JP3177324U - 強化段ボール製の簡易トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に組み立て、分解が簡略容易である強化段ボール製の簡易トイレを提供する。
【解決手段】強化段ボール製の簡易トイレは、内装体30をトレイ本体2内に装着する。トレイ本体2は、前片12、一対の側片13及び中央部に排便用開口部15を設けた便座内蓋片14を具備するトイレ外装体11と、背板片及び添着片23を具備する背面体21とからなる。内装体30は、一対の当接片33を設けた四角形状の挿入背板片、挿入背板片の上辺に設けた外蓋片35及び挿入背板片の両側辺に設けた一対の挿入側片を具備する挿入体と、この挿入体に組み込む挿入補助体41と、を具備する。座部となるとともに排便用開口部15を具備する便座内蓋片14を平坦配置に備え、便座内蓋片14の上側を閉塞する外蓋片35を開閉可能に備える。
【選択図】図8

Description

本考案は、強化段ボール製の簡易トイレに関し、詳しくは、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解が簡略容易である強化段ボール製の簡易トイレに関するものである。
強化段ボール等の段ボール材は、その組み立て容易性、加工容易性、廃棄容易性等の観点から例えば大震災発生時の際の緊急時対策物資である簡易トイレ等として構成され、実用に供されている。
例えば、特許文献1には、段ボール材を用いて筒状直方体状に形成した外枠体及びこの外枠体内に嵌装する同じく筒状直方体状形成され、仕切板により補強した内枠体との2重構造により直方体状の本体を構成し、本体の上部から内方部分にわたって排泄用袋を取り付け、本体の上部に排泄用袋の上辺部分が露出する状態で段ボール材からなりトイレ穴を有する被せ蓋を被せ、更にトイレ穴を覆う開閉可能な段ボール材からなる覆い蓋を備える構成とした簡易トイレが提案されている。
しかし、特許文献1の簡易トイレの場合、その外観形状が単純な直方体状であり、排泄用袋が本体の外周部に露出する構成であるため、緊急時対策物資であることを考慮しても外観体裁が必ずしも良好でなく、かつ、本体上面が平坦部分のみであり使用時の着座安定性に欠けるものと推定される。
また、特許文献1の簡易トイレの場合、使用する構成要素点数が多く、組み立てが煩雑であるものと推定される。
特開平9−220173号公報
本考案が解決しようとする問題点は、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解が簡略容易であるような強化段ボール製の簡易トイレが存在しない点である。
本考案に係る強化段ボール製の簡易トイレは、四角形状の前片と、この前片の両側に折り曲げ可能に設けた高さ寸法が前記前片の高さ寸法よりも大きい四角形状の一対の側片と、前記前片の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部を設けた便座内蓋片と、を具備するトイレ外装体と、上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体の一対の側片を折り曲げた状態でその各端縁に当接させる背板片と、前記背板片の両側辺に各々折り曲げ可能に設けた一対の添着片と、を具備する背面体と、を具備し、前記一対の添着片を前記一対の側片の各外面に添着し仮止めすることにより構成した略直方体筒状のトイレ本体と、両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片を設けた四角形状の挿入背板片と、前記挿入背板片の上辺に折り曲げ可能に設けた外蓋片と、前記挿入背板片の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片と、を具備する挿入体と、前記一対の挿入側片を折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片間に配置する長方形状の挿入片部と、挿入片部の両側方に突出させ、前記トイレ外装体の一対の側片内壁に当接させる一対の挿入当接片部とを具備する挿入補助体と、を具備し、前記挿入体に挿入補助体を差し込み結合して構成した略直方体筒状の内装体と、を有し、前記内装体をトイレ本体内に装着して組み付けることにより、座部となるとともに排便用開口部を具備する前記便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、前記便座内蓋片の上側を閉塞する外蓋片を開閉可能に備える構成としたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解も簡略容易で実用価値の大きい強化段ボール製の簡易トイレを実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、トイレ外装体と背面体とにより簡易トイレ本体を構成し、この簡易トイレ本体内に挿入体と挿入補助体とにより構成した内装体を組み込み、座部となるとともに排便収納袋を係止可能な排便用開口部を具備する便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、便座内蓋片の上側を閉塞するとともに、前記前記背板片に仮止め可能な外蓋片を開閉可能に備える構成の基に、前記請求項1記載の考案と同様、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解も簡略容易で実用価値の大きい強化段ボール製の簡易トイレを実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、トイレ外装体と背面体とを面ファスナーを用いて仮止めして簡易トイレ本体を構成し、この簡易トイレ本体内に挿入体と挿入補助体とを組み付けて構成した内装体を組み込み、座部となるとともに排便収納袋を係止可能な排便用開口部を具備する便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、便座内蓋片の上側を閉塞するとともに、前記前記背板片に仮止め可能な外蓋片を開閉可能に、かつ、仮止め可能に備える構成の基に、前記請求項2記載の考案と同様、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解も簡略容易で実用価値の大きい強化段ボール製の簡易トイレを実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレの外観を示す概略斜視図である。 図2は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレのトイレ外装体を示す概略平面図である。 図2は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレの背面体を示す概略平面図である。 図4は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレの挿入体を示す概略平面図である。 図5は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレの挿入補助体を示す概略平面図である。 図6は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレにおける簡易トイレ本体の組み立て工程を示す概略斜視図である。 図7は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレの内装体の組み立て工程を示す概略斜視図である。 図8は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレにおける内装体を簡易トイレ本体内に装着する状態を示す概略斜視図である。 図9は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレにおける内装体と簡易トイレ本体との組み付け態を示す概略斜視図である。 図10は本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレを構成する強化段ボール素材の端面の概略説明図である。
本考案は、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有し、更に構成要素点数が少なく、組み立て、分解が簡略容易である強化段ボール製の簡易トイレを実現し提供するという目的を、強化段ボール製の簡易トイレであって、四角形状の前片と、この前片の両側に折り曲げ可能に設けた高さ寸法が前記前片の高さ寸法よりも大きい四角形状の一対の側片と、前記前片の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部を設け、この排便用開口部の周縁部に排便収納袋係止用の複数の凹溝穴を間隔を隔てて設けた便座内蓋片と、を具備するトイレ外装体と、上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体の一対の側片を折り曲げた状態でその各端縁に当接させるとともに面ファスナーからなる小片を取り付けた背板片と、前記背板片の両側辺に各々折り曲げ可能に設けられ、面ファスナーからなる小片を用いて前記一対の側片に各々仮止めされる一対の添着片と、を具備する背面体と、を具備し、前記一対の添着片を前記一対の側片の各外面に添着し仮止めすることにより構成した略直方体筒状のトイレ本体と、両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片を設けた四角形状の挿入背板片と、前記挿入背板片の上辺に折り曲げ可能に設けられ、前記背板片の面ファスナーからなる小片に接合する面ファスナーからなる小片を備えた外蓋片と、前記挿入背板片の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片と、を具備する挿入体と、前記一対の挿入側片を折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片間に配置する長方形状の挿入片部と、挿入片部の両側方に突出させ、前記トイレ外装体の一対の側片内壁に当接させる一対の挿入当接片部とを具備する挿入補助体と、を具備し、前記挿入体に挿入補助体を差し込み結合して構成した略直方体筒状の内装体と、を有し、前記内装体をトイレ本体内に装着して組み付けることにより、座部となるとともに排便収納袋を係止可能な排便用開口部を具備する前記便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、前記便座内蓋片の上側を閉塞するとともに、前記前記背板片に仮止め可能な外蓋片を開閉可能に備える構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレについて図1乃至図10を参照して詳細に説明する。
本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1は、図1に示すように、トイレ外装体11と背面体21とにより簡易トイレ本体2を構成し、この簡易トイレ本体2内に挿入体31と挿入補助体41とにより構成した内装体30を組み込むことにより構成している。
また、前記強化段ボール製の簡易トイレ1を構成するための強化段ボール素材51としては、図10に示すように、平板状の4枚のライナー52と、端面が波形状の3枚の中芯53とを、前記各中芯53が各ライナー52で挟まれるように重合した中芯3層構造とした例を挙げることができる。
本実施例においては、強化段ボール素材51を用意し、図示していないがコンピュータ制御のカッタ装置又はプレス(裁断機)で裁断、加工して、トイレ外装体11、背面体21、挿入体31及び挿入補助体41を各々形成するものである。
前記トイレ外装体11は、図2に示すように、四角形状の前片12と、この前片12の両側に折り曲げ可能に設けられ、各々の外面側に面ファスナーからなる小片Fを2個ずつ取り付けた高さ寸法が前記前片12の高さ寸法よりも大きく、また、前記前片12側のコーナー部分を丸めた一対の側片13、13と、前記前片12の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部15を設けるとともに、この排便用開口部15の周縁部に、例えばビニール袋などからなる排便収納袋P係止用の例えば4個の凹溝穴16を間隔を隔てて設けた便座内蓋片14と、前記前片12と便座内蓋片14との折り込みライン中央部に設けた差し込み受穴17と、前記便座内蓋片14の突出側の辺部に対して折り曲げ可能に設けた長方形状の便座内蓋片用止片18と、前記便座内蓋片14と便座内蓋片用止片18との折り曲げライン中央に設けた受穴19と、前記便座内蓋片用止片18の突出側の辺部に所定の間隔で設けた一対の差し込み用凹溝穴20と、を具備している。
前記背面体21は、図3に示すように、上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体11の一対の側片13、13を90度折り曲げた状態で前記一対の側片13、13の端縁に当接させるとともに、前記トイレ外装体11に対面させる面の中央上部に取り付けた例えば面ファスナーからなる小片Fを取り付けた背板片22と、前記背板片22の両側辺に各々折り曲げ可能に設けられ、90度折り曲げた状態で前記トイレ外装体11の一対の側片13、13の各外面に内面側を添着させる長方形状で前記側片13と同一の高さ寸法の一対の添着片23、23と、前記一対の添着片23、23の各内面に各々2個ずつ取り付けられ、前記トイレ外装体11の一対の側片13、13に取り付けた面ファスナーからなる小片Fと接合して前記一対の添着片23、23を各々前記トイレ外装体11に仮止めする面ファスナーからなる小片Fと、を具備している。
上述したトイレ外装体11と、背面体21とを組み上げることにより簡易トイレ本体2を構成するものである。
前記挿入体31は、図4に示すように、両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片33、33を設けた四角形状の挿入背板片32と、前記挿入背板片32の上辺に折り曲げ可能に設けた四角形状で突出側の辺部中央に前記トイレ外装体11の差し込み受穴17に差し込む差し込み片34を突設した外蓋片35と、前記外蓋片35を折り曲げない状態で外面となる面部の略中央部に取り付けた前記背板片22に設けた面ファスナーからなる小片Fに接合させる面ファスナーからなる小片Fと、前記挿入背板片32の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片36、36と、前記一対の挿入側片36、36の各上辺における前記挿入背板片32に近い位置に対称配置に設けられ、前記便座内蓋片用止辺18に所定の間隔で設けた差し込み用凹溝穴20と嵌め合わされる一対の受凹溝穴37と、前記一対の挿入側片36、36の各上辺における突出端に近い位置に対称配置に設けた一対の突出端側受凹溝穴38と、を具備している。
前記挿入補助体41は、図5に示すように、平板状で、前記一対の挿入側片36、36を90度折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片36、36間に配置する長方形状の挿入片部42と、この挿入片部42と一体形成されるとともに、挿入片部42の両側方に突出させ、前記トイレ外装体11の一対の側片内壁に当接させる長方形状で側辺寸法が前記挿入片部42より小さい一対の挿入当接片部43、43と、挿入片部42と一対の挿入当接片部43、43との各境界部分に側辺方向に設けた前記各突出端側受凹溝穴38に嵌め合わされる一対の差し込み用凹溝穴44、44と、を具備し、全体として略T状に形成している。
上述した挿入体31と挿入補助体41とを組み上げることにより、内装体30を構成するものである。
なお、図2乃至図5において、丸穴内の複数の縦線又は横線は、前記中芯53の波目方向を示すものである。
次に、本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1の組み立て工程について、図6乃至図8を参照して説明する。
(簡易トイレ本体2の組み立て)
まず、図6に示すように、前記トイレ外装体11の一対の側片13、13を折り曲げ互いに平行になるようにする。
次に、背板片22を前記一対の側片13、13の端縁に当接させ、更に一対の添着片23、23を各々折り曲げて一対の側片13、13の外面に添着し、側片13に取り付けた小片Fと添着片23に取り付けた小片Fとを接合して、背板片22をトイレ外装体11と一体化し簡易トイレ本体2とする。
このとき、前記便座内蓋片14は折り曲げない状態のままとすることにより、簡易トイレ本体2内部に内装体30挿入用の略長方体状の空間が形成される。
(内装体30の組み立て)
次に、図7に示すように、前記挿入体31の挿入背板片32に対して一対の挿入側片36、36を90度折り曲げ、互いに平行になるようにする。
また、一対の当接片33、33は、挿入背板片32の両側辺から側方に突出させたままの状態とする。
次に、前記一対の挿入側片36、36の各上辺における突出端に近い位置に対称配置に設けた上向きの一対の突出端側受凹溝穴38と、挿入補助体41における下向きの一対の差し込み用凹溝穴44、44とを差し込み連結して、挿入補助体41を挿入体31に一体化し内装体30とするとともに一対の挿入当接片部43、43を前記一対の挿入側片36、36の側方に突出させた状態とする。
これにより、前記内装体30内には、排便収納袋Pを収納するための略長方体状の空間が形成される。
次に、図8に示すように、前記内装体30を例えば床上に配置した簡易トイレ本体2の上方からその内部の挿入用の空間に底部が床に到達するまで挿入する。
次に、簡易トイレ本体2の前記便座内蓋片14を図9に示す矢印a方向に折り曲げ、更に、便座内蓋片用止片18を折り曲げて一対の差し込み用凹溝穴20と前記一対の挿入側片36、36に設けた一対の受凹溝穴37、37とを、各々差し込み連結し、前記便座内蓋片14を簡易トイレ本体2内で平坦な状態にセットする。
これにより、簡易トイレ本体2内部に使用者が着座かので、かつ、排便用開口部15を有する便座内蓋片14を備えた強化段ボール製の簡易トイレ1の組み立てが終了する。
このとき、外蓋片35の小片Fを前記背板片22の小片Fに接合し仮止めすることにより、外蓋片35を起立状態に維持することができる。
実際の使用に際しては、排便用開口部15の4個の凹溝穴16に対して、図9に示す排便収納袋Pの開口辺側の部分を係止して、この排便収納袋P内に排便を収納するものである。そして、使用後排便収納袋P内に凝固剤を投入し、そのまま廃棄することも可能となる。
本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1によれば、前記外蓋片35を図9に示す矢印b方向に折り曲げ、差し込み片34を前記トイレ外装体11の差し込み受穴17に差し込むことにより、図1に示すように、外蓋片35により排便用開口部15を有する便座内蓋片14の上面を完全に覆った状態とすることができ、この場合には、簡易な椅子として利用できるという利点も存する。
また、本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1によれば、便座内蓋片14の両側は、上方に突出するトイレ外装体11の一対の側片13、13により囲まれ、後部は上方に突出する前記背板片22により囲まれるので、椅子として利用する場合の着座安定性を得ることができ、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であるという利点も有するものである。
なお、本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1においては、排便収納袋Pが無いような場合には、前記内装体30内の空間に例えば図示しないがバケツ容器等を入れた代用措置を講じることもできる。
更に、緊急時には簡易トイレ1自体を例えば下水のマンホールを開けた開口部分に設置して使用に供することも可能である。
以上説明したように、本実施例に係る強化段ボール製の簡易トイレ1によれば、緊急時対策物資でありながら外観体裁が良好であり、かつ、使用時の着座安定性を有するという顕著な効果を奏するものである。
更に構成要素点数がトイレ外装体11、背面体21、挿入体31及び挿入補助体41かになるものであるから、構成要素点数が少なく、従来の合成樹脂製の簡易トイレ等比べ安価に製造でき、組み立て、分解も簡略容易であり、緊急用被災物資として備蓄する場合にも、積層収納の簡略化、保管場所の省スペース化を図ることができ、加えて廃棄処分も簡単で再資源利用も可能になる等優れた効果を発揮するものである。
本考案の強化段ボール製の簡易トイレは、震災発生時における各種避難場所、多数の人々が集める各種イベント会場、各種工事現場等への設置用、自動車等における渋滞対策用備品等として広範に利用可能である。
1 強化段ボール製の簡易トイレ
2 簡易トイレ本体
11 トイレ外装体
12 前片
13 側片
14 便座内蓋片
15 排便用開口部
16 凹溝穴
17 受穴
18 便座内蓋片用止片
19 受穴
20 差し込み用凹溝穴
21 背面体
22 背板片
23 添着片
30 内装体
31 挿入体
32 挿入背板片
33 当接片
34 差し込み片
35 外蓋片
36 挿入側片
37 受凹溝穴
38 突出端側受凹溝穴
41 挿入補助体
42 挿入片部
43 挿入当接片部
44 差し込み用凹溝穴
51 強化段ボール素材
52 ライナー
53 中芯
F 小片
P 排便収納袋

Claims (3)

  1. 強化段ボール製の簡易トイレであって、
    四角形状の前片と、この前片の両側に折り曲げ可能に設けた高さ寸法が前記前片の高さ寸法よりも大きい四角形状の一対の側片と、前記前片の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部を設けた便座内蓋片と、を具備するトイレ外装体と、上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体の一対の側片を折り曲げた状態でその各端縁に当接させる背板片と、前記背板片の両側辺に各々折り曲げ可能に設けた一対の添着片と、を具備する背面体と、を具備し、前記一対の添着片を前記一対の側片の各外面に添着し仮止めすることにより構成した略直方体筒状のトイレ本体と、
    両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片を設けた四角形状の挿入背板片と、前記挿入背板片の上辺に折り曲げ可能に設けた外蓋片と、前記挿入背板片の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片と、を具備する挿入体と、前記一対の挿入側片を折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片間に配置する長方形状の挿入片部と、挿入片部の両側方に突出させ、前記トイレ外装体の一対の側片内壁に当接させる一対の挿入当接片部とを具備する挿入補助体と、を具備し、前記挿入体に挿入補助体を差し込み結合して構成した略直方体筒状の内装体と、
    を有し、
    前記内装体をトイレ本体内に装着して組み付けることにより、座部となるとともに排便用開口部を具備する前記便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、前記便座内蓋片の上側を閉塞する外蓋片を開閉可能に備える構成としたことを特徴とする強化段ボール製の簡易トイレ。
  2. 強化段ボール製の簡易トイレであって、
    四角形状の前片と、この前片の両側に折り曲げ可能に設けた高さ寸法が前記前片の高さ寸法よりも大きい四角形状の一対の側片と、前記前片の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部を設け、この排便用開口部の周縁部に排便収納袋係止用の複数の凹溝穴を間隔を隔てて設けた便座内蓋片と、を具備するトイレ外装体と、上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体の一対の側片を折り曲げた状態でその各端縁に当接させるとともに面ファスナーからなる小片を取り付けた背板片と、前記背板片の両側辺に各々折り曲げ可能に設けられ、面ファスナーからなる小片を用いて前記一対の側片に各々仮止めされる一対の添着片と、を具備する背面体と、を具備し、前記一対の添着片を前記一対の側片の各外面に添着し仮止めすることにより構成した略直方体筒状のトイレ本体と、
    両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片を設けた四角形状の挿入背板片と、前記挿入背板片の上辺に折り曲げ可能に設けられ、前記背板片の面ファスナーからなる小片に接合する面ファスナーからなる小片を備えた外蓋片と、前記挿入背板片の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片と、を具備する挿入体と、前記一対の挿入側片を折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片間に配置する長方形状の挿入片部と、挿入片部の両側方に突出させ、前記トイレ外装体の一対の側片内壁に当接させる一対の挿入当接片部とを具備する挿入補助体と、を具備し、前記挿入体に挿入補助体を差し込み結合して構成した略直方体筒状の内装体と、
    を有し、
    前記内装体をトイレ本体内に装着して組み付けることにより、座部となるとともに排便収納袋を係止可能な排便用開口部を具備する前記便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、前記便座内蓋片の上側を閉塞するとともに、前記前記背板片に仮止め可能な外蓋片を開閉可能に備える構成としたことを特徴とする強化段ボール製の簡易トイレ。
  3. 強化段ボール製の簡易トイレであって、
    四角形状の前片と、この前片の両側に折り曲げ可能に設けられ、各々の外面側に面ファスナーからなる小片を2個ずつ取り付けた高さ寸法が前記前片の高さ寸法よりも大きい一対の側片と、前記前片の上辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状で中央部に排便用開口部を設けるとともに、この排便用開口部の周縁部に排便収納袋係止用の複数の凹溝穴を間隔を隔てて設けた便座内蓋片と、前記前片と便座内蓋片との折り込みライン中央部に設けた差し込み受穴と、前記便座内蓋片の突出側の辺部に対して折り曲げ可能に設けた長方形状の便座内蓋片用止片と、前記便座内蓋片と便座内蓋片用止片との折り曲げライン中央に設けた受穴と、前記便座内蓋片用止片の突出側の辺部に所定の間隔で設けた一対の差し込み用凹溝穴と、を具備するトイレ外装体と、
    上部を円弧状とした略四角形状に形成され、前記トイレ外装体の一対の側片を90度折り曲げた状態で前記一対の側片の端縁に当接させるとともに、前記トイレ外装体に対面させる面の中央上部に取り付けた面ファスナーからなる小片を取り付けた背板片と、前記背板片の両側辺に各々折り曲げ可能に設けられ、90度折り曲げた状態で前記トイレ外装体の一対の側片の各外面に内面側を添着させる長方形状で前記側片と同一の高さ寸法の一対の添着片と、前記一対の添着片の各内面に各々2個ずつ取り付けられ、前記トイレ外装体の一対の側片に取り付けた面ファスナーからなる小片と接合して前記一対の添着片を各々前記トイレ外装体に仮止めする面ファスナーからなる小片と、を具備する背面体と、を有し、前記一対の添着片を前記一対の側片の各外面に内面側を添着し仮止めすることにより構成した略直方体筒状のトイレ本体と、
    両側の側片部に側方に各々突出する一対の当接片を設けた四角形状の挿入背板片と、前記挿入背板片の上辺に折り曲げ可能に設けた四角形状で突出側の辺部中央に前記トイレ外装体の差し込み受穴に差し込む差し込み片を突設した外蓋片と、前記外蓋片を折り曲げない状態で外面となる面部の略中央部に取り付けた前記背板片に設けた面ファスナーからなる小片に接合させる面ファスナーからなる小片と、前記挿入背板片の両側辺に対し折り曲げ可能に設けた四角形状の一対の挿入側片と、前記一対の挿入側片の各上辺における前記挿入背板片に近い位置に対称配置に設けられ、前記便座内蓋片用止辺に所定の間隔で設けた差し込み用凹溝穴と嵌め合わされる一対の受凹溝穴と、前記一対の挿入側片の各上辺における突出端に近い位置に対称配置に設けた一対の突出端側受凹溝穴と、を具備する挿入体と、平板状で、前記一対の挿入側片を90度折り曲げ平行にした状態で、一対の挿入側片間に配置する長方形状の挿入片部と、この挿入片部と一体形成されるとともに、挿入片部の両側方に突出させ、前記トイレ外装体の一対の側片内壁に当接させる長方形状で側辺寸法が前記挿入片部より小さい一対の挿入当接片部と、前記挿入片部と一対の挿入当接片部との各境界部分に側辺方向に設けた前記各突出端側受凹溝穴に嵌め合わされる一対の差し込み用凹溝穴と、を具備する挿入補助体とにより構成した直方体筒状で前記トイレ本体より小寸法の内装体と、
    を有し、
    前記内装体をトイレ本体内に装着して、座部となるとともに排便収納袋を係止可能な排便用開口部を具備する便座内蓋片を平坦配置に備え、この便座内蓋片の両側を上方に突出するトイレ外装体の一対の側片により、後部を上方に突出する前記背板片により囲み、前記便座内蓋片の上側を閉塞するとともに、前記前記背板片に仮止め可能な外蓋片を開閉可能に備える構成としたことを特徴とする強化段ボール製の簡易トイレ。
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