JP3171498B2 - 多導体送電線路 - Google Patents
多導体送電線路Info
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Description
導体送電線路の改良に関するものである。
線導体とこの複数条の本線導体のうち大地側の2条の本
線導体の間の略中間の下方にたるみを持たせて添架され
た添線導体とから成っており、添線導体は大地側の2条
の本線導体に支持部によって長手方向に間隔をあけて支
持されている。この多導体送電線路は、大地側の2条の
本線導体と大地との間で添線導体が大地側の本線導体の
表面電位傾度を低下しているため、降雨時にコロナ騒音
の発生が有効に防止されるので有利である。
支持部はクランプ付きのスペーサから成っており、添線
導体はこのスペーサによって大地側の2条の本線導体に
支持されているが、このスペーサを添線導体に電流が流
れるように導電性とすると、この導電性スペーサを流れ
る電流によってスペーサの可動部が発熱するので、従来
から絶縁性スペーサを用いて添線導体を大地側の本線導
体に支持している。
流を流さない絶縁性スペーサを用いて添線導体を支持す
ると、大地側の本線導体の表面電位傾度を緩和するため
に、添線導体と本線導体との間を同電位に保ち、且つ添
線導体に電流が分流しないように、スペーサの本線クラ
ンプ又は添線クランプと添線導体との間に半導電性の有
機物を介在させているので、この有機物が長期間の使用
によって劣化して有機物の本来の機能が低下する虞があ
った。
線導体を支持するスペーサで発熱を生ずることがなく、
且つ本線導体と添線導体との間の電位傾度を緩和するこ
とができる多導体送電線路を提供することにある。
解決するため、複数条の本線導体とこの複数条の本線導
体のうち大地側の2条の本線導体の間の略中間の下方に
たるみを持たせて添架された添線導体とから成り、この
添線導体は、大地側の2条の本線導体に支持部によって
長手方向に間隔をあけて支持されている多導体送電線路
において、支持部は導電性スペーサから成り、且つ添線
導体又は導電性スペーサには変流器が設置されているこ
とを特徴とする多導体送電線路を提供することにある。
て大地側の2条の導体に支持すると、本線導体と添線導
体とは同電位に保たれるので、大地側の本線導体の表面
電位傾度が低下してコロナ騒音を有効に低減することが
できる。また、添線導体又は導電性スペーサに設置され
た変流器のリアクタンスが添線導体のインピーダンスを
増大させて添線導体に分流する電流を抑制するので、導
電性スペーサの発熱を有効に防止することができる。
ると、図1乃至図3は本発明に係る多導体送電線路10
を示し、この多導体送電線路10は、図示しない鉄塔の
間に架設された複数条(図示の場合には8条)の本線導
体12と、この複数条の本線導体12のうち大地側の2
条の本線導体12A、12Bの間の略中間の下方にたる
みを持たせて添架された添線導体14とから成ってい
る。
ペーサ16A乃至16Cから成る支持部16によって大
地側の2条の本線導体12A、12Bに支持されてい
る。図示の実施例では、添線導体14は、両端の導電性
スペーサ16A、16Cと中間の導電性スペーサ16B
との間にそれぞれ支持された導体部分14A、14Bか
ら成っている(図3参照)。両端の導電性スペーサ16
A、16Bは、3つのクランプ部18A乃至18Cを有
し、2つのクランプ部(本線クランプ部)18A、18
Bは、大地側の2条の本線導体12A、12Bをクラン
プし、他のクランプ部(添線クランプ部)18Cは、添
線導体14の導体部分14A、14Bの外側の端部をク
ランプしている(図2参照)。また中間の導電性スペー
サ16Cは、4つのクランプ部18A乃至18Dを有
し、2つのクランプ部(本線クランプ部)18A、18
Bは、大地側の2条の本線導体12A、12Bをクラン
プし、他のクランプ部(添線クランプ部)18C、18
Dは、添線導体14の導体部分14A、14Bの内側の
端部をクランプしている(図2参照)。尚、導電性スペ
ーサ16A乃至16Cとしては、後に図4を参照しての
べる本発明の他の実施例に用いられる導電性スペーサと
実質的に同じ構造を有するものが用いられる。
2及び図3に示すように、添線導体14に設置された変
流器20を更に備えている。図示の実施例では、変流器
20は、添線導体14の導体部分14A、14Bのスペ
ーサ16A、16Bに寄った側の端部付近に設置されて
いる。
サ16A乃至16Cによって大地側の2条の本線導体1
2A、12Bに支持すると、大地側の本線導体12A、
12Bと添線導体14とは同電位に保たれるので、この
大地側の本線導体12A、12Bの表面電位傾度が低下
してコロナ騒音を有効に低減することができる。また、
添線導体14の導体部分14A、14Bに設置された変
流器20のリアクタンスが添線導体14のインピーダン
スを増大させるので、大地側の本線導体12A、12B
から添線導体14に分流する電流が抑制され、従って導
電性スペーサ16A乃至16Cの発熱を有効に防止する
ことができる。
が2つの導体部分14A、14Bから成り、且つ変流器
20が添線導体14に直接設置されているが、図4に示
すように、添線導体14が1本の連続する導体から成
り、且つ導電性スペーサ16A乃至16Cに変流器20
が設置されていてもよい。導電性スペーサ16A乃至1
6Cは、大地側の2条の本線導体12A、12Bをクラ
ンプする本線クランプ部18A、18Bを両端に有する
スペーサバー22と、添線導体14をクランプする添線
クランプ部18Cを有する懸吊金具24とから成り、こ
の懸吊金具24は、取付けボルト26とナット28とば
ね30とによってスペーサバー22の中間に懸吊されて
いる。変流器20は、懸吊金具28に設置されている。
懸吊金具24は、枢支部24a、24bを介して取付け
ボルト26及び添線クランプ部18Cに接続されてい
る。
体を導電性スペーサによって大地側の2条の本線導体に
支持するので、本線導体と添線導体とを同電位に保つこ
とができるため、大地側の本線導体の表面電位傾度が低
下してコロナ騒音を有効に低減することができ、また添
線導体又は導電性スペーサに設置された変流器のリアク
タンスによって添線導体のインピーダンスが増大するの
で、本線導体から添線導体に分流する電流を抑制するこ
とができるため、導電性スペーサの発熱を有効に防止す
ることができる実益がある。
る。
面図である。
サの拡大正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数条の本線導体と前記複数条の本線導
体のうち大地側の2条の本線導体の間の略中間の下方に
たるみを持たせて添架された添線導体とから成り、前記
添線導体は、前記大地側の2条の本線導体に支持部によ
って長手方向に間隔をあけて支持されている多導体送電
線路において、前記支持部は導電性スペーサから成り、
且つ前記添線導体又は導電性スペーサには変流器が設置
されていることを特徴とする多導体送電線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33497792A JP3171498B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 多導体送電線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33497792A JP3171498B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 多導体送電線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165353A JPH06165353A (ja) | 1994-06-10 |
JP3171498B2 true JP3171498B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18283344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33497792A Expired - Fee Related JP3171498B2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 多導体送電線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171498B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4558265B2 (ja) * | 2002-09-09 | 2010-10-06 | 古河電気工業株式会社 | 多導体送電線のコロナ騒音低減装置 |
KR101657294B1 (ko) * | 2016-01-25 | 2016-09-13 | 주식회사 청림이앤씨 | 단선방지를 위한 가공송전선용 연결대 |
KR101657292B1 (ko) * | 2016-01-25 | 2016-09-13 | 주식회사 청림이앤씨 | 안정적 가공송전라인 배치용 고정브라킷 |
KR101650823B1 (ko) * | 2016-01-28 | 2016-08-24 | (주)투-에스 | 수리가 용이한 가공배전용 가공전선 설치대 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP33497792A patent/JP3171498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06165353A (ja) | 1994-06-10 |
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