JP2014209956A - 防災頭巾兼用カバン - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、防災時にカバン内部の収納物を取り出すことなく、防災頭巾として使用することができ、長時間防災頭巾を被っていても防災頭巾が頭部からずれないようにすることを目的とするものである。【解決手段】カバン本体部Aは、防災時に頭部を覆う防災頭巾に兼用できるものである。カバン本体部Aは、上辺部A1に有する左右対称2箇所に設けられたまち部1と、当該カバン本体部Aの内側に設けられ且つ防災グッズを入れるための第一収納部2、第二収納部3及び第三収納部4と、カバン本体部Aの左右両側辺部A2にある首元を固定するためのバンド付止め具5とを備えている。また、前記まち部1の上辺部に設けたファスナーFにより、当該まち部同士が着脱可能な構造となっている。さらに、当該着脱可能なまち部1をファスナーで接続した後、中心短辺が頭頂部に来るように防災頭巾を被り、バンド付止め具5で首元を固定し装着する。【選択図】 図1

Description

本発明は、災害時、防災頭巾に変えることができる防災頭巾兼用カバンに関するものである。
災害の発生は予測がつかないため、災害発生時に自宅にいるとは限らず、外出中や仕事中ということもあり得る。また、高層の建物、住宅が密集している首都直下型地震が起きた場合、屋外・屋内での物の転倒や落下から素早く身を守る必要が生じる。このようなことから、外出先でも防災対策が行えるよう、手軽に持ち運びができ且つ落下物から素早く身を守ることができる防災頭巾兼用カバンが開発されている。
特開2007−37602号公報
防災頭巾に転用できるカバンとして上記特許文献1にかかる発明が存在する。この特許文献1に係る発明は、カバン本体が第一、第二側辺部、上辺部及び底辺部からなる長方形状であり、第二側辺部、上辺部又は底辺部にはカバンを開閉するためのファスナーが装着されている。また、カバン本体内部に対し、インナー袋が着脱自在に設けられている。さらに、カバン本体には取っ手が備えられており、カバン本体の底辺部から上方にかけて頭部を固定するための補強ベルトが取り付けられている。この補強ベルトは、取っ手とバックル具により取り外し自在な構造である。防災頭巾として使用するには、カバン本体上辺部のファスナーの摘まみ部を第二側辺部、底辺部に移動させ、略コの字形状に開口する。取っ手は、不要であるため取り外す。
次に、開口部を押し広げ、一部を左右外方向に広げるように折り曲げることにより、立体的な防災頭巾状に変形させ、頭から首元に向かって被る。必要であれば、補強ベルトで防災頭巾を後頭部で固定したり、インナー袋をカバン本体から落とさないよう固定するために首元を紐で結ぶなどして使用する。
しかしながら、上記特許文献1に係る発明は、後頭部の固定が補強ベルトによるため、頭部から防災頭巾がずれやすいという問題が生じていた。さらに、防災頭巾として使用する際、カバン本体を逆さまにして使用することから、災害時に慌てて被った際に、カバン本体の中身が地面に落ちてしまうという問題も生じていた。
本発明は、長時間防災頭巾を被っていても防災頭巾が頭部からずれないようにすることを第一の目的とする。また、カバン本体から中身がこぼれ落ちないようにすることを第二の目的とする。
上記のような問題点を解決するため、第1の発明は、折り曲げ可能な中心辺を有すると共にこの中心辺の左右側に本体の上辺部と底辺部とが形成されたカバン本体部と、
前記左右の上辺部同士に渡って設けられた着脱構造のまち部と、
を備えたことを特徴とする防災頭巾兼用カバン。
また、第2の発明は、前記カバン本体部は、少なくともクッション層および硬質層を有する積層構造であることを特徴とする請求項1に記載の防災頭巾兼用カバン。
また、第3の発明は、更に、前記カバン本体部には、バンド部分と止め具部分とからなるバンド付止め具が設けられ、前記止め具部分にはホイッスルが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災頭巾兼用カバン。
また、第4の発明は、カバン本体部の内部には、頭部に被った状態で開口が横方向から上方向に向く収納部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の防災頭巾兼用カバン。とするものである。
防災頭巾兼用カバン本体部を全開にしたカバン内部の展開図である。 図1に示した防災頭巾兼用カバンを閉じた状態を示す斜視図である。 カバン本体部の構造を示す断面図である。 プラスチック層に発泡スチロール層を重ねた構造を示す図である。 図4に示した構造にアルミ箔パッキン層を重ねた構造を示す図である。 カバン本体部を頭巾として使用した場合の使用状態を示す前方斜視図である。 カバン本体部を頭巾として使用した場合の使用状態を示す後方斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開図である。 図8の防災頭巾兼用カバンを頭巾として使用した場合の使用状態を示す前方斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開図である。 図10に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す前方斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開図である。 図12に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態5に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開図である。 この発明の実施の形態5に係る錣部を折り畳んだ状態から展開した状態にしたことを示す図である。 図14に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す後方斜視図である。
以下これらの発明につき、図面を参照しつつ詳細に実施の形態を説明する。なおこの実施の形態によりこれらの発明が限定されるものではない。
[実施の形態1]
図1は、防災頭巾兼用カバン本体部を全開にしたカバン内部の展開図である。この防災頭巾兼用カバンは、長方形のカバン本体部Aと、当該カバン本体部の上辺部A1に有する左右対称2箇所に設けられたまち部1と、当該カバン本体部の内側に設けられ且つ防災グッズを入れるための第一収納部2、第二収納部3及び第三収納部4と、カバン本体部の左右両側辺部A2にある首元を固定するためのバンド付止め具5とを備えている。
前記カバン本体部Aは、長手方向の略中央に設けた中心短辺Bにおいて折り曲げ可能であり、この中心短辺の左右両側に上辺部A1、底辺部A3及び側辺部A2を有する全体として長方形の構造である。また、前記まち部1の上辺部に設けたファスナーFにより、当該まち部同士が着脱可能な構造となる。後述するが、ファスナーFによりまち部1を接続することで当該まち部は左右の上辺部に渡って設けられることになる。
なお、前記まち部1は、カバン本体部の内部に折りたんで収容できるようになっている。また、上記収納部へ収納させるため、まち部そのものを本体に対してファスナーで取り外せる構造としてもよい。さらに、前記まち部1は、上辺部左右どちらか片方のみに設けてもよい。
前記カバン本体部Aの内側に設けられた第一収納部2、第二収納部3および第三収納部4について、第一収納部2は、それぞれカバン側辺部A2方向への開口からのみ、第二収納部3は、底辺部A3に向かって斜めに有する開口からのみ収納が可能となっている。即ち、頭部に被った状態で前記第一収納部2の開口が上方向に向き、第二収納部3の開口が横方向ないし斜め上方向に向くことになる。これにより防災頭巾として使用した際、各開口が下を向くことがないため、収納物がこぼれ落ちることない。また、前記第三収納部4は、ペンライトなど円筒状の避難グッズを面テープで固定することにより収納可能としている。
さらに、前記バンド付止め具5は、バンド部分と止め具部分とからなる。また、止め具部分には、救助を要請するためのホイッスルが一体形成されている。ホイッスルとして用いるときは、止め具のホイッスルを顔の中心に持ってきて当該ホイッスルの口をくわえて吹く。また、前記第三収納部4には、簡単に取り外し可能な方位磁石が標準装着されている。
図2は、図1に示した防災頭巾兼用カバンを閉じた状態を示す斜視図である。カバン本体部の表側には、夜の安全性を高めるために反射板6が複数設けられている。なお、反射板6に代えて、蓄光板やLED(Light Emitting Diode)を設けても良い。また、カバン本体部を持ち運びやすくするため、取っ手を設けてもよい。
図3は、カバン本体部の構造を示す断面図である。カバン本体部は、表面側からポリエステル層7、アルミ箔パッキン層8、プラスチック層9、発砲スチロール層10、ポリエステル層11の順に積層した5層構造となる。これにより、頭部の衝撃を緩和しつつ、防災頭巾兼用カバンの軽量化を実現する。なお、プラスチック層9により落下物による頭部の強い衝撃を分散させることにより、頭部へ直接落下物が侵入、貫通することを防止し、アルミ箔パッキン層8又は発砲スチロール層10により頭部に与える衝撃を和らげることによって頭部への打撲、骨折などの怪我を防止する。特に、災害では、物の転倒や落下から頭部の損傷を防ぐ必要があるため、プラスチック層を上層とするのが好ましい。尚、本防災頭巾兼用カバンの本体部断面構造は必ずしも5層構造である必要はないが、頭部損傷防止を最優先に考慮することとなると、少なくとも図4又は図5に示すような2層又は3層構造を取るのが好ましい。具体的には、図4に示すように、プラスチック層9に発泡スチロール10層を重ねた構造としても良いし、図5に示すように、前記図4に示した構造にアルミ箔パッキン層8を重ねた構造としても良い。
さらに、カバン本体部の表面層である、ポリエステル層7に変えて、難燃性、防火性に優れているアラミド層に変更し、安全性を高めることもできる。
図6は、カバン本体部を頭巾として使用した場合の使用状態を示す前方斜視図である。図7は、カバン本体部を頭巾として使用した場合の使用状態を示す後方斜視図である。以下、本発明の使用方法を説明する。
本防災兼用カバンを防災頭巾として使用するには、図2の閉じた状態から、図1のカバン本体部の上辺部A1にあるファスナーFの摘みを、側辺部A2から底辺部A3に沿って移動させ、カバン本体部を図1のように全開する。そして、防災頭巾兼用カバンのまち部1を上に向け、本防災兼用カバンを折り曲げ、当該まち部1の両端部をファスナーFで閉じる。そして、収納部が内側になるようにして頭から被る。その際、前記まち部1が、頭部後方に位置するようにし、且つカバン本体の中心短辺Bが頭頂部に位置するようにする。
その後、前記バンド付止め具5で防災頭巾を頭に固定する。尚、前記バンド付止め具5は、顔や頭の大きさによって自由に調整でき且つワンタッチで止めることができる。また、固定方法はバンド付止め具の代わりに紐などを用いてもよい。
以上、この発明に係る防災頭巾兼用カバンによれば、防災頭巾として使用した場合、まち部1を設けたので、頭を動かしても本防災兼用カバンが頭部からずれず、安定して装着できるようになる。
なお、防災頭巾として用いる必要がなくなったときは、図6の首元にある前記バンド付止め具5を外し、防災頭巾を脱ぐ。そして後頭部にある2つのまち部1を固定するファスナーFを下から上へ移動させることでまち部1を開き、カバン本体部の内部へ折り畳んでしまうことができる。その後、カバン本体部の底辺部A3にあるファスナーFの摘みを、側辺部A2および上辺部A1に沿って移動させ、閉じる。
上記実施の形態1のカバン本体部Aは、楕円形状または、側辺部A2が円弧状のものであってもよい。
[実施の形態2]
図8は、この発明の実施の形態2に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開図
である。以下、実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を用いて説明を省略し、異なる部分を説明するものする。
この実施の形態2に係る防災頭巾兼用カバンでは、災害時に雨や風が強い場合、顔全体を覆うことができるようカバン本体部の内部左右下隅部にマスク12を収納できる第四収納部13と、防災頭巾兼用カバン内部の中心底部にフード14を収納できる第五収納部15を設けた。前記マスク12とフード14は、災害時にいつでも取り出せるようそれぞれ第四収納部13、第五収納部15に収納された状態になっている。尚、マスク12やフード14は、風雨を凌げるように防水性、撥水性のある素材とするのが良い。また、マスク12の先端には面テープ18が設けられ、フード14の先端には、ファスナーFが設けられており、装着時に固定できるものとなっている。
図9は、図8の防災頭巾兼用カバンを頭巾として使用した場合の使用状態を示す前方斜視図である。カバン本体部を全開するまでの工程は、実施の形態1と同じである。カバン本体部を全開した後、第四収納部13および第五収納部15からそれぞれマスク12とフード14を取り出す。そして、収納部が内側になるようにして頭から被る。その際、まち部1が頭部後方に位置するようにし、且つカバン本体の中心短辺Bが頭頂部に位置するように被る点は、実施の形態1と同様である。
次に、前記ベルト付止め具5で頭部を固定し、予め第五収納部15から取り出しておいたフードを、頭上から額が見えなくなるくらいまで軽く引っ張り、フード両端部にあるファスナーFで図9に示すように固定する。尚、固定方法は、面テープなどを用いてもよい。
次に、予め第四収納部13から取り出しておいたマスク12を、左右から中心へ向かって口元が覆われるように軽く引っ張り、マスク先端にある面テープ18でマスクを固定する。尚、当該マスクの固定には、複数のボタンやファスナーなどを用いても良い。これにより、防災時に雨や風などが強い日であっても安心である。また装着中、粉塵も呼吸時に肺に入らない。
防災頭巾としての使用が不要になったときや、フード、マスクが不要になったときは、フード14を固定しているファスナーFを開くと共に、前記マスク12を固定している面テープ18を剥ぎ、首元の前記バンド付止め具5を外す。そして、防災頭巾兼用カバンを脱ぎ、マスク12とフード14を第四収納部13および第五収納部15にそれぞれ収納する。
[実施の形態3]
図10は、この発明の実施の形態3に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開
図ある。以下、実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を用いて説明を省略し、異なる部分を説明するものとする。
この防災頭巾兼用カバンは、まち部1が頭頂部に位置するように被るものである。当該まち部は、頭部の衝撃を緩和するため、上記図3に示した5層構造とするのが好ましく、少なくとも図4、図5に示した2層構造または3層構造にするものとする。このとき、まち部分をしっかり固定するため、固定するファスナーFの代わりにボタンや面テープなどを用いてもよい。さらに上記まち部以外の構造は、5層構造またはそれ以下の構造であってもよい。
図11は、図10に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す前方斜視図である。カバンを全開するまでの工程は、実施の形態1と同じである。カバン本体部を全開した後、図10に示す状態から、防災頭巾兼用カバンのまち部1方向を上にして、本防災兼用カバンを折り曲げ、まち部両端部をファスナーFで閉じる。さらに、カバン本体部内面の中心短辺Bを後頭部中心にあたるように被る。その後、カバン本体内部が顔全体を覆うよう、図11に示すように装着し、前記ベルト付止め具5で首元を固定する。これにより、防災頭巾兼用カバンがしっかりと固定されるので、ずれ落ちることがない。
なお、防災頭巾としての使用が不要になったときは、首元の前記ベルト付止め具5を外し、頭上のまち部1を閉じているファスナーFを開け、防災頭巾兼用カバンを脱ぐ。その後、まち部1
をカバン内部に折り畳んで収納する。
[実施の形態4]
図12は、この発明の実施の形態4に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開
図である。以下、実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を用いて説明を省略し、異なる部分を説明するものとする。
この防災頭巾兼用カバンは、カバン本体部の上辺部および底辺部の中央付近に左右それぞれ一対の第一止め具16を設けている。この第一止め具16は、前記バンド付止め具5と同様、バンド部分と止め具部分からなり、ワンタッチで止められる構造となっている。なお、バンドは自在に長さを調整できる。また、前記第一止め具16の止め具部分からは第二止め具17が延出している。この第二止め具17もバンド部分と止め具部分からなり、ワンタッチで止められる構造となっている。なお、図13のように首元で固定するため、バンド部分が第一止め具16よりも長めの構造とする方が望ましい。もちろん当該バンドも自在に長さを調整できる。さらに、実施の形態1と同様ホイッスルとして使用することも可能である。
図13は、図12に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す側面図である。カバンを全開するまでの工程は、実施の形態1と同じである。カバン本体部を全開した後、図12に示す状態から、カバン内面の収納部を内側にし、カバン本体部で頭頂部から後頭部を覆うように装着する。その後、左右こめかみ付近に位置する第一止め具16で頭部を固定する。さらに、第一止め具16から延出した第二止め具17を首元まで引っ張り、固定する。これにより、防災頭巾兼用カバンがしっかりと固定されるので、ずれ落ちることがない。
なお、防災頭巾としての使用が不要になったときは、首もとの第二止め具17を外した後、こめかみ付近にある第一止め具16を外して、防災頭巾を脱ぐ。
[実施の形態5]
図14は、この発明の実施の形態5に係る防災頭巾兼用カバンを全開にしたカバン内部の展開
図である。以下実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を用いて説明を省略し、異なる部分を説明するものとする。
この防災頭巾兼用カバンは、カバン本体部Aの左右側辺部A2に錣部A19を有する。また、錣部A19の上辺部には錣部B20を有し、錣部B20の下辺部には左右の錣部B20を固定するフック21が2か所に設けられている。錣部A19及び錣部B20は、防災頭巾として使用しないときは、共にカバン本体部Aの内部に収納できるものであり、防災頭巾として使用する場合にカバン本体部Aから取り出す構造となっている。なお、錣部A19と錣部B20は、折り曲げても柔軟性を有し、且つ落下物から首や肩の損傷を防ぐことが必要なため、上記同様、図4と図5に示すように2層または3層構造とすることが望ましいが、難然性ポリエステルやゴム、またはプラスチックを素材として使用してもよい。
図15は、この発明の実施の形態5に係る錣部を折り畳んだ状態から展開した状態にしたこと
を示す図である。図16は、図14に示した防災頭巾兼用カバンの使用状態を示す後方斜視図である。
カバンを全開するまでの工程は、実施の形態1と同じである。図14の状態から、図15に示すように、カバン本体部Aの内部に収納された錣部A19と錣部B20をカバン内部から外へ取り出し、錣部A19の内側に折り畳まれた錣部B20を開く。
次に、まち部1の両端部をファスナーFで閉じた後、図16のように、まち部1が後頭部を、錣部A19錣部B20がそれぞれ両肩及び首の後ろ側を覆うように装着し、左右の錣部B20をフック21で止め、首の後ろを固定し、バンド付止め具5で首元を固定する。これにより、落下物から首や肩の損傷を防ぐことができる。
A 本体部
A1 上辺部
A2 側辺部
A3 底辺部
F ファスナー
1 まち部
2 第一収納部
3 第二収納部
4 第三収納部
5 バンド付止め具
B 中心短辺
6 反射板
7 ポリエステル層
8 アルミ箔パッキン層
9 プラスチック層
10 発砲スチロール層
11 ポリエステル層
12 マスク
13 第四収納部
14 フード
15 第五収納部
16 第一止め具
17 第二止め具
18 面テープ
19 錣部A
20 錣部B
21 フック

Claims (4)

  1. 折り曲げ可能な中心辺を有すると共にこの中心辺の左右側に本体の上辺部と底辺部とが形成されたカバン本体部と、
    前記左右の上辺部同士に渡って設けられた着脱構造のまち部と、
    を備えたことを特徴とする防災頭巾兼用カバン。
  2. 前記カバン本体部は、少なくともクッション層および硬質層を有する積層構造であることを特徴とする請求項1に記載の防災頭巾兼用カバン。
  3. 更に、前記カバン本体部には、バンド部分と止め具部分とからなるバンド付止め具が設けられ、前記止め具部分にはホイッスルが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災頭巾兼用カバン。
  4. カバン本体部の内部には、頭部に被った状態で開口が横方向から上方向に向く収納部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の防災頭巾兼用カバン。
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