JP3176806B2 - 半導体保護装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部回路を静電サー
ジから保護する半導体保護装置に関するものである。
ジから保護する半導体保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体保護装置について説
明する。図9は従来の半導体保護装置の平面図、図10
は図9のA−A’における断面図である。図9、図10
において、1はP型領域、2はP型領域1内に円盤状に
形成されたN型領域、3はN型領域2に対する第1のコ
ンタクトホールで円盤状に形成されている。4はN型領
域2に対する第2のコンタクトホールで第1のコンタク
トホール3の外側に環状の離間領域を介して形成されて
いる。第1のコンタクトホール3は、その上にアルミ配
線5の電極部12が形成され、アルミ配線5により内部
回路6と接続されている。第2のコンタクトホール4
は、その上にアルミ配線7の電極部13が形成され、ア
ルミ配線7によりボンディングパッド8と接続されてい
る。またP型領域1はGND(グラウンド)電位に接続
されている。第1,第2のコンタクトホール3,4の間
のN型領域2が保護抵抗9となり、N型領域2とP型領
域1の間の接合が保護ダイオード10となるように構成
されている。なお、101は表面保護膜、102は層間
絶縁膜、103は絶縁膜である。
明する。図9は従来の半導体保護装置の平面図、図10
は図9のA−A’における断面図である。図9、図10
において、1はP型領域、2はP型領域1内に円盤状に
形成されたN型領域、3はN型領域2に対する第1のコ
ンタクトホールで円盤状に形成されている。4はN型領
域2に対する第2のコンタクトホールで第1のコンタク
トホール3の外側に環状の離間領域を介して形成されて
いる。第1のコンタクトホール3は、その上にアルミ配
線5の電極部12が形成され、アルミ配線5により内部
回路6と接続されている。第2のコンタクトホール4
は、その上にアルミ配線7の電極部13が形成され、ア
ルミ配線7によりボンディングパッド8と接続されてい
る。またP型領域1はGND(グラウンド)電位に接続
されている。第1,第2のコンタクトホール3,4の間
のN型領域2が保護抵抗9となり、N型領域2とP型領
域1の間の接合が保護ダイオード10となるように構成
されている。なお、101は表面保護膜、102は層間
絶縁膜、103は絶縁膜である。
【0003】以上のように構成された従来の半導体保護
装置について、以下その動作を説明する。まず、図示し
ない外部端子にサージが印加されると、ワイヤを通って
入力ボンディングパッド8に入力される。さらに、アル
ミ配線7を通ってコンタクトホール4を通じてN型領域
2に流れ込む。N型領域2において電流は制限され、P
型領域1との電位差が逆方向電圧(順方向電圧)以上に
なると電荷はP型領域1へ流れこみ、GND電位へ抜け
る。これにより、内部回路6には保護ダイオード10の
逆方向電圧(順方向電圧)以上の電圧は伝わらず、サー
ジから保護されていた。また、N型領域2に対する第1
のコンタクトホール3と第2のコンタクトホール4とを
環状の離間領域を挟むように設けることにより、放射状
に均等に電界が分布し、保護装置においては、局所的に
電界が集中する箇所が少ないために、高い静電サージ耐
圧を実現していた。
装置について、以下その動作を説明する。まず、図示し
ない外部端子にサージが印加されると、ワイヤを通って
入力ボンディングパッド8に入力される。さらに、アル
ミ配線7を通ってコンタクトホール4を通じてN型領域
2に流れ込む。N型領域2において電流は制限され、P
型領域1との電位差が逆方向電圧(順方向電圧)以上に
なると電荷はP型領域1へ流れこみ、GND電位へ抜け
る。これにより、内部回路6には保護ダイオード10の
逆方向電圧(順方向電圧)以上の電圧は伝わらず、サー
ジから保護されていた。また、N型領域2に対する第1
のコンタクトホール3と第2のコンタクトホール4とを
環状の離間領域を挟むように設けることにより、放射状
に均等に電界が分布し、保護装置においては、局所的に
電界が集中する箇所が少ないために、高い静電サージ耐
圧を実現していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、静電サ
ージが印加された際には、ボンディングパッド8や、ボ
ンディングパッド8から第2のコンタクトホール4の間
のアルミ配線7には瞬間的に非常に高い電圧がかかる。
ボンディングパッド8のコーナー部14や、アルミ配線
7の屈曲部15および端部16においては電界が集中
し、ボンディングパッド8やアルミ配線7に隣接したデ
バイスの電極17や配線18に対して放電するという第
1の課題を有していた。
ージが印加された際には、ボンディングパッド8や、ボ
ンディングパッド8から第2のコンタクトホール4の間
のアルミ配線7には瞬間的に非常に高い電圧がかかる。
ボンディングパッド8のコーナー部14や、アルミ配線
7の屈曲部15および端部16においては電界が集中
し、ボンディングパッド8やアルミ配線7に隣接したデ
バイスの電極17や配線18に対して放電するという第
1の課題を有していた。
【0005】また、N型領域2の中で、サージが印加さ
れた際にP型領域1と最も電位差が大きくなるのは、周
辺部の第2のコンタクトホール4の下部である。したが
って、最初にP型領域1に電荷が流れ込むのはこの部分
であり、保護抵抗9であるN型領域2をほとんど流れず
にP型領域1に流れ込むことになる。すなわち、サージ
が印加されると瞬間的に大量の電荷がP型領域1に流れ
込み、GND電位へ向い、矢印19のように流れること
になる。このため、かなり過大な電流がP型領域1を流
れ、この電流によってP型領域1では電位差が生じる。
この電位差が、隣接するデバイスの拡散層近傍で生じる
ことより起こったラッチアップにより、隣接するデバイ
スが破壊に至るという現象や、図11に示すように、P
型領域1がN型基板100上にウェル領域として形成さ
れている場合には、N型基板100,P型領域1および
N型領域2により構成されるNPNトランジスタ20が
動作し(以下バイポーラ動作)、N型領域2とN型基板
100との間を縦方向に電流が流れ、破壊に至るという
現象が発生するという第2の課題を有していた。
れた際にP型領域1と最も電位差が大きくなるのは、周
辺部の第2のコンタクトホール4の下部である。したが
って、最初にP型領域1に電荷が流れ込むのはこの部分
であり、保護抵抗9であるN型領域2をほとんど流れず
にP型領域1に流れ込むことになる。すなわち、サージ
が印加されると瞬間的に大量の電荷がP型領域1に流れ
込み、GND電位へ向い、矢印19のように流れること
になる。このため、かなり過大な電流がP型領域1を流
れ、この電流によってP型領域1では電位差が生じる。
この電位差が、隣接するデバイスの拡散層近傍で生じる
ことより起こったラッチアップにより、隣接するデバイ
スが破壊に至るという現象や、図11に示すように、P
型領域1がN型基板100上にウェル領域として形成さ
れている場合には、N型基板100,P型領域1および
N型領域2により構成されるNPNトランジスタ20が
動作し(以下バイポーラ動作)、N型領域2とN型基板
100との間を縦方向に電流が流れ、破壊に至るという
現象が発生するという第2の課題を有していた。
【0006】この発明の第1の目的は、上記従来の第1
の課題を解決するもので、電界が局部的に集中する箇所
を削減し、より高いエネルギーのサージから内部回路を
保護することのできる半導体保護装置を提供することで
ある。この発明の第2の目的は、上記従来の第1の課題
に加え第2の課題を解決するもので、電界が局部的に集
中する箇所を削減するとともに、ラッチアップやバイポ
ーラ動作による破壊に対する耐性を高めることにより、
より高いエネルギーのサージから内部回路を保護するこ
とのできる半導体保護装置を提供することである。
の課題を解決するもので、電界が局部的に集中する箇所
を削減し、より高いエネルギーのサージから内部回路を
保護することのできる半導体保護装置を提供することで
ある。この発明の第2の目的は、上記従来の第1の課題
に加え第2の課題を解決するもので、電界が局部的に集
中する箇所を削減するとともに、ラッチアップやバイポ
ーラ動作による破壊に対する耐性を高めることにより、
より高いエネルギーのサージから内部回路を保護するこ
とのできる半導体保護装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体保
護装置は、ボンディングパッドと内部回路との間の電気
的通路に保護抵抗を構成する導電領域と、ボンディング
パッドと基準電位部との間にダイオードを構成する領域
とを備えた半導体保護装置であって、導電領域上に絶縁
膜を設け、導電領域の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の
第1のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホー
ル上にボンディングパッドを円盤状に設け、導電領域上
の絶縁膜に第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる
環状の第2のコンタクトホールを第1のコンタクトホー
ルの外側に設け、第2のコンタクトホールを介して導電
領域を内部回路に電気的に接続したことを特徴とする。
護装置は、ボンディングパッドと内部回路との間の電気
的通路に保護抵抗を構成する導電領域と、ボンディング
パッドと基準電位部との間にダイオードを構成する領域
とを備えた半導体保護装置であって、導電領域上に絶縁
膜を設け、導電領域の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の
第1のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホー
ル上にボンディングパッドを円盤状に設け、導電領域上
の絶縁膜に第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる
環状の第2のコンタクトホールを第1のコンタクトホー
ルの外側に設け、第2のコンタクトホールを介して導電
領域を内部回路に電気的に接続したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の半導体保護装置は、一導電
型領域上に環状の他導電型領域を設け、この環状の他導
電型領域の内側に下地絶縁膜を設け、この下地絶縁膜上
に導電体薄膜を設け、導電体薄膜上に絶縁膜を設け、導
電体薄膜の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の第1のコン
タクトホールを設け、第1のコンタクトホール上にボン
ディングパッドを円盤状に設け、導電体薄膜上の絶縁膜
に第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる環状の第
2のコンタクトホールを第1のコンタクトホールの外側
に設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを介して
内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接続し、
一導電型領域を基準電位部と電気的に接続している。
型領域上に環状の他導電型領域を設け、この環状の他導
電型領域の内側に下地絶縁膜を設け、この下地絶縁膜上
に導電体薄膜を設け、導電体薄膜上に絶縁膜を設け、導
電体薄膜の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の第1のコン
タクトホールを設け、第1のコンタクトホール上にボン
ディングパッドを円盤状に設け、導電体薄膜上の絶縁膜
に第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる環状の第
2のコンタクトホールを第1のコンタクトホールの外側
に設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを介して
内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接続し、
一導電型領域を基準電位部と電気的に接続している。
【0009】請求項3記載の半導体保護装置は、請求項
2記載の半導体保護装置であって、第1のコンタクトホ
ールと第2のコンタクトホールの間の導電体薄膜の抵抗
値を100Ω以下としている。請求項4記載の半導体保
護装置は、半導体基板上に下地絶縁膜を設け、内側に一
導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有す
る導電体薄膜を下地絶縁膜上に設け、導電体薄膜上に絶
縁膜を設け、導電体薄膜の一導電型領域の中央部上の絶
縁膜に輪郭が円形の第1のコンタクトホールを設け、第
1のコンタクトホール上にボンディングパッドを円盤状
に設け、導電体薄膜の一導電型領域上の絶縁膜に第1の
コンタクトホールと輪郭が同心となる環状の第2のコン
タクトホールを第1のコンタクトホールの外側に設け、
導電体薄膜の一導電型領域を第2のコンタクトホールを
介して内部回路と電気的に接続し、導電体薄膜の他導電
型領域を基準電位部と電気的に接続している。
2記載の半導体保護装置であって、第1のコンタクトホ
ールと第2のコンタクトホールの間の導電体薄膜の抵抗
値を100Ω以下としている。請求項4記載の半導体保
護装置は、半導体基板上に下地絶縁膜を設け、内側に一
導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有す
る導電体薄膜を下地絶縁膜上に設け、導電体薄膜上に絶
縁膜を設け、導電体薄膜の一導電型領域の中央部上の絶
縁膜に輪郭が円形の第1のコンタクトホールを設け、第
1のコンタクトホール上にボンディングパッドを円盤状
に設け、導電体薄膜の一導電型領域上の絶縁膜に第1の
コンタクトホールと輪郭が同心となる環状の第2のコン
タクトホールを第1のコンタクトホールの外側に設け、
導電体薄膜の一導電型領域を第2のコンタクトホールを
介して内部回路と電気的に接続し、導電体薄膜の他導電
型領域を基準電位部と電気的に接続している。
【0010】請求項5記載の半導体保護装置は、半導体
基板上に下地絶縁膜を設け、内側に一導電型領域を有し
その外側に環状の他導電型領域を有しさらにその外側に
環状の一導電型領域を有する導電体薄膜を下地絶縁膜上
に設け、導電体薄膜上に絶縁膜を設け、導電体薄膜の内
側の一導電型領域の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の第
1のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設け、導電体薄膜の
内側の一導電型領域上の絶縁膜に第1のコンタクトホー
ルと輪郭が同心となる環状の第2のコンタクトホールを
第1のコンタクトホールの外側に設け、導電体薄膜の内
側の一導電型領域を第2のコンタクトホールを介して内
部回路と電気的に接続し、導電体薄膜の外側の一導電型
領域を基準電位部と電気的に接続している。
基板上に下地絶縁膜を設け、内側に一導電型領域を有し
その外側に環状の他導電型領域を有しさらにその外側に
環状の一導電型領域を有する導電体薄膜を下地絶縁膜上
に設け、導電体薄膜上に絶縁膜を設け、導電体薄膜の内
側の一導電型領域の中央部上の絶縁膜に輪郭が円形の第
1のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設け、導電体薄膜の
内側の一導電型領域上の絶縁膜に第1のコンタクトホー
ルと輪郭が同心となる環状の第2のコンタクトホールを
第1のコンタクトホールの外側に設け、導電体薄膜の内
側の一導電型領域を第2のコンタクトホールを介して内
部回路と電気的に接続し、導電体薄膜の外側の一導電型
領域を基準電位部と電気的に接続している。
【0011】請求項6記載の半導体保護装置は、請求項
1,2,3,4または5記載の半導体保護装置におい
て、絶縁膜およびボンディングパッド上に、第1のコン
タクトホールより内側を開口した表面保護膜を設けてい
る。
1,2,3,4または5記載の半導体保護装置におい
て、絶縁膜およびボンディングパッド上に、第1のコン
タクトホールより内側を開口した表面保護膜を設けてい
る。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、導電領域に対して設
けた中央部の第1のコンタクトホール上に円盤状のボン
ディングパッドを設け、内部回路に接続される第2のコ
ンタクトホールを第1のコンタクトホールと輪郭が同心
となる環状形状として第1のコンタクトホールの外側に
設けたことにより、ボンディングパッドから保護装置へ
の配線をなくし、従来のように配線の屈曲部や端部にお
ける電界の集中については皆無になり、また、ボンディ
ングパッドを円盤状にすることにより、従来のようなコ
ーナー部がなく、静電サージが印加された際には、第1
のコンタクトホールと第2のコンタクトホールの間の導
電領域が保護抵抗となり、局部的に電界が集中すること
なく均等に電流が流れるために、高いエネルギのサージ
から内部回路を保護することができる。
けた中央部の第1のコンタクトホール上に円盤状のボン
ディングパッドを設け、内部回路に接続される第2のコ
ンタクトホールを第1のコンタクトホールと輪郭が同心
となる環状形状として第1のコンタクトホールの外側に
設けたことにより、ボンディングパッドから保護装置へ
の配線をなくし、従来のように配線の屈曲部や端部にお
ける電界の集中については皆無になり、また、ボンディ
ングパッドを円盤状にすることにより、従来のようなコ
ーナー部がなく、静電サージが印加された際には、第1
のコンタクトホールと第2のコンタクトホールの間の導
電領域が保護抵抗となり、局部的に電界が集中すること
なく均等に電流が流れるために、高いエネルギのサージ
から内部回路を保護することができる。
【0013】また、下地絶縁膜上の導電体薄膜により保
護抵抗を形成するように、導電体薄膜上に第1および第
2のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設けたことにより、
電界が局部的に集中する箇所を削減している。そして、
導電体薄膜の外側周囲の一導電型領域上に環状の他導電
型領域を設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを
介して内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接
続し、一導電型領域を基準電位部と電気的に接続したこ
とにより、環状の他導電型領域と一導電型領域とで保護
ダイオードを形成し、静電サージが印加された際には、
電荷は、必ず下地絶縁膜上の導電体薄膜による保護抵抗
を流れてから保護ダイオードを通って基準電位に抜ける
ため、保護抵抗で確実に電流が制限され、ラッチアップ
やバイポーラ動作を起こりにくくすることができる。ま
た、環状の他導電型領域と一導電型領域との境界面が保
護ダイオードの接合面となるが、他導電型領域の環状の
中心を第1および第2のコンタクトホールの輪郭の中心
と同一とすれば、第1のコンタクトホールから保護ダイ
オードの接合面までの距離が放射状のどの方向に対して
も等しくなり、電流密度が局部的に高くなることもな
く、また、ボンディングパッドと基準電位部に接続した
一導電型領域との間にかかる電界も均等になる。すなわ
ち、電流や電界の集中を回避することができる。このよ
うにラッチアップやバイポーラ動作を防ぐとともに、電
界、電流の集中を回避することができるため、さらに高
いエネルギーのサージから内部回路を保護することがで
きる。
護抵抗を形成するように、導電体薄膜上に第1および第
2のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設けたことにより、
電界が局部的に集中する箇所を削減している。そして、
導電体薄膜の外側周囲の一導電型領域上に環状の他導電
型領域を設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを
介して内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接
続し、一導電型領域を基準電位部と電気的に接続したこ
とにより、環状の他導電型領域と一導電型領域とで保護
ダイオードを形成し、静電サージが印加された際には、
電荷は、必ず下地絶縁膜上の導電体薄膜による保護抵抗
を流れてから保護ダイオードを通って基準電位に抜ける
ため、保護抵抗で確実に電流が制限され、ラッチアップ
やバイポーラ動作を起こりにくくすることができる。ま
た、環状の他導電型領域と一導電型領域との境界面が保
護ダイオードの接合面となるが、他導電型領域の環状の
中心を第1および第2のコンタクトホールの輪郭の中心
と同一とすれば、第1のコンタクトホールから保護ダイ
オードの接合面までの距離が放射状のどの方向に対して
も等しくなり、電流密度が局部的に高くなることもな
く、また、ボンディングパッドと基準電位部に接続した
一導電型領域との間にかかる電界も均等になる。すなわ
ち、電流や電界の集中を回避することができる。このよ
うにラッチアップやバイポーラ動作を防ぐとともに、電
界、電流の集中を回避することができるため、さらに高
いエネルギーのサージから内部回路を保護することがで
きる。
【0014】さらに、下地絶縁膜上の導電体薄膜が内側
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有するものとし、薄膜導電体内に、一導電型領域からな
る保護抵抗と、一導電型領域と環状の他導電型領域から
なる保護ダイオードとを設けることにより、印加された
サージは、拡散層を流れずに下地絶縁膜上で基準電位に
抜けることから、ラッチアップやバイボーラ動作がまっ
たく起こらず、さらにより高いエネルギーのサージにも
耐え得ることができる。
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有するものとし、薄膜導電体内に、一導電型領域からな
る保護抵抗と、一導電型領域と環状の他導電型領域から
なる保護ダイオードとを設けることにより、印加された
サージは、拡散層を流れずに下地絶縁膜上で基準電位に
抜けることから、ラッチアップやバイボーラ動作がまっ
たく起こらず、さらにより高いエネルギーのサージにも
耐え得ることができる。
【0015】また、下地絶縁膜上の導電体薄膜が内側に
一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有
しさらにその外側に環状の一導電型領域を有するものと
することにより、保護抵抗に順方向,逆方向の保護ダイ
オードを直列に接続した構成となる。
一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有
しさらにその外側に環状の一導電型領域を有するものと
することにより、保護抵抗に順方向,逆方向の保護ダイ
オードを直列に接続した構成となる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明の第1の実施例に
おける半導体保護装置の平面図、図2は図1のB−B’
における断面図である。図1、図2において、1はP型
領域、2はP型領域1内に円盤状に形成されたN型領域
(導電領域)である。N型領域2に対し、中央部に円形
の第1のコンタクトホール3と、その外側に環状の離間
領域を介して第2のコンタクトホール4を設けている。
ここでは第2のコンタクトホール4を環状に形成してい
る。中央部の第1のコンタクトホール3上には、円盤状
のボンディングパッド21を形成している。ボンディン
グパッド21上は、表面保護膜101を開口し、この開
口部22は第1のコンタクトホール3の開口より内側に
設けている。また、第2のコンタクトホール4は、その
上にアルミ配線5の電極部11が形成され、アルミ配線
5により内部回路6と接続されている。N型領域2に対
する第1,第2のコンタクトホール3,4の間の環状の
領域を保護抵抗9として使用し、N型領域2とP型領域
1の間の接合を保護ダイオード10として使用してい
る。
照しながら説明する。図1はこの発明の第1の実施例に
おける半導体保護装置の平面図、図2は図1のB−B’
における断面図である。図1、図2において、1はP型
領域、2はP型領域1内に円盤状に形成されたN型領域
(導電領域)である。N型領域2に対し、中央部に円形
の第1のコンタクトホール3と、その外側に環状の離間
領域を介して第2のコンタクトホール4を設けている。
ここでは第2のコンタクトホール4を環状に形成してい
る。中央部の第1のコンタクトホール3上には、円盤状
のボンディングパッド21を形成している。ボンディン
グパッド21上は、表面保護膜101を開口し、この開
口部22は第1のコンタクトホール3の開口より内側に
設けている。また、第2のコンタクトホール4は、その
上にアルミ配線5の電極部11が形成され、アルミ配線
5により内部回路6と接続されている。N型領域2に対
する第1,第2のコンタクトホール3,4の間の環状の
領域を保護抵抗9として使用し、N型領域2とP型領域
1の間の接合を保護ダイオード10として使用してい
る。
【0017】以上のように構成されたこの実施例の半導
体保護装置について、その動作を説明する。図示しない
外部端子にサージが印加されると、電荷はボンディング
ワイヤを通ってボンディングパッド21に入力される。
従来の半導体保護装置の場合、ボンディングパッドから
半導体保護装置までアルミ配線で接続されていたが、こ
の発明における半導体保護装置においては、ボンディン
グパッド21が保護抵抗9の電極となっているため、直
接、第1のコンタクトホール3を通って保護抵抗9であ
るN型領域2に入力される。すなわち、アルミ配線を全
く通らずに保護抵抗9に入力されることになる。したが
って、従来のようにアルミ配線を引き回した際の配線の
屈曲部やエッジ部が皆無となり、これらの部分における
電界集中についても皆無にすることができる。
体保護装置について、その動作を説明する。図示しない
外部端子にサージが印加されると、電荷はボンディング
ワイヤを通ってボンディングパッド21に入力される。
従来の半導体保護装置の場合、ボンディングパッドから
半導体保護装置までアルミ配線で接続されていたが、こ
の発明における半導体保護装置においては、ボンディン
グパッド21が保護抵抗9の電極となっているため、直
接、第1のコンタクトホール3を通って保護抵抗9であ
るN型領域2に入力される。すなわち、アルミ配線を全
く通らずに保護抵抗9に入力されることになる。したが
って、従来のようにアルミ配線を引き回した際の配線の
屈曲部やエッジ部が皆無となり、これらの部分における
電界集中についても皆無にすることができる。
【0018】さらに、ボンディングパッド21を円盤状
に形成していることから、ボンディングパッド21のエ
ッジ部における電界集中も皆無にすることができる。電
界は、ボンディングパッド21と、N型領域2の第2の
コンタクトホール4上に形成した電極部11との間で、
放射状のどの方向に対しても、均等にかかるため、ボン
ディングパッド21に印加され得る電圧を、従来よりも
高めることができる。すなわち、従来よりも静電サージ
に対する半導体保護装置自体の耐性を高めることがで
き、より高いエネルギーのサージから内部回路6を保護
することのできる半導体保護装置を実現することができ
る。
に形成していることから、ボンディングパッド21のエ
ッジ部における電界集中も皆無にすることができる。電
界は、ボンディングパッド21と、N型領域2の第2の
コンタクトホール4上に形成した電極部11との間で、
放射状のどの方向に対しても、均等にかかるため、ボン
ディングパッド21に印加され得る電圧を、従来よりも
高めることができる。すなわち、従来よりも静電サージ
に対する半導体保護装置自体の耐性を高めることがで
き、より高いエネルギーのサージから内部回路6を保護
することのできる半導体保護装置を実現することができ
る。
【0019】また、N型領域2に対する第1のコンタク
トホール3の開口部の内側に表面保護膜101の開口部
22を設けたことにより、ボンディングエリア全面が段
差のない平坦な領域となるため、ワイヤボンディング時
に、均一に荷重、超音波がかかり、ワイヤの引っ張り強
度、シェア強度を高め、組立上の信頼性を向上させるこ
とができる。
トホール3の開口部の内側に表面保護膜101の開口部
22を設けたことにより、ボンディングエリア全面が段
差のない平坦な領域となるため、ワイヤボンディング時
に、均一に荷重、超音波がかかり、ワイヤの引っ張り強
度、シェア強度を高め、組立上の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0020】以下、この発明の第2の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図3はこの発明の第2の
実施例における半導体保護装置の平面図、図4は図3の
C−C’における断面図である。図3、図4において、
23は絶縁膜(下地絶縁膜)、24は絶縁膜23上に形
成したポリシリコン薄膜(導電体薄膜)である。このポ
リシリコン薄膜24は、ボロンイオンを注入することに
より導電率を調整している。この実施例では、ポリシリ
コン薄膜24に対し、環状の離間領域を介して2つのコ
ンタクトホール3,4を設けており、中央部の第1のコ
ンタクトホール3の上にボンディングパッド21を形成
している。このポリシリコン薄膜24の第1,第2のコ
ンタクトホールの間を、保護抵抗9として使用してい
る。また、100はN型基板、25はN型基板100表
面に形成したP型領域(一導電型領域)、26はP型領
域25内に環状に形成したN型領域(他導電型領域)で
ある。27はN型領域26に対するコンタクトホール、
28はP型領域25に対するコンタクトホールであり、
コンタクトホール27,28はポリシリコン薄膜24に
対する2つのコンタクトホール3,4と環状の離間領域
を介して形成している。そして、ポリシリコン薄膜24
に対する第2のコンタクトホール4とN型領域26に対
するコンタクトホール27とは、その上にアルミ配線5
の電極部41が形成され、アルミ配線5により内部回路
6と接続されている。また、P型領域25に対するコン
タクトホール28はアルミ配線42によりGND電位と
接続されている。そして、ポリシリコン薄膜24に対す
る第1,第2のコンタクトホール3,4の間の環状の領
域を保護抵抗9として使用している。また、N型領域2
6とP型領域25の間の接合で保護ダイオード10を構
成しており、N型領域26とP型領域25の境界面(す
なわち保護ダイオード10の接合面)が、ポリシリコン
薄膜24に対する第1,第2のコンタクトホール3,4
の輪郭と同心を有するように形成されている。
図面を参照しながら説明する。図3はこの発明の第2の
実施例における半導体保護装置の平面図、図4は図3の
C−C’における断面図である。図3、図4において、
23は絶縁膜(下地絶縁膜)、24は絶縁膜23上に形
成したポリシリコン薄膜(導電体薄膜)である。このポ
リシリコン薄膜24は、ボロンイオンを注入することに
より導電率を調整している。この実施例では、ポリシリ
コン薄膜24に対し、環状の離間領域を介して2つのコ
ンタクトホール3,4を設けており、中央部の第1のコ
ンタクトホール3の上にボンディングパッド21を形成
している。このポリシリコン薄膜24の第1,第2のコ
ンタクトホールの間を、保護抵抗9として使用してい
る。また、100はN型基板、25はN型基板100表
面に形成したP型領域(一導電型領域)、26はP型領
域25内に環状に形成したN型領域(他導電型領域)で
ある。27はN型領域26に対するコンタクトホール、
28はP型領域25に対するコンタクトホールであり、
コンタクトホール27,28はポリシリコン薄膜24に
対する2つのコンタクトホール3,4と環状の離間領域
を介して形成している。そして、ポリシリコン薄膜24
に対する第2のコンタクトホール4とN型領域26に対
するコンタクトホール27とは、その上にアルミ配線5
の電極部41が形成され、アルミ配線5により内部回路
6と接続されている。また、P型領域25に対するコン
タクトホール28はアルミ配線42によりGND電位と
接続されている。そして、ポリシリコン薄膜24に対す
る第1,第2のコンタクトホール3,4の間の環状の領
域を保護抵抗9として使用している。また、N型領域2
6とP型領域25の間の接合で保護ダイオード10を構
成しており、N型領域26とP型領域25の境界面(す
なわち保護ダイオード10の接合面)が、ポリシリコン
薄膜24に対する第1,第2のコンタクトホール3,4
の輪郭と同心を有するように形成されている。
【0021】以上のように構成されたこの実施例の半導
体保護装置において、図示しない外部端子にサージが印
加されると、電荷は、ボンディングワイヤを通ってボン
ディングパッド21,中央部の第1のコンタクトホール
3を通って、ポリシリコン薄膜24に直接入力される。
さらに、ポリシリコン薄膜24内を通った後にN型領域
26に流れ込み、P型領域25との電位差が大きくなる
とP型領域25にも流れ込む。このように、サージが印
加されると必ずポリシリコン薄膜24により構成された
保護抵抗9を流れるために、N型領域26、さらにはP
型領域25に流れ込む電流を確実に制限することができ
る。したがって、P型領域25を流れる電流により生じ
る電圧降下を低減することができることから、バイポー
ラ動作を起こりにくくすることができる。また、保護ダ
イオード10の接合面がポリシリコン薄膜24に対する
2つのコンタクトホール3,4の輪郭と同心を有する構
成としたことにより、保護抵抗9の第1のコンタクトホ
ール3から接合面までの距離が、放射状のどの方向に対
しても等しくなり、電流密度が局部的に高くなることも
なくなる。また、ボンディングパッド21と、P型領域
25に対するコンタクトホール28すなわちアルミ配線
42のGND電位との間にかかる電界も均等になる。
体保護装置において、図示しない外部端子にサージが印
加されると、電荷は、ボンディングワイヤを通ってボン
ディングパッド21,中央部の第1のコンタクトホール
3を通って、ポリシリコン薄膜24に直接入力される。
さらに、ポリシリコン薄膜24内を通った後にN型領域
26に流れ込み、P型領域25との電位差が大きくなる
とP型領域25にも流れ込む。このように、サージが印
加されると必ずポリシリコン薄膜24により構成された
保護抵抗9を流れるために、N型領域26、さらにはP
型領域25に流れ込む電流を確実に制限することができ
る。したがって、P型領域25を流れる電流により生じ
る電圧降下を低減することができることから、バイポー
ラ動作を起こりにくくすることができる。また、保護ダ
イオード10の接合面がポリシリコン薄膜24に対する
2つのコンタクトホール3,4の輪郭と同心を有する構
成としたことにより、保護抵抗9の第1のコンタクトホ
ール3から接合面までの距離が、放射状のどの方向に対
しても等しくなり、電流密度が局部的に高くなることも
なくなる。また、ボンディングパッド21と、P型領域
25に対するコンタクトホール28すなわちアルミ配線
42のGND電位との間にかかる電界も均等になる。
【0022】以上のように、第1の実施例の効果に加え
て、この実施例によれば、絶縁膜23上のポリシリコン
薄膜24で保護抵抗9を構成し、接合面がポリシリコン
薄膜24に対する2つのコンタクトホール3,4と同心
を有するように保護ダイオード10を構成することによ
り、電流や電界の集中を回避することができることか
ら、より高いエネルギーのサージにも耐えることができ
る。したがって、より高いエネルギーのサージからも内
部回路6を保護することのできる半導体保護装置を実現
することができる。なお、保護ダイオード10の接合面
の中心とコンタクトホール3,4の輪郭の中心とが少し
ぐらいずれても、効果は得られる。
て、この実施例によれば、絶縁膜23上のポリシリコン
薄膜24で保護抵抗9を構成し、接合面がポリシリコン
薄膜24に対する2つのコンタクトホール3,4と同心
を有するように保護ダイオード10を構成することによ
り、電流や電界の集中を回避することができることか
ら、より高いエネルギーのサージにも耐えることができ
る。したがって、より高いエネルギーのサージからも内
部回路6を保護することのできる半導体保護装置を実現
することができる。なお、保護ダイオード10の接合面
の中心とコンタクトホール3,4の輪郭の中心とが少し
ぐらいずれても、効果は得られる。
【0023】なお、この実施例では、P型領域25を、
N型基板100内に形成したウェル領域としたが、P型
基板でもよい。この場合は、必ず保護抵抗9を流れると
いう構成とすることにより、ラッチアップに対する耐性
を向上させることができる。また、第1,第2の実施例
において、第1のコンタクトホール3を円形(円板状)
に形成しているが、環状のコンタクトホールのように外
側の輪郭が円となる形状であれば他の形状でもよく、ま
た、真円でなくても効果は得られる。
N型基板100内に形成したウェル領域としたが、P型
基板でもよい。この場合は、必ず保護抵抗9を流れると
いう構成とすることにより、ラッチアップに対する耐性
を向上させることができる。また、第1,第2の実施例
において、第1のコンタクトホール3を円形(円板状)
に形成しているが、環状のコンタクトホールのように外
側の輪郭が円となる形状であれば他の形状でもよく、ま
た、真円でなくても効果は得られる。
【0024】上記第2の実施例の半導体保護装置を内蔵
した半導体装置の入力端子に、放電容量500pF、放
電抵抗500Ωで静電サージを印加すると、第1および
第2のコンタクトホール3,4の間のポリシリコン薄膜
24の抵抗値を30Ωとしたときに、±8kVの静電サ
ージにまで耐えることができた。第1および第2のコン
タクトホール3,4の間のポリシリコン薄膜24の抵抗
値を変化させたときの、静電サージの破壊レベルの変化
を図5に示す。図5(a)は正の静電サージを印加した
場合であり、図5(b)は負の静電サージを印加した場
合である。なお、ポリシリコン薄膜24の下地の絶縁膜
23として、厚さ0.6〜0.7μmのSiO2膜を用い
た。図5からもわかるように、第1および第2のコンタ
クトホール3,4の間のポリシリコン薄膜24の抵抗値
が100Ω以下の領域でレベルが大幅に高くなってい
る。
した半導体装置の入力端子に、放電容量500pF、放
電抵抗500Ωで静電サージを印加すると、第1および
第2のコンタクトホール3,4の間のポリシリコン薄膜
24の抵抗値を30Ωとしたときに、±8kVの静電サ
ージにまで耐えることができた。第1および第2のコン
タクトホール3,4の間のポリシリコン薄膜24の抵抗
値を変化させたときの、静電サージの破壊レベルの変化
を図5に示す。図5(a)は正の静電サージを印加した
場合であり、図5(b)は負の静電サージを印加した場
合である。なお、ポリシリコン薄膜24の下地の絶縁膜
23として、厚さ0.6〜0.7μmのSiO2膜を用い
た。図5からもわかるように、第1および第2のコンタ
クトホール3,4の間のポリシリコン薄膜24の抵抗値
が100Ω以下の領域でレベルが大幅に高くなってい
る。
【0025】以下、この発明の第3の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図6はこの発明の第3の
実施例における半導体保護装置の平面図、図7は図6の
D−D’における断面図である。この実施例では、半導
体基板200上に形成された絶縁膜23上に、ポリシリ
コン薄膜24を形成し、このポリシリコン薄膜24内に
保護抵抗9と保護ダイオード10の両方を形成してい
る。すなわち、絶縁膜23上のポリシリコン薄膜24内
に、中央部に円盤状のN型領域(一導電型領域)29を
形成し、その外側にP型領域(他導電型領域)30を形
成し、N型領域29に対して、中央部に第1のコンタク
トホール3を、その外側に環状の離間領域を介して第2
のコンタクトホール4を設けている。また、P型領域3
0に対して、第2のコンタクトホール4と環状の離間領
域を介して第3のコンタクトホール31を設けている。
N型領域29の2つのコンタクトホール3,4の間を保
護抵抗9として使用し、N型領域29とP型領域30の
間の接合を保護ダイオード10として使用している。ま
た、第1のコンタクトホール3上には円盤状のボンディ
ングパッド21を形成し、第2のコンタクトホール4
は、その上にアルミ配線5の電極部43が形成され、ア
ルミ配線5により内部回路6と接続されている。また、
第3のコンタクトホール31はアルミ配線42によりG
ND電位と接続している。
図面を参照しながら説明する。図6はこの発明の第3の
実施例における半導体保護装置の平面図、図7は図6の
D−D’における断面図である。この実施例では、半導
体基板200上に形成された絶縁膜23上に、ポリシリ
コン薄膜24を形成し、このポリシリコン薄膜24内に
保護抵抗9と保護ダイオード10の両方を形成してい
る。すなわち、絶縁膜23上のポリシリコン薄膜24内
に、中央部に円盤状のN型領域(一導電型領域)29を
形成し、その外側にP型領域(他導電型領域)30を形
成し、N型領域29に対して、中央部に第1のコンタク
トホール3を、その外側に環状の離間領域を介して第2
のコンタクトホール4を設けている。また、P型領域3
0に対して、第2のコンタクトホール4と環状の離間領
域を介して第3のコンタクトホール31を設けている。
N型領域29の2つのコンタクトホール3,4の間を保
護抵抗9として使用し、N型領域29とP型領域30の
間の接合を保護ダイオード10として使用している。ま
た、第1のコンタクトホール3上には円盤状のボンディ
ングパッド21を形成し、第2のコンタクトホール4
は、その上にアルミ配線5の電極部43が形成され、ア
ルミ配線5により内部回路6と接続されている。また、
第3のコンタクトホール31はアルミ配線42によりG
ND電位と接続している。
【0026】以上のように、保護抵抗9、保護ダイオー
ド10の両方を絶縁膜23上のポリシリコン薄膜24に
設けた構成とすることにより、サージが印加された際に
は、ボンディングパッド21からの電荷は、絶縁膜23
上のポリシリコン薄膜24内を流れてアルミ配線42を
通ってGND電位にぬけるため、ラッチアップや、バイ
ポーラ動作がまったく起こらない。したがって、さらに
高いエネルギーのサージにも耐え得る半導体保護装置を
実現することができる。
ド10の両方を絶縁膜23上のポリシリコン薄膜24に
設けた構成とすることにより、サージが印加された際に
は、ボンディングパッド21からの電荷は、絶縁膜23
上のポリシリコン薄膜24内を流れてアルミ配線42を
通ってGND電位にぬけるため、ラッチアップや、バイ
ポーラ動作がまったく起こらない。したがって、さらに
高いエネルギーのサージにも耐え得る半導体保護装置を
実現することができる。
【0027】また、第4の実施例として、図8に示すよ
うに、第3の実施例における、P型領域30の外側の同
一ポリシリコン薄膜24内にN型領域(一導電型領域)
32を設けて、N型領域32に対してコンタクトホール
31を設けた構成としてもよい。この場合、ポリシリコ
ン薄膜24内の接合面が2つとなり、順方向、逆方向の
ダイオードを直列に挿入した構成となり、負の静電サー
ジが印加された場合に、抵抗が過大電流により破壊され
るのを防止することができる。
うに、第3の実施例における、P型領域30の外側の同
一ポリシリコン薄膜24内にN型領域(一導電型領域)
32を設けて、N型領域32に対してコンタクトホール
31を設けた構成としてもよい。この場合、ポリシリコ
ン薄膜24内の接合面が2つとなり、順方向、逆方向の
ダイオードを直列に挿入した構成となり、負の静電サー
ジが印加された場合に、抵抗が過大電流により破壊され
るのを防止することができる。
【0028】なお、第3,第4の実施例において、第
1,第2の実施例同様、第1のコンタクトホール3を円
形(円板状)に形成しているが、環状のコンタクトホー
ルのように外側の輪郭が円となる形状であれば他の形状
でもよく、また、真円でなくても効果は得られる。な
お、上記第1〜第4の実施例において、P型,N型の各
導電型はそれぞれ逆の導電型としてもよい。また、基準
電位としてGND電位を適用したが、基準電位を正また
は負の電位としてもよい。
1,第2の実施例同様、第1のコンタクトホール3を円
形(円板状)に形成しているが、環状のコンタクトホー
ルのように外側の輪郭が円となる形状であれば他の形状
でもよく、また、真円でなくても効果は得られる。な
お、上記第1〜第4の実施例において、P型,N型の各
導電型はそれぞれ逆の導電型としてもよい。また、基準
電位としてGND電位を適用したが、基準電位を正また
は負の電位としてもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、導電領域に対して設
けた中央部の第1のコンタクトホール上に円盤状のボン
ディングパッドを設け、内部回路に接続される第2のコ
ンタクトホールを第1のコンタクトホールと輪郭が同心
となる環状形状として第1のコンタクトホールの外側に
設けたことにより、ボンディングパッドから保護装置へ
の配線がなく、従来のように配線の屈曲部や端部におけ
る電界の集中については皆無になり、また、ボンディン
グパッドを円盤状にすることにより、従来のようなコー
ナー部がなく、静電サージが印加された際には、第1の
コンタクトホールと第2のコンタクトホールの間の導電
領域が保護抵抗となり、局部的に電界が集中することな
く均等に電流が流れるために、高いエネルギのサージか
ら内部回路を保護することができる優れた半導体保護装
置を実現できる。
けた中央部の第1のコンタクトホール上に円盤状のボン
ディングパッドを設け、内部回路に接続される第2のコ
ンタクトホールを第1のコンタクトホールと輪郭が同心
となる環状形状として第1のコンタクトホールの外側に
設けたことにより、ボンディングパッドから保護装置へ
の配線がなく、従来のように配線の屈曲部や端部におけ
る電界の集中については皆無になり、また、ボンディン
グパッドを円盤状にすることにより、従来のようなコー
ナー部がなく、静電サージが印加された際には、第1の
コンタクトホールと第2のコンタクトホールの間の導電
領域が保護抵抗となり、局部的に電界が集中することな
く均等に電流が流れるために、高いエネルギのサージか
ら内部回路を保護することができる優れた半導体保護装
置を実現できる。
【0030】また、下地絶縁膜上の導電体薄膜により保
護抵抗を形成するように、導電体薄膜上に第1および第
2のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設けたことにより、
電界が局部的に集中する箇所を削減している。そして、
導電体薄膜の外側周囲の一導電型領域上に環状の他導電
型領域を設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを
介して内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接
続し、一導電型領域を基準電位部と電気的に接続したこ
とにより、環状の他導電型領域と一導電型領域とで保護
ダイオードを形成し、静電サージが印加された際には、
電荷は、必ず下地絶縁膜上の導電体薄膜による保護抵抗
を流れてから保護ダイオードを通って基準電位に抜ける
ため、保護抵抗で確実に電流が制限され、ラッチアップ
やバイポーラ動作を起こりにくくすることができる。ま
た、環状の他導電型領域と一導電型領域との境界面が保
護ダイオードの接合面となるが、他導電型領域の環状の
中心を第1および第2のコンタクトホールの輪郭の中心
と同一とすれば、第1のコンタクトホールから保護ダイ
オードの接合面までの距離が放射状のどの方向に対して
も等しくなり、電流密度が局部的に高くなることもな
く、また、ボンディングパッドと基準電位部に接続した
一導電型領域との間にかかる電界も均等になる。すなわ
ち、電流や電界の集中を回避することができる。このよ
うにラッチアップやバイポーラ動作を防ぐとともに、電
界、電流の集中を回避することができるため、さらに高
いエネルギーのサージにも耐え得る半導体保護装置を実
現することができる。
護抵抗を形成するように、導電体薄膜上に第1および第
2のコンタクトホールを設け、第1のコンタクトホール
上にボンディングパッドを円盤状に設けたことにより、
電界が局部的に集中する箇所を削減している。そして、
導電体薄膜の外側周囲の一導電型領域上に環状の他導電
型領域を設け、導電体薄膜を第2のコンタクトホールを
介して内部回路および環状の他導電型領域と電気的に接
続し、一導電型領域を基準電位部と電気的に接続したこ
とにより、環状の他導電型領域と一導電型領域とで保護
ダイオードを形成し、静電サージが印加された際には、
電荷は、必ず下地絶縁膜上の導電体薄膜による保護抵抗
を流れてから保護ダイオードを通って基準電位に抜ける
ため、保護抵抗で確実に電流が制限され、ラッチアップ
やバイポーラ動作を起こりにくくすることができる。ま
た、環状の他導電型領域と一導電型領域との境界面が保
護ダイオードの接合面となるが、他導電型領域の環状の
中心を第1および第2のコンタクトホールの輪郭の中心
と同一とすれば、第1のコンタクトホールから保護ダイ
オードの接合面までの距離が放射状のどの方向に対して
も等しくなり、電流密度が局部的に高くなることもな
く、また、ボンディングパッドと基準電位部に接続した
一導電型領域との間にかかる電界も均等になる。すなわ
ち、電流や電界の集中を回避することができる。このよ
うにラッチアップやバイポーラ動作を防ぐとともに、電
界、電流の集中を回避することができるため、さらに高
いエネルギーのサージにも耐え得る半導体保護装置を実
現することができる。
【0031】さらに、下地絶縁膜上の導電体薄膜が内側
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有するものとし、薄膜導電体内に、一導電型領域からな
る保護抵抗と、一導電型領域と環状の他導電型領域から
なる保護ダイオードとを設けることにより、印加された
サージは、拡散層を流れずに下地絶縁膜上で基準電位に
抜けることから、ラッチアップやバイボーラ動作がまっ
たく起こらず、さらにより高いエネルギーのサージにも
耐え得る半導体保護装置を実現することができる。
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有するものとし、薄膜導電体内に、一導電型領域からな
る保護抵抗と、一導電型領域と環状の他導電型領域から
なる保護ダイオードとを設けることにより、印加された
サージは、拡散層を流れずに下地絶縁膜上で基準電位に
抜けることから、ラッチアップやバイボーラ動作がまっ
たく起こらず、さらにより高いエネルギーのサージにも
耐え得る半導体保護装置を実現することができる。
【0032】また、下地絶縁膜上の導電体薄膜が内側に
一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有
しさらにその外側に環状の一導電型領域を有するものと
することにより、保護抵抗に順方向,逆方向の保護ダイ
オードを直列に接続した構成となる。
一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を有
しさらにその外側に環状の一導電型領域を有するものと
することにより、保護抵抗に順方向,逆方向の保護ダイ
オードを直列に接続した構成となる。
【図1】この発明の第1の実施例である半導体保護装置
の平面図。
の平面図。
【図2】この発明の第1の実施例である半導体保護装置
の断面図。
の断面図。
【図3】この発明の第2の実施例である半導体保護装置
の平面図。
の平面図。
【図4】この発明の第2の実施例である半導体保護装置
の断面図。
の断面図。
【図5】この発明の第2の実施例においてポリシリコン
薄膜の抵抗値を変化させたときの耐静電サージ電圧の推
移を示す図。
薄膜の抵抗値を変化させたときの耐静電サージ電圧の推
移を示す図。
【図6】この発明の第3の実施例である半導体保護装置
の平面図。
の平面図。
【図7】この発明の第3の実施例である半導体保護装置
の断面図。
の断面図。
【図8】この発明の第4の実施例である半導体保護装置
の断面図。
の断面図。
【図9】従来の半導体保護装置の平面図。
【図10】従来の半導体保護装置の断面図。
【図11】従来の半導体保護装置の断面図。
1 P型領域 2 N型領域(導電領域) 3 第1のコンタクトホール 4 第2のコンタクトホール 5 アルミ配線 6 内部回路 9 保護抵抗 10 保護ダイオード 21 ボンディングパッド 22 表面保護膜の開口部 23 絶縁膜(下地絶縁膜) 24 ポリシリコン薄膜(導電体薄膜) 25 P型領域(一導電型領域) 26 N型領域(他導電型領域) 29 N型領域(一導電型領域) 30 P型領域(他導電型領域) 32 N型領域(一導電型領域) 100 N型半導体基板 101 表面保護膜 102 層間絶縁膜 103 絶縁膜 200 半導体基板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/60 301 H01L 21/768 H01L 27/06
Claims (6)
- 【請求項1】 ボンディングパッドと内部回路との間の
電気的通路に保護抵抗を構成する導電領域と、前記ボン
ディングパッドと基準電位部との間にダイオードを構成
する領域とを備えた半導体保護装置であって、 前記導電領域上に絶縁膜を設け、前記導電領域の中央部
上の前記絶縁膜に輪郭が円形の第1のコンタクトホール
を設け、前記第1のコンタクトホール上に前記ボンディ
ングパッドを円盤状に設け、前記導電領域上の前記絶縁
膜に前記第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる環
状の第2のコンタクトホールを前記第1のコンタクトホ
ールの外側に設け、前記第2のコンタクトホールを介し
て前記導電領域を前記内部回路に電気的に接続したこと
を特徴とする半導体保護装置。 - 【請求項2】 一導電型領域上に環状の他導電型領域を
設け、この環状の他導電型領域の内側に下地絶縁膜を設
け、この下地絶縁膜上に導電体薄膜を設け、前記導電体
薄膜上に絶縁膜を設け、前記導電体薄膜の中央部上の前
記絶縁膜に輪郭が円形の第1のコンタクトホールを設
け、前記第1のコンタクトホール上にボンディングパッ
ドを円盤状に設け、前記導電体薄膜上の前記絶縁膜に前
記第1のコンタクトホールと輪郭が同心となる環状の第
2のコンタクトホールを前記第1のコンタクトホールの
外側に設け、前記導電体薄膜を前記第2のコンタクトホ
ールを介して前記内部回路および前記環状の他導電型領
域と電気的に接続し、前記一導電型領域を基準電位部と
電気的に接続した半導体保護装置。 - 【請求項3】 第1のコンタクトホールと第2のコンタ
クトホールの間の導電体薄膜の抵抗値を100Ω以下と
した請求項2記載の半導体保護装置。 - 【請求項4】 半導体基板上に下地絶縁膜を設け、内側
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有する導電体薄膜を前記下地絶縁膜上に設け、前記導電
体薄膜上に絶縁膜を設け、前記導電体薄膜の一導電型領
域の中央部上の前記絶縁膜に輪郭が円形の第1のコンタ
クトホールを設け、前記第1のコンタクトホール上にボ
ンディングパッドを円盤状に設け、前記導電体薄膜の一
導電型領域上の前記絶縁膜に前記第1のコンタクトホー
ルと輪郭が同心となる環状の第2のコンタクトホールを
前記第1のコンタクトホールの外側に設け、前記導電体
薄膜の一導電型領域を前記第2のコンタクトホールを介
して前記内部回路と電気的に接続し、前記導電体薄膜の
他導電型領域を基準電位部と電気的に接続した半導体保
護装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に下地絶縁膜を設け、内側
に一導電型領域を有しその外側に環状の他導電型領域を
有しさらにその外側に環状の一導電型領域を有する導電
体薄膜を前記下地絶縁膜上に設け、前記導電体薄膜上に
絶縁膜を設け、前記導電体薄膜の内側の一導電型領域の
中央部上の前記絶縁膜に輪郭が円形の第1のコンタクト
ホールを設け、前記第1のコンタクトホール上にボンデ
ィングパッドを円盤状に設け、前記導電体薄膜の内側の
一導電型領域上の前記絶縁膜に前記第1のコンタクトホ
ールと輪郭が同心となる環状の第2のコンタクトホール
を前記第1のコンタクトホールの外側に設け、前記導電
体薄膜の内側の一導電型領域を前記第2のコンタクトホ
ールを介して前記内部回路と電気的に接続し、前記導電
体薄膜の外側の一導電型領域を基準電位部と電気的に接
続した半導体保護装置。 - 【請求項6】 絶縁膜およびボンディングパッド上に、
第1のコンタクトホールより内側を開口した表面保護膜
を設けた請求項1,2,3,4または5記載の半導体保
護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21549894A JP3176806B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 半導体保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21549894A JP3176806B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 半導体保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878413A JPH0878413A (ja) | 1996-03-22 |
JP3176806B2 true JP3176806B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16673395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21549894A Expired - Fee Related JP3176806B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 半導体保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176806B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401737B1 (ko) * | 1996-12-27 | 2003-12-18 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 고내압 구조를 가지는 반도체소자 |
JP3760945B2 (ja) | 2004-04-01 | 2006-03-29 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP5835977B2 (ja) * | 2011-07-20 | 2015-12-24 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 保護ダイオードを備えた半導体装置 |
JP2017224753A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP7139673B2 (ja) * | 2018-04-26 | 2022-09-21 | 富士電機株式会社 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21549894A patent/JP3176806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0878413A (ja) | 1996-03-22 |
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