JP6172847B2 - 水難救助用訓練人形 - Google Patents
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Description
しかし海やプール等の水中の事故は、一般の陸上の事故とは異なり常に危険が伴う。
例えば、水中で溺れた被救助者はパニック状態に陥る場合が多い。パニック状態に陥った被救助者は、被救助者の救助を試みる救助者にしがみつこうとするため、救助者は場合によっては自らも溺れる危険がある。また水中では陸上と異なり自由に体を動かすことが容易ではないから、水難救助の専門家といえども油断すれば危険な状態に陥ることもある。
この看護実習用人形はシリコーンゴムを液状化した原料を用いてスラッシュモールドにより一体的に成形されてなる。
またスラッシュモールドにより一体成形されているため、沐浴の訓練時に前記看護実習用人形の内部に水が入ることを防止できるとされる。
この人体ダミーは、内部の位置決定システムに加えて、内部に空洞を有する小室を備えている。そしてこの小室は人体ダミーの胸部に対応し、開放弁によって調節可能な水の取り入れ口を有している。また前記人体ダミーの内部には小型の圧縮ガスタンクに接続された空気袋が設置されている。
この人体ダミーを、船舶等の船員に対しできる限り模した状態のまま船舶等に設置する。この人体ダミーを船舶等に設置しておけば、万が一、船舶等が遭難、沈没した際には、信号を発する人体ダミーを手がかりに、前記船員が存在する可能性の高い場所を重点的に捜索することが可能となる。
[1]開閉機能を有する注排水孔と、
内部に気体と液体との少なくとも一方を密閉保持することのできる格納部とを備え、
前記格納部が、胴体部にそれぞれ接続された頭部、右腕部、左腕部、右足部および左足部を含み、
前記頭部が、前記胴体部の上部中央部に接続され、
前記右腕部が、前記胴体部の右側上部に接続され、
前記左腕部が、前記胴体部の左側上部に接続され、
前記右足部が、前記胴体部の右側下部に接続され、
前記左足部が、前記胴体部の左側下部に接続され、
前記格納部が、可撓性不透水シートからなり、
前記胴体部、前記頭部、前記右腕部、前記左腕部、前記右足部および前記左足部が、それぞれ独立格納部を形成し、
前記独立格納部の内部は、気体および液体の少なくとも一方が移動可能であり、
前記独立格納部のそれぞれ全てが、前記開閉機能を有する注排水孔を備え、
前記胴体部を除く前記独立格納部のそれぞれ全てが、前記胴体部と着脱可能に連結されていることを特徴とする、水難救助用訓練人形を提供するものである。
[2]前記格納部に液体および気体の少なくとも一方を備えた、上記[1]に記載の水難救助用訓練人形を提供するものである。
[3]上記[2]に記載された水難救助用訓練人形を水中で使用する方法であって、前記水難救助用訓練人形の頭部下部面を水面上に維持するステップを含むことを特徴とする、水難救助用訓練人形の使用方法を提供するものである。
[4]上記[2]に記載された水難救助用訓練人形を、水中から引き上げ可能な場所に移動させるステップを含む、上記[3]に記載された水難救助用訓練人形の使用方法を提供するものである。
[5]上記[2]に記載された水難救助用訓練人形を、水中から引き上げるステップを含む、上記[3]または[4]に記載された水難救助用訓練人形の使用方法を提供するものである。
これに対し、本発明に係る水難救助用訓練人形は、開閉機能を有する注排水孔を備えた可撓性不透水シートからなることから、重量が小さく取り扱いが容易である。
図1は、実施例1に係る水難救助用訓練人形を形成する可撓性不透水シートを示した模式正面図である。図2は、二枚の可撓性不透水シートを組み合わせて実施例1に係る水難救助用訓練人形を形成する工程を説明するための模式斜視図である。図3は、二枚の可撓性不透水シートを組み合わせてなる実施例1に係る水難救助用訓練人形を示した模式正面図である。
前記合成樹脂は、強度を高めるために、有機繊維、無機繊維等を使用した織布、不織布等と積層したものを使用することができる。
実施例1の場合では、前記胴体部2、頭部3、右腕部4、左腕部5、右足部6および左足部7は一枚の可撓性不透水シート1aにより形成されているが、二以上の可撓性不透水シート1aを隙間なく接合して、一枚の可撓性不透水シート1aとすることもできる。
前記二枚の可撓性不透水シート1a,1aの外周端面10,10同士を接合する方法としては、例えば、加熱された金型により圧着して前記二枚の可撓性不透水シート1a,1aの外周端面10,10同士を熱融着する方法、接着剤により接着する方法等が挙げられる。
前記二枚の可撓性不透水シート1a,1aの外周端面10,10同士の接合面が分離することを防止するために、前記接合面を繊維糸等により縫合してもよいし、ステープラ等の固定ピン等を用いて固定してもよい。
前記二枚の可撓性不透水シート1a,1aの外周端面10,10同士を接合する方法は、一種もしくは二種以上を実施することができる。
前記格納部101は、自由に変形することができ、内部に水を保持することのできる素材により形成されている。
実施例1の場合は、前記水難救助用訓練人形100の内部全体が一つの独立格納部を形成している。
図3の場合は前記注排水孔110は、前記格納部101に対して一つが設置されているが、前記注排水孔110は、前記格納部101に対して二以上を設置することもできる。
図4に示されるように、前記注排水孔110は円形孔の設置された固定板112に筒部113が接続された構造となっている。
前記固定板112は、可撓性不透水シート1の内側に接着剤により接着されている。また前記固定板112により前記可撓性不透水シート1aが破損することを防止するために、前記固定板112および可撓性不透水シート1aを覆うように、可撓性不透水シート片1bが接着剤により接着されている。
また前記密閉栓120の内部にはO字状のリング材122が設置されている。
前記密閉栓120を前記注排水孔110に対して回転させながら設置することにより、前記注排水孔110のねじ山111と前記密閉栓120のねじ溝121が互いに噛み合い、前記注排水孔110と前記密閉栓120とを互いに開閉することができる。
前記密閉栓120を前記注排水孔110に対してさらに回転させると、前記注排水孔110の筒部113の先端114が、前記密閉栓120のO字状のリング材122に接触する。
この様にして、前記二枚の可撓性不透水シート1a,1a間に形成される格納部に、液体と気体との少なくとも一方を密閉保持することができる。
前記連結材130としては、例えば、合成樹脂繊維製の紐、金属線、金属チェーン等を使用することができる。
実施例1に係る水難救助用訓練人形100の格納部へ前記注排水孔110から水を注入する。水の注水が完了したら、前記注排水孔110を前記密閉栓120により密閉する。
前記格納部への水の注入量と、空気の注入料とを調整することにより、水中における前記水難救助用訓練人形100の浮遊具合を調整することができる。
前記格納部への水の注入量を多くすれば体重の大きい被救助者を再現することができ、逆に前記格納部への水の注入量を少なくすれば体重の小さい被救助者を再現することができる。
また前記格納部への空気の注入量を多くすれば良く浮かぶ被救助者を再現することができ、逆に前記格納部への空気の注入量を少なくすれば早く沈む被救助者を再現することができる。
また救助者は、水中で前記水難救助用訓練人形100の頭部3の下部面を水面上に維持したまま、前記水難救助用訓練人形100を水中から引き上げ可能な岸、堤防、プールサイド、船舶等のある場所に移動させる。
次に救助者が前記水難救助用訓練人形100を水中から引き上げることにより、水難救助訓練を実施することができる。
このため前記水難救助用訓練人形100を使用して、より実際の水難救助場面に近い、臨場感のある水難救助訓練を実施することができる。
前記格納部の水を全て排出した後は、前記水難救助用訓練人形100を折りたたむことができる。また前記水難救助用訓練人形100の総重量を小さく保つことができる。
このように、実施例1に係る水難救助用訓練人形100は水難救助訓練の使用に適している他、運搬や保管を簡単に行うことができるから、取り扱い易い。また構成が簡潔であることから製造コストを低く抑えることができる上に、故障、破損等が生じ難く、長い期間にわたって水難救助訓練に使用することが可能である。
実施例2に係る水難救助用訓練人形200は、実施例1に係る水難救助用訓練人形100の変形例である。
先の実施例1に係る水難救助用訓練人形100の場合は、人型に切り抜かれた二枚の可撓性不透水シート1a,1aの外周端面10,10同士を接合して前記水難救助用訓練人形100を作製した。
これに対し、実施例2に係る水難救助用訓練人形200の場合は、可撓性不透水シート1を円筒状に加工して、前記円筒状の開口部を接続して作製する点が異なる。それ以外は、実施例1の場合と同様である。
円柱状の金属に溶融した可撓性不透水材料に含浸させ、冷却後前記円柱状の金属から前記可撓性不透水材料の成形物を引き抜くことにより、可撓性不透水からなる有底円筒を得ることができる。前記有底円筒の底の部分を切断して除去することにより、図5に示す両端が開放された筒状の可撓性不透水シート21を得ることができる。
前記筒状の可撓性不透水シート21は、溶融した可撓性不透水材料の内部に空気を送り込みながら連続的に押出成形を実施し、得られた筒状成形物を押出方向に対して垂直に切断しても得ることができる。
また長方形の可撓性不透水シートを円筒状に丸めて、長方形の可撓性不透水シートの両端を接合することによっても前記筒状の可撓性不透水シート21を得ることができる。
前記筒状の可撓性不透水シート21の内側から実施例1に使用した前記注排水孔110の筒部113を外部に突き出させ、前記注排水孔110の固定板112を前記筒状の可撓性不透水シート21の内側に接着剤で接着する。
さらに前記固定板112を可撓性不透水シート片1bにより接着剤で固定することにより、先に説明した図4と同様の構造の前記注排水孔110を、前記筒状の可撓性不透水シート21に設置することができる。
前記胴体部20には、頭部30と接続するための上部中央孔25、右腕部40と接続するための上部右孔26、左腕部50と接続するための上部左孔27、右足部60と接続するための下部右孔28および左足部70と接続するための下部左孔29が形成されている。
前記頭部30は、前記可撓性不透水シート1からなる複数の曲面部31を、短冊状の可撓性不透水シートテープ1cにより接着剤を用いて接着することにより得ることができる。
前記可撓性不透水シート1からなる曲面部31を成形するためには、例えば、加熱された金属の曲面に、前記可撓性不透水シート1を接触させる方法等を挙げることができる。
また前記頭部30には、前記胴体部20と接続するための開口部32が形成されている。
前記頭部接続材80は、筒状の可撓性不透水シート81の両端開放部82,82に、前記筒状の可撓性不透水シート81の長手方向に間隔をおいて切断部83を設ける。互いに隣り合う切断部83,83により囲まれる接続部84を外側に開くことにより、図8に示す頭部接続材80を得ることができる。
図9に示されるように、前記頭部接続材80の一端を前記頭部30の開口部32に挿入する。続いて各接続部84を、前記頭部30の内側に接着剤を用いて接着する。
続いて各接続部84を、前記胴体部20の内側に接着剤を用いて接着する。
次に短冊状の可撓性不透水シートテープ1cを、前記胴体部20と前記頭部接続材80ならびに前記頭部30と前記頭部接続材80との境界に接着剤により接着することにより、前記胴体部20に対して頭部30を接合することができる。
可撓性不透水シート1からなる有底円筒41の上端開放部42に、前記有底円筒41の長手方向に間隔をおいて切断部43を設ける。互いに隣り合う切断部43,43により囲まれる接続部44を外側に開くことにより、図7に示す右腕部40を得ることができる。
次に前記可撓性不透水シート1からなる有底円筒41の上端開放部42を前記胴体部20の上部右孔26の内部に挿入する。
続いて各接続部44を、前記胴体部20の内側に接着剤を用いて接着する。
次に短冊状の可撓性不透水シートテープ1cを、前記胴体部20と前記右腕部40との境界に接着剤により接着することにより、図11に示すように前記胴体部20に対して右腕部40を接合することができる。
実施例2の場合では前記胴体部20と右腕部40との接合に接着剤を使用したが、熱により融着させる方法等によっても前記胴体部20と右腕部40とを接合することができる。
図11は、実施例2に係る水難救助用訓練人形200を示した模式正面図である。
図11に示される通り、実施例2に係る水難救助用訓練人形200は立体的形状を組み合わせて形成されていることから、より人間の形状に近い。このため水難救助訓練を、より実際の場合に近い状態で実施することが可能となる。
また実施例2に係る水難救助用訓練人形200の使用方法についても、実施例1に係る水難救助用訓練人形100の場合と同様である。
実施例1の場合は、前記水難救助用訓練人形100の内部全体が一つの独立格納部を形成している。同様に実施例2の場合も、前記水難救助用訓練人形200の内部全体が一つの独立格納部を形成している。
このため実施例1および2のそれぞれの前記水難救助用訓練人形100,200の一部に損傷が生じた場合には、その損傷部から前記水難救助用訓練人形100,200内部の水が、前記水難救助用訓練人形100,200を救助者が抱えたときに排出することが考えられる。この場合には被救助者を救出中に前記水難救助用訓練人形100,200が軽くなるため、水難救助訓練の臨場感が損なわれることになる。
実施例3に係る水難救助用訓練人形300は、実施例1に係る水難救助用訓練人形100の変形例である。
実施例3に係る水難救助用訓練人形300の場合は、胴体部2と頭部3との間が密閉閉塞されている。胴体部2と頭部3との間を密閉閉塞するためには、例えば、加熱された金型を用いて、胴体部2と頭部3との間を溶融圧着させる方法等が挙げられる。
同様に、胴体部2と右腕部4との間、胴体部2と左腕部5との間、胴体部2と右足部6との間、ならびに胴体部2と左足部7との間もそれぞれ密閉閉塞されている。
またそれぞれの独立格納部302〜307には、注排水孔110が設置されている。
このため、それぞれの前記注排水孔110を通して、それぞれの独立格納部302〜307に水と空気の少なくとも一方を保持することができる。それぞれの独立格納部302〜307に水と空気の少なくとも一方を密閉保持するためには、先に説明した密閉栓120により、それぞれの前記注排水孔110を密閉すればよい。
また実施例3に係る水難救助用訓練人形300の使用方法についても、実施例1に係る水難救助用訓練人形100の場合と同様である。
実施例1〜3の場合は、前記水難救助用訓練人形100,200,300のそれぞれは、胴体部から頭部等を分離することができなかった。
これに対して実施例4に係る水難救助用訓練人形400は、胴体部420、頭部430、右腕部440、左腕部450、右足部460および左足部470がそれぞれ独立格納部402,403,404,405,406および407を形成している。
そして実施例4に係る水難救助用訓練人形400は、前記胴体部420に対して、前記頭部430、右腕部440、左腕部450、右足部460および左足部470がそれぞれ着脱自在に連結されている。
このため、それぞれの前記注排水孔110を通して、それぞれの独立格納部402,403,404,405,406および407に水と空気の少なくとも一方を保持することができる。それぞれの独立格納部独立格納部402,403,404,405,406および407水と空気の少なくとも一方を密閉保持するためには、先に説明した密閉栓120により、それぞれの前記注排水孔110を密閉すればよい。
前記胴体前面部421,前記胴体後面部422および前記胴体側面部423はそれぞれ可撓性不透水シート1により形成されている。
図12に示される胴体前面部421,胴体後面部422および胴体側面部423をそれぞれ合成繊維糸を使用して縫合する。
また前記胴体側面部423の上部中央には、実施例1に使用したものと同じ注排水孔110が設置されていて、密閉栓120により開閉自在に閉塞することができる。
前記独立格納部402の内部に、水および空気の少なくとも一方を密閉保持することが可能である。
同様に、前記胴体部420の右側上部、左側上部、右側下部および左側下部のそれぞれに複数の繊維テープ424が貼付されていて、前記繊維テープ424のそれぞれには接続具425が設置されている。
複数の頭部形成片431はそれぞれ可撓性不透水シート1により形成されている。
複数の頭部形成片431をそれぞれ合成繊維糸を使用して縫合する。
また前記頭部430の下部中央には実施例1の場合と同様に注排水孔110が設置されていて、密閉栓120により開閉自在に閉塞することができる。
前記独立格納部403の内部に、水および空気を密閉保持することが可能である。
図16に示されるように、長方形の可撓性不透水シート1を丸めて筒状とし、両端部441,441同士を重ねて合成繊維糸を使用して縫合することにより右腕本体部442が得られる。
前記右腕本体部442は上端開口部443と下端開口部444を備えている。前記下端開口部444の大きさは、前記上端開口部443の大きさと比較して小さくなっていて、概略ではあるが人間の腕を模した形状となっている。
また前記右腕部440の上部中央には実施例1の場合と同様に注排水孔110が設置されていて、密閉栓120により開閉自在に閉塞することができる。
前記独立格納部404の内部に、水および空気の少なくとも一方を密閉保持することが可能である。
繊維テープ449,449は面ファスナーによりそれぞれ形成されていて、前記繊維テープ449を前記右腕部440の外周に沿って周回させて前記繊維テープ449の先端裏面を前記繊維テープ449の表面に接触させることにより、着脱可能に前記繊維テープ449の先端裏面を前記繊維テープ449の表面に固定することができる。
同様に、前記胴体部420の右側上部に複数設置された接続具425と、前記右腕部440の上部側面部に複数設置された接続具448とをそれぞれ連結する。
同様に、前記胴体部420の左側上部に複数設置された接続具425と、前記左腕部450の上部側面部に複数設置された接続具456とをそれぞれ連結する。
同様に、前記胴体部420の右側下部に複数設置された接続具425と、前記右足部460の上部側面部に複数設置された接続具466とをそれぞれ連結する。
同様に、前記胴体部420の右側下部に複数設置された接続具425と、前記左足部470の上部側面部に複数設置された接続具476とをそれぞれ連結する。
この操作により、図17に示すように、実施例4に係る水難救助用訓練人形400を得ることができる。
本発明に使用する接続具は、互いに組み合わせて着脱自在に連結できるものであれば特に限定はなく、市販品等を選択して使用することができる。
実施例4に係る水難救助用訓練人形200の使用方法についても、実施例1に係る水難救助用訓練人形100の場合と同様である。
実施例4に係る水難救助用訓練人形400の場合は、前記胴体部420、前記頭部430、前記右腕部440、前記左腕部450、前記右足部460および前記左足部470のそれぞれが、独立格納部402,403,404,405,406および407を形成している。
図18(a)〜(c)に示すように、水中500では、各独立格納部402,403,404,405,406および407内部の水および空気の充填量を調整することにより、水面に浮いた状態(図18(a))、水中で腕部のみが浮いた状態(図18(b))、水中で足部のみが浮いた状態(図8(c))等のように、様々な形態により前記水難救助用訓練人形400を浮かせることができる。
1b 可撓性不透水シート片
1c 可撓性不透水シートテープ
2,20,420 胴体部
3,30,430 頭部
4,40,440 右腕部
5,50,450 左腕部
6,60,460 右足部
7,70,470 左足部
10 可撓性不透水シートの外周端面
21,81 筒状の可撓性不透水シート
22,32 開口部
25 上部中央孔
26 上部右孔
27 上部左孔
28 下部右孔
29 下部左孔
31 曲面部
41 有底円筒
42 上端開放部
43,83 切断部
44 接続部
80 頭部接続材
82 両端開放部
84 接続部
100,200,300,400 水難救助用訓練人形
101 格納部
110 注排水孔
111 ねじ山
112 固定板
113 筒部
114 先端
120 密閉栓
121 ねじ溝
122 リング材
130 連結材
302,303,304,305,306,307,402,403,404,405,406,407 独立格納部
421 胴体前面部
422 胴体後面部
423 胴体側面部
424,434,447,449 繊維テープ
425,436,448,456,466,476 接続具
431 頭部形成片
441 両端部
442 右腕本体部
443 上端開口部
444 下端開口部
449 繊維テープ
500 水中
Claims (5)
- 開閉機能を有する注排水孔と、
内部に気体と液体との少なくとも一方を密閉保持することのできる格納部とを備え、
前記格納部が、胴体部にそれぞれ接続された頭部、右腕部、左腕部、右足部および左足部を含み、
前記頭部が、前記胴体部の上部中央部に接続され、
前記右腕部が、前記胴体部の右側上部に接続され、
前記左腕部が、前記胴体部の左側上部に接続され、
前記右足部が、前記胴体部の右側下部に接続され、
前記左足部が、前記胴体部の左側下部に接続され、
前記格納部が、可撓性不透水シートからなり、
前記胴体部、前記頭部、前記右腕部、前記左腕部、前記右足部および前記左足部が、それぞれ独立格納部を形成し、
前記独立格納部の内部は、気体および液体の少なくとも一方が移動可能であり、
前記独立格納部のそれぞれ全てが、前記開閉機能を有する注排水孔を備え、
前記胴体部を除く前記独立格納部のそれぞれ全てが、前記胴体部と着脱可能に連結されていることを特徴とする、水難救助用訓練人形。 - 前記格納部に液体および気体の少なくとも一方を備えた、請求項1に記載の水難救助用訓練人形。
- 請求項2に記載された水難救助用訓練人形を水中で使用する方法であって、前記水難救助用訓練人形の頭部下部面を水面上に維持するステップを含むことを特徴とする、水難救助用訓練人形の使用方法。
- 請求項2に記載された水難救助用訓練人形を、水中から引き上げ可能な場所に移動させるステップを含む、請求項3に記載された水難救助用訓練人形の使用方法。
- 請求項2に記載された水難救助用訓練人形を、水中から引き上げるステップを含む、請求項3または4に記載された水難救助用訓練人形の使用方法。
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