JP3173961B2 - 海苔合せ巻機 - Google Patents

海苔合せ巻機

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JP3173961B2
JP3173961B2 JP05174895A JP5174895A JP3173961B2 JP 3173961 B2 JP3173961 B2 JP 3173961B2 JP 05174895 A JP05174895 A JP 05174895A JP 5174895 A JP5174895 A JP 5174895A JP 3173961 B2 JP3173961 B2 JP 3173961B2
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喜作 鈴木
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鈴茂器工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定形状に成形したお
むすびを海苔シート上に供給し、それを合せ巻きして海
苔巻きおむすびを製造するための海苔合せ巻機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一定量の米飯を三角形に成形した
おむすびの海苔巻機は知られている。
【0003】この海苔巻機によれば、図18(A)に示
したように、海苔シートaの一半b上におむすびcを載
せてから当該海苔シートaの他半dをおむすびcの形状
に沿って折り曲げ、次いで、耳片e、fとなった海苔シ
ートaのコーナー部分を同図(B)に示した如く折り曲
げて起立させる。次いで、同図(C)に示した如く、一
方の耳片eをおむすびcの上部側へ折り曲げ、次いで同
図(D)に示した如く、他方の耳片fを上記した一方の
耳片e上へ折り曲げることでおむすびcを巻包するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の海苔巻機においては、海苔シートaの一半bと他半d
及び他半dと一方の耳片e並びに両耳片e、fが各々折
り重ねされているだけであり、互いに接着されていない
ので、海苔シートの復元力によって図18(A)に示し
た元の状態に戻ってしまうことがあり、このことは、特
に、良く乾燥した厚肉で良質の海苔シートほど顕著であ
る。為に、おむすびの形状に沿った正確な巻包ができな
くなり、不完全巻包が行われる問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、海苔シートによりおむすびを、その中心部で合
せ巻することによって、おむすびの形状に沿って正確
に、かつ手巻きによる場合と同様、体裁良く巻包できる
ようにした自動化された海苔合せ巻機を提供するところ
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の海苔合せ機は、周方向へ一定の間隔をおい
ておむすびを嵌合保持する複数の保持穴を貫設した第1
ダーンテーブルと、周方向へ一定の間隔をおいて複数の
海苔巻包用型を貫設した第2ターンテーブルとを、少な
くとも各一個の保持穴と海苔巻包用型とが上下方向にお
いて互いに一致して連通するよう上下配置にて軸支して
なり、前記第1ターンテーブルの上方には、その保持穴
へおむすびを供給するおむすび供給機構と、保持穴と海
苔巻包用型が互いに連通する位置において、保持穴内の
おむすびを、海苔巻包用型上部の海苔シートと共に第2
ターンテーブルの海苔巻包用型内へ押し込む押下げ機構
とを回転方向へ順次配設し、一方、第2ターンテーブル
の上方には、その海苔巻包用型上部へ海苔シートを一枚
ずつ架け渡し状態に供給する海苔シート供給機構と、海
苔シートの長さ方向の両側辺を各内側へ交互に折り込ん
でおむすび上部を合せ巻きする海苔シート合せ機構と、
海苔巻きされたおむすびを海苔巻包用型から上方へ押上
げ脱型し、これを取出しコンベア上へ横移動して外周か
ら中心方向へ押圧して海苔シートによる巻包状態を整え
る整形機構とを回転方向へ順次配設してなることを特徴
としている。
【0007】
【作用】米飯を所定形状(例えば三角形)に成形するこ
とによって得られたおむすびは、おむすび供給機構から
第1ターンテーブルの保持穴内に嵌合供給される。
【0008】一方、第2ターンテーブルの海苔巻包用型
上部には、海苔供給機構から海苔シートが一枚供給され
る。上記海苔シートには、一軸方向に長い帯状のものが
使用され、該海苔シートは、その中央部を上記海苔巻包
用型に位置合せして、当該海苔巻包用型上へ架け渡しの
状態で水平に供給される。
【0009】上記第1ターンテーブルと第2ターンテー
ブルは同一方向へ間欠回転されるが、この第1ターンテ
ーブルの保持穴と、第2ターンテーブルの海苔巻包用型
は、所定位置で上下配置に一致するよう設けられている
と共に、これらが一致する位置において、第1ターンテ
ーブルの下部に固定したおむすび用受板には貫通孔が設
けられているので、上記保持穴と海苔巻包用型とが一致
すると、おむすびは押下げ機構により押下げられて保持
穴から海苔巻包用型内へ押込まれるが、該海苔巻包用型
上には海苔シートが架け渡し状態に供給されているの
で、おむすびと共に海苔シートの中央部が海苔巻包用型
内へ押込まれ、これによっておむすびの下半部、即ち底
面から左右両側面が海苔シートによって巻包されること
になる。
【0010】第2ターンテーブルの間欠回転により、海
苔巻包用型が海苔シート合せ機構の位置までくると、お
むすび、海苔シートは押上げ台によって押上げられると
同時に、左右一対の折込板のうち、先ず一方の折込板が
おむすび上部側へ水平に回転し、海苔シートの長さ方向
の両側辺のうち、一方の側辺をおむすび上部側へ折り曲
げる。次いで、他方の折込板がおむすび上部側へ水平に
回転し、海苔シートの他方の側辺をおむすび上部側へ折
り曲げ、一方の側辺上へ折り畳んで重ね合せる。このこ
とによって、おむすびは、その上面中央部において海苔
シートにより合せ巻きされる。
【0011】さらに、第2ターンテーブルの回転により
巻包されたおむすびが所定位置まで搬送されると、押上
げ台によって押上げられて海苔巻包用型から脱型され、
整形機構の押圧移動体により取出しコンベア上へ横移動
されていき、該取出しコンベア上に待機している押圧整
形体内に押込まれる。
【0012】上記押圧整形体は、板バネ等によって平面
略V字形状に形成されており、おむすびを、その一辺へ
上記押圧移動体を突き合せて押圧移動させ、上記押圧整
形体内へバネ力に抗して押込むことで、当該おむすびの
外周、すなわち三辺が、外側から中心へ向けて押圧され
ることとなり、これによって、海苔シートによる巻包状
態が整形され、おむすびの形状に沿って正確に巻包され
ることになる。
【0013】整形後、押圧移動体は後退し、押圧整形体
は上動することで、おむすびは取出しコンベアにより所
定位置まで搬送される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は海苔合せ巻機全体の平面図を示
し、図2は同機全体の右側面図を示す。
【0015】図1及び図2に示したように、フレーム1
の水平な基板2上には第1ターンテーブル3と第2ター
ンテーブル4とが、図1に矢印イ、イが示す同一方向へ
間欠回転するよう水平に軸支されている。
【0016】上記第1ターンテーブル3は、同一円周線
上へ一定の間隔をおいて、図示しないおむすびを嵌合保
持する複数(図示例では8個)の保持穴5・・・を上下
方向へ貫通して平面三角形状に形成させてある。
【0017】一方、上記第2ターンテーブル4は、同一
円周線上へ周方向へ一定の間隔をおいて複数(図示例で
は4個)の海苔巻包用型6・・・を上下方向へ貫通して
平面略三角形状に形成させてある。
【0018】上記各保持穴5・・・は、その一つの頂点
を内側へ向けて形成されているのに対して、上記各海苔
巻包用型6・・・は、その一つの頂点を外側へ向けて形
成させてあり、少なくとも一個の保持穴5と海苔巻包用
型6とが上下方向において互いに一致するよう、第1タ
ーンテーブル3と第2ターンテーブル4とは互いに周辺
一側で上下に僅少間隔をおいて重なり合うよう各々軸支
させてある。
【0019】図2ないし図4に示したように、上記第1
ターンテーブル3の下部には、図示しないおむすびの受
板7を、フレーム1の基板2上へスタッドボルト8・・
・によって水平に固定させてある。この受板7の、上記
保持穴5と海苔巻包用型6とが一致する位置には貫通孔
13を上下に貫通して、かつ上記保持穴5と対応する三
角形状に形成させてある。
【0020】上記した各保持穴5・・・と海苔巻包用型
6・・・の下部開口縁には複数のおむすび受片(図示例
では3個)5a・・・、6a・・・を内側へ突出して形
成させてあり、各保持穴5・・・、海苔巻包用型6・・
・内に押込み供給された図示しないおむすびが自然に下
方へ落下しないようにしてある。
【0021】図1及び図5並びに図6に示したように、
上記第2ターンテーブル4の上面には、周方向へ一定の
間隔をおいて複数(図示例では4個)の海苔シート定置
凹部9・・・を周方向へ長く、平面略長方形状に凹設さ
せてあり、該各海苔シート定置凹部9・・・の底面中央
部に上記した海苔巻包用型6を貫通形成させてある。こ
のことによって、長方形の海苔シート10は上記海苔巻
包用型6上へ所定向きで架け渡し状態に載置される。
【0022】また、上記各海苔シート定置凹部9・・・
の長さ方向における両端部外側には、海苔シート10の
押え爪11、11を配設させてある。この押え爪11・
・・は図5及び図6に明示した如く、上端へ爪片11a
を水平に設けて、側面略T字形状に形成されている摺動
板11bを、上記第2ターンテーブル4の側面と、この
側面に一定の間隔をおいてビス止め等によって固定した
案内板11cとの間に上下方向へ摺動自在に、かつバネ
11dにて下方へ付勢させて挿通配設し、このバネ力に
よって押下げられている上記爪片11aにより海苔シー
ト10の長さ方向における外側端辺を海苔シート定置凹
部9内に押え付けるように構成されている。
【0023】上記押え爪11、11は、その摺動板11
b、11bが図6に示した如き押上げ機構12によりバ
ネ力に抗して押上げられることで爪片11a、11aに
よる海苔シート10の押えが解除される。
【0024】上記押上げ機構12は図6に示した如く、
第2ターンテーブル4の下方へ、同テーブル4と一体に
固定されている水平板12aに2本の押上げロッド12
b、12bを上下方向へ摺動自在に挿通して配設し、該
両押上げロッド12b、12bの下端に連結した水平バ
ー12cをシリンダ12dの出力軸12eに連結して構
成されている。
【0025】上記押上げ機構12は、図示しないおむす
びを後述する押下げ機構によって第1ターンテーブル3
の保持穴5内から第2ターンテーブル4の海苔巻包用型
6内へ押込む動作にシリンダ12dが連動して押上げロ
ッド12b、12bを上昇動作し、摺動板11b、爪片
11aをバネ力に抗して上昇させることで海苔シート1
0の押えを解除する。
【0026】また、上記第1ターンテーブル3の上方向
には、図1及び図2並びに図4に示したように、予め一
定量の米飯により所定形状(例えば三角形)に成形した
図示しないおむすびを保持穴5内に押込み供給するおむ
すび供給機構14と、保持穴5内の図4に示したおむす
び15を、第2ターンテーブル4の海苔巻包用型6内へ
押込み供給する押下げ機構16とを図1に矢印イで示し
た回転方向へ順次配設させてある。
【0027】さらに、前記受板7の下方には、図3に示
した如く、光電管によるセンサー17を固設してあり、
該センサー17によって受板7に貫通形成した穴18を
通して保持穴5におむすび15が供給されているか否か
を検知し、おむすび15が供給されていることを検知す
ると、その検知信号が図示しない駆動源へ送信されて当
該駆動源は始動し、第1ターンテーブル3が所定角度ず
つ間欠回転されるよう構成されている。
【0028】上記した第2ターンテーブル4の上方に
は、図1及び図2に示したように、海苔シート供給機構
19と、海苔シート合せ機構20と、巻包状態を整える
整形機構21とを、当該第2ターンテーブル4の回転方
向へ順次配設させてある。
【0029】上記海苔シート供給機構19は図7及び図
8に明示したように、海苔シート収納台22と、海苔シ
ート10の吸引搬送部23とで構成されている。上記海
苔シート収納台22は次のように構成されている。前記
フレーム1の水平な基板2上に固定した台枠22aの左
右両側に固設した側板22b、22bにおける後側部内
側へ海苔シート10の受枠22cを、後端から前端へ傾
斜下降して固定し、該受枠22cの下降した前端部に
は、その下端へ海苔シート10の保持片22dを突設
し、上端に板バネ等による海苔シート10の押え片22
eを固設し、帯状(長方形)の海苔シート10を多数重
ね合せた状態で、横幅方向において起立させて収納し、
前端部から海苔シート10を一枚ずつ取り出し得るよう
にしてある。
【0030】一方、上記海苔シート10の吸引搬送部2
3は次のように構成されている。上記両側枠22b、2
2bの前端に軸回り方向へ回転自在に架設した回転軸2
3aに、海苔シート10の吸引ブロック23bにおける
前面左右両側から前方へ平行に突設した案内バー23
c、23cを前後方向へスライド自在に挿通すること
で、該吸引ブロック23bを回転軸23aに、同軸23
aに対し前後方向へ往復移動自在で、かつ同軸23aと
共に回転自在に支持させてある。
【0031】また、上記回転軸23aの長さ方向におけ
る略中間部にはシリンダ23dを前後方向へ向けて固定
させてあり、その出力軸23eの先端に上記した吸引ブ
ロック23bを固定させてあり、該吸引ブロック23b
は図7に示すホース23f等によって図示しない吸引機
構に連結させてある。
【0032】さらに、上記した一方の側枠22bにはシ
リンダ23gを上下方向へ回転自在に軸支させてあり、
その出力軸23hは、上記した回転軸23aの一端とク
ランク機構23iを介して連結させてある。
【0033】而して、上記した吸引搬送部23によれ
ば、図7に示した如く、吸引ブロック23bが、海苔シ
ート収納台22の前端において海苔シート10を一枚、
吸引により吸着した後、シリンダ23dによって図8中
−点鎖線で示した位置まで後退されて、その位置に停止
し、次いでシリンダ23gにより回転軸23aを介して
図8に矢印方向へ所定角度回転されて停止し、次いでシ
リンダ23dによって、前記した第2ターンテーブル4
の海苔シート定置凹部9上まで押下げられると同時に、
図示しない吸引機構による吸引が解かれることで、当該
吸引ブロック23bに吸着されている海苔シート10は
落下し定置凹部9内に供給される。
【0034】上記海苔シート合せ機構20は次のように
構成されている。図9ないし図11に示したように、左
右一対の折込板20a、20bと、押上げ機構20cと
を主要部材として構成されている。即ち、前記基板2上
に起立固定した軸受20dに左右一対の回転軸20e、
20eを回転自在に挿通して支承し、該両回転軸20
e、20eの上端に水平に固定した支持バー20f、2
0fに上記折込板20a、20bを、上下方向へ僅かに
変位して、互いに衝突しないよう水平に固定させてあ
り、上記両回転軸20e、20eの下端をクランク機構
20gを介して図示しないシリンダ等による駆動源と連
結することで左右一対の折込板20a、20bは回転軸
20e、20e、支持バー20f、20fを介して内
側、つまり図9に示した矢印方向、または反矢印方法へ
水平状態で往復回転するよう構成されている。
【0035】一方、上記押上げ機構20cは、図11に
示したように、上記基板2に固定した軸受20hに押上
げロッド20iを上下方向へ摺動自在に挿通させてあ
り、該押上げロッド20iは図示しないシリンダ等によ
る駆動源によって昇降動作されるよう形成され、該押上
げロッド20i上端の押上げ板20jにより、第2ター
ンテーブル4の海苔巻包用型6内に押込まれているおむ
すび15、海苔シート10を押上げ脱型するよう構成さ
れている。
【0036】従って、上記した海苔シート合せ機構20
によるときは、上記した押下げ機構16によっておむす
び15、海苔シート10が第2ターンテーブル4の海苔
巻包用型6内に押込まれた図10に示された状態におい
て、図11に示した押上げ機構20cによって若干おむ
すび15、海苔シート10を押上げながら、先ず図9に
おいて一方の折込板20bが矢印で示した内側へ回転さ
れることで、海苔シート10の長さ方向における一側辺
10aを、おむすび15の上部側へ、該おむすび15の
形状に沿って図15(C)に示した如く折り曲げ、該一
側辺10aをおむすび15上面に貼着する。次いで、他
方の折込板20aが図9に矢印で示した内側へ回転して
海苔シート10の他側辺10bをおむすび15の上部側
へ、該おむすび15の形状に沿って図15(D)に示し
た如く折り曲げ、該他側辺10bをおむすび15上面に
貼着すると共に、上記一側辺10a上へ重ね合せ、この
ことによって海苔シート10がおむすび15を合せ巻き
することになる。
【0037】上記整形機構21は図12ないし図14に
明示した如く、押圧移動体21aと押圧整形体21bと
を主要部材として構成されている。上記押圧移動体21
aは、内側に平面略凹字形状の切欠凹部24aを設けた
押圧体24の一端に支持バー24bを左右方向へ長く固
定させてあり、該支持バー24bを、フレーム1上の基
板2に左右方向へ長く固定したガイドレール24cに係
嵌させ、上記基板2上に立設した回転軸24dの上端と
上記支持バー24bとをアーム24e、リンク24fを
介して連結し、図示しないシリンダ等による駆動源によ
り上記回転軸24dが図12に示した矢印方向へ往復回
転されることで、上記押圧体24を上記支持バー24
b、アーム24e、リンク24fを介して、図12にお
いて左右方向へ往復移動するよう構成されている。
【0038】一方、上記整形体21bは、上記基板2上
に固設した支持台25にシリンダ25aを上向きに固定
し、その出力軸25bに基端を固定してなる支持アーム
25cの先端に支軸25d、25dを左右方向へスライ
ド自在に架設し、該支軸25dの先端に、板バネ等によ
って平面V字形状に曲成した整形板25eを固定し、上
記支軸25dを介して整形板25eをクッションバネ2
5fにより上記した押圧移動体21aの押圧体24側へ
付勢させて構成されている。
【0039】尚、図1及び図2並びに図12ないし図1
4において26は、海苔シート10によって合せ巻きさ
れたおむすび15aの取出しコンベアを示し、図14に
おいて27は取出しコンベア26の駆動源を示す。ま
た、上記した押圧体24は、第2ターンテーブル4上と
取出しコンベア26上を往復移動し、一方、上記した整
形板25eは上記取出しコンベア26上の定位置でシリ
ンダ25aによって昇降動される。
【0040】従って、上記した整形機構21によるとき
は、海苔シート10によって合せ巻きされたおむすび1
5が図13に示す押上げ台28によって押上げられ第2
ターンテーブル4の海苔巻包用型6から上方へ脱型され
ると、図12に実線で示した位置にある押圧体24はそ
の押圧移動体21aの移動により、取出しコンベア26
側へ水平に移動し、おむすび15を取出しコンベア26
上へ移動する。
【0041】上記押圧体24が図12に二点鎖線で示し
た位置まで移動すると、おむすび15は図16(B)に
示した如く整形板25e内へ、そのバネ力に抗して押込
まれる。このことによって、三角形のおむすび15は、
その一側辺が押圧体24により、他の二側辺は整形板2
5eのバネ力によって各々外側から中心方向へ向けて押
圧されるので、海苔シート10はおむすび15によく貼
着し、該海苔シート10による巻包状態が整えられると
共に、おむすび自体も所定形状(三角形)に整えられ、
図17に示したように形のよいおむすび15aを得るこ
とができる。
【0042】このようにして整形した後は、押圧体24
が第2ターンテーブル4上へ後退し、一方、整形板25
eはシリンダ25aにより上方へ引き上げられること
で、おむすび15aを取出しコンベア26により所定位
置まで搬送されることになる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、海苔シートによっておむすびを、その上面
で合せて巻包した後、整形機構によって外側から中心方
向へ押圧して整形するので、海苔シートが米飯と良く貼
着して剥れることがなく、形良く合せ巻きすることがで
き、また、このような合せ巻きを自動化により効率よ
く、しかも低コストにて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔合せ巻機の実施例を示す全体
の平面図である。
【図2】同上実施例を示す全体の右側面図である。
【図3】同上実施例の第1ターンテーブルと第2ターン
テーブルの一部を示す平面図である。
【図4】同上第1ターンテーブルと第2ターンテーブル
の一部を示す側面図である。
【図5】同上第2ターンテーブルの一部を示す拡大平面
図である。
【図6】図5におけるA−A線矢視断面図である。
【図7】同上実施例の海苔シート供給機構を示す平面図
である。
【図8】同上海苔シート供給機構を示す側面図である。
【図9】同上実施例の海苔合せ機構を示す平面図であ
る。
【図10】同上海苔合せ機構を示す一部断面した正面図
である。
【図11】同上海苔合せ機構を示す側面図である。
【図12】同上実施例の整形機構を示す平面図である。
【図13】同上整形機構を一部断面して示す側面図であ
る。
【図14】同上整形機構を示す背面図である。
【図15】同上実施例において、おむすびを海苔シート
によって合せ巻きする工程を示す断面図である。
【図16】整形機構による整形工程を示す平面図であ
る。
【図17】本発明に係る海苔合せ巻機によって合せ巻き
したおむすびの平面図である。
【図18】従来の三角形おむすびの海苔巻き工程を示す
斜視図である。
【符号の説明】
3 第1ターンテーブル 4 第2ターンテーブル 5 おむすび保持穴 6 海苔巻包用型 10 海苔シート 10a、10b 海苔シートの側辺 13 貫通孔 14 おむすび供給機構 15 おむすび 16 押下げ機構 19 海苔シート供給機構 20 海苔シート合せ機構 21 整形機構 26 取出しコンベア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向へ一定の間隔をおいておむすびを
    嵌合保持する複数の保持穴を貫設した第1ターンテーブ
    ルと、周方向へ一定の間隔を置いて複数の海苔巻包用型
    を貫設した第2ターンテーブルとを、少なくとも各一個
    の保持穴と海苔巻包用型とが上下方向において互いに一
    致して連通するよう上下配置にて軸支してなり、前記第
    1ターンテーブルの上方には、その保持穴へおむすびを
    供給するおむすび供給機構と、保持穴と海苔巻包用型が
    互いに連通する位置において、保持穴内のおむすびを、
    海苔巻包用型上部の海苔シートと共に第2ターンテーブ
    ルの海苔巻包用型内へ押し込む押下げ機構とを回転方向
    へ順次配設し、一方、第2ターンテーブルの上方には、
    その海苔巻包用型上部へ海苔シートを一枚ずつ架け渡し
    状態に供給する海苔シート供給機構と、海苔シートを合
    わせ巻きする海苔シート合せ機構と、海苔巻きされたお
    むすびを海苔巻包用型上方へ押上げ脱型し、これを取出
    しコンベア上へ横移動して海苔シートによる巻包状態を
    整える整形機構とを回転方向へ順次配設してなる海苔合
    せ巻機において、 前記海苔シート合せ機構は、回転駆動源に連動連結され
    ている一対の回転軸に折込板を上下方向へ僅かに変位し
    て互いに衝突しないように水平に固定したものであっ
    て、第2回転テーブルの海苔巻包用型におむすびと一緒
    に押込まれた海苔シートの一側辺と他側辺を、両折込板
    を交互に内側へ回動させることによっておむすび上部へ
    折り曲げるよう構成してなり、 一方、整形機構は、第2回転テーブルの海苔巻包用型上
    方へ押上げ脱型された海苔巻きおむすびを隣設する取出
    しコンベアへ押圧移動する押圧移動体を設けると共に、
    前記取出しコンベア上面に昇降自在に支持された平面V
    字形状の整形板を、その開口側を押圧移動体側へ向け、
    かつバネによって押圧移動体側へ付勢させて設けたもの
    であって、前記押圧移動体によって取出しコンベア上面
    に押圧移動された三角形の海苔巻きおむすびを、前記押
    圧移動体とV字形状の整形板にて三側辺を同時に押圧す
    るように構成したことを特徴とする海苔合せ巻機。
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