JP3183008B2 - 電源供給システム - Google Patents
電源供給システムInfo
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- JP3183008B2 JP3183008B2 JP31833493A JP31833493A JP3183008B2 JP 3183008 B2 JP3183008 B2 JP 3183008B2 JP 31833493 A JP31833493 A JP 31833493A JP 31833493 A JP31833493 A JP 31833493A JP 3183008 B2 JP3183008 B2 JP 3183008B2
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- power
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源供給システム、特に
電源から複数の負荷に電源線を分岐して電力供給を行な
うシステムに関する。
電源から複数の負荷に電源線を分岐して電力供給を行な
うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に搭載されたテールラ
ンプやヘッドランプ、パワーウインド等の複数の負荷に
電力を供給するために電源から各負荷に電源線を分岐し
て供給するシステムが採用されている。例えば、特開昭
55−157019号公報の自動車用多重処理コンピュ
ータ起動装置においては、バッテリからの電源線を各負
荷に分岐して電力を供給する構成が示されている。
ンプやヘッドランプ、パワーウインド等の複数の負荷に
電力を供給するために電源から各負荷に電源線を分岐し
て供給するシステムが採用されている。例えば、特開昭
55−157019号公報の自動車用多重処理コンピュ
ータ起動装置においては、バッテリからの電源線を各負
荷に分岐して電力を供給する構成が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各負荷
への電流供給の初期時においては、定常電流値よりも過
大な電流が流れるため、電源線は各負荷に流れる定常時
の電流値よりも大きい容量に設定する必要があり、特
に、このように電源からの電源線を分岐して各負荷に供
給する構成においては、電源から分岐部までの電源線の
太さを必要容量よりも極大な容量値に設定したり、その
電源線本数を増やしたりする必要があり、重量やコスト
の点で不利となる問題があった。
への電流供給の初期時においては、定常電流値よりも過
大な電流が流れるため、電源線は各負荷に流れる定常時
の電流値よりも大きい容量に設定する必要があり、特
に、このように電源からの電源線を分岐して各負荷に供
給する構成においては、電源から分岐部までの電源線の
太さを必要容量よりも極大な容量値に設定したり、その
電源線本数を増やしたりする必要があり、重量やコスト
の点で不利となる問題があった。
【0004】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は電源線に要求される容
量を大幅に増大させることなく、重量及びコスト的に優
れた電源供給システムを提供することにある。
なされたものであり、その目的は電源線に要求される容
量を大幅に増大させることなく、重量及びコスト的に優
れた電源供給システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源供給システムは、電源から複数の負荷
に電源線を分岐して電力供給を行う電源供給システムに
おいて、各負荷への電力供給のオンオフをそれぞれ切り
替えるスイッチと、前記スイッチにより電力供給がオン
状態とされた負荷のうちの一の負荷のみに電力を供給
し、その負荷に流れる電流値が所定時間内に定常値にな
った時に前記オン状態とされた負荷のうちの他の負荷に
その時点で電力を順次供給し、前記電流値が前記所定時
間内に前記定常値にならない時には電力供給を中止する
制御手段と、を有することを特徴とする。
に、本発明の電源供給システムは、電源から複数の負荷
に電源線を分岐して電力供給を行う電源供給システムに
おいて、各負荷への電力供給のオンオフをそれぞれ切り
替えるスイッチと、前記スイッチにより電力供給がオン
状態とされた負荷のうちの一の負荷のみに電力を供給
し、その負荷に流れる電流値が所定時間内に定常値にな
った時に前記オン状態とされた負荷のうちの他の負荷に
その時点で電力を順次供給し、前記電流値が前記所定時
間内に前記定常値にならない時には電力供給を中止する
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明はこのような構成を有しており、各負荷
への電力供給のオンオフを切り替えるスイッチにより複
数の負荷がオン状態とされた場合であっても、それらの
負荷のすべてに電力供給を行なうのではなく、まず、そ
のうちの一の負荷のみに電力を供給し、その負荷に流れ
る電流値をモニタする。そして、その負荷に流れる電流
値が定常値に至った時にオン状態となっている他の負荷
へ電力供給を行なう。
への電力供給のオンオフを切り替えるスイッチにより複
数の負荷がオン状態とされた場合であっても、それらの
負荷のすべてに電力供給を行なうのではなく、まず、そ
のうちの一の負荷のみに電力を供給し、その負荷に流れ
る電流値をモニタする。そして、その負荷に流れる電流
値が定常値に至った時にオン状態となっている他の負荷
へ電力供給を行なう。
【0007】このように、各負荷への電力供給を同時に
行なうのではなく、定常電流値になるまで遅延させ、時
間的にずらして各負荷への電力供給を行なうことによ
り、電源から分岐部に至るまでの経路における電流値の
増大を抑えることができる。
行なうのではなく、定常電流値になるまで遅延させ、時
間的にずらして各負荷への電力供給を行なうことによ
り、電源から分岐部に至るまでの経路における電流値の
増大を抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明に係る電源供
給システムの一実施例について説明する。
給システムの一実施例について説明する。
【0009】図1には本実施例の回路構成が示されてい
る。電源としてバッテリBATT10が設けられ、バッ
テリ10からの電源線はジャンクションブロックJ/B
12に接続される。ジャンクションブロック12内には
複数のヒューズが設けられ、複数の電源線に分岐され
る。各電源線は電源供給ユニットPSU14、16、1
8…に接続される。各電源供給ユニットPSUは同一の
構成を有しており、以下PSU14についてその構成を
説明する。
る。電源としてバッテリBATT10が設けられ、バッ
テリ10からの電源線はジャンクションブロックJ/B
12に接続される。ジャンクションブロック12内には
複数のヒューズが設けられ、複数の電源線に分岐され
る。各電源線は電源供給ユニットPSU14、16、1
8…に接続される。各電源供給ユニットPSUは同一の
構成を有しており、以下PSU14についてその構成を
説明する。
【0010】PSU14内にはCPU14a、電流セン
サ14b、及び駆動リレー14cが設けられている。電
流センサ14b及び駆動リレー14cはPSU14から
電力が供給される複数の負荷のそれぞれに設けられてお
り、電流センサ14bはそれぞれの負荷に流れる電流値
を検出してCPU14aに出力する。CPU14aは後
述する電流供給制御を行なって各負荷に接続された駆動
リレー14cの開閉を制御し、各負荷へ順次電力を供給
する。なお、各負荷のオン/オフ制御はドライバーによ
るマニュアル操作が可能なスイッチ20、22、24に
より行われ、スイッチ20、22、24からの信号は前
述のPSU内のCPU14aに出力される。
サ14b、及び駆動リレー14cが設けられている。電
流センサ14b及び駆動リレー14cはPSU14から
電力が供給される複数の負荷のそれぞれに設けられてお
り、電流センサ14bはそれぞれの負荷に流れる電流値
を検出してCPU14aに出力する。CPU14aは後
述する電流供給制御を行なって各負荷に接続された駆動
リレー14cの開閉を制御し、各負荷へ順次電力を供給
する。なお、各負荷のオン/オフ制御はドライバーによ
るマニュアル操作が可能なスイッチ20、22、24に
より行われ、スイッチ20、22、24からの信号は前
述のPSU内のCPU14aに出力される。
【0011】図2にはCPU14aにて行われる電力供
給制御のタイミングチャートが示されている。図1にお
けるスイッチ20、22、24のうちのいずれか2つを
仮にSW1、SW2とする。そして、ドライバーがSW
1、SW2をともにONとした場合を想定する。図2
(a)はSW1からCPU14aに供給される信号のタ
イミングチャートであり、図2(b)はSW2からCP
U14aに供給される信号のタイミングチャートであ
る。従来の電源供給システムにおいては、SW1、SW
2がともにONとされた場合には、これらのスイッチに
応じて各負荷に無条件に電力が供給されていたが、本実
施例においては、このように複数のスイッチが同時にO
Nとされても、それらのスイッチに対応する各負荷に同
時に電力供給を行なわず、まず、図2(c)に示される
ようにその内の一の負荷のみに電流を供給する。この時
の電流がI01で示されている。周知のごとく、モータ等
の負荷に電力を供給する初期においては、定常値よりも
大きな電流が流れることになる。そして、ある時間を経
てこのような過渡状態から定常電流が流れる定常状態に
移行する。そこで、本実施例においては、過大な電流が
流れる過渡状態においては一の負荷にのみ電力を供給
し、電力が供給されている負荷に流れる電流値が定常電
流値に至ったことを検出し、その時にSW2によりON
とされている負荷に電流I02を供給するのである。した
がって、SW1についてはSW1がONとされた時にI
01が供給されるが、SW2に関してはある遅延時間td
の後に電流I02が供給されることになる。このように、
各負荷において、過渡電流が重ならないように各負荷へ
の電力供給を制御することにより、バッテリ10からジ
ャンクションブロック12に至る電源線に要求される容
量を低減することが可能となる。
給制御のタイミングチャートが示されている。図1にお
けるスイッチ20、22、24のうちのいずれか2つを
仮にSW1、SW2とする。そして、ドライバーがSW
1、SW2をともにONとした場合を想定する。図2
(a)はSW1からCPU14aに供給される信号のタ
イミングチャートであり、図2(b)はSW2からCP
U14aに供給される信号のタイミングチャートであ
る。従来の電源供給システムにおいては、SW1、SW
2がともにONとされた場合には、これらのスイッチに
応じて各負荷に無条件に電力が供給されていたが、本実
施例においては、このように複数のスイッチが同時にO
Nとされても、それらのスイッチに対応する各負荷に同
時に電力供給を行なわず、まず、図2(c)に示される
ようにその内の一の負荷のみに電流を供給する。この時
の電流がI01で示されている。周知のごとく、モータ等
の負荷に電力を供給する初期においては、定常値よりも
大きな電流が流れることになる。そして、ある時間を経
てこのような過渡状態から定常電流が流れる定常状態に
移行する。そこで、本実施例においては、過大な電流が
流れる過渡状態においては一の負荷にのみ電力を供給
し、電力が供給されている負荷に流れる電流値が定常電
流値に至ったことを検出し、その時にSW2によりON
とされている負荷に電流I02を供給するのである。した
がって、SW1についてはSW1がONとされた時にI
01が供給されるが、SW2に関してはある遅延時間td
の後に電流I02が供給されることになる。このように、
各負荷において、過渡電流が重ならないように各負荷へ
の電力供給を制御することにより、バッテリ10からジ
ャンクションブロック12に至る電源線に要求される容
量を低減することが可能となる。
【0012】以下、図3乃至図4のフローチャートを用
いてCPU14aの処理を詳細に説明する。なお、本実
施例においては、電力を供給すべき負荷として、パワー
ウインドウモータ、ドアロックモータ、電動ミラーモー
タ、及びカーテシランプを例にとり説明する。
いてCPU14aの処理を詳細に説明する。なお、本実
施例においては、電力を供給すべき負荷として、パワー
ウインドウモータ、ドアロックモータ、電動ミラーモー
タ、及びカーテシランプを例にとり説明する。
【0013】図3において、CPU14aは、まず各ス
イッチSWの変化を判定する(S101)。すなわち、
各スイッチ20、22、24からの信号により、各スイ
ッチがON状態かOFF状態かが判定される。そして、
各スイッチがOFF状態からON状態に変化したか否か
が判定され(S102)、ON状態に変化した場合に
は、次にパワーウインドウモータのスイッチPWSWが
オンされているか否かが判定される(S103)。パワ
ーウインドウモータのスイッチPWSWがオンされてい
る場合には、次に、電力供給制御のステップに移行する
(S104)。図4にはこの電力供給制御ステップのフ
ローチャートが示されている。
イッチSWの変化を判定する(S101)。すなわち、
各スイッチ20、22、24からの信号により、各スイ
ッチがON状態かOFF状態かが判定される。そして、
各スイッチがOFF状態からON状態に変化したか否か
が判定され(S102)、ON状態に変化した場合に
は、次にパワーウインドウモータのスイッチPWSWが
オンされているか否かが判定される(S103)。パワ
ーウインドウモータのスイッチPWSWがオンされてい
る場合には、次に、電力供給制御のステップに移行する
(S104)。図4にはこの電力供給制御ステップのフ
ローチャートが示されている。
【0014】図4において、まず、他の負荷、すなわち
パワーウインドウモータ以外のドアロックモータ、電動
ミラーモータ、カーテシランプが作動中であるか否かが
判定される(S201)。この判定は、各負荷に接続さ
れた電流センサ14bからの検出電流値により判定され
る。パワーウインドウモータ以外の負荷が作動中である
場合には、更に過電流状態か否か、すなわち定常電流値
に至るまでの過渡状態における電流が生じているか否か
が判定される(S202)。この判定も、同様に各負荷
に接続された電流センサ14bからの検出電流値により
判定される。そして、他の負荷に流れている電流が過電
流である場合には、過電流から定常電流に移行するまで
パワーウインドウモータへの電力供給を行なわない(S
203)。また、CPU14aは過電流状態を検出して
からの時間を計測し、所定のウエイト時間をオーバーし
たか否かが判定される(S204)。所定のウエイト時
間をオーバーする前に過電流状態から定常状態に移行し
た場合には、作動中の負荷は過渡状態から通常状態にな
んら異常なく移行したことを意味するが、所定のウエイ
ト時間をオーバーしても過電流が定常電流に移行しない
場合には、作動中の負荷に異常が生じたと判定され、作
動中の負荷への電力供給をただちに中止する(S20
5)。このように、CPU14aはパワーウインドウモ
ータスイッチPWSWがオンされた場合には、他の負荷
が作動中か否かを判定し、作動中である他の負荷が過電
流状態である場合にはパワーウインドウモータへの電力
供給を遅延させ、他の負荷の電流値が定常電流値に達し
た時点でパワーウインドウモータへの電力供給を開始す
るのである。
パワーウインドウモータ以外のドアロックモータ、電動
ミラーモータ、カーテシランプが作動中であるか否かが
判定される(S201)。この判定は、各負荷に接続さ
れた電流センサ14bからの検出電流値により判定され
る。パワーウインドウモータ以外の負荷が作動中である
場合には、更に過電流状態か否か、すなわち定常電流値
に至るまでの過渡状態における電流が生じているか否か
が判定される(S202)。この判定も、同様に各負荷
に接続された電流センサ14bからの検出電流値により
判定される。そして、他の負荷に流れている電流が過電
流である場合には、過電流から定常電流に移行するまで
パワーウインドウモータへの電力供給を行なわない(S
203)。また、CPU14aは過電流状態を検出して
からの時間を計測し、所定のウエイト時間をオーバーし
たか否かが判定される(S204)。所定のウエイト時
間をオーバーする前に過電流状態から定常状態に移行し
た場合には、作動中の負荷は過渡状態から通常状態にな
んら異常なく移行したことを意味するが、所定のウエイ
ト時間をオーバーしても過電流が定常電流に移行しない
場合には、作動中の負荷に異常が生じたと判定され、作
動中の負荷への電力供給をただちに中止する(S20
5)。このように、CPU14aはパワーウインドウモ
ータスイッチPWSWがオンされた場合には、他の負荷
が作動中か否かを判定し、作動中である他の負荷が過電
流状態である場合にはパワーウインドウモータへの電力
供給を遅延させ、他の負荷の電流値が定常電流値に達し
た時点でパワーウインドウモータへの電力供給を開始す
るのである。
【0015】図3において、以上述べたようにCPU1
4aが電力供給制御を行なってパワーウインドウモータ
PWMをオン作動し(S105)、SW変化のフラグを
クリアする(S106)。
4aが電力供給制御を行なってパワーウインドウモータ
PWMをオン作動し(S105)、SW変化のフラグを
クリアする(S106)。
【0016】一方、パワーウインドウモータのスイッチ
PWSWがオフ状態の場合には、次にドアロックモータ
のスイッチDLSWがオンされているか否かが判定され
る(S107)。DLSWがオンされている場合には、
前述した電力供給制御ステップ(S104)に移行して
他の負荷が過電流状態で作動中の場合にはドアロックモ
ータへの電力供給を遅らせ、他の負荷の電流値が定常電
流値になった時点でドアロックモータDLMをオンし
(S108)、SW変化のフラグをクリアする(S10
9)。
PWSWがオフ状態の場合には、次にドアロックモータ
のスイッチDLSWがオンされているか否かが判定され
る(S107)。DLSWがオンされている場合には、
前述した電力供給制御ステップ(S104)に移行して
他の負荷が過電流状態で作動中の場合にはドアロックモ
ータへの電力供給を遅らせ、他の負荷の電流値が定常電
流値になった時点でドアロックモータDLMをオンし
(S108)、SW変化のフラグをクリアする(S10
9)。
【0017】また、ドアロックモータスイッチDLSW
がオンされていない場合には、さらに、電動ミラーモー
タのスイッチMRSWがオンされているか否かが判定さ
れる(S110)。MRSWがオンされている場合に
は、前述したDLSWがオンされている場合と同様にし
て電力供給制御が行われ、他の負荷の電流値が定常電流
値になった時点で電動ミラーモータMRMをオンし(S
111)、SW変化のフラグをクリアする(S11
2)。また、電動ミラーモータのスイッチMRSWがオ
ンされていない場合には、同様の処理を行なってカーテ
シランプCTYLPをオンし(S113)、SW変化の
フラグをクリアする(S114)。
がオンされていない場合には、さらに、電動ミラーモー
タのスイッチMRSWがオンされているか否かが判定さ
れる(S110)。MRSWがオンされている場合に
は、前述したDLSWがオンされている場合と同様にし
て電力供給制御が行われ、他の負荷の電流値が定常電流
値になった時点で電動ミラーモータMRMをオンし(S
111)、SW変化のフラグをクリアする(S11
2)。また、電動ミラーモータのスイッチMRSWがオ
ンされていない場合には、同様の処理を行なってカーテ
シランプCTYLPをオンし(S113)、SW変化の
フラグをクリアする(S114)。
【0018】このように、本実施例においては、パワー
ウインドウモータ、ドアロックモータ、電動ミラーモー
タ、カーテシランプ等の複数の負荷が搭載され、各負荷
のスイッチがオンされた場合にも、ただちに対応する負
荷へ電力を供給するのではなく、電力供給中の負荷の電
流値をモニタし、その電流値が過電流である場合には定
常電流値になるまで電力供給を遅らせ、過渡状態が重な
るのを防止するものであり、これにより電源線を細径化
することが可能となる。
ウインドウモータ、ドアロックモータ、電動ミラーモー
タ、カーテシランプ等の複数の負荷が搭載され、各負荷
のスイッチがオンされた場合にも、ただちに対応する負
荷へ電力を供給するのではなく、電力供給中の負荷の電
流値をモニタし、その電流値が過電流である場合には定
常電流値になるまで電力供給を遅らせ、過渡状態が重な
るのを防止するものであり、これにより電源線を細径化
することが可能となる。
【0019】なお、本実施例においては他の負荷が過渡
状態にあるときには電力供給を遅延させるわけである
が、通常この遅延時間は数十ms程度の短時間であるた
め、スイッチを操作したドライバーに違和感を与えるこ
とはない。
状態にあるときには電力供給を遅延させるわけである
が、通常この遅延時間は数十ms程度の短時間であるた
め、スイッチを操作したドライバーに違和感を与えるこ
とはない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電源供給
システムによれば、電源線を分岐して電源から複数の負
荷へ電力を供給する場合に、過渡状態が重ならないよう
に各負荷への電力供給のタイミングをずらすことによ
り、電源線の細径化あるいは電源線の本数削減を図るこ
とができる。
システムによれば、電源線を分岐して電源から複数の負
荷へ電力を供給する場合に、過渡状態が重ならないよう
に各負荷への電力供給のタイミングをずらすことによ
り、電源線の細径化あるいは電源線の本数削減を図るこ
とができる。
【0021】また、過電流が流れる過渡状態をずらすこ
とにより、電源線に過大な電流が流れるのを防ぎ、電源
線の不必要な加熱状態を効果的に防止することができ
る。
とにより、電源線に過大な電流が流れるのを防ぎ、電源
線の不必要な加熱状態を効果的に防止することができ
る。
【図1】本発明の実施例の構成ブロック図である。
【図2】同実施例における電力供給のタイミングを示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図3】同実施例におけるCPUの処理フローチャート
である。
である。
【図4】同実施例におけるCPUの処理フローチャート
である。
である。
10 バッテリ 12 ジャンクションブロック 14,16,18 電源供給ユニット(PSU)
Claims (1)
- 【請求項1】 電源から複数の負荷に電源線を分岐して
電力供給を行う電源供給システムにおいて、 各負荷への電力供給のオンオフをそれぞれ切り替えるス
イッチと、 前記スイッチにより電力供給がオン状態とされた負荷の
うちの一の負荷のみに電力を供給し、その負荷に流れる
電流値が所定時間内に定常値になった時に前記オン状態
とされた負荷のうちの他の負荷にその時点で電力を順次
供給し、前記電流値が前記所定時間内に前記定常値にな
らない時には電力供給を中止する制御手段と、 を有することを特徴とする電源供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31833493A JP3183008B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 電源供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31833493A JP3183008B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 電源供給システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164982A JPH07164982A (ja) | 1995-06-27 |
JP3183008B2 true JP3183008B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18098009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31833493A Expired - Fee Related JP3183008B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 電源供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183008B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001001844A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Hitachi Ltd | 車両配線構造 |
JP3886733B2 (ja) | 2001-04-03 | 2007-02-28 | 矢崎総業株式会社 | 車両用電源装置 |
JP3932098B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2007-06-20 | 株式会社デンソー | 車両用配電装置およびユーザー後付け負荷接続用の補助端子 |
US7176585B2 (en) * | 2003-12-29 | 2007-02-13 | Temic Automotive Of North America, Inc. | Power distribution web node and power management process |
FR2878799B1 (fr) * | 2004-12-02 | 2008-07-18 | Renault Sas | Dispositif et procede de commande d'un vehicule |
JP5432648B2 (ja) * | 2009-09-17 | 2014-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 電源線共有装置 |
JP5110110B2 (ja) | 2010-03-18 | 2012-12-26 | 株式会社デンソー | 車両用電源装置 |
JP6722045B2 (ja) * | 2016-05-31 | 2020-07-15 | 極東開発工業株式会社 | 車両用荷箱における自動シート開閉装置 |
JP2019041508A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 株式会社フジクラ | 電力供給システム |
JP2019041509A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 株式会社フジクラ | 電力供給システム |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31833493A patent/JP3183008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07164982A (ja) | 1995-06-27 |
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