JPH06233401A - 電気自動車のインバータ入力リレー装置 - Google Patents

電気自動車のインバータ入力リレー装置

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JPH06233401A
JPH06233401A JP5015709A JP1570993A JPH06233401A JP H06233401 A JPH06233401 A JP H06233401A JP 5015709 A JP5015709 A JP 5015709A JP 1570993 A JP1570993 A JP 1570993A JP H06233401 A JPH06233401 A JP H06233401A
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JP
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signal
relay
main relay
inverter
controller
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Application number
JP5015709A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Takagi
伸芳 高木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H47/00Circuit arrangements not adapted to a particular application of the relay and designed to obtain desired operating characteristics or to provide energising current
    • H01H47/002Monitoring or fail-safe circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインリレーの閉結異常を検出して対処可能
にする。 【構成】 メインリレー26の制御信号CONTとメイ
ンリレー26の状態を示す信号CREADYのORをO
R回路34により求め、求めたORに基づき信号JBN
Gを生成する。信号JBNGは制御信号CONTがオフ
しておりメインリレー26が閉結異常である場合にオン
するから、これを用いて閉結異常を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源とモータ駆動
用のインバータの接続を開閉するメインリレーの異常を
検出する機能を有するインバータ入力リレー装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気自動車はモータを駆動源とする車両
である。このモータは、車載のバッテリ等の直流電源に
より駆動される。モータとして交流モータを使用する場
合、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換
してモータに供給する必要がある。このための手段とし
ては、大電力のスイッチング素子、例えばIGBTから
構成されるインバータが用いられる。インバータを用い
る場合、そのスイッチング動作を制御することによりモ
ータの出力トルクを制御できる。
【0003】図5には、一従来例に係る電気自動車、特
にその駆動装置の構成が示されている。この図に示され
る駆動装置10は、本願出願人が先に提案した(特願平
3−58953号)装置であり、主バッテリ12、イン
バータ14及びモータ16を備えている。主バッテリ1
2は車載の直流電源であり、インバータ14は主バッテ
リ12から供給される直流電力を交流電力に変換してモ
ータ16に供給する。モータ16は、この交流電力によ
り駆動される。
【0004】インバータ14は、図示しないがIGBT
等のスイッチング素子を備えている。これらの素子の動
作はコントローラ18により制御される。コントローラ
18は、補機バッテリ20から電源供給を受け動作す
る。補機バッテリ20は、車載の電気的補機(コントロ
ーラ18、ランプ、ワイパ等)に電源供給するためのバ
ッテリである。コントローラ18は、車両操縦者による
アクセルペダルやブレーキペダルの踏込量等を示す車両
信号を入力し、この車両信号に基づき、モータ16に要
求する出力を示すトルク指令を発生させる。コントロー
ラ18は、トルク指令に基づきインバータ14のスイッ
チング素子を制御し、これによりモータ16に必要な出
力を発生させる。
【0005】コントローラ18は、IGスイッチSW1
がオンされるのに伴いその動作を開始する。すなわち、
図6(a)に示されるように操縦者等がIGスイッチS
W1をオンすると、コントローラ18には補機バッテリ
18から電源電圧が供給される。コントローラ18は、
図6(b)に示されるようにトランジスタTr1に指令
を与え、オンさせる。トランジスタTr1は、インバー
タ14に前置されているサブリレー22を駆動するため
のトランジスタであり、トランジスタTr1がオンする
とサブリレー22が閉結状態となる。サブリレー22が
閉結状態となると、主バッテリ12とインバータ14
が、フューズ24、サブリレー22及び充電用抵抗R1
を介して接続された状態となる。
【0006】コントローラ18は、トランジスタTr1
をオンさせた後所定時間経過後に、図6(c)に示され
るように、トランジスタTr2に指令を与え、オンさせ
る。トランジスタTr2は、インバータ14に前置され
ているメインリレー26を駆動するためのトランジスタ
であり、トランジスタTr2がオンするとメインリレー
26が閉結状態となる。メインリレー26が閉結状態と
なると、主バッテリ12とインバータ14が、フューズ
24及びメインリレー26を介して接続された状態とな
る。この時点では、コントローラ18は、図6(g)に
示されるように、インバータ14をまだ動作させない。
【0007】ここに、インバータ14の前段には、主バ
ッテリ12からインバータ14に供給される電圧を安定
化するために、コンデンサC1が接続されている。例え
ばIGスイッチSW1がオンした直後にただちにメイン
リレー26を閉結させると、このコンデンサC1がメイ
ンリレー26を介して急速に充電される結果となる。従
って、上述のように一旦サブリレー22を閉結して充電
用抵抗R1を介した充電を行っておき、コンデンサC1
が十分充電された後にメインリレー26を閉結させれ
ば、このような急速充電を防ぐことができる。
【0008】コントローラ18は、メインリレー26を
閉じる時点で、コンパレータ28の出力によりメインリ
レー26の開放異常を検出する。コンパレータ28の−
入力端は抵抗を介して電源ラインに、+入力端はトラン
ジスタTr2のコレクタに、それぞれ接続されている。
言い換えれば、コンパレータ28の−入力端には基準電
圧が(図6(d))、+入力端にはメインリレー26の
状態に応じて異なる電圧が(図6(e))、それぞれ入
力される。従って、メインリレー26が開放異常でなけ
れば、トランジスタTr2をオンさせた時点でコンパレ
ータ28の+入力が低下し、出力が低下する(図6
(f))。コントローラ18は、メインリレー26を閉
じるのに応じコンパレータ28の出力がローとなる場合
にのみ、インバータ14の制御による通常走行動作に移
行する。
【0009】このようにコンパレータ28の出力を監視
しその結果に応じてインバータ14の制御可否を判断し
ているため、メインリレー26が開放異常している場合
に対応できる。すなわち、メインリレー26を閉じる時
点でメインリレー26が開放異常である場合(図7
(e))、トランジスタTr2をオンさせてもコンパレ
ータ28の+入力が低下しないから、コンパレータ28
の出力はハイを維持する(図7(f))。この場合、コ
ントローラ18はインバータ14の制御動作には移行し
ない(図7(g))。
【0010】従って、このような先提案の構成によれ
ば、インバータ14動作開始後にサブリレー22及び充
電用抵抗R1を介した電力供給が行われることがなくな
り、充電用抵抗R1の焼損の発生が防止される。さら
に、走行中においてメインリレー26が故障等により開
放したすると、コンパレータ28の出力はハイとなり、
コントローラ38の出力がハイとなる。従って、コント
ローラ18は、走行中においてもメインリレー24の開
放異常を検出でき、これに対応してモータ16への電力
供給を停止することができる。
【0011】なお、この図には示されていないが、コン
デンサC1は、インバータ14の動作停止の際メインリ
レー26及びサブリレー22双方が閉結するのに伴い、
インバータ14側に設けられた放電抵抗により放電され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、メインリレーの開放異常には好適
に対処できるものの、接点の溶着等の閉結異常には対処
困難である。メインリレーに閉結異常が生じている状態
では、IGスイッチがオフしていても、インバータに主
バッテリ出力が印加される。このため、車両放置時にも
主バッテリが放電してしまう。また、このとき、インバ
ータの制御はオフしているが、インバータを構成するス
イッチング素子に電圧が印加され続けているため、スイ
ッチング素子は不安定状態となり、他の回路からのノイ
ズの影響でスイッチング素子が短絡する可能性がある。
【0013】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、メインリレーの閉
結異常に好適に対処可能なインバータ入力リレー装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、直流電源(主バッテリ等)とモー
タ駆動用のインバータの接続を開閉するメインリレー
と、メインリレーの閉結に先立ちその状態を検出する手
段と、検出されたメインリレーの状態が開放状態である
場合にメインリレーを閉結させインバータを動作させる
手段と、検出されたメインリレーの状態が閉結状態であ
る場合に異常時動作に移行させる手段と、備えることを
特徴とする。
【0015】
【作用】本発明においては、メインリレーの閉結に先立
ち、メインリレーの状態が検出される。検出されたメイ
ンリレーの状態が開放状態である場合には、メインリレ
ーが閉結され、当該メインリレーが直流電源に接続され
る。同時に、インバータの動作が開始され、モータの駆
動が開始される。逆に、検出されたメインリレーの状態
が閉結状態である場合には、異常時動作に移行する。す
なわち、上述のようなインバータの動作開始及びメイン
リレーの閉結は実行されず、メインリレーの閉結異常に
適した動作に移行する。この結果、直流電源の車両放置
時放電やインバータのスイッチング素子の短絡等に対処
可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。なお、図5乃至図7に示される先提案例と
同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0017】図1には、本発明の一実施例に係る電気自
動車の駆動装置の構成が示されている。この図に示され
る駆動装置28は、主バッテリ12、インバータ14及
びモータ16を備えており、インバータ14の動作はコ
ントローラ30により制御される。コントローラ30
は、図上省略されているが、補機バッテリから12Vの
電源電圧の供給を受け、この制御を開始する。コントロ
ーラ30は、先提案例と同様、車両信号を入力してイン
バータ14を制御する。すなわち、インバータ14を構
成するスイッチング素子(IGBT等)のスイッチング
動作を、車両信号に応じて決定したトルク指令値に基づ
き、PWM制御する。
【0018】また、主バッテリ12とインバータ14の
間には、先提案例と同様、メインリレー26、サブリレ
ー22及び充電用抵抗R1が設けられている。メインリ
レー26及びサブリレー22は、リレー駆動回路32に
より駆動される。リレー駆動回路32は、コントローラ
30からの制御信号CONTを受信して、先提案例と同
様のリレー駆動を実行する。すなわち、この図において
は、図6及び図7に示される動作を実行する手段として
コントローラ30及びリレー駆動回路32が示されてい
る。
【0019】コントローラ30は、IGスイッチがオン
されたことを示す信号IGや、スタートスイッチがオン
されたことを示す信号STを入力し、これらに応じて各
リレー22、26に係る制御やインバータ14の制御を
開始する。その際、コントローラ30は、インバータ1
4が動作準備状態であることを示す信号NREADY、
メインリレー26が機械的に開放していることを示す信
号CREADY、及びメインリレー26の閉結異常を示
す信号JBNGを監視する。その一方で、コントローラ
30は、リレー駆動回路32に対して制御信号CONT
を、インバータ14に対してPWM信号を、それぞれ与
える。
【0020】なお、図中、38は案ぜんプラグであり、
これを抜くことによりコンデンサC1は放電抵抗R3に
より放電される。
【0021】図1に示される回路の特徴は、メインリレ
ー26に閉結異常が発生した場合に信号JBNGを発生
させ、信号JBNGが発生している時にはインバータ1
4の起動を中止してフェイル動作に移行する点にある。
【0022】より具体的には、まず、メインリレー26
の可動部の移動を検出することによりメインリレー26
が閉結しているか否かを機械的に検出するスイッチSW
2が設けられている。このスイッチSW2の一端は接地
されており、他端は抵抗R2を介して補機電源に接続さ
れている。信号CREADYは、スイッチSW2と抵抗
R2の接続点の電位である。従って、メインリレー26
が閉結している場合には信号CREADYはL値とな
り、開放している場合にはH値となる。
【0023】この信号CREADYは、コントローラ3
0に供給され後述の動作に使用される一方で、OR回路
34に入力される。このOR回路34は2入力ORであ
り、もう1個の入力はコントローラ30から出力される
制御信号CONTである。OR回路34の出力はオペア
ンプ36の+入力に供給されており、他方、このオペア
ンプ36の−入力には所定の基準電圧Vrefが供給さ
れている。OR回路34の出力は、制御信号CONTに
係る電圧V1及び信号CREADYに係る電圧V2のO
Rであるから、オペアンプ36の出力、すなわち電圧V
3は、電圧V1及びV2のいずれかがH値である場合に
のみH値となる。オペアンプ36は、その出力によりト
ランジスタTr3を駆動する。トランジスタTr3のコ
レクタ出力は、コントローラ30に信号JBNGとして
供給される。
【0024】従って、信号JBNGの発生論理は、次の
表1に示されるような論理となる。
【表1】 まず、コントローラ30は、メインリレー26及びサブ
リレー22を駆動する以前の状態では、信号CONTを
オフさせる(V1=L)。逆に、メインリレー26及び
サブリレー22を駆動しようとするとき、コントローラ
30は、信号CONTをオンさせる(V1=H)。ま
た、メインリレー26が機械的に開放している状態では
信号CREDYはオンしており(V2=H)、閉結して
いる状態では信号CREDYはオフしている(V2=
L)。
【0025】インバータ14を起動するに当たってメイ
ンリレー26が正常に機能している場合には、信号CO
NTがオフ、信号CREADYがオンであるから、その
NORである信号JBNGはオフしている。この状態
で、コントローラ30が制御信号CONTをオンさせリ
レー駆動回路32に供給すると、メインリレー26の機
械的な遅れ時間の経過後に、信号CREADYがオフす
る。この状態でも、信号CONTとCREADYのNO
Rである信号JBNGはオフしている。
【0026】逆に、信号CONTがオフしている状態で
メインリレー26が溶着等により閉結していると、信号
CREADYはオフ状態である。従って、信号JBNG
はオン状態となる。本実施例は、このような信号JBN
Gを用いて、インバータ14の起動に先立ち、メインリ
レー26の閉結異常を検出し、検出結果に応じて適宜フ
ェイル時動作に移行している。
【0027】信号JBNGの検出判定の実行タイミング
は、少なくとも、信号CONTをオンさせさらにインバ
ータ14を起動する以前であればよい。従って、コント
ローラ30の制御動作としては、複数通りのものを示す
ことができる。図2乃至図4には、それぞれ本発明の第
1乃至第3実施例におけるコントローラ30の動作の流
れが示されている。
【0028】まず、図2に示される流れを実行する場合
においてメインリレー26が正常に機能している状態を
考える。図2に示される流れにおいては、信号IGがオ
ンすると(100)コントローラ30は制御動作を開始
し、初期設定等の準備的な処理を実行した上で(10
2)、信号STの受信有無を判定する(104)。信号
IGがオンした直後においてはまだ信号STは発生して
いないため、コントローラ30の動作はステップ106
に移行する。ステップ106においては信号CONTが
オフされる。
【0029】ステップ106実行後はステップ108に
移行する。ステップ108においては、コントローラ3
0は、信号CREADYがオンしているか否かを判定す
る。メインリレー26は正常に機能しているから信号C
READYはオンしている。この場合、コントローラ3
0は、モータ16に対するトルク指令値を0に設定し
(110)、インバータ14を構成する各スイッチング
素子をベース遮断状態とする(112)。
【0030】ステップ112実行後、コントローラ30
は、ステップ114及び116を実行する。ステップ1
14は装置各部に何等かのフェイルが発生しているか否
かを判定するステップであり、その結果、装置各部に何
等の異常もなければステップ116に、何等かの異常が
あれば図示しないフェイル時動作に移行する。ステップ
116は信号JBNGがオンしているか否かを判定する
ステップであり、その結果、メインリレー26に閉結異
常が生じていなければ信号JBNGがオフしているから
ステップ104に、閉結異常が生じていれば信号JBN
Gがオンしているから図示しないフェイル時動作に移行
する。今検討しているのはメインリレー26が正常に機
能している場合であるから、コントローラ30の動作は
ステップ104に戻る。
【0031】以上の動作は、信号STがオンするまで繰
り返し実行される。信号STがオンすると、コントロー
ラ30は、信号NREADYがオンしたか否かを判定す
る(118)。インバータ14が起動可能状態となるま
では、信号NREADYはオンしている。この場合、コ
ントローラ30の動作はステップ108に移行し、ステ
ップ110〜116の動作をへた上でステップ104に
戻る。
【0032】インバータ14が起動可能状態となると、
ステップ118からステップ120に移行する。ステッ
プ120においては制御信号CONTがオンされる。リ
レー駆動回路32は、この信号CONTに応じてサブリ
レー22及びメインリレー26を順にオンさせる(図6
参照)。従って、制御信号CONTがオンされたのち、
メインリレー26が実際に閉結状態になるまでにはある
程度の時間が必要とされる。
【0033】ステップ120実行後は、コントローラ3
0は、ステップ108に移行する。信号NREADYオ
フ直後においては、制御信号CONTがオンされている
にもかかわらずメインリレー26はまだ開放しているか
ら、信号CREADYはオンしている。従って、ステッ
プ110〜116が実行される。この状態では、信号J
BNGはオフしているから、フェイル時動作に移行せず
にステップ104に戻る。この動作は、実際にメインリ
レー26が閉結するまで繰り返し実行される。
【0034】実際にメインリレー26が閉結状態となる
と、信号CREADYがオフする。これに伴い、コント
ローラ30はステップ122を実行する。ステップ12
2においては車両信号に基づくトルク指令値演算が実行
され、続くステップ124においてはインバータ14の
各スイッチング素子のベース遮断状態が解除される。P
WM信号の生成は、ステップ122の実行に伴い図示し
ない流れにより実行される。この後、ステップ114及
び116が実行され、装置各部に何等かのフェイルが発
生しない限り、ステップ104以降の動作が繰り返し実
行される。PWM信号の出力は、ステップ114及び1
16において異常なしと判定された場合にのみ行われ
る。
【0035】次に、図2に示される流れを実行する場合
においてメインリレー26に溶着等の閉結異常が発生し
ている状態を考える。信号IGがオンし(100)コン
トローラ30の制御動作が開始された直後においては信
号STは未発生であるから、初期設定等(102)及び
信号STの受信有無の判定(104)をへた上でコント
ローラ30はステップ106を実行する。上に仮定した
ようにメインリレー26が閉結しているため、信号CR
EADYの判定(108)が実行される時点では、信号
CREADYはオフしている。この場合には、ステップ
122、124及び114をへた上でステップ116が
実行される。このとき、信号COT及びCREADY双
方がオフしているため、信号JBNGはオンしている。
従って、ステップ116からステップ104への移行及
びPWM信号の出力は行われず、フェイル時動作が実行
される。
【0036】このように、本実施例によれば、メインリ
レー26に閉結異常が生じている場合に、このことがイ
ンバータ14を起動する際リレー駆動を行う時点で信号
JBNGとして検出されるため、これに対処して不具合
を防止することができる。例えば図示しないランプ等に
より信号JBNGの発生を報知するようにすれば、整備
士等がこれを見て、適宜対処することもできる。メイン
リレー26が閉結異常であるときに主バッテリ12に設
けた安全プラグ38を抜くと、コンデンサC1が放電抵
抗R3により放電され、その後安全プラグ38を差すと
メインリレー26を介してコンデンサC1に突入電流が
流れるが、信号JBNGによる対処が可能になることに
より、この突入電流によるフューズ24の溶断を防止で
きる。また、主バッテリ12の車両放置時放電やスイッ
チング素子の短絡等を抑制できる。
【0037】次に、図3に示される流れにおいては、ス
テップ116は、ステップ118から120に移行する
際に実行される。このような制御によっても、第1実施
例と同様の効果が得られる。
【0038】まず、メインリレー26が正常に機能して
いる状態を考える。信号IGのオン(100)に伴いコ
ントローラ30が制御動作を開始した直後においては、
初期設定等(102)及び信号STの受信有無判定(1
04)の後、信号STに係る判定を経て信号CONTが
オフされる(106)。このとき信号CREADYはオ
ンしているから、ステップ108を経てステップ110
〜114が実行される。装置各部に何等かのフェイルが
発生していなければ、ステップ114から104に戻
る。信号STがオンするまではこの動作が繰り返され
る。信号STがオンするとステップ118が実行され
る。信号NREADYがオフするまでは、ステップ11
8から108に移行し、さらにステップ110〜114
を経てステップ104に戻る動作が繰り返される。信号
NREADYがオフすると、ステップ116に移行す
る。メインリレー26が正常に機能している状態ではス
テップ116からステップ120に移行する。これによ
り信号CONTがオンされ、引き続き、ステップ10
8、122、124及び114が実行される。PWM信
号の出力は、ステップ116実行後に行われる。
【0039】次に、メインリレー26に溶着等の閉結異
常が発生している状態を考える。信号IGのオン(10
0)に伴いコントローラ30が制御動作を開始した直後
においては、初期設定等(102)及び信号STの受信
有無判定(104)の後、信号STに係る判定を経て信
号CONTがオフされる(106)。このとき信号CR
EADYはオフしているから、ステップ108を経てス
テップ122、124及び114が実行される。その後
信号STがオンしかつ信号NREADYがオフした時点
でステップ116が実行されると、信号JBNGがオン
しているから、フェイル時動作に移行する。
【0040】このように、本実施例においても、第1実
施例と同様の効果が得られる。
【0041】そして、図4に示される流れにおいては、
ステップ116がステップ102直後に実行される。こ
のような制御によっても、第1及び第2実施例と同様の
効果が得られる。
【0042】すなわち、ステップ102実行直後におい
て初期的に制御信号CONTがオフしているとすると、
メインリレー26が正常に機能している場合には信号J
BNGはすでにオフしており、閉結異常である場合には
すでにオンしている。従って、この実施例においては、
第1及び第2実施例と同様の効果が得られると共に、フ
ェイル時動作に迅速に移行できる。
【0043】なお、以上の実施例では、コントローラ3
0の外部において信号CONTと信号CREADYのN
ORを求めていたが、コントローラ30において信号C
ONTと信号CREADYのOR又はNORを求めても
構わない。ただし、上述した実施例のような構成とする
ことにより、瞬断に対して不感となりまたコントローラ
30の負担が軽減されるという利点が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メインリレーの状態検出の結果閉結状態である場合に異
常時動作に移行し、メインリレーの閉結及びインバータ
の起動を実行しないようにしたため、メインリレーが閉
結異常である場合に直流電源の放電やスイッチング素子
の短絡等を未然防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の構成を示す回路
図である。
【図2】第1実施例に係るコントローラの制御動作を示
すフローチャートである。
【図3】第2実施例に係るコントローラの制御動作を示
すフローチャートである。
【図4】第3実施例に係るコントローラの制御動作を示
すフローチャートである。
【図5】本願出願人が先に提案した装置の構成を示す回
路図である。
【図6】この従来例の正常時動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】この従来例のメインリレーオープン異常時動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
12 主バッテリ 14 インバータ 16 モータ 22 サブリレー 26 メインリレー 28 駆動装置 30 コントローラ 32 リレー駆動回路 34 OR回路 36 オペアンプ 38 安全プラグ IG IG信号 ST スタート信号 CONT 制御信号 CREADY メインリレーの状態信号 JBNG メインリレーの異常信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源とモータ駆動用のインバータの
    接続を開閉するメインリレーと、 メインリレーの閉結に先立ちその状態を検出する手段
    と、 検出されたメインリレーの状態が開放状態である場合に
    メインリレーを閉結させインバータを動作させる手段
    と、 検出されたメインリレーの状態が閉結状態である場合に
    異常時動作に移行させる手段と、 備えることを特徴とする電気自動車のインバータ入力リ
    レー装置。
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