JP2773608B2 - 搬送ラインにおける箱の蓋閉め方法及びその装置 - Google Patents

搬送ラインにおける箱の蓋閉め方法及びその装置

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JP2773608B2
JP2773608B2 JP5274297A JP27429793A JP2773608B2 JP 2773608 B2 JP2773608 B2 JP 2773608B2 JP 5274297 A JP5274297 A JP 5274297A JP 27429793 A JP27429793 A JP 27429793A JP 2773608 B2 JP2773608 B2 JP 2773608B2
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supply conveyor
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仁 長岡
正彦 佐藤
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送ラインで、上側に
開口部を形成した箱本体に蓋を被せる箱の蓋閉め方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で箱の中に食品等の物品を収
納する際、その搬送ライン上で、開口部を形成した箱本
体内に物品を収納した後、箱本体に蓋を閉める作業が行
なわれる。
【0003】かかる蓋閉め作業は、搬送ライン上で大量
に且つ速い時間で行なうことが要求されているが、搬送
ライン上を連続的に流れる箱本体に、作業者の手作業操
作により蓋を閉めていた。
【0004】また、搬送ライン上で箱本体をその開口部
を上に向けて連続的に流し、この箱本体の上方から蓋を
自動的に降下させ、箱本体に蓋を閉めることにも可能
で、例えば、特開平3−29706号公報には、箱本体
の上面に平板状の蓋を被せる自動供給搬送装置が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、搬送ライン
上で、上端開口を有する箱本体の側面部の周りに蓋の立
上げ部を重ねて蓋を閉める構造では、水平移送される箱
本体に蓋を自動的に閉めようとしても、蓋,箱本体が移
送されているという条件から、また、箱本体と蓋の位置
決め等が困難で、自動的かつ大量に処理し難く、一般に
は、搬送ラインの搬送速度を落として手作業操作が行な
われていた。
【0006】また、箱本体,蓋の搬送手段としてマニュ
ピレータ等の自動化装置を設置することも考えられる
が、かかる自動化装置では、箱本体,蓋を掴持する保持
手段と、保持手段から箱本体,蓋を離す手段と、保持手
段を復元するという手段を必要とし、自動化装置の構造
が複雑になり、その制御も複雑であるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、搬送ラインで、上端開口
を有する箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部を重ね
て、水平移送される箱本体に蓋を閉める際、簡単な構造
で、自動的かつ大量に処理することができる搬送ライン
における箱の蓋閉め方法及びその装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上端開口を有する箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部
を重ねて、箱本体に蓋を閉める搬送ラインにおける箱の
蓋閉め方法において、蓋を、蓋渡し部材に蓋の後端を乗
せて、その下端開口を下方に向けてかつ前端側を後端側
より低くして蓋の下端開口の両側部分を左右一対の蓋受
けガイド板で受けることにより搬送ラインの搬送方向に
傾斜状態で、該搬送方向に直角な方向に水平状態で待機
させる蓋待機工程と、箱本体を、その上端開口を上方に
向けた状態で前方へ搬送ラインに沿って移送する箱本体
供給工程と、移送される箱本体の上端開口の前端を、傾
斜状態で待機している蓋の下端開口の前端内側に押し当
てて蓋を箱本体の移送方向に連動させながら、蓋の下端
開口の両側部分を、その前側から左右一対の蓋受けガイ
ド板により支持することにより一定量だけ蓋を箱本体に
被せる蓋乗せ工程と、蓋の下端開口の両側部分を、箱本
体の側面部で蓋受けガイド板を水平方向で回動させるこ
とにより左右一対の蓋受けガイド板による支持から解放
して蓋を箱本体に全量被せる組付工程とを備えているこ
とを特徴とする。
【0009】
【0010】請求項2記載の発明は、上端開口を有する
箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部を重ねて、箱本体
に蓋を閉める搬送ラインにおける箱の蓋閉め装置におい
て、蓋を、その下端開口を下方に向けた状態で搬送ライ
ンに沿って移送する蓋供給コンベヤと、蓋供給コンベヤ
の前端に、その前方に突き出して固設された蓋渡し部材
と、蓋供給コンベヤの下段に位置して箱本体をその上端
開口を上方に向けた状態で搬送ラインに沿って移送させ
る箱本体供給コンベヤと、蓋供給コンベヤの前方におい
てそれよりも低い位置でかつ箱本体供給コンベヤで移送
される箱本体の上端開口の高さ位置より所定量低い位置
に位置させて配設され、少なくとも1つは水平方向で回
動自在に構成されるとともに、前記蓋渡し部材に蓋の後
端が乗せられて蓋の下端開口の両側部分のみを支持する
ことにより、蓋を搬送ラインの搬送方向に傾斜状態で、
該搬送方向に直角な方向に水平状態で待機させる左右
対の蓋受けガイド板とを備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の搬送ラインにお
ける箱の蓋閉め装置において、蓋渡し部材の外側面に
は、蓋を幅方向に拡げる第1蓋拡げプッシャが設けられ
ていることを特徴とする。 請求項4記載の発明は、上端
開口を有する箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部を重
ねて、箱本体に蓋を閉める搬送ラインにおける箱の蓋閉
め装置において、蓋を、その下端開口を下方に向けた状
態で搬送ラインに沿って移送する蓋供給コンベヤと、蓋
供給コンベヤの左右両側に沿って配置されてなり、少な
くとも一方が蓋供給コンベヤの搬送方向に対して直角に
移動・調整自在に構成され、蓋の左右両側の立上げ部を
案内する左右一対の蓋ガイドと、蓋供給コンベヤの前端
にその前方に突き出して設けられ、少なくとも一方が蓋
供給コンベヤの搬送方向に対して直角に移動・調整自在
に設けられている左右一対の蓋渡し部材と、蓋供給コン
ベヤの下段に位置して箱本体をその上端開口を上方に向
けた状態で搬送ラインに沿って移送させる箱本体供給コ
ンベヤと、箱本体供給コンベヤの左右両側に沿って配置
されてなり、少なくとも一方が箱本体供給コンベヤの搬
送方向に対して直角に移動・調整自在に構成され、箱本
体の両側面部を案内する左右一対のガイド部材と、蓋供
給コンベヤの前方においてそれよりも低い位置でかつ箱
本体供給 コンベヤで移送される箱本体の上端開口の高さ
位置より所定量低い位置に位置させて配設され、前記蓋
渡し部材に蓋の後端が乗せられて蓋の下端開口の両側部
分のみを支持することにより、蓋を搬送ラインの搬送方
向に傾斜状態で待機させる左右一対の蓋受けガイド板と
を備えていることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明においては、上端開口を有
する箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部を重ねて、水
平移送される箱本体に蓋が以下のように閉められる。
【0012】先ず、蓋待機工程において、蓋が、蓋渡し
部材に蓋の後端が乗せられて、その下端開口が下方に向
けてかつ前端側が後端側より低くされて、蓋の下端開口
の両側部分を左右一対の蓋受けガイド板で受けることに
より搬送ラインの搬送方向に傾斜状態で、該搬送方向に
直角な方向に水平状態で待機している。一方、箱本体供
給工程において、箱本体を、その上端開口を上方に向け
た状態で前方へ移送される。
【0013】次に、蓋乗せ工程において、水平移送され
る箱本体の上端開口の前端が、傾斜状態で待機している
蓋の下端開口の前端内側に押し当てて蓋を箱本体の移送
方向に連動させる。この際、蓋の下端開口の両側部分
が、箱本体供給ラインの両側の左右一対の蓋受けガイド
板の上に前端側から乗せられて行ってもそれに支持され
ることにより、箱本体に蓋が一定量だけ被せられた状態
となる。
【0014】蓋乗せ工程から組付工程に進むと、箱本体
の側面部で蓋受けガイド板を水平方向で回動させること
により、蓋の下端開口の両側部分が、左右一対の蓋受け
ガイド板による支持から解放され、蓋が箱本体に全量被
せられ、箱の蓋閉めが完了する。
【0015】
【0016】請求項記載の発明においては、上端開口
を有する箱本体の側面部の周りに蓋の立上げ部を重ね
て、水平移送される箱本体に蓋が以下のように閉められ
る。先ず、蓋供給コンベヤに蓋が供給され、この蓋は、
その下端開口を下方に向けた状態で搬送ラインに沿って
移送される。
【0017】蓋の前端が、蓋渡し部材を通過すると、蓋
の前端が蓋渡し部材から一対の蓋受けガイド板の上に落
ちる。蓋は、その前端を一対の蓋受けガイド板に支持さ
れた状態で、下端開口が下方に向き、前端側が後端側よ
り低くした傾斜状態で待機している。
【0018】一方、箱本体供給コンベヤにより、箱本体
は、その上端開口を上方に向けた状態で搬送ラインに沿
って移送される。次に、水平移送される箱本体の上端開
口の前端を、傾斜状態で待機している蓋の下端開口の前
端内側に押し当てながら移送方向に連動することによ
り、蓋の後端が落ち、蓋の下端開口の両側部分が蓋受け
ガイド板の上に乗せられ、蓋が箱本体に一定量だけ被せ
られる。そして、左右一対の蓋受けガイド板の一方が水
平に回動自在になっているので、それが箱本体の側面部
に接触し、箱本体との間に隙間を作らず、蓋の立上げ部
の両側部分の落下を防止して、蓋を箱本体に所定の深さ
に被せることができる。
【0019】そして、さらに、蓋の下端開口の両側部分
を、蓋受けガイド板に乗せながら、蓋が箱本体とともに
搬送方向に沿って移送されて、蓋受けガイド板を通過す
ると、それによる支持から解放されるので、蓋は自重に
より降下して箱本体に全量が被せられる。請求項3記載
の発明においては、蓋渡し部材の外側面には、蓋を幅方
向に拡げる第1蓋拡げプッシャが設けられているので、
蓋は、その立上げ部が幅方向に拡がり、箱本体と組み付
け易い状態(即ち、確実に箱本体に蓋の内側に入る状
態)に一時的に弾性変形される。 請求項4記載の発明に
おいては、請求項2記載の発明の作用に加えて次の作用
が生じる。 蓋ガイドの間隔が調整され、この蓋ガイドに
より、搬送される蓋は、その左右方向の位置が決められ
る。 また、左右一対のガイド部材により箱本体の幅寸法
に合わせてその位置が調整される。
【0020】
【実施例】以下、図1ないし図10により本発明の実施
例について説明する。図1,図2は本発明の実施例に係
わる箱の蓋閉め方法に使用される搬送ライン1の全体を
示し、この搬送ライン1は、蓋2(図11に図示)を、
図示しない物品を収容した箱本体3(図12に図示)に
被せることにより、箱4(図13に図示)を組み立てる
ものである。上記の箱4は、上端開口3Aを形成した箱
本体3の側面部3Bの外側に蓋2の立上げ部2Aを重ね
ることにより、蓋2を箱本体3に被せて構成されてい
る。
【0021】上記の搬送ライン1には、箱本体供給コン
ベヤ5を有する箱本体供給ラインP1と、箱本体供給コ
ンベヤ5の上段に位置する蓋供給コンベヤ6を有する蓋
供給ラインP2と、箱本体供給コンベヤ5の延長上に位
置する合流コンベヤ7を有する合流ラインP3とが配置
されている。
【0022】図3,図6に示すように、上記の箱本体供
給コンベヤ5は、第1駆動ローラ5Aと、第1従動ロー
ラ5Bと、第1駆動ローラ5Aと第1従動ローラ5Bの
間に掛け渡された一対の第1ベルト5Cとから構成さ
れ、図示しない設置面に固設された2本の支柱8,8の
上端に設けた逆門型形状の支持部材9に支持された下部
フレーム10に取り付けられている。
【0023】図6に示すように、支持部材9,9の一側
には、箱本体3の側面部3Bの一側を案内する第1ガイ
ド部材11が取り付けられ、支持部材9の他側には、箱
本体3の側面部3Bの他側を案内する第2ガイド部材1
2が配置され、第2ガイド部材12は搬送方向に対して
直角に移動・停止自在となっており、箱本体3の幅寸法
に合わせてその位置が調整される。
【0024】また、図3,図4に示すように、上記の蓋
供給コンベヤ6は、第2駆動ローラ6Aと、第2従動ロ
ーラ6Bと、第2駆動ローラ6Aと第2従動ローラ6B
の間に掛け渡された一対の第2ベルト6Cとから構成さ
れ、図示しない設置面に固設された2本の門型支柱1
3,13に固定して取り付けられた上部フレーム14に
取り付けられている。上部フレーム14は一対の縦部材
とこれらを結合する複数の横材とから梯子形状に構成さ
れている。
【0025】2本の門型支柱13,13を連結する連結
部材15の端部には、モータ16が装着され、このモー
タ16の出力軸17はカップリング18を介して第2駆
動ローラ6Aの軸部6Dに連結している。
【0026】上部フレーム14の両側には、それぞれ蓋
ガイド19,20が搬送方向に沿って配置されている。
一方、蓋供給コンベヤ6の搬送方向下流側に向かって左
側の蓋ガイド19は、上部フレーム14を左右に貫通し
てそれに固定した一対のシャフト21,22の左端21
A,22Aに固定され、他方の蓋ガイド20は一対のシ
ャフト21,22の右端21B,22Bの側に左右方向
に支持されている。一対のシャフト21,22の右端2
1B,22Bは、連結板23で相互に一体に連結されて
いる。
【0027】連結板23と上部フレーム14の右側面1
4Aとにより螺子部材24が回転自在に支持され、螺子
部材24に螺合する螺子ナット25は、右側の蓋ガイド
20に取り付けられている。螺子部材24の外端24A
には、ハンドル26が固定され、このハンドル26を廻
すことにより、右側の蓋ガイド20が蓋2の幅寸法に合
わせて搬送方向に直角に移動調整されるようになってい
る。
【0028】そして、上部フレーム14の先端を構成す
る横部材14Bの左側部分には、第1蓋渡し部材27が
固定して取り付けられている。横部材14Bの右側部分
には、第2蓋渡し部材28が左右方向に移動・固定自在
に設けられ、蓋2の幅寸法に対応して第1蓋渡し部材2
7と第2蓋渡し部材28との間隔を調整できるようにな
っている。
【0029】第1蓋渡し部材27の外側面には、第1シ
リンダ29が固定して取り付けられ、この第1シリンダ
29には、第1蓋拡げプッシャ30が設けられている。
第2蓋渡し部材28の外側面には、第2シリンダ31が
固定して取り付けられ、この第2シリンダ31には、第
2蓋拡げプッシャ32が設けられている。
【0030】第1蓋渡し部材27,第2蓋渡し部材28
の先端には、蓋2の下端開口2Bの前端2C及び後端2
を案内する傾斜したガイド面27A,28Aがそれぞ
れ形成されている。
【0031】また、第1蓋渡し部材27には、反射型光
電スイッチからなる蓋検出センサ33が装着されてい
る。この蓋検出センサ33により蓋の進行位置を無接触
で検出することができ、また、蓋2の表面に傷を付ける
ことを防止し、蓋2になんら力を作用させず、後述のよ
うに、蓋2の待機状態の位置決めを確保している。
【0032】そして、図3,図5,図6に示すように、
上記の箱本体供給コンベヤ5では、下部フレーム10の
上端に第1レール部材34が、また、下部フレーム10
の上端に前後方向に移動調整可能に固定したブラケット
10Aに第2レール部材35がそれぞれ取り付けられて
いる。第1レール部材34には、蓋2の立上げ部2Aの
下端を乗せる帯状の第1蓋受けガイド板36が、前記第
1ガイド部材11を搬送方向下流側へ延長して設けられ
ている。第1蓋受けガイド板36の位置は箱本体3の側
面部3Bの左側部分の外側となっている。第1蓋受けガ
イド板36は、蓋供給コンベヤ6の下面よりも低い高さ
で且つ後述の蓋待機工程P4で蓋2の下端開口2Bの前
端2Cを受ける点Xを、第1蓋渡し部材27,第2蓋渡
し部材28の各先端27B,28Bよりも前方に位置さ
せて配設され、蓋2の下端開口2Bの左側部分のみを支
持する所定の長さを有している。
【0033】第2レール部材35には、蓋2の立上げ部
2Aの下端開口2Bを乗せる第2蓋受けガイド板37が
設けられている。第2蓋受けガイド板37に隣接して第
3蓋受けガイド板38が設けられている。第2蓋受けガ
イド板37と第3蓋受けガイド板38の上面は第1蓋受
けガイド板36の上面と同じ高さになっている。また、
第2蓋受けガイド板37は、側面視では、第1蓋渡し部
材27,第2蓋渡し部材28と一部重複した位置にある
が、第2蓋受けガイド板37は、蓋供給コンベヤ6の下
面よりも低い高さで且つ後述の蓋待機工程P4で蓋2の
下端開口2Bの前端2Cを受ける点Xを、第1蓋渡し部
材27,第2蓋渡し部材28の各先端27B,28Bよ
りも前方に位置させて配設され、蓋2の下端開口2Bの
右側部分のみを支持する所定の長さを有している。
【0034】第2蓋受けガイド板37,第3蓋受けガイ
ド板38は、それらの基端37A,38Aが第2レール
部材35に固定した軸受部材37C,38Cに軸37
D,38Dを介して水平面内で回動自在に支持されてお
り、それらの先端37B,38Bが常時搬送方向の内側
に回動するように付勢されている。従って、箱本体3が
通過しない時には図5に示すように搬送方向に対して第
2蓋受けガイド板37,第3蓋受けガイド板38は所定
の角度θを成しており、箱本体3が通過した時は、箱本
体3の側面部3Bの右側上方部分に接触して箱本体3を
案内移動させるようになっている。
【0035】また、第2蓋受けガイド板37及び第3蓋
受けガイド板38の長さ寸法は、箱本体3の長さと同程
度になっており、第3蓋受けガイド板38の回動中心で
ある基端38Aは、第2蓋受けガイド板37の基端37
Aと先端37Bの間に位置し、第2蓋受けガイド板37
の一部と第3蓋受けガイド板38は平面的に重なってい
るが、第2蓋受けガイド板37に段差を形成することに
より、第2蓋受けガイド板37は回動時に、第3蓋受け
ガイド板38に干渉することを防止されている。第3蓋
受けガイド板38の先端38Bと、第1蓋受けガイド板
36の先端36Bは、搬送方向では同じ位置となってい
る。
【0036】なお、箱本体3を連続して移送する際、そ
れらの相互間にある間隔をあけるがその間隔を短くする
(同じコンベヤ速度で処理量を上げる)ために、上記第
2,第3蓋受けガイド板37,38の長さ寸法は箱本体
3の長さよりも適宜小さい値に規定することができる。
【0037】さらに、図10に示すように、各蓋受けガ
イド板36,37,38の上面の高さ位置は、箱本体3
の上端開口3Aの高さ位置より所定の距離h(例えば約
10mm)低くなる位置に調整されている。これによ
り、後述の蓋乗せ工程P5において、傾斜して待機して
いる蓋2の立上げ部2Aの後端2Dが第1蓋渡し部材2
7,第2蓋渡し部材28から回動して落ちる時、蓋2の
立上げ部2Aの後端2Dが、箱本体3の上端開口3Aに
乗り上げることが防止されている。
【0038】そして、図4において、39はシーケンス
制御部を内蔵したプログラマブルコントローラからなる
制御装置で、その入力側は蓋検出センサ33に接続さ
れ、その出力側はモータ16,第1シリンダ29,第2
シリンダ31を動作させる電磁弁(図示せず)に接続さ
れており、蓋検出センサ33からの位置検出信号により
モータ16の駆動停止をし同時に電磁弁を開閉し、第1
シリンダ29,第2シリンダ31のロッドを駆動するよ
うになっている。
【0039】また、下部フレーム10には、透過型光電
スイッチからなる箱本体検出センサ40が箱本体供給コ
ンベヤ5における停止位置に装着され、この箱本体検出
センサ40は、箱本体3を検出することにより、箱本体
供給コンベヤ5の駆動モータを止め、第1駆動ローラ5
Aを停止させるようになっている。
【0040】また、箱本体3が停止位置に送られてくる
より先に蓋2が傾斜状態で、かつ、第1シリンダ29,
第2シリンダ31のロッドが出て、蓋2が広げられて待
機している状態であれば、箱本体3を停止位置で止める
ことなくそのまま移送するようにできる。
【0041】箱本体3の上端開口3Aの前端を、蓋2の
下端開口2Bの前端内側に押し当て連動すると蓋2の内
側が蓋検出センサ33より離れていくため検出しなくな
り、検出信号が出なくなる。その信号が出ない時は電磁
弁は閉じ、第1シリンダ29,第2シリンダ31のロッ
ドは戻る。
【0042】蓋検出センサ33は、その検出可能距離が
約10cm以下で調整可能となっていると共に、蓋2の
前端2Cと後端2Dを検知するが、制御装置39を動作
させるプログラム上で、偶数番目の入力信号は無視する
ようになっている。
【0043】次に、本実施例の工程を説明する。本実施
例においては、搬送ライン1で、上端開口3Aを有する
箱本体3の側面部3Bの周りに蓋2の立上げ部2Aを重
ねて、水平移送される箱本体3に蓋2を被せて閉められ
る。
【0044】上記の搬送ライン1においては、箱本体供
給ラインP1の箱本体供給コンベヤ5により箱本体3を
その上端開口3Aを上方に向けた状態で水平移送する箱
本体供給工程と、箱本体供給コンベヤ5の上段に位置す
る蓋供給ラインP2の蓋供給コンベヤ6により蓋2をそ
の下端開口2Bを下方に向けた状態で水平移送する蓋供
給工程と、蓋供給コンベヤ6の終端において蓋2をその
下端開口2Bを下方に向けた傾斜状態で待機させる蓋待
機工程P4と、蓋供給コンベヤ6の終端において、水平
移送される箱本体3の上端開口3Aの前端を、上記傾斜
状態で待機している蓋2の下端開口2Bの前端内に押し
当てることにより箱本体3に蓋2を一定量被せる蓋乗せ
工程P5と、箱本体供給コンベヤ5の延長上に位置する
合流コンベヤ7により箱本体3に蓋2を一定量被せられ
た状態の箱4を水平移送させる移送工程P6と、箱本体
3に蓋2を全量被せる組付工程P7とが実施される。
【0045】上記の工程を詳しく説明する。先ず、蓋供
給ラインP2においては、蓋2が供給され、蓋2はその
下端開口2Bを下方に向けた状態で蓋供給コンベヤ6に
より搬送される。この場合、予め、蓋2の立上げ部2A
の幅寸法に合わせてハンドル26を廻し、右側の蓋ガイ
ド20を左右方向に移動させ、蓋ガイド19,20の間
隔が調整される。この蓋ガイド19,20により、搬送
される蓋2は、その左右方向の位置が決められる(蓋供
給工程)。
【0046】図7,図8に示すように、蓋供給コンベヤ
6により搬送される蓋2が、その終端に至り、さらに、
蓋2の立上げ部2Aの前端2Cが第1蓋渡し部材27,
第2蓋渡し部材28を通過すると、その立上げ部2Aの
前端2Cが第1蓋渡し部材27,第2蓋渡し部材28か
ら落ち、蓋2の立上げ部2Aの後端2Dは、一対の第2
ベルト6Cの上に乗せられる。このとき、蓋2の立上げ
部2Aの前端2Cの両側は、第1蓋受けガイド板36,
第2蓋受けガイド板37にそれぞれX点で支持される。
【0047】そして、蓋2が蓋検出センサ33により進
行位置を検出されると、位置検出信号が制御装置39に
伝達され、制御装置39からの指令でモータ16が停止
し、蓋供給コンベヤ6が止まる。
【0048】このとき、蓋2は、その搬送される時の慣
性力等で若干進むが、蓋2の立上げ部2Aの後端2Dが
第2ベルト6Cの終端付近に留め置かれ、その下端開口
2Bを下方に向け、前端側後端側より低くした傾斜状
態で待機している(蓋待機工程P4)
【0049】さらに、制御装置39からの指令により、
第1シリンダ29及び第2シリンダ31が作動し、第1
蓋拡げプッシャ30,第2蓋拡げプッシャ32が外側に
突出される。これにより、蓋2は、その立上げ部2Aが
幅方向に拡がり、箱本体3と組み付け易い状態(即ち、
確実に箱本体3に蓋2の内側に入る状態)に一時的に弾
性変形される。
【0050】第1シリンダ29及び第2シリンダ31の
各ピストンロッドには、蓋拡り検出用センサ(図示せ
ず)が設けられ、これにより、第1,第2蓋広げプッシ
ャ30,32の突出状態(蓋2が拡げられた状態)が検
出される。
【0051】一方、箱本体供給ラインP1において、蓋
2の下側に位置する箱本体供給コンベヤ5で、箱本体3
は、その上端開口3Aを上方に向けた状態で前方へ水平
移送される。
【0052】箱本体3が蓋供給コンベヤ6の前端近くま
で移送され、その前端部が箱本体検出センサ40により
検出されると、箱本体供給コンベヤ5が停止する(箱本
体供給工程)。ただし、蓋2が待機状態(蓋広げ状態)
であれば、箱本体3は停止する必要はない。
【0053】蓋拡り検出用センサからの第1,第2蓋拡
げプッシャ30,32の突出信号は、制御装置39を介
して第1駆動ローラ5Aの駆動装置に伝達され、これに
より第1駆動ローラ5Aが回転され、箱本体供給コンベ
ヤ5を再度駆動され、箱本体3が前方へ移送され、次の
蓋乗せ工程P5に移る。
【0054】蓋乗せ工程P5において、箱本体供給コン
ベヤ5により箱本体3が前方へ移送されるとき、箱本体
3は、第2蓋受けガイド板37,第3蓋受けガイド板3
8の各先端37B,38Bを搬送方向の外側へ拡げるの
で、第2蓋受けガイド板37,第3蓋受けガイド板38
の各先端37B,38Bと箱本体3の側面部3Bとの間
に隙間が生じるのを防止し、接触状態となっており、そ
の隙間に蓋2の立上げ部2Aの両側部分が落下すること
を防止している(図9に図示)。
【0055】そして、前方へ水平移送される箱本体3の
上端開口3Aの前端が、所定の傾斜状態で待機している
蓋2の下端開口2Bの前端内側に押し当たり、該蓋2を
前方へ連動させるので、蓋2の下端開口2Bの後端2D
が、第1,第2蓋渡し部材27,28の上を前方へ摺動
して最終にそれらの先端から外れ、蓋2は第1,第3蓋
受けガイド板36,38の上に支持されている蓋2の下
端開口2Bを支点として図10で反時計方向に回動し
て、第1,第2,第3蓋受けガイド板36,37,38
の上に乗せられる。これにより、蓋2の姿勢は水平にな
り、箱本体3の上端開口3Aの側に第1,第2,第3蓋
受けガイド板36,37,38により規制された一定量
(実施例では10mm)だけ蓋2が被せられ、箱本体3
は更に前方へ移送される。
【0056】蓋乗せ工程P5から移送工程P6に進み、
箱本体3が更に前方へ搬送されると、蓋2の下端開口2
Bの両側部分を、第1蓋受けガイド板36,第2蓋受け
ガイド板37に乗せて滑りながら、蓋2は箱本体3とと
もに水平移送される。この移送工程P6では、箱本体3
は、その上端開口3Aの前端を蓋2の下端開口2Bの前
端内側に押し当てながら水平移送される。
【0057】また、第2蓋受けガイド板37及び第3蓋
受けガイド板38の長さ寸法は、箱本体3の長さと同程
度もしくはそれより小さい長さになっているので、蓋待
機工程P4において連続して蓋2が落下する場合には、
移送される先の蓋2に対応する箱本体3が第2蓋受けガ
イド板37を通過すると、箱本体3で外側に押されてい
た第2蓋受けガイド板37はばねにより内側に付勢され
て元の位置に回動して戻る。これにより、移送される次
の蓋2の落下する点(X点)が確保される。
【0058】そして、合流コンベヤ7により、さらに、
箱本体3が蓋2とともに前方へ移送され、第1蓋受けガ
イド板36,第3蓋受けガイド板38を通過すると、最
後の組付工程P7になる。組付工程P7では、蓋2は第
1,第3蓋受けガイド板36,38による支持(規制)
から解放されるので、箱4に一定量被せられた状態から
水平をを保ちながらさらに自重により落ちて箱本体3に
全量被せられる。
【0059】このようにして、蓋2が箱本体3に完全に
嵌合され、箱4が組み立てられる。以上の如き構成によ
れば、搬送ライン1で、上端開口3Aを有する箱本体3
の側面部3Bの周りに蓋2の立上げ部2Aを重ねて、水
平移送される箱本体3に蓋2を閉める際、傾斜して待機
している蓋2を、移送される箱本体3で引っ掛けるとい
う動作を利用することにより、手作業操作を行わず、自
動的に箱本体3に蓋2を閉めることができる。この結
果、搬送ライン1において箱本体3に蓋2を閉める際、
簡単な構造で、自動的かつ大量に処理することができ
る。
【0060】この結果、箱本体3に蓋2を自動的に閉め
るための装置として、蓋2,箱本体3を水平移送させる
搬送手段を利用して構成することができ、蓋2を掴んで
昇降させる装置を不要とし、そのため、蓋の保持,解除
等の機能や制御装置が不要になり、自動化装置を簡単な
構造で構成することができる。
【0061】なお、本実施例においては、蓋検出センサ
33の例として反射型光電スイッチを挙げているが、こ
れに限定されないことは勿論であり、例えば無接触リミ
ットスイッチを用いることもできる。
【0062】
【0063】
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、搬送ラインで、上端開口を有する箱本体の
側面部の周りに蓋の立上げ部を重ねて、水平移送される
箱本体に蓋を閉める際、傾斜して待機している蓋を、移
送される箱本体で引っ掛けるという動作を利用すること
により、手作業操作を行わず、自動的に箱本体に蓋を閉
めることができる。この結果、搬送ラインにおいて箱本
体に蓋を閉める際、簡単な構造で、自動的かつ大量に処
理することができる。しかも、蓋渡し部材を,左右一対
の蓋受けガイド板で受けることにより、蓋を傾斜状態で
容易に位置決めして待機させることができる。 さらに、
左右一対の蓋受けガイド板が水平に回動自在になってい
るので、それが箱本体の側面部に接触し、箱本体との間
に隙間を作らず、蓋の立上げ部の両側部分の落下を防止
して、蓋を箱本体に所定の深さに被せることができる。
【0065】
【0066】請求項記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を奏する。また、特に、箱本体に
蓋を自動的に閉めるための装置を、蓋,箱本体を搬送方
向に沿って移送させる搬送手段を利用して構成すること
ができ、蓋を掴んで昇降させる装置を不要とすることが
できる効果を奏する。請求項3記載の発明によれば、蓋
渡し部材の外側面には、蓋を幅方向に拡げる第1蓋拡げ
プッシャが設けられているので、蓋は、その立上げ部が
幅方向に拡がり、箱本体と組み付け易い状態(即ち、確
実に箱本体に蓋の内側に入る状態)にすることができ
る。 請求項4記載の発明によれば、左右一対の蓋ガイド
により、蓋の左右向の位置が決められ、左右一対のガイ
ド部材により箱本体の幅寸法に合わせてその位置が調整
されるので、箱の幅寸法が異なっても、左右一対の蓋ガ
イド,蓋渡し部材,左右一対のガイド部材を箱の寸法に
合わせて適切に調整することにより、箱本体,蓋を正し
い姿勢で円滑に供給でき、箱本体に蓋を確実に組み付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる搬送ラインの全体を示
す側面概念図である。
【図2】同搬送ラインの平面概念図である。
【図3】蓋供給工程,箱本体供給工程及び蓋待機工程を
示す側面図である。
【図4】図3のI−I断面矢視図である。
【図5】同搬送ラインの蓋乗せ工程の平面図である。
【図6】同搬送ラインの正面図である。
【図7】蓋乗せ工程の平面説明図である。
【図8】蓋乗せ工程の側面説明図である。
【図9】蓋受けガイド板の作用を示す平面説明図であ
る。
【図10】蓋受けガイド板の作用状態を示す側面説明図
である。
【図11】本実施例における箱の蓋の側面図である。
【図12】本実施例における箱の箱本体の側面図であ
る。
【図13】本実施例における箱の側面図である。
【符号の説明】
1 搬送ライン 2 蓋 2A 立上げ部 2B 下端開口 3 箱本体 3A 上端開口 3B 側面部 4 箱 5 箱本体供給コンベヤ 6 蓋供給コンベヤ 27 第1蓋渡し部材 28 第2蓋渡し部材 36 第1蓋受けガイド板 37 第2蓋受けガイド板 38 第3蓋受けガイド板 P1 箱本体供給工程 P2 蓋供給工程 P4 蓋待機工程 P5 蓋乗せ工程 P6 移送工程 P7 組付工程
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−166202(JP,U) 実開 昭54−170975(JP,U) 実開 昭49−121940(JP,U) 特公 昭42−12584(JP,B1) 特公 昭52−21420(JP,B2) 実公 昭52−7505(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 7/00 - 7/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端開口を有する箱本体の側面部の周り
    に蓋の立上げ部を重ねて、箱本体に蓋を閉める搬送ライ
    ンにおける箱の蓋閉め方法において、 蓋を、蓋渡し部材に蓋の後端を乗せて、その下端開口を
    下方に向けてかつ前端側を後端側より低くして蓋の下端
    開口の両側部分を左右一対の蓋受けガイド板で受けるこ
    とにより搬送ラインの搬送方向に傾斜状態で、該搬送方
    向に直角な方向に水平状態で待機させる蓋待機工程と、 箱本体を、その上端開口を上方に向けた状態で前方へ
    送ラインに沿って移送する箱本体供給工程と、移送 される箱本体の上端開口の前端を、傾斜状態で待機
    している蓋の下端開口の前端内側に押し当てて蓋を箱本
    体の移送方向に連動させながら、蓋の下端開口の両側部
    分を、その前側から左右一対の蓋受けガイド板により支
    持することにより一定量だけ蓋を箱本体に被せる蓋乗せ
    工程と、 蓋の下端開口の両側部分を、箱本体の側面部で蓋受けガ
    イド板を水平方向で回動させることにより左右一対の蓋
    受けガイド板による支持から解放して蓋を箱本体に全量
    被せる組付工程とを備えていることを特徴とする搬送ラ
    インにおける箱の蓋閉め方法。
  2. 【請求項2】 上端開口を有する箱本体の側面部の周り
    に蓋の立上げ部を重ねて、箱本体に蓋を閉める搬送ライ
    ンにおける箱の蓋閉め装置において、 蓋を、その下端開口を下方に向けた状態で搬送ラインに
    沿って移送する蓋供給コンベヤと、 蓋供給コンベヤの前端に、その前方に突き出して固設さ
    れた蓋渡し部材と、 蓋供給コンベヤの下段に位置して箱本体をその上端開口
    を上方に向けた状態で搬送ラインに沿って移送させる箱
    本体供給コンベヤと、 蓋供給コンベヤの前方においてそれよりも低い位置で
    箱本体供給コンベヤで移送される箱本体の上端開口の
    高さ位置より所定量低い位置に位置させて配設され、少
    なくとも1つは水平方向で回動自在に構成されるととも
    に、前記蓋渡し部材に蓋の後端が乗せられて蓋の下端開
    口の両側部分のみを支持することにより、蓋を搬送ライ
    ンの搬送方向に傾斜状態で、該搬送方向に直角な方向に
    水平状態 で待機させる左右一対の蓋受けガイド板とを備
    えていることを特徴とする搬送ラインにおける箱の蓋閉
    め装置。
  3. 【請求項3】 蓋渡し部材の外側面には、蓋を幅方向に
    拡げる第1蓋拡げプッシャが設けられていることを特徴
    とする請求項2記載の搬送ラインにおける箱の蓋閉め装
    置。
  4. 【請求項4】 上端開口を有する箱本体の側面部の周り
    に蓋の立上げ部を重ねて、箱本体に蓋を閉める搬送ライ
    ンにおける箱の蓋閉め装置において、 蓋を、その下端開口を下方に向けた状態で搬送ラインに
    沿って移送する蓋供給コンベヤと、 蓋供給コンベヤの左右両側に沿って配置されてなり、少
    なくとも一方が蓋供給コンベヤの搬送方向に対して直角
    に移動・調整自在に構成され、蓋の左右両側の立上げ部
    を案内する左右一対の蓋ガイドと、 蓋供給コンベヤの前端にその前方に突き出して設けら
    れ、少なくとも一方が蓋供給コンベヤの搬送方向に対し
    て直角に移動・調整自在に設けられている左右一対の蓋
    渡し部材と、 蓋供給コンベヤの下段に位置して箱本体をその上端開口
    を上方に向けた状態で搬送ラインに沿って移送させる箱
    本体供給コンベヤと、 箱本体供給コンベヤの左右両側に沿って配置されてな
    り、少なくとも一方が箱本体供給コンベヤの搬送方向に
    対して直角に移動・調整自在に構成され、箱本体の両側
    面部を案内する左右一対のガイド部材と、 蓋供給コンベヤの前方においてそれよりも低い位置でか
    つ箱本体供給コンベヤで移送される箱本体の上端開口の
    高さ位置より所定量低い位置に位置させて配設され、前
    記蓋渡し部材に蓋の後端が乗せられて蓋の下端開口の両
    側部分のみを支持することにより、蓋を搬送ラインの搬
    送方向に傾斜状態で待機させる左右一対の蓋受けガイド
    板と を備えていることを特徴とする搬送ラインにおける
    箱の蓋閉め装置。
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