JP2009005902A - 段ボール製組立式ベッド - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/005Bedsteads dismountable

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

【課題】耐荷重性を具えながら、廃棄の際に環境問題を生じさせない、災害時の避難所等での使用に便利な段ボール製組立式ベッドを提供すること。
【解決手段】井桁構造体30をカバー20で覆った段ボール製組立式ベッドであり、具体的には、カバー20が上下2枚からなり、その周辺に設けた切込を、井桁構造体30の周辺の上下中間位置に設けた切込と噛合わせた段ボール製組立式ベッド、さらに、井桁構造体30の切込が、入口近傍に突起を具え、該突起がカバー20に設けた差込孔に嵌込まれるようにした段ボール製組立式ベッド、また、さらに、上下カバー20の連結部に、井桁構造体30に噛合わされる、折畳みによる弾性反発力を利用したロック部材50を挿入した段ボール製組立式ベッドによって、長期間の形態保持能力を維持可能とした。複数のユニットUを連結部材40により連結し、折畳み可能とすれば、幅広い身長に対応することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、段ボール製組立式ベッドに関する。
大規模地震が発生したような場合、避難者は、学校の体育館のような公共施設に、一時的に収容されることが多い。そのような場合、避難者は、床に、毛布や布団を敷いただけで寝ることを余儀なくされることが多い。特に、高齢者や乳幼児には、そのような状況で寝ることは辛いことである。そこで、このような状況に迅速に対応できる、軽量で、運搬・保管に便利で、簡易に組立てられ、且つ、不要となったときには、環境問題を起こさないで廃棄できるようなベッドが求められる。
避難所用仮設ベッドの従来技術としては、特許文献1のものがある。これは、上下二段の寝台を分離して各寝台を折畳むことが可能であって、ベッドの上段から下段にかけその周囲に視線を遮る遮蔽手段を設けた避難所用仮設ベッドを開示する。
特開平9‐84664号公報
しかし、特許文献1の仮設ベッドは、フレームがスチール製又はアルミ製の中空パイプからなるものであるため、重量が大きい。そして、仮設ベッドが避難所で使用される期間は限られており、また、一度使用されてから次に使用されるまでの期間が想定できないため、収納場所や方法等に問題がある。長期間使用されない場合は、腐食が進む。それを防止するために、一度使用された後に廃棄することとすると、環境汚染を招く。
そこで、本発明は、上記の点に鑑み、重さや、使用後の収納方法又は処理方法の点で、従来の金属製仮設ベッドが有した前記課題を解決することを目的とする。本発明のさらなる目的は、複数枚の部材からなる段ボール製組立式ベッドでありながら、紙素材同士の連結部を工夫して外れ難くし、以て、完成品の強度を、成人による使用に堪えるように上げることである。また、災害時に、被災者自身の手でも、簡単に組立てることが可能な構造にすることも、本発明の目的の一つである。
本発明は、井桁構造体をカバーで覆ったことを特徴とする段ボール製組立式ベッドによって、前記課題を解決する。
そして、具体的態様としては、前記カバーが上下2枚からなり、その周辺に設けた切込を、前記井桁構造体の周辺の上下中間位置に設けた切込と噛合わせた段ボール製組立式ベッドであり、さらに、
前記井桁構造体の切込が、入口近傍に突起を具え、該突起が前記カバーに設けた差込孔に嵌込まれるようにした段ボール製組立式ベッドであり、また、さらに、前記上下カバーの連結部に、前記井桁構造体に噛合わされる、折畳みによる弾性反発力を利用したロック部材を挿入した段ボール製組立式ベッドである。
本発明の段ボール製組立式ベッドにおいては、複数のユニットを連結部材により連結し、且つ、折畳み可能とするのが好適である。
本発明の段ボール製組立式ベッドによれば、急な災害等で、避難所の固い床の上に毛布や布団を敷くのみで寝ることを余儀なくされていた被災者に、ベッドを使用することを可能にすることにより、睡眠環境を、簡便な手段で、大幅に向上させることが可能となる。
また、紙素材同士の連結部に、同じく(段ボール)紙製のロック部材を用いることにより、長期にわたり、ベッドとしての形態保持能力を維持することができる。
また、複数のユニットを連結可能としたことで、大人から子供まで、幅広い身長に対応することが可能である。
図を参照しながら、本発明を構成する部材の構造及び組立て方を説明する。なお、全ての図中、間隔が狭い平行な破線は、折目を表す。
図1は、本発明の段ボール製組立式ベッドの一つの実施形態の、使用時の状態の斜視図、図2は、折畳んだ状態の斜視図、図3は、一つのユニットの組立途中の分解図である。
図にあるように、この段ボール製組立式ベッド10は、3つのユニットUを連結部材で連結したものであり、1つのユニットUは、カバー20、井桁構造体30、連結部材40、及びロック部材50から構成される。
なお、図1及び2において、連結部材40及びロック部材50部分には、カバー20との見分け易さを考慮して、ハッチングを施してある。
図4は、カバー20の平面図である。図に示すように、カバー20は、ほぼ正方形の四角形状を有し、折目を境に、中心から底面21、側面23、台形面25、及び、その他の三角面27からなる。
周辺には複数の切込22があり、この切込22に対応して差込孔24が設けられている。対向する1組の折目上には、複数の連結孔26が打抜かれている。
図5は、井桁構造体30を構成する井桁部材30A及び30Bの正面図である。 図に示すように、これらの井桁部材は、ほぼ長方形であり、井桁部材30Aと30Bは、長辺の長さが異なるのみである。長辺の一方には、井桁部材同士を噛合わせるための切込32が、両短辺には、前記カバー20及び後述のロック部材50と噛合わせるための切込38が設けられている。この切込38は、図3の井桁構造体30において、周辺の上下中間位置に来る。この切込38には、その入口近傍に、切込幅を縮めるように互いに近づく方向に突出した、突起pが設けてある。
図6は、連結部材40の平面図である。連結部材40は、全体として、蝶に似た形状を有し、中央の長方形面41と四方の突出片43からなる。図中、縦方向の中央折目4f1の長さが、前記カバーの連結孔26の長さに対応する。
図7は、2種のロック部材50A及び50Bの正面図である。ロック部材50A及び50Bは、長方形の4つの角を二等辺三角形状に切取った形状を有する。すなわち、中央の折目5fで折曲げると、底辺の長い台形状になる。2種のロック部材は、前記井桁部材30A及び30Bと同様に、その底辺の長さにおいて異なるのみである。
前記台形状の上辺上には、井桁部材の数に対応するだけの複数の切込52が設けられている。
本発明の一つの実施形態を構成する部材は以上である。なお、図1及び2に示した実施形態で使用する部材は、カバー6枚、井桁部材A及びBをそれぞれ15枚ずつ、連結部材12枚、ロック部材A及びBをそれぞれ6枚ずつであり、従って、1ユニットを構成する部材は、カバー2枚、井桁部材A及びBそれぞれ5枚ずつ、ロック部材A及びBそれぞれ2枚ずつであり、ユニットを連結する場合にはさらに連結部材4枚を必要とする。
なお、井桁部材やロック部材は全て同じ長さのものを用いても構わない。
次に、組立て方を説明する。
第1のカバー20の折目を全て同じ方向に折る。井桁部材30A及び30Bをそれぞれ5枚ずつ、その切込み32で噛合わせたもの(井桁構造体30)を、カバー20の底面21の上に配置する。カバー外周の4つの台形面25を、井桁部材短辺上の切込38に折込む。切込38の突起pは、カバー20の差込孔24に嵌るようになっている。
この時、カバー20の底面21と台形面25は平行になる。
次に、折目を折った第2のカバー20を、井桁構造体30の上に被せて、カバー20同士を向い合わせる。上記第1のカバー20と同じように、4つの台形面25を井桁部材の切込38に折込み、井桁部材30の前記突起pを差込孔24に嵌め込む。この時、第1及び第2のカバー20の台形面25同士は重なる。
井桁部材30に突起pが形成されていることにより、カバー20と井桁部材30の連結は確実になる。しかし、成人の全体重を支えるために、この連結はより強固であることが好ましい。そこで、ロック部材50A及び50Bを、それぞれ2枚ずつ、中央折目5fで折畳み、折目を外側にして、カバー20の台形面25同士の間に一枚ずつ挟込む。
ロック部材50の切込52は、井桁部材の切込38と噛合い、折畳んだ状態から元に戻ろうとする弾性反発力で、前記2枚のカバー20の台形面25を確実にロックする。
この時点で、1ユニットUが完成する。
小さな子供が使用する場合は、1ユニットのみでも十分足りることもあるが、成人に適したサイズを確保するため、連結部材40で、ユニット同士を連結する。
図8は、連結部材40を、カバー20の連結孔26に挿入した状態を内側から見た部分拡大斜視図である。以下、図6及び8を参照しながら、連結部材による連結方法を説明する。
連結部材40は、ユニットUの計4つの辺上にそれぞれ開いた複数の連結孔26のうち、いずれか一辺上の連結孔に、対応する数だけ挿入する。
上述したように、連結部材40の中央折目4f1の長さが、カバー20の連結孔26の長さに対応するので、当該長さを超える4つの突出片43を、図6中、横方向に平行に走る2つの折目4f2で折曲げて、挿入可能な幅にする。そして、中央折目4f1を境に、一方は1つのユニットに、他方は、また別のユニットに挿入する。
図8に示すように、前記連結孔26に挿入された連結部材40は、紙の弾性回復力で突出片43が、矢印方向に起上がり、連結孔26の幅方向に引掛かることにより、抜けなくなる。これで、連結部材による連結は完了する。
なお、連結するユニットの数は、使用者の身長や、用途(単に、座るための台等)に合わせて、調節すればよい。3つ以上のユニットを連結する場合、ベッド全体を折畳むことが可能なように、一方の連結で上辺の連結孔を使用したら、もう一方の連結では、下辺の連結孔を使用する。
上記のように、井桁構造体の四方をカバーで覆う形態であれば、井桁構造体の剛性により、成人の体重に十分に堪えられる強度のあるベッドを、段ボール製で作ることができる。また、各部材がコンパクトであり、また、井桁構造体は、一旦、組立てたものであっても、扁平な形に押潰せるため、収納に便利である。
なお、カバー20の辺の長さに等しいロック部材ではなく、カバーの辺の長さより短いロック部材を、カバーの1辺上に複数枚ずつ用いることも考えられる。
本発明の段ボール製組立式ベッドは、紙素材のみからなるため、廃棄に際しても、環境問題を起こしにくい。
念のため付加すれば、各部材の切込や孔の数は、本明細書において特に言及したものや、図示したものに限定されない。また、複数のユニットを如何なる形状に連結するかについても、具体的に開示されたものに限定されることはない。
本発明の段ボール製組立式ベッドの、使用時の状態の斜視図。 段ボール製組立式ベッドの折畳まれた状態の斜視図。 段ボール製組立式ベッドの1ユニットの組立途中の分解図。 カバーの平面図。 井桁部材の正面図。 連結部材の平面図。 ロック部材の平面図。 連結部材がカバーに挿入された状態を内側から見た部分拡大斜視図。
符号の説明
10:段ボール製組立式ベッド
20:カバー
30:井桁構造体
40:連結部材
50:ロック部材
U:ユニット

Claims (5)

  1. 井桁構造体をカバーで覆ったことを特徴とする、段ボール製組立式ベッド。
  2. 前記カバーが上下2枚からなり、その周辺に設けた切込を、前記井桁構造体の周辺の上下中間位置に設けた切込と噛合わせた、請求項1の段ボール製組立式ベッド。
  3. 前記井桁構造体の切込が、入口近傍に突起を具え、該突起が前記カバーに設けた差込孔に嵌込まれるようにした、請求項1又は2の段ボール製組立式ベッド。
  4. 前記上下カバーの連結部に、前記井桁構造体に噛合わされる、折畳みによる弾性反発力を利用したロック部材を挿入した、請求項1から3のいずれかの段ボール製組立式ベッド。
  5. 複数のユニットを連結部材により連結し、且つ、折畳み可能とした、請求項1から4のいずれかの段ボール製組立式ベッド。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012128604A2 (es) 2011-03-22 2012-09-27 Albarran-Torres Luis Sistema de ensamble y estructuración a base de cartón corrugado y laminado
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