JP3209091U - 防災救命ランドセルカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ランドセルの被せ蓋に取付けられ、救命具として使用可能な防災救命ランドセルカバーを提供する。【解決手段】防災救命ランドセルカバー10は、外装部材13と、外装部材に長手方向基部を除く外周部が連結された内装部材14とを備え、外装部材と内装部材の長手方向基部との間には開口が、内装部材の長手方向中央部には開口より挿入された被せ蓋12の取り出し口が、内装部材の長手方向先部には被せ蓋の先側の掛止部17の保持部がそれぞれ形成されたカバー本体21を有し、カバー本体内にはシート状発泡材を有する。また、カバー本体の両側部の基側には第1、第2の挿通孔26、27、先側には第3、第4の挿通孔、一方が第1、第3の挿通孔を挿通し、他方が第2、第4の挿通孔を挿通し、端部に抜け留め部30、31が形成された紐部材32、および紐部材の紐留めストッパーを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、ランドセルの被せ蓋に取り付けられ、かつ救命具として使用可能な防災救命ランドセルカバーに関する。
地震や水害等の災害の発生及び程度は正確に予測ができないため、災害弱者である児童が、登校時、在校時又は下校時に発生した災害から身を守るには、防災用具を携帯していることが望ましい。ここで、例えば、救命具や防災頭巾といった防災用具は、抱えたり、身に着けたりして使用するため、折り畳んでも携帯が容易となる寸法にまで小型化することは困難である。このため、防災用具の携帯を確実かつ容易に実現しようとすると、児童が使用するランドセルを利用することが好ましい。そこで、例えば、特許文献1、2には、折り畳んでランドセルに収容可能な防災頭巾が提案されている。
特開2007−111078号公報 特開2016−34389号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載のように、ランドセル本体内に防災頭巾の専用収容部を設けると、ランドセル本体の容積(幅寸法や厚み(まち)寸法)が増加することになって、低学年の(体格の小さな)児童にとってはランドセルを背負う際の負担が大きくなるという問題があり、使用中のランドセルでは、ランドセル本体内に収容可能な学用品の量が減少するという問題が生じる。
また、ランドセル本体の背板内に防災頭巾を収容する場合は、使用中のランドセルでは、背板を改造しなければならず、現実性に欠けるという問題がある。更に、ランドセルの被せ蓋の内側に防災頭巾を取り付けると被せ蓋が実質的に厚くなることになって、ランドセル本体に対する被せ蓋の掛止位置が変化し、被せ蓋のランドセル本体への掛止が難くなったり、ランドセル本体や被せ蓋に変形や損傷が生じ易くなるという問題がある。
このため、ランドセルに取り付けられても、ランドセルの使用上において何ら問題が発生せず、ランドセルの変形や損傷の要因ともならず、しかも、多用途に使用可能な防災用具が求められている。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、ランドセルの被せ蓋に取り付けられ、かつ救命具として使用可能な防災救命ランドセルカバーを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る防災救命ランドセルカバーは、ランドセルの被せ蓋に取り付けられ、かつ救命具として使用可能な防災救命ランドセルカバーであって、
伸縮性を有し、角部が円弧状となった矩形の外装部材と、該外装部材に長手方向基部を除く外周部が連結された伸縮性を有する内装部材とを備え、前記外装部材の長手方向基部と前記内装部材の長手方向基部との間に開口が、前記内装部材の長手方向中央部に前記開口より該内装部材の裏側に挿入された前記被せ蓋を該内装部材の表側に通過させる取り出し口が、前記内装部材の長手方向先部に前記被せ蓋の先側の掛止部が挿通可能な保持部がそれぞれ形成されたカバー本体と、前記外装部材と前記内装部材との間に配置される柔軟性を有するシート状発泡材とを有し、
更に、前記カバー本体の両側部の長手方向の中央より基側の位置にそれぞれ形成された対となる第1、第2の挿通孔と、前記カバー本体の両側部の長手方向の中央より先側の位置にそれぞれ形成された対となる第3、第4の挿通孔と、一方が前記第1、第3の挿通孔を挿通し、他方が前記第2、第4の挿通孔を挿通して、それぞれ端部に抜け留め部が形成された紐部材と、該紐部材の中央に設けられた紐留めストッパーとを有する。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記抜け留め部は、前記カバー本体を形成する前記外装部材の表側にあり、前記紐留めストッパーは、前記内装部材の表側にあることが好ましい。
このような構成とすることにより、外装部材の表側に露出する紐部材が短くなるようにして紐部材をカバー本体に掛止することができ、カバー本体をランドセルの被せ蓋に取り付けた際に、露出する紐部材が周囲に存在する物に絡まる可能性を少なくすることができる。また、内装部材側に存在している紐部材を引いた際、カバー本体を防災頭巾の状態に効率的に変形させることができる。更に、紐留めストッパーにより紐部材を引いた状態を固定できるので、カバー本体を防災頭巾に変形させた状態を維持することができる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記カバー本体の長手方向基部には、前記シート状発泡材の長手方向基側を覆う内蓋が連結されていることが好ましい。
これによって、外装部材と内装部材との間に配置されたシート状発泡材が外部に飛び出すことを防止できる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材及び前記内装部材は、厚みが1.8〜4mmで表裏面が布地となった独立気泡を有する発泡ゴムシートからなることが好ましい。
これによって、伸縮性、軽量性、及び耐水性を有し、かつ手触り及び肌触りの良いカバー本体を形成することができる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記内装部材の前記開口と前記取り出し口に挟まれた領域には複数の貫通孔が設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、カバー本体の開口から頭部を内装部材とシート状発泡材との間に挿入し、取り出し口から頭部上側を内装部材の表側に突出させた状態にすると、内装部材の開口と取り出し口に挟まれた領域の背面側に鼻孔や口を位置することができる。これにより、複数の貫通孔を介して呼吸や会話を容易に行うことができる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材の表側には、蛍光反射材が設けられていることが好ましい。
これにより、例えば、車のヘッドライトからカバー本体に光が照射されると、蛍光反射材を介して光を反射することができ、ドライバーの夜間視認性を向上させることができる。更に、蛍光反射材のため、光が照射されると蛍光は一定時間放射されることになって、夜間視認性を更に向上させることができる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材と前記内装部材の外周部は、接合され、かつ縁取り用バイアステープを被せて縫合されていることが好ましい。
これによって、外装部材と内装部材の外周部同士の連結強度を高めることができると共に、見栄えを良くすることができる。
本考案に係る防災救命ランドセルカバーは、従来のランドセルカバーと同様、常時はランドセルカバーとして使用されるため、ランドセルの使用上において問題が発生することはなく、ランドセルに変形や損傷が生じることもない。
また、防災救命ランドセルカバーは、ランドセルの被せ蓋に取り付ける構造となっているので、災害発生時に素早く取り外して使用することができる。
更に、防災救命ランドセルカバーのカバー本体は、伸縮性を有する外装部材と内装部材を用いて形成されているので伸縮性を備えることになって、被せ蓋に対する着脱を容易に行うことができると共に、着脱時の破損を防止することができる。
外装部材と内装部材との間にシート状発泡材が挿入されている状態のカバー本体は、水中では浮力を発揮することになり、ランドセルを背負った児童が水中に落下しても、浮くことができ、救命具として使用することができる。更に、シート状発泡材が挿入された状態のカバー本体は、矩形状を維持することができるため、防災救命ランドセルカバーを水平状態にして投擲すると、防災救命ランドセルカバーを要救助者のもとに容易に届けることができる。
カバー本体が伸縮性を有し、シート状発泡材は柔軟性を有するので、カバー本体の開口から頭部を内装部材とシート状発泡材との間に挿入して、取り出し口から頭部上側を内装部材の表側に突出させることができると共に、対となる第1、第2の挿通孔を頭部の背面側に、対となる第3、第4の挿通孔を頭部の上方にそれぞれ位置させることができる。そして、紐部材の内装部材の表側に存在している部分を引くことにより、変形する外装部材を介してシート状発泡材の頸部の後側に配置された部分を頸部背面側に当接させることができ、カバー本体(内装部材、シート状発泡材及び外装部材)の先側を内装部材を内側にして頭頂部に当接するように屈折させることができる。これにより、外装部材と内装部材との間にシート状発泡材が配置された状態のカバー本体を頭部を覆う防災頭巾に変形させることができる。
ここで、紐部材の中央に設けられた紐留めストッパーを用いて、紐部材において対となる第1、第2の挿通孔を繋ぐ部分の長さを調節して固定することにより、防災頭巾の状態となった(防災頭巾に変形した)カバー本体の形状を保持することができる。
本考案の一実施の形態に係る防災救命ランドセルカバーをランドセルの被せ蓋に取り付けた際の(A)は斜視図、(B)は側面図である。 同防災救命ランドセルカバーの正面図である。 同防災救命ランドセルカバーの背面図である。 図2のP−P矢視図である。 同防災救命ランドセルカバーを防災頭巾に変形させた状態を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1(A)、(B)に示すように、本考案の一実施の形態に係る防災救命ランドセルカバー10は、ランドセル11の被せ蓋12に取り付けられ、かつ救命具又は防災頭巾として使用可能なものである。以下、詳細に説明する。
図2〜図4に示すように、本考案の一実施の形態に係る防災救命ランドセルカバー10は、伸縮性を有し、角部が円弧状となった矩形の外装部材13と、外装部材13に長手方向基部(以下、単に基部という)を除く外周部が連結された伸縮性を有する内装部材14とを備え、外装部材13の基部と内装部材14の基部との間に開口15が、内装部材14の長手方向中央部に開口15より内装部材14の裏側に挿入された被せ蓋12を内装部材14の表側に通過させる取り出し口16が、内装部材14の長手方向先部に被せ蓋12の先側の掛止部17が挿通可能な保持部20がそれぞれ形成されたカバー本体21と、外装部材13と内装部材14との間に配置される柔軟性を有するシート状発泡材22とを有している。
外装部材13と内装部材14の外周部は、接着剤を介して接合され、かつ縁取り用バイアステープ34を被せて縫合されている。ここで、外装部材13及び内装部材14は、厚みが、例えば、1.8〜4mmで表裏面が布地となった独立気泡を有する発泡ゴムシート(例えば、発泡クロロプレンゴムシート)からなる。なお、布地としては、発泡ゴムシートと同程度の伸縮性を有するものを使用することが好ましい。また、布地を設ける代わりに、外装部材及び内装部材の表裏面に起毛加工を施してもよい。
シート状発泡材22は、例えば、発泡合成樹脂成形体の一例であるウレタンフォームを用いて形成されている。シート状発泡材22の厚さは、例えば、20〜30mmである。なお、本実施の形態では、3枚のシート状発泡材22を重ねて総厚さを20〜30mmとしているが、シート状発泡材の枚数は、1枚、2枚、又は4枚以上としてもよい。
更に、防災救命ランドセルカバー10は、図2、図3に示すように、カバー本体21の両側部の長手方向の中央より基側の位置にそれぞれ形成された対となる第1、第2の挿通孔26、27と、カバー本体21の両側部の長手方向の中央より先側の位置にそれぞれ形成された対となる第3、第4の挿通孔28、29と、一方側が第1、第3の挿通孔26、28を挿通し、他方側が第2、第4の挿通孔27、29を挿通して、それぞれ端部に抜け留め部30、31が形成された紐部材32(材質は、例えば、ポリエチレン)と、紐部材32の中央に設けられた紐留めストッパー33とを有している。
紐部材32の長手方向の中央部は内装部材14の表側に配置されている。そして、紐部材32の一方側は、第1の挿通孔26を内装部材14の表側から通過して外装部材13の表側に進入し、外装部材13の表側からカバー本体21の一方の側部を越えて内装部材14の表側に戻り、第3の挿通孔28を内装部材14の表側から通過して外装部材13の表側に再び進入している。また、紐部材32の他方側は、第2の挿通孔27を内装部材14の表側から通過して外装部材13の表側に進入し、外装部材13の表側からカバー本体21の他方の側部を越えて内装部材14の表側に戻り、第4の挿通孔29を内装部材14の表側から通過して外装部材13の表側に再び進入している。
ここで、紐部材32の一方側の端部には、第3の挿通孔28の外装部材13表側に掛止される抜け留め部30が、紐部材32の他方側の端部には、第4の挿通孔29の外装部材13表側に掛止される抜け留め部31がそれぞれ形成されている。このため、紐部材32の中央(内装部材14の表側)に設けられている紐留めストッパー33を紐部材32の中央から両端側に向けて移動させることにより、紐留めストッパー33を介して対となる第1、第2の挿通孔26、27を繋ぐ紐部材32の両側の長さを調節することができる。
図3、図4に示すように、保持部20の入口18と出口19は、内装部材14の先側に内装部材14の幅方向に沿って2つの切り込みを設けることにより形成されている。このため、入口18と出口19の間は、内装部材14と同材質の接続部材20aで連結されている。これにより、形成された切り込みが進展する(即ち、入口18と出口19の長さが拡大する)ことを防止できる。
図3、図4に示すように、カバー本体21(外装部材13)の基部には、外装部材13と内装部材14との間に配置された複数のシート状発泡材22の基側を覆う内蓋23が連結されている。また、外装部材13の表側には、例えば、テープ状の蛍光反射材24が取り付けられている。更に、内装部材14の開口15と取り出し口16に挟まれた領域には、複数の貫通孔25が設けられている。
外装部材13、内装部材14及び内蓋23がそれぞれ発泡ゴムシートを用いて形成されているので、内蓋23を基部で折り返して内蓋23を外装部材13の表側に移動させて、開口15を拡大させることができる。これにより、開口15から外装部材13と内装部材14との間(カバー本体21内)に複数のシート状発泡材22を容易に挿入することができる。また、挿入後に、内蓋23を内装部材14の表側に戻して、シート状発泡材22と内装部材14との間に容易に挿入することができる。更に、シート状発泡材22の挿入後は、外装部材13と内装部材14はそれぞれシート状発泡材22の外形に沿うように変形させることができ、カバー本体21の形状を容易に整えることができる。
続いて、本考案の一実施の形態に係る防災救命ランドセルカバー10の作用について説明する。
図3に示すように、防災救命ランドセルカバー10(カバー本体21)の基部から先側に向けて、開口15、取り出し口16、及び入口18と出口19を備えた保持部20が並べて形成されているので、図1(A)、(B)に示すように、ランドセル11の被せ蓋12の先側に設けられた掛止部17を、開口15、取り出し口16、保持部20の順に通過させることにより、被せ蓋12の基側を内装部材14における開口15と取り出し口16に挟まれた領域で保持することができ、被せ蓋12の先側を掛止部17を介して保持部20で掛止することができる。これにより、被せ蓋12に防災救命ランドセルカバー10を容易に取り付けることができると共に、被せ蓋12から防災救命ランドセルカバー10を容易に取り外すことができる。
なお、防災救命ランドセルカバー10を被せ蓋12に取り付ける際は、紐留めストッパー33を予め操作して、紐部材32において、外装部材13の表側に露出する部分に弛みが生じないようにすると共に、対となる第1、第2の挿通孔26、27から内装部材14の表側に存在する部分は、取り出し口16から内装部材14の裏側に挿入しておくことが好ましい。
防災救命ランドセルカバー10のカバー本体21を構成する外装部材13と内装部材14、及び内蓋23は、それぞれ独立気泡を有する発泡ゴムシートからなり、シート状発泡材22は、例えば、ウレタンフォームを用いて形成されているので、防災救命ランドセルカバー10を軽量とすることができる。このため、防災救命ランドセルカバー10を被せ蓋12に取り付けても、ランドセル11を背負った際の負担増加を少なくすることができる。
また、防災救命ランドセルカバー10のカバー本体21を構成する外装部材13と内装部材14が発泡ゴムシートからなるので、カバー本体21も伸縮性を有することになって、被せ蓋12に対して防災救命ランドセルカバー10を着脱する際に、カバー本体21に過度の力が作用してもカバー本体21の破損を防止することができる。
そして、外装部材13と内装部材14との間にシート状発泡材22が配置されているため、ランドセルを背負った児童が水中に落下しても、浮くことができ、救命具として使用することができる。更に、シート状発泡材22が挿入された状態のカバー本体21は、矩形状を維持することができるため、人が水中に落下した場合、ランドセル11の被せ蓋12から取り外した防災救命ランドセルカバー10を水平状態にして投擲することにより、防災救命ランドセルカバー10を水中の要救助者に容易に届けることができる。
また、地震等の災害発生時には、防災救命ランドセルカバー10をランドセル11の被せ蓋12から取り外し、図5に示すように、取り出し口16から内装部材14の裏側に挿入した紐部材32を取り出して、防災救命ランドセルカバー10のカバー本体21の開口15から児童が頭部を内装部材14とシート状発泡材22との間に挿入し、取り出し口16から頭部上側を内装部材14の表側に突出させると、対となる第1、第2の挿通孔26、27を頭部の背面側に、対となる第3、第4の挿通孔28、29を頭部の上方にそれぞれ位置させることができる。このとき、児童の口は、内装部材14において開口15と取り出し口16に挟まれ、複数の貫通孔25が形成された領域の背面側に位置することになるため、複数の貫通孔25を介して呼吸や会話を容易に行うことができる。
次いで、紐部材32の内装部材14の表側に存在している部分を引くことにより、変形する外装部材13を介してシート状発泡材22の頸部の後側に配置された部分を頸部背面側に当接させることができ、カバー本体21(内装部材14、シート状発泡材22及び外装部材13)の先側を内装部材14を内側にして頭頂部に当接するように屈折させることができる。これにより、外装部材13と内装部材14との間にシート状発泡材22が配置された状態のカバー本体21を頭部を覆う防災頭巾に変形させることができる。
そして、紐留めストッパー33を紐部材32に沿って移動させて、紐部材32において、紐留めストッパー33を介して対となる第1、第2の挿通孔26、27を繋ぐ部分の長さ、即ち、第1の挿通孔26から、児童の顎の下に位置する紐留めストッパー33までの部分長さと、第2の挿通孔27から児童の顎の下に位置する紐留めストッパー33までの部分長さをそれぞれ調節して固定する。これによって、外装部材13と内装部材14との間にシート状発泡材22が配置された状態のカバー本体21を、防災頭巾に変形させた状態として保持することができる。
以上、本考案を、実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本考案に含まれる。
10:防災救命ランドセルカバー、11:ランドセル、12:被せ蓋、13:外装部材、14:内装部材、15:開口、16:取り出し口、17:掛止部、18:入口、19:出口、20:保持部、20a:接続部材、21:カバー本体、22:シート状発泡材、23:内蓋、24:蛍光反射材、25:貫通孔、26:第1の挿通孔、27:第2の挿通孔、28:第3の挿通孔、29:第4の挿通孔、30、31:抜け留め部、32:紐部材、33:紐留めストッパー、34:縁取り用バイアステープ

Claims (7)

  1. ランドセルの被せ蓋に取り付けられ、かつ救命具として使用可能な防災救命ランドセルカバーであって、
    伸縮性を有し、角部が円弧状となった矩形の外装部材と、該外装部材に長手方向基部を除く外周部が連結された伸縮性を有する内装部材とを備え、前記外装部材の長手方向基部と前記内装部材の長手方向基部との間に開口が、前記内装部材の長手方向中央部に前記開口より該内装部材の裏側に挿入された前記被せ蓋を該内装部材の表側に通過させる取り出し口が、前記内装部材の長手方向先部に前記被せ蓋の先側の掛止部が挿通可能な保持部がそれぞれ形成されたカバー本体と、前記外装部材と前記内装部材との間に配置される柔軟性を有するシート状発泡材とを有し、
    更に、前記カバー本体の両側部の長手方向の中央より基側の位置にそれぞれ形成された対となる第1、第2の挿通孔と、前記カバー本体の両側部の長手方向の中央より先側の位置にそれぞれ形成された対となる第3、第4の挿通孔と、一方が前記第1、第3の挿通孔を挿通し、他方が前記第2、第4の挿通孔を挿通して、それぞれ端部に抜け留め部が形成された紐部材と、該紐部材の中央に設けられた紐留めストッパーとを有することを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  2. 請求項1記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記抜け留め部は、前記カバー本体を形成する前記外装部材の表側にあり、前記紐留めストッパーは、前記内装部材の表側にあることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  3. 請求項1又は2記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記カバー本体の長手方向基部には、前記シート状発泡材の長手方向基側を覆う内蓋が連結されていることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材及び前記内装部材は、厚みが1.8〜4mmで表裏面が布地となった独立気泡を有する発泡ゴムシートからなることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記内装部材の前記開口と前記取り出し口に挟まれた領域には複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材の表側には、蛍光反射材が設けられていることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の防災救命ランドセルカバーにおいて、前記外装部材と前記内装部材の外周部は、接合され、かつ縁取り用バイアステープを被せて縫合されていることを特徴とする防災救命ランドセルカバー。
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