JP3460249B2 - カートン起函装置のカートン落し込み装置 - Google Patents

カートン起函装置のカートン落し込み装置

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JP3460249B2
JP3460249B2 JP11539693A JP11539693A JP3460249B2 JP 3460249 B2 JP3460249 B2 JP 3460249B2 JP 11539693 A JP11539693 A JP 11539693A JP 11539693 A JP11539693 A JP 11539693A JP 3460249 B2 JP3460249 B2 JP 3460249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平に折り畳まれたカ
ートンを、回転体に設けられた保持手段によって保持し
ている間に起函した後、回転体からコンベアに引渡し、
このコンベアの前後のフィンガー(挾持部材)間に挾持
して搬送するカートン起函装置に係り、特に、カートン
をコンベアの搬送面まで落し込むカートン落し込み装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】偏平に折り畳まれたカートンを多数枚重
ね合せて収容するカートンマガジンと、このカートンマ
ガジン内からカートンを一枚づつ取出す取出し手段と、
カートンを吸着保持する複数のバキュームプレート(カ
ートン保持手段)が設けられ、このバキュームプレート
によって上記取出し手段からカートンを受取って搬送す
るロータリドラム(回転体)と、ロータリドラムによる
搬送中にカートンを角筒状に拡開する起函手段と、ロー
タリドラムの下方に配設され、起函されたカートンをバ
キュームプレートから受取って搬送するチェーンコンベ
アとを備えたロータリタイプのカートン起函装置は従来
から知られている。
【0003】上記チェーンコンベアは、上流側と下流側
にそれぞれ配置したスプロケットに掛け回したチェーン
に、前後で1組となるフィンガー(カートンを挾持する
部材)を所定間隔で取付けてあり、これら前後のフィン
ガー間に角筒状に起函されたカートンを挾持して、起函
した状態を維持したまま搬送するようになっている。カ
ートンをバキュームプレートからこのチェーンコンベア
に引渡した時点では、前後のフィンガーの上部間に挾持
されているため、通常は、カートンをコンベアの搬送面
まで落し込む装置が設けられている。
【0004】例えば、特公平4−64927号公報に
は、カートン起函装置としての基本的構成は異なるが、
カートンをチェーンコンベアの搬送面まで落し込む装置
が開示されている。この公報に記載された落し込み装置
(上板押え部材60)は、2本の軸62,64にそれぞ
れ回転自在に支持された2本のレバー66,68に設け
られた押え爪70を有しており、この押え爪70の先端
部の下面が常に水平の状態で回動して、角筒状に開いた
カートンの上面を押えつつ下降するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の落し込み装
置では、1回の下降動作でカートンをチェーンコンベア
の搬送面まで落し込むようになっているため、カートン
の高さが小さい場合には、落し込みのストロークが長く
なるので、押え爪の昇降に時間がかかり、高速化が困難
であるという問題あった。
【0006】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、カートンを落し込む部材のストロークを短くし
て、高速化を図ることができるカートン起函装置のカー
トン落とし込み装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカートン起
函装置のカートン落し込み装置は、回転体に設けられ、
偏平状態に折り畳まれたカートンを保持して搬送するカ
ートン保持手段と、このカートン保持手段に保持された
カートンを角筒状に起函する起函手段と、回転体の下方
に配設され、角筒状に起函されたカートンを前後の挾持
部材によって挾持して搬送する搬送手段と、搬送手段の
上方に配設され、上下動してカートンを搬送手段の搬送
面に向けて押しさげる落し込み部材とを備えており、特
に、上記落し込み部材のカートンに当接する面を、高さ
の異なる複数の押圧部から構成し、複数回の上下動によ
って、これら押圧部を順次カートンに当接させることに
よりこのカートンを搬送面まで落し込むようにしたもの
である。
【0008】
【作用】上記カートン起函装置のカートン落し込み装置
では、落し込み部材の1回の上下動では、カートンを搬
送手段の搬送面まで落し込まずに途中で停止させ、複数
回の上下動を繰り返すことにより、カートンを搬送面ま
で落し込むので、一回毎の上下動のストロークは小さく
て良く、ストロークの時間を短縮して高速化を図ること
ができ
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るカートン落し込み
装置を備えたカートン起函装置の全体を示す正面図であ
り、偏平に折り畳まれたカートンを多数枚重ね合せて収
容するカートンマガジン2が、やや傾斜した状態で上方
に配置されている。このマガジン2は前面側(図の左
下)が開放した取出し口になっており、この取出し口の
上下左右に設けられた爪(図示せず)によってカートン
を係合保持している。
【0010】カートンマガジン2の下方には、このマガ
ジン2内からカートンを一枚づつ取出すカートン取出し
手段4が設けられている。カートン取出し手段4は、回
転軸6を中心に揺動するアーム8と、このアーム8に取
付けられた複数の吸盤10とを備えている。これらの吸
盤10は図示しないバキューム源に接続・遮断されるよ
うになっており、アーム8が上方へ揺動してマガジン2
内のカートンに当接した時(図1の状態の時)にバキュ
ームが作用してこのカートンを吸着し、その後、アーム
8が下方へ向けて揺動してカートンをマガジン2から取
出すようになっている。
【0011】カートンマガジン2およびカートン取出し
手段4に隣接してロータリドラム(回転体)20が配設
されている。このロータリドラム20には、円周方向等
間隔で4組のバキュームプレート(カートン保持手段)
22と、各組のバキュームプレート22に対応して4組
のカートン起こし爪(起函手段)24とが設けられてい
る。各バキュームプレート22は、ロータリドラム20
の回転に伴なって上記カートンマガジン2の取出し口の
向かい側付近に達した時に、カートンを取出し下方を向
けて揺動してきた上記カートン取出し手段4から、偏平
状態のままのカートンを受取って吸着保持し、このカー
トンを回転搬送する間に、以下に説明する各機構によっ
て角筒状に起函し、下方に配設されたチェーンコンベア
(図1では図示を省略してある)に引渡すようになって
いる。
【0012】ロータリドラム20のほぼ真上に、折り畳
まれて扁平な状態のカートンの両側の面を、起函しやす
いように開く仮起こし手段60が配設されている。この
仮起こし手段60は、上記ロータリドラム20のバキュ
ームプレート22に一方の面(この実施例では下面)が
吸着保持されているカートンを、逆側の面(上面)から
吸着する複数の吸盤(吸着手段)62と、これらの吸盤
62が取付けられたロッド64を回転させる回転機構
(移動手段)66とを備えている。マガジン2内から取
出されたカートンは、両側の面が密着してその内部がほ
ぼ真空状態になっているため、その一方の面をバキュー
ムプレート22によって吸着し、他方の面をこの仮起こ
し手段60の吸盤62によって吸着し、これら両者2
2,62を相対移動させることにより、カートンの両側
の面を引離して内部に空気を入れて後の工程で起函しや
すくなるようにしている。
【0013】ロータリドラム20の外方で、かつ、上記
仮起こし手段60よりも下流側(この実施例では90度
回転した位置)に、ほぼ角筒状に拡開されたカートンC
(左側のバキュームプレート22に保持されているカー
トン)を逆方向(折り畳まれていたた状態と反対の方
向)に折曲げる逆反り用ローラ100が配置されてい
る。折り畳まれていたカートンを角筒状に拡開しただけ
では、元の状態に戻ろうとする力が作用しているので、
角筒状に拡開した状態を維持して確実にカートンを起函
するために、角筒の状態すなわち各角部が90度の状態
よりもさらに深く折曲げる、いわゆる逆反りを行なう。
この逆反り用ローラ100は、通常の運転時には、バキ
ュームプレート22に吸着されて搬送されるカートンC
の移動経路内に位置して、角筒状のカートンCの回転方
向前方側で、かつ、外側の角部C2 に干渉するようにな
っている。
【0014】次に、図1ないし図4により、上記ロータ
リドラム20およびこのロータリドラム20に設けられ
たバキュームプレート22とカートン起こし爪24の構
成について説明する。機枠26に回転自在に支持された
水平な回転軸28にロータリドラム20が固定されて一
体的に回転する。ロータリドラム20は円板状の部分2
0aと回転軸28の周囲に延びる筒状の部分20bとか
ら成っている(図2参照)。回転軸28は、この軸28
の端部側に固定されたホイール30を介して駆動力が伝
達されて回転される。ロータリドラム20には、円周方
向等間隔で4本の支持ロッド32が、上記回転軸28と
平行に固定され、各支持ロッド32に上記バキュームプ
レート22が取付け支持されている。4個所のバキュー
ムプレート22は、それぞれ2個22a,22bで一組
になっており、その一方22b(図2の左方)は支持ロ
ッド32に固定され、他方22a(図2の右方)は支持
ロッド32に対して移動可能になっている。従って、カ
ートンCのサイズに応じて右方のバキュームプレート2
2aを移動させることにより両者22a,22bの間隔
を調整して、各種のサイズのカートンに兼用することが
できる。これらバキュームプレート22a,22bに
は、それぞれ複数の吸盤23(図4参照)が取付けられ
ており、これら吸盤23によってカートンを吸着保持す
る。
【0015】ロータリドラム20の円板状の部分20a
の外周寄りと、固定側のバキュームプレート22bの上
端部寄りの部分とに、それぞれ支点ピン34,36が挿
通されており、これら支点ピン34,36を介してほぼ
コ字状の取付けプレート38の両腕部38a,38bが
揺動可能に支持されている。この取付けプレート38に
は、L字状をした2本のカートン起こし爪(起函部材)
24a,24bが取付けられている。取付けプレート3
8には、所定間隔で複数の取付け用タップ38cが形成
され(図4参照)、各カートン起こし爪24a,24b
はこの取付け用タップ38cにねじ止めされており、カ
ートンのサイズに応じてその位置を変更することによ
り、サイズの異なるカートンに兼用できるようになって
いる。
【0016】上記取付けプレート38を揺動自在に支持
しているロータリドラム20の円板部20a側の支点ピ
ン34は、この円板部20aを貫通して機枠26側へ延
びており、その端部にレバー40を介してカムフォロア
42が取付けられている。機枠26の側面には、カムプ
レート44が固定され、このカムプレート44に形成さ
れたカム溝44aに上記カムフォロア42が係合してお
り、ロータリドラム20の回転に伴なって、カムフォロ
ア42がカム溝44aに沿って移動することにより上記
取付けプレート38が揺動するようになっている。な
お、上記回転軸28は、このカムプレート44の内周に
嵌合されたボールベアリング46によって回転自在に支
持されている。
【0017】上記ロータリドラム20の円板部20aと
カムプレート44との間には、円板状のバキュームバル
ブ48が配設され、カムプレート44との間に設けられ
たスプリング50によってロータリドラム20の円板部
20aに圧接されている。バキュームバルブ48には、
内部のバキューム通路をバキューム源に接続する導入管
52が取付けられており、この導入管52が、機枠26
に固定されたカムプレート44を貫通することにより回
転が規制されている。このバキュームバルブ48および
ロータリドラム20に形成されたバキューム通路の説明
は省略するが、バキュームバルブ48に対するロータリ
ドラム20の回転によって、バキューム通路の連通・遮
断をすることにより、回転中の所定の位置で上記バキュ
ームプレート22の吸盤23にバキュームを作用させ、
また、別の位置でバキュームの作用を解放するようにな
っている。なお、上記導入管52は、一端が機枠26に
固定されたターンバックル54の他端側にロッド56を
介して連結されており、バキュームバルブ48の回転方
向の位置を調整できるようになっている。
【0018】次に、図1および図5ないし図7によっ
て、仮起こし手段60について説明する。仮起こし手段
60の吸盤62がそれぞれ取付けられている2本の垂直
ロッド64a,64bは、水平な取付枠68に所定の間
隔をあけて固定されている。取付枠68には長穴68a
が形成され、2本のロッド64a,64bの上端がこの
長穴68a内に挿通されてナットにより固定されてお
り、カートンCのサイズに応じて固定位置を変更できる
ようになっている。
【0019】取付枠68は、これと直交する方向の連杆
70に固定されている。この連杆70は、その基部と中
間部の2個所において、2本の平行な回転軸(第1の回
転軸および第2の回転軸)72,74に一端が固定され
た2個のクランク76,78の回転端にそれぞれ連結さ
れている。第1および第2の回転軸72,74には、軸
方向の位置を一致させて、それぞれギア(第1のギアお
よび第2のギア)80,82が固定されている。また、
両回転軸72,74の中間位置のやや下方に、これら両
軸72,74と平行に第3の回転軸84が配設され、こ
の第3の回転軸84に、上記2つのギア80,82と同
時に噛合う第3のギア(伝達ギア)85が固定されてい
る。上記第1のギア80が固定された第1の回転軸72
には、従動ホイール86が固定され、駆動側ホイール8
8との間にベルト90が掛け回されており、図示しない
駆動源からの回転を伝達されて第1の回転軸72が回転
する。第1の回転軸72が回転すると、その回転は、第
1の回転軸72に固定されている第1のギア80と噛合
う第3のギア85に伝達され、さらに、この第3のギア
85に噛合う第2のギア82にも伝達され、上記クラン
ク76,78がそれぞれ取付けられている2本の回転軸
72,74を同方向に等速で回転させる。その結果、両
クランク76,78に取付けられた取付枠68および連
杆70は水平状態を保持したままで回転し、2本の垂直
ロッド64a,64bを介して取付け枠68に固定され
た吸盤62a,62bが下方を向いたままの状態で回転
運動を行なう。
【0020】ロータリドラム20のほぼ真上に設けられ
た仮起こし手段60から約90度回転した下流側の位置
に、逆反り用ローラ100が配置されている。上記バキ
ュームプレート22に吸着保持されて搬送される間に、
カートン起こし爪24の作用によってほぼ角筒状に起函
されたカートンCが、この逆反り用ローラ100の位置
に到達すると、その回転方向前方側で、かつ、外周側の
角部C2 (図1参照)が、逆反り用ローラ100に干渉
して回転方向の後方側へ押込まれることにより逆反りが
行なわれる。なお、逆反りとは、偏平に折り畳まれたカ
ートンを起函する際に、先ず、偏平な状態から四角形に
開き、さらに、この四角形の状態を越えて逆方向に一度
折曲げることをいい、このような逆反りを行なうことに
よりカートンの仕上りを良くすることができる。逆反り
ローラ100は、この実施例では、シリンダ102に取
付けられてロータリドラム20の半径方向に進退動可能
になっており、カートンCのサイズに応じて調整が可能
であり、また、不使用時にはロータリドラム20から離
しておく(図1の2点鎖線の位置)ことができるように
なっている。
【0021】ロータリドラム20の下方には、起函され
たカートンCを正確な四角形の状態に保持して搬送する
チェーンコンベア110が配設されている。このチェー
ンコンベア110は、図8に簡略化して示すように、上
流側の従動スプロケット112と、下流側の駆動スプロ
ケット(図示せず)と、これらのスプロケット112間
に掛け回されたチェーン114と、このチェーン114
に所定間隔で取付けられた、前後で一対のカートン保持
フィンガー(挾持部材)116a,116bとを備えて
いる。チェーンコンベア110の上流側に位置する従動
スプロケット112の中心O1 は、ロータリドラム20
の中心O2 を通る鉛直線L2 よりも上流側(図の左方)
に配置されている。
【0022】カートンCを保持する1組のフィンガー1
16a,116bは、この実施例では図9に示すよう
に、中央のチェーン114aに取付けられた1個の前フ
ィンガー116aと、両側のチェーン114b,114
cにそれぞれ取付けられた2個の後フィンガー116b
の合計3個が1組になっており、これら前後のフィンガ
ー116a,116bの間に起函されたカートンCを挾
持して搬送する。各フィンガー116a,116bは、
各チェーン114a,114b,114cに対する取付
け位置を変更できるようになっており、搬送するカート
ンCのサイズ(搬送方向前後の長さ)に応じて両者11
6a,116bの間隔が調整される。また、各チェーン
114a,114b,114cの間隔も調整可能になっ
ており、カートンCのサイズ(搬送方向に対する横幅)
に応じて調節される。
【0023】このチェーンコンベア110は、図8に示
すように、上流側の従動スプロケット112の周囲をチ
ェーン114が回転しつつ通過する際に、前後のフィン
ガー116a,116bが開くことを利用して、上方の
ロータリドラム20のバキュームプレート22が保持し
ているカートンCをこれらフィンガー116a,116
b間に挿入することによりカートンCを受取る。従っ
て、チェーンコンベア110の走行は、ロータリドラム
20の回転に同期されており、前フィンガー116aが
従動スプロケット112の中心O1 を通る鉛直線L1
通過して直立状態になり、一方、後フィンガー116b
は上記鉛直線L1 に達する前で、後方へ向けて傾斜した
状態の時に、バキュームプレート22が最も下方のカー
トン引渡し位置Pに達するようになっている。なお、フ
ィンガー116a,116bの数および配置は図9に示
すものに限らず、少なくとも前後からカートンを挾持し
うるものであれば良い。
【0024】ロータリドラム20のバキュームプレート
22が、チェーンコンベア110の前後のフィンガー1
16a,116bにカートンCを引渡す位置Pに、カー
トンCの姿勢を矯正する装置120が設けられている。
このカートン矯正装置120について図10ないし図1
2によって説明する。カートン矯正装置120は、チェ
ーンコンベア110の上流端よりもやや上流側(図10
の左方)に配置されている。カートン矯正装置120
は、本体の駆動部122と、この駆動部122によって
駆動されてチェーンコンベア110の進行方向に向って
進退動するカートンキッカー(押圧部材)124とを備
えており、駆動部122がチェーンコンベア110の延
長線の側方に、カートンキッカー124がチェーンコン
ベア110の延長線上の、かつ、上記前後のフィンガ1
16a,116bに干渉しない位置に配置されている
(図11参照)。
【0025】駆動部122の構成について詳細に説明す
る。ベース126上に2本のガイドシャフト128が、
チェーンコンベア110の進行方向と平行に取付けられ
ている。これら2本のガイドシャフト128には、それ
ぞれスライダ130が摺動自在に嵌合され、両側のスラ
イダ130上に、ガイドシャフト128と直交する方向
の2本の平行な係合バー132が固定されている。これ
ら係合バー132の上方には、垂直な回転軸134の下
端に取付けられた水平な回転円板136が配設されてい
る。垂直な回転軸134は、上方のベベルギアボックス
138等を介して駆動力を伝達されて回転されるように
なっている。水平な回転円板136の下面には、カムフ
ォロア140が取付けられ、上記2本の平行な係合バー
132間に係合している。従って、回転円板136が回
転すると、係合バー132間に係合しているカムフォロ
ア140が回転して両係合バー132およびスライダ1
30をガイドシャフト128に沿って進退動させる。一
体として進退動する係合バー132およびスライダ13
0に、上記カートンキッカー124が取付けられている
ので、係合バー132の進退動に伴なって、チェーンコ
ンベア110の上流側の位置(図10に実線で示す後退
位置)と、チェーンコンベア110のフィンガ116が
バキュームプレート22からカートンCを受取る位置P
(図10の想像線に示す前進位置)との間で往復動す
る。カートンキッカー124は、ロータリドラム20の
周速よりも早い速度で進退動するようになっており、し
かも、上記ロータリドラム20およびチェーンコンベア
110と同期して駆動されており、バキュームプレート
22が、チェーンコンベア110にカートンCを引渡す
位置Pに移動してきた時点で、最も前進した位置に達す
るようになっている。また、この実施例では、ロータリ
ドラム20に4個のバキュームプレート22が設けられ
ているので、ロータリドラム20が1回転する間に、カ
ートンキッカー124は4回往復動する。
【0026】チェーンコンベア110の前後のフィンガ
ー116a,116bがロータリドラム20のバキュー
ムプレート22からカートンCを受取る位置Pよりもや
や下流側に、前後のフィンガー116a,116b間に
挾持されたカートンCをチェーンコンベア110の搬送
面110aまで落し込むカートン落し込み装置150が
設けられている。このカートン落し込み装置150につ
いて図9および図13ないし図16により説明する。カ
ートン落し込み装置150は、図16に示す形状の昇降
プレート(落し込み部材)152を備えており、この昇
降プレート152を図14および図15に示す昇降機構
154によって昇降させるようになっている。なお、図
14および図15では、昇降プレート152の図示は省
略してある。
【0027】昇降機構154は、機枠26に固定された
2本の垂直なガイドロッド156と、これら2本の垂直
ガイドロッド156にそれぞれ摺動自在に嵌合した昇降
スリーブ158と、両昇降スリーブ158に結合されて
一体的に昇降する連結部材160と、この連結部材16
0に固定されたブラケット162と、ブラケット162
の水平部上に支柱163を介して固定され、上記チェー
ンコンベア110の上方を横断する方向に延びる取付け
バー164とを備えており、この取付けバー164に上
記昇降プレート152が、チェーンコンベア110の上
流側(図14の左側)を向くようにして取付けられてい
る。また、上記連結部材160は、下方のブラケット1
66に回転自在に支持されたクランク円盤168のピン
170に連杆172を介して連結されている。従って、
クランク円盤168を回転させると、そのピン170に
連結された連杆172の下端部が回転運動をし、上端部
は、連結部材160を介して昇降スリーブ158に連結
しているので、2本の垂直ガイドロッド156に案内さ
れて昇降運動をする。すると連結部材160に固定され
たブラケット162上に支柱163を介して固定された
取付けバー164が昇降し、上記昇降プレート152が
昇降する。
【0028】取付けバー164に取付けられた昇降プレ
ート152は、カートンCを上方から押圧する押圧面
が、バキュームプレート22からチェーンコンベア11
0へのカートン引渡し位置P付近に配置された第1押圧
部151と、この第1押圧部151よりも下流側に位置
する第2押圧部153とから構成されている。また、第
2押圧部153は、第1押圧部151よりも下方へ向け
て延びており、この第2押圧部153の下降時(図13
に示す状態)におけるチェーンコンベア110の搬送面
110aとの距離が、起函されたカートンCの高さHと
ほぼ一致するようになっている。これら第1および第2
の押圧部151、153によって2段階のカートンCの
落し込みが行なわれる。なお、昇降プレート152は、
カートンCのサイズが変更された場合には、そのカート
ンの高さHに応じた第2押圧部153を有するものに交
換されるが、昇降プレート152の全体を交換せず、第
2押圧部153の部分を着脱可能にしておき、この部分
だけを交換するようにしても良い。すなわち、カートン
のサイズが違う場合には、カートンが吸着機構からチェ
ーンコンベアのフィンガーに引渡された時点では、カー
トンの底面とチェーンコンベアの搬送面との距離が異な
っている。そのため、サイズの違うカートンをチェーン
コンベアの搬送面まで落し込むには、押え爪のストロー
クを変更しなければならない。しかしながら押え爪のス
トロークを変更すると、押え爪の昇降の時間が変わって
しまうため、ロータリドラム等のその他の機構の動作に
同期させることが困難であるという問題があったが、昇
降プレート152を交換可能とすることにより、ストロ
ーク量を変えずに異なるサイズのカートンCを落とし込
むことができるので、その他の機構とのタイミングがず
れることがなく、幅広い兼用化が可能である。
【0029】次に、上記構成に係るカートン起函装置の
作動について説明する。偏平に折り畳まれ多数枚重ね合
せた状態で、カートンマガジン2内に収容されたカート
ンCは、取出し手段4のアーム8が上方へ向けて揺動し
て、その吸盤10が取出し口の最も前面側に位置する一
枚に密着した時(図1の位置)にバキュームが作用され
て吸着され、アーム8が下方へ向けて揺動することによ
り取出される。アーム8のロータリドラム20側への揺
動にタイミングを合せて、ロータリドラム20のバキュ
ームプレート22が回転をして、取出し手段4の吸盤1
0の位置に達する。そこで、取出し手段4の吸盤10の
バキュームが遮断されるとともに、バキュームプレート
22の吸盤23にバキュームが作用され、カートンCは
取出し手段4からバキュームプレート22に引渡され
る。
【0030】ロータリドラム20の回転によって、カー
トンCを保持したバキュームプレート22が仮起こし手
段60の下方に達して吸着面が水平な状態になると、バ
キュームプレート22の回転移動にタイミングを合せ
て、仮起こし手段60の吸盤62も、回転機構66によ
って回転されて下死点(図1に示す最も下降した位置)
に達する。この吸盤62は、カートンCがバキュームプ
レート22の吸盤23に吸着されている面(この実施例
では下側の面)の反対側の面(上側の面)で、しかも、
ロータリドラム20の回転方向後方側の面C1 (図17
参照)を吸着する。この時点では、バキュームプレート
22の吸盤23と仮起こし手段60の吸盤62の双方に
バキュームが作用しており、ロータリドラム20のバキ
ュームプレート22は反時計周り方向(図17の矢印B
方向)に回転するのに対し、仮起こし手段60のロッド
64および吸盤62は時計回り方向(図17の矢印D方
向)に回転するので、カートンCは、両側の面が密着し
ていた状態から、次第に拡開されて内部の真空状態がく
ずされる(図18参照)。なお、この実施例では、ロー
タリドラム20にバキュームプレート22が4個所設け
られているので、ロータリドラム20が1回転する間に
仮起こし手段60の吸盤62は4回転するようになって
いる。
【0031】上記仮起こし手段60によって所定量の仮
起こしが行なわれると、仮起こし手段60の吸盤62の
バキュームが解放されてカートンCを離し、バキューム
プレート22がカートンCを保持して回転を続ける。ロ
ータリドラム20のバキュームプレート22が、上記取
出し手段4からカートンCを受取って回転している間、
ロータリドラム20およびバキュームプレート22に揺
動可能に設けられているカートン起こし爪24は、カー
トンCに接触しない位置に後退していたが、仮起こしが
済んで、次の逆反り用ローラ100に達する前に、揺動
してカートンCの起函を行なう。カートン起こし爪24
は、コ字状の取付けプレート38上に取付けられてお
り、この取付けプレート38を支持している一方の支点
ピン34に取付けられたカムフォロア42が、ロータリ
ドラム20の回転に伴ってカムプレート44のカム溝4
4a内を移動することにより、ロータリドラム20およ
びバキュームプレート22に対して揺動する。バキュー
ムプレート22の吸盤23(カートン吸着面)よりも下
方(半径方向内方側)に位置していたカートン起こし爪
24が、揺動することにより、カートンCの前面側から
立上ってカートンCの前端を後方へ押圧してこのカート
ンCを起函する(図1の左側に位置するカートン起こし
爪24を参照)。上述のように、カートン起こし爪24
による起函の前に、仮起こし手段60により仮起こしが
行なわれているので、正方形や大きいサイズのカートン
であっても、両側の面が密着したまま同じ方向に折曲っ
てくの字になってしまうおそれがなく、確実に起函する
ことができる。なお、バキュームプレート22およびカ
ートン起こし爪24は、簡単な操作で位置を調整するこ
とができるので、カートンCのサイズに応じた兼用が容
易である。また、カートン起こし爪24を別の形状のも
のに交換することも容易である。
【0032】バキュームプレート22に吸着され、前面
をカートン起こし爪24に抑えられてほぼ角筒状に起函
されたカートンCは、続いて、その移動経路内に固定配
置されている逆反り用ローラ100に押付けられる。角
筒状カートンCの、外方側でかつ進行方向前方側の折り
目C2 が、逆反りローラ100に押付けられると、カー
トンCは、偏平に折り畳まれていた状態と逆の方向に深
く折曲げられる。このように逆反りが行なわれると、カ
ートンCが折り畳まれていた状態では折られていなかっ
た折り目が角筒の状態の90度を越えて深く折曲げられ
るので、カートンCの仕上りがよくなる。
【0033】逆反りが済んだカートンCは、バキューム
プレート22に保持されたままさらに回転移動してロー
タリドラム20の下方側に達する。この位置がロータリ
ドラム20からチェーンコンベア110への引渡し位置
Pになっており、カートンCは、下方を走行するチェー
ンコンベア110の前後のフィンガ116a,116b
が開いている間に挿入される(図8参照)。
【0034】ロータリドラム20からチェーンコンベア
110への引渡し位置Pには、カートンの姿勢を矯正す
る装置120が配設されている。このカートン矯正装置
120では、回転軸134の回転によって水平な回転円
板136が回転すると、回転円板136に取付けられた
カムフォロア140が2本の係合バー132間に係合し
た状態で回転するので、これら係合バー132が、スラ
イダ130を介してガイドシャフト128に案内されて
進退動し、カートンキッカー124もこれと一体的に進
退動する。回転円板136の回転は、ロータリドラム2
0の回転およびチェーンコンベア110の走行に同期さ
れており、カートンCの引渡しにタイミングを合せて、
カートンキッカー124がチェーンコンベア110の進
行方向に向けて進退動する。上記逆反りローラ100に
よって逆反りされたカートンCが、図8のようにほぼ角
筒状に戻っている場合には、前後のフィンガー116
a,116b干渉することなく両者116a,116b
間に挿入されるが、例えば、図19に示すようにカート
ンCが、強く逆反りがかかったままの状態で搬送されて
きた場合には、カートンCの後端部C3 が後フィンガ1
16bに乗り上げてしまうおそれがあったが、カートン
キッカー124がバキュームプレート22およびチェー
ンコンベア110の移動速度よりも早い速度で前進し
て、カートンCの後端部C3 を押圧し、その姿勢を矯正
して、カートンCを両フィンガ116a,116b間に
挿入するので、バキュームプレート20からチェーンコ
ンベア110への引渡しミスが生ずるおそれがない。
【0035】バキュームプレート22からチェーンコン
ベア110の前後のフィンガ116a,116bに引渡
されるカートンCは、引渡しの時点では、両フィンガ1
16a,116bの先端部寄りに挾持される。そこで本
発明の一実施例に係るカートン落し込み装置150によ
って、カートンCをチェーンコンベア110の搬送面1
10aまで落し込むようになっている。カートン落し込
み装置150では、クランク円盤168の回転によっ
て、連杆172を介して連結部材160を昇降させる。
連結部材160には、ブラケット162、支柱163お
よび取付けバー164を介して昇降プレート152が取
付けられており、チェーンコンベア110の走行にタイ
ミングを合せて昇降プレート152を昇降させる。
【0036】このカートンCの落し込みの過程について
図16により説明する。昇降プレート152が上昇位置
(図16に示す位置)から下降して、その第1押圧部1
51が符号151aに示す位置にきたときに、バキュー
ムプレート22は符号22aの位置に達する。第1押圧
部が151bまで下降すると、バキュームプレートは2
2bの位置に、さらに、第1押圧部が151cまで下降
すると、バキュームプレートは22cの位置に達し、こ
の位置で第1押圧部151はバキュームプレート22に
保持されているカートンCに当接して落し込みを開始す
る。この時点でバキュームプレート22の吸盤23のバ
キュームが解放されて、カートンCはチェーンコンベア
110のフィンガ116a,116bに引渡される。昇
降プレート152の第1押圧部151が151c,15
1dの位置を経て、最も下方の位置151eまで下降す
ると、カートンCは第1段の落し込みが完了してその高
さで搬送される(Ca,Cb,Cd,Ce,Cf,C
g)。
【0037】カートンCが搬送されている間に昇降プレ
ート152は上昇して図示の位置に戻った後、再び下降
する。第2押圧部153が上昇位置153aにあると
き、カートンCは上記高さで前進して符号Chの位置に
達しており、第2押圧部153が153bの位置から1
53cへと下降する過程で、上記高さのカートンCに当
って、Ciの高さからCjへと押し下げる。さらに、第
2押圧部153の高さが153d,153e,153f
へと下降し、カートンCは前進しつつ次第に下方へ落し
込まれ(Ck,Cm,Cn)、第2押圧部153が最も
下降した位置153gに達すると、カートンCはチェー
ンコンベア110の搬送面110aまで落し込まれる
(Cp)。こうしてチェーンコンベア110の搬送面1
10aまでカートンCを落し込むことにより、安定した
搬送を行なうことができる。なお、下流側にカートンC
の上面を押える固定ガイドを配置してカートンの浮き上
りを防止するようにしても良い。
【0038】このように、カートン落し込み装置150
の昇降プレート(落し込み部材)152を2回ストロー
クさせることによって、カートンCをチェーンコンベア
110の搬送面110aまで落し込むようにしたので、
1回のストローク量を小さくすることができ、高速化を
図ることが可能である。なお、上記実施例では、昇降プ
レート152の押圧部151、153を2段にしたが、
必ずしも2段に限るものではなく、3段以上の押圧部を
設けても良い。また、昇降プレート152を垂直方向に
昇降させるようにしたが、チェーンコンベア110によ
って搬送されるカートンCに追従して下降するようにし
ても良い。
【0039】なお、上記実施例ではロータリドラム20
に4個のバキュームプレート22が設けられているが、
これに限られるものではなく、その他の数であっても良
い。また、この場合には、上記仮起こし手段60および
カートン矯正装置120は、ロータリドラム20が1回
転する間にバキュームプレート22の数と同数回だけ回
転させ、あるいは往復動させれば良い。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
体に設けられたカートン保持手段に保持されたカートン
を、起函手段によって角筒状に起函し、回転体の下方に
配設された搬送手段の前後の挟持手段に引渡して搬送す
るようにしたカートン起函装置に、高さの異なる複数の
押圧部を有する落し込み部材を設け、この落し込み部材
を複数回上下動させることにより、カートンを搬送手段
の搬送面まで落し込むようにしたので、1回のストロー
クを小さくすることができ、ストローク時間を短縮して
高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカートン落し込み装置
を備えたカートン起函装置の全体を示す正面図である。
【図2】上記カートン起函装置を構成するロータリドラ
ムの縦断面図である。
【図3】上記ロータリドラムの正面図である。
【図4】カートン保持手段と起函手段の斜視図である。
【図5】仮起こしを行なう吸着手段と移動手段の正面図
である。
【図6】図5の縦断面図である
【図7】図5の要部の平面図である。
【図8】ロータリドラムとチェーンコンベアを簡略化し
て示す正面図である。
【図9】チェーンコンベアの上流部の平面図である。
【図10】カートン矯正装置の正面図である。
【図11】カートン矯正装置の側面図である。
【図12】カートン矯正装置の平面図である。
【図13】カートン落し込み装置の昇降プレートとチェ
ーンコンベアを簡略化して示す図である。
【図14】カートン落し込み装置の昇降機構を示す正面
図である。
【図15】カートン落し込み装置の昇降機構を示す平面
図である。
【図16】カートンの落し込み装置の昇降プレートの形
状およびその作動を説明する図である。
【図17】カートンの仮起こしを行なう装置の作動を説
明する図である。
【図18】カートンの仮起こしを行なう装置の作動を説
明する図である。
【図19】カートン矯正装置の作動を説明する図であ
る。
【符号の説明】
C カートン 20 回転体(ロータリドラム) 22 カートン保持手段(バキュームプレート) 24 起函手段(カートン起し爪) 110 搬送手段(チェーンコンベア) 110a 搬送手段(チェーンコンベア)の搬送面 116a 前方の挾持手段(前フィンガー) 116b 後方の挾持手段(後フィンガー) 151 落し込み部材の第1押圧部 152 落し込み部材 153 落し込み部材の第2押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−56218(JP,A) 特開 昭58−125427(JP,A) 特開 昭54−143390(JP,A) 特公 平4−64927(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 43/18,43/26 B31B 1/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に設けられ、偏平状態に折り畳ま
    れたカートンを保持して搬送するカートン保持手段と、
    このカートン保持手段に保持されたカートンを角筒状に
    起函する起函手段と、回転体の下方に配設され、角筒状
    に起函されたカートンを前後の挾持部材によって挾持し
    て搬送する搬送手段と、搬送手段の上方に配設され、上
    下動してカートンを搬送手段の搬送面に向けて押しさげ
    る落し込み部材とを備えたカートン起函装置のカートン
    落し込み装置において、上記落し込み部材のカートンに
    当接する面を、高さの異なる複数の押圧部から構成し、
    複数回の上下動によって、これら押圧部を順次カートン
    に当接させることによりこのカートンを搬送面まで落し
    込むことを特徴とするカートン起函装置のカートン落し
    込み装置。
  2. 【請求項2】 上記落し込み部材の最も下流側に位置す
    る押圧部は、下降した位置において、上記搬送手段の搬
    送面との距離がカートンの高さにほぼ一致していること
    を特徴とする請求項1に記載のカートン起函装置のカー
    トン落し込み装置。
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