研磨機構と、この研磨機構に対してフレームを昇降さ
    せるフレーム昇降機構と、このフレームに配置され、金
    属板をその両平面において保持することができ、かつ前
    金属板をその平面に直交する直線を軸にして90度
    回転させることのできる一対の金属板平面保持機構
    と、前記フレームに配置され、金属板をその互いに平行
    な二端面において保持することができる一対の金属板端
    面保持機構と、前記一対の金属板平面保持機構の間およ
    び前記一対の金属板端面保持機構の間に、金属板を差し
    出す金属板供給機構と、前記金属板供給機構により差し
    出された金属板を裏返すことができ、また前記一対の金
    属板平面保持機構および前記一対の金属板平面保持機構
    が金属板を保持することができるように金属板の向きを
    変えることのできる金属板反転機構と、前記金属板供給
    機構により前記一対の金属板平面保持機構の間および前
    記一対の金属板端面保持機構の間に金属板を差し出す工
    程、その金属板を前記一対の金属板平面保持機構又は前
    記一対の金属板端面保持機構により保持する工程、その
    金属板を前記フレーム昇降機構により前記研磨手段に接
    触させる工程、その金属板を前記研磨機構により研磨す
    る工程、その金属板を前記フレーム昇降機構により前記
    研磨手段から離す工程、およびその金属板の向きを前記
    金属板反転機構により変える工程を前記各機構に一連の
    動作にて行わせることにより、金属板の6面全てを前記
    研磨手段で研磨するように前記各機構を制御する制御手
    段とを備えてなることを特徴とする金属板自動研磨装
    置。
JP15771993A 1993-06-28 1993-06-28 金属板自動研磨装置 Expired - Fee Related JP3183589B2 (ja)

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