JP3168151B2 - 車体上面洗浄装置における上面回転ブラシの下降力制御装置 - Google Patents

車体上面洗浄装置における上面回転ブラシの下降力制御装置

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JP3168151B2
JP3168151B2 JP30174495A JP30174495A JP3168151B2 JP 3168151 B2 JP3168151 B2 JP 3168151B2 JP 30174495 A JP30174495 A JP 30174495A JP 30174495 A JP30174495 A JP 30174495A JP 3168151 B2 JP3168151 B2 JP 3168151B2
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茂夫 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面回転ブラシで
自動車等の車両の車体上面を洗浄するようにした車体上
面洗浄装置における上面回転ブラシの下降力制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレームに、揺動アームの中間部
を揺動できるように支持し、その揺動アームの一端部に
上面回転ブラシを設け、更にその揺動アームの他端部に
バランスウェイトを設けて、上面回転ブラシ側の重量に
よるモーメントとバランスウェイト側の重量によるモー
メントとの差により、自動車の上面を洗浄するのに適し
た上面回転ブラシの面圧を得るようにした車体上面洗浄
装置は、例えば特開昭60−128048号公報に開示
されるように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
車体上面洗浄装置において、回転体の外周に吸水性のあ
る不織布を取付けた上面回転ブラシを用いる場合には、
車体上面洗浄装置の稼働状態により不織布の繊維と繊維
の隙間に入る洗浄水の量が変化し、上面回転ブラシの重
量が少なからず変化するために、上面回転ブラシの車体
上面に対する面圧が安定しない問題があった。例えば、
不織布が乾燥した状態から洗車を始めた場合、最初は上
面回転ブラシの外周部の不織布だけが洗浄水を吸水し、
回転体に近い中心部の不織布は洗浄水を吸水しないた
め、上面回転ブラシは比較的軽い。しかし車体上面洗浄
装置を連続して稼働させると、洗車台数が多くなるにつ
れて、中心部の不織布も洗浄水を徐々に吸水して上面回
転ブラシが重くなる。そのため、上面回転ブラシの面圧
を、不織布の乾燥状態より洗車を始めた場合に適切な面
圧になるように設定すると、車体上面洗浄装置を連続し
て稼働させた場合、上面回転ブラシの面圧が大きくなり
過ぎることとなる。
【0004】そこで不織布に撥水処理を行い、不織布が
洗浄水を吸水することによる重量増加を防止することも
考えられるが、この場合でも、洗車台数が多くなるにし
たがって、撥水効果が徐々に減少して洗浄水を吸水する
ようになるため、上記と同様の問題が生じる。
【0005】また、上面回転ブラシの重量変化要因とし
ては、上記のようにブラシが洗浄水を含むことの他に、
ブラシ自体が摩耗したり一部脱落したりすることも挙げ
られ、この場合には、ブラシ重量が摩耗等に因り徐々に
減少変化し、これがブラシの面圧を減少させて洗車効果
を低下させる原因となる。このため、たとえ洗浄水を含
んでも重量が殆ど変化しないか変化が少ない上面回転ブ
ラシを用いた車体洗浄装置であっても、上面回転ブラシ
の上記摩耗等に伴う重量変化に対しては面圧補正を行う
必要が生じる。
【0006】更に洗浄水を含むと重量が大きく増加する
ような上面回転ブラシを設けた車体洗浄装置において
は、そのブラシが未使用である状態と、摩耗したり一部
脱落した消耗状態とでブラシ自体の保水能力に大きな差
を生じ(特に消耗状態では保水能力が大幅に低下し)、
従って洗浄水を含んだブラシの重量が、ブラシの未使用
状態と消耗状態とで大きく変化するから、この重量変化
に対しても面圧補正を行う必要がある。
【0007】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、上面回転ブラシの重量が変化しても、常に安定し
た面圧が得られるようにした、車体上面洗浄装置におけ
る上面回転ブラシの下降力制御装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、フレームに、洗浄水を含むと重量が
増加する上面回転ブラシを昇降可能に設けた車体上面洗
浄装置において、前記上面回転ブラシの前記重量を検出
する重量検出手段と、前記上面回転ブラシの下降力を減
少させる下降力減少手段と、前記下降力減少手段による
下降力減少量を可変とする減少力可変手段と、前記重量
検出手段の検出信号に基づいて前記減少力可変手段を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とし、また請求項
2の発明は、フレームに揺動アームを上下揺動可能に設
け、その揺動アームの先端に、洗浄水を含むと重量が増
加する上面回転ブラシを設けた車体上面洗浄装置におい
て、前記上面回転ブラシの前記重量を検出する重量検出
手段と、前記上面回転ブラシの昇降位置を検出する昇降
位置検出手段と、前記上面回転ブラシの下降力を減少さ
せる下降力減少手段と、前記下降力減少手段による下降
力減少量を可変とする減少力可変手段と、前記重量検出
手段及び前記昇降位置検出手段の各検出信号に基づいて
前記減少力可変手段を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とし、更に請求項3の発明は、前記各特徴に加え
て、前記重量検出手段が、前記上面回転ブラシを昇降さ
せる上昇駆動手段と、その上昇駆動手段の出力を可変と
する駆動出力可変手段と、前記上面回転ブラシの昇降位
置を検出する昇降位置検出手段と、前記駆動出力可変手
段に出力する制御信号と前記昇降位置検出手段の検出信
号とに基づいて前記上面回転ブラシの下降力を検出する
下降力検出手段とを有することを特徴とする。
【0009】更にまた請求項4の発明は、フレームに上
面回転ブラシを昇降可能に設けた車体上面洗浄装置にお
いて、前記上面回転ブラシを昇降させる上昇駆動手段
と、前記上昇駆動手段の出力を可変とする駆動出力可変
手段と、前記上面回転ブラシの昇降位置を検出する昇降
位置検出手段と、前記駆動出力可変手段に出力する制御
信号と前記昇降位置検出手段の検出信号とに基づいて前
記上面回転ブラシの下降力を検出する下降力検出手段
と、前記下降力検出手段の検出信号に基づいて前記駆動
出力可変手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
とし、また請求項5の発明は、フレームに揺動アームを
上下揺動可能に設け、その揺動アームの先端に上面回転
ブラシを設けた車体上面洗浄装置において、前記上面回
転ブラシを昇降させる上昇駆動手段と、前記上昇駆動手
段の出力を可変とする駆動出力可変手段と、前記上面回
転ブラシの昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前
記駆動出力可変手段に出力する制御信号と前記昇降位置
検出手段の検出信号とに基づいて前記上面回転ブラシの
下降力を検出する下降力検出手段と、前記下降力検出手
段及び前記昇降位置検出手段の各検出信号に基づいて前
記駆動出力可変手段を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】更にまた請求項6の発明は、フレームに上
面回転ブラシを昇降可能に設けた車体上面洗浄装置にお
いて、前記上面回転ブラシの重量を検出する重量検出手
段と、前記上面回転ブラシの下降力を減少させる下降力
減少手段と、前記下降力減少手段による下降力減少量を
可変とする減少力可変手段と、前記重量検出手段の検出
信号に基づいて前記減少力可変手段を制御する制御手段
とを備え、前記重量検出手段が、前記上面回転ブラシを
昇降させる上昇駆動手段と、その上昇駆動手段の出力を
可変とする駆動出力可変手段と、前記上面回転ブラシの
昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前記駆動出力
可変手段に出力する制御信号と前記昇降位置検出手段の
検出信号とに基づいて前記上面回転ブラシの下降力を検
出する下降力検出手段とを有することを特徴とする。ま
た請求項7の発明は、フレームに揺動アームを上下揺動
可能に設け、その揺動アームの先端に上面回転ブラシを
設けた車体上面洗浄装置において、前記上面回転ブラシ
の重量を検出する重量検出手段と、前記上面回転ブラシ
の昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前記上面回
転ブラシの下降力を減少させる下降力減少手段と、前記
下降力減少手段による下降力減少量を可変とする減少力
可変手段と、前記重量検出手段及び前記昇降位置検出手
段の各検出信号に基づいて前記減少力可変手段を制御す
る制御手段とを備え、前記重量検出手段が、前記上面回
転ブラシを昇降させる上昇駆動手段と、その上昇駆動手
段の出力を可変とする駆動出力可変手段と、前記上面回
転ブラシの昇降位置を検出する昇降位置検出手段と、前
記駆動出力可変手段に出力する制御信号と前記昇降位置
検出手段の検出信号とに基づいて前記上面回転ブラシの
下降力を検出する下降力検出手段とを有することを特徴
とする。更にまた請求項の発明は、前記請求項〜請
求項7の何れかの発明の特徴に加えて、上面回転ブラシ
が、洗浄水を含むと重量が増加するブラシであることを
特徴とする。発明において、「洗浄水」とは、洗車の
際に車体又はブラシに向けて噴射される液体であって、
洗剤成分を含む水、リンス成分を含む水、ワックス成分
を含む水、清水の何れであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の一実施例に基づいて以下に具体的に
説明する。
【0012】添付図面において、図1〜図6は、車体上
面洗浄装置の第1実施例を示すものであり、特に図1は
正面図、図2は側面図(図1の2矢視図)、図3は制御
系のブロック図、図4は車体上面のブラッシング処理を
示す工程図、図5は、ブラッシング処理のフローチャー
トの第1分図(往走行時のフローチャート)、図6は、
ブラッシング処理のフローチャートの第2分図(復走行
時のフローチャート)である。また図7は車体上面洗浄
装置の第2実施例を示す、図2と同様の側面図、図8
は、第2実施例における上面回転ブラシとブラシ昇降駆
動系との関係を示すもので、(a)はブラシが下限位置
にある場合を、(b)は略中間位置にある場合を、
(c)は上限位置にある場合をそれぞれ示しており、更
に図9は車体上面洗浄装置の第3実施例を示す、図2と
同様の側面図、図10は、車体上面洗浄装置の第4実施
例におけるブラッシング処理のフローチャートである。
【0013】先ず、本発明の第1実施例を図1〜図6を
参照して説明する。自動車Vを跨ぎ得るように門型形状
をした走行フレーム1には、左右一対の走行レール2,
2上をそれぞれ転動する各一対の駆動輪3,3及び従動
輪4,4が設けられる。また走行フレーム1には、減速
機付き走行モータ51 ,52 が装備され、この走行モー
タ51 ,52 の出力軸に固定されたスプロケット6,6
と、前記駆動輪3,3に固定されたスプロケット7,7
とはチェン8,8で連動連結されている。これにより、
走行モータ51 ,52 を正逆回転駆動すれば、走行フレ
ーム1を走行レール2に沿って(即ち自動車Vの前後方
向に沿って)往復走行させることができる。
【0014】走行フレーム1の左右両側部には、同一軸
線上に配列された左右一対の第1,第2支持軸91 ,9
2 がそれぞれ回転可能に支持される。その両支持軸
1 ,9 2 の内端には、左右一対の第1,第2揺動アー
ム101 ,102 の中間部がそれぞれ固定されており、
その両揺動アーム101 ,102 の先端間には、その間
を一体的に連結するブラシ支持軸Jが固定されている。
このブラシ支持軸Jには上面回転ブラシBが回転可能に
設けられ、この上面回転ブラシBは、ブラシ支持軸Jに
回転可能に嵌挿支持されたブラシパイプ111 と、その
ブラシパイプ111の外周に放射状に固定された複数枚
の不織布112 とから構成される。その各不織布112
は、例えばポリエステル長繊維等から構成され、洗浄水
を含むと上面回転ブラシBの重量変化を来たすものであ
る。
【0015】第2揺動アーム102 の他端には減速機付
きブラシ回転モータ12が設けられ、このブラシ回転モ
ータ12の出力軸に固定されたスプロケット13と、ブ
ラシパイプ111 の一端部に固定されたスプロケット1
4とは第2揺動アーム102内においてチェン15で連
結されている。これにより、ブラシ回転モータ12を回
転駆動することによって上面回転ブラシBを回転させる
ことができる。また第1揺動アーム101 の他端にはバ
ランスウェイト16が固定されている。
【0016】第1支持軸91 にはストッパアーム17が
固定され、このストッパアーム17が、走行フレーム1
に各々固設された下限ストッパ18および上限ストッパ
19にそれぞれ当たることにより、上面回転ブラシBの
下限位置Dおよび上限位置Uがそれぞれ規制される。ま
た走行フレーム1には、減速機付きトルクモータ20が
固定され、このトルクモータ20の出力軸に固定された
スプロケット21と、第1支持軸91 に固定されたスプ
ロケット22とはチェン23で連結されており、その両
スプロケット21,22及びチェン23は、トルクモー
タ20の駆動力を支持軸91 に伝達する伝動機構TMを
構成している。而してトルクモータ20は、上面回転ブ
ラシBの下降力を減少させる本発明(請求項1,2の発
明)の下降力減少手段を構成すると共に、上面回転ブラ
シBを昇降させる本発明(請求項3〜5の発明)の上昇
駆動手段を構成する。
【0017】第2支持軸92 には、磁石24を一体的に
取付けた磁石アーム25が固定され、この磁石24に対
応して上限スイッチ26が走行フレーム1に固定されて
いる。上限スイッチ26は、磁石24が所定距離内に近
づくと作動して上面回転ブラシBが上限位置Uにあるこ
とを検出する。また第2支持軸92 には、走行フレーム
1に設けられた昇降位置検出用ロータリエンコーダ27
が接続されている。
【0018】走行フレーム1にはスタート位置検出スイ
ッチ29が設けられ、このスタート位置検出スイッチ2
9は、設置面に固設されたカム28に当たることにより
作動し、走行フレーム1がスタート位置にあることを検
出する。また走行フレーム1には、一方の走行モータ5
2 の出力軸に接続された走行位置検出用ロータリエンコ
ーダ30が設けられている。
【0019】走行フレーム1には、上面回転ブラシBに
洗浄水を噴射する洗浄水噴射管31が設けられ、この洗
浄水噴射管31には、該管31に洗浄水を連続的に供給
し得る水ポンプ32が接続されている。
【0020】走行フレーム1には制御盤33が設けら
れ、この制御盤33の表面には、洗車を始めさせるスタ
ートスイッチ34が設けられる。また制御盤33の内部
には、車体上面洗浄装置を制御する制御装置35と、ト
ルクモータ20に接続されたインバータ36が設けられ
る。
【0021】図3に示すように制御装置35は、以下に
説明する走行位置検出手段D1 、昇降位置検出手段
2 、上昇位置検出手段D3 、下限検出手段D4 、下降
力検出手段D5 、記憶手段M、レベルカウンタLC及び
タイマーT1 の各機能を具備しており、しかもそれらD
1 〜D5 ,M,LC,T1 からの出力信号を制御プログ
ラムに基づいて演算処理して走行モータ51 ,52 、ブ
ラシ回転モータ12、トルクモータ20及び水ポンプ3
2を作動させる、制御手段としての制御回路Cを備えて
いる。
【0022】走行位置検出手段D1 は、走行フレーム1
がスタート位置から往走行を始めてスタート位置検出ス
イッチ29が不作動になった時を基準として、特に走行
フレーム1が往走行している間はその走行量に応じて走
行位置検出用ロータリエンコーダ30からの出力パルス
を加算することにより、またその走行フレーム1が復走
行している間はその走行量に応じて同ロータリエンコー
ダ30からの出力パルスを減算することにより、それぞ
れスタート位置からの走行フレーム1の走行位置Xを検
出するものである。
【0023】昇降位置検出手段D2 は、上面回転ブラシ
Bが上限位置Uから下降を始めて上限スイッチ26が不
作動になった時を基準として、特に上面回転ブラシBが
下降している間はその下降量に応じて昇降位置検出用ロ
ータリエンコーダ27からの出力パルスを加算すること
により、またその上面回転ブラシBが上昇している間は
その上昇量に応じて同ロータリエンコーダ27からの出
力パルスを減算することにより、それぞれ上面回転ブラ
シBの昇降位置θを上限位置Uからの角度として検出す
る。
【0024】上昇位置検出手段D3 は、昇降位置検出手
段D2 の検出した昇降位置θが、上面回転ブラシBの
上,下限位置U,D間に設定した所定上昇位置Z(図示
例では図4に示すように下限位置D寄りに設定)に対応
して予め決められた第1設定昇降位置θ1 より小さいか
を判断する。即ち上面回転ブラシBが前記上昇位置Zよ
りも高い位置に在ることを検出する。
【0025】下限検出手段D4 は、昇降位置検出手段D
2 の検出した昇降位置θが、上面回転ブラシBの下限位
置U近傍において予め決められた第2設定昇降位置θ2
より大きいかを判断する。即ち上面回転ブラシBが図4
に示す下限位置Dに在ることを検出する。
【0026】下降力検出手段D5 は、後記する表1に示
す下降力測定電圧Vsのうち一番低い電圧Vs0 から、
順次高い電圧Vs1 ,Vs2 ,・・・・をインバータ3
6を介してトルクモータ20に印加してゆき、その下降
力測定電圧Vsを印加した時の、上昇位置検出手段D3
からの検出信号に基づいて上面回転ブラシBの下降力を
検出する。
【0027】即ち、上面回転ブラシBが第1設定昇降位
置θ1 よりも下方に在る時に、上面回転ブラシBを上昇
させる方向の予め定められた下降力測定電圧Vs0 をト
ルクモータ20に印加し、それでも上面回転ブラシBが
第1設定昇降位置θ1 まで上昇しない時は、Vs0 の次
に高い予め定めた下降力測定電圧Vs1 をトルクモータ
20に印加する。それでも上面回転ブラシBが第1設定
昇降位置θ1 まで上昇しない時は、Vs1 の次に高い予
め定めた下降力測定電圧Vs2 をトルクモータ20に印
加し、このようなことを繰り返して順次高い下降力測定
電圧Vsをトルクモータ20に印加することにより、上
面回転ブラシBが第1設定昇降位置θ1まで上昇した時
の電圧を検出する。かくして、上面回転ブラシBの下降
力をトルクモータ20に印加する電圧として検出するこ
とができる。
【0028】インバータ36は、制御装置35の制御回
路Cから出力された制御信号により、出力周波数を変え
る周波数変更手段K1 と、出力電圧を変える電圧変更手
段K 2 と、入力電圧が変動しても指定された電圧を出力
する定電圧手段K3 とを含んでいる。而してインバータ
36は、下降力減少手段としてのトルクモータ20によ
る下降力減少量を可変とする本発明(請求項1,2の発
明)の減少力可変手段、および上昇駆動手段としてのト
ルクモータ20の駆動出力を可変とするための本発明
(請求項3〜5の発明)の駆動出力可変手段を構成して
いる。尚、本実施例では、インバータ36の出力周波数
は一定で使用している。
【0029】上記構成において、バランスウェイト16
の重量、並びに減速機付トルクモータ20の減速比は、
上面回転ブラシBが乾燥状態の時に該トルクモータ20
を不作動(非通電)にした場合、上面回転ブラシBが自
重で下降し、また上面回転ブラシBと自動車Vとの接触
により上面回転ブラシBが上昇することができるように
設定されている。
【0030】記憶手段Mには、例えば次の表1の内容が
予め記憶されている。
【0031】
【表1】 この表1において、上昇電圧Vaは、これをトルクモー
タ20に印加した時に、上面回転ブラシBを強制的に上
昇させることができる大きさの電圧であり、この上昇電
圧Vaを後述するように昇降位置θ及び上面回転ブラシ
Bの重量に応じて変えることにより、上面回転ブラシB
を強制的に上昇させた時に上面回転ブラシBが慣性で、
後記する昇降位置θmより大きく上昇するのを防止する
ことができる。
【0032】また保持電圧Vbは、これをトルクモータ
20に印加した時に、上面回転ブラシBが自動車Vと非
接触状態であっても同ブラシBが昇降しないでその位置
に静止し得るような大きさの電圧であるか、又はその電
圧よりも若干低い電圧、もしくは若干高い電圧である。
【0033】更に下降電圧Vcは、上面回転ブラシBの
車体上面に対する接触面圧を適切な面圧に補正するため
にトルクモータ20に印加される電圧である。
【0034】而して上面回転ブラシBの下降力は、該ブ
ラシBが洗浄水を含んで重量増となるに伴い増加するた
め、その重量変化に伴う下降力変化に対応すべく、下降
力の大きさ(従って下降力測定電圧Vsの測定レベル)
に応じて複数(図示例では8段階)のレベルLが設定さ
れており、その各レベルL毎に前記上昇電圧Va、保持
電圧Vb及び下降電圧Vcの各設定値が設定される。し
かも上面回転ブラシBの下降力は、揺動アーム101
102 が水平の時に最大になり、水平から上方、又は下
方に向かうに従って減少するため、この昇降位置変化に
伴う下降力変化に対応すべく上昇電圧Va、保持電圧V
b及び下降電圧Vcは、上面回転ブラシBの上限位置U
から一定角度間隔(例えば上限位置Uから15度,30
度,45度・・・の各昇降位置θ)で設定値がそれぞれ
決められ、記憶手段Mに記憶されている。
【0035】尚、下降力測定電圧Vs0 は上面回転ブラ
シBの面圧が適切な範囲内のときの下降力測定電圧であ
るので、これに対応した下降電圧V0 は昇降位置θに係
わりなく「0ボルト」でもよい。
【0036】次に第1実施例の作用を図4〜6を参照し
て説明する。先ず、走行フレーム1がスタート位置(図
4の左端位置)にあり、しかもトルクモータ20には、
上面回転ブラシBの重量が最大の場合でもそれを上限位
置Uに上昇させ得る大きさの電圧Vuが印加されてお
り、更に自動車Vが所定位置(図4の実線位置)に停車
している状態より、洗車を始めるものとする。
【0037】上面回転ブラシBが上限位置Uに在って上
限スイッチ26が作動しているときに、スタートスイッ
チ34が押されると、水ポンプ32及びブラシ回転モー
タ12が駆動されると共に、トルクモータ20が不作動
になる。これにより、洗浄水噴射管31から洗浄水が噴
射され、上面回転ブラシBが図3に示す矢印a方向に回
転しながら、上限位置Uから下降する(ステップS
1)。
【0038】上面回転ブラシBが下限位置Dまで下降し
たことを下限検出手段D4 が検出すると(ステップS
2)、上面回転ブラシBの回転及び洗浄水の噴射を停止
させると共に、レベルカウンタLCのレベルLを「0」
にし(ステップS3)、タイマーT1 を「0」にする
(ステップS4)。
【0039】次に表1からレベルLが「0」のところの
下降力測定電圧Vsを読みだす。そして、その下降力測
定電圧Vs0 をトルクモータ20に印加すると共に、タ
イマーT1 を作動する(ステップS5)。
【0040】次に昇降位置θを読み込み(ステップS
6)、その昇降位置θが第1設定昇降位置θ1 より小さ
いかを判断し、即ち、上面回転ブラシBが所定上昇位置
Zよりも高い位置に上昇したかを検出する(ステップS
7)。上面回転ブラシBが所定上昇位置Zよりも低い時
は、タイマーT1 の検出時間t1 が所定時間ts1 を越
えたか判断し(ステップS8)、所定時間ts1 を越え
ていないときはステップS6に戻る。そして上面回転ブ
ラシBが所定上昇位置Zよりも高い位置になるか、所定
時間ts1 を越えるまでステップS6〜S8を繰り返
す。
【0041】ステップS7で上面回転ブラシBが所定上
昇位置Zよりも高い位置になったことを検出することな
く、ステップS8で所定時間ts1 を超えたことを検出
すると、レベルカウンカLCのレベルLを「1」にし
(ステップS9)、ステップS4に戻る。そしてステッ
プS7で上面回転ブラシBが所定上昇位置Zよりも高い
位置に上昇したことを検出するまで、ステップS4〜S
9を繰り返す。
【0042】ステップS7で上面回転ブラシBが所定上
昇位置Zよりも高い位置に上昇したことを検出すると、
そのときのレベルカウンタLCのレベルLを記憶する
(ステップS10)。例えばレベルLが「2」の時の下
降力測定電圧Vs2 をトルクモータ20に印加したとき
に、上面回転ブラシBが所定上昇位置Zよりも高い位置
に上昇したことを検出した場合は、レベルLを「2」と
記憶する。このステップS4〜S10により上面回転ブ
ラシBの下降力を検出することができる。
【0043】次にブラシ回転モータ12及び水ポンプ3
2を駆動して上面回転ブラシBを回転させると共に洗浄
水を噴射させ、更にトルクモータ20を不作動にして上
面回転ブラシBを下降させる(ステップS11)。そし
て上面回転ブラシBが下限位置Dになったことを下限検
出手段D4 が検出すると(ステップS12)、走行モー
タ51 ,52 を正転駆動して走行フレーム1が往走行を
始める(ステップS13)。
【0044】次に走行位置Xを読み込み(ステップS1
4)、昇降位置θを読み込む(ステップS15)。そし
て記憶手段Mに、ステップS14で読み込んだ走行位置
Xを番地として、ステップS15で読み込んだ昇降位置
θを記憶し(ステップS16)、これにより、走行位置
Xに対応付けて昇降位置θが記憶される。
【0045】次に表1から、ステップS10で記憶した
レベルLの番号に対応した下降電圧Vc(例えばレベル
Lが「2」の場合はVc2 )で、しかもステップS15
で読み込んだ昇降位置θに対応した電圧を記憶手段Mよ
り読み出し、その下降電圧Vcをトルクモータ20に印
加する(ステップS17)。
【0046】次に往走行か判断し(ステップS18)、
往走行の場合はステップS14に戻る。そして往走行が
終わるまで、ステップS14〜S18を繰り返す。上面
回転ブラシBが自動車Vの後端から離れた位置D′にく
ると、図示されない光電スイッチが自動車Vの後端を検
出するのに基づいて走行モータ51 ,52 の正転駆動を
停止し、これにより、往走行が終わる(ステップS1
8)。
【0047】以上のようにして走行フレーム1の往走行
時に上面回転ブラシBで自動車Vのボンネット面、天井
面、トランク面を順次ブラッシング洗浄することがで
き、特にステップS14〜S18によれば、上面回転ブ
ラシBの下降力を、ステップS4〜S10で検出した下
降力に基づいて減少させて、適切な下降力とすることが
できるから、往走行時の上面回転ブラシBの車体上面に
対する面圧を適切な面圧に制御することができる。
【0048】次に走行モータ51 ,52 を逆転駆動する
と走行フレーム1が復走行を始め、これにより復走行と
判断されると(ステップS19)、次に走行位置Xを読
み込み(ステップS20)、昇降位置θを読み込む(ス
テップS21)。そしてステップS20で読み込んだ走
行位置Xの番地に記憶されている往走行時の昇降位置θ
m(復走行の実際の昇降位置θと区別するために「θ
m」とする)を記憶手段Mより読み出す(ステップS2
2)。
【0049】次にステップS21で読み込んだ昇降位置
θが、昇降位置θmに所定角度Aを加算した基準角度
(θm+A)よりも大きいか判断し(ステップS2
3)、大きいと判断された場合(即ち同一の走行位置X
において往走行時と比べて上面回転ブラシBが所定角度
A以上に低く、昇降位置θが低過ぎると判断された場
合)は、ステップS10で記憶したレベルLの番号に対
応した上昇電圧Vaで、しかもステップS21で読み込
んだ昇降位置θに対応した電圧を記憶手段Mより読出
し、その上昇電圧Vaをトルクモータ20に印加するこ
とにより上面回転ブラシBを上昇させる(ステップS2
4)。
【0050】またステップS23において小さいと判断
された場合には、ステップS21で読み込んだ昇降位置
θが昇降位置θmよりも大きいかを判断し(ステップS
25)、大きいと判断された場合(即ち同一の走行位置
Xにおいて往走行時と比べて上面回転ブラシBが僅かに
低く、昇降位置θが適正であると判断された場合)は、
ステップS10で記憶したレベルLの番号に対応した保
持電圧Vbで、しかもステップS21で読み込んだ昇降
位置θに対応した電圧を記憶手段Mより読出し、その保
持電圧Vbをトルクモータ20に印加する。これにより
上面回転ブラシBは、車体に対する接触面圧の大きさに
より上昇するか又はその昇降位置θに保持される(ステ
ップS26)。一方、ステップS25において小さいと
判断された場合(即ち同一の走行位置Xにおいて往走行
時と比べて上面回転ブラシBの昇降位置θが高いと判断
された場合)には、ステップS10で記憶したレベルL
の番号に対応した下降電圧Vcで、しかもステップS2
1で読み込んだ昇降位置θに対応した電圧を記憶手段M
より読出し、その下降電圧Vcをトルクモータ20に印
加する。これにより上面回転ブラシBは、車体に対する
接触面圧の大きさにより上昇するか又は下降して適切な
接触面圧で静止する(ステップS27)。このようにス
テップS24,S26又はS27を実行した後で、ステ
ップS19に戻る。
【0051】以上のようにして走行フレーム1の復走行
時に上面回転ブラシBで自動車Vのトランク面、天井
面、ボンネット面を順次ブラッシング洗浄することがで
き、特にステップS19〜S27によれば、復走行時の
自動車Vの車体上面から上面回転ブラシBの回転中心ま
での距離を往走行時と略同一に制御することができ、上
面回転ブラシBの面圧が適切なものとなる。しかも、上
昇電圧Va,保持電圧Vbおよび下降電圧Vcを下降力
の検出結果に基づいて補正しているから、上面回転ブラ
シBの昇降動作を安定させることができる。
【0052】次に走行フレーム1がスタート位置に戻
り、スタート位置検出スイッチ29が作動すると、復走
行が終わり(ステップS19)、走行モータ51
2 、ブラシ回転モータ12及び水ポンプ32の各駆動
が停止されると共に、前記電圧Vuをトルクモータ20
に印加して上面回転ブラシBを上限位置Uに上昇させる
(ステップS28)。
【0053】而してこの第1実施例においては、上面回
転ブラシBを昇降させる上昇駆動手段としてのトルクモ
ータ20と、その出力を可変とする駆動出力可変手段と
してのインバータ36と、上面回転ブラシBの昇降位置
を検出する昇降位置検出手段D2 と、駆動出力可変手段
としてのインバータ36に出力する制御信号と昇降位置
検出手段D2 の検出信号とに基づいて上面回転ブラシB
の下降力を検出する下降力検出手段D5 とが互いに協働
して、上面回転ブラシBの重量を検出する本発明(請求
項1,2の発明)の重量検出手段DW を構成している。
【0054】次に図7,8を参照して本発明の第2実施
例について説明する。この第2実施例の装置は、トルク
モータ20の出力を第1支持軸91 に伝達する伝動機構
TMの構造が、第1実施例の装置と相違しており、その
他の部分の構造は第1実施例と同じであるので、第1実
施例と同じ構成の部材については第1実施例と同一の参
照符号を付すに留め、その説明は省略する。従ってこの
第2実施例については、伝動機構TMの構造を以下に具
体的に説明する。
【0055】第1支持軸91 には、第1実施例のスプロ
ケット22に代えて、円板から扇形を切り欠いた形状の
カム板50が固定されている。このカム板50とスプロ
ケット21との間はチェン51で連結され、このチェン
51の両端は、カム板50の優弧状をなす外周部の一端
部51aと中間部51bとに連結固定されている。走行
フレーム1に固定された軸52にはテンションアーム5
3が揺動可能に設けられ、このテンションアーム53の
先端には、チェン51に係合するアイドルスプロケット
54が回転可能に設けられている。またテンションアー
ム53と走行フレーム1との間には引張りバネ55が設
けられていて、このバネ55のバネ力でチェン51に常
時張力を加えている。
【0056】このような第2実施例の伝動機構TMによ
れば、トルクモータ20の出力により第1支持軸91
回転させる回転力が、図8に示すように上面回転ブラシ
Bの昇降位置θによって変わる。即ち、その回転力は、
支持軸91 回りのモーメントの腕の有効長さの違いに因
り、(b)に示すように揺動アーム101 ,102 が略
水平の時に最大になり、そこから、上面回転ブラシBが
(a)に示す下限位置Dに向かって下降するか、或いは
(c)に示す上限位置Uに向かって上昇するにつれて漸
減する。このため、前述のように上面回転ブラシBの下
降力が昇降位置θによって変化しても、チェン51に掛
かる力を常に略一定にすることができる。よって、記憶
手段Mに記憶されている表1の上昇電圧Va、保持電圧
Vb及び下降電圧Vcは、各レベルLにおいて昇降位置
θの如何によらない一定の電圧が記憶されている。
【0057】この第2実施例の作用は、第1実施例の作
用とステップS17,S24,S26,S27において
唯一相違し、その他の作用は第1実施例と全く同様であ
る。即ち第1実施例では、ステップS17,S24,S
26,S27において、上昇電圧Va、保持電圧Vb及
び下降電圧Vcの各設定値を昇降位置θに応じて変えて
いるが、第2実施例では、上昇電圧Va、保持電圧Vb
及び下降電圧Vcの各設定値が昇降位置θの如何によら
ず一定であり、それだけ制御装置35の構成簡素化を図
り得る利点がある。
【0058】次に図9を参照して本発明の第3実施例を
説明する。この第3実施例の装置は、上面回転ブラシB
の下降力減少手段および上昇駆動手段として、第1実施
例のトルクモータ20に代えて伸縮シリンダ61を用
い、また減少力可変手段および駆動出力可変手段とし
て、第1実施例のインバータ36に代えて電・空減圧器
63を用いる点が、第1実施例と相違しており、その他
の部分の構造は第1実施例と同じであるので、第1実施
例と同じ構成の部材については第1実施例と同一の参照
符号を付すに留め、その説明は省略する。従ってこの第
3実施例については、伸縮シリンダ61及び電・空減圧
器63を含むブラシ昇降駆動系の構成について以下に説
明する。
【0059】第1支持軸91 には、第1実施例のスプロ
ケット22に代えて、シリンダアーム60が固定され、
このシリンダアーム60の先端と走行フレーム1との間
には、油圧作動式の伸縮シリンダ61が設けられる。こ
のシリンダ61内の、ピストンロッドとは反対側の作動
油室には、オイルタンク62の下部621 が接続され、
そのオイルタンク62の上部622 には、従来公知の電
・空減圧器(電・空レギュレータともいう)63を介し
て高圧エア供給源64が接続されている。この電・空減
圧器63は制御装置35からの電気的な入力信号によ
り、出力側の空気圧が該入力信号に応じて予め決められ
た圧力になるように制御する。またオイルタンク62
は、空気圧を油圧に変換する機能を有している。
【0060】この第3実施例において記憶手段Mに記憶
されている表1には、第1実施例の電圧に代えて、空気
圧が記憶されている。またこの実施例では、伸縮シリン
ダ61の出力により第1支持軸91 を回転させる回転力
が、第2実施例と同様に上面回転ブラシBの昇降位置θ
によって変わる。即ち、この回転力は、その支持軸9 1
回りのモーメントの腕の有効長さの違いに因り、揺動ア
ーム101 ,102 が略水平の時に最大になり、そこか
ら、上面回転ブラシBが下限位置Dに向かって下降する
か、或いは上限位置Uに向かって上昇するにつれて漸減
する。このため、上面回転ブラシBの昇降位置θによっ
て下降力が変化しても、伸縮シリンダ61に掛かる力を
略一定にすることができる。よって、記憶手段Mに記憶
されている表1の上昇空気圧Va、保持空気圧Vb及び
下降空気圧Vcは、昇降位置θの如何によらない一定の
空気圧が記憶されている。
【0061】この第3実施例は、第2実施例の「トルク
モータ20」を「伸縮シリンダ61」に、また「電圧」
を「空気圧」にそれぞれ置き換えたものであるから、そ
れらトルクモータ20と伸縮シリンダ61の差異や、電
圧と空気圧の差異を除いて第3実施例の作用は第2実施
例の作用と基本的に同じである。従ってこの第3実施例
では、上面回転ブラシBの下降力のレベルを、伸縮シリ
ンダ61に加えるべき下降力測定空気圧により検出し、
その検出結果に基づいて、記憶手段Mに記憶されている
表1の上昇空気圧Va′、保持空気圧Vb′及び下降空
気圧Vc′の各設定値を伸縮シリンダ61に加えること
により、上面回転ブラシBの車体上面に対する接触面圧
を常に適切な面圧に制御することができる。
【0062】次に本発明の第4実施例を説明する。この
第4実施例の制御装置35は、前記実施例の下降力検出
手段D5 に代えて、別の手順で上面回転ブラシBの下降
力を検出する下降力検出手段D6 を備えており、更にタ
イマーT2 ,T3 を備えているところが、第1実施例と
相違していて、その他の部分の構造は第1実施例と同じ
である。
【0063】即ち下降力検出手段D6 は、上面回転ブラ
シBが上限位置Uに在る時に表1の下降力測定電圧Vs
の一番高い電圧Vs8 から、順次低い電圧Vs7 ,Vs
6 ・・・・をトルクモータ20に印加してゆき、上面回
転ブラシBが上限位置Uから下降して上限スイッチ26
が不作動になる電圧を検出する。
【0064】この第4実施例の作用を図4,図10を参
照して説明すると、上面回転ブラシBが図4に示す上限
位置Uに在ることを上限スイッチ26が検出している時
に(ステップS51)、スタートスイッチ34が押され
ると、タイマーT2 を「0」にして(ステップS5
2)、水ポンプ32及びブラシ回転モータ12を駆動す
ると共に、タイマーT3 を作動させ、これにより、洗浄
水噴射管31から洗浄水が噴射され、上面回転ブラシB
が図4に示す矢印a方向に回転する(ステップS5
3)。
【0065】タイマーT2 の検出時間t2 が所定時間t
2 を超えたら(ステップS54)、上面回転ブラシB
の回転および洗浄水の噴射を停止させると共に、レベル
カウンタLCのレベルLを「8」にし(ステップS5
5)、タイマーT3 を「0」にする(ステップS5
6)。前記所定時間ts2 は、上面回転ブラシBが洗浄
水を吸水して急速に重量を増加させる時間(例えば5〜
10秒)である。
【0066】次に、表1からレベルLが「8」のところ
の下降力測定電圧Vsを読み出す。そして、その下降力
測定電圧Vs8 をトルクモータ20に印加すると共に、
タイマーT3 を作動する(ステップS57)。
【0067】次に上限スイッチ26が不検出か判断し
(ステップS58)、検出の時は、タイマーt3 の検出
時間t3 が所定時間ts3 を超えたか判断する(ステッ
プS59)。所定時間ts3 を超えていない時はステッ
プS58に戻る。そしてステップS58,S59を繰り
返す。
【0068】ステップS58で、上限スイッチ26が不
検出になることなく、ステップS59で所定時間ts3
を超えたことを検出すると、レベルカウンタLCを
「7」にし(ステップS60)、ステップS56に戻
る。そしてステップS56〜S60を繰り返す。
【0069】ステップS58で、上限スイッチ26が不
検出になったら、図5のステップS10に進み、ステッ
プS58で不検出になったときのレベルカウンタLCの
レベルLの番号を記憶する。例えばレベルLが「6」の
時の下降力測定電圧Vs6 をトルクモータ20に印加し
たときに、上限スイッチ26が不作動になったこと(即
ち上面回転ブラシBが上限位置Uから下降したこと)を
検出した場合は、レベルLを「6」と記憶する(ステッ
プS10)。このステップS55〜S60により上面回
転ブラシBの下降力を検出することができる。ステップ
S10以降の手順は、第1実施例と全く同じである。而
してこの実施例では、上限スイッチ26が昇降位置検出
手段として機能することができる。
【0070】ところで前記各実施例のものでは、洗車途
中において車体上面のルーフキャリア、タクシー表示灯
等の洗車障害物を避けるために、上面回転ブラシBを一
時的に上限位置U又はその近くまで上昇させ、次に車体
上面まで下降させる場合があるが、その下降の際に上面
回転ブラシBの重量に応じた下降電圧Vcをトルクモー
タ20に印加するか或いは下降空気圧Vc′をシリンダ
61に加えるようにすれば、上面回転ブラシBの下降速
度を適切に制御することができ、これにより、該ブラシ
Bが車体上面に達して停止する際に過大な面圧が車体上
面に作用するのを効果的に防止できる効果が得られる。
また特に第4実施例のものでは、上面回転ブラシBが上
限位置Uより僅かに下降した時点でその重量検出が完了
するので、その後、上面回転ブラシBを下限位置Dまで
下降させる際に、該ブラシBの重量に応じた下降電圧V
cをトルクモータ20に印加するか或いは下降空気圧V
c′をシリンダ61に加えるようにすれば、これまた上
面回転ブラシBの下降速度を適切に制御することがで
き、これにより、上面回転ブラシBが下限位置Dに達し
て停止する際に洗車機各部に生じる衝撃、騒音を効果的
に軽減できる効果が得られる。
【0071】また第1〜第3実施例のものでは、揺動ア
ーム101 ,102 を実際に動かして上面回転ブラシB
の下降力を検出するので、その揺動アーム101 ,10
2 を動かすのに係わる機械部分の摩擦抵抗が各部の摩
耗、変形、油切れ等の原因で大きくなった場合には、上
面回転ブラシBの重量が重くなったのと同じことにな
り、上面回転ブラシBの接触面圧を減少させるから、前
記機械部分の摩擦抵抗が増加したような時にも接触面圧
が大きくなり過ぎるのを防止することができる。
【0072】以上、本発明の第1〜第4実施例について
説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることな
く、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。例え
ば第2及び第3実施例についても、第4実施例と同様に
して下降力を検出すること、即ち上面回転ブラシBが上
限位置Uから下降して上限スイッチ26が不検出になっ
た時の電圧あるいは空気圧により上面回転ブラシBの下
降力を検出することが可能である。また本発明は、フレ
ームを固定させると共に自動車をコンベア等の移送装置
で移送させるようにした固定式の車体上面洗浄装置にも
実施可能であり、更にフレームに設けた昇降レールに沿
って上面回転ブラシを鉛直に昇降変位させるようにした
車体上面洗浄装置にも実施可能である。
【0073】また前記各実施例では、上面回転ブラシB
として、洗浄水を含むと重量が比較的大きく変化する不
織布を用いた構造のブラシを例示したが、本発明は、洗
浄水を含んでも重量が殆ど変化しないか変化が少ない構
造のブラシを使用してもよく、その場合においては、ブ
ラシの摩耗や一部脱落に伴う重量変化に対して面圧補正
を行うべく本発明を適用可能である。更に前記各実施例
では上面回転ブラシBの上昇駆動手段及び下降力減少手
段としてトルクモータ20又は伸縮シリンダ61を用い
たが、本発明ではこれらモータ又はシリンダに代えて、
バランスウェィト16の揺動アーム101 に対する取付
位置を位置制御するようにしてもよく、この場合には、
バランスウェィト16を揺動アーム101 にその長さ方
向に移動可能に支持すると共に、その相互間に設けたア
クチュエータを以て該ウェィトの揺動アーム101 に対
する取付位置を移動制御することにより、上面回転ブラ
シBを昇降させたり或いは上面回転ブラシBの下降力を
減少させるようにしてもよい。更にまた上面回転ブラシ
Bの重量検出を行うために、ストッパアーム17に係合
し得る圧電素子を下限ストッパ18に設けて、該素子に
より上面回転ブラシBの重量を検出するようにしてもよ
く、この場合には、この圧電素子が本発明の重量検出手
段DW を構成する。
【0074】
【発明の効果】以上のように請求項1,2の各発明によ
れば、洗浄水を含むと重量が増加する上面回転ブラシを
設けた車体上面洗浄装置において、その上面回転ブラシ
の重量が洗車機の稼働状況に応じて、或いはブラシ自体
の消耗状態に応じて変化しても、該ブラシから車体上面
に常に安定した面圧を作用させることができる。
【0075】また特に請求項3の発明によれば、請求項
1又は2の発明の前記効果に加えて、上面回転ブラシを
待機位置まで上昇させたり或いは同ブラシを上昇させて
障害物を回避するのに用いられる上昇駆動手段を、上面
回転ブラシの重量検出に兼用することができるから、そ
れだけ装置の構造簡素化に寄与することができる。
【0076】更に請求項4,5の発明によれば、上面
回転ブラシを待機位置まで上昇させたり或いは同ブラシ
を上昇させて障害物を回避するのに用いられる上昇駆動
手段を、上面回転ブラシの重量検出と、同ブラシの面圧
補正とに兼用することができるから、それだけ装置の構
造簡素化に寄与することができる。
【0077】さらに請求項6,7の各発明によれば、上
面回転ブラシの重量が変化しても、該ブラシから車体上
面に常に安定した面圧を作用させることができる。しか
も上面回転ブラシを待機位置まで上昇させたり或いは同
ブラシを上昇させて障害物を回避するのに用いられる上
昇駆動手段を、上面回転ブラシの重量検出に兼用するこ
とができるから、それだけ装置の構造簡素化に寄与する
ことができる。更にまた請求項の発明によれば、請求
項4〜7の何れかの発明の前記効果に加えて、洗浄水を
含んだ上面回転ブラシの重量が、洗車機の稼働状況に応
じて、或いはブラシ自体の消耗状態に応じて変化して
も、該ブラシから車体上面に常に安定した面圧を作用さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体上面洗浄装置の第1実施例を示す正面図
【図2】第1実施例の側面図(図1の2矢視図)
【図3】制御系のブロック図
【図4】車体上面のブラッシング処理の工程図であっ
て、その上側は走行フレームの往走行過程を、またその
下側は走行フレームの復走行過程をそれぞれ示す
【図5】ブラッシング処理のフローチャートの第1分図
(往走行時のフローチャート)
【図6】ブラッシング処理のフローチャートの第2分図
(復走行時のフローチャート)
【図7】車体上面洗浄装置の第2実施例を示す、図2と
同様の側面図
【図8】第2実施例における上面回転ブラシとブラシ昇
降駆動系との関係を示すもので(a)はブラシが下限位
置にある場合を、(b)は略中間位置にある場合を、
(c)は上限位置にある場合をそれぞれ示す
【図9】車体上面洗浄装置の第3実施例を示す、図2と
同様の側面図
【図10】車体上面洗浄装置の第4実施例におけるブラ
ッシング処理のフローチャート
【符号の説明】
B 上面回転ブラシ C 制御手段としての制御回路 D2 昇降位置検出手段 DW 重量検出手段 1 フレームとしての走行フレーム 101 ,102 揺動アームとしての第1,第2揺動ア
ーム 20 上昇駆動手段・下降力減少手段としてのト
ルクモータ 26 昇降位置検出手段としての上限スイッチ 35 制御装置 36 減少力可変手段・駆動出力可変手段として
のインバータ 61 上昇駆動手段・下降力減少手段としての伸
縮シリンダ 63 減少力可変手段・駆動出力可変手段として
の電・空減圧器

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(1)に、洗浄水を含むと重量
    が増加する上面回転ブラシ(B)を昇降可能に設けた車
    体上面洗浄装置において、 前記上面回転ブラシ(B)の前記重量を検出する重量検
    出手段(DW )と、前記上面回転ブラシ(B)の下降力
    を減少させる下降力減少手段(20,61)と、前記下
    降力減少手段(20,61)による下降力減少量を可変
    とする減少力可変手段(36,63)と、前記重量検出
    手段(DW )の検出信号に基づいて前記減少力可変手段
    (36,63)を制御する制御手段(C)とを備えたこ
    とを特徴とする、車体上面洗浄装置における上面回転ブ
    ラシの下降力制御装置。
  2. 【請求項2】 フレーム(1)に揺動アーム(101
    102 )を上下揺動可能に設け、その揺動アーム(10
    1 ,102 )の先端に、洗浄水を含むと重量が増加する
    上面回転ブラシ(B)を設けた車体上面洗浄装置におい
    て、 前記上面回転ブラシ(B)の前記重量を検出する重量検
    出手段(DW )と、前記上面回転ブラシ(B)の昇降位
    置を検出する昇降位置検出手段(D2 )と、前記上面回
    転ブラシ(B)の下降力を減少させる下降力減少手段
    (20,61)と、前記下降力減少手段(20,61)
    による下降力減少量を可変とする減少力可変手段(3
    6,63)と、前記重量検出手段(DW )及び前記昇降
    位置検出手段(D2 )の各検出信号に基づいて前記減少
    力可変手段(36,63)を制御する制御手段(C)と
    を備えたことを特徴とする、車体上面洗浄装置における
    上面回転ブラシの下降力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記重量検出手段(DW )は、前記上面
    回転ブラシ(B)を昇降させる上昇駆動手段(20,6
    1)と、その上昇駆動手段(20,61)の出力を可変
    とする駆動出力可変手段(36,63)と、前記上面回
    転ブラシ(B)の昇降位置を検出する昇降位置検出手段
    (D2 ,26)と、前記駆動出力可変手段(36,6
    3)に出力する制御信号と前記昇降位置検出手段
    (D2 ,26)の検出信号とに基づいて前記上面回転ブ
    ラシ(B)の下降力を検出する下降力検出手段(D5
    6 )とを有することを特徴とする、請求項1又は2に
    記載の車体上面洗浄装置における上面回転ブラシの下降
    力制御装置。
  4. 【請求項4】 フレーム(1)に上面回転ブラシ(B)
    を昇降可能に設けた車体上面洗浄装置において、 前記上面回転ブラシ(B)を昇降させる上昇駆動手段
    (20,61)と、前記上昇駆動手段(20,61)の
    出力を可変とする駆動出力可変手段(36,63)と、
    前記上面回転ブラシ(B)の昇降位置を検出する昇降位
    置検出手段(D2,26)と、前記駆動出力可変手段
    (36,63)に出力する制御信号と前記昇降位置検出
    手段(D2 ,26)の検出信号とに基づいて前記上面回
    転ブラシ(B)の下降力を検出する下降力検出手段(D
    5 ,D6 )と、その下降力検出手段(D5 ,D6 )の検
    出信号に基づいて前記駆動出力可変手段(36,63)
    を制御する制御手段(C)とを備えたことを特徴とす
    る、車体上面洗浄装置における上面回転ブラシの下降力
    制御装置。
  5. 【請求項5】 フレーム(1)に揺動アーム(101
    102 )を上下揺動可能に設け、その揺動アーム(10
    1 ,102 )の先端に上面回転ブラシ(B)を設けた車
    体上面洗浄装置において、 前記上面回転ブラシ(B)を昇降させる上昇駆動手段
    (20,61)と、前記上昇駆動手段(20,61)の
    出力を可変とする駆動出力可変手段(36,63)と、
    前記上面回転ブラシ(B)の昇降位置を検出する昇降位
    置検出手段(D2,26)と、前記駆動出力可変手段
    (36,63)に出力する制御信号と前記昇降位置検出
    手段(D2 ,26)の検出信号とに基づいて前記上面回
    転ブラシ(B)の下降力を検出する下降力検出手段(D
    5 ,D6 )と、前記下降力検出手段(D5 ,D6 )及び
    前記昇降位置検出手段(D2 ,26)の各検出信号に基
    づいて前記駆動出力可変手段(36,63)を制御する
    制御手段(C)とを備えたことを特徴とする、車体上面
    洗浄装置における上面回転ブラシの下降力制御装置。
  6. 【請求項6】 フレーム(1)に上面回転ブラシ(B)
    を昇降可能に設けた車体上面洗浄装置において、 前記上面回転ブラシ(B)の重量を検出する重量検出手
    段(D W )と、前記上面回転ブラシ(B)の下降力を減
    少させる下降力減少手段(20,61)と、前記下降力
    減少手段(20,61)による下降力減少量を可変とす
    る減少力可変手段(36,63)と、前記重量検出手段
    (D W )の検出信号に基づいて前記減少力可変手段(3
    6,63)を制御する制御手段(C)とを備え、 前記重量検出手段(D W )は、前記上面回転ブラシ
    (B)を昇降させる上昇駆動手段(20,61)と、そ
    の上昇駆動手段(20,61)の出力を可変とする駆動
    出力可変手段(36,63)と、前記上面回転ブラシ
    (B)の昇降位置を検出する昇降位置検出手段(D 2
    26)と、前記駆動出力可変手段(36,63)に出力
    する制御信号と前記昇降位置検出手段(D 2 ,26)の
    検出信号とに基づいて前記上面回転ブラシ(B)の下降
    力を検出する下降力検出手段(D 5 ,D 6 )とを有する
    ことを特徴とする、車体上面洗浄装置における上面回転
    ブラシの下降力制御装置。
  7. 【請求項7】 フレーム(1)に揺動アーム(10 1
    10 2 )を上下揺動可能に設け、その揺動アーム(10
    1 ,10 2 )の先端に上面回転ブラシ(B)を設けた車
    体上面洗浄装置において、 前記上面回転ブラシ(B)の重量を検出する重量検出手
    段(D W )と、前記上面回転ブラシ(B)の昇降位置を
    検出する昇降位置検出手段(D 2 )と、前記上面回転ブ
    ラシ(B)の下降力を減少させる下降力減少手段(2
    0,61)と、前記下降力減少手段(20,61)によ
    る下降力減少量を可変とする減少力可変手段(36,6
    3)と、前記重量検出手段(D W )及び前記昇降位置検
    出手段(D 2 )の各検出信号に基づいて前記減少力可変
    手段(36,63)を制御する制御手段(C)とを備
    え、 前記重量検出手段(D W )は、前記上面回転ブラシ
    (B)を昇降させる上昇駆動手段(20,61)と、そ
    の上昇駆動手段(20,61)の出力を可変とする駆動
    出力可変手段(36,63)と、前記上面回転ブラシ
    (B)の昇降位置を検出する昇降位置検出手段(D 2
    26)と、前記駆動出力可変手段(36,63)に出力
    する制御信号と前記昇降位置検出手段(D 2 ,26)の
    検出信号とに基づいて前記上面回転ブラシ(B)の下降
    力を検出する下降力検出手段(D 5 ,D 6 )とを有する
    ことを特徴とする、車体上面洗浄装置における上面回転
    ブラシの下降力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記上面回転ブラシ(B)は、洗浄水を
    含むと重量が増加するブラシであることを特徴とする、
    請求項〜請求項の何れか1項に記載の車体上面洗浄
    装置における上面回転ブラシの下降力制御装置。
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