JP2780412B2 - 自動2輪車収納ボックスのリッド装置 - Google Patents
自動2輪車収納ボックスのリッド装置Info
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- JP2780412B2 JP2780412B2 JP2016990A JP1699090A JP2780412B2 JP 2780412 B2 JP2780412 B2 JP 2780412B2 JP 2016990 A JP2016990 A JP 2016990A JP 1699090 A JP1699090 A JP 1699090A JP 2780412 B2 JP2780412 B2 JP 2780412B2
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- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 4
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、車体中央上部に配置された自動2輪車収
納ボックスのリッド装置に関する。
納ボックスのリッド装置に関する。
(従来の技術) 自動2輪車では、車体中央の上部、ヘッドパイプとシ
ートとの間に収納ボックスが配置されたものがある。こ
の場合収納ボックスはその上部が露出した形になるのが
普通である。
ートとの間に収納ボックスが配置されたものがある。こ
の場合収納ボックスはその上部が露出した形になるのが
普通である。
収納ボックスの上面には、収納物を出し入れするため
の開口があり、開閉自在なリッドが被着され、ロック装
置が装備される。この開口およびリッドは、収納ボック
スにフルフェースのヘルメットなどが収納されるので比
較的広面積に設定される。
の開口があり、開閉自在なリッドが被着され、ロック装
置が装備される。この開口およびリッドは、収納ボック
スにフルフェースのヘルメットなどが収納されるので比
較的広面積に設定される。
このため、合成樹脂薄板製のリッドは充分な剛直性が
なく、変形しやすいものとなる。外観上などの理由でリ
ッドは、この下端内周縁が開口外周縁に接するように被
着されるのが普通で、外方への変形により隙間ができや
すい。特に、最も変形しやすい側面部を強く引張ること
によって容易に収納ボックス内に手を入れることがで
き、収納物を強奪される心配がある。これを防ぐには、
リッド素材の剛性を上げることが考えられるが、相当量
肉厚を増す必要があり、コスト上、重量上、または内容
積の関係上、採用しにくい。
なく、変形しやすいものとなる。外観上などの理由でリ
ッドは、この下端内周縁が開口外周縁に接するように被
着されるのが普通で、外方への変形により隙間ができや
すい。特に、最も変形しやすい側面部を強く引張ること
によって容易に収納ボックス内に手を入れることがで
き、収納物を強奪される心配がある。これを防ぐには、
リッド素材の剛性を上げることが考えられるが、相当量
肉厚を増す必要があり、コスト上、重量上、または内容
積の関係上、採用しにくい。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記のような点を考慮してなされたもの
で、比較的柔軟性のある薄肉にしながら、側面部が外方
へ変形できないよにして、盗難などを適確に防ぐ自動2
輪車収納ボックスのリッド装置の提供を目的とする。
で、比較的柔軟性のある薄肉にしながら、側面部が外方
へ変形できないよにして、盗難などを適確に防ぐ自動2
輪車収納ボックスのリッド装置の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的に沿より、この発明の自動2輪車収納ボッ
クスのリッド装置は、車体中央上部に配置され、上面の
開口にヒンジにより開閉できるリッドが被着された自動
2輪車収納ボックスにおいて、リッド内面の両側内面
に、リッドを閉じたときに、収納ボックス開口の内面に
対向する補強部材が突設された構成になる。
クスのリッド装置は、車体中央上部に配置され、上面の
開口にヒンジにより開閉できるリッドが被着された自動
2輪車収納ボックスにおいて、リッド内面の両側内面
に、リッドを閉じたときに、収納ボックス開口の内面に
対向する補強部材が突設された構成になる。
(作用) このようにしたので、被着時に、リッド側面を引っ張
っりても、補強部材が開口の内周面に当って変形を阻止
するので、殆ど隙間が生成されない。
っりても、補強部材が開口の内周面に当って変形を阻止
するので、殆ど隙間が生成されない。
これにより盗難を確実に防ぐ。補強部材は剛性があれ
ば小型のものでよく、その存在によって内容積に影響を
与えることは殆どない。
ば小型のものでよく、その存在によって内容積に影響を
与えることは殆どない。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図は収納ボックスの縦断側面図、第2図はリッド
を外した平面図、第3図はリッドの下面図、第4図は第
2図A−A矢視断面図である。
を外した平面図、第3図はリッドの下面図、第4図は第
2図A−A矢視断面図である。
また、第5図は収納ボックスを備えた自動2輪車の一
例である。
例である。
この自動2輪車のフレームは、ヘッドパイプ1から後
下方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ2と、
下方へ垂下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3
と、これらの後端を結合する左右センターピラー4によ
りほぼ逆台形に形成され、かつメインチューブ2の後端
部に接続されて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレ
ール5と、メインチューブ2後端に接続されてシートレ
ール5の後端を支えるボディチューブ6によって構築さ
れる。
下方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ2と、
下方へ垂下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3
と、これらの後端を結合する左右センターピラー4によ
りほぼ逆台形に形成され、かつメインチューブ2の後端
部に接続されて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレ
ール5と、メインチューブ2後端に接続されてシートレ
ール5の後端を支えるボディチューブ6によって構築さ
れる。
中央部の逆台形のフレーム内にはエンジンユニット7
が懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操
舵される前輪9が軸支され、センターピラー4に軸支さ
れたスイングアーム10の後端に後輪11が支持される。後
輪11は、エンジンユニット7の出力軸12に固定されたド
ライブスプロケットギア13からチェーン14を介して駆動
される。
が懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操
舵される前輪9が軸支され、センターピラー4に軸支さ
れたスイングアーム10の後端に後輪11が支持される。後
輪11は、エンジンユニット7の出力軸12に固定されたド
ライブスプロケットギア13からチェーン14を介して駆動
される。
上記メインチューブ2上からシートレール5の前部上
にかけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。収納ボックス15の存在により、
燃料タンク17は、シート16下のシートレール5とボディ
チューブ6に囲まれたスペース内に設置される。
にかけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。収納ボックス15の存在により、
燃料タンク17は、シート16下のシートレール5とボディ
チューブ6に囲まれたスペース内に設置される。
エンジンユニット7の前方から収納ボックス15下の両
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシート
16下縁下方,燃料タンク17の両サイドはボディカバー19
で被覆される。
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシート
16下縁下方,燃料タンク17の両サイドはボディカバー19
で被覆される。
前記メインチューブ2はヘッドパイプ1の下部に接続
され、その中央前寄りに位置からヘッドパイプ1上部
に、補強用のアッパーメインチューブ2aが掛け渡されて
いる。
され、その中央前寄りに位置からヘッドパイプ1上部
に、補強用のアッパーメインチューブ2aが掛け渡されて
いる。
収納ボックス15は、アッパーメインチューブ2aとシー
トレール6の形状に沿うように、上方から見て、前端が
丸く、後方が細まるほぼ卵形の輪郭を持ち、側面視で
は、前半下縁がアッパーメインチューブ2aに沿い、後壁
20がこれと平行するように後下方へ傾斜して、ほぼ平行
4辺形を呈する。
トレール6の形状に沿うように、上方から見て、前端が
丸く、後方が細まるほぼ卵形の輪郭を持ち、側面視で
は、前半下縁がアッパーメインチューブ2aに沿い、後壁
20がこれと平行するように後下方へ傾斜して、ほぼ平行
4辺形を呈する。
この収納ボックス15は、第1図に示すように、有底
(底板21)で、フルフェースのヘルメット22が収納でき
る容積を持ち、その出し入れが可能な開口23が上面に開
設されている。開口23には、前端をヒンジ機構24により
前上方へ開閉可能なリッド25が被着される。またリッド
25は閉位置でロック機構機構26により錠止めされる。
(底板21)で、フルフェースのヘルメット22が収納でき
る容積を持ち、その出し入れが可能な開口23が上面に開
設されている。開口23には、前端をヒンジ機構24により
前上方へ開閉可能なリッド25が被着される。またリッド
25は閉位置でロック機構機構26により錠止めされる。
そして、収納ボックス15は、後端下面が左右シートレ
ール5の上の台板27上にヒンジ機構28を介して後上方へ
揺動可能に軸支されると共に、前端下面にクッション29
を介して取着けられた前方へ突出するフロントプレート
30が、アッパーメインチューブ2a前端にボルト31により
締着される。
ール5の上の台板27上にヒンジ機構28を介して後上方へ
揺動可能に軸支されると共に、前端下面にクッション29
を介して取着けられた前方へ突出するフロントプレート
30が、アッパーメインチューブ2a前端にボルト31により
締着される。
次に、リッド25は、その周縁部内面が収納ボックス15
開口23に添えたシール32に外側から接して被着される。
開口23に添えたシール32に外側から接して被着される。
リッド25内面両側部には、リッド25の材質から一体に
延設された補強片33が、内面から離れて垂下され、また
内周面に固定されたパイプ34から内面と離れて下方へ垂
れるチューブ製の補強骨35が配置される。これらの補強
片33および補強骨35は、リッド25が被せられた時には、
前記シール32の内側に招かれる。
延設された補強片33が、内面から離れて垂下され、また
内周面に固定されたパイプ34から内面と離れて下方へ垂
れるチューブ製の補強骨35が配置される。これらの補強
片33および補強骨35は、リッド25が被せられた時には、
前記シール32の内側に招かれる。
これにより開口23の周縁は内外から挟まれ、すなわ
ち、リッド25の側面は、収納ボックス15の開口23と一体
化された形になり、剛性が増す。したがって変形が防が
れ、特に、リッド25の周縁両側部を無理に引き拡げて、
収納物を取り出すような盗難に対して有効である。
ち、リッド25の側面は、収納ボックス15の開口23と一体
化された形になり、剛性が増す。したがって変形が防が
れ、特に、リッド25の周縁両側部を無理に引き拡げて、
収納物を取り出すような盗難に対して有効である。
なお、上記補強片33や補強骨35は、これに限定されな
い。鋼板や丸棒などの材質および自由な形状が選択でき
る。
い。鋼板や丸棒などの材質および自由な形状が選択でき
る。
以上の通り、この発明に係わる自動2輪車収納ボック
スのリッド装置は、車体中央上部に配置され、上面の開
口にヒンジにより開閉できるリッドが被着された自動2
輪車収納ボックスにおいて、リッド内面の両側内面に、
リッドを閉じたときに、収納ボックス開口の内面に対向
する補強部材が突設されたもので、比較的柔軟性のある
薄肉にしながら、側面部が外方へ変形できないよにし
て、盗難などを適確に防ぐ効果がある。
スのリッド装置は、車体中央上部に配置され、上面の開
口にヒンジにより開閉できるリッドが被着された自動2
輪車収納ボックスにおいて、リッド内面の両側内面に、
リッドを閉じたときに、収納ボックス開口の内面に対向
する補強部材が突設されたもので、比較的柔軟性のある
薄肉にしながら、側面部が外方へ変形できないよにし
て、盗難などを適確に防ぐ効果がある。
第1図はこの発明の実施例になるリッドを備えた収納ボ
ックスの縦断側面図、第2図は第1図収納ボックスのリ
ッドを外した平面図、第3図はリッドの下面図、第4図
は第3図のA−A矢視断面図、第5図は収納ボックスを
備えた自動2輪車の一例を示す縦断側面図である。 1……ヘッドパイプ、2……メインチューブ、2a……ア
ッパーメインチューブ、5……シートレール、7……エ
ンジンユニット、15……収納ボックス、16……シート、
17……燃料タンク、18……カウリング、22……ヘルメッ
ト、25……リッド、28……ヒンジ機構、30……フロント
プレート、32……シール、33……補強片、35……補強
骨。
ックスの縦断側面図、第2図は第1図収納ボックスのリ
ッドを外した平面図、第3図はリッドの下面図、第4図
は第3図のA−A矢視断面図、第5図は収納ボックスを
備えた自動2輪車の一例を示す縦断側面図である。 1……ヘッドパイプ、2……メインチューブ、2a……ア
ッパーメインチューブ、5……シートレール、7……エ
ンジンユニット、15……収納ボックス、16……シート、
17……燃料タンク、18……カウリング、22……ヘルメッ
ト、25……リッド、28……ヒンジ機構、30……フロント
プレート、32……シール、33……補強片、35……補強
骨。
Claims (1)
- 【請求項1】車体中央上部に配置され、上面の開口にヒ
ンジにより開閉できるリッドが被着された自動2輪車収
納ボックスにおいて、リッド内面の両側内面に、リッド
を閉じたときに、収納ボックス開口の内面に対向する補
強部材が突設されたことを特徴とする自動2輪車収納ボ
ックスのリッド装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016990A JP2780412B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 自動2輪車収納ボックスのリッド装置 |
US07/644,263 US5127560A (en) | 1990-01-25 | 1991-01-22 | Storage box with openable lid for a motorcycle |
DE4143379A DE4143379C2 (de) | 1990-01-25 | 1991-01-23 | Gepäckkastenanordnung für Motorrad |
DE4101898A DE4101898C2 (de) | 1990-01-25 | 1991-01-23 | Gepäckkastenanordnung für Motorrad |
AU69911/91A AU630269B2 (en) | 1990-01-25 | 1991-01-23 | Storage box equipment of motorcycle |
FR919100891A FR2657322B1 (fr) | 1990-01-25 | 1991-01-25 | Appareil formant compartiment a bagages verrouillable pour motocyclette. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016990A JP2780412B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 自動2輪車収納ボックスのリッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224884A JPH03224884A (ja) | 1991-10-03 |
JP2780412B2 true JP2780412B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11931468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016990A Expired - Fee Related JP2780412B2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-26 | 自動2輪車収納ボックスのリッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2780412B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP2016990A patent/JP2780412B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03224884A (ja) | 1991-10-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |