JP2514708Y2 - 録再生機器における信号処理装置 - Google Patents
録再生機器における信号処理装置Info
- Publication number
- JP2514708Y2 JP2514708Y2 JP6716091U JP6716091U JP2514708Y2 JP 2514708 Y2 JP2514708 Y2 JP 2514708Y2 JP 6716091 U JP6716091 U JP 6716091U JP 6716091 U JP6716091 U JP 6716091U JP 2514708 Y2 JP2514708 Y2 JP 2514708Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- signal
- switching
- signal processing
- recording
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ディジタル・オーディ
オ・テープレコーダ(以下DATという)等の録再生機
器に用いられる信号処理装置に関する。
オ・テープレコーダ(以下DATという)等の録再生機
器に用いられる信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル信号入力をディジタル
信号で記録し、出力の際に、D/A変換器によりアナロ
グ信号に変換して出力したり、また、アナログ信号入力
をA/D変換器によりディジタル信号で記録し、出力の
際に、再びD/A変換器によりアナログ信号に変換し出
力するDAT等では、ディジタル信号入力からアナログ
信号入力に切換えたり、アナログ信号入力からディジタ
ル信号入力に切換える時、操作部である入力スイッチ
(以下、入力SWという)を切換えることにより接続切
換が行われていた。前記入力SWの切換操作により、瞬
時に切換時の信号入力が停止し、切換後の信号入力処理
に変更するようになっていた。
信号で記録し、出力の際に、D/A変換器によりアナロ
グ信号に変換して出力したり、また、アナログ信号入力
をA/D変換器によりディジタル信号で記録し、出力の
際に、再びD/A変換器によりアナログ信号に変換し出
力するDAT等では、ディジタル信号入力からアナログ
信号入力に切換えたり、アナログ信号入力からディジタ
ル信号入力に切換える時、操作部である入力スイッチ
(以下、入力SWという)を切換えることにより接続切
換が行われていた。前記入力SWの切換操作により、瞬
時に切換時の信号入力が停止し、切換後の信号入力処理
に変更するようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、従来のDAT等においては、ディジタル信号とアナ
ログ信号の入力切換を行う際、入力SWの操作による接
続切換時に、両者の入力信号レベルに格差がある場合が
多いこと等に起因して、切換時に突然大きな入力信号が
入ることがあり、不自然な立上がりを生じることがあ
る。また、フェード・アウト操作部、あるいはフェード
・イン操作部を有するものもあるが、これらは、信号入
力停止操作時あるいは信号入力操作時において操作設定
を行うものであり、入力信号切換時において、同時に両
処理を行うことは不可能であった。
に、従来のDAT等においては、ディジタル信号とアナ
ログ信号の入力切換を行う際、入力SWの操作による接
続切換時に、両者の入力信号レベルに格差がある場合が
多いこと等に起因して、切換時に突然大きな入力信号が
入ることがあり、不自然な立上がりを生じることがあ
る。また、フェード・アウト操作部、あるいはフェード
・イン操作部を有するものもあるが、これらは、信号入
力停止操作時あるいは信号入力操作時において操作設定
を行うものであり、入力信号切換時において、同時に両
処理を行うことは不可能であった。
【0004】本考案は、上述した問題点を解決するもの
で、入力信号切換操作に伴い、切換時に入力されている
信号音を、徐々にレベルダウン(フェード・アウト)さ
せると同時に、切換後に入力されてきた信号音を、徐々
にレベルアップ(フェード・イン)させることにより、
切換時における信号入力解除及び信号入力立上がりに連
続的なレベル変更処理を行わせ、聴者に入力信号レベル
の格差を感じさせない録再生機器における信号処理装置
を提供することを目的とする。
で、入力信号切換操作に伴い、切換時に入力されている
信号音を、徐々にレベルダウン(フェード・アウト)さ
せると同時に、切換後に入力されてきた信号音を、徐々
にレベルアップ(フェード・イン)させることにより、
切換時における信号入力解除及び信号入力立上がりに連
続的なレベル変更処理を行わせ、聴者に入力信号レベル
の格差を感じさせない録再生機器における信号処理装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、ディジタル信号入力からアナログ信号入力
に、もしくはアナログ信号入力からディジタル信号入力
に切換える切換手段と、この切換手段による切換動作を
検知する検知手段と、この検知手段の検知に基づき、切
換時の入力信号を、フェード・アウト処理し、切換後の
入力信号を、フェード・イン処理する信号処理手段を備
えた録再生機器における信号処理装置である。
に本考案は、ディジタル信号入力からアナログ信号入力
に、もしくはアナログ信号入力からディジタル信号入力
に切換える切換手段と、この切換手段による切換動作を
検知する検知手段と、この検知手段の検知に基づき、切
換時の入力信号を、フェード・アウト処理し、切換後の
入力信号を、フェード・イン処理する信号処理手段を備
えた録再生機器における信号処理装置である。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、ディジタル信号入力から
アナログ信号入力に、もしくはアナログ信号入力からデ
ィジタル信号入力に切換える場合、入力SW等の切換手
段を操作することにより、接続切換が行われる。この切
換が行われたことがマイコン等の検知手段により検知さ
れ、これに基づいて、各々の信号入力部にあるフェーダ
等の信号処理手段により、切換時の入力信号はフェード
・アウト処理されると同時に、切換後の入力信号はフェ
ード・イン処理される。
アナログ信号入力に、もしくはアナログ信号入力からデ
ィジタル信号入力に切換える場合、入力SW等の切換手
段を操作することにより、接続切換が行われる。この切
換が行われたことがマイコン等の検知手段により検知さ
れ、これに基づいて、各々の信号入力部にあるフェーダ
等の信号処理手段により、切換時の入力信号はフェード
・アウト処理されると同時に、切換後の入力信号はフェ
ード・イン処理される。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例について、図面を参照して
説明する。図1は、DATにおける入力信号処理装置の
ブロック構成例を示す。この実施例の入力信号処理装置
は、外部のディジタル信号出力装置と接続するためのデ
ィジタル入力端子1と、外部のアナログ信号(L,R)
を入力するためのアナログ入力端子2,3と、ディジタ
ル信号入力とアナログ信号入力を切換えるための切換操
作部である入力SW11を具備する。アナログ入力端子
2,3からの信号入力ラインには、可変ボリウム4,
5、アンプ6,7、入力信号をフェード・イン、あるい
はフェード・アウト処理を行うフェーダ9,10(信号
処理手段)が設けられ、フェーダ9,10の出力端はA
/D変換器12を経て信号処理回路14に接続されてい
る。ディジタル入力端子1からの信号入力ラインには、
上述と同様に動作するディジタル・フェーダ8が設けら
れ、該フェーダ8の出力端は、信号処理回路14に接続
されている。
説明する。図1は、DATにおける入力信号処理装置の
ブロック構成例を示す。この実施例の入力信号処理装置
は、外部のディジタル信号出力装置と接続するためのデ
ィジタル入力端子1と、外部のアナログ信号(L,R)
を入力するためのアナログ入力端子2,3と、ディジタ
ル信号入力とアナログ信号入力を切換えるための切換操
作部である入力SW11を具備する。アナログ入力端子
2,3からの信号入力ラインには、可変ボリウム4,
5、アンプ6,7、入力信号をフェード・イン、あるい
はフェード・アウト処理を行うフェーダ9,10(信号
処理手段)が設けられ、フェーダ9,10の出力端はA
/D変換器12を経て信号処理回路14に接続されてい
る。ディジタル入力端子1からの信号入力ラインには、
上述と同様に動作するディジタル・フェーダ8が設けら
れ、該フェーダ8の出力端は、信号処理回路14に接続
されている。
【0008】また、本装置は、入力SW11の切換動作
を検知すると共に装置各部の動作を制御するマイコン1
3を備え、このマイコン13は、入力切換検知に基づ
き、フェーダ8,9,10を制御して、後述のように各
信号をフェード・イン、フェード・アウト処理する。ま
た、信号処理回路14にて処理された信号は、アンプ1
5を介して記録ヘッド17に与えられ、また、サーボ回
路16を介してテープ等駆動用のメカ18に与えられる
ようになっている。
を検知すると共に装置各部の動作を制御するマイコン1
3を備え、このマイコン13は、入力切換検知に基づ
き、フェーダ8,9,10を制御して、後述のように各
信号をフェード・イン、フェード・アウト処理する。ま
た、信号処理回路14にて処理された信号は、アンプ1
5を介して記録ヘッド17に与えられ、また、サーボ回
路16を介してテープ等駆動用のメカ18に与えられる
ようになっている。
【0009】次に、上記構成による録再生動作及び信号
入力切換時の動作を説明する。例えば、現在ディジタル
信号入力をする場合、入力SW11のディジタル信号入
力側aを選択する。これにより、マイコン13はディジ
タル入力端子1からディジタル信号cを信号処理回路1
4に入力する。次に、現在入力中のディジタル信号cを
アナログ信号dに切換えるとする。その場合、入力SW
11を、ディジタル信号入力側aからアナログ信号入力
側bに切換操作を行う。マイコン13は、その切換を検
知し、各フェーダ8,9,10を制御する。これによ
り、ディジタル・フェーダ8は、入力中のディジタル信
号cを予め設定された所定の時間と信号音レベルの傾斜
にフェード・アウト処理する。また、この処理の後、フ
ェーダ9,10は、所定の時間と信号音レベルの傾斜
に、切換後入力されたアナログ信号dをフェード・イン
処理する。
入力切換時の動作を説明する。例えば、現在ディジタル
信号入力をする場合、入力SW11のディジタル信号入
力側aを選択する。これにより、マイコン13はディジ
タル入力端子1からディジタル信号cを信号処理回路1
4に入力する。次に、現在入力中のディジタル信号cを
アナログ信号dに切換えるとする。その場合、入力SW
11を、ディジタル信号入力側aからアナログ信号入力
側bに切換操作を行う。マイコン13は、その切換を検
知し、各フェーダ8,9,10を制御する。これによ
り、ディジタル・フェーダ8は、入力中のディジタル信
号cを予め設定された所定の時間と信号音レベルの傾斜
にフェード・アウト処理する。また、この処理の後、フ
ェーダ9,10は、所定の時間と信号音レベルの傾斜
に、切換後入力されたアナログ信号dをフェード・イン
処理する。
【0010】こうして、フェード・イン処理されたアナ
ログ信号dは、A/D変換器12によりディジタル信号
に変換されて、信号処理回路14に入力される。一方、
フェード・アウト処理されたディジタル信号cは、信号
処理回路14に直接入力される。これらの信号は、信号
処理回路14にて信号処理され、記録ヘッド17におい
て記録媒体であるテープに記録される。
ログ信号dは、A/D変換器12によりディジタル信号
に変換されて、信号処理回路14に入力される。一方、
フェード・アウト処理されたディジタル信号cは、信号
処理回路14に直接入力される。これらの信号は、信号
処理回路14にて信号処理され、記録ヘッド17におい
て記録媒体であるテープに記録される。
【0011】このように、切換時において、入力中のデ
ィジタル信号音がレベルダウンするに伴い、新たに入力
されるアナログ信号音がレベルアップすることで、聴者
は、切換時における急激な信号音レベル格差を感じるこ
とがなくなる。また、前記信号処理は、入力信号の切換
操作に付随して行われるため、フェード・アウト、フェ
ード・イン処理のための設定操作を行うことも不必要で
ある。なお、本考案は上記実施例構成に限られず種々の
変形が可能であり、例えばフェード・イン及びフェード
・アウト処理における信号レベルのレベルダウン及びレ
ベルアップの時間に伴う傾斜を、急俊なものから穏やか
なものと何段階かに分けて選択設定可能な操作部を設け
てもよい。
ィジタル信号音がレベルダウンするに伴い、新たに入力
されるアナログ信号音がレベルアップすることで、聴者
は、切換時における急激な信号音レベル格差を感じるこ
とがなくなる。また、前記信号処理は、入力信号の切換
操作に付随して行われるため、フェード・アウト、フェ
ード・イン処理のための設定操作を行うことも不必要で
ある。なお、本考案は上記実施例構成に限られず種々の
変形が可能であり、例えばフェード・イン及びフェード
・アウト処理における信号レベルのレベルダウン及びレ
ベルアップの時間に伴う傾斜を、急俊なものから穏やか
なものと何段階かに分けて選択設定可能な操作部を設け
てもよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ディジタ
ル信号入力と、アナログ信号入力とを切換える時、切換
手段による動作を検知する検知手段に基づいて、信号処
理手段により切換時の入力信号をフェード・アウト処理
し、切換後の入力信号をフェード・イン処理する。これ
により、複雑な操作を要することなく、入力切換時にお
ける連続的な入力信号レベルの変更が行われ、切換時に
信号音レベルの格差により発生する急激な信号音変化を
防ぐことができる。
ル信号入力と、アナログ信号入力とを切換える時、切換
手段による動作を検知する検知手段に基づいて、信号処
理手段により切換時の入力信号をフェード・アウト処理
し、切換後の入力信号をフェード・イン処理する。これ
により、複雑な操作を要することなく、入力切換時にお
ける連続的な入力信号レベルの変更が行われ、切換時に
信号音レベルの格差により発生する急激な信号音変化を
防ぐことができる。
【図1】 図1は本考案の一実施例によるDATにおけ
る入力信号処理装置のブロック構成図である。
る入力信号処理装置のブロック構成図である。
8,9,10 フェーダ(信号処理手段) 11 入力SW(切換手段) 13 マイコン(検知手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 ディジタル信号入力からアナログ信号入
力に、もしくはアナログ信号入力からディジタル信号入
力に切換える切換手段と、この切換手段による切換動作
を検知する検知手段と、この検知手段の検知に基づき、
切換時の入力信号を、フェード・アウト処理し、切換後
の入力信号を、フェード・イン処理する信号処理手段を
備えたことを特徴とする録再生機器における信号処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6716091U JP2514708Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 録再生機器における信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6716091U JP2514708Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 録再生機器における信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515162U JPH0515162U (ja) | 1993-02-26 |
JP2514708Y2 true JP2514708Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=13336867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6716091U Expired - Lifetime JP2514708Y2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 録再生機器における信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514708Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1167072C (zh) * | 1999-02-25 | 2004-09-15 | 松下电器产业株式会社 | 音频输出控制装置 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP6716091U patent/JP2514708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515162U (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |