JP3175586B2 - 柱と杭の接合方法 - Google Patents

柱と杭の接合方法

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JP3175586B2
JP3175586B2 JP10579696A JP10579696A JP3175586B2 JP 3175586 B2 JP3175586 B2 JP 3175586B2 JP 10579696 A JP10579696 A JP 10579696A JP 10579696 A JP10579696 A JP 10579696A JP 3175586 B2 JP3175586 B2 JP 3175586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨構造物におけ
る柱と杭の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨構造物の基礎梁を構築するに
あたっては、一般に、地面に掘削した穴(以下基礎穴と
いう)の中に杭を配設する。そして、隣接する基礎穴の
間に両基礎穴に通じる溝(以下基礎梁溝という)を掘削
し、この基礎梁溝に木枠及び鉄筋を配設してコンクリー
トを打設して、基礎梁を設けている(従来技術1)。
【0003】また、例えば、特公平3−51428号公
報には、地中に立設された杭鋼管の天端より所定区間の
内面全周に予めスペーサを設け、杭鋼管内に充填コンク
リートを打設し、この充填コンクリートの硬化後に前記
所定区間のコンクリート及びスペーサを除去し、柱鉄骨
を杭鋼管内に挿入したのち杭鋼管と柱鉄骨の接合部間の
空隙にコンクリートを充填するようにした柱杭接合部の
施工方法に関する発明が開示されている(従来技術
2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の工法にお
いては、基礎梁を構築するために、木枠の外形に加えて
その外周で作業員が作業しうる大きな基礎梁溝を掘削
し、この掘削した膨大な土砂の大部分を外部に搬出して
廃棄したのちコンクリートを打設しなければならないの
で、多くの工数と多額の費用を要し、このため工期も長
期化するなどの問題があり、施工性が悪かった。また、
基礎及び基礎梁がコンクリートであり、これに接合され
る上部構造物が鋼管柱(鉄骨柱)であるため、設計思想
の統一を欠くという問題もある。
【0005】また、従来技術2の施工方法は、基礎に杭
鋼管を使用しているため、上記従来技術1のような基礎
穴の掘削、木枠等の設置、設計思想の不統一などの問題
は発生しないが、杭鋼管にコンクリートを打設して硬化
したのち、柱鉄骨を挿入する部分のコンクリート及びス
ペーサを除去しなければならず、また、柱鉄骨を直接杭
鋼管内に挿入して接合するようにしているので、柱鉄骨
の上下方向及び水平方向の位置調整がきわめて面倒であ
り、このため多くの工数と費用を要し、また、工期の長
期化は避けられなかった。なお、隣接する杭鋼管の間に
基礎梁を設ける場合は、従来技術1の場合と同様の問題
が生じる。
【0006】本発明は、上記の課題が解決するためにな
されたもので、基礎梁コンクリートの打設が不要で、柱
接合の位置精度が高く、このため工数、工費が節減さ
れ、工期を短縮できる施工性に優れた柱と梁の接合方法
を得ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る柱と
杭の接合方法は、地中に立設され上部を除いてコンクリ
ートが充填された杭内に、水平方向に複数の梁が設けら
れた一本の鋼材からなる仕口部材の下部を設置し、前記
杭の上部にコンクリートを打設して両者を一体に接合
し、前記仕口部材の上部に柱を接合するようにしたもの
である。
【0008】(2)また、本発明に係る柱と杭の接合方
法は、地中に立設された杭内に上部を除いてコンクリー
トを充填する工程と、水平方向に複数の梁が取付けられ
た一本の鋼材からなる仕口部材の下部を前記杭内の上部
に設置する工程と、前記杭内の上部にコンクリートを打
設して前記仕口部材の下部を杭内に埋設する工程と、前
記杭に打設したコンクリートが硬化したのち前記仕口部
材の上部に柱を接合する工程とからなるものである。
【0009】(3)上記の柱と杭の接合方法において、
仕口部材の下部を杭内に設置する際に、前記仕口部材の
梁を杭に設けた垂直方向及び水平方向の位置決め手段の
支持部材上に載置する工程を備えたものである。
【0010】(4)また、上記の柱と杭の接合方法にお
いて、地中に立設された杭の位置を測定する工程と、仕
口部材の下部を杭内に設置したのち、前記杭に設けた支
持部材と仕口部材に設けた固定板等からなる位置決め手
段により、前記測定結果による杭の位置ずれ量に基いて
仕口部材の位置を調整する工程を備えたものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の説明
図、図2はそのA−A断面図である。図において、1は
地中に設けられた下部構造物、2は下部構造物1上に建
設された上部構造物である。図3は下部構造物1の一例
を模式的に示した縦断面図、図4はその平面図である。
5はオーガ等でボーリングされた縦穴3内に立設された
鋼管杭からなる杭、10は杭5内に立設固定され、上部
構造物2の鋼管柱、角形鋼管柱等(以下柱という)を接
合するための仕口部材である。なお、杭5は、角形鋼管
杭を用いてもよく、あるいは、上部が円筒状のコンクリ
ート杭を用いてもよい。
【0017】仕口部材10は、例えば図9に示すよう
に、鋼管からなり、上部に柱の接合部12が、また下部
に脚部13が形成された支柱11と、支柱11の上部外
周(接合部12の下部若しくは脚部13の上部又は両者
の間)に、支柱に取付けたダイヤフラム16を介して溶
接により水平に取付けられたH形鋼からなる4本の梁1
4a,14b,14c,14dとからなっている。15
は梁14a〜14dのウェブにダイヤフラム16を逃げ
るために設けた切欠き部である。なお、梁14a〜14
dの支柱11の中心部からの長さは、杭5の半径より長
いことが望ましい。
【0018】図10は仕口部材10の他の実施形態を示
すもので、角形鋼管からなる支柱11に、H形鋼からな
る梁14a〜14dを、支柱11に取付けたダイヤフラ
ム16を介して取付けたものである。なお、16aはダ
イヤフラム16に対向して支柱11の内側に取付けられ
た内ダイヤフラムである。
【0019】図11は仕口部材10のさらに他の実施形
態を示す斜視図及び平面図、図12(a)は図11の分
解斜視図である。この仕口部材10は、H形鋼からなる
支柱11のフランジに梁14a,14cを溶接により取
付けると共に、支柱11のフランジの側面にダイヤフラ
ム16b,16cを介して梁14b,14dを溶接によ
って取付けたものである。この場合、梁14b,14d
を支柱11に取付けるにあたっては、先ず、支柱11の
高さ方向の所定の位置で、かつ両フランジの間において
ウェブにダイヤフラム16bを上下方向に溶接して取付
け、ついで、このダイヤフラム16bの上下にダイヤフ
ラム16cを当接し、支柱11のウェブとフランジの内
面及びダイヤフラム16bの上下面に溶接してほぼH状
に形成する。そして、梁14b,14dの端面を、ダイ
ヤフラム16b,16c及び支柱11のフランジの側面
に溶接する。なお、図12(b)に示すように、ダイヤ
フラム16bと16cをあらかじめH状に溶接しておい
てもよい。
【0020】図13は仕口部材10の別の実施形態を示
す斜視図及び平面図である。この仕口部材10は、H形
鋼11aと、そのウェブにそれぞれウェブを溶接したT
形鋼17a,17bとにより、平面ほぼ十字状の支柱1
1を構成し、H形鋼11aとT形鋼17a,17bのフ
ランジにそれぞれ梁14a〜14dを溶接して取付ける
と共に、梁14a〜14dのフランジの位置に対応し
て、H形鋼11aとT形鋼17a,17bのウェブの間
にそれぞれダイヤフラム16dを溶接して取付けたもの
である。
【0021】図14〜図18は仕口部材10のさらに別
の実施形態を示すもので、図14に示す仕口部材10
は、鋼管からなる支柱11に溶接により梁14a〜14
dを取付けたもので、(a)は各梁14a〜14dを密
着させて支柱11に取付けた場合を、また、(b)は各
梁14a〜14dの間を離して支柱11に取付けた場合
を示す。図15に示す仕口部材10は、角形鋼管からな
る支柱11に、角形鋼管からなる梁14a〜14dを十
字状に取付けたもの、図16の仕口部材10は、角形鋼
管からなる接合部12に鋼管からなる脚部13を接合し
て支柱11を構成し、支柱11の三方にC形鋼を取付け
て梁14a,14b,14cをT字状に設けたものであ
る。
【0022】また、図17に示す仕口部材10は、鋼管
からなる支柱11の上部にI形鋼をL字状に取付けて梁
14a,14bを構成し、梁14a,14bの上部を接
合部12、下部を脚部13としたものである。図18の
仕口部材10は、角形鋼管からなる接合部12にH形鋼
からなる脚部13を接合して支柱11を構成し、この支
柱11にH形鋼からなる2本の梁14a,14bを直線
状に取付けたものである。なお、図16、図17及び図
18の場合は、仕口部材10を杭5に仮付けする際は、
バランスを確保するために、支柱11の梁14a,14
bの接着部と対向する位置に、その下面が梁14a,1
4bの下面と同一平面上にあるようにダミー梁(図示せ
ず)を設けることが必要である。上記の各仕口部材10
はその一例を示すもので、支柱11は丸、角、H形断面
などの鋼材を、また、梁14a〜14dはH、U、I形
断面などの鋼材を適宜組合わせ、かつ、梁14a〜14
dを2〜4か所に選択して取付けることにより所望の仕
口部材10を構成することができる。
【0023】また、杭5の内周面には、コンクリートの
付着力を高めるため、例えば、図19に示すように、ス
パイラル状の突条6又は1個若しくは複数のリング状突
条、あるいは多数の突起などを設けてもよく、さらに、
仕口部材10の脚部13の外周面には、コンクリートの
付着力を高めるために、図20に示すように、スパイラ
ル状の突条18a(a図)、1個又は複数のリング状突
条18b(b図)あるいは多数の縞状突起18c(c
図)などの突起を設けてもよい。
【0024】再び図3、図4において、4は隣接する縦
穴3を結ぶ基礎梁溝で、必要に応じて仕口部材10の梁
14a〜14dに接合された鋼材からなる基礎梁7が設
置される。
【0025】20は仕口部材10の位置決め手段で、そ
の一例を図21、図22に示す。21は杭5の仕口部材
10の梁14a〜14dに対応した位置に溶接、ねじ止
め等によって取付けられた支持部材で、その上端部は杭
5の上端部から突出してあらかじめ定めた高さ位置に保
持されており、突出部には上下方向の長穴22が設けら
れている。23は仕口部材10の梁17a〜17dの下
面に取付けられた固定部材で、長穴24が設けられてい
る。
【0026】上記のように構成した位置決め手段20
は、図21に示すように、杭5上に仕口部材10を設置
するときに、その梁14a〜14dを支持部材21上に
載置し、図21に示すように、支持部材21に設けた長
穴22と固定部材23に設けた長穴24とにボルト25
を挿通し、ナットを締めて仕口部材10を杭5上に固定
する。これにより、仕口部材10の接合部12は所定の
位置に保持される。
【0027】このようにして、仕口部材10の上下方向
の位置が規制されるが、若し、接合部12の位置があら
かじめ定めた位置より低い場合、あるいは水平方向の位
置があらかじめ定めた位置に整合しない場合は、長穴2
2,24及びボルト25を利用して仕口部材10を上方
に移動し、又は水平方向に移動させて位置調整を行う。
【0028】図23、図24は位置決め手段20の他の
例を示すもので、支持部材21にこれと直交してねじ穴
27を有する調整板26を水平方向に設けると共に、こ
の調整板26と干渉しない位置に長穴22を設け、ねじ
穴27にボルト28を螺入したものである。上記のよう
に構成した支持部材21は、その上端部があらかじめ定
めた高さ位置より低い位置になるように杭5に取付け、
ボルト28をその先端部があらかじめ定めた高さ位置に
なるように調整し、仕口部材10の梁14a〜14dを
ボルト28上に載置する。そして、仕口部材10の接合
部12の上端部の水平方向又は上下方向の位置が、あら
かじめ定めた位置と整合しない場合は、ボルト25,2
8により仕口部材10を水平方向又は上下方向に移動さ
せて位置調整を行う。
【0029】ところで、杭5の設置にあたっては、その
中心とあらかじめ定めた上部構造物2の柱の中心とが一
致しない場合があり、このような場合は、図25に示す
ように、仕口部材10をその接合部12が柱と整合する
位置、したがって、杭5の偏心位置に設置することが必
要である。そして、仕口部材10を杭5の偏心位置に設
置しても、なお、仕口部材10を上下方向、水平方向又
は回転方向に調整する必要がある場合が多い。
【0030】図26、図27はこのような場合の位置決
め手段20の一例を示すもので、本例は仕口部材10の
上下方向の位置を規制すると共に、水平方向と回転方向
の位置調整に適したものである。すなわち、杭5に取付
ける支持部材21の上部にねじ穴30を設けると共に、
支持部材21の一方の側のねじ穴30と干渉しない位置
に、支持部材21と直交して上下方向に受板31を設
け、また、仕口部材10の梁14a〜14bに取付ける
固定部材23の一方の側(受板31と反対側)の下部
に、固定部材23と直交して上下方向に、1個又は複数
のねじ穴33を有する調整板32を設けたものである。
【0031】上記のような支持部材21は、その上端部
があらかじめ定めた位置になるように杭5に取付けられ
る。そして、仕口部材10をその接合部12が上部構造
物2の柱の位置と整合するようにして支持部材21上に
載置し、支持部材21のねじ穴30と固定部材23のね
じ穴33にそれぞれボルト29a,29bを螺入し、そ
の先端部を固定部材23及び受板31に当接させる。こ
のとき、仕口部材10の上下方向の位置は、支持部材2
1によって規制される。
【0032】仕口部材10の水平方向の位置を調整する
場合は、一方の位置決め手段20のボルト29aを緩
め、これと対向する他方の位置決め手段20のボルト2
9aをねじ込むことにより、仕口部材10を水平方向に
移動させればよい。また、仕口部材10を矢印a方向に
回動させる場合は、位置調整手段20のうち1つを残し
て他のボルト29bを緩め、残った位置調整手段20の
ボルト29bをねじ込めばよく、矢印b方向に移動させ
る場合はすべての位置調整手段20のボルト29bを緩
めて調整板31との間に所定の間隙が形成されるように
後退させ、仕口部材10を手動その他の手段により矢印
b方向に回動させればよい。なお、この場合、少なくと
も1つの位置調整手段20を他の位置調整手段20と反
対向きに設けておき、他の位置調整手段20のボルト2
9bを緩め、当該位置調整手段20のボルト29bをね
じ込めば、仕口部材10を矢印b方向に回動させること
ができる。
【0033】図28、図29に仕口部材10を上下方
向、水平方向及び回転方向のすべての方向に調整できる
ようにした位置調整手段20を示す。本例は、図26、
図27に示した支持部材21の受板31の下部に支持部
材21と直交して水平方向に、ねじ穴35を有する調整
板34を設けたもので、他の構成は図26、図27の場
合と同様である。
【0034】このように構成した支持部材21は杭5に
取付けられ、調整板34のねじ穴35にボルト28を螺
入してその先端部をあらかじめ定められた高さ位置に保
持し、このボルト28の上に仕口部材10の梁14a〜
14cを載置する。そして必要に応じてボルト28によ
り仕口部材10の高さ位置を調整するようにしたもので
ある。なお、仕口部材10の水平方向及び回転方向の位
置調整は、前述の図23、図24の場合と同様である。
【0035】上記の説明では、支持部材21を杭5に直
接取付けた場合を示したが、例えば、図30に示すよう
に、支持部材21の外側面に複数の補助部材30を溶接
等により取付け、支持部材21を杭5の上端部に載置し
て、補助部材30を溶接、ねじ止め等により杭5に取付
けてもよい。また、位置決め手段20の固定部材23を
仕口部材10の梁14a〜14dの下面に取付けた場合
を示したが、支柱11に取付けてもよい。なお、上述し
た各種の位置決め手段20はその一例を示すもので、各
位置決め手段20を組合わせるなど、適宜変更すること
ができる。
【0036】実施形態1 次に、上記のような杭5と仕口部材10からなる本発明
の第1の実施形態について説明する。 (1) 工場等において、杭5及び仕口部材10を製造
し、建設現場に運搬する。このとき、杭5の上部外周の
所定位置に位置決め手段20の支持部材21を取付け、
また、仕口部材10の梁14a〜14dの下面などに固
定部材23を取付ける。なお、支持部材21及び固定部
材23は、これらを建設現場に運搬してから取付けても
よい。
【0037】(2) 一方、建設現場においては、図5
(a)に示すように、オーガ等によりあらかじめ定めた
位置に杭5の外径よりやや大きい内径で所定深さの縦穴
3をボーリングし、さらに縦穴3の上部に仕口部材10
の梁14a〜14dが設置される横穴を掘削する。この
場合、縦穴3の上部を大きく掘削してもよい。なお、基
礎梁16を設ける場合は隣接する上記横穴との間に基礎
梁溝4を掘削する。
【0038】(3) 次に、図5(b)に示すように、
縦穴3内に杭5を挿入して立設する。この場合、杭5の
立設後に杭5の上部に、位置決め手段20の支持部材2
1をその先端部があらかじめ定めた高さ位置になるよう
に溶接等で取付けてもよい。 (4) ついで、図5(c)に示すように、杭5内にそ
の上端部近傍に達するまでコンクリート35を充填す
る。 (5) また、立設された杭5の位置があらかじめ定め
た位置と整合しているかどうか、その垂直方向及び水平
方向の位置を測定する。
【0039】(6) 杭5に充填したコンクリート35
が硬化する前に、仕口部材10の接合部12を、あらか
じめ定めた上部構造物2の柱の位置に整合させ、図6
(a)に示すように、その脚部13を杭5のコンクリー
ト35内に打設し、梁14a〜14dを位置決め手段2
0の支持部材21上に載置する。このとき、仕口部材1
0の脚部13内にもコンクリート35が充填される。な
お、あらかじめ脚部13内にコンクリートを充填してお
いてもよく、この場合は、脚部13に充填するコンクリ
ートに、杭5内に充填されるコンクリート35と異なる
組成のコンクリートを使用してもよい。また、脚部13
内に充填されたコンクリートは、その上面を杭5に設置
後、杭5に充填されたコンクリート35の上面よりほぼ
脚部13の直径分だけ高くすることが望ましい。
【0040】(7) この状態で、必要に応じて、杭5
に設けた支持部材21、仕口部材10に設けた固定板2
3及びボルト等からなる位置決め手段20により、仕口
部材10の上下方向、水平方向あるいは回転方向の位置
を調整し、前述の測定した杭5のずれ量を補正する。 (8) コンクリート35が硬化したのち、位置決め手
段20を除去する。なお、位置決め手段20の全部又は
一部をそのまま残置してもよい。また、必要に応じて、
隣接する仕口部材10の梁14a〜14dの間に溶接等
により基礎梁16を接合する。
【0041】(9) 図6(b)に示すように、杭5及
び仕口部材10が立設された縦穴3とその周囲(基礎梁
16を設けた場合は基礎梁溝4を含めて)を埋め戻し、
又はコンクリートを打設する。なお、埋め戻し又はコン
クリートを打設せず、そのままにしておいてもよい。こ
のとき、仕口部材10の接合部12の上部は、地面E又
は打設したコンクリートから露出している。 (10) 図6(c)に示すように、地面Eから露出し
た仕口部材10の接合部12に、上部構造物2の柱40
を接合する。
【0042】実施形態2 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。 (1) 工場等において、杭5及び仕口部材10を製造
し、建設現場に運搬する。このとき、杭5の上部外周の
所定位置に位置決め手段20の支持部材21を取付け、
また、仕口部材10の梁14a〜14dの下面などに固
定板23を取付ける。なお、支持部材21及び固定板2
3は、これらを建設現場に運搬してから取付けてもよ
い。
【0043】(2) 一方、建設現場においては、図5
(a)に示すように、オーガ等によりあらかじめ定めた
位置に杭5の外径よりやや大きい内径で所定深さの縦穴
3をボーリングし、さらに縦穴3の上部に仕口部材10
の梁14a〜14dが設置される横穴を掘削する。この
場合、縦穴3の上部を大きく掘削してもよい。なお、基
礎梁16を設ける場合は隣接する上記横穴との間に基礎
梁溝4を掘削する。
【0044】(3) 次に、図5(b)に示すように、
縦穴3内に杭5を挿入して立設する。この場合、杭5の
立設後に杭5の上部に、位置決め手段20の支持部材2
1をその先端部があらかじめ定めた高さ位置になるよう
に溶接等で取付けてもよい。なお、以上(1)〜(3)
の工程は、第1の実施形態の場合と同じである。
【0045】(4) ついで、図7(a)に示すよう
に、杭5内に仕口部材10を杭5の支持部材21上に載
置したときの脚部13の下端部より若干下方の位置ま
で、コンクリート35を充填する。なお、コンクリート
35はあらかじめ工場等で充填しておいてもよい。 (5) また、立設された杭5の位置があらかじめ定め
た位置と整合しているかどうか、その垂直方向及び水平
方向の位置を測定する。
【0046】(6) 杭5に充填したコンクリート35
が硬化したのち、仕口部材10の接合部12をあらかじ
め定めた上部構造物2の柱の位置に整合させ、図7
(b)に示すように、その脚部13を杭5内に挿入し、
梁14a〜14dを位置決め手段20の支持部材21上
に載置する。この場合、脚部13にプレートを取付けて
もよい。 (7) この状態で、必要に応じて、杭5に設けた支持
部材21、仕口部材10に設けた固定板23及びボルト
等からなる位置決め手段20により、仕口部材10の上
下方向、垂直方向あるいは回転方向の位置を調整し、前
述した杭5のずれ量を補正する。
【0047】(8) 図7(c)に示すように、杭5内
にその上端部に達するまでコンクリート36を充填す
る。なお、このとき、仕口部材10の脚部13内にもコ
ンクリート36が充填されるが、前述のようにあらかじ
め工場等で脚部13にコンクリートを充填しておいても
よい。以後の工程は、前述の第1の実施形態の(8)〜
(10)の工程と同じである。
【0048】上記の実施形態1,2において、仕口部材
10に設けた梁が、例えば、図16〜図18に示すよう
に2本又は3本の場合は、杭5に仕口部材10を設置す
る際などには、図8に示すように、支柱11に既設の梁
14a,14bと対向してカウンターバランスをとるた
めのダミー梁14e,14fを設けることが必要であ
り、このダミー梁14e,14fは、支柱11が杭5に
固定されたのち除去する。
【0049】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、大きな穴の掘削、土砂の搬出廃棄、木枠、鉄筋
等の配設、基礎梁コンクリート打設等の作業、あるいは
硬化したコンクリート等の除去作業等を必要とせず、ま
た、柱の接合部の位置調整も容易なので、建設工数及び
建設費を大幅に節減でき、工期も短縮できる施工性に優
れた柱の接合方法を得ることができる。また、下部構造
物は、上部構造物の柱と同様にすべて鋼製部材の構造体
として設計できるため、設計思想が統一されて信頼性の
高い柱と梁の接合方法が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る柱と杭の接合方法によれ
ば、次のような効果を得ることができる。 (1)地中に立設され上部を除いてコンクリートが充填
された杭内に、水平方向に複数の梁が設けられた一本の
鋼材からなる仕口部材の下部を設置し、前記杭の上部に
コンクリートを打設して両者を一体に接合し、前記仕口
部材の上部に柱を接合するようにしたので、大きな穴の
掘削、土砂の搬出廃棄、木枠、鉄筋等の配設、基礎コン
クリートの打設等の作業、あるいは硬化したコンクリー
ト等の除去作業を必要としない。このため、建設工数及
び建設費を大幅に節減することができ、これによって工
期を短縮することができる。
【0051】(2)また、地中に立設された杭内に上部
を除いてコンクリートを充填する工程と、水平方向に複
数の梁が取付けられた一本の鋼材からなる仕口部材の下
部を前記杭内の上部に設置する工程と、前記杭内の上部
にコンクリートを打設して前記仕口部材の下部を杭内に
埋設する工程と、前記杭に打設したコンクリートが硬化
したのち前記仕口部材の上部に柱を接合する工程とによ
って構成したので、上記(1)と同様の効果を得ること
ができる。
【0052】(3)上記(2)の工程に、仕口部材の下
部を杭内に設置する際に、前記仕口部材の梁を杭に設け
た垂直方向及び水平方向の位置決め手段の支持部材上に
載置する工程を備えたので、仕口部材の設置にあたって
その位置決めがきわめて容易であり、接合部の位置を高
精度に調節することができる。
【0053】(4)上記(2)又は(3)の工程に地中
に立設された杭の位置を測定する工程と、仕口部材の下
部を杭内に設置したのち、前記杭に設けた支持部材と仕
口部材に設けた固定板等からなる位置決め手段により、
前記測定結果による杭の位置ずれ量に基いて仕口部材の
位置を調整する工程を備えたので、上記(3)と同様の
効果を得ることができる。
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の下部構造物の一例を模式的に示した縦断
面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の工程図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の工程図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の工程図である。
【図8】仕口部材の梁が2本又は3本の場合の作用説明
図である。
【図9】仕口部材の実施形態の斜視図、側面図及び平面
図である。
【図10】仕口部材の実施形態の斜視図、側面図及び平
面図である。
【図11】仕口部材の実施形態の斜視図及び平面図であ
る。
【図12】図11の分解斜視図である。
【図13】仕口部材の他の実施形態の斜視図及び平面図
である。
【図14】接合部材の他の実施形態の斜視図である。
【図15】接合部材の他の実施形態の斜視図である。
【図16】接合部材の他の実施形態の斜視図である。
【図17】接合部材の他の実施形態の斜視図である。
【図18】接合部材の他の実施形態の斜視図である。
【図19】杭の一例の断面説明図である。
【図20】仕口部材の脚部の一例の説明図である。
【図21】位置決め手段の一例の説明図である。
【図22】図21の要部の作用説明図である。
【図23】位置決め手段の他の例の説明図である。
【図24】図23の支持部材の斜視図である。
【図25】仕口部材の杭への設置状態を示す説明図であ
る。
【図26】位置決め手段の他の例の説明図である。
【図27】図26の支持部材及び固定板の斜視図であ
る。
【図28】位置決め手段の他の例の説明図である。
【図29】図28の支持部材及び固定板の斜視図であ
る。
【図30】支持部材の杭への取付の他の例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 下部構造物 2 上部構造物 3 縦穴 5 杭 6,18a,18b 突条 7 基礎梁 10 仕口部材 11 支柱 12 柱の接合部 13 脚部 14a〜14d 梁 14e,14f ダミー梁 16,16a,16b,16c,16d ダイヤフラム 18c 縞状突起 20 位置決め手段 21 支持部材 23 固定板 35,36 コンクリート 40 柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−51428(JP,A) 特開 平3−76929(JP,A) 特開 平3−260223(JP,A) 特開 平7−26568(JP,A) 特開 平2−164931(JP,A) 特開 昭62−125132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/12 E02D 5/34 E02D 27/00 E04B 1/24 E04B 1/41 E04B 1/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に立設され上部を除いてコンクリー
    トが充填された杭内に、水平方向に複数の梁が設けられ
    た一本の鋼材からなる仕口部材の下部を設置し、前記杭
    の上部にコンクリートを打設して両者を一体に接合し、
    前記仕口部材の上部に柱を接合することを特徴とする柱
    と杭の接合方法。
  2. 【請求項2】 地中に立設された杭内に上部を除いてコ
    ンクリートを充填する工程と、 水平方向に複数の梁が取付けられた一本の鋼材からなる
    仕口部材の下部を前記杭内の上部に設置する工程と、 前記杭内の上部にコンクリートを打設して前記仕口部材
    の下部を杭内に埋設する工程と、 前記杭に打設したコンクリートが硬化したのち前記仕口
    部材の上部に柱を接合する工程とからなることを特徴と
    する柱と杭の接合方法。
  3. 【請求項3】 仕口部材の下部を杭内に設置する際に、
    前記仕口部材の梁を杭に設けた垂直方向及び水平方向の
    位置決め手段の支持部材上に載置する工程を備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の柱と杭の接合方法。
  4. 【請求項4】 地中に立設された杭の位置を測定する工
    程と、 仕口部材の下部を杭内に設置したのち、前記杭に設けた
    支持部材と仕口部材に設けた固定板等からなる位置決め
    手段により、前記測定結果による杭の位置ずれ量に基い
    て仕口部材の位置を調整する工程を備えた ことを特徴と
    する請求項2又は3記載の柱と杭の接合方法。
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