JP3162868B2 - 記録再生装置のノイズ低減回路 - Google Patents
記録再生装置のノイズ低減回路Info
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- JP3162868B2 JP3162868B2 JP7229893A JP7229893A JP3162868B2 JP 3162868 B2 JP3162868 B2 JP 3162868B2 JP 7229893 A JP7229893 A JP 7229893A JP 7229893 A JP7229893 A JP 7229893A JP 3162868 B2 JP3162868 B2 JP 3162868B2
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- recording
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- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等に信号を
記録再生する記録再生装置におけるノイズ低減回路に関
する。
記録再生する記録再生装置におけるノイズ低減回路に関
する。
【０００２】
【従来の技術】音声信号をテープに記録し再生する場
合、テープの飽和レベル以下に大振幅信号のレベルを低
下させると共に、微少信号を発生するノイズと充分に識
別出来る程度に増幅する「ダイナミックレンジの圧縮伸
張」が知られている。この圧縮伸張により信号のノイズ
が抑圧され、歪みが低下しダイナミックレンジの拡大が
行なわれる。その様子を図２に示す。図２は、記録され
る前の原信号のダイナミックレンジ、圧縮された信号及
び圧縮された信号を伸張し、元のダイナミックレンジに
戻した信号を示している。
合、テープの飽和レベル以下に大振幅信号のレベルを低
下させると共に、微少信号を発生するノイズと充分に識
別出来る程度に増幅する「ダイナミックレンジの圧縮伸
張」が知られている。この圧縮伸張により信号のノイズ
が抑圧され、歪みが低下しダイナミックレンジの拡大が
行なわれる。その様子を図２に示す。図２は、記録され
る前の原信号のダイナミックレンジ、圧縮された信号及
び圧縮された信号を伸張し、元のダイナミックレンジに
戻した信号を示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイナミッ
クレンジの圧縮伸張を行なう為には入力信号をレベル検
波器でレベル検波する必要があるが、前記入力信号のレ
ベルが微小な場合には、微小信号がノイズに埋れてしま
う場合がある。この様な場合、ノイズをレベル検波する
恐れがある。例えば、信号レベルが、図２の点線Ａであ
るときに、ノイズレベルが図２の点線Ｂだけあったとす
ると、レベル検波器は、レベルの大きい点線Ｂを検波し
てしまう。すると、伸張する時に、本来ならば点線Ａ’
のレベルまで伸張する必要があるのに、点線Ｂ’までし
か伸張されない、という問題があった。
クレンジの圧縮伸張を行なう為には入力信号をレベル検
波器でレベル検波する必要があるが、前記入力信号のレ
ベルが微小な場合には、微小信号がノイズに埋れてしま
う場合がある。この様な場合、ノイズをレベル検波する
恐れがある。例えば、信号レベルが、図２の点線Ａであ
るときに、ノイズレベルが図２の点線Ｂだけあったとす
ると、レベル検波器は、レベルの大きい点線Ｂを検波し
てしまう。すると、伸張する時に、本来ならば点線Ａ’
のレベルまで伸張する必要があるのに、点線Ｂ’までし
か伸張されない、という問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたもので、信号を圧縮して記録を行ない、圧縮さ
れた信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ
低減回路であって、前記圧縮された信号が一方の入力端
子に印加される差動増幅器と、該差動増幅器の出力信号
のレベル検波を行なうレベル検波手段と、利得制御用の
制御端子を有し、該制御端子に前記レベル検波手段の出
力電流が供給され、前記差動増幅器の出力信号を増幅す
る可変利得増幅器と、前記制御端子に利得調整用の電流
を再生時に供給する電流源とを備え、前記可変利得増幅
器の出力端に伸張された信号を得るようにしたことを特
徴とする。
成されたもので、信号を圧縮して記録を行ない、圧縮さ
れた信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ
低減回路であって、前記圧縮された信号が一方の入力端
子に印加される差動増幅器と、該差動増幅器の出力信号
のレベル検波を行なうレベル検波手段と、利得制御用の
制御端子を有し、該制御端子に前記レベル検波手段の出
力電流が供給され、前記差動増幅器の出力信号を増幅す
る可変利得増幅器と、前記制御端子に利得調整用の電流
を再生時に供給する電流源とを備え、前記可変利得増幅
器の出力端に伸張された信号を得るようにしたことを特
徴とする。
【０００５】
【作用】本発明に依れば、圧縮された信号を伸張する可
変利得増幅器の利得制御用の制御端子に流れる利得制御
用の微小電流を低下させているので、可変利得増幅器の
利得が低下し伸張された出力信号の出力特性を入力信号
に対して忠実な値にできる。
変利得増幅器の利得制御用の制御端子に流れる利得制御
用の微小電流を低下させているので、可変利得増幅器の
利得が低下し伸張された出力信号の出力特性を入力信号
に対して忠実な値にできる。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明の一実施例を示すブロック図
で、（１）はカセットテープレコーダやビデオテープレ
コーダに記録再生する（音声）信号が印加される入力端
子（２）を備えた差動増幅器、（３）は前記差動増幅器
（１）の出力信号をレベル検波する為に全波整流する全
波整流回路、（４）は全波整流された信号を直流電流に
変換する平滑回路、（５）は差動増幅器（１）の出力信
号を前記平滑回路（４）の出力直流電流に応じて増幅す
るＣＣＡ（電流制御増幅器）、（６）はＰＢ（再生）時
にオンするスイッチ（７）は所定電流をＣＣＡ（５）に
供給しＣＣＡ（５）の利得を低下させる為の電流源、及
び（８）は記録時ＲＥＣ側に再生時ＰＢ側に切換わり、
差動増幅器（１）の負帰還路を形成するスイッチであ
る。
で、（１）はカセットテープレコーダやビデオテープレ
コーダに記録再生する（音声）信号が印加される入力端
子（２）を備えた差動増幅器、（３）は前記差動増幅器
（１）の出力信号をレベル検波する為に全波整流する全
波整流回路、（４）は全波整流された信号を直流電流に
変換する平滑回路、（５）は差動増幅器（１）の出力信
号を前記平滑回路（４）の出力直流電流に応じて増幅す
るＣＣＡ（電流制御増幅器）、（６）はＰＢ（再生）時
にオンするスイッチ（７）は所定電流をＣＣＡ（５）に
供給しＣＣＡ（５）の利得を低下させる為の電流源、及
び（８）は記録時ＲＥＣ側に再生時ＰＢ側に切換わり、
差動増幅器（１）の負帰還路を形成するスイッチであ
る。
【０００７】記録時には、スイッチ（６）が開きスイッ
チ（８）がＲＥＣ側に切換わり、記録信号が正の入力端
子（２）から差動増幅器（１）に印加される。差動増幅
器（１）の出力信号は、ＣＣＡ（５）で増幅されるとと
もに全波整流回路（３）で全波整流される。全波整流に
より、信号レベルが検出された信号は、更に平滑回路
（４）で平滑され直流電流に変換される。そして、前記
直流電流が電流ミラー回路（９）を介してＣＣＡ（５）
に供給されＣＣＡ（５）の利得が制御される。このよう
にして、レベル制御された信号は、スイッチ（８）を介
して差動増幅器（１）の負の入力端子（１０）に負帰還
される。この時の入力端子（２）と出力端子（１１）と
の間の入出力信号特性の総合特性は、図３の実線Ａのよ
うになる。図３の縦軸横軸は、対数表示されており、レ
ベルが１（軸上は０）の信号を基準に、これより大の信
号に対しては、相対的（レベルが１の信号の増幅率）に
レベル低下を施し、それより小の信号に対しては相対的
にレベル増加を施している。即ち、図３の１点鎖線の特
性Ｂは、入力レベルを２倍にした時に出力レベルが２倍
になる通常の増幅率の特性を示している。これに対し
て、実線Ａは、前記Ｂより傾きがなだらかであるので、
入力信号を相対的に見た時に、大レベルはレベル低下、
小レベルはレベル増加を行なっていることになる。
チ（８）がＲＥＣ側に切換わり、記録信号が正の入力端
子（２）から差動増幅器（１）に印加される。差動増幅
器（１）の出力信号は、ＣＣＡ（５）で増幅されるとと
もに全波整流回路（３）で全波整流される。全波整流に
より、信号レベルが検出された信号は、更に平滑回路
（４）で平滑され直流電流に変換される。そして、前記
直流電流が電流ミラー回路（９）を介してＣＣＡ（５）
に供給されＣＣＡ（５）の利得が制御される。このよう
にして、レベル制御された信号は、スイッチ（８）を介
して差動増幅器（１）の負の入力端子（１０）に負帰還
される。この時の入力端子（２）と出力端子（１１）と
の間の入出力信号特性の総合特性は、図３の実線Ａのよ
うになる。図３の縦軸横軸は、対数表示されており、レ
ベルが１（軸上は０）の信号を基準に、これより大の信
号に対しては、相対的（レベルが１の信号の増幅率）に
レベル低下を施し、それより小の信号に対しては相対的
にレベル増加を施している。即ち、図３の１点鎖線の特
性Ｂは、入力レベルを２倍にした時に出力レベルが２倍
になる通常の増幅率の特性を示している。これに対し
て、実線Ａは、前記Ｂより傾きがなだらかであるので、
入力信号を相対的に見た時に、大レベルはレベル低下、
小レベルはレベル増加を行なっていることになる。
【０００８】このようにしてレベル圧縮した信号を次に
再生時で伸張する場合について説明する。再生時にはス
イッチ（６）が閉じ、スイッチ（８）がＰＢ側に切換わ
る。すると、入力端子（２）からの圧縮された再生信号
は、利得１のバッファとして動作する差動増幅器（１）
を介してＣＣＡ（５）に印加される。この状態で、図１
の電流源（７）がないとすると、圧縮された微小信号が
ノイズに埋れてしまい、図３実線Ｃの特性が点線ａの如
き特性になってしまう。そこで、本発明では、電流源
（７）を設け、ＣＣＡ（５）の利得をわずかに低下させ
て、図３の入出力特性を点線ｂの如くしている。これに
より、実際の図３の入出力特性は、実線Ｃの如くなり、
記録時の圧縮に忠実に対応した伸張特性を得ることがで
きる。前記電流源（７）の電流値は、微小に設定する。
図３は、対数グラフであるので、微小レベルにおいての
み特性変化が生じて見える。
再生時で伸張する場合について説明する。再生時にはス
イッチ（６）が閉じ、スイッチ（８）がＰＢ側に切換わ
る。すると、入力端子（２）からの圧縮された再生信号
は、利得１のバッファとして動作する差動増幅器（１）
を介してＣＣＡ（５）に印加される。この状態で、図１
の電流源（７）がないとすると、圧縮された微小信号が
ノイズに埋れてしまい、図３実線Ｃの特性が点線ａの如
き特性になってしまう。そこで、本発明では、電流源
（７）を設け、ＣＣＡ（５）の利得をわずかに低下させ
て、図３の入出力特性を点線ｂの如くしている。これに
より、実際の図３の入出力特性は、実線Ｃの如くなり、
記録時の圧縮に忠実に対応した伸張特性を得ることがで
きる。前記電流源（７）の電流値は、微小に設定する。
図３は、対数グラフであるので、微小レベルにおいての
み特性変化が生じて見える。
【０００９】従って、図１によればＳ／Ｎの良いダイナ
ミックレンジの圧縮伸張を行なうことができる。図４
は、図１のＣＣＡ（５）の具体回路図であり、端子（１
２）及び（１３）に印加される互いに逆相の入力信号
は、各々トランジスタ（１４）及び（１５）でまず増幅
され、次に差動増幅器（１６）で増幅される。差動増幅
器（１６）の利得は、トランジスタ（１７）及び（１
８）の共通エミッタに流れる電流により定まり、電流ミ
ラー回路（９）及びスイッチ（６）により決定される。
差動増幅器（１６）で増幅された出力信号は、第１乃至
第３電流ミラー回路（１９）乃至（２１）を介して出力
端子（２２）に得られる。
ミックレンジの圧縮伸張を行なうことができる。図４
は、図１のＣＣＡ（５）の具体回路図であり、端子（１
２）及び（１３）に印加される互いに逆相の入力信号
は、各々トランジスタ（１４）及び（１５）でまず増幅
され、次に差動増幅器（１６）で増幅される。差動増幅
器（１６）の利得は、トランジスタ（１７）及び（１
８）の共通エミッタに流れる電流により定まり、電流ミ
ラー回路（９）及びスイッチ（６）により決定される。
差動増幅器（１６）で増幅された出力信号は、第１乃至
第３電流ミラー回路（１９）乃至（２１）を介して出力
端子（２２）に得られる。
【００１０】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、微小
信号であっても、ノイズの影響を受けずに信号を忠実に
圧縮伸張が可能な記録再生装置のノイズ低減回路を提供
できる。
信号であっても、ノイズの影響を受けずに信号を忠実に
圧縮伸張が可能な記録再生装置のノイズ低減回路を提供
できる。
【図１】本発明の記録再生装置のノイズ低減回路であ
る。
る。
【図２】ダナミックレンジの圧縮伸張を説明する特性図
である。
である。
【図３】図１の説明に供する為の特性図である。
【図４】図１のＣＣＡ（５）の具体回路図である。
（１） 差動増幅器 （３） 全波整流回路 （４） 平滑回路 （５） ＣＣＡ （６） スイッチ （７） 電流源
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H03G 5/00 - 11/08 G11B 20/00 - 20/04
Claims (2)
- 【請求項１】 信号を圧縮して記録を行ない、圧縮され
た信号を伸張して再生を行なう記録再生装置のノイズ低
減回路であって、 前記圧縮された信号が一方の入力端子に印加され負帰還
信号が他方の入力端子に印加される差動増幅器と、 該差動増幅器の出力信号のレベル検波を行なうレベル検
波手段と、 利得制御用の制御端子を有し、該制御端子に流れる電流
に応じて前記差動増幅器の出力信号を増幅する可変利得
増幅器と、入力端子に前記レベル検波手段の出力信号が印加され、
出力端子が前記可変利得増幅器の前記制御端子に接続さ
れる電流ミラー回路と、 前記可変利得増幅器の再生時の利得を調整するための電
流を供給する 電流源と、該電流源と前記電流ミラー回路の前記出力端子とを再生
時に接続する第１スイッチ とを備え、再生時には前記可
変利得増幅器の利得を低下させ前記可変利得増幅器の出
力端にレベルが低下した信号を得るようにしたことを特
徴とする記録再生装置のノイズ低減回路。 - 【請求項２】 記録時には前記可変利得増幅器の出力信
号を、再生時には前記差動増幅器の出力信号を前記差動
増幅器の他方の入力端子に選択出力する第２スイッチを
備え、記録時には前記差動増幅器の出力端から記録信号
を、再生時には前記可変利得増幅器の出力信号を得るよ
うにしたことを特徴とする請求項１記載の記録再生装置
のノイズ低減回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7229893A JP3162868B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 記録再生装置のノイズ低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7229893A JP3162868B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 記録再生装置のノイズ低減回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06291578A JPH06291578A (ja) | 1994-10-18 |
| JP3162868B2 true JP3162868B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=13485224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7229893A Expired - Fee Related JP3162868B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 記録再生装置のノイズ低減回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3162868B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP7229893A patent/JP3162868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06291578A (ja) | 1994-10-18 |
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