JP3173534B2 - オンライン厚さ計の補正演算方法 - Google Patents

オンライン厚さ計の補正演算方法

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JP3173534B2
JP3173534B2 JP05073993A JP5073993A JP3173534B2 JP 3173534 B2 JP3173534 B2 JP 3173534B2 JP 05073993 A JP05073993 A JP 05073993A JP 5073993 A JP5073993 A JP 5073993A JP 3173534 B2 JP3173534 B2 JP 3173534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,シート状物体の厚さを
非接触で正確に測定することができるオンライン厚さ計
の補正演算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はシート状物体の厚さをオンライン
で測定するための一般的構成図である。図において,2
1及び22は垂直フレーム,23及び24は水平フレー
ムで,これらでO形フレーム25が構成されている。2
6は紙やプラスチックのフィルム等のシート,28は下
側の水平フレーム24に設けられ,β線やX線又は赤外
線等を発生する線源部29と,シート26を介して上側
の水平フレーム23に設けられ,線源部29からのβ線
を検出する検出部30とからなっている。
【0003】31はヘッド28を駆動して,水平フレー
ム23,24上を往復走行させるモータ,32はモータ
31へ駆動電流を供給する駆動回路である。33はモー
タ31が所定角度回転する毎に1パルス出力するエンコ
ーダ,34は水平フレーム24の略中央部に設けられた
初期化スイッチ,35は各種演算制御を行う制御部,5
0は検出部30の出力に基づいてシートの厚さを演算す
る演算処理部であり,この演算処理部50は制御部35
内に組み込まれている場合もある。
【0004】上記の構成において,ヘッド28は装置が
稼働しているときは,装置の向かって左側(BK)端部
(校正点K)に退避している。そして測定が開始される
と,まず,ヘッド28は左側(BK)から右側(FR)
へシート26の幅方向に走行し,所定のデータ採取位置
(シート26の幅方向に数百ポイント設定してある)に
くると,制御部35は検出部30が検出したデータを取
り込んで,シート26の厚さを演算する。そしてヘッド
28は左側と右側との間を往復走行し,検出が続けられ
る。
【0005】このようなヘッド28の作動の制御は制御
部35が行う。制御部35はエンコーダ23からの出力
パルスPをカウンタ33aで加減算し,ヘッド28の位
置の検出を行い駆動回路32を制御する。そして,ヘッ
ド28が左側から右側へ走行し,水平フレーム24の略
中央部に設けられた初期化スイッチ34をオンすると,
その信号Rは制御部35に与えられる。信号Rを受け取
った制御部35は,ヘッド28が水平フレーム23,2
4の略中央部にあるときにカウンタ33aをリセット
し,ヘッド28の位置ずれが積算するのを防止してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,このような
オンライン厚さ計においては,機械的なガタを有してお
りシートがない状態でヘッド28がフレーム上23,2
4上を往復走行するとガタに対応した誤差信号が発生す
る。この誤差信号はシートを挟んで往復走行し,その厚
さを測定する場合も発生するので測定誤差となる。
【0007】図3(a),(b)は上記測定誤差を補正
する従来の演算処理部50の動作を説明するための説明
図である。図において51は検量線を記憶した第1記憶
手段,52は補正データを記憶した第2記憶手段であ
る。なお,この第2記憶手段はシートの測定に先立って
シートがない状態で校正点でヘッドが静止しているとき
に空気層の厚さを測定してその値をゼロとし,次にシー
トがない状態でヘッドを往復走行させ,シートの幅方向
に数百ポイント設定してある所定のデータ採取位置の往
復(ヘッドの誤差はヒステリシスを有しており,往と復
で異なる)の誤差(普通±数μm,若しくは±数g/m
2)を記憶している。
【0008】図(a)において厚さ演算手段53は制御
部35からの位置信号とヘッドからの厚さ信号を入力し
第1記憶手段51の検量線からシートの厚さを検出す
る。補正演算手段54は厚さ演算手段53からの厚さ信
号と第2記憶手段52からの補正データを入力し加減算
数を行って補正したデータ採取位置の値を表示器に送出
する。
【0009】図(b)は検量線を用いて真の厚さを特定
するための厚さ信号と表示厚さの関係を示すもので,検
出された厚さ信号tを検量線を用いて厚さaに換算し,
その換算した値aに補正データΔaを加算して真の厚さ
a+Δaを特定する。上記によればヘッドの機械的なガ
タによる誤差を補正した厚さを知ることができる。 上記の方法において,I=I0exp(−μ・BW) I;空気層の厚さ信号 μ;吸収係数 BW;Basic Weight:坪量,厚さ) で表現される検量線を微分すると dI/dBW=−μ・I0exp(−μ・BW)=−μ・I… となり,各BWにおける信号の変化分による厚さ出力変
化分,即ちフレーム補正値のガタは一定であるという考
えに基づいている。しかしながら,実際の検量線は I=I0exp(μ1・BW+μ2・BW2+μ3・BW3+…+μn・BWn)… という多項式で近似される。この式のIをBWで近似
すると dI/dBW=(μ1+2μ2・BW+3μ3・BW2+nμn・BWn-1)・I… となり,各厚さにおけるフレームの補正量は厚さにより
異なり,空気層によるフレーム補正値では完全に補正す
ることはできないという問題があった。
【0010】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので,シートがない状態におけるヘッ
ドの位置ずれに起因する出力信号の変動率を記憶してお
き,シートを挟んで往復走行したときのヘッドからの信
号にその記憶した変動率を乗じて補正した信号で検量線
からシートの厚さを求めることにより,より正確な厚さ
測定が可能なオンライン厚さ計の補正演算方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,シートの幅方向に設置されたフレームと,
前記シートを挟んで移動可能に設けられたヘッドと,該
ヘッドを前記フレームに沿って往復走行させる走行手段
と,前記シートの検量線を記憶する第1記憶手段と,前
記シートがない状態で前記フレームを往復走行させ予め
定めた複数の測定位置における前記ヘッドの位置ずれに
起因する出力信号を記憶する第2記憶手段とからなり,
前記シートを挟んで往復走行したときの前記予め定めた
複数の測定位置における前記ヘッドからの信号と前記第
2記憶手段に記憶した信号および前記検量線を用いて前
記フレーム上の予め定めた複数の測定位置における前記
シートの厚さを補正演算するオンライン厚さ計の補正演
算方法において,前記第2記憶手段はシートがない状態
における前記ヘッドの位置ずれに起因する出力信号の変
動率を演算して記憶し,前記シートを挟んで往復走行し
たときの前記ヘッドからの信号に前記第2記憶手段に記
憶した変動率を乗じて補正した信号で前記第1記憶手段
の検量線から前記シートの厚さを演算するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【作用】検出した厚さ信号を予め記憶してある変化率で
補正し,その補正した値で検量線から厚さを求めるので
より正確な厚さ検出が可能となる。
【0013】
【実施例】本発明において全体構成及びヘッドの動作は
図2に示すものと同様なのでここでの説明は省略する。
なお,従来例とは演算処理部50の動作のみが異なる。
図1(a),(b)は本発明のオンライン厚さ計の補正
演算方法の一実施例を示す説明図である。図において5
1は検量線を記憶した第1記憶手段,52aは補正デー
タを記憶した第2記憶手段である。なお,この第2記憶
手段52aはシートの測定に先立ってシートがない状態
でヘッドが校正点で静止している空気層の厚さを測定し
てその値をゼロとし,次にシートがない状態でヘッドを
往復走行させ,シートの幅方向に数百ポイント設定して
ある所定のデータ採取位置の往復の誤差を変動率として
記憶している。
【0014】図(a)において補正演算手段54aは制
御部35からの位置信号とヘッドからの厚さ信号を入力
しその位置における厚さ信号の補正演算を行う。厚さ演
算手段53aは前述の補正された信号と第1記憶手段5
1の検量線から厚さを演算し表示器に送出する。
【0015】図(b)は検量線を用いて真の厚さを特定
するための厚さ信号と表示厚さの関係を示すもので,検
出された厚さ信号tは第2記憶手段52aに記憶された
各位置毎の変動率値によりその厚さ信号tが補正されt
−Δtの位置に移動する。その結果,検量線のb点が
b’点に移動して真の厚さaが求められる。上記によれ
ばシートの厚さによらない真の補正が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば,シートがない状態におけるヘッド
の位置ずれに起因する出力信号の変動率を記憶してお
き,シートを挟んで往復走行したときのヘッドからの信
号にその記憶した変動率を乗じて補正した信号で検量線
からシートの厚さを求めるようにしたので,シートの厚
さによらない真の補正が可能となり,より正確な厚さ測
定が可能なオンライン厚さ計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオンライン厚さ計の補正演算方法の一
実施例を示す説明図である。
【図2】シート状物体の厚さをオンラインで測定するた
めの一般的構成図である。
【図3】従来のオンライン厚さ計の補正演算方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
51 第1記憶手段 52a 第2記憶手段 53a 厚さ演算手段 54a 補正演算手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−296107(JP,A) 特開 昭58−7508(JP,A) 特開 昭62−229019(JP,A) 特開 昭62−285008(JP,A) 特開 昭54−66167(JP,A) 実開 昭55−181509(JP,U) 特公 昭43−23159(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの幅方向に設置されたフレーム
    と,前記シートを挟んで移動可能に設けられたヘッド
    と,該ヘッドを前記フレームに沿って往復走行させる走
    行手段と,前記シートの検量線を記憶する第1記憶手段
    と,前記シートがない状態で前記フレームを往復走行さ
    せ予め定めた複数の測定位置における前記ヘッドの位置
    ずれに起因する出力信号を記憶する第2記憶手段とから
    なり,前記シートを挟んで往復走行したときの前記予め
    定めた複数の測定位置における前記ヘッドからの信号と
    前記第2記憶手段に記憶した信号および前記検量線を用
    いて前記フレーム上の予め定めた複数の測定位置におけ
    る前記シートの厚さを補正演算するオンライン厚さ計の
    補正演算方法において,前記第2記憶手段はシートがな
    い状態における前記ヘッドの位置ずれに起因する出力信
    号の変動率を演算して記憶し,前記シートを挟んで往復
    走行したときの前記ヘッドからの信号に前記第2記憶手
    段に記憶した変動率を乗じて補正した信号で前記第1記
    憶手段の検量線から前記シートの厚さを演算するように
    したことを特徴とするオンライン厚さ計の補正演算方
    法。
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