JP2007090059A - 防災頭巾機能付きランドセル - Google Patents
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Abstract
【課題】ランドセルを、収納能力を殆ど減じることなく、通常時には安定感があり、災害時には簡単な操作で瞬時に防災機能を発揮させる、かつ防災機能を繰り返し使用した場合でも、使用後は容易に通常使用時のランドセルに戻すことが可能な形状とする。
【解決手段】側片部、カブセの一部または全面にプラスチック板等の緩衝材を貼付、内蔵し、災害時には背板、底片させることで、ランドセル自体を頭に被ることが可能となる形状である。また主収納部を覆うカブセを、底片を覆うくらいの長さに延長して製造し、その内部にプラスチック板等の複数の緩衝材を帯状につなぎ合わせたものを貼付または内蔵することにより、 災害時にはカブセを頭に被せることが可能となる形状である。災害時にはこれらの機能を付したランドセルを頭に被ることで落下物等の衝撃から頭を守ることが期待できる。
【選択図】図4
【解決手段】側片部、カブセの一部または全面にプラスチック板等の緩衝材を貼付、内蔵し、災害時には背板、底片させることで、ランドセル自体を頭に被ることが可能となる形状である。また主収納部を覆うカブセを、底片を覆うくらいの長さに延長して製造し、その内部にプラスチック板等の複数の緩衝材を帯状につなぎ合わせたものを貼付または内蔵することにより、 災害時にはカブセを頭に被せることが可能となる形状である。災害時にはこれらの機能を付したランドセルを頭に被ることで落下物等の衝撃から頭を守ることが期待できる。
【選択図】図4
Description
この発明は、小学生が教科書等を運ぶために用いるランドセルを地震等の災害時には、防災頭巾として機能させることができるように改良したランドセルに関する。
従来の小学生が教科書等を運ぶために用いるランドセルは、背中のあたる部分に緩衝材が内蔵されているが、防災頭巾の機能は持ち合わせていない。小学校内に在校の場合、地震等の災害が発生した際には常備している防災頭巾を着用することが可能であるが、登下校の際に災害が発生した場合には防災頭巾を携行していない限り、頭部を保護することはできない。都心部を中心に住宅の高層化が進み、また路地が狭い通学路も多いところにおいては、災害時には構内にいるよりも、むしろ通学中のほうがよほど落下物等の危険にさらされると考えられる。このような災害に備え、防災頭巾を携行している小学生もいると思われるが、大多数の人間は携行していない。携行しない理由の代表的なものとしては、普及している防災頭巾自体が、大きく、かつ嵩張るため、ランドセルのフックにかけて運ぶには邪魔な存在であり、手で携行するにも面倒であること、小学生は場合によっては体操着や楽器、上履き、他の手提げ等を持っていくこともあり、既に手が一杯になっていること、また逆に手が自由にならない場合、転んだとき等に手が瞬時にでない等から顔に怪我を負うことも想定され、手荷物を持って通学することは、別の面で危険であると考えられること等が挙げられる。
災害はいつ起こるかわからないこともあり、防災頭巾を手で携行する手間を省くこと等を目的として、これまでランドセルの主収納部に防災頭巾を配備したずきん兼用ランドセル、ランドセルの背板部に防災頭巾の収納部を形成したもの、ランドセルの背当部に背当クッション兼用防災頭巾を収納したもの、ランドセルのカブセ裏側に収納部を設けて防災頭巾を収容したもの等の考案、発明が周知されている。
実開昭59−015319号
特開平09−201218号
実開昭58−77521号
実開昭58−77520号
しかしながら、前述のとおり従来の防災頭巾はその素材と大きさから非常に嵩張りこれを折りたたんでランドセル内に収納しようとするとかなりの容積を必要とする。主収納部に収納したものについては、たしかにランドセル内に収納できてはいるものの、ランドセル内の主収納部のかなりの容積を防災頭巾が占有してしまい、これではランドセルの収納能力を大幅に減じてしまい、本来の鞄としての用途を十分に果たすことができないという欠点がある。また仮に従来のランドセルと同等の収納能力を維持するために、ランドセルの幅を広げることで、従来の防災頭巾を収納するスペースを確保する選択肢も考えられるが、これではランドセル自体が大きくなり、背負った際の安定感が極端に悪くなってしまい、小学生が背負うには難があるという欠点が生じる。ランドセルの背板部に防災頭巾の収納部を形成したもの、ランドセルの背当部に背当クッション兼用防災頭巾を収納したものについても、従来の防災頭巾を収納した場合、防災頭巾が嵩張ることから背当部分が相当厚くなってしまい、ランドセルとそれを背負う小学生の背中に大きな隙間が生じてしまうため、不安定感が増すことから、やはり小学生が背負うには難があるという欠点が生じている。カブセの裏側に収納したものについても、ランドセルの主収納部の収納能力を減じることはないが、カブセ自体が大幅に厚みを増してしまうため、やはり小学生が背負うには難があるという欠点が生じている。上記問題を解決するために、防災頭巾を圧縮して収納する方法も考えられる。この場合は、収納能力を大幅に減じることは少なくなり、かつ背負っても不安定感を増すことはないが、ランドセル内に日常的に収納される鉛筆、はさみ、コンパス、定規等の鋭利な文具に触れたり、収納部内で擦れてしまうことで、防災頭巾を収納する圧縮袋が破けてしまう可能性があり、このような場合においては、ランドセル内で急激に膨張してしまい、防災頭巾をランドセルから引き出せなくなる、あるいはランドセルの収納部をいびつな形に変形してしまうことが懸念される。
いずれの考案、発明についても、この問題を解決するために収納する防災頭巾の素材、大きさを変更し、従来の防災頭巾よりも少ない容積で収納できる小型の防災頭巾を収納することも考えられるが、防災頭巾を収納する場所が主収納部の中央部、背板裏、背当部、カブセの裏と一箇所に集中していることから、頭部を覆うに足る防災頭巾を収納するには、よほど防災頭巾の各側片に内蔵する緩衝材を薄いものにしなければ、各々の欠点を克服することはできない。また仮に薄く作成し、より少ない容積で収納できるようになったとしても、このような薄い緩衝材を配した防災頭巾では、災害時に落下物等の衝撃から頭部を保護する十分な耐衝撃性を保持することは到底不可能といえる。
また地震等の災害は突然発生するため、発生時には俊敏に防災頭巾を頭に被る必要があるが、いずれの考案、発明についても、背中に背負ったままランドセルから防災頭巾を取り出し、頭に被せるのは容易ではなく、ランドセルを一度背中から下ろしてから、さらに防災頭巾を取り出すという操作を行う必要がある。また取り出した後も防災頭巾を頭に被せる形に展開する必要があることから、頭に被せるまでにはかなりの時間がかかるという欠点がある。これでは非常時には、十分な効力を発揮できない。
さらに地震等は繰り返し発生することから、防災頭巾に関しても、繰り返し取り出して使用されることが想定されるが、いずれの考案、発明についても、防災頭巾を使用した後に、嵩張る防災頭巾をきちんと収納できる形に折りたたんで再びランドセルに収めることは、小学生には容易ではないという欠点も挙げられる。再び収めるのが難儀であることから、災害時に使用に躊躇してしまうことも考えられる。圧縮して収納した場合においては、防災頭巾使用後は、家庭に戻って特別な道具を用いて再び圧縮しない限り、ランドセルに収納できる大きさに戻すことすらできない。結果として防災頭巾を手に持って通学せざるを得なくなるため、その煩わしさを恐れ、やはり使用を躊躇してしまうことも容易に想像つく。また使用する度に家庭において、圧縮を繰り返さざるを得ないことから、保護者がその面倒さを感じてしまい、結果として収納することを止めてしまうことも懸念される。
そこで、この発明は、鞄の役割しか果たさなかったランドセルが、その収納能力をほとんど減じることなく、かつ小学生が背負う際に不安定感を感じることなく、災害時には、簡単な操作で瞬時に効果的な防災機能を発揮させることができること、かつその防災機能を繰り返し使用した場合でも、使用後は容易に通常使用時のランドセルに戻すことが可能であることを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、ランドセルの背板、底片にファスナー等の着脱装置を装備し、緊急時には当該着脱装置をはずして背板、底片を開口させることで、ランドセル自体を頭に被せることにより頭巾の役割を果たすことが可能となる形状を特徴とする防災頭巾機能付きランドセルである。
また第二発明は従来のランドセルに主収納部を覆う目的で備え付けられているカブセを、底片を覆うくらいの長さに延長して製造し、耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、ウレタン、ポリエチレンフォームなどの緩衝材を細長い長方形状に加工したうえで、複数の当該緩衝材を帯状につなぎ合わせたものをカブセ内部に貼付または内蔵することにより、 災害時にはランドセルを背負ったまま、当該カブセを頭上方向に引っ張り上げて頭に被せるだけで、防災頭巾機能を果たすことが可能となる形状を特徴とする防災頭巾機能付きランドセルである。
また第三発明は、防災頭巾機能はランドセルの主収納部の開口部を除く、底片部、側片部、カブセ部分の一部または全面に耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、またはウレタン、ポリエチレンフォーム、スポンジなどの緩衝材を貼付または内蔵することにより衝撃から頭を守ることを実現できることを特徴とする請求項1記載のランドセルである。
また、第四発明は、ランドセルの両側片には、通常使用時には主収納部の仕切りとして機能し、災害時には仕切りに取り付けた着脱装置をはずすことにより、仕切りを外側に張り出させて側片を拡張させる面として、機能させることが可能となる側片を装備した形状を特徴とする請求項1記載のランドセルである。
第一発明、第三発明、第四発明によれば、防災頭巾の緩衝材が一箇所に集中するのではなく、ランドセル全体に均等に配置していることから、不安定感を増すことはなく、また仕切り部分が収まる容積分以上の収納能力を減じることもないことからランドセル自体の収納能力も従来のものとほとんど変わらない能力を維持できる。さらに防災頭巾機能を発揮する場合には、ランドセルを背中から下ろしてからは、4箇所の着脱装置をはずすだけで頭部に被せることができることから、災害時においても瞬時に防災頭巾機能を発揮させることができる。また防災頭巾機能を使用した後も、外した4箇所の着脱装置をはめる簡単な操作で元のランドセルに戻すことができることから、子供でも容易に操作が可能である。
また第二発明においても、緩衝材をカブセおよびカブセ延長部分に配置しているため、収納能力をまったく減じることがない。通常時においては、緩衝材により、底片部が若干厚みを増すことになるものの、若干ではあるが、ランドセル全体の重心を下方部に下げる効果も期待できることから、不安定感を増すどころか逆に安定感が増す効果も期待できる。また災害時においては、ランドセルを下ろすことなく、カブセを頭上方向に引っ張り上げて頭に被せ、カブセ延長部分から頭部の左右を保護する側片を引っ張り出すだけで防災頭巾機能を果たすことが可能であることから、瞬時に頭部を保護することが可能である。また使用後についても、側片をたたみ、カブセを背中方向に引っ張るだけで元に戻ることから、面倒な収納作業は発生せず、何度でも容易に使用することが可能である。
ランドセル自体が防災頭巾機能を保持することで、学校に常備するために防災頭巾を購入する必要はなくなる。また学校に常備してしまっているため、家庭用に別途購入していた家庭においても、購入する必要がなくなるため、経済的な負担が軽減される。また防災意識が低いために、防災頭巾、ヘルメット等を在宅用に用意していない家庭においては、在宅時に地震等の災害が発生した場合には、これまでは机の下に入るといった方法しかなかったが、ランドセルがあることによって、子供をより安全に保護することが可能となる効果が期待できる。さらに、学校においては、これまで防災頭巾を収納するために用意しなければならなかった収納場所が不必要になるため、これまで収納場所がないために家庭に持ち帰ってきていた楽器等を当該収納場所に収めることが可能となるなどの効果も期待できる。持ち帰る楽器等が減れば、小学生は手が自由になる頻度がこれまでよりも増えることから、怪我の減少等の二次的な効果も期待できる。
この発明の一実施形態を、図1〜図5に示す。
ランドセルの背板1、底片2に面ファスナー、ファスナー、スナップボタン等の着脱装置3、4を取り付ける。また側片5、6は仕切り7,8を装備し、かつその仕切りにはスナップボタン等の着脱装置9、10を取り付ける。また内部にはプラスチック板等の緩衝材11,12を貼付、内蔵していて、通常時には主収納部内の仕切りとして機能する。非常時にはこの着脱装置4をはずすことにより、底片面を開口させる。背板2は着脱装置3をはずすことにより2枚の背板13、14に分かれる。側片に装備した仕切り7、8の着脱装置9、10をはずして主収納部分の側片5、6を延長することでランドセル内の容積を増やすことで頭を容易に入れることが可能となる。
開口させた部分を頭に被せることで、頭巾の機能を果たす。肩ひも15、16は緊急時にはこれを結合させることにより頭に被せた際に左右にずれることを防止させる役割を果たす。背板1、側片5、6等の側片には耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、ウレタン、ポリエチレンフォーム、スポンジなどの緩衝材17を一部または全面に貼付または内蔵している。またカブセ18の内部には、細長い長方形状に加工した複数の緩衝材19を、帯状につなぎ合わせたものを貼付または内蔵する。帯状につなぎ合わせて緩衝材を貼付または内蔵する形状であるため、カブセ本来の役割である主収納部の蓋に求められる柔軟性を保持することができる。以上のような構造にすることによって、緊急時には、ランドセルを背中から下ろし、3つの着脱装置を素早くはずすだけで、ランドセル自体を簡単かつ迅速に変形させることができ、これを頭に被せることにより、落下物等からの衝撃から頭を守る防災頭巾としての機能を発揮させる効果が期待できる。
ランドセルの背板1、底片2に面ファスナー、ファスナー、スナップボタン等の着脱装置3、4を取り付ける。また側片5、6は仕切り7,8を装備し、かつその仕切りにはスナップボタン等の着脱装置9、10を取り付ける。また内部にはプラスチック板等の緩衝材11,12を貼付、内蔵していて、通常時には主収納部内の仕切りとして機能する。非常時にはこの着脱装置4をはずすことにより、底片面を開口させる。背板2は着脱装置3をはずすことにより2枚の背板13、14に分かれる。側片に装備した仕切り7、8の着脱装置9、10をはずして主収納部分の側片5、6を延長することでランドセル内の容積を増やすことで頭を容易に入れることが可能となる。
開口させた部分を頭に被せることで、頭巾の機能を果たす。肩ひも15、16は緊急時にはこれを結合させることにより頭に被せた際に左右にずれることを防止させる役割を果たす。背板1、側片5、6等の側片には耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、ウレタン、ポリエチレンフォーム、スポンジなどの緩衝材17を一部または全面に貼付または内蔵している。またカブセ18の内部には、細長い長方形状に加工した複数の緩衝材19を、帯状につなぎ合わせたものを貼付または内蔵する。帯状につなぎ合わせて緩衝材を貼付または内蔵する形状であるため、カブセ本来の役割である主収納部の蓋に求められる柔軟性を保持することができる。以上のような構造にすることによって、緊急時には、ランドセルを背中から下ろし、3つの着脱装置を素早くはずすだけで、ランドセル自体を簡単かつ迅速に変形させることができ、これを頭に被せることにより、落下物等からの衝撃から頭を守る防災頭巾としての機能を発揮させる効果が期待できる。
従来のランドセルに主収納部を覆う目的で備え付けられているカブセ18を、底片を覆うくらいの長さに延長させて製造する。そのカブセ18の内部には、細長い長方形状に加工した複数の緩衝材19を、帯状につなぎ合わせたものを貼付または内蔵する。帯状につなぎ合わせて緩衝材を貼付または内蔵する形状であるため、カブセ本来の役割である主収納部の蓋に求められる柔軟性を保持することができる。またカブセの延長部分20にも、同様の素材を用いた緩衝材21を貼付または内蔵する。この延長部分20は、同様の素材を用いた緩衝材22を貼付または内蔵した側片23、24を装備する。さらに側片は、顎ひもの役割を果たす面ファスナー25を装備する。通常時には、従来のランドセル同様の容積を保持した鞄の役割を果たす。緊急時にはランドセルを背負ったまま、カブセの延長部分20ならびにカブセ18を頭上方向に引っ張り上げて頭に被せる。延長部分に装備した側片23、24を頭の側面を保護するために引き出す。最後に側片に装備した顎ひもの役割を果たす面ファスナー25を顎の下で結合させることにより、ランドセルのカブセ18、カブセの延長部分20、側片23,24が頭からずれないように固定できる。以上の簡単な操作を行うことにより、ランドセル自体が瞬時に防災頭巾機能を果たすことが可能となる。
「実施形態の効果」
これらの実施形態によれば、ランドセルの収納能力は、ほとんど減少しない上、防災頭巾機能を支える緩衝材が一箇所に集中しないため、ランドセルの厚みも大幅に増すことはないことから、小学生が背負う際に不安定感を感じることはない。また災害時には、いずれの形態においても簡単な操作で、瞬時に効果的な防災機能を発揮させることができる。さらに防災機能を繰り返し使用した場合でも、使用後は極めて容易な操作だけで通常時のランドセルに戻すことが可能であることから、子供でも容易に機能を理解・体得することが可能である。
これらの実施形態によれば、ランドセルの収納能力は、ほとんど減少しない上、防災頭巾機能を支える緩衝材が一箇所に集中しないため、ランドセルの厚みも大幅に増すことはないことから、小学生が背負う際に不安定感を感じることはない。また災害時には、いずれの形態においても簡単な操作で、瞬時に効果的な防災機能を発揮させることができる。さらに防災機能を繰り返し使用した場合でも、使用後は極めて容易な操作だけで通常時のランドセルに戻すことが可能であることから、子供でも容易に機能を理解・体得することが可能である。
第一発明の形態については、背板部、底片部を開口させ、その開口部より頭部に被せている形態であるが、ランドセルを上下逆さまにし、背板部のみを開口させ、カブセを下方に垂れさせた上で、底片部が頭上に当たる形で、主収納部の開口部、および背板部の開口部より頭部に被せる形態も考えられる。また第二発明の形態については、より頭部が安定的に保護されるよう、カブセの延長部に装備した側片の代わりに、柔軟性のある繊維に、従来の防災頭巾に使用される緩衝材を貼付したものを装備し、全身タイツの頭部部分のように頭部に密着させる形で、頭に被せる形態も考えられる。
1 背板 2 底片 3 着脱装置
4 着脱装置 5 側片 6 側片
7 仕切り 8 仕切り 9 着脱装置
10 着脱装置 11 緩衝材 12 緩衝材
13 背板 14 背板 15 肩ひも
16 肩ひも 17 緩衝材 18 カブセ
19 緩衝材 20 カブセの延長部分 21 緩衝材
22 緩衝材 23 側片 24 側片
25 面ファスナー
4 着脱装置 5 側片 6 側片
7 仕切り 8 仕切り 9 着脱装置
10 着脱装置 11 緩衝材 12 緩衝材
13 背板 14 背板 15 肩ひも
16 肩ひも 17 緩衝材 18 カブセ
19 緩衝材 20 カブセの延長部分 21 緩衝材
22 緩衝材 23 側片 24 側片
25 面ファスナー
Claims (4)
- ランドセルの背板、底片にファスナー等の着脱装置を装備し、緊急時には当該着脱装置をはずして背板、底片を開口させることで、ランドセル自体を頭に被せることにより、防災頭巾の役割を果たすことが可能となる形状を特徴とする防災頭巾機能付きランドセル。
- 従来のランドセルに主収納部を覆う目的で備え付けられているカブセを、底片を覆うくらいの長さに延長して製造し、耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、ウレタン、ポリエチレンフォームなどの緩衝材を細長い長方形状に加工したうえで、複数の当該緩衝材を帯状につなぎ合わせたものをカブセ内部に貼付または内蔵することにより、 災害時にはランドセルを背負ったまま、当該カブセを頭上方向に引っ張り上げて頭に被せるだけで、防災頭巾機能を果たすことが可能となる形状を特徴とする防災頭巾機能付きランドセル。
- 防災頭巾機能はランドセルの主収納部の開口部を除く、底片部、側片部、カブセ部分の一部または全面に耐衝撃性、耐熱性に優れるポリカーボネート等のプラスチック板、またはウレタン、ポリエチレンフォーム、スポンジなどの緩衝材を貼付または内蔵することにより衝撃から頭を守ることを実現できることを特徴とする請求項1記載のランドセル。
- ランドセルの両側片には、通常使用時には主収納部の仕切りとして機能し、災害時には仕切りに取り付けた着脱装置をはずすことにより、仕切りを外側に張り出させて側片を拡張させる面として、機能させることが可能となる側片を装備した形状を特徴とする請求項1記載のランドセル。
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007090059A5 JP2007090059A5 (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=37976385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006237139A Pending JP2007090059A (ja) | 2005-09-02 | 2006-09-01 | 防災頭巾機能付きランドセル |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235074A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Kazuhide Shimofuji | 落下物から頭部など人体を守る効果を上げる方法 |
JP5866605B1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-02-17 | 池田 靖彦 | ランドセル |
KR102362029B1 (ko) * | 2020-11-03 | 2022-02-14 | 조민정 | 재난 대비용 가방 |
-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006237139A patent/JP2007090059A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235074A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Kazuhide Shimofuji | 落下物から頭部など人体を守る効果を上げる方法 |
JP5866605B1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-02-17 | 池田 靖彦 | ランドセル |
KR102362029B1 (ko) * | 2020-11-03 | 2022-02-14 | 조민정 | 재난 대비용 가방 |
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