JP3061326U - マイク入力付再生装置 - Google Patents

マイク入力付再生装置

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JP3061326U JP1999000540U JP54099U JP3061326U JP 3061326 U JP3061326 U JP 3061326U JP 1999000540 U JP1999000540 U JP 1999000540U JP 54099 U JP54099 U JP 54099U JP 3061326 U JP3061326 U JP 3061326U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エコー量の指示を0とするときにも、マイクに
入力された音声を拡声する。 【課題解決手段】マイク音声信号のエコー成分のみを示
すエコーデジタル音声信号を、記録媒体1から再生され
たデジタル音声信号に付加するエコー付加部5と、エコ
ー付加部5の出力レベルが0となるときにはミュート信
号を送出するミュート判定部9と、ミュート信号が送出
されるときには出力を停止する信号増幅回路11L,1
1Rと、エコー量入力部13にエコー量を0とする指示
が入力されたときのエコー付加部5の設定を、微少レベ
ルのエコーデジタル音声信号を生成する設定とする制御
部6とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、デジタル音声信号が記録された記録媒体を再生することにより得ら れた音声信号と、マイクからの音声信号にエコー成分を付加した音声信号とを加 算した音声信号を生成するマイク入力付再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にカラオケ装置の名称のもとで普及しているマイク入力付再生装置では、 記録媒体に記録された音声信号の再生と、マイクからの音声信号の拡声とが並行 して行われる。このために生じる不都合を解消する従来技術の1つに、特公平5 −85977号として提案された技術がある。すなわち、この技術では、マイク から送出される音声信号の有無を検出する整流回路を設けている。そして、整流 回路が音声信号を検出する場合では、左右2チャンネルの音声信号のうち、歌手 の歌声が記録されたチャンネルの再生信号を遮断する構成としている。このため 、マイクに歌声が入力されるときでは、歌手の歌声の再生が停止されるので、歌 手の歌声とマイクに入力された歌声とが同時に拡声されるという不自然さが解消 されることになる。
【0003】 また、実開昭63−138719号として提案された従来技術では、マイクに 音声が入力されるときでは、ライン入力端子からの音声信号のレベルを減衰させ てミキシング回路に導く構成としている。また、実公平6−29824号として 提案された従来技術では、一対のマイク入力端子のうち、一方の端子にマイクプ ラグが挿入されたときには、検出回路の出力をミューティング回路に導くことに よって、左右2チャンネルの音声信号のうち、歌手の歌声が記録されたチャンネ ルの再生信号を遮断する構成としている。また、他方の端子にマイクプラグが挿 入されたときには、検出回路の出力を接地することにより、ミューティング回路 を動作させない構成としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来技術は、マイクから音声信号が送出されるとき、ミュートを行う 構成となっている。従って、上記技術を用いた場合でも、以下に示す装置に生じ る問題については、解消することができなくなっている。すなわち、装置に設け られたエコー付加部は、マイクからの音声信号に対応したエコー成分のみを示す エコーデジタル音声信号を生成する構成となっている。そして、生成したエコー デジタル音声信号を、DVDから再生されたデジタル音声信号に付加し、出力す る。一方、ミュート信号を生成するミュート判定部は、エコー付加部から送出さ れるデジタル音声信号のレベルが0となるとき、ミュート信号を送出する構成と なっている。また、エコー付加部から送出されるデジタル音声信号をアナログ音 声信号に変換するD/A変換器の出力が導かれた信号増幅回路は、マイクからの 音声信号(アナログ音声信号)を、D/A変換器からのアナログ音声信号に加算 し、出力する構成となっている。そして、ミュート判定部からミュート信号が送 出されるときには、音声信号の出力を停止する。
【0005】 このような装置で、エコー量を0に設定すると、マイクから音声信号が送出さ れるときにも、エコーデジタル音声信号は生成されない。従って、DVDの再生 が中止となっている場合、マイクから音声信号が送出されるときにも、エコー付 加部から送出されるデジタル音声信号のレベルは0となる。その結果、ミュート 判定部はミュート信号を生成し、出力するので、信号増幅回路は音声信号の送出 を停止する。つまり、エコー量を0に設定した場合では、マイクのスイッチが入 り、かつ、マイクプラグが挿入されていて、マイクが使用可能な状態にあるにも 関わらず、マイクに入力した音声が拡声されないという不都合が生じていた。
【0006】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1記載の考 案の目的は、エコー量を0とする指示が入力されたときにも、微少レベルのエコ ー量の設定を行うことにより、エコー量を0とする指示が入力されたときにも、 マイクに音声が入力されたときには、必ず、エコー成分を示すデジタル音声信号 を生成させることにより、エコー量の指示を0とするときにも、マイクに音声が 入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声することのできるマイク入 力付再生装置を提供することにある。
【0007】 また請求項2記載の考案の目的は、上記目的に加え、エコー量を0とする指示 が入力されたときに設定するエコー量を、マイクに入力される音声にエコーが付 加されていないと聞こえるレベル範囲の最大レベルとすることにより、マイクに 小さな音声を入力したときにも、ミュートを解除することのできるマイク入力付 再生装置を提供することにある。
【0008】 また請求項3記載の考案の目的は、エコー量を0とする指示が入力されたとき には、強制的にミュートを解除することにより、エコー量の指示を0とするとき にも、マイクに音声が入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声する ことのできるマイク入力付再生装置を提供することにある。
【0009】 また請求項4記載の考案の目的は、上記目的に加え、DVDを再生する構成と することにより、エコー量を0とした状態においてDVDの再生を停止したとき にも、マイクに音声が入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声する ことのできるマイク入力付再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、 マイクから送出されるマイク音声信号の処理を行うことにより、前記マイク音声 信号に対応するエコー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を生成し、生成し たデジタル音声信号を、記録媒体より再生されたデジタル音声信号に付加したデ ジタル音声信号を送出するエコー付加部と、前記エコー付加部から送出されるデ ジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換器と、前記エコー付加 部から送出されるデジタル音声信号のレベルが0となるときにはミュート信号を 送出するミュート判定部と、前記D/A変換器から送出されるアナログ音声信号 と前記マイク音声信号とを加算した音声信号を増幅して出力すると共に、前記ミ ュート信号が送出されるときには前記音声信号の出力を停止する信号増幅回路と 、エコー量が入力されるエコー量入力部と、前記エコー量入力部に入力されたエ コー量に対応して、前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号のレベ ルを設定する制御部とを備え、前記制御部は、前記エコー量入力部にエコー量を 0とする指示が入力されたときの前記エコー付加部の設定を、微少レベルのエコ ーデジタル音声信号を生成する設定とした構成としている。
【0011】 すなわち、エコー量入力部に、エコー量を0とする指示を入力したときにも、 マイクに音声を入力した場合、エコー付加部は、微少レベルのエコーデジタル音 声信号を生成する。このため、ミュート判定部は、ミュート信号の送出を停止す るので、信号増幅回路は、マイク音声信号を増幅し、出力する。また、出力され る音声信号は、微少レベルのエコーが付加されているに過ぎないので、エコーが 付加されていないように聞き取れる音声信号となる。
【0012】 また請求項2記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、上記構成に加え、前 記微少レベルを、前記マイクに入力される音声にエコーが付加されていないと聞 こえるレベル範囲の最大レベルとしている。
【0013】 すなわち、エコー付加部に設定する値を、0を除く最小値に設定した場合に比 すると、マイクに入力される音量が小さいときにも、エコーデジタル音声信号が 生成される。つまり、信号増幅回路のミュートを解除するために必要な音声の入 力感度が高くなる。
【0014】 また請求項3記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、マイクから送出され るマイク音声信号の処理を行うことにより、前記マイク音声信号に対応するエコ ー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を生成し、生成したデジタル音声信号 を、記録媒体より再生されたデジタル音声信号に付加したデジタル音声信号を送 出するエコー付加部と、前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号をア ナログ音声信号に変換するD/A変換器と、前記エコー付加部から送出されるデ ジタル音声信号のレベルが0となるときにはミュート信号を送出するミュート判 定部と、前記D/A変換器から送出されるアナログ音声信号と前記マイク音声信 号とを加算した音声信号を増幅して出力すると共に、前記ミュート信号が与えら れたときには前記音声信号の出力を停止する信号増幅回路と、エコー量が入力さ れるエコー量入力部と、前記エコー量入力部に入力されたエコー量に対応して、 前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号のレベルを設定する制御部 とを備え、前記制御部は、エコー量を0とする指示が前記エコー量入力部に入力 されたときには、前記ミュート信号が送出されるときにも、前記信号増幅回路が 前記音声信号を出力する状態に設定する構成としている。
【0015】 すなわち、エコー量入力部に、エコー量を0とする指示を入力すると、信号増 幅回路は、ミュートが解除された状態に設定される。
【0016】 また請求項4記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、上記構成に加え、D VDを再生する構成としている。
【0017】 すなわち、エコー量入力部に、エコー量を0とする指示を入力した状態におい て、DVDの再生を停止したときにも、マイクに音声を入力したときには、マイ クからのマイク音声信号が、信号増幅回路から出力される。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係るマイク入力付再生装置の一実施形態の電気的構成を示す ブロック線図であり、カラオケ機能付DVD再生装置を示している。
【0019】 図において、ディスク1は、デジタル音声信号が記録され、DVDとして知ら れた記録媒体となっている。また、ピックアップ3は、DVD1に記録されたデ ジタル音声信号を読み取るブロックとなっており、読み取ったデジタル音声信号 をデータ処理部4に送出する。データ処理部4は、ピックアップ3から送出され たデジタル音声信号のエラー訂正やデコード処理、等を行うブロックとなってお り、前記処理を施したデジタル音声信号をエコー付加部5に送出する。増幅回路 7は、入力端子31を介して導かれたマイク2からのマイク音声信号を増幅する ブロックとなっており、増幅したマイク音声信号を、左チャンネル用の信号増幅 回路11Lと、右チャンネル用の信号増幅回路11Rとに送出する。また、増幅 したマイク音声信号をエコー付加部5に送出する。
【0020】 エコー付加部5は、マイク2より送出され、増幅回路7により増幅されたマイ ク音声信号の処理を行うことにより、マイク音声信号に対応するエコー成分のみ を示すデジタル音声信号(以下ではエコーデジタル音声信号と称する)を生成す るブロックとなっている。そして、生成したエコーデジタル音声信号を、データ 処理部4から送出されたデジタル音声信号に付加することにより得られたデジタ ル音声信号を、D/A変換器8とミュート判定部9とに送出する。
【0021】 ミュート判定部9は、エコー付加部5から送出されるデジタル音声信号のレベ ルが0となるときにはミュート信号を送出する(出力41をLレベルとする)ブ ロックとなっている。また、D/A変換器8は、エコー付加部5から送出される デジタル音声信号をD/A変換することによって、左チャンネル用のアナログ音 声信号と右チャンネル用のアナログ音声信号とを生成するブロックとなっている 。そして、左チャンネル用のアナログ音声信号を信号増幅回路11Lに送出し、 右チャンネル用のアナログ音声信号を信号増幅回路11Rに送出する。
【0022】 信号増幅回路11Lは、D/A変換器8から送出される左チャンネル用のアナ ログ音声信号と、増幅回路7から送出されるマイク音声信号とを加算した音声信 号を生成し、増幅するブロックとなっている。そして、増幅した音声信号を、ラ インレベルの信号として、出力端子32Lに送出する。また、信号増幅回路11 Rは、D/A変換器8から送出される右チャンネル用のアナログ音声信号と、増 幅回路7から送出されるマイク音声信号とを加算した音声信号を生成し、増幅す るブロックとなっている。そして、増幅した音声信号を、ラインレベルの信号と して、出力端子32Rに送出する。また、信号増幅回路11L,11Rは、ミュ ート信号が送出されるとき(経路42がHレベルとなるとき)には、音声信号の 出力を停止する。
【0023】 エコー量入力部13は、図示されない操作パネルに設けられた可変抵抗器によ り構成されていて、エコー量が入力されるブロックとなっている。このため、エ コー量入力部13は、入力されたエコー量に対応する直流電圧を制御部6に送出 する。制御部6は、マイクロコンピュータにより構成され、マイク入力付再生装 置としての主要動作を制御するブロックとなっている。このため、図示されない 信号経路を介して、データ処理部4の動作、および、D/A変換器8の動作、等 を制御する。また、制御部6は、エコー量入力部13から送出される電圧をA/ D変換することにより、エコー量入力部13に入力されたエコー量を読み取る。 そして、読み取ったエコー量に対応したレベルのエコーデジタル音声信号をエコ ー付加部5に生成させるための設定を行う。
【0024】 なお、エコー量入力部13に入力されるエコー量と、制御部6がエコー付加部 5に設定するエコーデジタル音声信号のレベルとの関係は、図2に示す関係とな っている。すなわち、制御部6は、エコー量入力部13にエコー量を0とする指 示が入力されたときのエコー付加部5の設定を、微少レベルMのエコーデジタル 音声信号を生成する設定としている。また、微少レベルMは、マイク2に入力さ れる音声にエコーが付加されていないと聞こえるレベル範囲の最大レベルとなっ ている。このため、エコー付加部5のエコー量を設定するレジスタの設定可能な 範囲が、0〜127の128段階であるとすると、制御部6は、エコー量入力部 13に入力されるエコー量が0となる場合、レジスタに、例えば、値5等の微少 な値を設定する。
【0025】 以下に、信号増幅回路11Lの詳細な構成について説明する。 D/A変換器8からの出力は、直流成分を除去するカップリング用のコンデン サC1を介して、加算器21の一方の入力に導かれている。また、増幅回路7か らの出力は、直流成分を除去するカップリング用のコンデンサC2を介して、加 算器21の他方の入力に導かれている。そして、加算器21の出力は、バッファ アンプ22、コンデンサC3、および、抵抗R1を介して、出力端子32Lに導 かれている。また、抵抗R1から出力端子32Lに至る信号経路には、トランジ スタQ1のコレクタが接続されている。また、トランジスタQ1のエミッタは接 地されている。そして、トランジスタQ1のベースは、抵抗R2を介して、ミュ ート信号のための経路42に接続されている。なお、信号増幅回路11Rの構成 は、信号増幅回路11Lの構成と同一となっている。
【0026】 以下に、補足的な説明を行うと、ミュート判定部9は、エコー付加部5から送 出されるデジタル音声信号のレベルが0となったとき、出力41をLレベルとす ることにより、ミュート信号の送出を行う。一方、信号増幅回路11L,11R は、経路42がHレベルとなるとき、音声信号の出力を停止する。このため、出 力41は、レベルを反転するためのトランジスタQ2のベースに導かれている。 そして、トランジスタQ2のコレクタは、経路42として、信号増幅回路11L ,11Rに導かれている。また、トランジスタQ2のエミッタは、プラス電源に 接続されている。
【0027】 上記構成からなる実施形態の動作を説明する。 エコー量入力部13に入力されたエコー量が、例えば、中間値となる場合、制 御部6は、エコー量入力部13に入力されたエコー量となるように、エコー付加 部5を設定する。いま、DVD1の再生が停止されているとする。この状態にお いては、マイク2に音声を入力しない場合、エコー付加部5から送出されるデジ タル音声信号のレベルは0となる。従って、出力41がLレベルとなり、トラン ジスタQ1がオンとなる。すなわち、信号増幅回路11L,11Rは、音声信号 を出力しない状態(ミュート状態)に設定される。
【0028】 この状態において、マイク2に音声を入力すると、エコー付加部5は、マイク 2からのマイク音声信号に対応したエコーデジタル音声信号を生成し、出力する 。このため、ミュート判定部9は、デジタル音声信号のレベルが0ではなくなっ たことから、出力41をLレベルからHレベルに変化させる。従って、トランジ スタQ1がオフとなり、信号増幅回路11L,11Rは、音声信号を出力しない 状態から、音声信号を出力する状態に変化する。一方、マイク2からのマイク音 声信号は、増幅回路7を介して、信号増幅回路11L,11Rに送出される。そ の結果、出力端子32L,32Rからは、マイク2に入力された音声を示す音声 信号と、エコーを示す音声信号とが加算された音声信号が出力される。すなわち 、エコーが付加された音声信号が出力される。
【0029】 一方、エコー量入力部13のつまみを反時計方向に限度まで回転させ、エコー 量を0とする指示を入力すると、制御部6は、エコー付加部5が生成するエコー デジタル音声信号のレベルが微少レベルMとなるように、エコー付加部5を設定 する。この状態において、マイク2に音声を入力すると、エコー付加部5は、微 少レベルMのエコーデジタル音声信号を生成し、出力する。つまり、エコー付加 部5から送出されるデジタル音声信号のレベルは、0とは異なるレベルとなる。 このため、ミュート判定部9は、出力41をLレベルからHレベルに変化させる 。
【0030】 その結果、トランジスタQ1がオフとなり、信号増幅回路11L,11Rは、 音声信号を出力しない状態から、音声信号を出力する状態に変化する。一方、マ イク2からのマイク音声信号は、増幅回路7を介して、信号増幅回路11L,1 1Rに送出される。このため、出力端子32L,32Rからは、マイク2に入力 された音声を示す音声信号と、エコーを示す音声信号とが加算された音声信号が 出力される。しかし、エコーデジタル音声信号のレベルは微少レベルMとなって いる。このため、出力端子32L,32Rから送出される音声信号は、エコーが 付加されていないように聞き取れる音声信号となる。
【0031】 以上説明したように、エコー量入力部13にエコー量を0とする指示を入力し た場合、エコー付加部5には微少レベルMが設定される。従って、エコー付加部 5に設定する値を、0を除く最小値に設定した場合に比すると、マイク2に入力 される音量が小さいときにも、エコーデジタル音声信号が生成される。その結果 、信号増幅回路11L,11Rのミュートを解除するため、マイク2に入力する ことが必要な音量は小さくなる。つまり、信号増幅回路11L,11Rのミュー トを解除するために必要な音声の入力感度が高くなっている。
【0032】 以下に、エコー量入力部にエコー量を0とする指示が入力されたときには、強 制的に信号増幅回路のミュートを解除する構成(請求項3記載の考案の構成)の 一実施形態について説明する。なお、本実施形態は、ミュート信号の経路の構成 と制御部の構成とが、図1に示す実施形態とは異なる構成となっており、その他 の部分については、同一の構成となっている。このため、本実施形態については 、図3に示したように、ミュート信号の経路および制御部16と、これらに直接 に関連するブロックとのみを図示し、その他のブロックについては、図示を省略 する。また、図1と構成が同一となるブロックおよび素子には、図1における符 号と同一符号を付与している。
【0033】 スイッチ回路15は、ミュート判定部9から送出され、信号増幅回路11L, 11Rに導かれるミュート信号の経路を、強制的に遮断するためのブロックとな っている。すなわち、トランジスタQ3のベースにLレベルが印加される場合、 ミュート判定部9の出力41のレベルが変化するときにも、経路42のレベルは Lレベルに維持される。つまり、スイッチ回路15は、ミュート信号の経路を遮 断する状態に設定される。一方、トランジスタQ3のベースにHレベルが印加さ れる場合、経路42には、ミュート判定部9の出力41のレベルを反転したレベ ルが送出される。つまり、スイッチ回路15は、ミュート信号の経路を遮断しな い状態に設定される。
【0034】 制御部16は、エコー量入力部13に入力されたエコー量に対応して、エコー 付加部5が生成するエコーデジタル音声信号のレベルを設定するブロックとなっ ている。。なお、この設定において、制御部16は、エコー量入力部13に、エ コー量を0とする指示が入力された場合、エコー付加部5が生成するエコーデジ タル音声信号のレベルを0に設定する。すなわち、従来技術と同様の方法でもっ て、エコー付加部5の設定を行う。
【0035】 また、制御部16は、エコー量を0とする指示がエコー量入力部13に入力さ れた場合、トランジスタQ3のベースに、抵抗R4を介して、Lレベルを送出す ることにより、ミュート信号の経路を遮断する。つまり、信号増幅回路11L, 11Rのミュートを強制的に解除し、音声信号を出力するように設定する。また 、エコー量を0としない指示がエコー量入力部13に入力された場合、トランジ スタQ3のベースにHレベルを送出することによって、ミュート信号を信号増幅 回路11L,11Rに導く。
【0036】 上記構成からなる実施形態の動作を説明する。なお、以下における説明では、 DVD1の再生が停止されているとする。
【0037】 エコー量入力部13に入力されたエコー量が、0以外の値(例えば、中間値) となる場合、制御部6は、エコー量入力部13に入力されたエコー量となるよう に、エコー付加部5のレジスタを設定する。また、制御部16は、トランジスタ Q3のベースにHレベルを送出することにより、ミュート判定部9からミュート 信号が送出されるときには、送出されたミュート信号を信号増幅回路11L,1 1Rに導く。
【0038】 この状態においては、マイク2に音声を入力しない場合、エコー付加部5から 送出されるデジタル音声信号のレベルは0となる。従って、出力41がLレベル となり、経路42がHレベルとなるので、トランジスタQ1がオンとなる。すな わち、信号増幅回路11L,11Rは、音声信号を出力しない状態(ミュート状 態)に設定される。
【0039】 上記状態において、マイク2に音声を入力すると、エコー付加部5は、マイク 2からのマイク音声信号に対応したエコーデジタル音声信号を生成し、出力する 。従って、ミュート判定部9は、デジタル音声信号のレベルが0ではなくなった ことから、出力41をLレベルからHレベルに変化させる。出力41がLレベル からHレベルに変化すると、スイッチ回路15から送出される経路42のレベル は、HレベルからLレベルに変化する。その結果、トランジスタQ1がオフとな り、信号増幅回路11L,11Rは音声信号を出力する状態(ミュートを解除さ れた状態)に変化する。
【0040】 一方、マイク2からのマイク音声信号は、増幅回路7を介して、信号増幅回路 11L,11Rに送出される。その結果、出力端子32L,32Rからは、マイ ク2に入力された音声を示す音声信号と、エコーを示す音声信号とが加算された 音声信号が出力される。すなわち、エコーが付加された音声信号が出力されるこ とになる。
【0041】 いま、エコー量入力部13のつまみを反時計方向に限度まで回転させ、エコー 量を0とする指示を入力すると、制御部6は、エコー付加部5が生成するエコー デジタル音声信号のレベルが0となるように、エコー付加部5を設定する。また 、制御部16は、トランジスタQ3にLレベルを送出することによって、ミュー ト信号の経路を遮断する。このため、信号増幅回路11L,11Rは、ミュート が解除された状態に設定される。
【0042】 この状態において、マイク2に音声を入力すると、マイク音声信号は、増幅回 路7を介し、ミュートが解除された状態にある信号増幅回路11L,11Rに導 かれる。従って、出力端子32L,32Rからは、マイク2に入力された音声を 示す音声信号が出力される。
【0043】 なお、このときでは、エコーデジタル音声信号のレベルが0となるように、エ コー付加部5が設定されているので、マイク2に音声を入力したときにも、エコ ーデジタル音声信号が生成されない。このため、ミュート判定部9の出力41は 、マイク2に音声を入力したときにも、ミュート信号の送出状態を示すLレベル に維持されることになる。
【0044】 以上説明したように、エコー量入力部13に、エコー量を0とする指示が入力 された状態において、DVD1の再生を停止したときにも、マイク2に音声を入 力したときには、マイク2からのマイク音声信号は、出力端子32L,32Rか ら送出されることになる。
【0045】 なお、本考案は上記実施形態に限定されず、ラインレベルの音声信号を出力す る構成とした場合について説明したが、その他の構成として、例えば、電力増幅 回路とスピーカとを追加した構成とする場合にも、同様に適用することが可能と なっている。
【0046】 また、スイッチ回路15の構成については、トランジスタQ3を設けることに より、トランジスタQ2のエミッタに印加されるレベルを変化させる構成とした 場合について説明したが、制御部16の出力が、HレベルまたはLレベルの一方 のレベルとなるときには、経路42のレベルをLレベルに維持し、制御部16の 出力が他方のレベルとなるときには、出力41のレベルを反転して経路42に送 出することができる範囲では、任意の構成とすることが可能となっている。
【0047】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、マイク音声信号に対応す るエコー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を、記録媒体より再生されたデ ジタル音声信号に付加したデジタル音声信号を送出するエコー付加部と、前記エ コー付加部から送出されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/ A変換器と、前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号のレベルが0と なるときにはミュート信号を送出するミュート判定部と、前記D/A変換器から 送出されるアナログ音声信号と前記マイク音声信号とを加算した音声信号を増幅 して出力すると共に、前記ミュート信号が送出されるときには前記音声信号の出 力を停止する信号増幅回路と、エコー量入力部に入力されたエコー量に対応して 、前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号のレベルを設定する制御 部とを備え、前記制御部は、前記エコー量入力部にエコー量を0とする指示が入 力されたときの前記エコー付加部の設定を、微少レベルのエコーデジタル音声信 号を生成する設定とした構成としている。従って、エコー量入力部に、エコー量 を0とする指示を入力したときにも、マイクに音声を入力した場合、エコー付加 部は、微少レベルのエコーデジタル音声信号を生成する。このため、信号増幅回 路のミュートが解除されるので、エコー量の指示を0とするときにも、マイクに 音声が入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声することが可能とな っている。
【0048】 また請求項2記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、前記微少レベルを、 前記マイクに入力される音声にエコーが付加されていないと聞こえるレベル範囲 の最大レベルとしている。従って、エコー付加部に設定する値を、0を除く最小 値に設定した場合に比すると、マイクに入力される音量が小さいときにも、エコ ーデジタル音声信号が生成される。このため、マイクに小さな音声を入力したと きにも、ミュートを解除することが可能となっている。
【0049】 また請求項3記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、マイク音声信号に対 応するエコー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を、記録媒体より再生され たデジタル音声信号に付加したデジタル音声信号を送出するエコー付加部と、前 記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する D/A変換器と、前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号のレベルが 0となるときにはミュート信号を送出するミュート判定部と、前記D/A変換器 から送出されるアナログ音声信号と前記マイク音声信号とを加算した音声信号を 増幅して出力すると共に、前記ミュート信号が与えられたときには前記音声信号 の出力を停止する信号増幅回路と、エコー量入力部に入力されたエコー量に対応 して、前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号のレベルを設定する 制御部とを備え、前記制御部は、エコー量を0とする指示が前記エコー量入力部 に入力されたときには、前記ミュート信号が送出されるときにも、前記信号増幅 回路が前記音声信号を出力する状態に設定する構成としている。従って、エコー 量入力部に、エコー量を0とする指示を入力すると、信号増幅回路は、ミュート が解除された状態に設定されるので、エコー量の指示を0とするときにも、マイ クに音声が入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声することが可能 となっている。
【0050】 また請求項4記載の考案に係るマイク入力付再生装置は、DVDを再生する構 成としている。従って、エコー量入力部に、エコー量を0とする指示を入力した 状態において、DVDの再生を停止したときにも、マイクに音声を入力したとき には、マイクからのマイク音声信号が信号増幅回路から出力される。このため、 エコー量を0とした状態においてDVDの再生を停止したときにも、マイクに音 声が入力されたときには、マイクに入力された音声を拡声することが可能となっ ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の考案に係るマイク入力付再生装
置の一実施形態の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【図2】エコー量入力部に入力されるエコー量と、エコ
ー付加部に設定されるエコー量との関係を示す説明図で
ある。
【図3】請求項3記載の考案に係るマイク入力付再生装
置の一実施形態の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 DVD(記録媒体) 2 マイク 5 エコー付加部 6 制御部 8 D/A変換器 9 ミュート判定部 11L,11R 信号増幅回路 13 エコー量入力部 16 制御部 41,42 ミュート信号の経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/02 G10K 15/00 A

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクから送出されるマイク音声信号の
    処理を行うことにより、前記マイク音声信号に対応する
    エコー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を生成
    し、生成したデジタル音声信号を、記録媒体より再生さ
    れたデジタル音声信号に付加したデジタル音声信号を送
    出するエコー付加部と、 前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号をア
    ナログ音声信号に変換するD/A変換器と、 前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号のレ
    ベルが0となるときにはミュート信号を送出するミュー
    ト判定部と、 前記D/A変換器から送出されるアナログ音声信号と前
    記マイク音声信号とを加算した音声信号を増幅して出力
    すると共に、前記ミュート信号が送出されるときには前
    記音声信号の出力を停止する信号増幅回路と、 エコー量が入力されるエコー量入力部と、 前記エコー量入力部に入力されたエコー量に対応して、
    前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号の
    レベルを設定する制御部とを備え、 前記制御部は、前記エコー量入力部にエコー量を0とす
    る指示が入力されたときの前記エコー付加部の設定を、
    微少レベルのエコーデジタル音声信号を生成する設定と
    することを特徴とするマイク入力付再生装置。
  2. 【請求項2】 前記微少レベルを、前記マイクに入力さ
    れる音声にエコーが付加されていないと聞こえるレベル
    範囲の最大レベルとしたことを特徴とする請求項1記載
    のマイク入力付再生装置。
  3. 【請求項3】 マイクから送出されるマイク音声信号の
    処理を行うことにより、前記マイク音声信号に対応する
    エコー成分のみを示すエコーデジタル音声信号を生成
    し、生成したデジタル音声信号を、記録媒体より再生さ
    れたデジタル音声信号に付加したデジタル音声信号を送
    出するエコー付加部と、 前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号をア
    ナログ音声信号に変換するD/A変換器と、 前記エコー付加部から送出されるデジタル音声信号のレ
    ベルが0となるときにはミュート信号を送出するミュー
    ト判定部と、 前記D/A変換器から送出されるアナログ音声信号と前
    記マイク音声信号とを加算した音声信号を増幅して出力
    すると共に、前記ミュート信号が与えられたときには前
    記音声信号の出力を停止する信号増幅回路と、 エコー量が入力されるエコー量入力部と、 前記エコー量入力部に入力されたエコー量に対応して、
    前記エコー付加部が生成するエコーデジタル音声信号の
    レベルを設定する制御部とを備え、 前記制御部は、エコー量を0とする指示が前記エコー量
    入力部に入力されたときには、前記ミュート信号が送出
    されるときにも、前記信号増幅回路が前記音声信号を出
    力する状態に設定することを特徴とするマイク入力付再
    生装置。
  4. 【請求項4】 DVDを再生することを特徴とする請求
    項1から請求項3までのいずれかに記載のマイク入力付
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11083168B2 (en) 2015-12-29 2021-08-10 Pioneer Pet Products, Llc System and ultrahigh pressure extrusion method for making extruded granular sorbent with post-extrusion cold-processing of extruded granular absorbent for size control

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