JP3177059U - 防災頭巾 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで日常持ち歩くのに適し、機能性に優れ、かつすばやい装着が可能である折り畳み可能な携帯用の防災頭巾を提供する。
【解決手段】2又は3分割した保護板を内部に並べ袋状に綴じこんである保護部及び保護部と重ねて周縁部分で固着したポケット部を有し装着時に頭頂部を保護する上面部分となる第一保護部材と、第一保護部材の周縁部分に吊設された垂れ布で装着時に側頭部と後頭部と顔側面部と頚部とを保護する裾部分となる第二保護部材と、を具備する。第一保護部材の内側へ第二保護部材を折り畳み保護板同士の間を折曲線として第一保護部材を内側へ折り曲げ第二保護部材を第一保護部材の内側に収納した状態で保持するための収納用係止部を第一保護部材に有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、防災頭巾に関し、特に携帯して持ち歩くのに適する防災頭巾に関する。
これまで、防災頭巾は自宅や職場、学校に設置し、地震・災害時に持ち出して利用する物と考えられていた。しかし自宅や職場で被災するとは限らない。災害の発生が外出時、たとえば電車、地下街、ビルの中、公園や遊戯施設、通勤、登下校時等であった場合頭部や肩を落下物、火の粉などから守るためには、防災頭巾を常に携帯していることが望ましい。都や区の広報では非常時はカバンや上着を頭に乗せて避難するように指導しているが、暗い場所を手探りで歩いたり、上着も燃えやすい繊維で作られていることもあるので現実的ではない。そこで、持ち運び用の防災頭巾が開発された(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−297375号公報
しかし、特許文献1のような従来の防災頭巾では、膨らませるための圧縮ガスボンベが必要であるため嵩張り、日常持ち歩くには不便であるという問題があった。また、膨らませるというステップを要するため、装着に時間がかかり、災害時の迅速な行動の妨げとなるという問題があった。
本考案は従来の上記実情に鑑みてなされたものであり、従って本考案は、コンパクトで日常持ち歩くのに適し、機能性に優れ、かつすばやい装着が可能である防災頭巾を提供することを目的とする。
本考案の第1の態様は、折り畳み可能な携帯用の防災頭巾であって、2又は3分割した保護板を内部に並べ袋状に綴じこんである保護部及び前記保護部と重ねて周縁部分で固着したポケット部を有し装着時に頭頂部を保護する上面部分となる第一保護部材と、前記第一保護部材の周縁部分に吊設された垂れ布で装着時に側頭部と後頭部と顔側面部と頚部とを保護する裾部分となる第二保護部材と、を具備し、前記第一保護部材の内側へ前記第二保護部材を折り畳み前記保護板同士の間を折曲線として前記第一保護部材を内側へ折り曲げ前記第二保護部材を前記第一保護部材の内側に収納した状態で保持するための収納用係止部を前記第一保護部材に有することを特徴とする防災頭巾を提供する。
前記保護板が、波状に加工したプラスチック板を表裏のプラスチック板で挟んで接着させてなる合板であることが好ましい。
さらに、脱帽防止用部材として、首回り紐又は顎かけ紐を具備することが好ましい。
前記第二保護部材は、前方部に両端を係止する裾係止部を有することが好ましい。
前記ポケット部が、前記保護部の上面側に設けてあり、装着時に前方となる側の上面側にふた部を有し、前記ふた部が前記保護部の下面の下方内側に折り曲げ可能であることが好ましい。あるいは、前ポケット部が、前記保護部の下面側に設けてあり、左右周縁部分を前記保護部に固着させ後方が開口部である袋形状のメッシュ地であり周囲長が前記保護部の周囲長より短いことが好ましい。
本考案の防災頭巾によれば、コンパクトで日常持ち歩くのに適し、機能性に優れ、かつすばやい装着が可能である。
本考案の実施例1の防災頭巾の全体構成を示す斜視概略図である。 本考案の実施例1の防災頭巾の装着時における斜視概略図である。 本考案の実施例1の防災頭巾の装着時におけるA−A´線断面概略図である。 本考案の実施例1の防災頭巾の内側の構造を示す説明図である。 本考案の実施例1の防災頭巾の折り畳み収納時における斜視概略図である。 本考案の実施例1の防災頭巾の折り畳み収納時におけるB−B´線断面概略図である。 本考案の実施例2の防災頭巾全体構成を示す斜視概略図である。 本考案の実施例2の防災頭巾のC-C´線断面概略図である。 本考案の実施例2の防災頭巾の内側の構造を示す説明図である。 本考案の実施例2の防災頭巾の折り畳み収納時における斜視概略図である。 本考案の実施例2の防災頭巾の収納用係止部の位置を示す説明図である。
以下、本考案の防災頭巾の好ましい実施形態について、実施例を用いて具体的に説明する。
図1は、本考案の実施例1の防災頭巾の全体構成を示す斜視概略図である。また、図2は、本考案の実施例1の防災頭巾の装着時における斜視概略図である。またさらに、図3は、本考案の実施例1の防災頭巾の装着時におけるA−A´線断面概略図である。本実施例の防災頭巾1は、折り畳み可能な携帯用の防災頭巾であって、2層構造で下面側が保護部21で上面側がポケット部22である第一保護部材2と、第一保護部材2の周縁部分に吊設された垂れ布である第二保護部材3とを具備する。保護部21の内部には、保護板211を有する。本実施例では、第二保護部材3の外側に脱帽防止用部材4を有する。図3では脱帽防止用部材4の図示を省略してある。本実施例では、保護板211以外の第一保護部材2と第二保護部材3と脱帽防止用部材4はともに防炎又は難燃性の布地でできている。本実施例では、難燃性の布地の中でも薄くて軽い、カネカロン(登録商標)の繊維を使用した布地を使用しているが、これに限定されない。本実施例では、第一保護部材2と第二保護部材3の布地は、ともに単純な直線裁ちである。第一保護部材2は装着時に頭頂部を保護する上面部分となるものであり、第二保護部材3は装着時に側頭部と後頭部と顔側面部と頚部とを保護する裾部分となるものである。本実施例では、脱帽防止用部材4は首回り紐であり、装着後に紐の両端を引っ張り、首回りに結んで防災頭巾1の脱落を防止する。
第一保護部材2は、保護部21と、保護部21と重ねて周縁部分で固着したポケット部22とを有する。図3において、第二保護部材3の外側の脱帽防止用部材4は図示を省略してある。固着方法としては、例えば縫合や接着が挙げられる。保護部21は、前用と後ろ用に2分割した保護板211を内部に並べ袋状に綴じこんである。図3においては、保護部21a内に保護板211a、保護部21b内に保護板211bが綴じこんである。ポケット部22は、災害に遭った際に手元にある物、例えば手帳又は長財布又は本など、を入れられる収納スペースとなっている。図3においては、ポケット部22内に入れる手帳等は図示を省略してある。本実施例では、保護板211a及び保護板211bは、それぞれ独立した袋状の内部に保持するために、保護板211同士の間でライン状の折曲線212(図3において、折曲線212a)に保護部21の上部の布地と下部の布地を縫合してあるが、縫合のほかに接着等であってもよい。これにより、保護板211同士がずれて重なることを防止できる。折りたたみ時には、かかるライン状の縫い目あるいは接着部分を折曲線として折り曲げることができる。一方、装着時には、ポケット部22に手帳等を入れることにより、折曲線212aで折れ曲がらず、ポケット部22に入れた手帳等とともに上方からの落下物等による衝撃を和らげたり、けがを防止したりできる。本実施例では、保護板211は、波状に加工した強化プラスチック板を表裏の強化プラスチック板で挟んで接着させてなる合板である。したがって、保護板211は、軽くて薄いながらも衝撃吸収ライナーの役目を十分に果たす。
本実施例では、ポケット部22が、保護部21の上面側に設けてあり、装着時に前方となる側の上面側にふた部221を有し、ふた部221が保護部21の下面の下方内側に折り曲げ可能である。折り曲げたふた部221は、装着した人の頭頂部と保護部21との間に挟まれて固定される。
第一保護部材2の内側へ第二保護部材3を折り畳み、保護板211同士の間を折曲線として第一保護部材2を内側へ折り曲げ、第二保護部材3を第一保護部材2の内側に収納した状態で保持するための収納用係止部23(図3において、収納用係止部23a及び収納用係止部23b)を、第一保護部材2に有する。第二保護部材3が第一保護部材2の外側にはみ出さないようにする。収納用係止部23aと収納用係止部23bは、本実施例では、一組のハトメボタンであるが、例えば、一組の面ファスナやスナップであってもよい。
図4は、本考案の実施例1の防災頭巾の内側の構造を示す説明図である。第一保護部材2の周縁部分の前方以外を囲むように第二保護部材3が取り付けられており、装着時には、第二保護部材3が第一保護部材2の側方及び後方に吊り下げて垂れた状態となる。装着時には、第一保護部材2のポケット部22内部には、本や財布などを収納することができる。折りたたみ時には、ポケット部22に収納した物を取り出したうえで、第一保護部材2の内側(図4において、紙面手前側)へ第二保護部材3を折り畳んで収納する。
図5は、本考案の実施例1の防災頭巾の折り畳み収納時における斜視概略図である。また、図6は、本考案の実施例1の防災頭巾の折り畳み収納時におけるB−B´線断面概略図である。折曲線212aで第一保護部材2を内側へ折り曲げ第二保護部材3を第一保護部材2の内側に収納した状態で、収納用係止部23aと収納用係止部23bを向かいあわせて係止し、折り畳んだ状態を保持する。図6において、Dの部分に収納された第二保護部材3は図示を省略した。災害が発生していない通常時には、かかる状態で持ち歩くことができる。大人の頭に合わせた大きさで、かつ頚部から肩にかかる部分まで覆うものでも、折りたたんだ時は、縦11cm、横15cm、厚さ3cmに収めることができ、およそ文庫本程度の大きさのコンパクトさで、重さも100g強程度で軽い。したがって、持ち歩くのにきわめて適する。
本実施例の防災頭巾1は折り畳み状態ではカバン等に入れて邪魔にならずに持ち歩けるので、災害発生時には、カバン等から、折り畳み状態の防災頭巾1を取り出して、収納用係止部23(例えばハトメボタン)を外すだけで、図4に示したような状態に広げることができ、そのまま頭に被ることが可能である。ふた部221が前方にあるので、特に緊急の場合は、ポケット部22への手帳等の収納は、避難途中で行うことも可能である。
本考案の実施例1の防災頭巾によれば、コンパクトで日常持ち歩くのに適し、機能性に優れ、かつすばやい装着が可能である。したがって、常に携帯可能で、近く起きると想定される地震に備えて多くの人々に安心を与えるものである。
カバンに収納する等して毎日持ち歩き、災害発生時にはすぐに取り出して頭部を被い、折りたたんで収納されている垂れの部分で肩まで防御できる。また、頭部に強化プラスチックを縫い込み、そのままかぶるだけでも頭部を保護できるが頭部にポケットをつけることにより、財布・本・手帳等の堅くて厚みのある物を収納し、より頑強にすることで頭部を守ることができる。したがって、予想できない災害に対応できる。水、火の粉、ガラスの破片から頭部・肩部を守ることができる。頭部への落下物の衝撃を和らげることができる。プラスチック部分を2分割して縫い込む構造であるために、折りたたみやすくなるので非常にコンパクトになる。収納用係止部をはずすだけで内側の垂れ部分である第二保護部材がおりて、顔の側面、肩、背中上部を保護できる。避難時にカバンや他の持ち物を落としたりやむなく手放したりすることがあっても財布など貴重品を頭部に収納してあれば安心して避難行動がとれる。また、小さい子供の場合はポケットにタオルハンカチやオムツなどを入れて保護することも可能である。ふた部は内側に折り込んで閉めることができるので、財布などの貴重品を収納した場合他人から簡単に奪われる事態が起こりにくい。
縫製の製図について、パターン(型紙)が各部分とも長方形に単純化してあるので、生地裁断時の布のロスを最小限に抑えることができる。また、パターンが単純であることで縫製がシンプルになる。よって、制作コストを抑えることができる。安価に販売することが可能となるので、広く多くの人々、特に自分で身を守るのに弱者である子供にはもれなく携帯させるということが可能となる。
図7は、本考案の実施例2の防災頭巾全体構成を示す斜視概略図である。また、図8は、本考案の実施例2の防災頭巾のC-C´線断面概略図である。本実施例の防災頭巾1は、折り畳み可能な携帯用の防災頭巾であって、2層構造で上面側が保護部21で下面側がポケット部22である第一保護部材2と、第一保護部材2の周縁部分に吊設された垂れ布である第二保護部材3とを具備する。保護部21の内部には、保護板211を有する。本実施例では、第二保護部材3より内側で第一保護部材2の下方に脱帽防止用部材4を有する。本実施例では、保護板211及びポケット部22以外の第一保護部材2と第二保護部材3と脱帽防止用部材4はともに防炎又は難燃性の布地でできている。本実施例では、防炎アルミ蒸着生地からなる布地を使用しているが、これに限定されない。本実施例では、第一保護部材2の保護部21の布地は単純な円形であり、第二保護部材3の布地は、単純な直線裁ちである。第一保護部材2は装着時に頭頂部を保護する上面部分となるものであり、第二保護部材3は装着時に側頭部と後頭部と顔側面部と頚部とを保護する裾部分となるものである。本実施例では、脱帽防止用部材4は顎かけ紐であり、顎かけ紐は、輪状に吊り下ろした左右の耳部紐と、一端を片方の耳部紐に通して他端をもう片方の耳部紐に通した平ゴム紐からなるもので、顎にかけて、菅笠用の顎かけ紐と同様にして、防災頭巾1の脱落を防止する。顎にかける部分がゴム状であるため、多少の顔の大きさにかかわらずフィットして防災頭巾1の脱落を防止する。第二保護部材3の顔両側端には、互いに嵌めて係止できる裾係止部31として、本実施例において、ハトメボタンを有する。
ポケット部22は、保護部の下面側に設けてあり、左右周縁部分を保護部21に固着させ後方が開口部である袋形状のメッシュ地であり周囲長が前記保護部の周囲長より短い。したがって、装着状態において、図8に示したように、ポケット部22の上方の保護部21は中央部分が浮き上がった状態となり、保護部21とポケット部22との間に空間ができ、上方からの衝撃を緩和する役目を果たす。固着方法としては、例えば縫合や接着が挙げられる。本実施例では、幼児を含む子供がかばんやランドセルにキーホルダーのように取り付けられるよう、持ち手5がついている。持ち手5にナスカン等を通せば、容易にカバン等から着脱できる。ポケット部22は、災害に遭った際に手元にある物、例えばおむつやタオルハンカチなど、を入れられる収納スペースとなっている。ポケット部22には何も入れなくても使うことができる。
保護部21は、本実施例では、折曲線212(図7において、折曲線212b及び折曲線212c)によって、正面から向って左側、中央、右側(図8において、保護部21c、保護部21d、保護部21e)の3部に分かれており、それぞれ、左側用と中央用と右側用に3分割した保護板211(図8において、保護板211c及び保護板211d、保護板211e)を内部に並べ袋状に綴じこんである。本実施例では、保護板211c及び保護板211d、保護板211eは、それぞれ独立した袋状の内部に保持するために、折曲線212として、保護板211同士の間でライン状に保護部21の上部の布地と下部の布地を縫合してあるが、縫合のほかに接着等であってもよい。これにより、保護板211同士がずれて重なることを防止できる。折りたたみ時には、かかるライン状の縫い目あるいは接着部分を折曲線として折り曲げることができる。本実施例では、保護板211は、波状に加工した強化プラスチック板を表裏の強化プラスチック板で挟んで接着させてなる合板である。したがって、保護板211は、軽くて薄いながらも衝撃吸収ライナーの役目を十分に果たす。
図9は、本考案の実施例2の防災頭巾の内側の構造を示す説明図である。ポケット部22の開口部は後ろ側(図9において下側)にあり、うつむいても中身が飛び出さない。本実施例においては、第一保護部材2に、ポケット部22と第二保護部材3と脱帽防止用部材4とが取り付けてあるので、全て一体となっており、パーツを組み合わせる等の煩わしさがないので子供でも容易に装着できる。図9において、折曲線212は省略してある。
図10は、本考案の実施例2の防災頭巾の折り畳み収納時における斜視概略図である。また、図11は、本考案の実施例2の防災頭巾の収納用係止部の位置を示す説明図である。第一保護部材2には、第一保護部材2の内側へ第二保護部材3を折り畳み、保護板211同士の間を折曲線として第一保護部材2を内側へ折り曲げ第二保護部材3を第一保護部材2の内側に収納した状態で保持するための収納用係止部23(図9において、収納用係止部23c及び収納用係止部23d)を有する。収納用係止部23cと収納用係止部23dは、本実施例では、一組のハトメボタンであるが、例えば、一組の面ファスナやスナップであってもよい。図9では、収納用係止部23のうち、前方側の収納用係止部23c、23dしか図示していないが、後方にも一組の収納用係止部を有する。第一保護部材2の周縁部分の前方以外を囲むように第二保護部材3が取り付けられており、装着時には、第二保護部材3が第一保護部材2の側方及び後方に吊り下げて垂れた状態となる。折りたたみ時には、ポケット部22に収納した物を取り出したうえで、第一保護部材2の内側(図9において、紙面手前側)へ第二保護部材3を折り畳み、第二保護部材3が第一保護部材2の外側にはみ出さないようにし、折曲線212b、212cで、第一保護部材2を内側へ折り曲げ第二保護部材3を第一保護部材2の内側に収納した状態にする。
折曲線212b、212cで第一保護部材2を内側へ折り曲げ第二保護部材3を第一保護部材2の内側に収納した状態で、前方側の収納用係止部23cと収納用係止部23dを向かいあわせて係止し、また後方側の収納用係止部23eとこれに対応する収納用係止部を向かいあわせて係止し、折りたたんだ状態を保持する。折りたたみ時には半月状のポーチ型になる。災害が発生していない通常時には、かかる状態で持ち歩くことができる。本実施例は、特に、操作がきわめて簡単で、幼児用や子供用に適している。子供用であれば、長さ20cm、幅9cmで、厚みは厚いほうでも5cm程度、薄いほうはほぼ厚みなし)きわめてコンパクトで、重さも100g強程度で軽い。したがって、子供や幼児がカバン等に取り付けて持ち歩くのにきわめて適する。
本実施例の防災頭巾1は折り畳み状態ではカバン等にぶら下げて邪魔にならずに持ち歩けるので、災害発生時には、ぶら下げを外して、折り畳み状態の防災頭巾1を取り出して、収納用係止部23(例えばハトメボタン)を外すだけで、図9に示したような状態に広げることができ、そのまま頭に被ることが可能である。
本考案の実施例1の防災頭巾によれば、実施例1と同様に、コンパクトで日常持ち歩くのに適し、機能性に優れ、かつすばやい装着が可能である。したがって、常に携帯可能で近く起きると想定される地震に備えて多くの人々に安心を与えるものである。
ランドセル横フック部分に掛ける等して毎日持ち歩き、災害発生時にはすぐに取り出して頭部を被い、折りたたんで収納されている垂れの部分で肩まで防御できる。また、頭部に強化プラスチックを縫い込み、そのままかぶるだけでも頭部を保護できるが頭部にポケットをつけることにより、おむつやタオルハンカチなどクッション性がある物を収納し、より衝撃から頭部を守ることができる。したがって、予想できない災害に対応できる。水、火の粉、ガラスの破片から頭部・肩部を守ることができる。頭上にのせたポケット部22と、そのうえの保護部21との間に空間があるので、頭部への落下物の衝撃を和らげることができる。プラスチック部分を3分割して縫い込む構造であるために、折りたたみやすくなるので非常にコンパクトになる。収納用係止部をはずすだけで内側の垂れ部分である第二保護部材がおりて、顔の側面、肩、背中上部を保護できる。さらに、前方の裾係止部を前中央ではめて脱げにくくできるとともに、口元や前方首部分も保護できる。小さい子供の場合でも装着が容易で、またポケットにタオルハンカチやオムツなどを入れて保護することも可能である。ポケット部22の開口側は内側後方のため、貴重品を収納した場合他人から簡単に奪われる事態が起こりにくい。
縫製の製図について、パターン(型紙)が各部分とも円形又は長方形に単純化してあるので、生地裁断時の布のロスを最小限に抑えることができる。また、パターンが単純であることで縫製がシンプルになる。よって、制作コストを抑えることができる。安価に販売することが可能となるので、広く多くの人々、特に自分で身を守るのに弱者である子供にはもれなく携帯させるということが可能となる。
なお、本考案は、上記実施の形態に限定されず、その考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を考案の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 防災頭巾
2 第一保護部材
21 保護部
211 保護板
212 折曲線
22 ポケット部
221 ふた部
23 収納用係止部
3 第二保護部材
31 裾係止部
4 脱帽防止用部材
5 持ち手

Claims (6)

  1. 折り畳み可能な携帯用の防災頭巾であって、2又は3分割した保護板を内部に並べ袋状に綴じこんである保護部及び前記保護部と重ねて周縁部分で固着したポケット部を有し装着時に頭頂部を保護する上面部分となる第一保護部材と、前記第一保護部材の周縁部分に吊設された垂れ布で装着時に側頭部と後頭部と顔側面部と頚部とを保護する裾部分となる第二保護部材と、を具備し、前記第一保護部材の内側へ前記第二保護部材を折り畳み前記保護板同士の間を折曲線として前記第一保護部材を内側へ折り曲げ前記第二保護部材を前記第一保護部材の内側に収納した状態で保持するための収納用係止部を前記第一保護部材に有することを特徴とする防災頭巾。
  2. 前記保護板が、波状に加工したプラスチック板を表裏のプラスチック板で挟んで接着させてなる合板であることを特徴とする請求項1記載の防災頭巾。
  3. さらに、脱帽防止用部材として、首回り紐又は顎かけ紐を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防災頭巾。
  4. 前記第二保護部材は、前方部に両端を係止する裾係止部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の防災頭巾。
  5. 前記ポケット部が、前記保護部の上面側に設けてあり、装着時に前方となる側の上面側にふた部を有し、前記ふた部が前記保護部の下面の下方内側に折り曲げ可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の防災頭巾。
  6. 前ポケット部が、前記保護部の下面側に設けてあり、左右周縁部分を前記保護部に固着させ後方が開口部である袋形状のメッシュ地であり周囲長が前記保護部の周囲長より短いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の防災頭巾。
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