JP3057763U - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

Info

Publication number
JP3057763U
JP3057763U JP1998007193U JP719398U JP3057763U JP 3057763 U JP3057763 U JP 3057763U JP 1998007193 U JP1998007193 U JP 1998007193U JP 719398 U JP719398 U JP 719398U JP 3057763 U JP3057763 U JP 3057763U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
guide
transport
guide plate
posture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1998007193U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 石井
Original Assignee
石井工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石井工業株式会社 filed Critical 石井工業株式会社
Priority to JP1998007193U priority Critical patent/JP3057763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057763U publication Critical patent/JP3057763U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の向き及び姿勢が変位するのを確実に防止
することができ、物品を同一方向に整列して搬送する作
業が安定して行える物品搬送装置を提供する。 【解決手段】物品搬送装置を構成する支持ローラを搬送
方向に回転して、支持ローラに載置された物品を搬送す
る。チェーンに取付けた案内板と案内ローラを、物品の
側面と対向して搬送方向に平行移動させる。物品の向き
及び姿勢が変位しようとしても、物品の側面が案内板及
び又は案内ローラに当接又は接触し、その案内板と案内
ローラに沿って、物品が搬送方向と平行する向き及び姿
勢に規制され、また、物品の向き及び姿勢が修正される
ため、物品の向き及び姿勢が変位するのを確実に防止す
ることができ、物品を同一方向に整列して搬送する作業
が安定して行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、段ボール箱、コンテナ、容器類、包装物、梱包物、製品 、商品等の物品を搬送するときに用いられる物品搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような物品を搬送する場合、例えば、ローラコンベア41を構 成する送りローラ42…を搬送方向に回転して、送りローラ42…に載置された 物品Aを搬送すると共に、ローラコンベア41の搬送路両側部に架設したガイド 部材43に沿って、物品Aを、搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制しながら 搬送する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したガイド部材43は、搬送路両側部に架設した取付け枠45に 固定されているので、物品Aの前側角部がガイド部材43に当接又は接触したと き、物品Aの前側角部に接触抵抗が付与され、搬送速度が速くなるほど接触抵抗 が大きくなるため、その部分を中心として、物品Aの向き及び姿勢が斜めに変位 しやすく、同一方向に整列して搬送することが難しい。
【0004】 その状態のまま搬送した場合、物品Aの側面が搬送方向に対して斜めに傾斜し ているため、例えば物品Aの側面に等階級を示す印を押捺したり、物品Aに付設 されたバーコードを読み取ったりする作業が正確に行えない。
【0005】 また、物品Aの向き及び姿勢を修正するための装置を搬送路上に設置した場合 、コンベア全体の構成が複雑となり、広い設置スペースが必要となるため、レイ アウトが難しくなるという問題点も有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、案内部材を、物品の側面と対向して搬送方向に平 行移動させるので、物品の向き及び姿勢が変位するのを確実に防止することがで き、物品を同一方向に整列して搬送する作業が安定して行える物品搬送装置の提 供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、搬送路上に供給される物品を搬送方向に整列搬送する 物品搬送装置であって、上記搬送路の側部に、上記物品の側面と対向して搬送方 向に移動する案内部材を設けた物品搬送装置であることを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記案内部材を、 上記物品を搬送する無端帯の側部又は両側部に設けた物品搬送装置であることを 特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記案内部材を、 上記搬送路の側部又は両側部に架設した無端帯に設けた物品搬送装置であること を特徴とする。
【0010】 請求項4記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記案 内部材を、搬送方向に平行する案内板で構成した物品搬送装置であることを特徴 とする。
【0011】 請求項5記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記案 内部材を、搬送方向に回転する案内ローラで構成した物品搬送装置であることを 特徴とする。
【0012】 請求項6記載の考案は、上記請求項4記載の構成と併せて、上記案内板の案内 面又は案内板の間に案内ローラを回転可能に設けた物品搬送装置であることを特 徴とする。
【0013】 請求項7記載の考案は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の構成と併せて 、上記案内部材の全体又は一部を、接触抵抗の小さい素材で構成した物品搬送装 置であることを特徴とする。
【0014】 請求項8記載の考案は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の構成と併せて 、上記案内部材を、上記物品の側面と対向する方向及び又は平行する方向に対し て移動可能に設けた物品搬送装置であることを特徴とする。
【0015】
【作用】
請求項1記載の物品搬送装置は、案内部材を、物品の側面と対向して搬送方向 に平行移動するので、物品の向き及び姿勢が変位しようとしても、物品の側面が 案内部材に当接又は接触し、物品が搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制され 、また、物品の向き及び姿勢が修正されるため、物品を同一方向に整列して搬送 することができる。
【0016】 請求項2記載の物品搬送装置は、上記請求項1記載の作用と併せて、案内部材 を、物品を搬送する無端帯の側部又は両側部に取付けて、物品と案内部材を同期 して搬送方向に平行移動するので、より物品を規制するので、搬送途中に於いて 、物品の向き及び姿勢が変位するのを防止、整列して搬送することができる。よ り案内するので、 請求項3記載の物品搬送装置は、上記請求項1記載の作用と併せて、案内部材 を、搬送路の側部又は両側部に架設した無端帯に取付けて、物品の搬送速度と略 同期して、無端帯に取付けた案内部材を搬送方向に平行移動するので、物品の向 き及び姿勢を規制したり、修正することができる。且つ、各種搬送手段(例えば コンベア)に併設することができる。
【0017】 請求項4記載の物品搬送装置は、上記請求項1,2又は3記載の作用と併せて 、物品を案内板に沿って搬送するので、物品が搬送方向と平行する向き及び姿勢 に規制したり、修正することができる。
【0018】 請求項5記載の物品搬送装置は、上記請求項1,2又は3記載の作用と併せて 、物品を案内ローラに沿って搬送すると共に、その案内ローラを搬送方向に回転 するので、物品が搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制したり、修正すること ができる。且つ、案内ローラの回転により物品に付与される搬送抵抗が小さくな り、物品をスムースに搬送することができる。
【0019】 請求項6記載の物品搬送装置は、上記請求項4記載の作用と併せて、物品を案 内板及び案内ローラに沿って搬送するので、案内板及び案内ローラの相乗作用に より、物品の向き及び姿勢を規制したり、修正することができる。且つ、案内ロ ーラの回転により物品に付与される搬送抵抗が小さくなり、物品をスムースに搬 送することができる。
【0020】 請求項7記載の物品搬送装置は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の作用 と併せて、案内部材の全体又は一部を接触抵抗の小さい素材で構成しているので 、物品に付与される接触抵抗が小さく、物品の向き及び姿勢を変位させることな く、スムースに搬送することができる。
【0021】 請求項8記載の物品搬送装置は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の作用 と併せて、案内部材を、物品の側面と対向する水平方向(幅方向)及び又は側面 と平行する上下方向(高さ方向)に移動するので、様々な大きさの物品を同一方 向に整列して搬送することができる。
【0022】
【考案の効果】
この考案によれば、案内部材を、物品の側面と対向して搬送方向に平行移動す るので、物品の向き及び姿勢が変位するとき、その物品の側面が案内部材に当接 又は接触し、物品が搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制され、物品の向き及 び姿勢が修正されるため、搬送時に於いて、物品の向き及び姿勢が変位するのを 確実に防止することができ、物品を同一方向に整列して搬送する作業が安定して 行える。且つ、物品の側面が搬送方向と平行であるため、従来例のような印を押 捺したり、データを読み取ったりする作業が正確に行える。
【0023】 しかも、案内部材を、物品を搬送する無端帯の側部又は両側部に取付けて、物 品と案内部材を同期して搬送方向に平行移動するので、従来例のような搬送抵抗 が物品に対して付与されず、物品を同一方向に整列した状態のまま搬送すること ができる。
【0024】 さらに、案内部材を、搬送路の側部又は両側部に架設した無端帯に取付けて、 物品の搬送速度と略同期して、案内部材を搬送方向に平行移動するので、物品の 向き及び姿勢を規制したり、修正したりする作業が行えると共に、各種搬送手段 により物品を搬送するときに用いることができる。
【0025】 さらにまた、物品を案内板又は案内ローラに沿って搬送するので、物品を搬送 方向と平行する向き及び姿勢を規制したり、修正することができる。且つ、案内 ローラの回転により物品に付与される搬送抵抗が小さくなり、物品をスムースに 搬送することができる。
【0026】 さらにまた、物品を案内板及び案内ローラに沿って搬送するので、案内板及び 案内ローラの相乗作用により、物品の向き及び姿勢を規制したり、修正すること ができる。且つ、案内ローラの回転により物品をスムースに搬送することができ ると共に、物品の向き及び姿勢が変位するのを確実に防止することができる。
【0027】 さらにまた、案内部材の全体又は一部を接触抵抗の小さい素材で構成している ので、物品に付与される接触抵抗が小さく、物品を規制及び修正するとき、物品 の側面にキズが付くのを防止することができ、物品の向き及び姿勢を変位させる ことなく、スムースに搬送することができる。
【0028】 さらにまた、案内部材を、物品の側面と対向する方向及び又は平行する方向に 移動して、物品の大きさに略応じて任意位置及び任意高さに可変調節するので、 様々な大きさの物品を搬送方向と平行する向き及び姿勢を規制したり、修正する ことができ、物品を同一方向に整列して搬送することができる。
【0029】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は箱形の物品を整列搬送及び搬送路上に一時保留するときに用いられる物 品搬送装置(アキュームコンベア)を示し、図1、図2、図3に於いて、この物 品搬送装置1は、搬送路両側部に架設したチェーン2の間に、支持ローラ3を前 後方向に対してフリー状態に水平回転可能に軸架し、その支持ローラ3を、チェ ーン2全長に対して所定間隔に隔てて多数本軸架している。
【0030】 チェーン2は、始端側両側部に軸支したスプロケット4と、終端側両側部に軸 支したスプロケット5の間に架設され、減速機付きモータ6は、スプロケット6 a,6a及びチェーン6bを介してチェーン2,2を搬送方向(矢印方向)に同 期回転させ、支持ローラ3…に載置された物品Aを搬送方向に対して搬送する。
【0031】 チェーン2の搬送側は、取付け枠7に架設した上段側のチェーンガイド8に係 合され、支持ローラ3を、チェーンガイド8に沿って搬送方向(水平方向)に周 回ガイドする。
【0032】 チェーン2の回帰側は、下段側のチェーンガイド9に係合され、支持ローラ3 を、チェーンガイド9に沿って回帰方向に周回ガイドする。
【0033】 チェーン2には、図4、図5、図6にも示すように、支持ローラ3…に載置さ れる物品Aの側面と対向して任意の大きさ及び形状(例えばT字形、円形、楕円 等)に形成した案内板10を立設している。
【0034】 案内板10は、チェーン2を構成する搬送側連結板2aの中央縁部に形成され ると共に、そのチェーン2全長に対して所定間隔(例えば物品Aの側面に対して 複数の案内板10…が当接又は接触する間隔)に隔てて配列している。
【0035】 案内板10の中央部案内面10aは、搬送方向に対して平行する形状(例えば 平面形状)に形成され、その案内面10aを中心とする前後の案内面10bを、 搬送路側部(又は外側)に向けて任意角度(例えば約30度)に屈曲又は傾斜し ている。
【0036】 案内面10a,10bの全体又は一部は、例えばPTFE樹脂、シリコン樹脂 等の接触抵抗の小さい素材11で形成又は被覆している。
【0037】 なお、案内板10を、任意の大きさ及び形状に変更してもよく、その案内面1 0bを、上述した角度以下又は以上に変更してもよい。
【0038】 また、案内面10aを、任意の曲面形状(例えば略半球形、略半円形、円弧形 等)に形成してもよく、案内面10aが滑らかとなるため、物品Aをキズ付ける ことなく搬送することができる。
【0039】 且つ、本装置の搬送側始端部には、取付け枠15の間に支持ローラ16…を複 数本軸架してなる供給コンベア14(ローラコンベア)を任意間隔に近接及び任 意角度に傾斜して配設している。
【0040】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、物品搬送装置1により物 品Aを整列搬送するときの動作を説明する。 先ず、図1、図2に示すように、前工程(例えば荷受工程、供給工程、箱詰工 程)から供給される物品Aを供給コンベア14の支持ローラ16…に載置する。
【0041】 物品搬送装置1を構成するチェーン2,2を搬送方向に回転して、支持ローラ 3…を搬送方向に周回移動させ、供給コンベア14の支持ローラ16…に載置さ れた物品Aを、チェーン2,2間に架設した支持ローラ3…に移載する。
【0042】 チェーン2に取付けた案内板10…を、支持ローラ3…に載置された物品Aの 側面に対向した状態のまま搬送方向に平行移動するので、図3に示すように、搬 送時に付与される機械的振動により、物品Aの向き及び姿勢が変位しようとして も、物品Aの側面が案内板10に当接又は接触し、その案内板10に沿って搬送 するので、物品Aが搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制される。また、物品 Aの向き及び姿勢が修正される。
【0043】 且つ、案内板10の案内面10a,10bを接触抵抗の小さい素材11で形成 又は被覆しているので、物品Aに付与される接触抵抗が小さく、物品Aの側面に 沿って案内板10が搬送方向に水平移動するので、物品Aを整列搬送したり、搬 送路上に一時保留するとき、物品Aの向き及び姿勢を変位するのを防止すること ができる。
【0044】 以上のように、チェーン2に取付けた案内板10…を、支持ローラ3…に載置 された物品Aの側面に対向した状態のまま搬送方向に平行移動するので、物品A の向き及び姿勢が変位するとき、その物品Aの側面が案内板10に当接又は接触 し、物品Aが搬送方向と平行する向き及び姿勢に規制され、物品Aの向き及び姿 勢が修正されるため、物品Aの向き及び姿勢が変位するのを確実に防止すること ができ、物品Aを同一方向に整列して搬送する作業が安定して行える。且つ、物 品Aの側面が搬送方向と平行であるため、従来例のような印を押捺したり、デー タを読み取ったりする作業が正確に行える。
【0045】 しかも、案内板10を、支持ローラ3を軸架したチェーン2,2に取付けて、 物品Aと案内板10を同期して搬送方向に平行移動するので、従来例のような搬 送抵抗が物品Aに対して付与されず、物品Aを同一方向に整列した状態のまま搬 送することができる。
【0046】 さらに、案内板10の案内面10a,10bを接触抵抗の小さい素材11で形 成又は被覆しているので、物品Aに付与される接触抵抗が小さく、物品Aを整列 搬送したり、搬送路上に一時保留するとき、物品Aの側面に擦り傷が付くのを防 止することができ、物品Aの向き及び姿勢を変位させることなく、スムースに搬 送することができる。
【0047】 実施例では、チェーン2を構成する連結板2aに案内板10を一体的に形成し ているが、例えば、図7に示すように、連結板2aに形成した支持片19に対し て案内板10を水平移動可能に取付けてもよく、案内板10の後面側中央部に固 定したネジ軸20を、支持片19に形成したガイド孔21に挿通し、ネジ軸20 に装着したナット22により水平移動不可に固定又はその固定を解除する。
【0048】 ナット22による固定を解除して、案内板10を、物品Aの側面と対向する方 向に水平移動させ、案内板10,10の間を、物品Aの大きさ(横幅)に略応じ て任意間隔に拡縮調節するので、物品Aの向き及び姿勢が案内板10により規制 及び修正され、様々な大きさの物品Aを同一方向に整列搬送することができる。
【0049】 また、図8に示すように、連結板2aに形成した支持片19に対して案内板1 0を上下移動可能に取付けてもよく、案内板10に固定したネジ軸20を、支持 片19に形成した縦長のガイド孔21に挿通して、ネジ軸20に装着したナット 22により上下移動不可に固定又はその固定を解除する。
【0050】 ナット22による固定を解除して、案内板10を、物品Aの側面と平行する方 向に上下移動させ、物品Aの大きさ(高さ)に略応じて任意高さに移動調節する ので、異なる高さの物品Aを整列して搬送することができる。
【0051】 なお、案内板10は、水平移動可能に取付けられているので、物品Aの大きさ に応じて任意間隔及び任意高さに調節することもできる。また、案内板10を搬 送方向に対して水平移動可能に取付け、案内板10の前後間隔を可変調節しても よい。
【0052】 他の方法として、案内板10を、チェーン2に対して水平移動及び上下動可能 に取付け、チェーン2を搬送方向に回転させながら、案内板10を任意間隔及び 又は任意高さに可変してもよく、 また、チェーン2全体を水平移動又は上下移動して、案内板10を任意間隔及 び任意高さを可変してもよい。
【0053】 図9、図10は、チェーン2を構成する連結板2aに、筒状又は柱状の案内ロ ーラ25を搬送方向に対して水平回転可能に取付けた他の例を示し、案内ローラ 25は、上述の支持片19に形成した開口部26に対してフリー状態に水平回転 可能(搬送方向と平行する方向)に取付けられ、そのローラ周面を開口部26よ りも任意寸法だけ搬送側に突出している。
【0054】 チェーン2に取付けた案内ローラ25を、支持ローラ3…に載置された物品A の側面に対向した状態のまま搬送方向に平行移動するので、搬送時に於いて、物 品Aの向きが変位しようとしても、物品Aの側面が案内ローラ25に当接又は接 触し、その案内ローラ25に沿って、物品Aを搬送方向と平行する向き及び姿勢 に規制したり、修正することができる。
【0055】 その時に付与される接触抵抗により案内ローラ25が回転して、物品Aに付与 される搬送抵抗を小さくするので、物品Aを搬送したり、搬送路上に一時保留す るとき、物品Aの向き及び姿勢を変位させることなく、スムースに搬送すること ができ、上述した実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0056】 図11は、図12は、チェーン2に形成した案内板10の中央部案内面10a に、上述の案内ローラ25を水平回転可能に取付けたその他の例を示し、案内ロ ーラ25は、案内板10の案内面10aに形成した開口部26に対してフリー状 態に水平回転可能に取付けられ、そのローラ周面を案内面10aよりも任意寸法 だけ搬送側に突出している。
【0057】 物品Aの向きが変位しようとするとき、物品Aの側面が案内板10及び案内ロ ーラ25に当接又は接触し、その案内板10及び案内ローラ25に沿って搬送さ れるので、案内板10と案内ローラ25の相乗作用により、物品Aを搬送方向と 平行する向き及び姿勢に規制したり、修正することができる。
【0058】 その時に付与される接触抵抗により案内ローラ25が回転し、物品Aに付与さ れる搬送抵抗を小さくするので、物品Aの向き及び姿勢が変位するのを防止する ことができ、上述した実施例と略同等の作用効果を奏することができる。
【0059】 また、図13に示すように、チェーン2に形成した案内板10の間又は案内ロ ーラ25を取付けた案内板10の間に、任意の大きさ及び形状(例えば案内ロー ラ25よりも小径、大径、略同径)に形成した案内ローラ29を配列してもよく 、案内ローラ29は、案内板10の間と対応するチェーン2の連結板2bに形成 した支持片19に対して水平回転可能に取付けている。
【0060】 上述と同様に、物品Aが案内板10及び案内ローラ29の相乗作用により、物 品Aの向きが規制又は修正される。また、物品Aの向き及び姿勢が変位するのを 防止することができる。且つ、物品Aの前側角隅部が案内板10の間に嵌り込ん だり、引っ掛かったりするのを防止することができ、物品Aの搬送がスムースに 行える。
【0061】 なお、案内ローラ25,29の周面全体又は一部周面を接触抵抗の小さい素材 11で形成又は被覆してもよく、また、案内ローラ25,29を、任意の大きさ 及び形状(例えば略球形、略楕円形等)に変更してもよい。
【0062】 また、図14に示すように、上述したチェーン2を、ローラ式の搬送コンベア 32の両側部に架設してもよく、チェーン2を、搬送コンベア32と同期又は略 同期して搬送方向に回転するので、上述と同様に、チェーン2に取付けた案内板 10により物品Aの向きが規制又は修正される。また、物品Aの向き及び姿勢が 変位するのを防止することができる。
【0063】 さらにまた、図15に示すように、案内板10を、搬送路両側部に架設したV 形又は丸形のベルト33に取付けてもよく、ベルト33を、搬送コンベア32と 同期又は略同期して搬送方向に回転するので、上述と同様に、ベルト33に取付 けた案内板10により物品Aの向きが規制又は修正される。また、物品Aの向き 及び姿勢が変位するのを防止することができる。
【0064】 さらにまた、図16に示すように、案内板10を、ベルト式の搬送コンベア3 4を構成する送りベルト35の両側縁部に取付けてもよく、送りベルト35に取 付けた案内板10により物品Aの向きが規制又は修正される。また、物品Aの向 き及び姿勢が変位するのを防止することができる。
【0065】 なお、上述した案内板10の案内面10a又は案内板10の間に案内ローラ2 5,29を取付けてもよく、 また、搬送コンベア32,34を、例えばローラコンベア、ベルトコンベア、 スラットコンベア、チェーンコンベア等のコンベアで構成してもよく、各種コン ベアにより物品Aを搬送するときに用いることができる。
【0066】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の物品を搬送する無端帯は、実施例の物品搬送装置1(アキュームコ ンベア)を構成するチェーン2及び支持ローラ3と、搬送コンベア32、34に 対応し、 以下同様に、 搬送路の側部又は両側部の無端帯は、チェーン2と、ベルト33と、送りベル ト35に対応し、 案内部材は、案内板10と、案内ローラ25,29に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0067】 上述した実施例では、物品搬送装置1を構成する支持ローラ3…の中央部に物 品Aを載置して搬送するが、例えば、一方のチェーン2に取付けた案内板10及 び又は案内ローラ25,29に、物品Aの側面を近接又は幅寄せした状態に整列 して搬送してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品搬送装置による物品の搬送状態を示す側
面図。
【図2】 物品搬送装置による物品の搬送状態を示す正
面図。
【図3】 物品搬送装置による物品の搬送状態を示す平
面図。
【図4】 案内板をチェーンに取付けた状態を示す要部
平面図。
【図5】 案内板の取付け状態を示す要部側面図。
【図6】 案内板の取付け状態を示す要部正面図。
【図7】 案内板を水平移動可能に取付けた状態を示す
要部正面図。
【図8】 案内板を上下移動可能に取付けた状態を示す
要部正面図。
【図9】 案内ローラをチェーンに取付けた他の例を示
す要部平面図。
【図10】 案内ローラをチェーンに取付けた状態を示
す要部側面図。
【図11】 案内ローラを案内板に取付けたその他の例
を示す要部平面図。
【図12】 案内ローラを案内板に取付けた状態を示す
要部側面図。
【図13】 案内ローラを案内板間に取付けたその他の
例を示す要部側面図。
【図14】 チェーンをコンベア側部に架設したその他
の例を示す正面図。
【図15】 案内板をV形ベルトに取付けたその他の例
を示す正面図。
【図16】 案内板をコンベアの両側部に取付けたその
他の例を示す正面図。
【図17】 従来の搬送装置による搬送状態を示す平面
図。
【符号の説明】
A…物品 1…物品搬送装置 2…チェーン 3…支持ローラ 10…案内板 10a,10b…案内面 11…素材 14…供給コンベア 19…支持片 20…ネジ軸 21…ガイド孔 22…ナット 25,29…案内ローラ 26…開口部 32…搬送コンベア 33…ベルト 34…搬送コンベア 35…送りベルト

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路上に供給される物品を搬送方向に整
    列搬送する物品搬送装置であって、上記搬送路の側部
    に、上記物品の側面と対向して搬送方向に移動する案内
    部材を設けた物品搬送装置。
  2. 【請求項2】上記案内部材を、上記物品を搬送する無端
    帯の側部又は両側部に設けた請求項1記載の物品搬送装
    置。
  3. 【請求項3】上記案内部材を、上記搬送路の側部又は両
    側部に架設した無端帯に設けた請求項1記載の物品搬送
    装置。
  4. 【請求項4】上記案内部材を、搬送方向に平行する案内
    板で構成した請求項1,2又は3記載の物品搬送装置。
  5. 【請求項5】上記案内部材を、搬送方向に回転する案内
    ローラで構成した請求項1,2又は3記載の物品搬送装
    置。
  6. 【請求項6】上記案内板の案内面又は案内板の間に案内
    ローラを回転可能に設けた請求項4記載の物品搬送装
    置。
  7. 【請求項7】上記案内部材の全体又は一部を、接触抵抗
    の小さい素材で構成した請求項1,2,3,4又は5記
    載の物品搬送装置。
  8. 【請求項8】上記案内部材を、上部物品の側面と対向す
    る方向及び又は平行する方向に対して移動可能に設けた
    請求項1,2,3,4又は5記載の物品搬送装置。
JP1998007193U 1998-09-16 1998-09-16 物品搬送装置 Expired - Fee Related JP3057763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007193U JP3057763U (ja) 1998-09-16 1998-09-16 物品搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007193U JP3057763U (ja) 1998-09-16 1998-09-16 物品搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3057763U true JP3057763U (ja) 1999-06-02

Family

ID=43191692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998007193U Expired - Fee Related JP3057763U (ja) 1998-09-16 1998-09-16 物品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057763U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3119450B2 (ja) 物品の転送装置
JP2006327758A (ja) 方向転換装置
JPH0761806B2 (ja) 容器搬送装置
JP3665667B2 (ja) 小物物品の整列装置
JP3057763U (ja) 物品搬送装置
JP2004203551A5 (ja)
EP2705749B1 (en) Method and device for stamping eggs
JP2773608B2 (ja) 搬送ラインにおける箱の蓋閉め方法及びその装置
JP3539989B2 (ja) 搬送装置
JP4685395B2 (ja) バケット式物品分離供給装置
JPH0353209B2 (ja)
JPH06329245A (ja) トレイの搬送装置
JPS602097Y2 (ja) 板状物品の起立装置
JP2014234300A (ja) 物品仕分装置
JP2013119463A (ja) 搬送装置
JPS60223753A (ja) 搬送物品の旋回装置
JPS59194953A (ja) 搬送装置
JPH0734016Y2 (ja) 農産物の選別装置
JP2004083229A (ja) 物品の搬送装置
JPH0672535A (ja) 柱状体の搬送装置
JP4194347B2 (ja) 長尺物搬送用パレット装置及び長尺物搬送システム
JP3538517B2 (ja) 長物農産物の整列供給装置
JPH0648559A (ja) 搬送装置
JP2000025942A (ja) ワーク位置決めコンベヤ装置
JPH05338777A (ja) 物品の方向修正装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees