JP2737306B2 - 光学式ディスク再生装置 - Google Patents

光学式ディスク再生装置

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JP2737306B2 JP25923889A JP25923889A JP2737306B2 JP 2737306 B2 JP2737306 B2 JP 2737306B2 JP 25923889 A JP25923889 A JP 25923889A JP 25923889 A JP25923889 A JP 25923889A JP 2737306 B2 JP2737306 B2 JP 2737306B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学式ディスク再生装置におけるミュート方
式に関するものである。
従来の技術 近年、光学式ディスク再生装置はその音質の良さと操
作性の良さなどから広く普及しはじめている。
以下図面を参照しながら、上述した従来のミュート方
式の一例について説明する。
第3図は従来の光学式ディスク再生装置のブロック図
を示すものである。第3図において、1は光学式ディス
ク、2は前記光学式ディスクを回転させるスピンドルモ
ータ、3は前記光学式ディスクに記録された信号を取り
出す光学ピックアップ4は前記スピンドルモータと光学
ピックアップとを制御する制御装置、5は前記光学ピッ
クアップから得られるディスク再生装置を処理して音声
デジタル再生信号と現在位置情報信号とを取り出す信号
処理装置、6は前記音声デジタル再生信号のレベルを段
階的に小さくしていく段階的ミュート装置、7は前記音
声デジタル再生信号を音声アナログ再生信号に変換する
D/Aコンバータ、8は再生状態を表示する表示装置、9
は操作指令を受けつける操作入力装置、10は前記制御装
置4に指令を与え、前記信号処理装置5から現在位置情
報信号を読み込み、前記段階的ミュート装置6を制御
し、前記操作入力装置9から操作指令を得、前記表示装
置8に再生情報を転送する論理演算装置である。
以上のように構成された光学式ディスク再生装置につ
いて、以下その動作について第3図と第4図を用いて説
明する。
まず、光学ピックアップ3から得られた光学式ディス
クの再生信号の一方は制御装置4に入力され、前記光学
ピックアップ3とスピンドルモータ2を制御する制御ル
ープを構成する。また、前記再生信号のもう一方は信号
処理装置5に入力され、音声デジタル再生信号と現在位
置情報信号とが生成される。前記音声デジタル再生信号
は階段的ミュート装置6を経てD/Aコンバータ7により
音声アナログ再生信号に変換され、オーディオ出力とな
る。前記現在位置情報信号は論理演算装置10で処理さ
れ、表示装置8に転送される。また、外部で操作される
操作指令を操作入力装置9を通じて論理演算装置10で処
理され、システム全体を制御する。この光学式ディスク
再生装置がディスク再生状態にある場合、操作入力装置
9により再生中止指令あるいは信号処理装置6により現
在位置の曲番号が切換ったことを示す位置情報を論理演
算装置10に転送してくると、前記論理演算装置10は段階
的ミュート装置6に指令を与え、音声デジタル再生信号
レベルを段階的に小さくしていき、最終的に音声デジタ
ル再生信号レベルをゼロにする。上記のように段階的ミ
ュートをかけると第4図(c)に示すようになめらかに
再生レベルが小さくなっていくので、第4図(b)に示
すように大きな再生レベルが瞬時にゼロになるときに発
生するショック音は発生しない。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、ミュートをかけ
る時に必ず段階的に再生レベルが小さくなっていくの
で、曲間がなく次曲の再生レベルが曲頭から大レベルで
記録されているような光学式ディスクを再生し、次の曲
に切換ったのを確認してミュートをかける動作を行なう
場合、次曲の頭の部分が少し再生されて聞えるという問
題を有しており、特にテープダビングする時は異音が録
音されるという問題にもなっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、再生時に操作入力指令に
よりミュートをかける場合にはショック音が発生しない
ようにし、かつ再生時に次曲に切換った場合にも次曲の
頭の音が聞えないようにする光学式ディスク再生装置を
提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光学式ディスク
再生装置は、光学式ディスクを回転させるスピンドルモ
ータと、前記光学式ディスクに記録された信号を取り出
す光学ピックアップと、前記スピンドルモータと光学ピ
ックアップとを制御する制御装置と、前記光学ピックア
ップから得られるディスク再生信号を処理して音声デジ
タル再生信号と現在位置情報信号とを取り出す信号処理
装置と、前記音声デジタル再生信号のレベルを段階的に
小さくしていく段階的ミュート装置と、前記音声デジタ
ル再生信号のレベルを一度にミュートする瞬時ミュート
装置と、前記音声デジタル再生信号を音声アナログ再生
信号に変換するD/Aコンバータと、操作指令を受けつけ
る操作入力装置と、前記段階的ミュート装置と瞬時ミュ
ート装置を制御する論理演算装置とを備え、前記論理演
算装置は、操作入力装置より操作指令が入力されたとき
には段階的ミュート装置を制御すると共に、操作指令入
力がなく前記信号処理装置から取り出される現在位置情
報信号において曲番号が切り換わったときには瞬時ミュ
ート装置を制御するように構成したものである。
作用 本発明は上記した構成によって、再生時に操作入力指
令によりミュートをかける場合には段階的ミュート装置
を選択することによりショック音の発生を防ぎ、次の曲
に切換ったことを確認した場合には瞬時ミュート装置を
選択することにより次曲の頭の部分が再生されないこと
になる。
実 施 例 以下本発明の一実施例の光学式ディスク再生装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の
第1の実施例における光学式ディスク再生装置のブロッ
ク図を示すものである。第1図において、11は光学式デ
ィスク、12は前記光学式ディスク11を回転させるスピン
ドルモータ、13は前記光学式ディスク11に記録された信
号を取り出す光学ピックアップ、14は前記スピンドルモ
ータ12と光学ピックアップ13とを制御する制御装置、15
は前記光学ピックアップ13から得られるディスク再生信
号を処理して音声デジタル再生信号と現在位置情報信号
とを取り出す信号処理装置、16は前記音声デジタル再生
信号のレベルを段階的に小さくしていく段階的ミュート
装置、17は前記音声デジタル再生信号のレベルを一度に
ミュートする瞬時ミュート装置、18は前記音声デジタル
再生信号を音声アナログ再生信号に変換するD/Aコンベ
ータ、19は再生状態を表示する表示装置、20は操作指令
を受けつける操作入力装置、21は前記制御装置14に指令
を与え、前記信号処理装置15から現在位置情報信号を読
み込み、前記段階的ミュート装置16と瞬時ミュート装置
17を制御し、前記操作入力装置20から操作指令を得、前
記表示装置19に再生情報を転送する論理演算装置であ
る。
以上のように構成された光学式ディスク再生装置につ
いて、以下第1図及び第2図を用いその動作を説明す
る。
光学ピックアップ13から得られた光学式ディスクの再
生信号の一方は制御装置14に入力され、前記光学ピック
アップ13とスピンドルモータ12を制御する制御ループを
構成する。また、前記再生信号のもう一方は信号処理装
置15に入力され、音声デジタル再生信号と現在位置情報
信号とが生成される。前記音声デジタル再生信号は段階
的ミュート装置16と瞬時ミュート装置17を経てD/Aコン
バータ18により音声アナログ再生信号に変換され、オー
ディオ出力となる。前記現在位置情報信号は論理演算装
置21で処理され、表示装置19に転送される。また、外部
で操作される操作指令が操作入力装置20を通じて論理演
算装置21で処理され、システム全体を制御する。この光
学式ディスク再生装置がディスクを再生している時、操
作入力装置20により再生中止指令が論理演算装置21に転
送されると、前記論理演算装置21は段階的ミュート装置
16に指令を与え、音声デジタル再生信号レベルを段階的
に小さくしていき、最終的に音声デジタル再生信号レベ
ルをゼロにする。また、ディスク再生時に信号処理装置
15の現在位置情報信号により曲番号が切換ったことを論
理演算装置21が判断すると、瞬時ミュート装置17に指令
を与え、音声デジタル再生信号レベルを瞬時にゼロにす
る。
以上のように本実施例によれば、段階的ミュート装置
と瞬時ミュート装置を設け、外部操作指令により再生を
中止する場合には段階的ミュート装置を選択し、演奏曲
が終了した場合には瞬時ミュート装置を選択することに
より、通常再生時に操作によりミュートをかける場合に
はショック音の発生を防ぎ、演奏曲が終了したことを認
識してミュートをかけ次の動作に移る場合には次曲の頭
の部分が再生されないようにすることができる。すなわ
ち、第2図に示すように、曲間部がなく次曲の始めから
再生レベルが高くなっているようなディスクにおいて、
曲の終端で段階的ミュートをかけると第2図(b)に示
すように次曲の頭の部分が再生されてしまうが、瞬時ミ
ュートをかけることにより第2図(c)に示すように次
曲の頭の部分は再生されない。
発明の効果 以上のように本発明は、スピンドルモータと、光学ピ
ックアップと、前記スピンドルモータと光学ピックアッ
プとを制御する制御装置と、前記光学ピックアップから
得られるディスク再生信号を処理して音声デジタル再生
信号と現在位置情報信号とを取り出す信号処理装置と、
前記音声デジタル再生信号のレベルを段階的に小さくし
ていく段階的ミュート装置と、前記音声デジタル再生信
号のレベルを一度にミュートする瞬時ミュート装置と、
前記音声デジタル再生信号を音声アナログ再生信号に変
換するD/Aコンバータと、操作指令を受けつける操作入
力装置と、前記段階的ミュート装置と瞬時ミュート装置
を制御する論理演算装置とを備え、前記論理演算装置
は、操作入力装置より操作指令が入力されたときには段
階的ミュート装置を制御すると共に、操作指令入力がな
く前記信号処理装置から取り出される現在位置情報信号
において曲番号が切り換わったときには瞬時ミュート装
置を制御するように構成したことにより、ミュート時の
ショック音発生防止と次曲の頭の再生防止を同時に満足
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における光学式ディスク
再生装置のブロック図、第2図は曲間のないディスクに
おける曲終端でのミュート動作時の波形図、第3図は従
来の光学式ディスク再生装置のブロック図、第4図は曲
途中でのミュート動作時の波形図である。 1,11……光学式ディスク、2,12……スピンドルモータ、
3,13……光学ピックアップ、4,14……制御装置、5,15…
…信号処理装置、6,16……段階的ミュート装置、7,18…
…D/Aコンバータ、17……瞬時ミュート装置、8,19……
表示装置、9,20……操作入力装置、10,21……論理演算
装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学式ディスクを回転させるスピンドルモ
    ータと、前記光学式ディスクに記録された信号を取り出
    す光学ピックアップと、前記スピンドルモータと光学ピ
    ックアップとを制御する制御装置と、前記光学ピックア
    ップから得られるディスク再生信号を処理して音声デジ
    タル再生信号と現在位置情報信号とを取り出す信号処理
    装置と、前記音声デジタル再生信号のレベルを段階的に
    小さくしていく段階的ミュート装置と、前記音声デジタ
    ル再生信号のレベルを一度にミュートする瞬時ミュート
    装置と、前記音声デジタル再生信号を音声アナログ再生
    信号に変換するD/Aコンバータと、操作指令を受けつけ
    る操作入力装置と、前記段階的ミュート装置と瞬時ミュ
    ート装置を制御する論理演算装置とを備え、 前記論理演算装置は、操作入力装置より操作指令が入力
    されたときには段階的ミュート装置を制御すると共に、
    操作指令入力がなく前記信号処理装置から取り出される
    現在位置情報信号において曲番号が切り換わったときに
    は瞬時ミュート装置を制御するように構成したことを特
    徴とする光学式ディスク再生装置。
JP25923889A 1989-10-03 1989-10-03 光学式ディスク再生装置 Expired - Lifetime JP2737306B2 (ja)

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