JP3178228B2 - 酸素濃縮装置 - Google Patents

酸素濃縮装置

Info

Publication number
JP3178228B2
JP3178228B2 JP05616094A JP5616094A JP3178228B2 JP 3178228 B2 JP3178228 B2 JP 3178228B2 JP 05616094 A JP05616094 A JP 05616094A JP 5616094 A JP5616094 A JP 5616094A JP 3178228 B2 JP3178228 B2 JP 3178228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
sound
passage
oxygen concentrator
sound insulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05616094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07255851A (ja
Inventor
重雄 佐藤
和潔 高野
浩一 土屋
暢 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP05616094A priority Critical patent/JP3178228B2/ja
Publication of JPH07255851A publication Critical patent/JPH07255851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3178228B2 publication Critical patent/JP3178228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用酸素濃縮装置に
関し、特に、圧力変動吸着型酸素濃縮装置の運転音を低
減するための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用酸素濃縮装置は、患者の枕元近く
で昼夜を問わず使用されるものであるため、患者本人や
家族の方々にとっても低騒音のものであることが強く求
められている。圧力変動吸着型酸素濃縮装置は一般的に
騒音が大きく、その騒音低減には防音筐体を二重にし
て、装置を構成する機器のうち、動作中に発音源となり
騒音の大きいものを内側の防音筐体内に収納し、例え
ば、騒音と振動の源である電動機や圧縮空気供給手段の
振動を防振ゴムやスプリングを用いて防止し、また発音
源からの音波は二重の遮音壁を用いて密閉し、その遮音
壁の遮音性を高めるため質量を増加させ、そして内壁面
に吸音材を貼付して音エネルギーを吸収して、騒音の低
減を図る方法が知られている。
【0003】これ等は筐体振動を少なくし、壁面からの
透過音を下げる方法であるが、しかし、これ等の発音源
は電力を消費し発熱をするものを含んでいるため、冷却
用の冷却空気が必要である。このため、防音筐体には空
気の取入口と暖められた排気風の排出口が不可欠である
が、この取入口及び排出口から騒音が外部に出るので、
これを防止することも大変重要なことである。
【0004】空気の流入口、流出口から出る音が、壁を
透過する音よりも大きくなれば、装置全体の騒音レベル
はこれを下げる方がより重要となってくる。この空気流
通路の騒音の低減については、特公平2−29601号
公報には図7の(b)(c)に示す方法、特公平3−3
24号公報には図7の(a)に示す方法、また特公平4
−4007号公報にも同様の方法、即ち、大気流入通
路、大気流出通路にそれぞれ多くの屈曲回数を与え、そ
の通路を長くして、かつその屈曲部内面に吸音材を設け
ることによって、騒音を低減させる方法が示されてい
る。
【0005】一方、患者や病院、あるいは装置の運搬や
据付を行う人々にとっては、装置は小さく軽い方が持運
びが楽でよいことは言うまでもない。しかし、大気通路
の屈曲回数を多くし、通路長を長くする前記のような方
法では、特公平2−29601号公報にも記載されてい
るように、大気流入通路の長さ、大気の排出通路の長さ
の各々を、装置の外殻を構成する面における相対する両
端間の長さの最少値以上の距離をとるなどの必要があ
り、装置の構成機器収容部に対する通路容積が大きくな
る。酸素濃縮装置の構成機器としては、前記二重箱の内
側の防音ボックスに入れる必要のある機器の他に、音の
しない、あるいは音の小さい静音型機器や部品(以下、
静音機器と言う)があり、筐体内にはこれを収納する場
所も必要で、装置寸法が大きくなり、その装置の重量も
大きくなり、先の小型軽量の要望にはほど遠いものにな
る恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
のような欠点を是正し、大気流入/排出通路を長く取ら
なくても、そして酸素濃縮装置の機能を減じることな
く、装置寸法を小さく構成でき、従来の騒音レベルと同
等以下の酸素濃縮装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、かかる目
的を達成すべく鋭意研究を行った結果完成されたもの
で、(1)酸素濃縮装置を構成する機器のうち静音機器を
収納する部位を消音室として構成し活用すること、(2)
装置の外殻筐体下部の空間に排気専用の床下遮音ダクト
を設置すること、及び(3)通風路内に遮音板を付設した
通路が短くて遮音効果の高い遮音通風路を設けること、
の3点を有機的に組み合わせることにより、騒音低減の
効果を高めたことを特徴とするものである。
【0008】具体的には、大気中の水分及び窒素ガスを
選択的に吸着する吸着剤を充填した吸着筒、該吸着筒よ
り排出された酸素富化空気を貯溜するバッファタンク、
吸着筒に圧縮空気を供給するための電動機及び該電動機
によって駆動される空気圧縮機からなる圧縮空気供給手
段、該圧縮空気供給手段と吸着筒とを接続する導管類、
該導管類に設けられた自動弁類、並びに該自動弁類及び
圧縮空気供給手段の動作を制御するための電気制御機器
とその配線類からなる圧力変動式酸素濃縮装置におい
て、騒音源となる電動機、空気圧縮機、自動弁等の騒音
機器群は防音壁面を持つ防音ボックス内に収納し、騒音
を発生しない吸着筒、バッファタンク、導管類、電気制
御機器、配線類等の静音機器群は静音機器収納消音室に
収納した構成を基本とする。
【0009】そして第1の発明は、防音壁からなる外殻
筐体に設けられた大気取入口と前記防音ボックスの大気
流入開口部の間の大気流入通路を、静音機器収納消音室
をその一部として構成し、その大気流入通路と、防音ボ
ックスの大気流出開口部と外殻筐体に設けられた大気排
出口の間の大気排出通路の、いずれか一方又は両方に、
1個もしくは複数個の遮音板を付設した遮音通風路を設
けた酸素濃縮装置である。
【0010】第2の発明は、防音壁からなる外殻筐体に
設けられた大気取入口と前記防音ボックスの大気流入開
口部の間の大気流入通路を、1個もしくは複数個の遮音
板を付設した遮音通風路と、それに続く前記静音機器収
納消音室とで構成すると共に、防音ボックスの大気流出
開口部は外殻筐体底面の大気排出口に密接して設け、外
殻筐体の下面には1個もしくは複数個の遮音板を付設し
た床下遮音ダクトを接続して大気排出通路とした酸素濃
縮装置である。
【0011】第3の発明は、防音壁からなる外殻筐体に
設けられた大気取入口と前記防音ボックスの大気流入開
口部の間の大気流入通路を、1個もしくは複数個の遮音
板を付設した遮音通風路と、それに続く前記静音機器収
納消音室とで構成すると共に、防音ボックスの大気流出
開口部と外殻筐体に設けられた大気排出口との間には、
1個もしくは複数個の遮音板を付設した大気排出通路を
設け、該大気排出通路の大気排出口は外殻筐体の底面に
設け、外殻筐体の下面には1個もしくは複数個の遮音板
を付設した床下遮音ダクトを接続して大気排出通路の一
部とした酸素濃縮装置である。
【0012】さらに、第4の発明は、第2、および第3
の発明において、大気流入通路を構成する静音機器収納
消音室が、電気制御機器、配線類等の電気系統の静音機
器群を収納した静音機器収納消音室と、吸着筒、バッフ
ァタンク、導管類等の空気系統の静音機器群を収納した
静音機器収納消音室の2室から構成された酸素濃縮装置
である。
【0013】以下、図面を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図1〜図3は本発明の実施例となる酸素濃
縮装置の内部構造を示す断面図で、図4は酸素濃縮装置
の外殻筐体内に収納される防音ボックスの構造の一例を
示す図、図5は遮音板の構造を示す図、図6は床下遮音
ダクトの構造を示す図である。
【0014】酸素濃縮装置の騒音を小さくするために
は、装置を構成する機器のうち、騒音源となる電動機お
よび空気圧縮機からなる圧縮空気供給手段19、自動弁
類21等(以下、騒音機器と言う)を、防音構造になっ
ている外殻1筐体の中に収容、設置された、第1の防音
ボックス16内に収納して騒音の壁面からの透過を防
ぐ。そして、外殻筐体と防音ボックスの間の振動の伝播
を防止するため、強固な接続(例えばネジ等による固
定)は行わず、単に外殻筐体内で第1の防音ボックスが
3次元の移動を抑制される、例えば壁面、床面、天井面
等に密接させて移動を抑制するような手段で実装し、音
の伝播を少なくする。勿論、第1の防音ボックス内に収
納実装する電動機、空気圧縮機等の動作中に振動を生じ
る機器については、スプリング20や防振ゴム等の振動
をやわらげる手段を介して実装される。
【0015】この内、第1の防音ボックス16内に収納
される機器は、電動機や空気圧縮機などの発熱を伴うも
のを含むので、その冷却用の空気を導入し、また熱交換
した後の温風を排出する必要がある。この冷却用大気の
流入・排出通路を通って、騒音が漏出するのでこれを防
ぐ必要がある。大気流入通路の一部に、酸素濃縮装置を
構成する機器のうち、騒音を発しない静音機器を配置す
ると、これ等は種々の形状の集まりでほとんどが固体形
状物であるので、音波の散乱を起こす。そして、これ等
を収納する室の壁に吸音材を張り付けて散乱した音波を
吸収させ、またその収納室のなるべく離れた位置に冷却
用空気の通路の入口、出口を配置する。入口に対して収
納室が大きく広い場合は、膨張による騒音低減の効果も
含めて、この静音機器収納室は消音器として作用する。
【0016】静音機器は、吸着筒4,4’、バッファタ
ンク5、電子制御機器36、配管類などがこれに該当す
る。これ等は、外殻筐体1と防音ボックス14,16と
の間に配置されることとなるが、その配置スペースを消
音のための手段として積極的に活用する。即ち、これ等
をいくつかのグループに分けて、収納する部屋を作る。
このグループ分けは、酸素濃縮装置を保守する際に便利
なようにグループ分けする方法、あるいは、同種の機能
と配管、配線を必要とするグループに分ける方法、電子
部品及び電気配線を必要とするグループ分けにする等の
方法がある。保守性、組立性、配置性などの要素を考慮
してグループ分けすれば良く、いずれにしてもこれ等の
構成機器あるいは部品はハードな固体形状物であるか
ら、音波の散乱物体となるので、収納室の6面の内のい
くつかの面に吸音材を張り付けて、散乱した音波を吸音
材で吸収低減させるようにし、大気の流入口及び排出口
を設けて、前記冷却用空気の流入・排出通路の一部とし
て使用することにより、この部屋を通過する騒音が低減
される。また、流入口よりこの部屋に入るとき、膨張消
音効果も合わせ持つこととなるので、従来のような長大
な大気流入・排出通路を設けて多くの屈曲を持たせる方
法に比べて、筐体スペースの大幅な有効活用を図ること
ができる。
【0017】次に、酸素濃縮装置を病院内あるいは患者
の自宅に置いて使用する場合、居住空間の狭い我国の住
宅事情では、装置の容積は小さい方が良い。装置はその
移動のため底面にキャスター3を備えており、装置の底
面と床の空間が今まで無駄になっていた。一方、冷却用
空気の流入口には汚れた空気を浄化し、あるいは浮遊ゴ
ミを取除くためのフィルター35が設けられている。フ
ィルターは人間工学上、その汚れを掃除しやすく目につ
きやすい、前面の上部に取り付けるのが好ましい。そし
て排出される温風は、入口に回り込むのを防ぐため通
常、反対側、即ち下部後方に排出するように構成され
る。
【0018】本発明では、この装置の底面と床面の間に
出来る、従来無駄になっていた空間を利用して、排気用
の床下遮音ダクト2を設置することにより、装置の容積
を小さくし、占有スペースの有効活用を図りながら、消
音効果を高めるように構成した。床下遮音ダクト2は、
装置の底面に取付けられたキャスター3が作る装置底面
と床面の間の空間を有効に活用する、消音を主たる目的
とした冷却後の温風排出用の部品であり、その配置され
る場所や大きさには構造上から制約がある。即ち、装置
を移動させる際に、底部をこすらないで敷居やジュウタ
ンの上を移動するためには、床面から上に少なくとも2
0mm以上、できれば30〜50mmの空間が必要である。
一方、酸素濃縮装置の高さは500〜900mmの範囲の
ものがほとんどであり、重量も30〜70Kgの範囲であ
るから、使用するキャスター3の高さも50〜120mm
の範囲であり、これ等の事情から床下遮音ダクト2の厚
さは30〜90mmの範囲となり、装置平面寸法より小さ
い平面を有することとなる。
【0019】本発明における床下遮音ダクト2は、この
寸法内に入るサイズで、図6に示したように、遮音材で
構成されたトレー状の筺体内に、図5に示すような構造
(後述)の、1個又は複数個の遮音板13を設置するこ
とにより、優れた消音効果を得るものである。そして、
筺体の内表面には吸音材が張り付けられており、そのま
ま装置底板の下面に取り付け固定してもよいが、筺体の
上面に吸音材、または吸音材を内張りした遮音材を蓋と
して取り付け、これを装置底板の下面に直接、または空
隙を設けて取り付けても良い。上面に蓋を取り付けたと
きは、装置底面の大気排出口9に対応する位置に排気の
流入口を設ける。筺体内の通路の形状については特に限
定されるものではないが、図6(a)のように、排気の
流入口と反対側の位置に排出口28を設けて、排気通路
26を直線状にしてもよく、また、図6(b)のよう
に、排気の流入口を中心にして渦巻き状の隔壁を設け
て、排気通路26を渦巻き状にするのも有効である。
【0020】本発明において用いる遮音板11(10,
13を含む)は、図5に示したように、遮音材23の片
面又は両面に吸音材24を張り付け、複数個の貫通孔2
2を設けた構造になっている。吸音材24は遮音材23
の両面に取り付けるのが好ましいが、片面でもよく、そ
の場合は空気流の風上側に取り付けるのが良い。貫通孔
22は一つまたは複数個で、その形状は問わないが、製
作上から円形か四角形とするのが好ましい。本発明で使
用する吸音材は、ポリウレタンの連通発泡材がその1例
であり、グラスウールやフェルト等でも良い。この吸音
材に遮音材23の開孔形状とほぼ同形の開口部を設け、
遮音材の開口部と通気可能に合わせて接合して構成す
る。また、吸音材は厚さの大きいものの方が消音効果が
大きく、遮音板の設置枚数が多い程、消音効果が大き
い。
【0021】しかし、静音機器収納消音室にせよ、床下
遮音ダクトにせよ、消音機能や寸法上から来る制限など
により、十分な消音効果が得られない場合もある。これ
を補うため、遮音通風路25,27を設ける。遮音通風
路25,27は、冷却用空気を通す通路の中でも特に消
音を主たる目的とし、通風路の壁に吸音材を張り付ける
他に、その通路の中に1個以上の遮音板10,11を設
けて、通風路からの音波の漏出を低減(消音)しようと
するものである。
【0022】伝播してきた音波は各壁の吸音材で弱めら
れ、一部がこの遮音板の貫通孔22より次に伝わって行
く。そして、次の遮音板までの空間が、音波の膨張消音
室としての効果を持つ。貫通孔22の遮音板の全面積に
対する比は、0.7〜0.07の範囲が適切であり、消
音の点からは小さい方がよいが、その貫通孔の総面積は
冷却用空気の通過口となるので、ファン手段の圧力損失
を大きくさせない程度の面積が必要である。当該開口面
積での冷却用空気の風速を10m/秒以下とするのが、
ファン動力比と圧力損失の関係から好ましいことが実験
的に判った。これより早いと風切替音が大きくなる。ま
た、プロペラファンより風圧の得られる遠心ブロア型の
ファン手段が好ましいが、遠心ブロア型ファンを用いる
ものでは、通常2〜6m/秒が最も適切であり、この条
件を満たす開口面積とするのが好ましい。また、貫通孔
は大きいものを1つ設けるよりも、小さいものを複数個
にした方が、消音効果が大きい。
【0023】この遮音板10,11を1個または複数個
設けた遮音通風路25,27は、多くの屈曲を設けて通
路長を長くする従来の方法に比べて、通路長を1/2〜
1/5にすることが出来る。しかし、遮音板の設置枚数
を多くすると通風抵抗が増加するので、遮音板の貫通孔
の総面積と、その他の冷却用空気の流入・排出通路や、
目標とする騒音の低減目標、ファン容量、筐体容積など
を考慮して、設置枚数を決めることが重要である。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明の医療用酸素濃縮
装置について具体的に説明する。しかし、本発明はこれ
に限定されるものでないことは勿論である。
【0025】〔実施例1〕図1は、本発明の好適な実施
例を示す図である。(a)は横方向から見た断面を示
し、(b)は後方より見た断面図で、大気流入通路及び
大気排出通路が良く分かるように示されている。
【0026】酸素濃縮装置の筐体となる外殻1の前面に
設けられた大気取入口30より、フィルター35を介し
て取り入れられた冷却用の大気は、2枚の遮音板10を
設けた遮音通風路25を通って入口12より、圧力変動
吸着型酸素濃縮装置の吸着筒4,4’とバッファタンク
5が並んで収納された細長い室31に入る。この室31
は、吸着筒4,4’、バッファタンク5等を接続する配
管類を含み、前述の静音機器収納消音室として機能す
る。室31の4面には吸音材が張り付けられており、左
側の遮音通風路25から入った大気は、この静音機器を
収納した室31を通って、流出口7より室31の向う側
に流出する。
【0027】室31の向う側には、図4に示すような防
音ボックスが収納されている。即ち、発音源である電動
機と空気圧縮機からなる圧縮空気供給手段19、圧縮空
気を吸着筒に送出/遮断し、あるいは吸着筒よりの減圧
排気を行うための自動弁類21を収納した第1の防音ボ
ックス16と、これに連通開口部29で接続し、ファン
15を収納した第2の防音ボックス14が収納されてい
る。そして、第2の防音ボックス14には、図1の流出
口7と相対する位置に空気取入口17が設けられてい
て、ファン15により冷却用大気が取り込まれ、連通開
口部29を通って、第1の防音ボックス16の大気流出
開口部18より流出する。
【0028】防音ボックス内の圧縮空気供給手段19
は、防音ボックス14,16及び外殻1に振動が伝わら
ないように、スプリング20により支える取付構成とな
っている。一方、防音ボックス内の騒音機器類から出る
騒音は、先ず第1及び第2の防音ボックスの壁により遮
音されるが、防音ボックスの空気取入口17より流入す
る空気に逆らって漏出する騒音は、流出口7より静音機
器を収納した室31に入り、まず膨張により消音される
と共に、吸着筒やバッファタンクにつき当たり、散乱の
度に室壁面に設けられている吸音材により消音されなが
ら、さらに遮音通風路25に入って遮音板10により消
音され、フィルター35を通って大気取入口30より外
に漏出するが、人の耳に到達する時には騒音は十分小さ
くなっている。
【0029】次に、防音ボックス内で熱交換して温めら
れた空気は、大気流出開口部18より排出されるが、こ
れは図1に示す外殻1の底面に設けられた大気排出口9
と相接して開口しており、大気排出口9は装置の床下に
設けられた床下遮音ダクト2につながっている。床下遮
音ダクト2は、図6(a)に示すような断面構造を有
し、直線状の通路に3枚の遮音板13が設置されてい
て、排出空気は排出通路26を通って、矢印で示す方向
に排出口28より機外に排出される。防音ボックス内で
発生した騒音は、大気流出開口部18から大気排出口9
を経て、外殻筐体の床下に取付けらた床下遮音ダクト2
に入り、膨張消音と遮音板13により消音され、また一
部は反射されてこの内壁面に張られた吸音材によって吸
音されて弱められる。このようにして消音されながら床
下遮音ダクト2の排気通路26を通り抜けた騒音の一部
が、排出口28より大気中に出て人の耳に到達するが、
大気の入り口側と同様に騒音は十分小さくなっている。
【0030】遮音板の枚数は、必要な遮音効果が得られ
れば少ない方が、通風の空気抵抗が少なくなるので好ま
しく、大気流入通路及び大気排出通路に各々1〜6枚の
範囲とするのが適当で、従来公知の手段である屈曲によ
る消音手段と組合わせて、流入又は排出通路の一方を屈
曲手段、一方を遮音板手段によって構成しても良い。た
ゞ、遮音板手段は屈曲手段に比べて、通路長を短く出来
る利点がある。即ち、遮音板の寸法構造にもよるが、本
実施例の圧力変動吸着型酸素濃縮装置では、図5に示す
ような構造の遮音板を30〜100mmのピッチで並べる
ことで消音効果が発揮され、通路長を短くして、装置の
小形軽量化を図ることが出来る。また、通路に対する遮
音板の取付角度は直角でも良いが、いくらか角度を設け
た方が良い結果が得られる場合がある。その角度として
は、大気の流れ方向に対して90°±60°の範囲が好
ましい。
【0031】〔実施例2〕図2は、本発明の別の好適な
実施例を示す図で、(a)は横から見た断面図、(b)
は後方から見た断面図である。これは、冷却用空気の流
入側は図1の実施例1と同じであるが、防音ボックス内
で暖められた空気の排出側が異なる。即ち、実施例1で
は、第2の防音ボックス16の大気排出開口部18が、
外殻1筐体底面の大気排出口9に接して設けられてい
て、排出空気は直接外殻筐体の床下に取付けらた床下遮
音ダクト2に入るようになっているのに対して、実施例
2では、大気排出開口部18と外殻1筐体底面の大気排
出口9との間に、3枚の遮音板11を付設した遮音通風
路27が設れられている。第2の防音ボックス16の大
気排出開口部18は前方下部側面にあり、これが遮音通
風路27の大気排出口8と接していて、排出空気は大気
排出口8より遮音通風路27に入り、さらに、外殻筐体
1底面の大気排出口9から床下遮音ダクト2に入るよう
になっている。このような構造を取ることによって、周
囲に漏れて人の耳に達する騒音は十分小さくなってお
り、室内で使用される機器として支障のないものであっ
た。
【0032】〔実施例3〕図3は、本発明の更に別の好
適な実施例を示す図で、(a)は横から見た断面図,
(b)は後方から見た断面図である。これは、防音ボッ
クス内で暖められた空気の排出側は図1の実施例1と同
じであるが、冷却用空気の流入側が異なる。即ち、実施
例1では、筐体となる外殻1の前面に設けられた大気取
入口30より取り入れられた冷却用の大気は、2枚の遮
音板10を設けた遮音通風路25を通って、吸着筒4,
4’とバッファタンク5が並んで収納された細長い室3
1に入るようになっているのに対して、実施例3では、
大気取入口30より入った大気は、2枚の遮音板10が
斜めに取り付けられた遮音通風路25を通って下方に進
み、水平に取り付けられたもう1枚の遮音板10を経て
消音室34に入り、消音室34の下部に設けられた入口
12より、吸着筒4,4’とバッファタンク5が並んで
収納された細長い室31に入るようになっている。
【0033】消音室34には、自動弁や電動機及び空気
圧縮機の動作を制御するための、IC、コンデンサー、
抵抗、リレーなどが実装されプリント基板からなる電気
制御機器36や、それらを接続するコネクター及び配線
が収納されていて、前述の静音機器収納消音室を構成し
ている。消音室34の壁には吸音材が張り付けられてお
り、電気制御機器36の部品により反射された音波を吸
収し、消音する。このような構造を取ることによって、
周囲に漏れる騒音は十分小さくなっており、室内で使用
される医療用機器として支障のないものであった。
【0034】次に、本発明による遮音板および床下遮音
ダクトの、消音効果を確認するための試験データを示
す。騒音は測定する部屋の諸条件により、反射音、暗騒
音等により大きく値が変わるので、暗騒音25dB
(A)以下の騒音測定室で、装置中央の前方1mで測定
し、同一条件のもとで比較した。但し、測定対象となる
装置はいずれも、大気流入通路側は遮音板を6枚にして
消音効果を完全にし、大気排出通路側のみ条件を変えて
比較した。尚、排気通路断面積は同一とした。
【0035】〔実施例4〕 外殻筐体内下部に設けた大
気排出通路(通路長300mm)に、開孔率35%の遮音
板3枚を取り付けた。 〔実施例5〕 外殻筐体内下部の大気排出通路(屈曲回
数2)に遮音板は設けず、装置の外殻筺体底板の外側下
面に図6(a)に示す構造の床下遮音ダクトを取り付け
た。ダクト内には、開孔率35%の遮音板3枚を設置し
た。 〔比較例1〕 外殻筐体内下部の大気排出通路内に、上
下にそれぞれ2枚づつの突起板を交互に設けて、通路を
屈曲させた。 〔比較例2〕 外殻筐体内下部の大気排出通路に遮音板
なしで測定し、比較例とした。
【0036】これらの測定結果は表1にまとめた通り
で、本発明による遮音板または床下遮音ダクトを用いる
ことにより、従来の大気通路を屈曲させる方法に比べ
て、同等以上の消音効果の得られることが分かる。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】酸素濃縮装置の大気流入通路や大気排出
通路に遮音板を設け、あるいは、装置の外殻筺体底板の
外側下面に床下遮音ダクトを付設することによって、通
路長を長くすることなく、十分な消音効果を得ることが
でき、その結果として、大気流入/排出通路を簡略化
し、外殻筐体内のスペースを有効に活用でき、また、装
置全体を小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる医療用酸素濃縮装置の
構造を示す図である。
【図2】本発明の別の実施例となる医療用酸素濃縮装置
の構造を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例となる医療用酸素濃縮装置
の構造を示す図である。
【図4】酸素濃縮装置の外殻筺体内に収納される防音ボ
ックスの構造の一例を示す図である。
【図5】本発明における遮音板の構成を示す図である。
【図6】本発明における床下遮音ダクトの構造の一例を
示す図である。
【図7】従来の酸素濃縮装置の屈曲した大気通路の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 外殻 2 床下遮音ダクト 7 流出口 8,9 大気排出口 10,11,13 遮音板 12 流入口 14 第2の防音ボックス 16 第1の防音ボックス 17 空気取入口 18 大気流出開口部 22 貫通孔 23 遮音材 24 吸音材 25,27 遮音通風路 26 排気通路 28 排出口 30 大気取入口 34 消音室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 暢 鳥取県米子市旗ケ崎7−17−8 (56)参考文献 特開 昭63−242901(JP,A) 特開 昭61−155204(JP,A) 特公 平2−29601(JP,B2) 特公 平3−324(JP,B2) 特公 平4−4007(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 16/10 C01B 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気中の水分及び窒素ガスを選択的に吸
    着する吸着剤を充填した吸着筒、該吸着筒より排出され
    た酸素富化空気を貯溜するバッファタンク、吸着筒に圧
    縮空気を供給するための電動機及び該電動機によって駆
    動される空気圧縮機からなる圧縮空気供給手段、該圧縮
    空気供給手段と吸着筒とを接続する導管類、該導管類に
    設けられた自動弁類、並びに該自動弁類及び圧縮空気供
    給手段の動作を制御するための電気制御機器とその配線
    類から構成され、騒音源となる電動機、空気圧縮機、自
    動弁等の騒音機器群は防音壁面を持つ防音ボックス内に
    収納し、騒音を発生しない吸着筒、バッファタンク、導
    管類、電気制御機器、配線類等の静音機器群は静音機器
    収納消音室に収納した圧力変動式酸素濃縮装置におい
    て、防音壁からなる外殻筐体に設けられた大気取入口と
    前記防音ボックスの大気流入開口部の間の大気流入通路
    は、静音機器収納消音室をその一部として構成し、該大
    気流入通路と、防音ボックスの大気流出開口部と外殻筐
    体に設けられた大気排出口の間の大気排出通路の、いず
    れか一方又は両方に、1個もしくは複数個の遮音板を付
    設した遮音通風路を設けたことを特徴とする酸素濃縮装
    置。
  2. 【請求項2】 大気排出通路の大気排出口は外殻筐体の
    底面に設け、外殻筐体の下面には1個もしくは複数個の
    遮音板を付設した床下遮音ダクトを接続して大気排出通
    路の一部としたことを特徴とする、請求項1記載の酸素
    濃縮装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の圧力変動式酸素濃縮装置
    において、防音壁からなる外殻筐体に設けられた大気取
    入口と前記防音ボックスの大気流入開口部の間の大気流
    入通路を、1個もしくは複数個の遮音板を付設した遮音
    通風路と、それに続く前記静音機器収納消音室とで構成
    すると共に、防音ボックスの大気流出開口部は外殻筐体
    底面の大気排出口に密接して設け、外殻筐体の下面には
    1個もしくは複数個の遮音板を付設した床下遮音ダクト
    を接続して大気排出通路としたことを特徴とする酸素濃
    縮装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の圧力変動式酸素濃縮装置
    において、防音壁からなる外殻筐体に設けられた大気取
    入口と前記防音ボックスの大気流入開口部の間の大気流
    入通路を、1個もしくは複数個の遮音板を付設した遮音
    通風路と、それに続く前記静音機器収納消音室とで構成
    すると共に、防音ボックスの大気流出開口部と外殻筐体
    に設けられた大気排出口との間には、1個もしくは複数
    個の遮音板を付設した大気排出通路を設け、該大気排出
    通路の大気排出口は外殻筐体の底面に設け、外殻筐体の
    下面には1個もしくは複数個の遮音板を付設した床下遮
    音ダクトを接続して大気排出通路の一部としたことを特
    徴とする酸素濃縮装置。
  5. 【請求項5】 大気流入通路を構成する静音機器収納消
    音室が、電気制御機器、配線類等の電気系統の静音機器
    群を収納した静音機器収納消音室と、吸着筒、バッファ
    タンク、導管類等の空気系統の静音機器群を収納した静
    音機器収納消音室の2室からなることを特徴とする、請
    求項3もしくは請求項4記載の酸素濃縮装置。
JP05616094A 1994-03-25 1994-03-25 酸素濃縮装置 Expired - Fee Related JP3178228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05616094A JP3178228B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 酸素濃縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05616094A JP3178228B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 酸素濃縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07255851A JPH07255851A (ja) 1995-10-09
JP3178228B2 true JP3178228B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=13019349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05616094A Expired - Fee Related JP3178228B2 (ja) 1994-03-25 1994-03-25 酸素濃縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3178228B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000152997A (ja) * 1998-11-21 2000-06-06 Kikuchiseisakusho Co Ltd 酸素吸入安息装置
JP2001259037A (ja) * 2000-03-17 2001-09-25 Sumitomo Bakelite Co Ltd 医療用酸素濃縮装置
JP4594498B2 (ja) * 2000-07-17 2010-12-08 帝人株式会社 呼吸用気体供給装置
WO2003074113A1 (fr) * 2002-03-05 2003-09-12 Teijin Limited Enrichisseur d'oxygene
JP5048313B2 (ja) * 2006-12-01 2012-10-17 テルモ株式会社 酸素濃縮装置
CN107424595B (zh) * 2017-05-31 2023-06-23 青岛众瑞智能仪器股份有限公司 高流速环境空气采样设备消音器
CN109467054A (zh) * 2018-12-28 2019-03-15 江苏鱼跃医疗设备股份有限公司 一种降噪风道壳体及使用其的氮氧分离装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07255851A (ja) 1995-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3178228B2 (ja) 酸素濃縮装置
CN112569742A (zh) 一种静音型氧氮分离装置
JPS62140619A (ja) 酸素富化器
JP3178226B2 (ja) 酸素濃縮装置
CN213116707U (zh) 一种全无油涡旋式空压机隔音减震降温装置
JP5521648B2 (ja) 消音ボックス付送風機
JPS61155204A (ja) 酸素富化器
JP7353788B2 (ja) ブロワ及びブロワ用筐体
JPH07139369A (ja) エンクロージャの防音冷却換気構造
JP3550338B2 (ja) 医療用酸素濃縮気体供給装置
CN214261273U (zh) 一种静音型氧氮分离装置
JP2020101344A (ja) 空調システム収容構造
CN217421355U (zh) 一种隔音降噪的分布式制冷机组
JP2000089766A (ja) 発電装置の防音構造
JPH11332217A (ja) 電力変換装置
JPH0519600Y2 (ja)
CN217761253U (zh) 一种用于气囊式体外反搏的降噪结构
CN216306342U (zh) 模块化风机
CN214221492U (zh) 罗茨风机隔音降噪机构
CN219366420U (zh) 一种磁悬浮鼓风机的降噪结构
JP2003232280A (ja) エアポンプ装置
SU939010A1 (ru) Установка дл подачи очищенного воздуха
JP2513203Y2 (ja) エア―マット用エア―供給装置
CN208885055U (zh) 高性能隔音房
JPH0526422Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees