JP3220610B2 - 巻すし用すし飯供給装置および巻すし製造システム - Google Patents

巻すし用すし飯供給装置および巻すし製造システム

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JP3220610B2
JP3220610B2 JP06081695A JP6081695A JP3220610B2 JP 3220610 B2 JP3220610 B2 JP 3220610B2 JP 06081695 A JP06081695 A JP 06081695A JP 6081695 A JP6081695 A JP 6081695A JP 3220610 B2 JP3220610 B2 JP 3220610B2
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康雄 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1枚ののりの上面にす
し飯が盛られた状態で供給する巻すし用すし飯供給装置
およびこの巻すし用すし飯供給装置を用いた巻すし製造
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻すしを1本ずつ作るすし巻機が
ある。このすし巻機では、ホッパに投入された多量のす
し飯をほぐしながら、すし飯を1本の巻すし用に略四角
形状で平らに成形し、このすし飯を巻込ベルト上に供給
する。そして、人手によってすし飯上に具が載せられた
後、巻込ベルトですし飯を巻き込んで、具を中心にすし
飯を巻く。その後、人手によって、巻いたすし飯を1枚
ののりの上面に移し、巻いたすし飯の周面にのりを巻き
付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、略四角形状で平らに成形したすし飯を連続的
に供給する能力があったとしても、具を載せるときや巻
いたすし飯の周面にのりを巻き付けるときなど人手が加
わるときにはすし飯の供給を停止しなければならず、特
に、巻いたすし飯の周面にのりを巻き付ける作業は時間
がかかり、巻すしの大量生産には対応できない問題があ
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、1枚ののりの上面にすし飯が盛られた状態での供
給を連続的に行なえ、巻すしの大量生産に対応できる巻
すし用すし飯供給装置およびこの巻すし用すし飯供給装
置を用いた巻すし製造システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の巻すし用
すし飯供給装置は、1本の巻すし用に略四角形状で平ら
に成形されたすし飯を搬送するコンベヤと、このコンベ
ヤで搬送されるすし飯の上面にのりを1枚ずつ貼り付け
るのり供給手段と、前記コンベヤから搬出されるすし飯
の上下面を反転させ、すし飯ののり貼付面を下面にする
反転部とを具備しているものである。
【0006】請求項2記載の巻すし用すし飯供給装置
は、請求項1記載の巻すし用すし飯供給装置において、
反転部は、コンベヤの搬出端部の下方に、このコンベヤ
の端部から上下面が反転しながら落下するすし飯をその
上下面が反転した状態に受け取る受取部を有するもので
ある。
【0007】請求項3記載の巻すし用すし飯供給装置
は、請求項1または2記載の巻すし用すし飯供給装置に
おいて、のり供給手段は、複数枚ののりを上下方向に積
層収納するとともに下面開口を通じて最下位ののりをす
し飯の上面に貼り付けて1枚ずつ送出可能とするホッパ
と、このホッパをコンベヤの上面に対して上下動させる
上下方向駆動手段と、前記ホッパをコンベヤの搬送方向
に移動させる搬送方向駆動手段とを具備しているもので
ある。
【0008】請求項4記載の巻すし用すし飯供給装置
は、請求項1ないし3いずれか記載の巻すし用すし飯供
給装置において、コンベヤののり供給手段より下流位置
の上方に、のりをすし飯に押し付ける押えローラを備え
たものである。
【0009】請求項5記載の巻すし用すし飯供給装置
は、請求項1ないし4いずれか記載の巻すし用すし飯供
給装置において、すし飯を1本の巻すし用に略四角形状
で平らに成形してコンベヤに順次連続して供給するすし
飯供給部を備えたものである。
【0010】請求項6記載の巻すし製造システムは、請
求項1ないし5いずれか記載の巻すし用すし飯供給装置
と、この巻すし用すし飯供給装置から供給されるのり付
のすし飯を具とともに巻くすし巻装置とを具備している
ものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の巻すし用すし飯供給装置では、
すし飯の上面にのりを貼り付けた後、のり貼付面が下面
となるようにすし飯の上下面を反転させることにより、
1枚ののりの上面にすし飯が盛られた状態での供給を連
続的かつ高速で行なえる。
【0012】請求項2記載の巻すし用すし飯供給装置で
は、請求項1記載の巻すし用すし飯供給装置の作用に加
えて、コンベヤの端部から上下面が反転しながら落下す
るすし飯を、その上下面が反転した状態のときに受取部
に受け取る。
【0013】請求項3記載の巻すし用すし飯供給装置で
は、請求項1または2記載の巻すし用すし飯供給装置の
作用に加えて、コンベヤで搬送されるすし飯がのりを収
納したホッパの下を通過する際、上下方向駆動手段によ
りホッパを下降させてすし飯の上面にのりを貼り付け
る。このホッパの下降時に、コンベヤで搬送されるすし
飯の移動に合わせて、搬送方向駆動手段によりホッパを
コンベヤの搬送方向に移動させ、すし飯とのりとの位置
ずれをなくす。
【0014】請求項4記載の巻すし用すし飯供給装置で
は、請求項1ないし3いずれか記載の巻すし用すし飯供
給装置の作用に加えて、押えローラによりのりの浮き上
がり部分をすし飯に貼り付け、のりとすし飯との密着性
を高める。
【0015】請求項5記載の巻すし用すし飯供給装置で
は、請求項1ないし4いずれか記載の巻すし用すし飯供
給装置の作用に加えて、すし飯供給部から、1本の巻す
し用に略四角形状で平らに成形したすし飯をコンベヤに
順次連続して供給する。
【0016】請求項6記載の巻すし製造システムでは、
請求項1ないし5いずれか記載の巻すし用すし飯供給装
置と、のり付のすし飯を具とともに巻くすし巻装置を備
えることにより、一連の製造工程を経て、巻すしを製造
する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の巻すし用すし飯供給装置およ
び巻すし製造システムの一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
【0018】図1および図2は巻すし用すし飯供給装置
の側面図および正面図を示し、すし飯供給部1、コンベ
ヤ2、のり供給手段3、押えローラ4、反転部5、コン
ベヤ6から構成される。
【0019】すし飯供給部1は、本体部11が基台12上に
配置され、本体部11の上面にすし飯が投入されるホッパ
13が形成され、内部にはすし飯をほぐしながら1本の巻
すし用に略四角形状で平らに成形する図示しないほぐし
機構および成形機構が配設され、下部には成形されたす
し飯を図示しない正面開口から前方へ搬出するベルトコ
ンベヤ14が配設されている。なお、ベルトコンベヤ14の
ベルトには、すし飯が付着しない材質が選択されたり、
ベルトの表面に油などのコーティングが施されたものが
用いられる。
【0020】コンベヤ2は、ベルトコンベヤからなり、
両側のフレーム21の各端部間にローラ22がそれぞれ回転
自在に軸支され、両ローラ22間に平ベルトからなるベル
ト23が張設され、図示しないモータを有する駆動機構に
よってベルト上面が搬送方向Aへ移動するように回動さ
れる。ベルト23には、すし飯が付着しない材質が選択さ
れたり、ベルト表面に油などのコーティングが施された
ものが用いられる。また、ベルト23の上面部分の下側に
はベルト23の下面を支える図示しないガイド板が配設さ
れている。
【0021】コンベヤ2の各フレーム21の両端近傍には
脚体24がそれぞれ取り付けられ、コンベヤ2の上流端が
ベルトコンベヤ14の端部に臨む高さ位置に、コンベヤ2
の下流端が上流端より高い位置にそれぞれ位置されてい
る。したがって、コンベヤ2は、下流端側が上昇傾斜す
る状態に支持されている。
【0022】のり供給手段3は、図3および図4に示す
ように、フレーム31、ホッパ32、上下方向駆動手段とし
ての上下方向用エアシリンダ33、搬送方向駆動手段とし
ての搬送方向用エアシリンダ34を備えている。
【0023】フレーム31は、一対の側枠部35およびこの
一対の側枠部35の上端間を連結する上枠部36を備え、両
側枠部35の下端がコンベヤ2のフレーム21に取り付けら
れ、コンベヤ2の上面に対して垂直(図1に示す)に立
設されている。
【0024】フレーム31の上枠部36の下面には断面略L
字状の一対の支持片37が取り付けられ、この一対の支持
片37に対して上下方向用エアシリンダ33のシリンダ本体
33aの上部が支軸としてのボルト38にて回動自在に軸支
され、シリンダ本体33a の下部から突出するロッド33b
の下端にホッパ32が連結されている。したがって、ボル
ト38を支点として上下方向用エアシリンダ33およびホッ
パ32が前後方向すなわち搬送方向Aに揺動可能に支持さ
れている。
【0025】フレーム31の両側枠部35の中間部には横継
ぎ板39が取り付けられ、この横継ぎ板39の略中央後面に
略L字状の取付金具40を介して搬送方向用エアシリンダ
34のシリンダ本体34a が取り付けられ、このシリンダ本
体34a の前面から突出するロッド34b の先端が上下方向
用エアシリンダ33のシリンダ本体33a の下端近傍後面に
連結されている。横継ぎ板39の両端近傍にはホッパ32の
後方への揺動を規制するストッパ41が取り付けられ、こ
のストッパ41にホッパ32が当接した状態で上下方向用エ
アシリンダ33およびホッパ32の中心線がフレーム31と略
平行になる。
【0026】ホッパ32は、上下面を開口した四角形枠状
に形成され、内部に1本の巻すし用の寸法に1枚ずつカ
ットされたのりを水平状態で上下方向に複数積層収納す
るのり収納部42が形成されている。
【0027】ホッパ32の四方の側面には下縁に連通する
一対のスリット43によって可動板部44がそれぞれ形成さ
れ、この各可動板部44の外面に爪板45がそれぞれ取り付
けられ、各爪板45の下部にはのり収納部42の下面に突出
してのりの縁部を係止する爪部46が形成されている。
【0028】ホッパ32の一方の側面および後面の下部に
は、可動板部44の外面より離れるようにスペーサ47を介
して支持板48が取り付けられ、この支持板48には可動板
部44の位置に対応して調整ねじ49が螺着されている。そ
して、調整ねじ49をホッパ内方へねじ込み移動させるこ
とによって可動板部44を内方へ弾性的に移動させ、ま
た、調整ねじ49を外方へ移動させることによって可動板
部44が外方へ弾性的に復帰移動する。したがって、調整
ねじ49によって可動板部44を移動させることにより、ホ
ッパ32の四方の側面に取り付けられた爪板45のうち対向
する爪部46の間隔を、のりの寸法に合わせて調整でき
る。
【0029】ホッパ32の両側部には、略コ字状のアーム
50の両端が支軸としてのボルト51によって回動自在に軸
支されている。アーム50の上部には上下方向用エアシリ
ンダ33のロッド33b の下端が連結されている。また、ホ
ッパ32の一方の側面にはアーム50の両側位置に一対のス
トッパ52がそれぞれ取り付けられ、この一対のストッパ
52によってアーム50に対するホッパ32の回動角度の範囲
が規制される。
【0030】なお、ホッパ32の内側には、のりの浮き上
がりを押えて下方へ押し付ける図示しない落し蓋が上下
動可能かつ着脱可能に配置される。
【0031】また、のり供給手段3の搬送方向Aの直前
位置には、コンベヤ2で搬送されるすし飯を検知するす
し飯検知手段55が配設されている。このすし飯検知手段
55は、コンベヤ2の一方のフレーム21に取り付けられた
略Jの字状に形成された導管56を有し、この導管56の先
端はコンベヤ2の上方に突出して垂直に対向配置され、
その導管56の先端に投光器と受光器とからなる反射式光
センサからなるセンサ57が取り付けられている。このセ
ンサ57に接続される配線は導管56内を通される。
【0032】押えローラ4は、取付部材61によってコン
ベヤ2の搬送方向Aと直交する方向に沿って架設された
支軸62により、コンベヤ2の上面から一定の高さ位置に
回転自在に支持されている。取付部材61はコンベヤ2の
両フレーム21に取り付けられ、その取付部材61の上端に
支軸62が支持されている。
【0033】反転部5は、コンベヤ2の搬出端部とコン
ベヤ6の上面との間に形成され、コンベヤ2の端部から
搬出されるすし飯がそののり貼付面が下面となるように
上下面を反転させながら落下し、そのすし飯をその上下
面が反転した状態にコンベヤ6の上面すなわち受取部6a
に受け取る。なお、コンベヤ2の搬出端部とコンベヤ6
の上面との距離はのりの搬送方向Aの長さより少し長い
距離に設定される。
【0034】コンベヤ6は、ベルトコンベヤからなり、
コンベヤ2と同様に、両側のフレーム71の各端部間にロ
ーラ72がそれぞれ回転自在に軸支され、両ローラ72間に
平ベルトからなるベルト73が張設され、図示しないモー
タを有する駆動機構によってベルト上面が搬送方向Aへ
移動するように回動される。ベルト73には、すし飯が付
着しない材質が選択されたり、ベルト表面に油などのコ
ーティングが施されたものが用いられる。また、ベルト
73の上面部分の下側にはベルト73の下面を支える図示し
ないガイド板が配設されている。さらに、フレーム71に
は脚体74が取り付けられている。
【0035】また、巻すし用すし飯供給装置は図示しな
い制御部を有し、この制御部によって、すし飯供給部1
およびのり供給手段3の一連の動作が制御される。
【0036】また、巻すし用すし飯供給装置のコンベヤ
6の下流に、のり付のすし飯上に具を載せる具載せ部
(手動または自動)、のり付のすし飯を具とともに巻く
すし巻装置を接続することにより、巻すしを製造する一
連の製造システムが構成される。
【0037】次に、本実施例の作用を説明する。
【0038】すし飯をすし飯供給部1のホッパ13に投入
し、のりをのり供給手段3のホッパ32内に補給する。
【0039】そして、図示しない操作部のスタートスイ
ッチを操作することにより、制御部の制御によって、コ
ンベヤ2,6が作動されてベルト23,73が回動され、す
し飯供給部1によるすし飯の成形供給が開始される。
【0040】すし飯供給部1では、投入されたすし飯を
ほぐしながら1本の巻すし用に略四角形状で平らに成形
してベルトコンベヤ14上に送り出し、このベルトコンベ
ヤ14の作動によって成形されたすし飯をベルトコンベヤ
14の最前端まで移動させる。このとき、制御部からすし
飯供給信号が入力されていれば、ベルトコンベヤ14の作
動を継続させてすし飯をコンベヤ2上に供給し、また、
すし飯供給信号が入力されていなければ、ベルトコンベ
ヤ14を一時停止させて供給に待機する。そして、制御部
の制御により、すし飯供給部1からコンベヤ2へのすし
飯の供給は間欠的に制御され、コンベヤ2上で前後する
すし飯の間隔があけられる。
【0041】なお、ベルトコンベヤ14とコンベヤ2との
搬送速度は同一に設定され、すし飯が途中で分離するこ
となく、ベルトコンベヤ14からコンベヤ2上に供給され
る。
【0042】そして、図5(a) に示すように、のり供給
手段3が待機位置にあるとき、すし飯Sがコンベヤ2上
を搬送されていくと、センサ57によってすし飯有りが検
知され、すし飯Sがセンサ57の位置を通過する際にすし
飯無しが検知される。
【0043】そして、センサ57による検知がすし飯有り
からすし飯無しに切り替わってから所定時間後に、すし
飯Sはのり供給手段3のホッパ32の下方へ到達する。そ
のタイミングに合わせて、すなわち、センサ57がすし飯
無しに切り替わってから所定時間後に、図5(b) に示す
ように、上下方向用エアシリンダ33が作動されて、ホッ
パ32が下降する。これにより、ホッパ32の下面開口に臨
む最下位ののりNがすし飯Sの上面に押し付けられ、す
し飯Sの粘性にてのりNがすし飯Sの上面に貼り付けら
れる。
【0044】このホッパ32の下降に対応して、図5(c)
に示すように、搬送方向用エアシリンダ34が作動され
て、上下方向用エアシリンダ33の下部側が搬送方向Aへ
揺動される。これにより、コンベヤ2によって搬送方向
Aへ移動しているすし飯Sと一緒にホッパ32が移動さ
れ、すし飯SとのりNとの位置がずれることなく押付状
態が保たれる。
【0045】上下方向用エアシリンダ33または搬送方向
用エアシリンダ34の作動から所定時間後に、図5(d) に
示すように、上下方向用エアシリンダ33の作動にてホッ
パ32が上昇され、かつ、その上下方向用エアシリンダ33
の作動から少し送れたタイミングで、搬送方向用エアシ
リンダ34の作動にて上下方向用エアシリンダ33の下部が
搬送方向Aと反対方向へ揺動される。これにより、のり
供給手段3は待機位置に復帰され、続けて搬送されてく
るすし飯Sへののり供給動作に待機する。
【0046】そして、ホッパ32が上昇されるとき、爪部
46でのりNの縁部を係止している係止力よりものりNと
すし飯Sとの貼付力が強いため、1枚ののりNがホッパ
32から引き出され、すし飯Sの上面にのりNが貼り付け
られた状態でコンベヤ2の下流へ搬送される。
【0047】そして、のりNが上面に貼り付けられたす
し飯Sがコンベヤ2で搬送されていくと、図6に示すよ
うに、押えローラ4の下側を通過し、その際、軽く押し
付けられて、のりNの浮き上がった部分がすし飯Sに押
し付けられる。
【0048】続いて、すし飯Sがコンベヤ2の端部すな
わち反転部5に到達すると、図7に示すように、コンベ
ヤ2の端部から飛び出していくすし飯Sの先端側から下
降していき、コンベヤ2の端部から垂れ下がる状態とな
る。このとき、コンベヤ2の端部に沿ってすし飯Sを内
側として丸まろうとするが、すし飯Sの上面に貼り付け
られているのりNの張力によって丸まるのが規制され
る。
【0049】そして、図7の状態のすし飯Sの後端部が
コンベヤ2の端部から送り出されたとき、のりNの張力
によってコンベヤ2の端部に沿って丸まろうとしている
すし飯Sの後端部が搬送方向Aへ振られるように反動作
用が生じ、のりNが下面となるようにすし飯Sの上下面
が反転しながら落下する。
【0050】さらに、図8に示すように、落下するすし
飯Sがその上下面が反転した状態のときにコンベヤ6の
上面すなわち受取部6aに受け取られ、のりNの上面にす
し飯Sが盛られた状態でコンベヤ6によって下流へ搬送
される。
【0051】したがって、本実施例の巻すし用すし飯供
給装置によれば、すし飯Sの上面にのりNを貼り付けた
後、のり貼付面が下面となるようにすし飯Sの上下面を
反転させるという方法を採用することにより、1枚のの
りNの上面にすし飯Sが盛られた状態での供給を連続的
かつ高速で行なえ、巻すしの大量生産に対応できる。
【0052】また、コンベヤ6の下流においては、具載
せ部にてすし飯S上に具を人手作業あるいは機械による
自動作業で載せ、すし巻装置にてすし飯Sを具とともに
巻くことにより、巻すしが製造される。
【0053】なお、反転部5には、実施例のようにすし
飯Sの落下による反転作用を利用すれば特別な機構など
が必要ないが、反転機構を用いてもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の巻すし用すし飯供給装置
によれば、すし飯の上面にのりを貼り付けた後、のり貼
付面が下面となるようにすし飯の上下面を反転させるこ
とにより、1枚ののりの上面にすし飯が盛られた状態で
の供給を連続的に行なえ、大量生産に対応できる。
【0055】請求項2記載の巻すし用すし飯供給装置に
よれば、請求項1記載の巻すし用すし飯供給装置の効果
に加えて、コンベヤの端部から上下面が反転しながら落
下するすし飯をその上下面が反転した状態で受取部に受
け取るため、反転部に特別な機構を用いることなく、構
造を簡単にできる。
【0056】請求項3記載の巻すし用すし飯供給装置に
よれば、請求項1または2記載の巻すし用すし飯供給装
置の効果に加えて、ホッパを下降させてのりをすし飯の
上面に貼り付ける際に、コンベヤで搬送されるすし飯の
移動に合わせて、ホッパをコンベヤの搬送方向に移動さ
せるため、すし飯とのりとの位置ずれを防止できる。
【0057】請求項4記載の巻すし用すし飯供給装置に
よれば、請求項1ないし3いずれか記載の巻すし用すし
飯供給装置の効果に加えて、押えローラによりのりの浮
き上がり部分をすし飯に貼り付け、のりとすし飯との密
着性を高められる。
【0058】請求項5記載の巻すし用すし飯供給装置に
よれば、請求項1ないし4いずれか記載の巻すし用すし
飯供給装置の効果に加えて、すし飯供給部から1本の巻
すし用に略四角形状で平らに成形したすし飯をコンベヤ
に順次連続して送り、1枚ののりの上面にすし飯が盛ら
れた状態での供給を連続的に行なえる。
【0059】請求項6記載の巻すし製造システムによれ
ば、請求項1ないし5いずれか記載の巻すし用すし飯供
給装置と、のり付のすし飯を具とともに巻くすし巻装置
とを備えることにより、一連の製造工程を経て、巻すし
を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻すし用すし飯供給装置の一実施例を
示す一部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上実施例の一部を切り欠いた正面図である。
【図3】同上実施例ののり供給手段の側面図である。
【図4】同上実施例ののり供給手段の正面図である。
【図5】同上実施例ののり供給手段によるのり供給動作
を(a) 〜(d) の順に説明する説明図である。
【図6】同上実施例の反転部によるすし飯の上下面の反
転動作を説明する斜視図である。
【図7】同上実施例の図6に続けてすし飯の上下面の反
転動作を説明する斜視図である。
【図8】同上実施例の図7に続けてすし飯の上下面の反
転動作を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 すし飯供給部 2 コンベヤ 3 のり供給手段 4 押えローラ 5 反転部 6a 受取部 32 ホッパ 33 上下方向駆動手段としての上下方向用エアシリン
ダ 34 搬送方向駆動手段としての搬送方向用エアシリン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の巻すし用に略四角形状で平らに成
    形されたすし飯を搬送するコンベヤと、 このコンベヤで搬送されるすし飯の上面にのりを1枚ず
    つ貼り付けるのり供給手段と、 前記コンベヤから搬出されるすし飯の上下面を反転さ
    せ、すし飯ののり貼付面を下面にする反転部とを具備し
    ていることを特徴とする巻すし用すし飯供給装置。
  2. 【請求項2】 反転部は、コンベヤの搬出端部の下方
    に、このコンベヤの端部から上下面が反転しながら落下
    するすし飯をその上下面が反転した状態に受け取る受取
    部を有することを特徴とする請求項1記載の巻すし用す
    し飯供給装置。
  3. 【請求項3】 のり供給手段は、 複数枚ののりを上下方向に積層収納するとともに下面開
    口を通じて最下位ののりをすし飯の上面に貼り付けて1
    枚ずつ送出可能とするホッパと、 このホッパをコンベヤの上面に対して上下動させる上下
    方向駆動手段と、 前記ホッパをコンベヤの搬送方向に移動させる搬送方向
    駆動手段とを具備していることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の巻すし用すし飯供給装置。
  4. 【請求項4】 コンベヤののり供給手段より下流位置の
    上方に、のりをすし飯に押し付ける押えローラを備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の巻す
    し用すし飯供給装置。
  5. 【請求項5】 すし飯を1本の巻すし用に略四角形状で
    平らに成形してコンベヤに順次連続して供給するすし飯
    供給部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4いず
    れか記載の巻すし用すし飯供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の巻すし
    用すし飯供給装置と、 この巻すし用すし飯供給装置から供給されるのり付のす
    し飯を具とともに巻くすし巻装置とを具備していること
    を特徴とする巻すし製造システム。
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