JPH08293159A - 録音装置 - Google Patents

録音装置

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Publication number
JPH08293159A
JPH08293159A JP11904495A JP11904495A JPH08293159A JP H08293159 A JPH08293159 A JP H08293159A JP 11904495 A JP11904495 A JP 11904495A JP 11904495 A JP11904495 A JP 11904495A JP H08293159 A JPH08293159 A JP H08293159A
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JP
Japan
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recording
microphone
monaural
stereo
channel
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Withdrawn
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JP11904495A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsumoto
吉生 松本
Yasuhiko Matsuki
泰彦 松木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャック部位の大型化を伴わずに接続された
プラグがモノラルタイプかステレオタイプかを判別でき
るようにするとともに、その判別結果に応じて録音モー
ドを設定することで、使用性の良い録音装置を実現す
る。 【構成】 接続ジャック1にマイクロホンプラグが接続
された場合に、Lチャンネル端子電圧VLT及びRチャン
ネル端子電圧VRTを検出することができる端子電圧検出
手段(r1 〜r6 ,18a,18b)を設け、制御手段
18は、この端子電圧検出手段の検出結果により、接続
ジャック手段に接続されたマイクロホンがステレオマイ
クロホンであるかモノラルマイクロホンであるかを判別
する。そしてその判別結果に基づいて記録手段の動作モ
ードを、ステレオ録音動作モードかモノラル録音動作モ
ードのいづれかに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばステレオ音声デ
ータを記録媒体に記録することができるとともに、モノ
ラル音声データの記録も可能とされた録音装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等を録音する録音装置として、DA
T(デジタルオーディオテープ)レコーダなどの磁気テ
ープを用いるものや、ミニディスクレコーダとして知ら
れている光磁気ディスクを用いるものなどが実用化され
ている。特にこれらは音声信号をデジタルデータとして
記録することで高音質化が実現されている。
【0003】また、一般音楽用途などにおける音声信号
としては一般に2チャンネルステレオ方式とモノラル方
式が用いられることが多い。そしてデジタルデータ記録
の場合、ステレオ方式の音声データを記録媒体に対する
記録データとしてエンコードするときは、Lチャンネル
データとRチャンネルデータを時分割的に並べたデータ
ストリームを構成していくようにフォーマットが定めら
れていることが多い。
【0004】ところでデジタル方式の録音装置は、もと
もと高音質化の要望に応じて開発された背景が存在した
ため、ほとんどがL,Rステレオ音声の録音を前提とし
ている。しかしながら近年、例えば会議やインタビュー
などの録音に用いる場合などで、さほどの高音質は望ま
ないが、長時間録音を行ないたいという要望が生じてお
り、このため、デジタル録音方式でもモノラル録音を実
行できるようにしたものが開発されている。モノラル録
音では例えばLチャンネルとして入力された音声信号の
みを録音対象信号として処理するようすればよく、デー
タ量がステレオ録音の1/2となるため、同一の記録媒
体で2倍の録音可能時間が得られるものとなる。例えば
ミニディスクレコーダの場合、74分録音のミニディス
クを用いて、モノラル録音では148分の録音が可能と
なるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、録音する音
声を集音するマイクロホンとしてはステレオマイクロホ
ンとモノラルマイクロホンが存在する。そして当然なが
ら、ステレオモードで録音を行ないたい場合はステレオ
マイクロホンを接続してステレオ音声信号を録音装置に
入力し、またモノラルモードで録音を行ないたい場合は
モノラルマイクロホンを接続してモノラル音声信号を録
音装置に入力することになる。
【0006】ところが、ステレオモード/モノラルモー
ドの切換はユーザーが録音装置側で所定の操作を行なう
ことによって設定されるものであるため、場合によって
は録音装置がステレオモードであるときにモノラルマイ
クロホンを接続してしまう場合や、逆に録音装置はモノ
ラルモードであるときにステレオマイクロホンを接続し
てしまう場合がある。
【0007】上述したようにモノラルモードとは特に長
時間記録が大きな目的の1つであること、及び録音装置
がステレオモードであってもモノラルマイクロホンを接
続した場合はLチャンネルのみの音声信号しか入力され
ないため、ステレオ録音は不可能であること、等の事情
を考えた場合、録音装置がステレオモードであるときに
モノラルマイクロホンを接続してしまうと、1チャンネ
ル録音しかできないにも関わらず長時間録音ができない
ということになり、大きな不都合となってしまい、使用
性の悪化につながる。そこでユーザーがモノラルマイク
ロホンを接続してしまった場合は、自動的に録音装置も
録音モードとなるようにすることが望ましいことにな
る。
【0008】またこれを実現するためには、接続された
マイクロホンのプラグがステレオマイクロホンかモノラ
ルマイクロホンかを判別することが必要になる。図4
(a)のようにステレオマイクロホンのプラグ30は先
端側からL端子31、R端子32、グランド端子33が
形成されている。一方、図4(b)のようにモノラルマ
イクロホンのプラグ40は先端側がL端子(信号端子)
41で、それ以外の部分はグランド端子42とされてい
る。
【0009】このようなステレオマイクロホンプラグ3
0とモノラルマイクロホンプラグ40を判別するには、
録音装置のジャック部を図5のように構成することが考
えられる。ジャック部50としては、ステレオ対応のた
めに少なくともL端子51、R端子52及びグランド端
子53が設けられ、ステレオマイクロホンプラグ30が
接続された場合は、L端子51、R端子52からそれぞ
れLチャンネル音声信号、Rチャンネル音声信号が入力
されることになる。また、モノラルマイクロホンプラグ
40が接続された場合はL端子51からモノラル音声信
号が入力されることになる。
【0010】ここで、接点がR端子52に接続される検
出端子54を形成しておくと、この検出端子54の電位
はモノラルマイクロホンプラグ40が接続された場合の
みのグランドレベルとなる。これによって接続されたマ
イクロホンプラグがモノラルタイプかステレオタイプか
の判別を行なうことは可能となる。しかしながらこのよ
うな検出端子54を設けることにより、ジャック部50
は大型にならざるを得ず、録音装置が小型のポータブル
機器である場合は好適なものとはいえないという問題が
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、ジャック部位の大型化を伴
わずに接続されたプラグがモノラルタイプかステレオタ
イプかを判別できるようにするとともに、その判別結果
に応じて録音モードを設定することで、使用性の良い録
音装置を実現することを目的とする。
【0012】このため接続ジャック手段にマイクロホン
プラグが接続された場合に、Lチャンネル端子電圧及び
Rチャンネル端子電圧を検出することができる端子電圧
検出手段を設け、制御手段は、この端子電圧検出手段の
検出結果により、接続ジャック手段に接続されたマイク
ロホンがステレオマイクロホンであるかモノラルマイク
ロホンであるかを判別する。そしてその判別結果に基づ
いて記録手段の動作モードを、ステレオ録音動作モード
かモノラル録音動作モードのいづれかに設定するように
する。
【0013】
【作用】Lチャンネル端子電圧、Rチャンネル端子電圧
からマイクロホンプラグのタイプを判別することで、接
続ジャック手段内に特別な検出用端子を設ける必要はな
くなる。また判別結果により動作モードを設定すること
で、ユーザーにとって都合の良い動作が自動的に行なわ
れることになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の録音装置の実施例を説明す
る。図1は実施例の録音装置の要部のブロック図であ
る。ジャック部1にはLチャンネル端子1L、Rチャン
ネル端子1R、グランド端子1Gが設けられ、ステレオ
入力対応とされている。また、このジャック部1はプラ
グインパワー端子とされ、接続されたマイクロホンに対
する動作電源を録音装置側から供給できるようにされて
いる。即ちプラグインパワー電源ライン2からプラグイ
ンパワー電源VPIP がコンデンサC3 で平滑された後、
電源供給用の抵抗r1 ,r2 を介してLチャンネル端子
1Lに供給され、また電源供給用の抵抗r3 ,r4 を介
してRチャンネル端子1Rに供給される。これにより、
接続されるマイクロホンとしては、いわゆるエレクトリ
ックコンデンサマイクロホンやダイナミックマイクロホ
ンが使用可能となる。
【0015】また、抵抗r1 ,r2 の中点電位が取り出
され、抵抗r5 、コンデンサC5 によりノイズ成分が除
去されて、マイクロコンピュータによって形成されるコ
ントローラ18のA/D変換入力ポート18aに入力さ
れる。同様に抵抗r3 ,r4の中点電位が取り出され、
抵抗r6 、コンデンサC6 によりノイズ成分が除去され
て、コントローラ18のA/D変換入力ポート18bに
入力される。このためコントローラ18は、Lチャンネ
ル端子1L及びRチャンネル端子1Rの電圧状態を判別
できることになる。
【0016】ジャック部1に接続されたマイクロホンか
らLチャンネル端子1Lに入力されたアナログ音声信号
は、DCカット用のコンデンサC1 を介して入力アンプ
4Lで増幅され、電子ボリューム部5Lでレベル調整さ
れた後、A/D変換器6Lに供給されて、デジタルデー
タとされる。またジャック部1に接続されたマイクロホ
ンからRチャンネル端子1Rに入力されたアナログ音声
信号は、DCカット用のコンデンサC2 を介して入力ア
ンプ4Rで増幅され、電子ボリューム部5Rでレベル調
整された後、A/D変換器6Rに供給されて、デジタル
データとされる。
【0017】入力アンプ4L,4R、電子ボリューム部
5L,5R、A/D変換器6L,6Rには、動作電源電
圧としてオーディオ電源ライン3から平滑コンデンサC
4 を介してオーディオ電源VAUが供給されている。ここ
でRチャンネル信号系である入力アンプ4R、電子ボリ
ューム部5R、A/D変換器6Rには、オーディオ電源
ライン3との間にそれぞれスイッチ7,8,9が形成さ
れており、このスイッチ7,8,9がオフとされること
で電源供給が遮断されるようになされている。スイッチ
7,8,9のオン/オフはコントローラ18からの制御
信号CPWによって行なわれる。
【0018】A/D変換器6LからのLチャンネルの音
声データはゲイン乗算器10LでミックスゲインGLが
乗算される。ゲイン乗算器10Lの出力は切換回路12
のTSL端子とミキサ回路11に供給される。ミックスゲ
インGLはコントローラ18からの制御に基づいてゲイ
ン設定部16Lによってその値が設定され、ゲイン乗算
器10Lに供給される。またA/D変換器6RからのR
チャンネルの音声データは、ゲイン乗算器10Rでミッ
クスゲインGRが乗算される。ゲイン乗算器10Rの出
力は切換回路12のTSR端子とミキサ回路11に供給さ
れる。ミックスゲインGRはコントローラ18からの制
御に基づいてゲイン設定部16Rによってその値が設定
され、ゲイン乗算器10Rに供給される。
【0019】コントローラ18は、ジャック部1に接続
されたマイクロホンがステレオプラグ/モノラルプラグ
のいづれであるかの判別結果や、この録音装置における
動作モードがステレオ録音モードに設定されているかモ
ノラル録音モードに設定されているかに応じてゲイン設
定部16L,16Rから出力されるミックスゲインG
L,GRの値を設定することになる。
【0020】ミキサ回路11ではゲイン乗算器10L,
10Rからの出力を加算し、つまりL,Rチャンネルの
音声データをミックスしてモノラル音声データとして出
力することになる。ミキサ回路11の出力は切換回路1
2のTM1端子、TM2端子に供給される。
【0021】切換回路12はコントローラ18からの録
音モード信号CM/S によって切換制御される。つまりス
テレオ録音モードとされているときは、録音モード信号
M/ S に応じてTSL端子及びTSR端子が選択される。こ
のとき、ゲイン乗算器10Lの出力が、Lチャンネルデ
ータとしてエンコーダ13に供給され、またゲイン乗算
器10Rの出力が、Rチャンネルデータとしてエンコー
ダ13に供給されることになる。
【0022】ステレオ録音モードとされているときは、
エンコーダ13では、供給されたLチャンネルデータと
Rチャンネルデータを、それぞれ録音対象データとして
処理を行なうことになり、ステレオデータとしての所要
のエンコード処理を行なって録音データを生成し、録音
部14に供給する。録音部14では供給された録音デー
タに応じて記録ヘッドが駆動され、光磁気ディスク等の
記録媒体にデータ記録を行なうことになる。即ちこの場
合、ステレオ音声データが録音されたことになる。
【0023】一方、モノラル録音モードとされていると
きは、切換回路12では録音モード信号CM/S に応じて
M1端子及びTM2端子が選択される。従ってミキサ回路
11の出力が、Lチャンネルデータ及びRチャンネルデ
ータとしてエンコーダ13に供給されることになる。
【0024】モノラル録音モードとされているときは、
エンコーダ13では、供給されたLチャンネルデータと
Rチャンネルデータのうち、Lチャンネルデータのみを
録音対象データとして処理を行なうことになる。すなわ
ちモノラルデータとしての所要のエンコード処理を行な
って録音データを生成し、録音部14に供給する。録音
部14では供給された録音データに応じて記録ヘッドが
駆動され、光磁気ディスク等の記録媒体にデータ記録を
行なうことになる。即ちこの場合、モノラル音声データ
が録音されたことになる。
【0025】なお、この場合、エンコーダ13に入力さ
れるLチャンネルデータとRチャンネルデータは同一の
データとなり、Rチャンネルデータは録音処理されない
ことになるが、例えばRチャンネルデータをそのままモ
ニタ音声データとしてモニタ端子15から出力するよう
にすることもできる。そしてこれをスピーカ等から出力
するようにすれば、ユーザーは録音モニタを行なうこと
ができる。
【0026】操作部17はユーザーの操作に供される各
種操作キーが設けられている。その1つとして録音の際
のモード、つまりステレオ録音モードかモノラル録音モ
ードかを選択する操作キーが設けられているようにして
もよい。操作部17の操作情報はコントローラ18に供
給される。コントローラ18はマイクロコンピュータに
より構成されており、内部のROMに記憶された動作プ
ログラム及び操作部17からの操作情報に基づいて各部
の制御を行う。つまりエンコーダ13や録音部14の動
作を制御する。
【0027】またコントローラ10は、A/D入力ポー
ト18a,18bからの情報により判別された接続マイ
クロホンプラグの種別に応じて、エンコーダ13でのモ
ノラル/ステレオ動作モード制御、切換回路12の切換
制御、ゲイン乗算器10L,10Rに供給するミックス
ゲインGL,GRの値の設定制御、スイッチ7,8,9
のオン/オフ制御等を実行する。コントローラ18によ
る、接続されたマイクロホンの種類判別、及びその判別
結果と設定された録音動作モードに応じた制御を以下説
明する。
【0028】ユーザーは録音操作に際して、ジャック部
1にマイクロホンを接続して録音操作を行なうことにな
る。ここで上述したようにコントローラ18には、ジャ
ック部1のLチャンネル端子1LとRチャンネル端子1
Rの端子電圧に応じた値VLT,VRTがA/D変換ポート
18a,18bから入力される。
【0029】コントローラ18は端子電圧値VLT,VRT
のそれぞれを、所定のスレッショルド値VTHと比較する
処理を行ない、その比較結果により図2に示すような判
別結果を得るようにしている。即ちプラグが図4(a)
のような形態のステレオマイクロホンが接続された場合
は、プラグインパワー電源電圧VPIP から分圧されて得
られる端子電圧値VLT,VRTはいずれも或る程度の値が
得られるものとなり、VLT>VTH及びVRT>VTHという
比較結果が得られる。つまり、このような比較結果が得
られた場合、コントローラ18は接続されたマイクロホ
ンがステレオマイクロホンであると判別できる。
【0030】一方、プラグが図4(b)のような形態の
モノラルマイクロホンが接続された場合、Rチャンネル
端子はグランドレベルとなる。つまり端子電圧値VLT
RTについては、VLT>VTH、及びVRT<VTHという比
較結果が得られる。このような比較結果が得られた場
合、コントローラ18は接続されたマイクロホンがモノ
ラルマイクロホンであると判別できる。
【0031】なお、通常マイクロホンからの信号レベル
は微小なものであり、Lチャンネル端子1L及びRチャ
ンネル端子1Rの端子電圧を検出するには非常に高分解
能のレベル検出動作が必要であるが、本実施例の場合、
プラグインパワー電源電圧VPIP の抵抗分圧値を用いて
Lチャンネル端子1L及びRチャンネル端子1Rの端子
の電圧状態を判別するため、A/D変換ポート18a,
18bにおける変換分解能はそれほど高いものとする必
要はないという利点が得られる。また、プラグインパワ
ー電源電圧VPIP の供給に基づいた端子電圧状態の判別
となるため、マイクロホンからの音声入力の有無にかか
わらず、プラグの種別を正確に判別できるものとなる。
【0032】ところで、例えば出力インピーダンスの低
いダイナミックマイクロホンが接続された場合、端子電
圧値VLT,VRTについて、VLT<VTH、及びVRT<VTH
という比較結果が得られる場合も考えられる。このよう
な場合はステレオ/モノラル判別不能となるため、ステ
レオと判別するようにすることが考えられる。ただし、
これについてはA/D変換ポート18a,18bにおけ
る変換分解能を高く設定すること、及びスレッショルド
値VTHの設定などの設計事情により、判別可能となるも
のであり、機器に応じて設計を行なえばよい。
【0033】コントローラ18は、上記のように接続さ
れたマイクロホンがステレオマイクロホンであるかモノ
ラルマイクロホンであるかを判別したら、次のような制
御を行なうことになる。まずステレオマイクロホンであ
った場合は、切換回路12に対して録音モード信号C
M/S を供給してTSL端子及びTSR端子を選択させる。ま
たゲイン設定部16L,16Rに対してミックスゲイン
GL=『1』、及びミックスゲインGR=『1』となる
ように制御し、ゲイン乗算器10L,10Rにおいて、
Lチャンネル音声データとRチャンネル音声データにそ
れぞれ係数『1』が乗算されるようにする。さらに、ス
イッチ7,8,9をオン状態とし、Rチャンネル信号系
も動作が実行されるようにする。またエンコーダ13に
おいてはステレオ方式のエンコード処理が実行されるよ
うに指令を送る。このような制御により、ステレオマイ
クロホンが接続されたジャック部1から入力されるL,
R各チャンネルの音声信号は、それぞれエンコーダ13
でエンコード処理されて、録音部14でステレオデータ
として記録媒体に記録されることになる。
【0034】またジャック部1に接続されたマイクロホ
ンがモノラルマイクロホンであると判別した場合は、切
換回路12に対して録音モード信号CM/S を供給してT
M1端子及びTM2端子を選択させる。またゲイン設定部1
6L,16Rに対してミックスゲインGL=『1』、及
びミックスゲインGR=『0』となるように制御し、ゲ
イン乗算器10LでLチャンネル音声データに係数
『1』が乗算されるようし、一方ゲイン乗算器10Rに
おいてはRチャンネル音声データに係数『0』が乗算さ
れるようにする。さらに、スイッチ7,8,9をオフ状
態とし、Rチャンネル信号系は動作が実行されないよう
にする。またエンコーダ13においてはモノラル方式の
エンコード処理が実行されるように指令を送る。このよ
うな制御により、モノラルマイクロホンが接続されたジ
ャック部1から入力される1チャンネルの音声信号は、
ミキサ回路11からエンコーダ13に供給されてエンコ
ード処理され、録音部14でモノラルデータとして記録
媒体に記録されることになる。
【0035】以上の制御により、この録音装置はモノラ
ルマイクロホンが接続されればモノラル録音モードとし
て録音動作が実行され、ステレオマイクロホンが接続さ
れればステレオ録音モードとして録音動作が実行される
ことになり、接続されたマイクロホンの種別に応じて自
動的に最も適切な動作が行なわれることになる。これに
よって操作性、使用性は大きく向上される。また、マイ
クロホンの種別検出に特別な端子機構を別に設ける必要
はないため、ジャック部1も小型化が可能であり、携帯
用などの小型の録音装置としても好適なものとなる。
【0036】ところで、操作部17からの操作により録
音動作モードをステレオ録音モードとするか、モノラル
録音モードとするかを選択することができるようにして
もよいが、この場合コントローラ18は基本的には、操
作により設定された録音モードに応じて制御を行なうこ
とになる。即ちステレオ録音動作モードとされた場合
は、上述のステレオマイクロホンの接続が判別された場
合と同様の制御を行ない、一方モノラル録音動作モード
とされた場合は、上述のモノラルマイクロホンの接続が
判別された場合と同様の制御を行なうことになる。
【0037】ところが、場合によっては接続されたマイ
クロホンの種別と操作部17から設定された動作モード
が一致しない場合がある。即ち、操作部17による操作
ではステレオ録音モードとされているがモノラルマイク
ロホンが接続された場合、及び操作部17による操作で
はモノラル録音モードとされているがステレオマイクロ
ホンが接続された場合が考えられる。
【0038】ステレオ録音モードとされているが、モノ
ラルマイクロホンが接続された場合は、コントローラは
マイクロホン判別結果を優先して制御を行なえばよい。
即ち、モノラルマイクロホンが接続された場合にはステ
レオ録音は不可能であるので、上述したようにモノラル
マイクロホンの接続に応じてモノラル録音モードとして
の処理を行なう。これにより、Rチャンネルがブランク
となったままの不適正なステレオ録音は行なわれず、モ
ノラル音声として記録媒体に対する長時間録音動作が実
現される。これによりユーザーがモード切換操作を忘れ
ていても、モノラルマイクロホンではモノラル録音が行
なわれることになり、好適なものとなる。
【0039】一方、モノラル録音モードとされている
が、ステレオマイクロホンが接続された場合は、モノラ
ル録音として動作を行なうが、上述のモノラル録音制御
と多少異なる制御を行なうことが好適となる。ステレオ
マイクロホンが接続された場合、Rチャンネル音声信号
も入力されることになるため、モノラル録音モードであ
ってもスイッチ7,8,9はオンとし、Rチャンネル信
号系の動作を実行させる。
【0040】またこの場合、録音するモノラル音声デー
タとしては、単にLチャンネルのみでなく、Rチャンネ
ルの信号成分を生かすために、L,Rチャンネルの信号
をミックスした信号を録音対象とすることが好適であ
る。このため、図1のようにミキサ回路11が設けら
れ、モノラル録音モード時にはミキサ回路11の出力が
エンコーダ13に供給されるようにしている。ただし、
ここで単純に両チャンネルの信号を加算すると、その信
号レベルは、モノラルマイクロホンが接続されLチャン
ネル音声信号のみが録音対象とされる場合に比べて、大
きく変動してしまう。このためコントローラ18は、こ
のような場合にミックスゲインGL,GRが、それぞれ
『0.5』の値になるように制御を行なう。つまり、こ
れによりステレオマイクロホンが接続されてモノラル録
音が行なわれる場合と、モノラルマイクロホンが接続さ
れてモノラル録音が行なわれる場合とで、録音データの
レベルが大きく変動することはなくなり、どちらの場合
でも好適なレベルでの録音が実現される。
【0041】ところで、以上の実施例ではジャック部1
がプラグインパワー対応として説明したが、プラグイン
パワー対応でないジャック部が形成される場合でも、同
様にマイクロホン種別検出を行なうことはできる。この
場合は、Lチャンネル端子1L、Rチャンネル端子1R
の端子電圧をそのまま検出することは困難であるため、
図3のように入力アンプ4L,4Rの出力をコントロー
ラ18のA/D変換ポート18a,18bに入力するよ
うにすることが考えられる。
【0042】なお以上実施例を説明してきたが、本発明
としての録音装置の構成はさらに各種変形例が考えられ
る。また本発明はミニディスクレコーダやDATレコー
ダなどの各種デジタル録音装置において適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の録音装置
は、Lチャンネル端子電圧、Rチャンネル端子電圧から
マイクロホンプラグのタイプがステレオであるかモノラ
ルであるかを判別するようにしているため、接続ジャッ
ク手段内に特別な検出用端子を設ける必要はなくなり、
このため小型の録音装置でも容易にマイクロホン判別を
行なうことができるようになる。またマイクロホンのモ
ノラル/ステレオの種別の判別結果により動作モードを
設定することで、ユーザーにとって都合の良い動作が自
動的に行なわれることになり、使用性、操作性は格段に
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の録音装置の要部のブロック図
である。
【図2】実施例の録音装置におけるマイクロホン種別判
別動作の説明図である。
【図3】他の実施例のマイクロホン判別のための検出回
路部分の説明図である。
【図4】ステレオマイクロホン及びモノラルマイクロホ
ンのプラグの説明図である。
【図5】従来のマイクロホン判別機構の説明図である。
【符号の説明】
1 ジャック部 1L Lチャンネル端子 1R Rチャンネル端子 2 プラグインパワー電源ライン 3 オーディオ電源ライン 4L,4R 入力アンプ 5L,5R 電子ボリューム 6L,6R A/D変換器 7,8,9 スイッチ 10L,10R ゲイン乗算器 11 ミキサ回路 12 切換回路 13 エンコーダ 14 録音部 16L,16R ゲイン設定部 17 操作部 18 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオマイクロホンプラグ及びモノラ
    ルマイクロホンプラグに対応すべく、Lチャンネル端
    子、Rチャンネル端子、グランド端子が設けられている
    接続ジャック手段と、 前記接続ジャック手段にマイクロホンプラグが接続され
    た場合に、Lチャンネル端子電圧及びRチャンネル端子
    電圧を検出することができる端子電圧検出手段と、 前記接続ジャック手段から入力される音声信号につい
    て、ステレオ録音動作モードのときはステレオ音声信号
    としてのエンコード処理を行なってステレオ音声データ
    を記録媒体に記録することができるとともに、モノラル
    録音動作モードのときはモノラル音声信号としてのエン
    コード処理を行なってモノラル音声データを記録媒体に
    記録することのできる記録手段と、 前記端子電圧検出手段の検出結果により、前記接続ジャ
    ック手段に接続されたマイクロホンがステレオマイクロ
    ホンであるかモノラルマイクロホンであるかを判別し、
    この判別結果に基づいて前記記録手段の動作モードを、
    ステレオ録音動作モードかモノラル録音動作モードのい
    づれかに設定することができる制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする録音装置。
JP11904495A 1995-04-21 1995-04-21 録音装置 Withdrawn JPH08293159A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7187775B2 (en) * 2003-06-30 2007-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Audio signal recording apparatus
JP2009141915A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Kenwood Corp 入力回路及び録音装置
US8989409B2 (en) 2009-11-10 2015-03-24 Seiko Epson Corporation Image display device and method of controlling the same
US9173026B2 (en) 2012-03-27 2015-10-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sound recording device

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