JPH06217408A - 電気自動車の制御装置 - Google Patents

電気自動車の制御装置

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JPH06217408A
JPH06217408A JP585393A JP585393A JPH06217408A JP H06217408 A JPH06217408 A JP H06217408A JP 585393 A JP585393 A JP 585393A JP 585393 A JP585393 A JP 585393A JP H06217408 A JPH06217408 A JP H06217408A
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JP
Japan
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relay
signal
vehicle
state
controller
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JP585393A
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Sumikazu Shiyamoto
純和 社本
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントローラの電源が瞬断した場合にST信
号を待たず自動復帰可能にする。 【構成】 ST信号待ちに係るステップ108以前にC
READY信号によりメインリレーの状態を判定する
(130)。電源瞬断であれば、メインリレーの機械的
遅れ時間によりCREADY信号がオンしているため、
これに応じてステップ108をスキップさせる(自動復
帰)。その際、車両が走行しているか否かを判定し(1
32、134)、走行していない場合にはスキップを実
行しない。 【効果】 電源瞬断時にST信号なしで自動復帰する。
CREADY信号にノイズが生じている場合には自動復
帰しないため、信頼性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源と駆動手段の
接続を開閉する手段を備えた電気自動車、特にその制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車はモータを駆動源とする車両
である。このモータは、車載のバッテリ等の直流電源に
より駆動される。モータとして交流モータを使用する場
合、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換
してモータに供給する必要がある。このための手段とし
ては、大電力のスイッチング素子、例えばIGBTから
構成されるインバータが用いられる。インバータを用い
る場合、そのスイッチング動作を制御することによりモ
ータの出力トルクを制御できる。
【0003】バッテリとインバータの接続は、車両非走
行時には開放され、車両走行時には閉結される。この開
閉を行う手段としては、通常、パワーリレーが用いられ
る。このパワーリレーは、インバータの制御を開始する
のに先立ち閉結され、バッテリとインバータの間を接続
する。
【0004】一方で、インバータの入力側には、通常、
バッテリから供給される電圧を安定化するために、コン
デンサが接続される。このコンデンサは比較的大容量の
コンデンサである。従って、バッテリとインバータの間
に単一のパワーリレーを設けたのみでは、インバータの
制御を開始する際に、パワーリレーを介してコンデンサ
に充電電流が突入してしまう。
【0005】そこで、従来から、バッテリとインバータ
の間の接続を開閉するパワーリレーとして2個のリレー
を設ける構成が採用されている。これら2個のリレーの
うち一方(サブリレー)には抵抗が直列に挿入され、他
方(メインリレー)はこの直列回路と並列に接続され
る。インバータの制御を開始する際には、まずサブリレ
ーを閉結させ、その後所定時間経過後にメインリレーを
閉結させる。このようにすると、インバータの入力側に
設けられたコンデンサは、まず抵抗を介してある程度充
電された後に、メインリレーを介してバッテリに接続さ
れることとなり、充電に伴う突入電流は著しく減少す
る。このような構成は、本願出願人が先に提案してお
り、例えば特願平3−58953号ではメインリレーの
開放異常への対策がなされている。
【0006】図2には、電気自動車の駆動装置の一例構
成が示されている。この図に示される装置は、車載の直
流電源として主バッテリ10を、車両の駆動手段として
インバータ12及びモータ14を、それぞれ備えてい
る。主バッテリ10は例えば鉛電池等の充放電可能な電
池であり、その出力は入力リレー装置16を介してイン
バータ12に供給される。インバータ12は主バッテリ
10の出力を三相交流電力に変換し、モータ14に供給
する。モータ14は、この交流電力により駆動され、車
両の駆動力を発生させる。
【0007】インバータ12は、図示しないがIGBT
等のスイッチング素子を備えている。これらの素子の動
作はコントローラ18により制御される。コントローラ
18は、IG信号及びST信号がいずれもオンしている
状態でこの制御を実行する。IG信号は、車両操縦者が
イグニッションスイッチをオンさせたか否かを示す信号
であり、ST信号は、車両操縦者がスタートスイッチを
オンさせたか否かを示す信号である。コントローラ18
は、車両操縦者によるアクセルペダルやブレーキペダル
の踏込量等を示す車両信号を入力し、この車両信号に基
づき、モータ14に要求する出力を示すトルク指令を発
生させる。コントローラ18は、モータ14への出力を
ベクトル制御すべくトルク指令に基づきベクトル演算を
実行し、その結果に基づきPWM信号を発生させる。こ
のPWM信号によりインバータ12のスイッチング素子
が制御され、モータ14から必要な出力トルクが得られ
る。
【0008】入力リレー装置16は、主バッテリ10と
インバータ12の間の接続を開閉する装置であり、前述
のメインリレー、サブリレー、充電用抵抗等を有してい
る。この図においては、入力リレー装置16はさらに、
主バッテリ10又は図示しない充電器の出力をDC/D
Cコンバータ20、図示しないエアコン及びヒータに選
択的に供給する機能や、図示しない充電器の出力を適宜
主バッテリ10に供給する機能を有している。なお、D
C/DCコンバータ20は、主バッテリ10又は充電器
の出力を補機バッテリ22の充電に適した電圧に変換す
る回路であり、補機バッテリ22は、車載の電気的補機
(コントローラ18、ランプ、ワイパ等)に例えば+1
2Vの電源電圧を供給する。
【0009】図3には、入力リレー装置16の一例構成
が示されている。この図は上述の先提案に係る装置にい
くつかの改良を加え、さらにより詳細に図示したもので
ある。
【0010】この図に示される入力リレー装置16は、
メインリレー24及びサブリレー26を備えている。サ
ブリレー26には充電用抵抗R1が直列接続されてお
り、メインリレー24とサブリレー26及び充電用抵抗
R1は並列接続されている。この並列接続体の一端はフ
ューズ28を介して主バッテリ10に接続されており、
他端はインバータ12に接続されている。従って、メイ
ンリレー24が未だ閉結しておらずサブリレー26のみ
が閉結している状態では、インバータ12(及びその入
力端に設けられたコンデンサ(図示せず))に対し、主
バッテリ10の出力が充電用抵抗R1を介して供給され
る。メインリレー24が閉結すると、主バッテリ10の
出力は直接にインバータ12及びコンデンサに供給され
る。なお、抵抗R2及びR3はコンデンサの放電抵抗、
ダイオードD1及びD2は電流方向規制用のダイオー
ド、ダイオードD3はコンデンサが放電中であることを
示すLEDである。
【0011】メインリレー24及びサブリレー26は、
リレー駆動回路30によって駆動される。リレー駆動回
路30は、±15Vの電圧により動作する直流電源回路
32から電源供給を受ける。リレー駆動回路30は、I
GECU信号がコントローラ18から供給された後さら
にコントローラ18からCONT信号が供給されると、
これに応じてメインリレー24及びサブリレー26を所
定順序及びタイミングで閉結させる。すなわち、IGE
CU信号は、メインリレー24及びサブリレー26を駆
動するためにコントローラ18が供給する12VのIG
信号であり、CONT信号はメインリレー24及びサブ
リレー26を駆動する旨の制御信号である。なお、GN
Dはリレー駆動回路30の接地電位である。また、JB
NG信号はメインリレー24の異常を示す信号であり、
この信号が発生している間は、リレー駆動回路30はメ
インリレー24及びサブリレー26を閉結させる制御を
実行しない。
【0012】リレー駆動回路30は、メインリレー24
及びサブリレー26を駆動する他、充電器に係るリレー
制御を実行する。すなわち、入力リレー装置12は、充
電器接続用のリレー34及び36を備えている。リレー
34はフューズ38を介して主バッテリ10の+側に接
続されており、リレー36は−側に接続されている。リ
レー駆動回路30は、充電器を用いて主バッテリ10を
充電する際、12VのIGCH信号の供給を受け、リレ
ー34及び36を閉結させる。これにより、充電器の出
力は主バッテリ10に供給される。
【0013】入力リレー装置12は、さらに、エアコン
接続用のリレー40及びヒータ接続用のリレー42を備
えている。リレー40はフューズ44を介して、リレー
42はフューズ46を介して、主バッテリ10の+側に
接続されている。コントローラ18から12VのAC信
号が供給されると、これによりリレー40及び42が閉
結し、エアコン及びヒータが主バッテリ10に接続され
る。
【0014】入力リレー装置12は、DC/DCコンバ
ータ20接続用のリレー48を備えている。リレー48
はフューズ50を介して主バッテリ10の+側に接続さ
れており、コントローラ18から12VのIG信号が供
給されるとこれによりリレー48が閉結し、DC/DC
コンバータ20が主バッテリ10に接続される。なお、
このIG信号は、使用者によりイグニッションスイッチ
がオンされたことを示す信号である。
【0015】スイッチSW1は、緊急起動用スイッチで
ある。操縦者がこのスイッチSW1を手動操作により閉
結させると、主バッテリ10の出力がフューズ52を介
して直流電源回路54に供給され、直流電源回路54か
ら12VのIGr信号が出力される。コントローラ18
は、IGr信号に応じて急発進動作を実行する。一方
で、IGr信号は、リレー48の励磁コイルにも供給さ
れる。すると、DC/DCコンバータ20が主バッテリ
10に接続される。
【0016】入力リレー装置12は、主バッテリ10の
電流、電圧及び入力リレー装置12内部の漏電を検出す
る機能を有している。電圧検出回路56はフューズ58
及び60を介して主バッテリ10の+側及び−側に接続
されており、主バッテリ10の電圧VBを検出してコン
トローラ18に出力する。電流検出回路62及び64は
それぞれ主バッテリ10の電流を異なる箇所で検出し、
検出した電流IB1及びIB2をコントローラ18に出
力する。漏電検出回路66は、電圧VB、電流IB1及
びIB2を監視し、漏電を検出してLEAKV信号によ
りコントローラ18に出力する。これらの信号の供給を
受けることにより、コントローラ18は、主バッテリ1
0の状態に応じた制御動作を好適に実行できる。なお、
GBは、検出系の接地電位である。
【0017】この図においては、さらに、メインリレー
24の開閉状態を検出するスイッチSW2が設けられて
いる。メインリレー24はパワーリレーであるためある
程度の時定数=機械的遅れ時間を有している。従って、
CONT信号がリレー駆動回路30に供給されメインリ
レー24が励磁された後においても、当該メインリレー
24はこの遅れ時間の間閉結状態を維持している。コン
トローラ18は、スイッチSW2の状態を示すCREA
DY信号を用いることにより、実際にメインリレーが閉
結しているか否かを判別できる。この判別は、インバー
タ14のPWM制御を開始するか否かの判別として採用
できる。
【0018】図4には、この参考例におけるコントロー
ラ18の動作の流れが示されている。コントローラ18
は、IG信号がオンすることにより動作を開始し(10
0)、所定の初期設定処理を行った上で(102)、充
電線が接続されているか否か(104)、急発進モード
であるか否か(106)の判定を実行する。充電器から
の充電線が接続されている場合及び緊急発進時には、ス
テップ104又は106からステップ100に戻る。コ
ントローラ18は、これ以外の場合に、ステップ108
以降の動作に移行する。
【0019】ステップ108においては、コントローラ
18は、ST信号がオンしているか否かを判定する。す
なわち、操縦者がスタートスイッチをオンさせたことを
検出する。IG信号オン直後においてはST信号はオン
していないから、ステップ110に移行しCONT信号
がオフされる。リレー駆動回路30は、コントローラ1
8からのCONT信号がオフしているためメインリレー
24及びサブリレー26を開放状態に制御する。
【0020】コントローラ18は、次に、CREADY
信号がオンしているか否か、すなわちメインリレー24
が機械的に見て閉結しているか否かを判定検出する(1
12)。ステップ110実行直後においては、正常であ
ればメインリレー24は開放状態であるからCREDY
信号はL値、すなわちオフである。この場合には、コン
トローラ18は、トルク指令値を0に設定し(11
4)、インバータ12の各スイッチング素子をベース遮
断状態とする(116)。この後、JBNG信号の発生
有無等各種フェイルチェックが行われ(118)、フェ
イルがないことを条件としてステップ108に戻る。フ
ェイルがある場合、対応するフェイル処理が実行される
(120)。
【0021】このような動作が繰り返された後、ある時
点でST信号がオンすると(108)、コントローラ1
8はNREADY信号がオンしたか否かを判定する(1
22)。インバータ12の起動準備が整っていない状態
では、NREADY信号はオフしているから、ステップ
112に移行してステップ114〜118が実行され
る。インバータ12の起動準備が整うとNREADY信
号がオンし(122)、コントローラ18はこれに応じ
てCONT信号をオンさせる(124)。リレー駆動回
路30は、コントローラ18からのCONT信号がオン
するのに応じてサブリレー26、メインリレー24の順
で閉結させる。CONT信号がオンしてから実際にメイ
ンリレー24がオンするまでは、この制御時間及びメイ
ンリレー24の遅れ時間が必要であるから、CONT信
号14がオンしてから所定時関係経過までは、ステップ
112からステップ114に移行する。実際にメインリ
レー24がオンしCREADY信号がオンすると、コン
トローラ18の動作はステップ112からステップ12
6に移行する。ステップ126においては車両信号及び
回転数センサ68により検出したモータ14の回転数に
基づくトルク指令演算が実行され、続くステップ128
においてはスイッチング素子のベース遮断状態が解除さ
れる。コントローラ18は、演算したトルク指令に基づ
きベクトル演算を行いインバータ12にベクトル制御に
係るPWM信号を供給する一方で、ステップ118から
ステップ108に戻り、動作を繰り返す。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、コントローラの電源が瞬断した場
合にコントローラがリセットされ、例えば図4に示され
る制御が再び最初から実行される。すると、操縦者等が
スタートスイッチを操作しST信号を発生させない限
り、インバータ及びモータが起動しないため、操作に煩
わしさが生じてしまう。このような瞬断は、例えば、イ
ンバータを構成するスイッチング素子のスイッチングノ
イズ等によって生じる可能性がある。
【0023】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、コントローラの電
源が瞬断した場合にスタートスイッチ等を走査すること
なく自動的に原状態に復帰可能にすることを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、動作開始後起動指令(例えばST
信号)到来前に開閉手段(例えばメインリレー)の状態
を検出する状態検出手段と、検出の結果、開放状態であ
る場合には起動指令を待って開閉手段への閉結指令(例
えばCONT信号)及び駆動手段(例えばインバータ及
びモータ)への制御信号(例えばPWM信号)の供給を
実行し、閉結状態である場合には起動指令を待たずにこ
れら閉結指令及び制御信号の供給を実行する起動時制御
手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】また、本発明は、起動時制御手段が、状態
検出手段による検出の結果、閉結状態である場合に車両
が走行状態にあるか否かを検出し、この検出の結果、走
行状態にある場合にのみ起動指令を待たずに上記閉結指
令及び制御信号の供給を実行することを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明においては、制御装置が動作開始した後
起動指令到来前に開閉手段の状態が検出される。通常の
動作開始時には、開閉手段は開放状態であり、この場
合、起動指令を待って、開閉手段への閉結指令及び駆動
手段への制御信号の供給が実行される。一方、開閉手段
はその状態を維持する特性・機能を有しているから、電
源の瞬断等に伴い制御装置が動作開始した時には、開閉
手段は閉結状態である。この場合、起動指令を待たずに
閉結指令及び制御信号の供給が実行される。従って、操
縦者等が起動指令を与えることなく動作が従前の状態に
自動復帰することとなり、操作性の向上が実現される。
【0027】また、本発明においては、検出の結果閉結
状態である場合に車両が走行状態にあるか否かが検出さ
れ、走行状態にある場合にのみ上述のような復帰動作が
実行される。すなわち、開閉手段の状態を誤検出した場
合等においては復帰動作が実行されず、復帰動作の信頼
性が高いものとなる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。
【0029】図1には、本発明の一実施例に係るコント
ローラ18の動作の流れが示されている。本実施例は装
置構成としては図2及び図3に示される構成で実現でき
るため、以下、この装置構成を前提する。また、図1の
動作は図4の動作の一部改良であるため、以下、本実施
例の特徴に係る部分を中心として説明する。その際、図
2乃至図4に示される参考例と同様の構成には同一の符
号を付し説明を省略する。
【0030】この実施例においては、ステップ104に
おいて充電線が接続されていないと判定された後にステ
ップ130が実行される。このステップ130は本実施
例の第1の特徴に係る動作であり、その内容は、CRE
ADY信号がオンしているか否かの判定である。通常
は、この時点ではCREADY信号はオフしているが、
コントローラ18の電源が瞬断した場合等においてはオ
ンしている。ステップ130においてCREADY信号
がオフしているとされた場合には、ステップ106以降
に移行し、参考例と同様の動作が実行される。オンして
いるとされた場合には、ステップ132及び134に移
行し、本実施例の第2の特徴に係る動作が実行される。
【0031】ステップ132においては、アクセルペダ
ルが踏み込まれているか否かが車両信号に基づき判定さ
れる。踏み込まれていないとされた場合にはステップ1
34に移行し、モータ14が回転しているか否かが回転
数センサ68等の出力にもとづい判定される。これらの
判定の結果、アクセルペダルが踏み込まれているかある
いはモータ14が回転している場合には、ステップ12
2に移行し、これらの条件がいずれも満たされていない
場合にはステップ108に移行する。
【0032】ここに、アクセルペダルが踏み込まれてい
る状態やモータ14が回転している状態は、いずれも車
両が走行中であることを示している。従って、本実施例
においては、IG信号オン時にCREADY信号がオン
しておりかつ車両が走行中である場合に、ST信号待ち
に係るステップ108がスキップされる。
【0033】IG信号オン時にCREADY信号がオン
する状態は、コントローラ18の電源が瞬断した場合等
に生じる。本実施例の第1の特徴は、このような場合に
ステップ108をスキップ可能にした点にある。また、
IG信号オン時にCREADY信号がオンする状態は、
CREADY信号にノイズが発生した場合等、誤検出に
よっても生じる。本実施例の第2の特徴は、ステップ1
32及び134を実行することによって、このような場
合に上記スキップを行わないようにする点にある。
【0034】従って、本実施例によれば、電源瞬断時等
に従前の動作に自動復帰するため、操縦者等がスタート
スイッチの操作を再度行う必要がない。また、ステップ
132及び134によりこの復帰動作の信頼性が高ま
る。
【0035】なお、ステップ132及び134の条件は
他の条件としてもよい。例えばモータ14の回転の判定
に代え車速判定を行ってもよい。また、装置のハードウ
エア構成は参考例のものには限定されない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御装置が動作開始した後起動指令到来前に開閉手段の
状態を検出し、その結果開閉手段が閉結状態である場合
には起動指令を待たずに閉結指令及び制御信号の供給を
実行するようにしたため、電源瞬断等の場合に操縦者等
が起動指令を与えることなく、動作を従前の状態に自動
復帰でき、操作性が向上する。
【0037】また、本発明によれば、車両が走行状態に
ある場合にのみ上述のような復帰動作を実行するように
したため、復帰動作の信頼性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコントローラの制御動
作を示すフローチャートである。
【図2】電気自動車の駆動装置の一例構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】入力リレー装置の一例構成を示すブロック図で
ある。
【図4】参考例に係るコントローラの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 主バッテリ 12 インバータ 14 モータ 16 入力リレー装置 18 コントローラ 24 メインリレー 26 サブリレー 30 リレー駆動回路 R1 充電用抵抗 IG イグニッションスイッチの状態を示す信号 ST スタートスイッチの状態を示す信号 CONT メインリレー及びサブリレーの制御信号 CREADY メインリレーの状態を示す信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、車両走行用のモータを含み
    直流電源から出力される直流電力により制御信号に応じ
    車両の駆動力を発生させる駆動手段と、閉結指令に応じ
    て直流電源と駆動手段の間を接続し、電源断に応じて開
    放する際所定時間は閉結状態を維持する開閉手段を含む
    接続回路と、を有する電気自動車に搭載され、動作開始
    後起動指令に応じて接続回路に閉結指令を供給し開閉手
    段を閉結させ、その後駆動手段に制御信号を供給して動
    作を開始させる制御装置において、 動作開始後起動指令到来前に開閉手段の状態を検出する
    状態検出手段と、 検出の結果、開放状態である場合には起動指令を待って
    上記閉結指令及び制御信号の供給を実行し、閉結状態で
    ある場合には起動指令を待たずに上記閉結指令及び制御
    信号の供給を実行する起動時制御手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御装置において、起動
    時制御手段が、状態検出手段による検出の結果、閉結状
    態である場合に車両が走行状態にあるか否かを検出し、
    この検出の結果、走行状態にある場合にのみ起動指令を
    待たずに上記閉結指令及び制御信号の供給を実行するこ
    とを特徴とする制御装置。
JP585393A 1993-01-18 1993-01-18 電気自動車の制御装置 Pending JPH06217408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183671A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Toyota Motor Corp 電動車両およびその充電制御方法
JP2012191751A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Toyota Motor Corp 電動機のフェールセーフ装置

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