JP3174459B2 - アルミニウム製布板 - Google Patents

アルミニウム製布板

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JP3174459B2 JP16464194A JP16464194A JP3174459B2 JP 3174459 B2 JP3174459 B2 JP 3174459B2 JP 16464194 A JP16464194 A JP 16464194A JP 16464194 A JP16464194 A JP 16464194A JP 3174459 B2 JP3174459 B2 JP 3174459B2
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信二 吉田
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住友金属建材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、枠組み足場の建枠間
に架け渡して作業床となす布板に係り、特に軽量で、か
つ強度的にも優れたアルミニウム製の布板に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の布板は、図7に示すよう
に、踏板1と、その左右の長手側板3,3を1枚のスチ
−ル板にて折曲形成し、これの下面側に左右の側板3,
3間に架け渡すスチ−ル製の桟木6を所要間隔で取付
け、また前後の開放端面をお覆う側材5を取付け、さら
に左右の側板3の前後両端部にスチ−ル製の掴み金具7
を取付けることによって、作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな総スチ−ル製の布板は、かなりの重量物であるた
め、その持ち運びや建枠への取付け、取り外し作業等に
は、相当な労力が必要であった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みなされた
ものであり、極めて軽量で、且つ強度的にも優れたアル
ミニウム製布板の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のアルミニウム製布板は、裏面側に長さ方向に沿って
突出する補強リブ2を一定間隔で複数列備えた長方形状
の踏板1と、断面形状コ字形で、その水平な上板部3a
の先端が前記踏板1の長辺に連続する左右の側板3,3
とが、押し出し加工により一体成形されていて、その踏
板1の各補強リブ2間および補強リブ2と左右の側板3
間の肉厚が踏板の他の部分よりも薄く形成され、かつ、
左右の側板3,3の垂直板部3bに、内側へ凹む段4が
形成されていることを特徴とする。
【0006】踏板1と一体成形される左右の側板3,3
は、断面形状が内部空洞の矩形で、その水平な上板部3
aの一側端が前記踏板1の長辺に連続する形としてもよ
い。この場合には、内外に平行な垂直板部3b,3b′
のうち、外側の垂直板部3bに、内側へ凹む段4が形成
されるようにする。
【0007】また、踏板1の裏面側に形成される複数列
の補強リブ2は、踏板1の剛性を高めるとともに、踏板
を桟木6上に安定的に支持する形状のものがよく、断面
形状を逆T字形あるいは溝形に形成するのが効果的であ
る。
【0008】
【作用】上記構成よりなる布板は、主要部材である踏板
1および左右の長手側板3,3が軽量なアルミニウム材
で押し出し一体成形されている。しかも、どのような断
面形状にも成形可能な押し出し加工の特徴を利用して、
断面性能計算上の無効断面となる踏板1の補強リブ2間
および補強リブ2と左右の側板3,3間の肉厚が、踏板
の他の部分の肉厚よりも薄く形成されている。したがっ
て、布板全体の重量が極めて軽くなっている。
【0009】また、左右の側板3,3は、強度的に優れ
た断面形状コ字形もしくは内部空洞の矩形に形成されて
いるから、その前後両端部への掴み金具7の取付けは、
リベット打ち等による強固な取付けが可能である。
【0010】さらに、左右の側板3,3の垂直板部3b
には、内側へ凹む段4が形成されている。これにより、
せん断中心が内側へ移動し、踏板1に荷重が加わって
も、左右の側板3,3は、図6(イ)に想像線で示すよ
うに、捩れ座屈による変形をほとんど生じない。一方、
このような段4を形成していない場合には、踏板1に荷
重が加わると、左右の側板3,3は、同図(ロ)に想像
線で示すように、捩れ座屈によって垂直板部3bが外側
へ開き、いわゆる横倒れ状態を生じることになる。
【0011】
【実施例】図1に示すように、本発明の布板は、幅W2
08mm,長さL(図2参照)1713mmの長方形状
をなす踏板1と、その長辺に連続する高さT40mmの
左右の側板3,3とが、押し出し加工によりアルミニウ
ム材で一体成形されている。
【0012】踏板1の裏面側には、その長さ方向に沿っ
て突出する補強リブ2が、幅W方向の中央部とその左右
に、それぞれ52mmの間隔を置いて形成されている。
これらの補強リブ2は、上記の押し出し加工により踏板
1と一体成形したものであり、いずれも断面形状が逆T
字形に形成されている。逆T字形補強リブの高さは、左
右の側板3,3の高さTと同じである。
【0013】左右の側板3,3は、図に斜線で示すよう
に断面形状コ字形で、その水平な上板部3aの先端が、
踏板1の長辺に連続するように形成されている。上板部
3aの幅wは、16mmである。なお、図示例における
左右の側板3,3は、上記上板部3a先端の踏板1長辺
との連続部分、および下板部3cの先端部分に、小突起
状のリブ3′を付けたコ字形断面に形成してある。
【0014】押し出し一体成形された踏板1および左右
の側板3,3は、各部の肉厚に変化がつけられている。
また、踏板1の断面性能計算上の無効断面となる各補強
リブ2間1aおよび補強リブ2と左右の側板3,3との
間1bの肉厚が、踏板1の他の部分の肉厚よりも薄く形
成されている。
【0015】因みに図示例では、踏板1の前記1a,1
b部分の肉厚は1.0mmとなっており、踏板1の1a,
1b以外の部分の肉厚は1.4mmとなっている。また、
左右の側板3,3の肉厚は、上板部3aが1.4mm、垂
直板部3bが2.8mm、下板部3cが1.6mmとなって
おり、補強リブ2の肉厚は、垂直部2aが1.0mm、下
端の水平部2bが1.6mmとなっている。
【0016】左右の側板3,3には、その垂直板部3b
に内側へ凹む段4が形成されている。この段4は、垂直
板部3bを、図に破線で示す正規の位置から若干内側寄
り(3mm程度)に位置させるものである。この段4の
形成により、垂直板部3bは、踏板1に荷重が加わった
際に外側へ開く所謂横倒れ現象が生じ難くなっている。
【0017】上記の如く押し出し一体成形された踏板1
および左右の側板3,3は、布板の主材をなすものであ
る。この主材には、図2に示すように、その下面側の左
右の側板3,3間にアルミニウム製の桟木6が一定間隔
で取付けられ、また前後の開放端面を覆うアルミニウム
製の側材5が取付けられ、さらに左右の側板3,3の前
後両端部にスチ−ル製の掴み金具7がリベット8打ちに
より取付けられる。これにより、完成された布板とな
る。
【0018】図3〜図5は、いずれも上記主材の他の実
施例を示すものである。すなわち、図3は、踏板1の裏
面側中央部に小さな垂直板状の補強リブ(高さ8mm)
を形成し、その左右の対称位置に、対の垂直部2a,2
aと、その下端を繋ぐ水平部2bとよりなる断面形状溝
形(高さ40mm,幅20mm)の補強リブを形成した
ものである。この場合には、上記溝形補強リブの対の垂
直部2a,2a間の踏板部分1cも、補強リブ2どうし
間1a、補強リブ2と左右の側板3間1bと同様に、そ
の肉厚を1.0mmと他の部分の肉厚1.4mmよりも薄く
することができる。
【0019】図4および図5は、いずれも左右の側板
3,3を、図に斜線で示すような断面形状が内部空洞の
矩形状となし、その水平な上板部3aの一側端が踏板1
の長辺に連続する形に踏板1と一体成形した例である。
いずれの場合も、踏板1の補強リブ2間1a,補強リブ
2と側板3間1bの肉厚が1.0mmであり、踏板の他の
部分の肉厚1.4mmよりも小さく形成されている。また
側板3,3の内外の垂直板部3b,3b′のうち、外側
に位置する垂直板部3bに横倒れを防止するための段4
が形成されている。
【0020】因みに、図4,図5における上記以外の各
部の肉厚は、補強リブ2の垂直部2aが1.0mm、同下
端の水平部2bが1.6mmとなっており、また左右の側
板3は、上板部3aが1.4mm、下板部3cが1.6m
m、外側の垂直板部3bが1.5mm、内側の垂直板部3
b′が1.3mmとなっている。また、左右の側板3の上
板部および下板部の幅は15mm、垂直板部3b,3
b′の高さは40mmとなっている。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の布板
は、全体を単に軽量なアルミニウム材で形成しただけで
なく、その主材である踏板と左右の側板とを、押し出し
加工による一体成形とすることにより、踏板の無効断面
となる部分の肉厚を可及的に薄く形成したから、より一
層の軽量化を達成することができた。
【0022】しかも、踏板は、その裏面側に設けた断面
形状逆T字形もしくは溝形の複数列の補強リブにより、
その剛性が十分確保されており、また左右の側板は、剛
性の高いコ字形もしくは内部空洞の矩形状断面に形成さ
れるとともに、その垂直板部に段を設けて横倒れが生じ
難くされている。したがって、強度的にも優れた効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明布板の主材の幅方向断面図である。
【図2】本発明布板の底面図である。
【図3】本発明布板の他の実施例を示す主材の幅方向断
面図である。
【図4】本発明布板の他の実施例を示す主材の幅方向断
面図である。
【図5】本発明布板の他の実施例を示す主材の幅方向断
面図である。
【図6】本発明布板の左右の側板に設けた段の効果を説
明する断面図で、(イ)は本発明例、(ロ)は比較例で
ある。
【図7】従来の布板を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 踏板 1a 踏板の小肉厚部 1b 踏板の小肉厚部 1c 踏板の小肉厚部 2 補強リブ 3 側板 3a 側板の上板部 3b 側板の垂直板部 3b′側板の垂直板部(内側) 4 段 5 側材 6 桟木 7 掴み金具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面側に長さ方向に沿って突出する補強
    リブ2を一定間隔で複数列備えた長方形状の踏板1と、
    断面形状コ字形で、その水平な上板部3aの先端が前記
    踏板1の長辺に連続する左右の側板3,3とが、押し出
    し加工により一体成形されていて、その踏板1の各補強
    リブ2間および補強リブ2と左右の側板3間の肉厚が踏
    板の他の部分よりも薄く形成され、かつ、左右の側板
    3,3の垂直板部3bに、内側へ凹む段4が形成されて
    いることを特徴とするアルミニウム製布板。
  2. 【請求項2】 踏板1と一体成形される左右の側板3,
    3は、断面形状が内部空洞の矩形で、その水平な上板部
    3aの一側端が踏板1の長辺に連続する形をなし、か
    つ、その外側の垂直板部3bに、内側へ凹む段4が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のアルミニ
    ウム製布板。
  3. 【請求項3】 踏板1の裏面側に長さ方向に沿って突出
    する補強リブ2は、断面形状が逆T字形で、左右の側板
    3と同じ高さに形成されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のアルミニウム製布板。
  4. 【請求項4】 踏板1の裏面側に長さ方向に沿って突出
    する補強リブ2は、断面形状が溝形で、左右の側板3と
    同じ高さに形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のアルミニウム製布板。
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