JPH0722581A - 半導体装置の入力保護回路 - Google Patents

半導体装置の入力保護回路

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Publication number
JPH0722581A
JPH0722581A JP15253293A JP15253293A JPH0722581A JP H0722581 A JPH0722581 A JP H0722581A JP 15253293 A JP15253293 A JP 15253293A JP 15253293 A JP15253293 A JP 15253293A JP H0722581 A JPH0722581 A JP H0722581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
well
input protection
type
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15253293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yamamoto
義典 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP15253293A priority Critical patent/JPH0722581A/ja
Publication of JPH0722581A publication Critical patent/JPH0722581A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気による半導体装置の破壊を防止する入
力保護回路のレイアウト面積を小さくして、素子の集積
度を向上する。 【構成】 入力保護抵抗体として、半導体装置の基板1
0に形成されたウェル抵抗40を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等の半
導体装置の静電気による破壊を防止するための入力保護
回路に係り、特に、保護回路のレイアウト面積を小さく
することが可能な半導体装置の入力保護回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】外部入力端子と内部回路の間に、例えば
500Ω〜1KΩの入力保護抵抗を含む入力保護回路を
設け、静電気により外部入力端子に数千ボルトのサージ
電圧が印加された場合、入力保護抵抗体により電圧及び
電流を制限して、サージ電圧が内部回路に及ばないよう
にすることが行われている。
【0003】このような入力保護回路においては、従
来、図1及び図2に示す如く、例えばp 型の基板10上
の、なだれ降状防止のためのn 型ウェル12内に形成さ
れた n + 拡散層14を入力保護抵抗体として用いてい
た。
【0004】図において、20は、パッド等の外部端子
へつながる配線、22は、バッファ等の内部回路につな
がる配線、24、26は、前記 n+ 拡散層14の両端
を、それぞれ配線20、22に接続するためのコンタク
トホール、28は、ラッチアップを防止するための、基
板中に発生する少数キャリアの吸い込み口となる、 p+
拡散層のガードリング、30は、該ガードリング28を
接地するための配線である。
【0005】このような n+ 拡散抵抗を用いた入力保護
回路においては、前記 n+ 拡散層14の抵抗値を、例え
ば500Ω〜1KΩとすることによって、入力電流及び
電圧を制限して、静電気等のサージ電圧から内部回路を
保護することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、数千ボ
ルトに及ぶ静電気によるサージ電圧が加わった際の、熱
による n+ 拡散層14の焼損を防止するため、 n+ 拡散
層14の幅(即ち、抵抗体の幅)をあまり細くすること
ができない。又、入力保護抵抗に要求される、例えば5
00Ω〜1KΩ程度の抵抗値を得る必要があるため、 n
+ 拡散層14の長さ(即ち、抵抗体の長さ)もあまり短
くできず、大きなレイアウト面積が必要となる。更に、
なだれ降伏を防止するためのn 型ウェル12、及び、ラ
ッチアップを防止するための少数キャリアの吸い込み口
となるガードリング28を、抵抗体として、ある幅を持
った n+ 拡散層14の周囲に設ける必要があり、更にレ
イアウト面積が広がる。しかも、入力保護回路は、サー
ジ電圧が印加されるので、他の内部回路から離して配置
する必要があり、レイアウト面積が更に広がる等の問題
点を有していた。
【0007】なお、特開昭61−144050には、入
力保護抵抗体よりも熱抵抗の低い物質で形成される放熱
板を、該抵抗体に接触するように配置することが記載さ
れているが、放熱効果の増大だけでレイアウト面積を縮
小するには限度があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、静電気による半導体装置の破壊を防
止するための入力保護回路のレイアウト面積を小さくす
ることにより、素子の集積度の向上を図ることが可能な
半導体装置の入力保護回路を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置の
静電気による破壊を防止するための入力保護回路におい
て、入力保護抵抗体として、半導体装置の基板に形成さ
れたウェル抵抗を用いることにより、前記目的を達成し
たものである。
【0010】又、前記ウェル抵抗で構成された入力保護
抵抗体を、半導体装置基板と同じ導電型の不純物層で覆
って接地したものである。
【0011】又、前記不純物層を、更に、配線層で覆っ
たものである。
【0012】又、前記配線層の幅を、前記不純物層の幅
より広くしたものである。
【0013】
【作用】本発明においては、入力保護抵抗体として、 n
+ 拡散層や p+ 拡散層より不純物濃度、即ち、キャリア
が少なく、 n+ 拡散抵抗や p+ 拡散抵抗に比べて単位抵
抗率が高いウェル抵抗を用いているので、レイアウト面
積を縮小でき、素子の集積度の向上を図ることができ
る。
【0014】特に、前記ウェル抵抗で構成された入力保
護抵抗体を、半導体装置基板と同じ導電型の不純物層で
覆って接地した場合には、この不純物層が、基板コンタ
クト(ガードリング)の役割を担うので、従来のような
独立したガードリングが不要となり、一層小型化するこ
とができる。更に、不純物層がウェル抵抗の上に、重ね
て形成されるため、ウェル抵抗の有効断面積が小さくな
り、単位抵抗率が更に高くなると共に、発熱体であるウ
ェル抵抗が細くなるので、放熱も容易となる。
【0015】又、前記不純物層を、更に、配線層で覆っ
た場合には、該配線層によって放熱を一層促進すること
ができる。
【0016】特に、前記配線層の幅を、前記不純物層の
幅より広くした場合には、放熱効果を更に高めることが
できる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】本発明の第1実施例は、図3及び図4に示
す如く、入力保護抵抗体として、p型基板10に形成さ
れたn 型ウェル40を用い、該n 型ウェル40を、基板
10と同じp 型の p+ 不純物層42で覆って、接地した
ものである。
【0019】図において、44は、 n型ウェル40とコ
ンタクトホール24、26の間に形成された n+ 拡散層
である。
【0020】他の点については、前記従来例と同様であ
るので、説明は省略する。
【0021】本実施例において、入力保護抵抗体を形成
するn 型ウェル40は、従来の抵抗体である n+ 拡散層
よりも不純物濃度が低く、キャリアが少ないため、高い
単位抵抗率を有し、レイアウト面積を縮少できる。
【0022】本実施例においては、n 型ウェル40の上
を、反対導電性の拡散層である p+不純物層42で覆っ
て接地しているので、この p+ 不純物層42が基板コン
タクト(ガードリング)の役割を担い、従来のような別
体のガードリングが不要となるため、レイアウト面積が
一層縮小される。更に、該 p+ 不純物層42が、ウェル
40の上に重ねて形成されるため、図5に示す如く、ウ
ェル(抵抗)40の有効断面積Sが小さくなり、単位抵
抗率が更に高くなると共に、発熱体であるウェル40が
細くなるので、放熱も容易となる。
【0023】次に、本発明の第2実施例を詳細に説明す
る。
【0024】この第2実施例は、図6及び図7に示す如
く、前記第1実施例と同様の入力保護回路において、前
記 p+ 不純物層42の上面に、コンタクトホール50を
形成し、例えばアルミニウムの配線層52で覆って、上
面への放熱板とし、放熱効果を更に増大したものであ
る。
【0025】なお、n 型ウェル40と p+ 不純物層42
の接触面は、逆方向のダイオードになるため、配線で短
絡されることはなく、熱が逃げるだけである。
【0026】本実施例においては、配線層52で熱の拡
散を図ることにより、抵抗体の幅を細くできる。
【0027】次に、本発明の第3実施例を詳細に説明す
る。
【0028】この第3実施例は、図8及び図9に示す如
く、前記第2実施例と同様の入力保護回路において、前
記放熱用配線層52の幅Wa を、前記 p+ 不純物層42
の幅Wp より広くして、放熱効果の増大を図ったもので
ある。
【0029】なお、前記実施例においては、いずれも、
本発明が p型基板上に形成されたn型ウェルを入力保護
抵抗体として用いていたが、本発明の適用範囲はこれに
限定されず、例えばn 型基板上に形成されたp 型ウェル
を入力保護抵抗体として用いることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、入
力保護抵抗体の単位抵抗率が高くなるので、入力保護回
路のレイアウト面積を小さくすることができ、素子の集
積度の向上を図ることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の入力保護回路の入力保護抵抗体の構成例
を示す平面図
【図2】図1のII−II線に沿う縦断面図
【図3】本発明の第1実施例における入力保護抵抗体を
示す平面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う縦断面図
【図5】図4のV−V線に沿う横断面図
【図6】本発明の第2実施例における入力保護抵抗体を
示す平面図
【図7】図6のVII −VII 線に沿う縦断面図
【図8】本発明の第3実施例における入力保護抵抗体を
示す平面図
【図9】図8のIX−IX線に沿う横断面図
【符号の説明】
10…p 型基板 16…絶縁層 40…n 型ウェル 42… p+ 不純物層 44… n+ 拡散層 50…コンタクトホール 52…配線層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の静電気による破壊を防止する
    ための入力保護回路において、 入力保護抵抗体として、半導体装置の基板に形成された
    ウェル抵抗を用いることを特徴とする半導体装置の入力
    保護回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ウェル抵抗で構成
    された入力保護抵抗体を、半導体装置基板と同じ導電型
    の不純物層で覆って接地したことを特徴とする半導体装
    置の入力保護回路。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記不純物層を、更
    に、配線層で覆ったことを特徴とする半導体装置の入力
    保護回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記配線層の幅を、前
    記不純物層の幅より広くしたことを特徴とする半導体装
    置の入力保護回路。
JP15253293A 1993-06-24 1993-06-24 半導体装置の入力保護回路 Pending JPH0722581A (ja)

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JP15253293A JPH0722581A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 半導体装置の入力保護回路

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JPH0722581A true JPH0722581A (ja) 1995-01-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100245815B1 (ko) * 1997-02-05 2000-03-02 윤종용 반도체 장치의 정전기 보호소자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100245815B1 (ko) * 1997-02-05 2000-03-02 윤종용 반도체 장치의 정전기 보호소자

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