JP3476106B2 - 録音装置 - Google Patents

録音装置

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JP3476106B2
JP3476106B2 JP11102995A JP11102995A JP3476106B2 JP 3476106 B2 JP3476106 B2 JP 3476106B2 JP 11102995 A JP11102995 A JP 11102995A JP 11102995 A JP11102995 A JP 11102995A JP 3476106 B2 JP3476106 B2 JP 3476106B2
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吉生 松本
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばステレオ方式な
どの複数チャンネルの音声データを記録媒体に記録する
ことができるとともに、モノラル音声データの記録も可
能とされた録音装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】音楽等を録音する録音装置として、DA
T(デジタルオーディオテープ)レコーダなどの磁気テ
ープを用いるものや、ミニディスクレコーダとして知ら
れている光磁気ディスクを用いるものなどが実用化され
ている。特にこれらは音声信号をデジタルデータとして
記録することで高音質化が実現されている。 【0003】また、一般音楽用途などにおける音声信号
としては一般に2チャンネルステレオ方式とモノラル方
式が用いられることが多い。そしてデジタルデータ記録
の場合、ステレオ方式の音声データを記録媒体に対する
記録データとしてエンコードするときは、Lチャンネル
データとRチャンネルデータを時分割的に並べたデータ
ストリームを構成していくようにフォーマットが定めら
れていることが多い。 【0004】ところでデジタル方式の録音装置は、もと
もと高音質化の要望に応じて開発された背景が存在した
ため、ほとんどがL,Rステレオ音声の録音を前提とし
ている。しかしながら近年、例えば会議やインタビュー
などの録音に用いる場合などで、さほどの高音質は望ま
ないが、長時間録音を行ないたいという要望が生じてお
り、このため、デジタル録音方式でもモノラル録音を実
行できるようにしたものが開発されている。モノラル録
音ではデータ量がステレオ録音の1/2となるため、同
一の記録媒体で2倍の録音可能時間が得られるものとな
る。例えばミニディスクレコーダの場合、74分録音の
ミニディスクを用いて、モノラル録音では148分の録
音が可能となるものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ミニディスクレコーダ
の場合、モノラル録音モードとしたときは、Lチャンネ
ルとして入力された音声信号のみを録音対象信号として
処理するようにしている。このためユーザーは、L,R
スレテオ入力端子のうち、L端子のみにコードを接続し
て音声信号を供給するようにすればよい。逆にいえば、
モノラル録音モードの場合は、L,Rスレテオ入力端子
の両方にコードが接続されてR端子からも音声信号が入
力されても、このRチャンネルの音声信号は録音しない
ようにすることになる。 【0006】ところが、場合によってはユーザーがモノ
ラル録音モードとなるように操作して録音操作を行なう
ときに、R端子のみにコードを接続するようなことや、
ステレオコードでL,Rスレテオ入力端子の両方にコー
ドを接続して、ステレオ音声信号を入力してしまうこと
も考えられ、このような場合でもRチャンネルの入力音
声信号を録音対象でないとして無視してしまうことは、
あまり適当な動作とはいえない。そこで、モノラル録音
モードにおいて、Rチャンネル音声信号のみが入力され
た場合は、これを録音対象とし、またL/R両チャンネ
ルの音声信号が入力された場合は、その2系統の音声信
号をミキシングして、それを録音するようにすることが
好適である。 【0007】このため従来のミニディスクレコーダで
は、音声信号の入力部位において図3のような回路を構
成していた。Lチャンネル入力端子21から入力された
音声信号は抵抗R1 ,R3 及び帰還抵抗R5 を介してア
ンプ24で増幅され、A/D変換器26でデジタルデー
タに変換される。またRチャンネル入力端子22から入
力された音声信号は抵抗R2 ,R4 及び帰還抵抗R6
介してアンプ25で増幅され、A/D変換器27でデジ
タルデータに変換される。 【0008】ステレオ録音モードの場合はスイッチ23
はオフとされており、従って入力されたLチャンネル音
声信号と、Rチャンネル音声信号はそれぞれA/D変換
器26,27でデジタルデータとされてエンコーダ28
に供給されることになる。ステレオ録音モードの場合
は、エンコーダ28は供給されたL,R2チャンネルの
データに対して所要のエンコード処理を行ない、ステレ
オデータとしての記録データを生成する。そしてその記
録データは記録ヘッドを有する録音部29においてミニ
ディスク(光磁気ディスク)に記録される。 【0009】一方モノラル録音モードの場合は、スイッ
チ23がオンとされ、Lチャンネルの信号入力系とRチ
ャンネルの信号入力系が短絡される。従って、Lチャン
ネル音声信号のみが入力された場合、Rチャンネル音声
信号のみが入力された場合、及びL,R両チャンネル音
声信号が入力された場合であっても、入力された音声信
号成分に関しては、全てA/D変換器26の出力として
得られることになる。エンコーダ28はA/D変換器2
6の出力についてのみエンコード処理を行ない、録音部
29でモノラルデータとしての記録が行なわれ、一方、
A/D変換器27の出力についてはエンコード処理はな
されないことになるが、入力された音声信号については
必ず録音されることになる。 【0010】つまりLチャンネル音声信号のみが入力さ
れた場合でも、またRチャンネル音声信号のみが入力さ
れた場合でも、その入力された音声信号が録音されるこ
とになり、またL,P両チャンネルが入力された場合
は、そのミキシング音声信号がモノラル音声信号として
録音される。このため、ユーザーはコード接続端子につ
いて注意する必要はなくなり、使用性の良い録音装置と
することができる。 【0011】ところが、このような回路を構成すると、
モノラル録音モードにおいて、一方のチャンネルのみに
音声信号が入力された場合は、両チャンネルに音声信号
が入力された時に比べて、A/D変換器26に入力され
る信号レベルが下がってしまうことになる。つまりミキ
シングされる場合とされない場合で入力信号レベルが変
動してしまう。このように端子接続状態によって入力信
号レベルが変動してしまうことで、好適なレベルでの録
音を実現することが難しくなり、またユーザーが混乱し
てしまうことにもなる。さらに、この図3のような回路
構成によってA/D変換器26,27の前段のアナログ
系の回路構成が複雑化するという欠点もある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みてなされたもので、モノラル録音モードにおい
て各チャンネルの入力状態に関わらず入力信号が録音で
きるようにするとともに、入力状態によって入力信号レ
ベルが変動してしまうことがないようにすることを目的
とする。 【0013】このため各チャンネルの音声信号に対応し
て設けられたA/D変換手段の出力に対して、それぞれ
ゲインを与えることのできるゲイン演算手段を設ける。
また各ゲイン演算手段の出力をミキシングして出力する
ことのできるミキシング手段を設け、さらに各ゲイン演
算手段の出力を複数チャンネル音声データとして出力す
るか又はミキシング手段の出力をモノラル音声データと
して出力するかを選択することのできる選択手段を設け
る。そして、入力手段における各チャンネルの信号入力
状態と、複数チャンネル録音モードかモノラル録音モー
ドかの状態とに基づいて、各ゲイン演算手段のそれぞれ
におけるゲイン乗数を設定するとともに、選択手段の選
択状態を制御することのできる制御手段を設ける。 【0014】 【作用】各チャンネルの信号入力状態に応じて、各チャ
ンネルの音声信号に与えるゲインを設定することによ
り、モノラル録音モードにおいて、単一のチャンネルの
入力音声信号が用いられる場合と、複数チャンネルのミ
キシング音声信号が用いられる場合とで、レベル変動が
生じないようにすることができる。 【0015】 【実施例】以下、本発明の録音装置の実施例を図1、図
2により説明する。図1は実施例の録音装置の要部のブ
ロック図である。入力端子部1にはLチャンネル端子1
LとRチャンネル端子1Rが設けられ、ステレオ入力対
応とされている。 【0016】Lチャンネル端子1Lから入力されるアナ
ログ音声信号はA/D変換器2Lに供給され、デジタル
データとされる。そしてゲイン乗算器3Lでミックスゲ
インGLが乗算される。ゲイン乗算器3Lの出力は切換
回路5のTSL端子とミキサ回路4に供給される。また、
Rチャンネル端子1Rから入力されるアナログ音声信号
はA/D変換器2Rに供給され、デジタルデータとされ
る。そしてゲイン乗算器3RでミックスゲインGRが乗
算される。ゲイン乗算器3Rの出力は切換回路5のTSR
端子とミキサ回路4に供給される。ミキサ回路4ではゲ
イン乗算器3L,3Rからの出力を加算し、つまりL,
Rチャンネルの音声データをミックスして出力すること
になる。ミキサ回路4の出力は切換回路5のTM1端子、
M2端子に供給される。 【0017】切換回路5は録音モード信号CM/S によっ
て切換制御される。つまりステレオ録音モードとされて
いるときは、録音モード信号CM/S に応じてTSL端子及
びTSR端子が選択される。このとき、ゲイン乗算器3L
の出力が、Lチャンネルデータとしてエンコーダ6に供
給され、またゲイン乗算器3Rの出力が、Rチャンネル
データとしてエンコーダ6に供給されることになる。 【0018】ステレオ録音モードとされているときは、
エンコーダ6では、供給されたLチャンネルデータとR
チャンネルデータを、それぞれ録音対象データとして処
理を行なうことになり、ステレオデータとしての所要の
エンコード処理を行なって録音データを生成し、録音部
7に供給する。録音部7では供給された録音データに応
じて記録ヘッドが駆動され、光磁気ディスク等の記録媒
体にデータ記録を行なうことになる。即ちこの場合、ス
テレオ音声データが録音されたことになる。 【0019】一方、モノラル録音モードとされていると
きは、切換回路5では録音モード信号CM/S に応じてT
M1端子及びTM2端子が選択される。従ってミキサ回路4
の出力が、Lチャンネルデータ及びRチャンネルデータ
としてエンコーダ6に供給されることになる。 【0020】モノラル録音モードとされているときは、
エンコーダ6では、供給されたLチャンネルデータとR
チャンネルデータのうち、Lチャンネルデータのみを録
音対象データとして処理を行なうことになる。すなわち
モノラルデータとしての所要のエンコード処理を行なっ
て録音データを生成し、録音部7に供給する。録音部7
では供給された録音データに応じて記録ヘッドが駆動さ
れ、光磁気ディスク等の記録媒体にデータ記録を行なう
ことになる。即ちこの場合、モノラル音声データが録音
されたことになる。 【0021】なお、この場合、エンコーダ6に入力され
るLチャンネルデータとRチャンネルデータは同一のデ
ータとなり、Rチャンネルデータは録音処理されないこ
とになるが、例えばRチャンネルデータをそのままモニ
タ音声データとしてモニタ端子12から出力するように
することもできる。そしてこれをスピーカ等から出力す
るようにすれば、ユーザーは録音モニタを行なうことが
できる。 【0022】入力状態検出部8は、入力端子部1におけ
る入力状態を判別することができるように構成されてい
る。即ちLチャンネル,Rチャンネルのそれぞれについ
ての入力の有無を判別する。例えばLチャンネル端子1
L、Rチャンネル端子1Rのそれぞれにプラグ検出スイ
ッチを設けておき、このスイッチ状態により、Lチャン
ネル端子1L、Rチャンネル端子1Rにおけるコード接
続状態を判別するようにして各チャンネルの入力状態を
検出してもよい。また各端子電圧を検出してコードの接
続の有無を判別することもできる。 【0023】例えばこのような方法で入力状態検出部8
は、3つの入力状態を判別することになる。つまりL,
R両チャンネルの入力があるか、Lチャンネルのみの入
力か、Rチャンネルのみの入力か、を判別することにな
る。この判別結果はコントローラ10に供給する。 【0024】なお入力端子部1がステレオプラグ、ステ
レオピンプラグ、ステレオミニプラグなど、1本のプラ
グでL,Rの接点が構成されているプラグに対応するス
テレオジャックとして形成されている場合も、入力状態
検出部8は例えば端子電圧状態を検出するなどの方法で
入力状態を判別できる。ただし、このような場合は、接
続されたプラグがステレオプラグかモノラルプラグかで
異なるものとなるため、L,R両チャンネルの入力があ
るか、もしくはLチャンネルのみの入力か、の2つの状
態の判別となる。 【0025】操作部11はユーザーの操作に供される各
種操作キーが設けられている。その1つとして録音の際
のモード、つまりステレオ録音モードかモノラル録音モ
ードかを選択する操作キーが設けられている。操作部1
1の操作情報はコントローラ10に供給される。コント
ローラ10はマイクロコンピュータにより構成されてお
り、内部のROMに記憶された動作プログラム及び操作
部11からの操作情報に基づいて各部の制御を行う。つ
まりエンコーダ6や録音部7の動作を制御する。 【0026】また、コントローラ10は、操作部11の
操作に応じて設定された録音モードと、入力状態検出部
8によって検出された入力状態に応じて、切換回路5の
切換制御、及びゲイン乗算器3L,3Rに供給するミッ
クスゲインGL,GRの値の設定制御を行うことにな
る。 【0027】コントローラ10は切換回路5に対して録
音モード信号CM/S を供給することになり、前述したよ
うにステレオ録音モードの場合はTSL端子及びTSR端子
を選択させ、一方モノラル録音モードのときは、TM1
子及びTM2端子を選択させる。 【0028】また本実施例では、コントローラ10は録
音モードと、入力状態検出部8によって検出された入力
状態に応じて、ゲイン設定部9に対して制御信号CLG
RGを供給することで、それに応じた値のミックスゲイ
ンGL,GRを発生させ、ゲイン乗算器3L,3Rにお
ける乗算係数を制御することになる。ゲイン設定部9は
例えば制御信号CLG,CRGの値に対応したミックスゲイ
ンGL,GRを記憶するようなメモリテーブルを備える
ことで、制御信号CLG,CRGに基づいたミックスゲイン
GL,GRを出力することができる。例えば図2に示す
ように制御信号CLG,CRGの各値『H,H』『H,L』
『L,H』『L,L』に対応して、ミックスゲインG
L,GRの値として『1,1』『1,0』『0,1』
『0.5 ,0.5 』を記憶している。 【0029】この図2を用いてステレオ録音モードの場
合、モノラル録音モードの場合におけるミックスゲイン
GL,GRの制御について説明する。まずステレオ録音
モードのときは、コントローラ10は制御信号CLG,C
RGを『H,H』としてゲイン設定部9に出力する。する
とゲイン設定部9は、ミックスゲインGLの値を『1』
としてゲイン乗算器3Lに供給し、またミックスゲイン
GRの値を『1』としてゲイン乗算器3Rに供給する。
このとき切換回路5ではTSL端子及びTSR端子が選択さ
れているためステレオ入力されたL,R各チャンネルの
信号はそのままL,Rの2チャンネルデータとしてエン
コーダ6に供給される。 【0030】モノラル録音モードのときであって、入力
状態検出部8によってLチャンネルのみの入力があると
判別された場合は、コントローラ10は制御信号CLG
RGを『H,L』としてゲイン設定部9に出力する。す
るとゲイン設定部9は、ミックスゲインGLの値を
『1』としてゲイン乗算器3Lに供給し、またミックス
ゲインGRの値を『0』としてゲイン乗算器3Rに供給
する。このとき切換回路5ではTM1端子及びTM2端子が
選択されているため、ミキサ回路4の出力がモノラル音
声データとしてエンコーダ6に供給されるが、ミックス
ゲインGR=『0』とされているため、Lチャンネル端
子1Lからの音声信号のみがエンコーダ6に供給される
ことになる。 【0031】次にモノラル録音モードのときであって、
入力状態検出部8によってRチャンネルのみの入力があ
ると判別された場合は、コントローラ10は制御信号C
LG,CRGを『L,H』としてゲイン設定部9に出力す
る。するとゲイン設定部9は、ミックスゲインGLの値
を『0』としてゲイン乗算器3Lに供給し、またミック
スゲインGRの値を『1』としてゲイン乗算器3Rに供
給する。このときもミキサ回路4の出力がモノラル音声
データとしてエンコーダ6に供給されるが、ミックスゲ
インGL=『0』とされているため、Rチャンネル端子
1Rからの音声信号のみがエンコーダ6に供給されるこ
とになる。 【0032】さらにモノラル録音モードのときであっ
て、入力状態検出部8によってL,R両チャンネルの入
力があると判別された場合は、コントローラ10は制御
信号CLG,CRGを『L,L』としてゲイン設定部9に出
力する。するとゲイン設定部9は、ミックスゲインGL
の値を『0.5 』としてゲイン乗算器3Lに供給し、また
ミックスゲインGRの値も『0.5 』としてゲイン乗算器
3Rに供給する。このときもミキサ回路4の出力がモノ
ラル音声データとしてエンコーダ6に供給されるが、各
ミックスゲインGL,GRの値が『0.5 』とされている
ため、Lチャンネル端子1Rからの音声信号と、Rチャ
ンネル端子1Rからの音声信号のそれぞれに1/2ゲイ
ンが与えられた状態でミキシングされ、そのミキシング
データがエンコーダ6に供給されることになる。 【0033】以上のモノラル録音モードの3通りの場合
は、ミキサ回路4の出力が録音対象のデータとなるわけ
であり、従って、Lチャンネル端子1Rと、Rチャンネ
ル端子1Rのどちらか一方にコードを接続した状態で
も、両方にコードを接続した状態でも、操作部11でモ
ノラル録音モードとするのみでモノラル録音を行うこと
ができ、操作性は良いものとなる。 【0034】そして、上記のように3通りの各場合でミ
ックスゲインが変更されることで、ミキサ回路4の出力
レベルとしては、Lチャンネル端子1RとRチャンネル
端子1Rの一方から音声信号が入力された場合と、両方
から入力された場合とで、レベルが大きく変動してしま
うことはなく、コードの接続状態に関わらず好適なレベ
ルでの録音が実現される。また、A/D変換後のデータ
に対するゲイン乗算及びミキシング処理となるため、信
号処理ICに対する外付のスイッチ(例えば図3のスイ
ッチ23)は不要となり、回路構成としても簡単なもの
となる。 【0035】なお、本発明はミニディスクレコーダやD
ATレコーダなどの各種デジタル録音装置において適用
できる。また2チャンネルステレオ入力に対応する機器
として説明したが、4チャンネル入力機器などでも、各
チャンネルに対応してゲインを設定するようにすること
で、入力状態に関わらずモノラル録音時のミキシング出
力レベルを均一化することができる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように本発明の録音装置
は、各チャンネルの信号入力状態に応じて、各チャンネ
ルの音声信号に与えるミキシングゲインを設定すること
により、モノラル録音モードにおいて、どのチャンネル
に信号入力が行われても適正な録音が可能となるととも
に、単一のチャンネルの入力音声信号が用いられる場合
と、複数チャンネルのミキシング音声信号が用いられる
場合などの入力状態によるレベル変動が生じないように
することができ、常に好適なレベルでのモノラル録音動
作が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の録音装置の要部のブロック図
である。 【図2】実施例の録音装置におけるミキシングゲイン設
定の説明図である。 【図3】従来の録音装置の入力系の説明図である。 【符号の説明】 1 入力端子部 1L Lチャンネル端子 1R Rチャンネル端子 2L,2R A/D変換器 3L,3R ゲイン乗算器 4 ミキサ回路 5 切換回路 6 エンコーダ 7 録音部 8 入力状態検出部 9 ゲイン設定部 10 コントローラ 11 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 H04S 1/00 - 7/00 G10L 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1から第n(但しnは2以上の整数)
    の複数チャンネルの音声信号を入力することができる入
    力手段と、 前記入力手段から入力される第1から第nの各チャンネ
    ルの音声信号に対応して設けられ、それぞれ入力された
    音声信号をデジタル信号に変換する第1から第nのA/
    D変換手段と、 前記各A/D変換手段の出力に対応して設けられる第1
    から第nのゲイン演算手段と、 前記各ゲイン演算手段の出力をミキシングして出力する
    ことのできるミキシング手段と、 前記各ゲイン演算手段の出力を複数チャンネル音声デー
    タとして出力するか、又は前記ミキシング手段の出力を
    モノラル音声データとして出力するかを選択することの
    できる選択手段と、 前記選択手段から出力される複数チャンネル音声データ
    もしくはモノラル音声データに対して所定のエンコード
    処理を行ない、複数チャンネルデータ又はモノラルデー
    タとして記録媒体に記録することのできる記録手段と、 前記入力手段における各チャンネルの信号入力状態と、
    複数チャンネル録音モードかモノラル録音モードかの状
    態とに基づいて、前記各ゲイン演算手段のそれぞれにお
    けるゲイン乗数を設定するとともに、前記選択手段の選
    択状態を制御することのできる制御手段と、 を有して構成されることを特徴とする録音装置。
JP11102995A 1995-04-13 1995-04-13 録音装置 Expired - Lifetime JP3476106B2 (ja)

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