JP3173311U - ヘルメット機能を備えた物入れ - Google Patents

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Abstract

【課題】物入れを有効に利用してより効果的に衝撃を吸収できるようにしたヘルメット機能を備えた物入れを提供する。
【解決手段】上方開口部2から物品が出し入れされる袋状の本体1を有する。本体1の底部に、上面に使用者の頭頂部に沿う形状とされた凹部11を有する衝撃吸収体10が配設される。ヘルメットとして機能させる際には、使用者Bの頭部4を上方開口部2を通して本体1内に入れて、凹部11に使用者Bの頭頂部40aを位置させる。本体1の側面に形成された外部確認用窓部21を通して、外部を確認できる。
【選択図】図5

Description

本考案は、ヘルメット機能を備えた物入れに関するものである。
地震や火災などの災害が生じた非常時において、頭部を保護するという観点からヘルメットを被ることが重要となる。この一方、外出先等では、ヘルメットを保持していないのが通常である。特許文献1には、手提げバッグの底部に平板状の衝撃吸収板を配設しておくことにより、非常時に、手提げバッグの上方開口部を通して使用者の頭部を入れることにより、頭部を衝撃吸収板で保護することが開示されている。そして、特許文献1には、平板状の衝撃吸収板に複数の溝を形成して、衝撃吸収板が使用者の頭部に極力沿う形状に変形できるようにすることも開示されている。
実用新案登録第3170635号公報
ところで、ヘルメットとしては、頭部(つまり頭頂部)の前後左右の全体に渡って極力密着する形状とするのが好ましいものとなる。前述の特許文献1のものでは、衝撃吸収板が平板状であり、しかも溝を利用した変形は、頭部の前後方向においてのみ折曲された形状にしかならないものであり、頭部への密着性という点では改善の余地がある。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、物入れを有効に利用してより効果的に衝撃を吸収できるようにしたヘルメット機能を備えた物入れを提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、実用新案登録請求の範囲における請求項1に記載のように、
上方開口部を有して、該上方開口部から物品が出し入れされる袋状の本体と、
前記本体の底部に配設され、上面に使用者の頭頂部に沿う形状とされた凹部を有する衝撃吸収体と、
を備え、
前記上方開口部が使用者の頭部を出し入れできる大きさに設定され、
前記本体の側面に、使用者の頭部が前記上方開口部を通して前記本体内に入って前記衝撃吸収体の前記凹部に使用者の頭頂部を位置させたときに、使用者が内部から外部を確認できる外部確認用窓部が形成されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、非常時には、上方開口部を通して使用者の頭部を本体内に入れて(被って)、頭頂部を衝撃吸収体の凹部内に位置するようにして使用される。これにより、衝撃吸収体は、頭頂部の前後左右の広い範囲に渡って位置されると共に頭頂部に対する密着性も十分に確保されて、頭部保護の上でより好ましいものとなる。また、外部確認用窓部を通して外部を目視(確認)できるので、歩行等の行動の上でなんら支障のないものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記本体内に内袋が配設されている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、非常時にヘルメットとして利用するときは、本体内にある物をあらかじめ外部に取り出す必要があるが、本体内にあった物を内袋ごと一挙に本体から取り出すことができ、迅速にヘルメットとして利用できる。また、本体内にあった物を、内袋にまとめて収納しておくことができる。
前記内袋の大きさが、前記本体の大きさとほぼ同一とされている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、本体内にある物を過不足なく内袋に収納することができ、前述したヘルメットとして使用するときは、効果をより一層高める上で好ましいものとなる。
前記内袋に、持ち手または肩掛け用のベルトが設けられている、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、本体から取り出した物を収納している内袋を携帯する上で好ましいものとなる。
前記本体が、可撓性を有するシート材によって形成され、
使用者の頭頂部が前記衝撃吸収体の前記凹部に位置された状態において、使用者の首部に相当する付近において前記本体を縮径させるための締付具が設けられている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、ヘルメットとして使用する際に、締付具によって袋状の本体の上方開口部を使用者の顎下や首部付近で縮径させて、本体が頭部に対して不用意に位置づれしてしまう等の事態を防止して、ヘルメットを適切に被った状態を確実に維持する上で好ましいものとなる。
前記締付具が、前記上方開口部付近に設けられて、該締付具によって該上方開口部付近を縮径させることにより該上方開口部が閉じられる、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、締付具を、上方開口部を閉じておくための閉塞具として兼用させることができる。
前記本体の上下方向長さが、使用者の頭頂部から首部までの長さよりも十分に長くなるように設定され、
前記上方開口部と前記衝撃吸収体との間の中間部位において、前記締付具が設けられ、
前記本体のうち前記中間部位から前記上方開口部までの間の部分が、使用者の肩部を覆うことのできるように拡径可能として構成されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、本体が上下方向に長い場合に、ヘルメットとして使用する際に、上方開口部付近を拡径させることにより本体内に頭部を入れやすくなり、また拡径された上方開口部付近でもって使用者の肩部を覆うようにする上で好ましいものとなる。勿論、本体の中間部位に設けた締付具を締め付けることにより、本体が頭部から不用意に位置づれしてしまう事態を防止できる。
前記前記本体のうち前記中間部位から前記上方開口部までの間の部分がプリーツ加工されて、該プリーツ加工された部分を該本体の周方向に伸ばすことにより該本体が拡径されるように設定されている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、プリーツ加工を利用して、上方開口部付近を拡径させることができる。
前記前記本体に前記上方開口部から前記中間部位に向けて伸びる切れ目が形成されると共に、該切れ目を連結、連結解除するための連結具が設けられている、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、通常の物入れとして使用する際には、連結具によって切れ目を連結しておくことにより、上方開口部が不要に拡径してしまう事態を防止できる。また、ヘルメットとして使用するときは、連結具による連結を解除することにより切れ目部分を広げて、上方開口部付近を拡径させることができる。
前記衝撃吸収体のうち前記凹部の外周縁部上に着座されて前記凹部を覆うと共に、該本体内から取り出し可能な平板状の底板が設けられている、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、通常の物入れとして使用する際には、本体の底部を実質的に平坦面として使い勝手がよいものとなる。また、凹部内に貴重品等を入れた状態で底板で凹部に蓋をすることによって、隠し収納空間として使用することもできる。勿論、ヘルメットとして使用する際には、底板を上方開口部を通して外部へ取り出せばよい。
前記本体の側面に、使用者の頭頂部を前記衝撃吸収体の前記凹部に位置させた状態で使用者の口元付近に相当する位置において、内部と外部との間での通気性を確保するための呼吸用窓部が形成されている、ようにしてある(請求項11対応)。この場合、ヘルメットとして使用する際に、下方に向けた開口された上方開口部を通して通気が確保しずらい場合でも、呼吸用窓部を利用して呼吸のための通気性を十分に確保することができる。
前記衝撃吸収体が前記本体に固定されており、
前記衝撃吸収体が、複数の層をなす積層構造として形成され、
前記複数の層が、前記本体の底部に近づくにしたがって硬質度が高くなるように設定されている、
ようにしてある(請求項12対応)。この場合、本体と衝撃吸収体との位置関係を常時適切な状態に保持できる。また、衝撃吸収体の頭頂部への当たりを柔らかくしつつ、硬い異物からの頭部保護を効果的に行う上で好ましいものとなる。
前記本体内に非常時の持ち出し物を入れておくための非常用常備袋とされている、ようにしてある(請求項13対応)。この場合、懐中電灯、非常用食料、非常用飲料等の非常用常備品を入れておくための非常用常備袋に、ヘルメットとしての機能を付与することができる。
前記本体の側面に肩掛けベルトを有する肩掛け式の物入れとされている、ようにしてある(請求項14対応)。この場合、通常の物入れとして使用する際に肩掛け式に携帯できるした物入れについて、非常時にはヘルメットして機能させることができる。
前記肩掛けベルトが左右一対設けられて、前記本体を背負い可能とされている、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、通常の物入れとして使用する際にリュックサック等のように背負い式に携帯できる物入について、非常時にはヘルメットして機能させることができる。特に、物入れとして比較的大型の場合に好ましいものとなる。
前記本体から上方に向けて伸びる持ち手を有する手提げバッグ式とされている、ようにしてある(請求項16対応)。この場合、通常の物入れとして使用する際に手提げ式に携帯するようにした物入れについて、非常時にヘルメットとして機能させることができる。
前記本体の側面に、該本体よりも小さな物入れ部が別途設けられている、ようにしてある(請求項17対応)。この場合、サブ用の物入れ部を有する物入れを、非常時にはヘルメットとして機能させることができる。
前記衝撃吸収体が、前記上方開口部を通して前記本体から出し入れ可能とされている、ようにしてある(請求項18対応)。この場合、衝撃吸収体を、使用者の頭部の大きさに合致した適切なものとする上で好ましいものとなる。
本考案によれば、物入れを有効に利用して、より効果的に衝撃を吸収できるヘルメットとして機能させることができる。
本発明が適用された物入れの一例を示す断面図。 図1を左方から見た側面図。 内袋を除去した状態で図1を上方から見た平面図。 衝撃吸収体の好ましい構造例を示す断面図。 ヘルメットとしての使用状態を示す断面図。 本考案の第2の実施形態を示す側面図。 本考案の第3の実施形態を示す側面図。 本考案の第4の実施形態を示す一部断面側面図。 本考案の第5の実施形態を示す一部断面側面図。 本考案の第6の実施形態を示す斜視図。
図1において、Aは、携帯される物入れを示す。物入れAは、袋状の本体1を有する。この本体1は、上方が上方開口部2として開口されており、他の部分は閉塞された有底筒状の形状とされている。このような本体1は、実施形態では、布、皮革、メッシュ材、合成樹脂シート等適宜の素材によって可撓性を有するように形成されている。本体1の側面には、1本の肩掛けベルト3が上下方向に伸ばして取付けられている。実施形態では、物入れAが比較的小型で、肩掛けベルト3が1本のみとされている。これにより、物入れAは、肩掛けベルト3を利用して、使用者の片方の肩部に掛けた状態で携帯可能となっている。
本体1の上端部には、締付具としての締付ひも4が装備されている。この締付ひも4は、本体1の上端部外周を取り巻くように形成された通し孔部内に挿入されつと共に、その両端が、本体1の外部に延設されている。そして、本体1の外部に延設された締付ひも4の両端は、長さ直接具5を通っている。長さ直接具5は、既知のように、締付ひも4の両端を内蔵したスプリングの付勢力によって挟持しており、その操作ボタン5aを押圧した状態においてこの挟持力が解放される。
図1、図3に示す上方開口部2が全開された状態から、締付ひも4の両端を引張することにより、図3矢印で示すように上方開口部2を縮径させることが可能であり、上方開口部2を全閉とすることもできる。締付ひも4による上方開口部2の径状態を調整した後、操作ボタン5aを押圧しつつ調整具5を本体1に近接させた位置に変更した後、操作ボタン5aの押圧を解放することによって、上方開口部2がそれ以上拡径してしまう事態が防止される。このような締付ひも4と調整具5の機能は、一般的に多用されているので、これ以上の説明は省略する。なお、開閉用ファスナ(チャック)や開閉用ベルト等を締付ひも4とは別個に設けて、上方開口部2を開閉することもできる。
本体1の底部には、衝撃吸収体10が配設されている。実施形態では、衝撃吸収体10は、本体1の内部に位置されて、本体1に固定されている(例えば接着や縫合等)。この衝撃吸収体10は、その上面(上方開口部2に望む側の面)中央部が凹部11として構成されている。凹部11は、上方から見たとき、図3に示すように略円形状とされている。つまり凹部11は、使用者(人間)の頭頂部の形状に沿うような皿状の形状とされている。なお、実施形態では、凹部11の大きさは、汎用性を高めるために成人の男性の頭部の大きさに合わせた大きさとしてある。なお、凹部11の大きさは、成人の女性あるいは子供等、使用者の年齢や性別に応じたものとすることもできる(例えば物入れAがもっぱら大人用を前提したものであれば成人の男性の頭部の大きさを考慮し、物入れAがもっぱら子供用を前提としたものであれば子供の頭部の大きさを考慮すればよい)。
衝撃吸収体10は、実施形態では積層構造とされて、本体1の底部に向かうほど硬質度が高くなるように(硬くなるように)形成されている。具体的には、図4に示すように、衝撃吸収体10は、上層10A、中層10B、下層10Cの3層構造とされている。もっとも柔らかい上層10Aは、例えばウレタンスポンジで構成され、中層10Bは発泡ポリスチレンで構成され、もっとも硬い下層10CはABS樹脂成形体によって構成されている。そして、中層10Bがもっとも厚くなるように形成されている。このような積層構造とすることによって、衝撃吸収機能と硬質異物からの保護との両立の上で好ましいものとなる。
なお、衝撃吸収体10は、2層構造あるいは4層以上の積層構造であってもよく、あるいは単層構造とすることもできる。勿論、使用材質は、上述したものに限らないが、少なくとも手指で強く押圧したときに若干変形する程度の軟質層を有するように設定するのが好ましい(衝撃吸収機能を重視)。もっとも、手指で強く押圧しても全く変形しない硬質層のみで形成することもできる(硬質の異物からの保護を重視)。また、衝撃吸収体10の下面は、断面が下方に向けて凸となるように略円弧状に形成されているが、これは袋状の本体1の底部形状のデザインを考慮したものであり、衝撃吸収体10の下面形状は、例えば平板状にする等適宜設定できるものである。
特に図2に示すように、本体1の側面には、外部確認用窓部21と呼吸用窓部22とが上下方向に間隔をあけて形成されている。外部確認用窓部21は、衝撃吸収体10の若干上方に位置されて、例えばビニールシートで構成したり、メッシュ構造とすることができる。外部確認用窓部21は、後述するように、上方開口部2を通して使用者が頭部を本体1内にいれた状態で(本体1を被った状態で)、かつ使用者の頭頂部を衝撃吸収体10の凹部11内に位置させた状態で、使用者が内部から外部を観察(目視)できるようにするためである(使用者の眼の位置に相当する位置に外部確認用窓部21が形成されている)。
呼吸用窓部22は、外部確認用窓部21の若干上方位置に形成されて、本体1の内部と外部との間での通気性を確保する。この呼吸用窓部22は、例えばメッシュ構造として形成することができる。外部確認用窓部21は、後述するように、上方開口部2を通して使用者が頭部を本体1内にいれた状態で(本体1を被った状態で)、かつ使用者の頭頂部を衝撃吸収体10の凹部11内に位置させた状態で、使用者の口元に位置されて、使用者が呼吸用窓部22を通して楽に呼吸できるようにするために設けられている。なお、外部確認用窓部21、呼吸用窓部22の大きさや形状は、図2に示すものに対して適宜変更できる。
本体1内には、衝撃吸収体10の上方において、内袋30が配設されている。この内袋30は、実施形態では、本体1の大きさ(容量)とほぼ同一の大きさとされている。また、内袋30の形状は、本体1の内面に密着して沿えるように、本体1(の内面形状)と同一形状とされている。内袋30は、可撓性を有するシート材(例えばビニールシートや布)によって形成されて、その上部のみが上方開口部31として開口されている。このような内袋30は、左右一対の持ち手32を有するが、通常は、持ち手32は本体1の外部に露出しないようにその内部に収納されている。なお、持ち手32の代わりに肩掛けベルトとすることもできる。
次に、以上のような構成の作用について説明する。まず、通常の物入れとして使用するときは、本体1内に内袋30を収納した状態で、上方開口部2(および内袋30の上方開口部31)を通して本体1内(つまり内袋1内)に対して物品を出し入れすればよい。持ち運びに際しては、肩掛けベルト3を利用して行えばよい。
災害発生等の非常時には、まず、内袋30が本体1から取り出される。これにより、本体1内の物品は、内袋30と共に内袋30内に収納された状態で一気に取り出すことができる。
内袋30が取り出された本体1内に、その上方開口部2を通して、使用者Bの頭部40が挿入される。そして、図5に示すように、使用者Bの頭頂部40aを衝撃吸収体10の凹部11に密着させる。この後、必要に応じて、締付ひも4を、顎下から首付近に位置した状態で締め付けて、本体1が使用者Bの頭部に対して位置づれ等が生じないようにされる(締付ひも4がいわゆるあごひもの機能を果たす)。
衝撃吸収体10の使用者Bの頭頂部40aに対する密着性が高いので、衝撃から頭部40の保護を図る上で極めて好ましいものとなる。外部の様子は、外部確認用窓部21を通して確認される。また、呼吸用窓部22を通して、呼吸も楽に行うことができる。
図6は、本考案の第2の実施形態を示す。なお、以下の説明では、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付して、その重複した説明は省略する(このことは、以下の第3の実施形態以下においても同じ)。図6に示す物入れA2は、その本体1が上下方向にかなり長くなっており(図1〜図5の実施形態の場合に比して2倍程度の長さ)、かつその径も大きくなっている。このため、締付ひも4が本体1の上下方向略中間部に設けられている。そして、本体1の上方開口部2の開閉用として、別途締付ひも45を設けてあり、その長さ調整具が符合46で示される(締付ひも45に代えて、ファスナ、チャック、ベルト等を利用した開閉でもよい)。
図7は、本考案の第3の実施形態を示す。図7に示す物入れA3は、本体1の径が図1の場合とほぼ同程度とされているが、本体1の上下方向長さが図6の倍と同様に相当に長くされている。このため、本体1内の衝撃吸収体10に使用者Bの頭頂部40aを密着させたときに、本体1の上方開口部2からかなりの長さ部分が首下に位置されて、肩が邪魔となって本体1を被りにくいものとなる。このため、上下方向中間部に設けた締付ひも4から上方開口部2までを、任意に拡径できるようにしてある。すなわち、本体1に対して、上方開口部2から下方に向けて伸びる複数の切れ目51を周方向略等間隔に形成して、周方向に分割された複数の帯状片部52が形成される。そして、隣り合う帯状片部52同士が、ファスナ53によって連結されている。
物入れとして使用する際には、ファスナ53によって複数の帯状片部52同士が連結されて、本体1の上方開口部2付近の径は相対的に小さい状態とされる。非常時に本体1内に使用者Bの頭部40を入れるときは、ファスナ53による連結を解除することにより複数の帯状片部52同士の連結を解除して、図7一点鎖線で示すように、本体1の上方開口部2付近が大きく拡径される。これにより、拡径された部分が使用者Bの肩部までを覆うように広げられて、本体1内に頭部40を入れやすくなり、また複数の帯状片部52によって肩部付近を覆うことができる。
図7の変形例として、切れ目51(ファスナ53)を周方向1箇所のみに設けるようにしてもよい。また、切れ目51とファスナ53とが設けられる上下方向高さ範囲において、本体1をプリーツ加工するようにしてもよい。すなわち、プリーツ加工することにより、通常は、図7実線で示すように本体1の上部は相対的に径の小さいものとされるが、拡径力を加えることにより、プリーツ加工部分が周方向に伸びて、全体的大きく拡径されることになる。
図8は、本考案の第4の実施形態を示すものである。図8に示す物入れA4は、その本体1が左右一対の持ち手55を有して、上方から見たときに方形とされた手さげバッグ形式とされている。そして、衝撃吸収体10の外周形状が、本体1の外周形状に合わせて方形となるように設定されると共に、衝撃吸収体10の下面が平坦面とされている。
図9は、本考案の第5の実施形態を示すものである。図9に示す物入れA5は、図8の例に対して、内袋30を設けると共に、底板56を設けたものとなっている。底板56は、薄い板状とされて、衝撃吸収体10の上面を全体的に覆うように着座されている(凹部11が底板56によって覆われる)。底板56は、衝撃吸収体10の上に着座されているだけで、上方開口部2を通して取り出すことができるようになっている。通常の物入れとして使用する際に、底板56によって平坦面が構成されるので、使い勝手のよいものとなる。また、底板56の下方にある凹部11が上方開口部2を通しては目視できないので、凹部11内を隠し空間として利用することができる。非常時等には、内袋30および底板56が取り出された後、ヘルメットとして使用される。なお、底板56を、内袋30(の底壁)を介して衝撃吸収体10上に着座させるように配設してもよい。
図10は、本考案の第6の実施形態を示すものである。図10に示す物入れA6は、リュックサック形式とされて、その本体1に対して肩掛けベルト3が左右一対設けられて、背負いできるようにされている。本体1の左右側面には、本体1よりも小容積のサブの物入れ57が一体的に設けられている。本実施形態では、本体1の底部に、衝撃吸収体10が装備されている。なお、本体1の上方開口部2は、蓋シート58によって開閉されるようになっている。図10では、示されないが、本体1のうち肩掛けベルト3とは反対側の側面に、外部確認用窓部21と呼吸用窓部22とが設けられている。
以上実施形態について説明したが、本考案は、実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。各実施形態で示す構成要素を適宜互いに組み合わせた構造を採択することができる(例えば、図8,図9の本体1に対して、図7のような切れ目51とファスナ53とを設けたり、図1の場合に底板56を設ける等)。本体1内に収納する物が比較的大きい場合は、本体1を全体的にメッシュ構造として、このメッシュ構造の採択により、外部確認用窓部21、呼吸用窓部22の機能を兼用させることも可能となる。本体1の形状等は実施形態に示すものに限らず、上方開口部2を有する物入れであれば、その大きさや形状等は適宜選択できるものである。内袋30としては、本体1とほど同一以上の大きさであれば、例えばいわゆるコンビニ袋とかレジ袋とか呼ばれている容易に入手できるものを利用することもできる。衝撃吸収体10を、本体1かた出し入れ可能に設けるようにしてもよく、この場合、本体1を共通としつつ、衝撃吸収体10を交換することで、使用者の頭部の大きさに合わせて適切な衝撃吸収体10をセットすることができる。勿論、本考案の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本考案は、物入れを非常時のヘルメットとして効果的に機能させることができる。
A、A2、A3、A4、A5、A6:物入れ
B:使用者
1:本体
2:上方開口部
3:肩掛けベルト
4:締付ひも(締付具)
10:衝撃吸収体
11:凹部
21:外部確認用窓部
22:呼吸用窓部
30:内袋
31:上方開口部(内袋)
32:持ち手(内袋)
40:頭部
40a:頭頂部
51:切れ目
52:帯状片部
53:ファスナ(連結具)
56:底板
57:サブ用物入れ部

Claims (18)

  1. 上方開口部を有して、該上方開口部から物品が出し入れされる袋状の本体と、
    前記本体の底部に配設され、上面に使用者の頭頂部に沿う形状とされた凹部を有する衝撃吸収体と、
    を備え、
    前記上方開口部が使用者の頭部を出し入れできる大きさに設定され、
    前記本体の側面に、使用者の頭部が前記上方開口部を通して前記本体内に入って前記衝撃吸収体の前記凹部に使用者の頭頂部を位置させたときに、使用者が内部から外部を確認できる外部確認用窓部が形成されている、
    ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  2. 請求項1において、
    前記本体内に内袋が配設されている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  3. 請求項2において、
    前記内袋の大きさが、前記本体の大きさとほぼ同一とされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  4. 請求項2または請求項3において、
    前記内袋に、持ち手または肩掛け用のベルトが設けられている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記本体が、可撓性を有するシート材によって形成され、
    使用者の頭頂部が前記衝撃吸収体の前記凹部に位置された状態において、使用者の首部に相当する付近において前記本体を縮径させるための締付具が設けられている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  6. 請求項5において、
    前記締付具が、前記上方開口部付近に設けられて、該締付具によって該上方開口部付近を縮径させることにより該上方開口部が閉じられる、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  7. 請求項5において、
    前記本体の上下方向長さが、使用者の頭頂部から首部までの長さよりも十分に長くなるように設定され、
    前記上方開口部と前記衝撃吸収体との間の中間部位において、前記締付具が設けられ、
    前記本体のうち前記中間部位から前記上方開口部までの間の部分が、使用者の肩部を覆うことのできるように拡径可能として構成されている、
    ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  8. 請求項7において、
    前記前記本体のうち前記中間部位から前記上方開口部までの間の部分がプリーツ加工されて、該プリーツ加工された部分を該本体の周方向に伸ばすことにより該本体が拡径されるように設定されている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  9. 請求項7において、
    前記前記本体に前記上方開口部から前記中間部位に向けて伸びる切れ目が形成されると共に、該切れ目を連結、連結解除するための連結具が設けられている、
    ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
    前記衝撃吸収体のうち前記凹部の外周縁部上に着座されて前記凹部を覆うと共に、該本体内から取り出し可能な平板状の底板が設けられている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
    前記本体の側面に、使用者の頭頂部を前記衝撃吸収体の前記凹部に位置させた状態で使用者の口元付近に相当する位置において、内部と外部との間での通気性を確保するための呼吸用窓部が形成されている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項において、
    前記衝撃吸収体が前記本体に固定されており、
    前記衝撃吸収体が、複数の層をなす積層構造として形成され、
    前記複数の層が、前記本体の底部に近づくにしたがって硬質度が高くなるように設定されている、
    ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか1項において、
    前記本体内に非常時の持ち出し物を入れておくための非常用常備袋とされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項において、
    前記本体の側面に肩掛けベルトを有する肩掛け式の物入れとされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  15. 請求項14において、
    前記肩掛けベルトが左右一対設けられて、前記本体を背負い可能とされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  16. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項において、
    前記本体から上方に向けて伸びる持ち手を有する手提げバッグ式とされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれか1項において、
    前記本体の側面に、該本体よりも小さくな物入れ部が別途設けられている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
  18. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項において、
    前記衝撃吸収体が、前記上方開口部を通して前記本体から出し入れ可能とされている、ことを特徴とするヘルメット機能を備えた物入れ。
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