JP2794485B2 - スクータ型車両のインナーラック構造 - Google Patents
スクータ型車両のインナーラック構造Info
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Classifications
-
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J9/00—Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
-
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- B62J23/00—Other protectors specially adapted for cycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
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Description
部材およびインナー部材より成るレッグシールドで覆
い、そのレッグシールドのインナー部材に上部が開口し
た袋状のインナーラックを形成したスクータ型車両のイ
ンナーラック構造に関する。
して、特開平2−158471号公報に記載されたものが公知
である。第5図および第6図(a)に示すように、前記
従来のスクータ型車両は、そのレッグシールド01のイン
ナー部材が第1インナー部材02と、その第1インナー部
材02の上下方向中央部の前面に接合した第2インナー部
材03から構成され、両インナー部材02,03間に第1イン
ナー部材02に形成した開口部021の入口とする袋状のイ
ンナーラックRが形成される。
第2インナーア部材03の接合ラインLがインナーラック
Rの開口部021から直接目視されるため、外観上体裁が
悪いという問題がある。しかも、前記接合ラインLから
インナーラックR内に雨水が浸入したり、その接合ライ
ンLの段差に物品が引掛かってスムーズな出し入れが妨
げられる場合がある。
優美であり、しかも雨水の浸入や物品の出し入れの際の
引掛かりを防止することが可能なスクータ型車両のイン
ナーラック構造を提供することを目的とする。
した運転者の前方をアウター部材およびインナー部材よ
り成るレッグシールドで覆い、そのレッグシールドのイ
ンナー部材に上部が開口した袋状のインナーラックを形
成したスクータ型車両のインナーラック構造において、
前記インナー部材が上部インナー部材と下部インナー部
材から成り、前記アウター部材の上部後面に重ね合わせ
た上部インナー部材の下部後面を、その左右両側縁およ
び下縁において下部インナー部材の上部前面に重ね合わ
せて接合することにより、上部インナー部材の下部後面
および下部インナー部材の上部前面間に前記インナーラ
ックを形成したことを特徴とする。
のインナー部材が上部インナー部材と下部インナー部材
から構成され、両インナー部材の接合ラインはインナー
ラックの側部および下部にのみ現れる。その結果、イン
ナーラックの開口部から前記接合ラインが直接目視でき
なくなって外観が向上するばかりか、前記接合ラインか
らインナーラック内に雨水が浸入することが防止され、
しかも、インナーラックに物品を出し入れする際に、そ
の物品が接合ラインの段差に引掛かることが無い。
1図はそのインナーラックを備えたスクータ型車両の全
体側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図はレッ
グシールドのインナー部材の分解斜視図、第4A図は第2
図の要部拡大断面図、第4B図および第4C図は荷掛けフッ
クの作用の説明図である。
のフレームFを備え、その前部には上端および下端に操
向ハンドルHと前輪Wfをそれぞれ支持するフロントフォ
ークfが設けられるとともに、その後部にはエンジンE
により駆動される後輪Wrを備えたスイング式のパワーユ
ニットPが上下揺動自在に枢支される。フレームFを覆
う合成樹脂製のボディBは、運転者の前方に配設された
レッグシールドB1と、このレッグシールドB1の下端に接
続するステップフロアB2と、このステップフロアB2の後
部に接続する後部ボディB3から成る。レッグシールドB1
には小物を収納するためのインナーラックRが形成され
る一方、後部ボディB3にはヘルメット等を収納するため
の物品収納容器bが配設され、その上部開口は前端を枢
支されて上下揺動するシートSによって開閉自在に覆わ
れる。また、前記物品収納容器bの後部には、同じくシ
ートSの後端部によって覆われるオイルタンクTが配設
される。
に、ボディBの前部を構成するレッグシールドB1は、そ
の前端部に配設されるアウター部材1と、このアウター
部材1の上部後面に接合される上部インナー部材2と、
この上部インナー部材2の下部に接合される下部インナ
ー部材3と、前記アウター部材1と下部インナーア部材
3とを接合するセンター部材4より成る。
ォークfの前面に沿ってハンドルHの下部から前輪Wfの
上部へ延びる部材であって、左右方向中央部が車体前方
に向かって湾曲するように形成される。アウター部材1
の上部後面に接合される上部インナー部材2は、左右方
向中央部に車体後方に向かって湾曲した凹部21が形成さ
れ、その凹部21の前面に沿ってヘッドパイプ5が収納さ
れる。上部インナー部材2の左右両側には、前記インナ
ーラックRの前半部を構成するインナーラック前壁22が
形成される。そして、アウター部材1と上部インナー部
材2の結合は、上部インナー部材2の前面に突設した複
数のボス23,24にアウター部材1を貫通するタッピング
スクリュー6,7を螺入するとともに、アウター部材1の
後面に突設した複数のボス11,12に上部インナー部材2
を貫通するタッピングスクリュー8,9を螺入することに
より行われる。
部材3には、インナーラックRの後半部を構成するイン
ナーラック後壁31が形成される。前記上部インナー部材
2の下端は下部インナー部材3の上部前面に重ね合わせ
た状態で結合され、前記インナーラック前壁22とインナ
ーラック後壁31間に、下部インナー部材3の上縁により
形成される開口部32を有する袋状のインナーラックRが
画成される。下部インナー部材3の下部には、前記イン
ナーラック後壁31に連なる凹部33が形成され、その凹部
33の前面に沿ってアンダーチューブ10が収納される。そ
して、上部インナー部材2と下部インナー部材3の結合
は、下部インナー部材3の上端に形成したブラケット34
を貫通するタッピングスクリュー11を上部インナー部材
2の前面に突設したボス25に螺入するとともに、上記イ
ンナー部材2の下端に形成したブラケット26を貫通する
タッピングスクリュー12を下部インナー部材3の前面に
突設したボス35に螺入することにより行われる。
接続部41から左右に分離して下部インナー部材3の下縁
に沿って前方に延び、その前部において下部インナー部
材3の前縁とアウター部材1の後縁とを結合する。セン
ター部材4の前部に突設したボス42にはアウター部材1
を貫通するタッピングスクリュー13が螺入され、また下
部インナー部材3の前面に突設したボス36,37,38にはセ
ンター部材4に設けたブラケット43,44,45を貫通するタ
ッピングスクリュー14,15,21が螺入され、これによりセ
ンター部材4はアウター部材1と下部インナー部材3に
結合される。
たブラケット16には後上方に湾曲した硬質合成樹脂製の
荷掛けフック17が上部インナー部材2を挟んでボルト18
で共締めされる。この荷掛けフック17は上部インナー部
材2の後面に形成した窪み27に嵌合するように装着され
るため、その荷掛けフック17と運転者との距離が増加す
る。また、上部インナー部材2の前記荷掛けフック17の
上部位置には、後下方に湾曲した可撓性を有するゴム製
のストッパ19が装着され、前記荷掛けフック17の先端と
ストッパ19の先端は僅かな隙間を存して対向する。
把手20等を係止する場合、前記ゴム製のストッパ19が鎖
線の位置に撓んで前記把手20の着脱を許容するととも
に、車体の上下動による把手20の脱落を防止する。ま
た、第2図に示すように、荷掛けフック17にビニール製
の買物袋Bg等を吊り下げた場合、買物袋Bgの紐部がイン
ナーラックRの開口部32に当接して折れ曲がるため、そ
の振子長さがl0からl1に減少して振動の振幅が小さくな
り、運転者の膝との干渉を避けることができる。また、
買物袋Bgの紐部がインナーラックRの開口部32に当接す
るため、買物袋BgおよびインナーラックR内部の物品が
いずれも零にくくなる。更に、第4B図に示すように、若
しも上部インナー部材2の荷掛けフック17装着部を平坦
に形成すると、荷掛けフック17の位置が後方に移動して
運転者の膝Nと接触しやすくなるが、第4C図に示すよう
に、本実施例では上部インナー部材2に形成した窪み27
に荷掛けフック17を装着しているので、該荷掛けフック
17と運転者の膝Nの干渉を避けることができる。
いて説明する。
造を示すもので、同図より明らかなように上部インナー
部材2のインナーラック前壁22と下部インナー部材3の
インナーラック後壁31との間に上部が開放した袋状のイ
ンナーラックRが形成され、両インナー部材2,3の接合
ラインLは該インナーラックRの左右両側部から底部に
沿って延びている。したがって、第6図(a)に示す従
来のインナーラックRの接合ラインLが該インナーラッ
クRの開口部021から直接目視されるのに対し、本発明
のインナーラックRの接合ラインLは開口部32から直接
目視することができないため、その外観性を向上させる
ことができる。また、前記接合ラインLには段差が発生
し易いが、本発明のインナーラックRの接合ラインLは
開口部32から離れた位置にあるため、前記段差に物品が
引掛かって出し入れの妨げになったり、その接合ライン
LからインナーラックR内に雨水等が浸入する虞れが無
い。
第1インナー部材02の開口部021の上側部分および下側
部分が一体に形成されているため、その第1インナー部
材02を成形する金型が大型化してコストが嵩むだけでな
く、前記上側部分および下側部分を接続する開口部021
の左右両端部の幅が細くなって剛性が低下する問題があ
る。一方、図3および図6(b)に示す本発明のもの
は、上部インナー部材2と下部インナーア部材3とが上
下に分割されているため、それぞれを小型の金型で成形
することが可能となってコストダウンが可能となるばか
りか、細幅部が無いために剛性が低下することがない。
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく種々の小設計変更を
行うことが可能である。
ンナー部材を上部インナー部材と下部インナー部材の二
つの部材から構成し、アウター部材の上部後面に重ね合
わせた上部インナー部材の下部後面を、下部インナー部
材の上部前面に重ね合わせて接合している。これによ
り、インナーラックの開口部の近傍に両インナー部材の
接合ラインが現れないため、前記接合ラインが直接目視
できなくなって外観が向上する。また、インナーラック
の開口部の近傍に両インナー部材の接合ラインが現れな
いため、前記接合ラインからインナーラック内に雨水が
浸入することが防止されるばかりか、インナーラックに
物品を出し入れする際に物品が接合ラインの段差に引掛
かることが無い。しかも、インナー部材が上部インナー
部材および下部インナー部材に上下二分割されているの
で、それらを成形する金側を小型化することができ、ま
た上部インナー部材および下部インナー部材に細幅部が
無いために剛性が低下することが無い。
図はそのインナーラックを備えたスクータ型車両の全体
側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図はレッグ
シールドのインナー部材の分解斜視図、第4A図は第2図
の要部拡大断面図、第4B図および第4C図は荷掛けフック
の作用の説明図、第5図は従来のレッグシールドのイン
ナー部材の分解斜視図、第6図は本発明の作用の説明図
である。 B1……レッグシールド、R……インナーラック、 S……シート、 1……アウター部材、2……上部インナー部材、3……
下部インナー部材
Claims (1)
- 【請求項1】シート(S)に座乗した運転者の前方をア
ウター部材(1)およびインナー部材より成るレッグシ
ールド(B1)で覆い、そのレッグシールド(B1)のイン
ナー部材に上部が開口した袋状のインナーラック(R)
を形成したスクータ型車両のインナーラック構造におい
て、 前記インナー部材が上部インナー部材(2)と下部イン
ナー部材(3)から成り、前記アウター部材(1)の上
部後面に重ね合わせた上部インナー部材(2)の下部後
面を、その左右両側縁および下縁において下部インナー
部材(3)の上部前面に重ね合わせて接合することによ
り、上部インナー部材(2)の下部後面および下部イン
ナー部材(3)の上部前面間に前記インナーラック
(R)を形成したことを特徴とする、スクータ型車両の
インナーラック構造。
Priority Applications (2)
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