JP3163247B2 - スクータ型車両 - Google Patents
スクータ型車両Info
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
運転者の前方を覆うレッグシールドの後面に、上端に開
口部を有する袋状のインナーラックを形成したスクータ
型車両に関する。
2−158471号公報に記載されているように従来公
知である。また実公昭56−40223号公報には、ス
クータ型車両のレッグシールドの後面に着脱自在な小物
入れを取り付けるべく、その小物入れの提げ手を係止す
るホルダを設けたものが記載されている。
ルドにインナーラックを設けたスクータ型車両におい
て、レッグシールドの後面にビニール製の買物袋等を吊
り下げるための荷掛けフックを設ければ、その利便性を
更に向上させることができる。
で、レッグシールドにインナーラック及び荷掛けフック
を合理的に配置して荷物の収納および運搬を容易且つ確
実に行えるようにすることを目的とする。
に、本発明は、シートに座乗した運転者の前方を覆うレ
ッグシールドの後面に、上端に開口部を有する袋状のイ
ンナーラックを形成したスクータ型車両において、バッ
グの紐部を掛けることで該バッグを吊り下げ可能な荷掛
けフックを、前記インナーラックの開口部の上方で且つ
近傍に配置すると共に、該フックの基部を前記レッグシ
ールドを挟んでヘッドパイプに固着し、その荷掛けフッ
クに前記バッグを吊り下げた場合に該バッグの紐部が前
記インナーラックの開口部後端で折れ曲がって該バッグ
の振子長さが減少するように、該フックの荷掛け部を前
記開口部の後端よりも前方に位置させたことを特徴とす
る。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
で、図1はインナーラックを備えたスクータ型車両の全
体側面図、図2は図1の要部拡大図、図3はレッグシー
ルドのインナー部材の分解斜視図、図4は図2の要部拡
大断面図、図5は荷掛けフックの作用説明図、図6はイ
ンナーラックの作用説明図である。
管溶接製のフレームFを備え、その前部には上端および
下端に操向ハンドルHと前輪Wfをそれぞれ支持するフ
ロントフォークfが設けられるとともに、その後部には
エンジンEにより駆動される後輪Wrを備えたスイング
式のパワーユニットPが上下揺動自在に枢支される。フ
レームFを覆う合成樹脂製のボディBは、運転者の前方
に配設されたレッグシールドB1 と、このレッグシール
ドB1 の下端に接続するステップフロアB2 と、このス
テップフロアB2 の後部に接続する後部ボディB3 から
成る。レッグシールドB1 には小物を収納するためのイ
ンナーラックRが形成される一方、後部ボディB3 には
ヘルメット等を収納するための物品収納容器bが配設さ
れ、その上部開口は前端を枢支されて上下揺動するシー
トSによって開閉自在に覆われる。また、前記物品収納
容器bの後部には、同じくシートSの後端部によって覆
われるオイルタンクTが配設される。
なように、ボディBの前部を構成するレッグシールドB
1 は、その前端部に配設されるアウター部材1と、この
アウター部材1の上部後面に接合される上部インナー部
材2と、この上部インナー部材2の下部に接合される下
部インナー部材3と、前記アウター部材1と下部インナ
ー部材3とを接合するセンター部材4より成る。
フロントフォークfの前面に沿ってハンドルHの下部か
ら前輪Wfの上部へ延びる部材であって、左右方向中央
部が車体前方に向かって湾曲するように形成される。ア
ウター部材1の上部後面に接合される上部インナー部材
2は、左右方向中央部に車体後方に向かって湾曲した凹
部21 が形成され、その凹部21 の前面に沿ってヘッド
パイプ5が収納される。上部インナー部材2の左右両側
には、前記インナーラックRの前半部を構成するインナ
ーラック前壁22 が形成される。そして、アウター部材
1と上部インナー部材2の結合は、上部インナー部材2
の前面に突設した複数のボス23 ,24 にアウター部材
1を貫通するタッピングスクリュー6,7を螺入すると
ともに、アウター部材1の後面に突設した複数のボス1
1 ,12 に上部インナー部材2を貫通するタッピングス
クリュー8,9を螺入することにより行われる。
部インナー部材3には、インナーラックRの後半部を構
成するインナーラック後壁31 が形成される。前記上部
インナー部材2の下端は下部インナー部材3の上部前面
に重ね合わせた状態で結合され、前記インナーラック前
壁22 とインナーラック後壁31 間に、下部インナー部
材3の上縁により形成される開口部32 を有する袋状の
インナーラックRが画成される。下部インナー部材3の
下部には、前記インナーラック後壁31 に連なる凹部3
3 が形成され、その凹部33 の前面に沿ってアンダーチ
ューブ10が収納される。そして、上部インナー部材2
と下部インナー部材3の結合は、下部インナー部材3の
上端に形成したブラケット34 を貫通するタッピングス
クリュー11を上部インナー部材2の前面に突設したボ
ス25 に螺入するとともに、上部インナー部材2の下端
に形成したブラケット26 を貫通するタッピングスクリ
ュー12を下部インナー部材3の前面に突設したボス3
5 に螺入することにより行われる。
ップフロア接続部41 から左右に分離して下部インナー
部材3の下縁に沿って前方に延び、その前部において下
部インナー部材3の前縁とアウター部材1の後縁とを結
合する。センター部材4の前部に突設したボス42 には
アウター部材1を貫通するタッピングスクリュー13が
螺入され、また下部インナー部材3の前面に突設したボ
ス36 ,37 ,38 にはセンター部材4に設けたブラケ
ット43 ,44 ,45 を貫通するタッピングスクリュー
14,15,21が螺入され、これによりセンター部材
4はアウター部材1と下部インナー部材3に結合され
る。
開口部3 2 の上方で且つ近傍には、紐部を有するバッ
グ、例えば買物袋Bgの紐部を掛けることでそれを吊り
下げ可能な硬質合成樹脂製の荷掛けフック17が配置さ
れる。この荷掛けフック17は、図4にも明示したよう
に後上方に湾曲したフック状をなしており、その基部
は、ヘッドパイプ5の後面に溶着したブラケット16に
上部インナー部材2を挟んでボルト18で共締めされ
る。この荷掛けフック17は上部インナー部材2の後面
に形成した窪み27 に嵌合するように装着されるため、
その荷掛けフック17と運転者との距離が増加する。ま
た、上部インナー部材2の前記荷掛けフック17の上部
位置には、後下方に湾曲した可撓性を有するゴム製のス
トッパ19が装着され、前記荷掛けフック17の先端と
ストッパ19の先端は僅かな隙間を存して対向する。
は、これに買物袋等の紐付きバッグを吊り下げた場合に
その紐部を引っ掛ける荷掛け部17 1 がインナーラック
Rの開口部3 2 よりも前方に位置するように配置されて
いる。
の作用について説明する。
ック17に例えばハンドバッグの把手20等を係止する
場合、前記ゴム製のストッパ19が鎖線の位置に撓んで
前記把手20の着脱を許容するとともに、車体の上下動
による把手20の脱落を防止する。また、図2に示すよ
うに、荷掛けフック17にビニール製の買物袋Bg等を
吊り下げた場合、その紐部を引っ掛ける荷掛け部171
がインナーラックRの開口部32 の後端よりも前方に位
置しているので、紐部が開口部32 の後端に当接して折
れ曲がる。その結果、買物袋Bgの振子長さがD0 から
D1 に減少して振動の振幅が小さくなり、運転者の膝と
の干渉を避けることができる。また、買物袋Bgの紐部
がインナーラックRの開口部32 の後端に当接するた
め、買物袋BgおよびインナーラックR内部の物品がい
ずれも零れにくくなる。
部インナー部材2の荷掛けフック17装着部を平坦に形
成すると、荷掛けフック17の位置が後方に移動して運
転者の膝Nと接触しやすくなるが、図5(b)に示すよ
うに、本実施例では上部インナー部材2に形成した窪み
27 に荷掛けフック17を装着しているので、該荷掛け
フック17と運転者の膝Nの干渉を避けることができ
る。
構造を示すもので、同図より明らかなように上部インナ
ー部材2のインナーラック前壁22 と下部インナー部材
3のインナーラック後壁31 との間に上部が開放した袋
状のインナーラックRが形成され、両インナー部材2,
3の接合ラインLは該インナーラックRの左右両側部か
ら底部に沿って延びている。本発明のインナーラックR
の接合ラインLは開口部32 から直接目視することがで
きないため、その外観性を向上させることができる。ま
た、前記接合ラインLには段差が発生し易いが、本発明
のインナーラックRの接合ラインLは開口部32 から離
れた位置にあるため、前記段差に物品が引掛かって出し
入れの妨げになったり、その接合ラインLからインナー
ラックR内に雨水等が浸入する虞れが無い。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
紐部を掛けることでバッグを吊り下げ可能な荷掛けフッ
クを、レッグシールド後面に設けたインナーラックの開
口部の上方で且つ近傍に配置すると共に、該フックの基
部をレッグシールドを挟んでヘッドパイプに固着し、そ
の荷掛けフックの荷掛け部を前記開口部の後端よりも前
方に位置させることにより、その荷掛け部にバッグを吊
り下げた場合に該バッグの紐部がインナーラックの開口
部後端で折れ曲がって該バッグの振子長さが短くなるよ
うにしたので、バッグの振動の振幅を減少させることが
できて、そのバッグの振れに伴う、該バッグと乗員の膝
との干渉を効果的に避けることができる。しかも荷掛け
部に掛けたバッグの紐部が開口部の後端に当接すること
により、インナーラックの開口部を該紐部で一部塞いで
該開口部からの荷物の脱落を効果的に防止できるばかり
か、そのバッグ自体の開口部も極力窄めることができて
該バッグからの荷物の落下も効果的に防止することがで
きる。
グシールドを挟んでヘッドパイプに固着されるため、該
フックの支持剛性を効果的に高めることができ、しかも
該フックを、ヘッドパイプにレッグシールドを固定する
手段に兼用できて構造の簡素化が図られる。
側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 シート(S)に座乗した運転者の前方を
覆うレッグシールド(B1 )の後面に、上端に開口部
(32 )を有する袋状のインナーラック(R)を形成し
たスクータ型車両において、バッグ(Bg)の紐部を掛けることで該バッグ(Bg)
を吊り下げ可能な荷掛けフック(17)を、前記インナ
ーラック(R)の開口部(3 2 )の上方で且つ近傍に配
置すると共に、該フック(17)の基部を前記レッグシ
ールド(B 1 )を挟んでヘッドパイプ(5)に固着し、 その荷掛けフック(17)に前記バッグ(Bg)を吊り
下げた場合に該バッグ(Bg)の紐部が前記インナーラ
ック(R)の開口部(3 2 )後端で折れ曲がって該バッ
グ(Bg)の振子長さが減少するように、該 フック(1
7)の荷掛け部(171 )を前記開口部(32 )の後端
よりも前方に位置させたことを特徴とする、スクータ型
車両。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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1996
- 1996-03-06 JP JP04929696A patent/JP3163247B2/ja not_active Expired - Lifetime
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