JP3174470U - 防災マット - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部、肩部及び腕部を覆って保護するとともに、集団でも粛々と速やかに避難することができ、また、容易に加工することができ、浮き袋としても使用することができる防災マットを提供する。
【解決手段】ウレタンフォームやEVAフォーム等の独立気泡構造の発泡体からなるマット本体2の裏面の中央近傍に、両手に対応する一対の把持部4が設けられ、前記把持部4が、前記マット本体2に形成された陥没部3に収納されて形成され、使用者は、当該一対の把持部4を両手で把持して上げ、前記マット本体2の裏面を頭頂に当てるようにして頭部に被せる。
【選択図】図1

Description

本考案は、災害緊急時に、頭部、肩部及び腕部を覆って保護するとともに、集団でも粛々と速やかに避難することができ、また、容易に加工することができ、浮き袋としても使用することができる防災マットに関する。
我が国の小学校又は中学校等では、地震等の災害対策や避難訓練が定期的に実施されている。特に沿岸部に所在する学校等では、地震発生後の津波対策として、校舎や校庭から近隣の山等の高台へと迅速に避難させる訓練が定期的に行われている。
当該避難訓練において、児童又は生徒等は、警報が鳴るのと同時に、事前に教室等に用意した防災頭巾を着用し、校舎から校庭、そして高台へと避難する。このような集団での避難訓練或いは実際に災害が発生した際の集団での避難では、整列して行動し、決して慌てずに前の人を押さない等、集団規律に従った行動が求められる。そんな中、迅速に防災頭巾を着用できるように、通常時は座布団又は枕として使用し、非常時にはすぐに頭巾として頭部に被ることのできる防災用頭巾が提供されている。
例えば、平常はクッション材で形成された一枚の座布団として使用し、地震等の非常時においては、当該座布団の中心で陥没するように形成された頭部覆い部を陥没させた後、単に頭部に被せて顎紐を結ぶだけで防災頭巾としての機能を備えた略扇型の乳幼児用防災頭巾が提供されている(特許文献1)。
また、正方形で作られた通常ザブトンの背面側に人間の頭部を挿入可能な2つのポケット部が前記正方形の対角線を境界として設けられており、地震など緊急時には裏返してそのどちらかをワンタッチですばやく開け、頭に被って顎部に結び紐で固定することができる防災ザブトンが提供されている(特許文献2)。
さらに、耐熱性の材料よりなる外袋の内面に複数の空気室よりなる空気袋を取付け、当該外袋の前部及び下部を容易に分離し得るように接合した防災頭巾兼用枕が提供されている。
特開2005−350840号公報 実用新案登録第3144815号公報 実全昭60−88863号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乳幼児用防災頭巾は、通常時には座布団として使用することができ、地震等の災害緊急時には防災頭巾として使用することができるものの、一分一秒が生死を分ける緊急時において、平面形状の頭部覆い部を陥没させてヘルメット状にする手順と、当該ヘルメット状にした乳幼児用防災頭巾を頭部に被せて顎紐を結ぶ手順とを行う必要があるため、自分で頭部に被せることができる年齢の者であっても時間的ロスが大きく、特に、乳幼児等においては、自ら頭部に被せて顎紐を結ぶにしても、保護者や先生等に頭部に被せてもらって顎紐を結んでもらうにしても、より時間を要するために、緊急時としては時間的ロスが大きくなるという問題があった。
また、当該乳幼児用防災頭巾は、災害緊急時に形成したヘルメット状で単に頭部に被せるものであるために、肩部や腕部を保護することはできないという問題もあった。さらに、当該乳幼児用防災頭巾は、通常時においては扇型に形成されているために、通常使用する正方形の座布団を連想させる形状ではなく、通常座布団として使用するには外観的に不向きであるという問題もあった。
また、特許文献2に記載の防災ザブトンは、災害緊急時、通常ザブトンとして使用している防災ザブトンのポケット部を開きて頭部に被るとともに、結び紐で結んで頭部に固定する必要があるため、特に、乳幼児等は結び紐を結ぶのに時間を要するために、緊急時としては時間的ロスが大きいという問題があった。
また、当該防災ザブトンは、正方形の対角線を境界として対称に設けたポケット部に頭部を被せるために、厚みが通常のザブトンとして使用する状態と比べて1/2となり、頭部の保護が弱くなってしまうという問題もあった。
さらに、これらの乳幼児用防災頭巾及び防災ザブトンは、頭部に顎紐(結び紐)を結ぶことによって固定することから、着用者の両腕部は自由に使える状態になってしまい、集団で整列しての避難する際に、慌てて前の人を押したり、子供ながらの好奇心で瓦礫等に触れたりする等、集団規律に反する行為をパニック状態で取ってしまう可能性があるという問題があった。
また、特許文献3に記載の防災頭巾兼用枕は、通常時は枕として使用しているため、津波や洪水等の災害時においては、複数の空気袋によって速やかに浮き袋として使用することができるものと推察されるが、このように複数の空気袋を設けた防災頭巾では、常日頃から空気袋に空気を入れておく手間が掛かるという問題の他にも、製造過程において加工が容易ではなく扱いにくいという問題があった。
そこで、本考案は、頭部、肩部及び腕部を覆って保護するとともに、集団でも粛々と速やかに避難することができ、また、容易に加工することができ、浮き袋としても使用することができる防災マットを提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成した。すなわち、本考案に係る請求項1に記載の防災マットは、マット本体と、当該マット本体の裏面の中央近傍に、両手に対応する一対の把持部が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の防災マットは、把持部が設けられている前記マット本体の箇所が、把持部を収納可能に陥没して形成されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の防災マットは、前記マット本体は、ウレタンフォームやEVAフォーム等の独立気泡構造の発泡体であることを特徴としている。
本考案に係る請求項1に記載の防災マットによれば、両手で把持部を把持して頭部上方に上げるだけで迅速に頭部を覆うことができ、両手で頭部に防災マットの裏面を押さえつけることで強固に頭部を保護することができる。このように当該防災マットを頭部に被ることにより、頭部のみならず、肩部や腕部をも保護することができる。また、両腕部を上げた体勢になることにより、両腕部によっても頭部を保護することができるとともに、身体を身長方向に対して小さく折り畳むので落下物に衝突する可能性を低下させることができる。
さらに、両手で把持部を把持すれば使用者の両手が不自由になるために、小学校等において集団で避難する際には、手で周りの児童を押したり、瓦礫等に触れたりしないので、集団規律に則って集団でも粛々と迅速に避難することができる。このように集団では、前の人を押さない等の集団規律に従って粛々と行動することにより、結果的に迅速な避難を行うことができる。
また、請求項2に記載の防災マットによれば、通常時、いす用のマットとして使用する際、把持部が陥没部に収納されるので、把持部によってマット本体の表面が盛り上がる等の違和感なく、着座することができる。
さらに、請求項3に記載の防災マットによれば、前記マット本体がウレタンフォームやEVAフォーム等の独立気泡構造の発泡体で形成されているため、津波や洪水等の災害時に浮き袋として使用することができる他、製造過程において容易に加工ができて扱いやすく、製造コストを抑制することができるという効果を得ることができる。
本考案に係る防災マットを裏面側から示す斜視図である。 当該防災マットの使用状態を示す斜視図である。 当該防災マットの使用状態を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本考案を具体的に説明する。まず、図1は、本考案に係る防災マットを示す斜視図である。防災マット1は、マット本体2の一方の面の中央近傍に一対の長手の陥没部3を設け、当該各陥没部3の底面に手持ちベルト状の把持部4を設けて構成されている。当該図示では、マット本体2及び陥没部3を平面視長方形で形成したが、その形状は、平面視正方形、その他多角形、円形、楕円形等の通常市販されているようなマットの形状であれば、どのような形状であってもよい。
当該マット本体2の素材は、ウレタンフォーム、EVAフォーム等、災害時での落下物の衝撃を吸収できる発泡合成樹脂体であり、また、このようなウレタンフォームやEVAフォーム等の独立気泡構造の発泡体は、水中において浮力を得ることができることから、津波や洪水などの水災害時において浮き袋としても使用することができる。この際、各把持部4に両腕を夫々通して身体に固定して使用することもできる。なお、災害時での落下物の衝撃を吸収することができるという効果については、その他通常市販されているマットや座布団に内包されているような綿やスポンジ素材であってもよい。
また、当該マット本体2のサイズは、小学校などの教室で用いられる椅子の着座面の広さと同等かそれよりも僅かに大きいサイズで形成される。例えば、90cm四方或いは100cm四方のサイズの正方形のサイズ、縦60cm横45cmの長方形のサイズで形成されるが、その他、頭部に被せて把持可能なサイズであればどのようなサイズであってもよい。また、当該マット本体2の厚みも、通常市販されているようなマットや座布団と同程度の厚みで形成されるが、頭部に被せて把持可能な厚みであればどのような厚みであってもよい。
手持ちベルト状の把持部4は、前記陥没部3の底面に、橋架状で片手の手のひらで把持可能なサイズで形成されている。当該把持部4は、布製、皮革製、ビニール製等で形成され、使用者が把持した際、前記マット本体2から離脱しないように強固に陥没部3の底面に固定されている。
図2は、防災マット1を椅子5の着座面に取付けた状態を示す図である。当該図2に示すように、防災マット1は、陥没部3を設けた前記一方の面を裏面として、椅子5の着座面に取付ける。このように防災マット1を取付けたことにより、陥没部3及び把持部4を外観からは視認することができず、通常市販されているようなマットと同様に外観的な違和感なく使用することができる。
また、陥没部3の内部に把持部4が収納された状態で椅子5に取付けられるので、把持部4の分だけマット本体2が盛り上がることがなく、通常のマットと同じように違和感なく着座することができる。
図3は、防災マット1を防災頭巾として頭部に被った状態を示す図である。地震等の災害が発生すると、小学生等の児童は、椅子の着座面に敷かれている防災マット1を裏返し、両手で各把持部4を把持した後、防災マット1で頭部を覆うようにして当該防災マット1を被せる。この時、児童は、顎紐等を結ぶ必要がないため迅速に防災マット1を頭部に被せることができる。また、児童は、図示のように、両手を上げて身体を小さく閉じた状態で頭部に防災マット1を被せるので、児童の頭部のみならず、肩部及び腕部をも防災マット1によって保護することができる。また、両把持部4がマット本体2裏面の中央近傍に設けられているため、手の指に落下物が衝突することはなく、指先等の怪我を防止することができる。さらに、当該防災マット1は、前記マット本体2を厚み方向に開口したポケット等を設けて頭部に被るものではないため、マット本体2の厚み全体を頭部の保護に使用することができるため、より安全に避難することができる。
このように防災マット1を頭部に被ると、児童は両手が不自由になるために、集団での避難行動の際に手で周りの児童を押したり、瓦礫等に触れたり、慌てて走ったりしないので、集団規律に従った避難行動を取ることができ、集団でも粛々と迅速に避難することができる。なお、陥没部3を設けずとも、当該効果を得ることはできる。
上記実施例では、椅子の座着面に敷く防災マット1を説明したが、当該防災マット1は、床マットとしても使用することができる。この場合、図示はしないが、例えば、小学校の体育館の床面に複数枚の当該防災マット1を敷き詰めて使用する。そうすると、地震等の災害が発生した際、各々の児童は、敷き詰められた複数の防災マット1の内から1枚を抜き出し、当該防災マット1をそのまま迅速に頭部に被せることができる。当該防災マット1は、前記小学校の体育館以外にも、教室や講堂、その他中学校、高校、大学の体育館、教室や講堂、幼稚園や保育園の教室や遊戯場、ヨガ教室等のカルチャースクール等で使用する床面等、床マットとして使用できる場所であればどのような場所であっても、当該防災マット1を使用することができる。
本考案は、上記実施例の防災マット1に限られず、例えば、家庭用の座布団やレジャー用のその他敷物に陥没部3又は把持部4を設けても、上記防災マット1と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では小学校の児童を例に説明したが、中学校、高校、大学、企業、その他組織で使用する椅子に当該防災マット1を取付けてもよく、家庭用の椅子に当該防災マット1を取付けてもよい。
1 防災マット
2 マット本体
3 陥没部
4 把持部
5 椅子

Claims (3)

  1. マット本体と、当該マット本体の裏面の中央近傍に、両手に対応する一対の把持部が設けられていることを特徴とする防災マット。
  2. 前記把持部は、前記マット本体に形成された陥没部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の防災マット。
  3. 前記マット本体は、ウレタンフォームやEVAフォーム等の独立気泡構造の発泡体であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の防災マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014100247A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Takashi Takeuchi 筏ベンチ
WO2019177250A1 (ko) * 2018-03-12 2019-09-19 심종현 지진 대비용 방패

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