JP2001086762A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001086762A
JP2001086762A JP25945999A JP25945999A JP2001086762A JP 2001086762 A JP2001086762 A JP 2001086762A JP 25945999 A JP25945999 A JP 25945999A JP 25945999 A JP25945999 A JP 25945999A JP 2001086762 A JP2001086762 A JP 2001086762A
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Kouchiyu Kira
良 浩 忠 吉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時間を短縮することのできる電源装置を
提供する。 【解決手段】 直流電圧の入力経路に設けられた電磁接
触器と、電磁接触器に直列に接続された充電抵抗と、こ
の充電抵抗に並列接続された充電抵抗短絡回路と、充電
抵抗の負荷側の正、負電圧端子間に直列に接続された直
流リアクトル及びフィルタコンデンサと、ブリッジ接続
された半導体素子をスイッチングしてフィルタコンデン
サの両端に発生した直流電圧を交流電圧に変換するイン
バータ部と、起動時に所定の順序に従って電磁接触器、
充電抵抗短絡回路の投入指令及びインバータ部の制御開
始指令を出力するシーケンス制御手段、並びに制御開始
指令に従ってインバータ部の半導体素子をスイッチング
制御する出力電圧制御手段を有する制御部とを備えてい
るとき、シーケンス制御手段は起動時に電磁接触器に対
する投入指令を出力すると同時に、出力電圧制御手段に
対する制御開始指令を出力することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、車両用補助
電源装置に好適な電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気車に搭載される車両用電源装置とし
て、車輪駆動用電動機に電力を供給する主電源装置と、
車輪駆動用電動機以外の装置に交流電力を供給する補助
電源装置とがある。図7は従来の車両用補助電源装置の
概略構成図であり、主回路系統を回路図で、制御部をブ
ロック図で示したものである。同図において、図示を省
略したパンタグラフから導出された導線の接続端に電磁
接触器1の一端が接続され、この電磁接触器1の他端
に、充電抵抗短絡回路2及び充電抵抗3の並列接続回路
の一端が接続されている。この並列接続回路の他端に
は、直流リアクトル5の一端が接続され、この直流リア
クトル5の他端がフィルタコンデンサ6を介して、図示
を省略した車輪等を含む接地系統に接続されている。
【0003】フィルタコンデンサ6の両端には、半導体
素子をブリッジ接続してなるインバータ部7の直流電圧
入力端子が接続され、このインバータ部7の交流電圧出
力端子には相毎に交流リアクトル9の一端が接続され、
これらの交流リアクトル9の他端には、交流コンデンサ
10がΔ接続されている。これら交流リアクトル9及び
交流コンデンサ10は交流電圧波形を整形する交流フィ
ルタ回路を構成している。また、交流リアクトル9の他
端には変圧器11の一次巻線が接続され、この変圧器1
1の二次巻線に負荷が接続されている。
【0004】上述した主回路系統を制御するために、直
流リアクトル5の電源側で入力電流を検出する電流検出
器4、フィルタコンデンサ6の両端電圧を検出する直流
電圧検出器15、インバータ部7の出力側の各相の電流
を検出する電流検出器8及び変圧器11の二次側電圧を
検出する出力電圧検出器13と、これらの検出器の出力
信号に基づいて電磁接触器1、充電抵抗短絡回路2及び
インバータ部7を制御する制御部12とが設けられてい
る。
【0005】制御部12は、直流電圧検出器15によっ
て検出されたフィルタコンデンサ6の両端電圧が予め定
めた値を超えたか否かを判別する比較器24を内蔵し、
その判別結果をも参照し、所定の順序に従って電磁接触
器1や充電抵抗短絡回路2の投入指令を出力したり、イ
ンバータ部7を制御するための制御開始指令を出力した
りするシーケンス制御部21と、制御開始指令の存在を
条件としてインバータ部7に素子駆動信号を加える出力
電圧制御部22と、上述した各検出器の出力信号に基づ
いて機器の保護を図る保護検出回路23とを備えてい
る。
【0006】以下、図7に示した車両用補助電源装置の
概略動作を説明する。
【0007】シーケンス制御部21の投入指令によって
電磁接触器1が投入されると、充電抵抗3及び直流リア
クトル5を介してフィルタコンデンサ6が充電され、こ
のフィルタコンデンサ6の両端電圧がインバータ部7の
入力端子間に印加される。このフィルタコンデンサ6の
両端電圧は直流電圧検出器15によって検出され、その
検出値がシーケンス制御部21に加えられる。シーケン
ス制御部21は検出された電圧が予め設定した値、例え
ば、定格電圧に到達したか否かを比較器24によって調
べ、定格電圧に到達した時点で充電抵抗短絡回路2に投
入指令を与える。これによって突入電流が低く抑えら
れ、これ以降フィルタコンデンサ6が充電抵抗3を介さ
ずに直接充電されることとなり、充電抵抗3による無駄
な電力消費が抑えられる。
【0008】フィルタコンデンサ6の両端電圧が定格電
圧に到達した段階で、シーケンス制御部21は出力電圧
制御部22に対して制御開始の指令を与える。このと
き、出力電圧制御部22は直流電圧検出器15による検
出電圧が定格値であること、すなわち、電圧が確立され
たことを確認し、インバータ部7に対して半導体素子を
駆動する素子駆動信号を出力すると共に、出力電圧検出
器13の検出電圧が外部からの指令値に一致するような
素子駆動信号を出力する。保護検出回路23は電流検出
器4,直流電圧検出器15、電流検出器8及び出力電圧
検出器13の各検出値が許容範囲を超えたとき、出力電
圧制御部22に対して制御停止指令を出力したり、シー
ケンス制御部21に対して再起動指令を与えたりするも
のであるが、本発明には直接的に関係しないので、その
詳しい説明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両用
補助電源装置は、充電抵抗3を充電経路としてフィルタ
コンデンサ6を充電し、さらに、充電抵抗短絡回路2を
投入した後に始めてインバータ部7を動作させていたた
め、負荷を起動するまでの所要時間が長くなってしまう
という問題があった。
【0010】また、負荷が電動機である場合、この電動
機に印加される電圧を時間の経過とともに次第に増大さ
せて動作の衝撃を弱める一般にソフトスタートと呼ばれ
る制御方法を採用しているため、起動時間がさらに長く
なるという状況にあった。
【0011】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、第1の目的は起動時間を短縮することのできる電
源装置を提供するにある。
【0012】本発明の第2の目的は、起動時間の短縮に
起因する保護動作の遅れを解消することのできる電源装
置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
直流電圧の入力経路に設けられた電磁接触器と、電磁接
触器に直列に接続された充電抵抗と、この充電抵抗に並
列接続された充電抵抗短絡回路と、充電抵抗の負荷側の
正、負電圧端子間に直列に接続された直流リアクトル及
びフィルタコンデンサと、ブリッジ接続された半導体素
子を含み、これらの半導体素子をスイッチングしてフィ
ルタコンデンサの両端に発生した直流電圧を交流電圧に
変換して負荷に供給するインバータ部と、起動時に所定
の順序に従って電磁接触器、充電抵抗短絡回路の各投入
指令及びインバータ部の制御開始指令を出力するシーケ
ンス制御手段、並びに制御開始指令に従ってインバータ
部の半導体素子をスイッチング制御する出力電圧制御手
段を有する制御部とを備えた電源装置において、シーケ
ンス制御手段は起動時に電磁接触器に対する投入指令を
出力すると同時に、出力電圧制御手段に対する制御開始
指令を出力することを特徴とするものである。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、直流リアクトルを流れる入力電流を
検出する電流検出手段を備え、シーケンス制御手段は、
電磁接触器に対する投入指令及び出力電圧制御手段に対
する制御開始指令を出力した後、電流検出手段によって
検出された入力電流が所定値を超えたか否かを判別し、
所定値を超えたと判別したとき出力電圧制御手段に対し
て半導体素子のスイッチング制御を停止する指令を与え
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、フィルタコンデンサに流れる電流を
検出する電流検出手段を備え、シーケンス制御手段は、
電磁接触器に対する投入指令及び出力電圧制御手段に対
する制御開始指令を出力した後、電流検出手段によって
検出された電流が所定値を超えたか否かを判別し、所定
値を超えたと判別したとき出力電圧制御手段に対して半
導体素子のスイッチング制御を停止する指令を与えるこ
とを特徴とするものである。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、フィルタコンデンサの両端電圧を検
出する電圧検出手段を備え、シーケンス制御手段は、電
磁接触器に対する投入指令及び出力電圧制御手段に対す
る制御開始指令を出力した後、所定の時間を経過した時
点で電圧検出手段によって検出された電圧が所定値以下
か否かを判別し、所定値以下と判別したとき出力電圧制
御手段に対して半導体素子のスイッチング制御を停止す
る指令を与えることを特徴とするものである。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、インバータ部と負荷との間に設けら
れた交流フィルタ回路と、交流フィルタ回路の入力側及
び出力側のいずれか一方の各相の電流を検出する電流検
出器とを備え、出力電圧制御手段は電流検出器によって
検出された電流波形が半導体素子に加えた所定のオン、
オフ制御信号に対応するものか否かを判断し、電流波形
が所定のオン、オフ制御信号に対応していないと判断し
たときシーケンス制御部に異常信号を送信し、シーケン
ス制御部はこの異常信号の受信に応じて出力電圧制御手
段に半導体素子のスイッチング制御を停止する指令を与
えることを特徴とするものである。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、電圧波形を整形するためにインバー
タ部と負荷との間に設けられた交流リアクトルと交流コ
ンデンサからなる交流フィルタ回路と、交流コンデンサ
に流れる各相の電流を検出する電流検出器とを備え、出
力電圧制御手段は電流検出器によって検出された電流波
形が半導体素子に加えた所定のオン、オフ制御信号に対
応するものか否かを判断し、電流波形が所定のオン、オ
フ制御信号に対応していないと判断したときシーケンス
制御部に異常信号を送信し、シーケンス制御部はこの異
常信号の受信に応じて出力電圧制御手段に半導体素子の
スイッチング制御を停止する指令を与えることを特徴と
するものである。
【0019】請求項7に係る発明は、請求項6又は7に
記載の電源装置において、出力電圧制御手段は、検出さ
れた電流波形が半導体素子に加えた所定のオン、オフ制
御信号に対応していないと判断したとき、インバータ部
を構成する複数の半導体素子のうち、どの半導体素子が
異常かを併せて判断することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る電源装置の第1の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、従来装置を示す図7と同一の要素には同一の符号
を付してその説明を省略する。この実施形態はシーケン
ス制御部21Aの構成がシーケンス制御部21と異なる
だけであり、これ以外は図7と同一に構成されている。
ここで、シーケンス制御部21Aは外部から起動指令が
与えられたとき、最初に電磁接触器1の投入指令を出力
するが、この投入指令と同時にインバータ部7の半導体
素子のオン、オフ制御を開始する指令を出力電圧制御部
22に与えるように講じられている。従って、フィルタ
コンデンサ6の充電が開始されると同時にインバータ部
7の半導体装置がオン、オフ制御されることとなり、フ
ィルタコンデンサ6が定格電圧まで充電される間、実質
的にソフトスタート制御が行われる。また、フィルタコ
ンデンサ6が定格電圧まで充電されたことを、比較器2
4で確認して充電抵抗短絡回路2に対する投入指令が出
力され、これ以降は従来装置と同様な動作が行われる。
【0022】かくして、図1に示した第1の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサ6が定格電
圧に充電されるまでの時間が短縮され、これによって、
起動時間を短縮することができる。
【0023】図2は本発明に係る電源装置の第2の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、第1の実施形態を示す図1と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。この実施形態はシ
ーケンス制御部21Bの構成がシーケンス制御部21A
と異なるだけであり、これ以外は図1と同一に構成され
ている。
【0024】ここで、シーケンス制御部21Bは前述し
たと同様に、外部から起動指令が与えられたとき、電磁
接触器1の投入指令を出力すると同時にインバータ部7
の半導体素子のオン、オフ制御を開始する指令を出力電
圧制御部22に与える。一方、電流検出器4によって検
出される電流値が予め設定した値を超えるか否かをもう
一つの比較器25によって監視し、予め設定した値を超
えたとき出力電圧制御手段22に対してインバータ部7
を構成する半導体素子のスイッチング制御を停止する指
令を与える機能を備えたものである。
【0025】従来装置においては、フィルタコンデンサ
6が定格電圧まで充電された状態で充電抵抗短絡回路2
を投入し、その後にインバータ部7の半導体素子に対す
るオン、オフ制御を開始する。従って、三相ブリッジ回
路を構成する半導体素子の短絡故障に起因する過電流に
対する保護機能は、充電抵抗短絡回路2の投入後に動作
するようになっている。上述した各実施形態のように、
電磁接触器1の投入と同時に半導体素子のオン、オフ制
御を開始したとすれば、電磁接触器1の投入から充電抵
抗短絡回路2を投入するまでの期間、保護検出回路23
の保護機能が十分に働かない場合が予測される。仮に、
半導体素子が装置の起動指令が与えられる前から短絡し
ていたり、起動中に短絡したとしても電磁接触器1の投
入から充電抵抗短絡回路2を投入するまでの期間に流れ
る電流は、最も大きい場合でもパンタグラフから入力さ
れる電圧を充電抵抗3の抵抗値で割算した値になるだけ
であるため、危険性は少ないといえる。しかしながら、
そのような事態を早期に解消する必要があり、また、こ
れ以外の予期しない過電流にも対処する必要がある。
【0026】この実施形態は、パンタグラフから入力さ
れる電圧を充電抵抗3の抵抗値で割算した値よりも僅か
に低く設定した閾値以上の電流が直流リアクトル5に流
れたか否かを比較器25で検出し、閾値以上の電流が流
れた場合に、出力電圧制御手段22に対して半導体素子
のスイッチング制御を停止する指令を与えるように構成
したものである。
【0027】かくして、図2に示した第2の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサが定格電圧
に充電されるまでの時間だけ起動時間を短縮することが
でき、また、起動時間の短縮に起因する保護動作の遅れ
を解消することができる。
【0028】図3は本発明に係る電源装置の第3の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、第2の実施形態を示す図2と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。この実施形態は電
流検出器4の設置位置を直流リアクトル5の電源側か
ら、フィルタコンデンサ6の正電圧側に移動して、フィ
ルタコンデンサ6に流入する電流を検出し、この電流が
パンタグラフから入力される電圧を充電抵抗3の抵抗値
で割算した値よりも僅かに低く設定した閾値を超えたと
き出力電圧制御手段22に対して半導体素子のスイッチ
ング制御を停止する指令を与えるように構成したもので
ある。
【0029】かくして、図3に示した第3の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサが定格電圧
に充電されるまでの時間だけ起動時間を短縮することが
でき、また、起動時間の短縮に起因する保護動作の遅れ
を解消することができる。
【0030】図4は本発明に係る電源装置の第4の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、第3の実施形態を示す図3と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。インバータ部7を
構成する半導体素子に短絡故障が発生したとき、短絡電
流が流れたことによりフィルタコンデンサ6の両端電圧
の上昇が遅くなる。本実施形態はこの点に着目したもの
で、シーケンス制御部21Cは直流電圧検出器15の検
出電圧を予め設定した閾値とを比較器25によって比較
し、電磁接触器1を投入してから充電抵抗短絡回路2を
投入するまでの間に定めたある時点の検出電圧が閾値以
下であるとき、出力電圧制御手段22に対して半導体素
子のスイッチング制御を停止する指令を与えるように構
成したものである。
【0031】かくして、図4に示した第4の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサが定格電圧
に充電されるまでの時間だけ起動時間を短縮することが
でき、また、起動時間の短縮に起因する保護動作の遅れ
を解消することができる。
【0032】図5は本発明に係る電源装置の第5の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、第1の実施形態を示す図1と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。周知の如く、イン
バータ部7を構成する半導体素子が短絡したり、あるい
は、開放状態となるような故障が発生した場合、インバ
ータ部7から出力される各相の電流波形が正常なものと
は異なったものとなる。この実施形態は外部から装置の
起動指令が与えられたとき、電磁接触器1の投入指令を
出力すると同時にインバータ部7の半導体素子のオン、
オフ制御を開始する指令を出力電圧制御部22に与え
る。そして、出力電圧制御部22Aはその瞬間から電流
検出器8の検出値を取り込み、各相の電流波形と、出力
電圧制御部22Aの素子駆動信号に従ってオン状態にす
る信号を加えた半導体素子が正常にオン状態になってい
る場合の電流波形とを論理部26によって比較し、正常
な波形を持った電流が流れているか否かを判断する。
【0033】そして、出力側に流れる各相の電流が、予
想される各相の電流値に対して規定値以上の波形差、例
えば位相差があった場合、出力電圧制御部22Aは異常
と判定された相と、短絡か開放かを判別し、シーケンス
制御部21Dに対して異常信号を出力する。これによっ
て、シーケンス制御部21Dは出力電圧制御手段22A
に対して半導体素子のスイッチング制御を停止する指令
を与える構成になっている。
【0034】かくして、図5に示した第5の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサが定格電圧
に充電されるまでの時間だけ起動時間を短縮することが
でき、また、起動時間の短縮に起因する保護動作の遅れ
を解消することができる。
【0035】また、出力電圧制御部22Aが異常の相
と、短絡か開放かを判定するので、その判定結果を表示
することによって、保守が極めて容易になるという利点
も得られる。
【0036】なお、上記実施形態ては交流リアクトル9
及び交流コンデンサ10でなる交流フィルタ回路の入力
側の電流を検出する出力電流検出器8の信号によって正
常、異常を判断したが、交流フィルタの出力側に電流検
出器を設け、この電流検出器の出力信号に基づいて正
常、異常を判別するようにしても良い。
【0037】図6は本発明に係る電源装置の第6の実施
形態として、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統
を回路図で、制御部をブロック図で示したものである。
図中、第5の実施形態を示す図5と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、交流コ
ンデンサ10の各相に流れる電流を電流検出器14で検
出し、図5に示した電流検出器8の検出値の代わりに出
力電圧制御部22Aに加えるように構成したとものであ
る。
【0038】周知の如く、インバータ部7を構成する半
導体素子が短絡したり、あるいは、開放状態となるよう
な故障が発生した場合、インバータ部7から出力される
各相の電流波形が正常なものとは異なったものとなる。
また、これに対応して交流コンデンサ10に流れる電流
波形も変化する。この実施形態は外部から起動指令が与
えられたとき、電磁接触器1の投入指令を出力すると同
時にインバータ部7の半導体素子のオン、オフ制御を開
始する指令を出力電圧制御部22に与える。そして、出
力電圧制御部22Aはその瞬間から電流検出器14の検
出値を取り込み、各相の電流波形と、出力電圧制御部2
2Aの素子駆動信号に従ってオン状態にする信号を加え
た半導体素子が正常にオン状態になっている場合の電流
波形とを論理部26によって比較し、正常な波形を持っ
た電流が流れているか否かを判断する。
【0039】そして、出力側に流れる各相の電流が、予
想される各相の電流値に対して規定値以上の波形差があ
った場合、例えば規定値以上の位相差があった場合、出
力電圧制御部22Aは異常と判定された相と、短絡か開
放かを判別し、シーケンス制御部21Dに対して異常信
号を出力する。これによって、シーケンス制御部21D
は出力電圧制御手段22Aに対して半導体素子のスイッ
チング制御を停止する指令を与える構成になっている。
【0040】かくして、図6に示した第6の実施形態に
よれば、装置の起動からフィルタコンデンサが定格電圧
に充電されるまでの時間だけ起動時間を短縮することが
でき、また、起動時間の短縮に起因する保護動作の遅れ
を解消することができる。
【0041】また、出力電圧制御部22Aが異常の相
と、短絡か開放かを判定するので、その判定結果を表示
することによって、保守が極めて容易になるという利点
も得られる。
【0042】以上、本発明を車両用補助電源装置につい
て説明したが、本発明は車両用補助電源装置に限らず、
直流電圧の入力経路に設けられた電磁接触器と、電磁接
触器に直列に接続された充電抵抗と、この充電抵抗に並
列接続された充電抵抗短絡回路と、充電抵抗よりも負荷
側の正、負電圧端子間に直列に接続された直流リアクト
ル及びフィルタコンデンサと、ブリッジ接続された半導
体素子を含み、これらの半導体素子をスイッチングして
フィルタコンデンサの両端に発生した直流電圧を交流電
圧に変換して負荷に供給するインバータ部と、起動時に
所定の順序に従って電磁接触器、充電抵抗短絡回路の投
入指令及びインバータ部の制御開始指令を出力するシー
ケンス制御手段、並びに制御開始指令に従ってインバー
タ部の半導体素子をスイッチング制御する出力電圧制御
手段を有する制御部とを備えた電源装置の殆どに適用す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1乃至請求項7に係る発明によれば、起動時間を短
縮することのできる電源装置が得られる。
【0044】また、請求項2乃至請求項7に係る発明に
よれば、さらに、起動時間の短縮に起因する保護動作の
遅れを解消することのできる電源装置が得られる。
【0045】さらに、請求項7に係る発明によれば、保
守が極めて容易になるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の第1の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図2】本発明に係る電源装置の第2の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図3】本発明に係る電源装置の第3の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図4】本発明に係る電源装置の第4の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図5】本発明に係る電源装置の第5の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図6】本発明に係る電源装置の第6の実施形態とし
て、車上用補助電源装置の構成を、主回路系統を回路図
で、制御部をブロック図で示した図。
【図7】従来の電源装置として、車上用補助電源装置の
構成を、主回路系統を回路図で、制御部をブロック図で
示した図。
【符号の説明】
1 電磁接触器 2 充電抵抗短絡回路 3 充電抵抗 4 電流検出器 5 直流リアクトル 6 フィルタコンデンサ 7 インバータ部 8 電流検出器 9 交流リアクトル 10 交流コンデンサ 11 変圧器 12 制御部 13 出力電圧検出器 14 電流検出器 21,21A,21B,21,21D シーケンス制御
部 22,22A 出力電圧制御部 23 保護検出回路 24,25 比較器 26 論理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA04 CA01 CB05 CC32 DC02 DC05 FA03 FA13 FA19 GA01 5H115 PA00 PC01 PG01 PI03 PU01 PV09 PV23 RE01 TO12 TO13 TR08 TU02 TZ04 5H219 AA21 BB09 CC07 DD04 EE05 EE06 HH01 HH08 HH09 HH17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧の入力経路に設けられた電磁接触
    器と、前記電磁接触器に直列に接続された充電抵抗と、
    この充電抵抗に並列接続された充電抵抗短絡回路と、前
    記充電抵抗の負荷側の正、負電圧端子間に直列に接続さ
    れた直流リアクトル及びフィルタコンデンサと、ブリッ
    ジ接続された半導体素子を含み、これらの半導体素子を
    スイッチングして前記フィルタコンデンサの両端に発生
    した直流電圧を交流電圧に変換して負荷に供給するイン
    バータ部と、起動時に所定の順序に従って前記電磁接触
    器、充電抵抗短絡回路の各投入指令及び前記インバータ
    部の制御開始指令を出力するシーケンス制御手段、並び
    に前記制御開始指令に従って前記インバータ部の半導体
    素子をスイッチング制御する出力電圧制御手段を有する
    制御部とを備えた電源装置において、 前記シーケンス制御手段は起動時に前記電磁接触器に対
    する投入指令を出力すると同時に、前記出力電圧制御手
    段に対する前記制御開始指令を出力することを特徴とす
    る電源装置。
  2. 【請求項2】前記直流リアクトルを流れる入力電流を検
    出する電流検出手段を備え、前記シーケンス制御手段
    は、前記電磁接触器に対する投入指令及び前記出力電圧
    制御手段に対する制御開始指令を出力した後、前記電流
    検出手段によって検出された入力電流が所定値を超えた
    か否かを判別し、所定値を超えたと判別したとき前記出
    力電圧制御手段に対して前記半導体素子のスイッチング
    制御を停止する指令を与えることを特徴とする請求項1
    に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記フィルタコンデンサに流れる電流を検
    出する電流検出手段を備え、前記シーケンス制御手段
    は、前記電磁接触器に対する投入指令及び前記出力電圧
    制御手段に対する制御開始指令を出力した後、前記電流
    検出手段によって検出された電流が所定値を超えたか否
    かを判別し、所定値を超えたと判別したとき前記出力電
    圧制御手段に対して前記半導体素子のスイッチング制御
    を停止する指令を与えることを特徴とする請求項1に記
    載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出
    する電圧検出手段を備え、前記シーケンス制御手段は、
    前記電磁接触器に対する投入指令及び前記出力電圧制御
    手段に対する制御開始指令を出力した後、所定の時間を
    経過した時点で前記電圧検出手段によって検出された電
    圧が所定値以下か否かを判別し、所定値以下と判別した
    とき前記出力電圧制御手段に対して前記半導体素子のス
    イッチング制御を停止する指令を与えることを特徴とす
    る請求項1に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】前記インバータ部と前記負荷との間に設け
    られた交流フィルタ回路と、前記交流フィルタ回路の入
    力側及び出力側のいずれか一方の各相の電流を検出する
    電流検出器とを備え、前記出力電圧制御手段は前記電流
    検出器によって検出された電流波形が前記半導体素子に
    加えた所定のオン、オフ制御信号に対応するものか否か
    を判断し、電流波形が所定のオン、オフ制御信号に対応
    していないと判断したとき前記シーケンス制御部に異常
    信号を送信し、前記シーケンス制御部はこの異常信号の
    受信に応じて前記出力電圧制御手段に前記半導体素子の
    スイッチング制御を停止する指令を与えることを特徴と
    する請求項1に記載の電源装置。
  6. 【請求項6】電圧波形を整形するために前記インバータ
    部と前記負荷との間に設けられた交流リアクトルと交流
    コンデンサからなる交流フィルタ回路と、前記交流コン
    デンサに流れる各相の電流を検出する電流検出器とを備
    え、前記出力電圧制御手段は前記電流検出器によって検
    出された電流波形が前記半導体素子に加えた所定のオ
    ン、オフ制御信号に対応するものか否かを判断し、電流
    波形が所定のオン、オフ制御信号に対応していないと判
    断したとき前記シーケンス制御部に異常信号を送信し、
    前記シーケンス制御部はこの異常信号の受信に応じて前
    記出力電圧制御手段に前記半導体素子のスイッチング制
    御を停止する指令を与えることを特徴とする請求項1に
    記載の電源装置。
  7. 【請求項7】前記出力電圧制御手段は、検出された電流
    波形が前記半導体素子に加えた所定のオン、オフ制御信
    号に対応していないと判断したとき、前記インバータ部
    を構成する複数の半導体素子のうち、どの半導体素子が
    異常かを併せて判断することを特徴とする請求項6又は
    7に記載の電源装置。
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