JP3162490B2 - 電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法 - Google Patents
電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体用アルミ
ニウム支持体の洗浄方法に関する。
ニウム支持体の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真感光体は、導電性支持体
(以下支持体と略す)上に感光層を形成して製造され
る。この支持体の材料にはアルミニウム合金が広く用い
られており、支持体の加工性、寸法安定性などにおいて
優れている。支持体の加工時には切削油や防錆油などの
油系物質(灯油、ポリブテンなど)が用いられる。さら
に支持体輸送時などに人の指紋などの付着することがあ
る。そのため、加工後の支持体には必ず油系物質の残渣
があり、さらには加工時の切削粉、空気中の粉塵などが
付着している。このままの支持体を用いて感光層を形成
すると、均一な層が形成できず、感光体としての機能を
十分果たさなかったり、感光層を形成できたとしても、
この感光体を用いた電子写真装置(複写機、レ−ザ−ビ
−ムプリンタ−、LEDプリンタ−、液晶シャッタ−プ
リンタ−またはレ−ザ−ファクシミリなど)において十
分な機能を発揮できず、特に画像不良を引き起こしてし
まう。従って、電子写真感光体を製造する際には、支持
体を十分に洗浄することが必要である。
(以下支持体と略す)上に感光層を形成して製造され
る。この支持体の材料にはアルミニウム合金が広く用い
られており、支持体の加工性、寸法安定性などにおいて
優れている。支持体の加工時には切削油や防錆油などの
油系物質(灯油、ポリブテンなど)が用いられる。さら
に支持体輸送時などに人の指紋などの付着することがあ
る。そのため、加工後の支持体には必ず油系物質の残渣
があり、さらには加工時の切削粉、空気中の粉塵などが
付着している。このままの支持体を用いて感光層を形成
すると、均一な層が形成できず、感光体としての機能を
十分果たさなかったり、感光層を形成できたとしても、
この感光体を用いた電子写真装置(複写機、レ−ザ−ビ
−ムプリンタ−、LEDプリンタ−、液晶シャッタ−プ
リンタ−またはレ−ザ−ファクシミリなど)において十
分な機能を発揮できず、特に画像不良を引き起こしてし
まう。従って、電子写真感光体を製造する際には、支持
体を十分に洗浄することが必要である。
【0003】従来、電子写真感光体の支持体(主にアル
ミニウム合金製)を洗浄するためには、ハロゲン化炭化
水素(トリクロロエチレン、トリクロロエタン、ジクロ
ロメタンまたは四塩化炭素など)が脱脂性、不燃性、速
乾性などの面から使用されてきている。さらには酸やア
ルカリを用いる方法も知られている。また、乾式法とし
てオゾン、紫外線などを照射して付着物を分解させるこ
とにより洗浄する方法もある。
ミニウム合金製)を洗浄するためには、ハロゲン化炭化
水素(トリクロロエチレン、トリクロロエタン、ジクロ
ロメタンまたは四塩化炭素など)が脱脂性、不燃性、速
乾性などの面から使用されてきている。さらには酸やア
ルカリを用いる方法も知られている。また、乾式法とし
てオゾン、紫外線などを照射して付着物を分解させるこ
とにより洗浄する方法もある。
【0004】電子写真技術を用いる分野において、フル
カラ−複写機、レ−ザ−ビ−ムプリンタ−などの開発が
盛んに行われており、特に高速化、高画質化、高耐久化
が要求されてきている。これらの要求に応えるために
は、電子写真感光体の支持体の洗浄度を更に高めること
が必要であることが分かってきた。現在の支持体洗浄方
法の主流であるハロゲン化炭化水素溶剤での洗浄方法
は、支持体上に微量ではあるがハロゲン化物を残留させ
てしまう。従来の電子写真のレベルでは問題にされなか
ったが、特に高画質化を達成するためには支持体上に残
留したハロゲン化物により発生する画像欠陥でさえ許容
できない。さらにハロゲン化炭化水素溶剤を初めとする
有機溶剤は人体のみならず地球環境に悪影響を与えてし
まう。また、酸やアルカリを用いた場合にも中和処理の
工程や支持体表面の腐食を引き起こしてしまう。オゾン
を用いる方法ではオゾン自体が人体に悪影響を与えてし
まう。
カラ−複写機、レ−ザ−ビ−ムプリンタ−などの開発が
盛んに行われており、特に高速化、高画質化、高耐久化
が要求されてきている。これらの要求に応えるために
は、電子写真感光体の支持体の洗浄度を更に高めること
が必要であることが分かってきた。現在の支持体洗浄方
法の主流であるハロゲン化炭化水素溶剤での洗浄方法
は、支持体上に微量ではあるがハロゲン化物を残留させ
てしまう。従来の電子写真のレベルでは問題にされなか
ったが、特に高画質化を達成するためには支持体上に残
留したハロゲン化物により発生する画像欠陥でさえ許容
できない。さらにハロゲン化炭化水素溶剤を初めとする
有機溶剤は人体のみならず地球環境に悪影響を与えてし
まう。また、酸やアルカリを用いた場合にも中和処理の
工程や支持体表面の腐食を引き起こしてしまう。オゾン
を用いる方法ではオゾン自体が人体に悪影響を与えてし
まう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は洗浄度
の高い電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法
を提供することである。
の高い電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は水系の洗浄液お
よび超音波を用いた電子写真感光体用アルミニウム支持
体の洗浄方法において、該水系の洗浄液が水系の界面活
性剤を含有し、該アルミニウム支持体の超音波による洗
浄中に該洗浄液に気体を供給し、さらに洗浄後のアルミ
ニウム支持体を比抵抗が0.1MΩcm以上の水に浸漬
し、引き上げることを特徴とする電子写真感光体用アル
ミニウム支持体の洗浄方法から構成される。
よび超音波を用いた電子写真感光体用アルミニウム支持
体の洗浄方法において、該水系の洗浄液が水系の界面活
性剤を含有し、該アルミニウム支持体の超音波による洗
浄中に該洗浄液に気体を供給し、さらに洗浄後のアルミ
ニウム支持体を比抵抗が0.1MΩcm以上の水に浸漬
し、引き上げることを特徴とする電子写真感光体用アル
ミニウム支持体の洗浄方法から構成される。
【0007】本発明者らは、上述の課題を解決するため
に鋭意検討を重ねた結果、支持体の洗浄に超音波発振に
よるキャビテ−ションを適用した。その際、洗浄液中の
気体濃度により超音波の効果が変化することを見い出し
た。超音波により液中の気体が放出されるため空気、酸
素、二酸化炭素あるいは窒素をバブルとして液中に供給
すると、より洗浄度の高い支持体が得られることが分か
った。
に鋭意検討を重ねた結果、支持体の洗浄に超音波発振に
よるキャビテ−ションを適用した。その際、洗浄液中の
気体濃度により超音波の効果が変化することを見い出し
た。超音波により液中の気体が放出されるため空気、酸
素、二酸化炭素あるいは窒素をバブルとして液中に供給
すると、より洗浄度の高い支持体が得られることが分か
った。
【0008】本発明においては、超音波洗浄工程におい
て、液中に空気、酸素、二酸化炭素あるいは窒素をバブ
ルとして液中に供給し、かつ、水系の界面活性剤を用い
ることにより高い洗浄度が得られる。
て、液中に空気、酸素、二酸化炭素あるいは窒素をバブ
ルとして液中に供給し、かつ、水系の界面活性剤を用い
ることにより高い洗浄度が得られる。
【0009】超音波洗浄工程において、水と併用される
好ましい界面活性剤は疎水基と親水基とからなる化合物
であり、2物質間(支持体−油)の界面に集まりやすい
性質を有し、その2物質間の離脱に効果がある。親水基
の種類によりイオン系、非イオン系の2種類に大別され
る。イオン系には脂肪族高級アルコ−ル硫酸エステルナ
トリウム塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ドまたはアルキルジメチルペンタインなどがあり、非イ
オン系には脂肪族高級アルコ−ルエチレンオキサイド付
加物(ポリエチレングリコ−ルアルキルエ−テル)など
があり、本発明にはいずれも有効に作用する。
好ましい界面活性剤は疎水基と親水基とからなる化合物
であり、2物質間(支持体−油)の界面に集まりやすい
性質を有し、その2物質間の離脱に効果がある。親水基
の種類によりイオン系、非イオン系の2種類に大別され
る。イオン系には脂肪族高級アルコ−ル硫酸エステルナ
トリウム塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ドまたはアルキルジメチルペンタインなどがあり、非イ
オン系には脂肪族高級アルコ−ルエチレンオキサイド付
加物(ポリエチレングリコ−ルアルキルエ−テル)など
があり、本発明にはいずれも有効に作用する。
【0010】また超音波洗浄後の水洗浄に用いられる水
としては、比抵抗値0.1MΩcm以上の高純度が好ま
しく、支持体の洗浄度をさらに高めることができる。
としては、比抵抗値0.1MΩcm以上の高純度が好ま
しく、支持体の洗浄度をさらに高めることができる。
【0011】即ち、本発明においては、ハロゲン化炭化
水素溶剤を用いていないため、ハロゲン化物の残留の発
生が起きず、酸、アルカリを用いていないため表面腐食
もない。さらに、周波数が250kHz以上、1000
kHz以下である超音波により洗浄を行っているので、
局部的な侵食が避けられ、支持体の洗浄度を高めること
ができ、高画質を提供できる。さらに、水系の洗浄法で
あるため、環境汚染などの問題もなく、電子写真感光体
の製造が行える。
水素溶剤を用いていないため、ハロゲン化物の残留の発
生が起きず、酸、アルカリを用いていないため表面腐食
もない。さらに、周波数が250kHz以上、1000
kHz以下である超音波により洗浄を行っているので、
局部的な侵食が避けられ、支持体の洗浄度を高めること
ができ、高画質を提供できる。さらに、水系の洗浄法で
あるため、環境汚染などの問題もなく、電子写真感光体
の製造が行える。
【0012】本発明によって洗浄した支持体上に設ける
感光層は、特に限定されないが、浸漬塗布法、スプレ−
塗布法、ブレ−ド塗布法などによって塗布される有機感
光層において有効である。該感光層は、機能分離された
電荷発生物質と電荷輸送物質とが混合された単層型感光
体あるいは電荷発生物質を含む電荷発生層と電荷輸送物
質を含む電荷輸送層を積層した積層型感光体などの形態
をとる。
感光層は、特に限定されないが、浸漬塗布法、スプレ−
塗布法、ブレ−ド塗布法などによって塗布される有機感
光層において有効である。該感光層は、機能分離された
電荷発生物質と電荷輸送物質とが混合された単層型感光
体あるいは電荷発生物質を含む電荷発生層と電荷輸送物
質を含む電荷輸送層を積層した積層型感光体などの形態
をとる。
【0013】
実施例1 切削加工したアルミシリンダ−(30mmφ×260m
m)を用意した。非イオン系界面活性剤としてポリエチ
レングリコ−ルノニルフェニルエ−テルHO−(CH2
CH2O)nC6H4C9H19(常磐化学(株)製)
1wt%水溶液を調製した。この水溶液に上記のアルミ
シリンダ−を浸漬し、超音波発振器(600W、28k
Hz)にて30秒間処理した。処理後、該アルミシリン
ダ−をフィンガ−ワ−ク搬送した。その際、液中に空
気、酸素、二酸化炭素あるいは窒素ボンベから導入した
エア−を供給した。エア−はシリンダ−洗浄中常に供給
した。
m)を用意した。非イオン系界面活性剤としてポリエチ
レングリコ−ルノニルフェニルエ−テルHO−(CH2
CH2O)nC6H4C9H19(常磐化学(株)製)
1wt%水溶液を調製した。この水溶液に上記のアルミ
シリンダ−を浸漬し、超音波発振器(600W、28k
Hz)にて30秒間処理した。処理後、該アルミシリン
ダ−をフィンガ−ワ−ク搬送した。その際、液中に空
気、酸素、二酸化炭素あるいは窒素ボンベから導入した
エア−を供給した。エア−はシリンダ−洗浄中常に供給
した。
【0014】次に、比抵抗値1.0MΩcmの水が入っ
ている乾燥槽に先に洗浄したアルミシリンダ−を浸漬
し、10秒間停止後引き上げ、該槽上で風乾した。
ている乾燥槽に先に洗浄したアルミシリンダ−を浸漬
し、10秒間停止後引き上げ、該槽上で風乾した。
【0015】アルミシリンダ−の洗浄度の評価は、水滴
噴霧法によって表面上の水滴が均一に付着している状態
によって評価した。この方法による評価では、上記洗浄
したアルミシリンダ−の洗浄度は非常に良好であった。
噴霧法によって表面上の水滴が均一に付着している状態
によって評価した。この方法による評価では、上記洗浄
したアルミシリンダ−の洗浄度は非常に良好であった。
【0016】洗浄済アルミシリンダ−を用いて次のよう
な電荷発生層、電荷輸送層を積層した積層型電子写真感
光体を作成した。
な電荷発生層、電荷輸送層を積層した積層型電子写真感
光体を作成した。
【0017】電荷発生物質として構造式
【化1】 のジスアゾ顔料10部、ポリビニルブチラ−ル(エスレ
ックBX−1、積水化学(株)製)6部およびシクロヘ
キサノン50部をガラスビ−ズを用いたサンドミル装置
で分散した。この分散液にテトラヒドロフラン100部
を加えて、先の洗浄済アルミシリンダ−上に塗布して、
0.2μm厚の電荷発生層を形成した。
ックBX−1、積水化学(株)製)6部およびシクロヘ
キサノン50部をガラスビ−ズを用いたサンドミル装置
で分散した。この分散液にテトラヒドロフラン100部
を加えて、先の洗浄済アルミシリンダ−上に塗布して、
0.2μm厚の電荷発生層を形成した。
【0018】次に電荷輸送物質として構造式
【化2】 のスチルベン化合物10部およびポリカ−ボネ−ト(パ
ンライトL−1250、帝人化成(株)製)10部をジ
クロロメタン50部およびクロロベンゼン10部に溶解
した。この液を上記電荷発生層上に浸漬塗布して19μ
m厚の電荷輸送層を形成した。こうして実施例1の電子
写真感光体を作成した。
ンライトL−1250、帝人化成(株)製)10部をジ
クロロメタン50部およびクロロベンゼン10部に溶解
した。この液を上記電荷発生層上に浸漬塗布して19μ
m厚の電荷輸送層を形成した。こうして実施例1の電子
写真感光体を作成した。
【0019】実施例2 実施例1において界面活性剤をイオン系のデシルトリメ
チルアンモニウムクロライドCH3(CH2)9N(C
H3)3Cl(東京化成(株)製)に代えた他は、実施
例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。水滴
噴霧法によるアルミシリンダ−の洗浄度評価は非常に良
好であった。
チルアンモニウムクロライドCH3(CH2)9N(C
H3)3Cl(東京化成(株)製)に代えた他は、実施
例1と全く同様にして電子写真感光体を作成した。水滴
噴霧法によるアルミシリンダ−の洗浄度評価は非常に良
好であった。
【0020】実施例3 実施例1において界面活性剤をドデカ−ル硫酸エステル
ナトリウム塩CH3(CH2)11OSO3Na(アル
ドリッチ社製)に代えた他は、実施例1と全く同様にし
て電子写真感光体を作成した。水滴噴霧法によるアルミ
シリンダ−の洗浄度評価は非常に良好であった。
ナトリウム塩CH3(CH2)11OSO3Na(アル
ドリッチ社製)に代えた他は、実施例1と全く同様にし
て電子写真感光体を作成した。水滴噴霧法によるアルミ
シリンダ−の洗浄度評価は非常に良好であった。
【0021】実施例4 実施例1において界面活性剤をドデカノイルジメチルベ
タインCH3 (CH2)11N+(CH3)2CH2
COO− に代えた他は、実施例1と全く同様にして電
子写真感光体を作成した。水滴噴霧法によるアルミシリ
ンダ−の洗浄度評価は非常に良好であった。
タインCH3 (CH2)11N+(CH3)2CH2
COO− に代えた他は、実施例1と全く同様にして電
子写真感光体を作成した。水滴噴霧法によるアルミシリ
ンダ−の洗浄度評価は非常に良好であった。
【0022】実施例5 実施例1において、乾燥槽の水の比抵抗値を0.1MΩ
cmとした他は、実施例1と全く同様にして電子写真感
光体を作成した。水滴噴霧法による洗浄度評価は非常に
良好であった。
cmとした他は、実施例1と全く同様にして電子写真感
光体を作成した。水滴噴霧法による洗浄度評価は非常に
良好であった。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】実施例1〜5において作成した電子写真感
光体をキヤノン(株)製レーザービームプリンター(L
BP−SX、反転現像方式)に装着して、温湿度を3環
境に設定し、テストパターンを印字させて、コントラス
トが有り、良好な画像が得られるかを調べた。結果を表
1に示す。
光体をキヤノン(株)製レーザービームプリンター(L
BP−SX、反転現像方式)に装着して、温湿度を3環
境に設定し、テストパターンを印字させて、コントラス
トが有り、良好な画像が得られるかを調べた。結果を表
1に示す。
【表1】
【0027】実施例1〜5の電子写真感光体においては
全ての環境において良好な画像が得られた。さらに実施
例1〜5の電子写真感光体については3000枚まで連
続でテストパターンを印字させたところ3000枚目も
1枚目と同等な画像が得られた。
全ての環境において良好な画像が得られた。さらに実施
例1〜5の電子写真感光体については3000枚まで連
続でテストパターンを印字させたところ3000枚目も
1枚目と同等な画像が得られた。
【0028】アルミシリンダーの表面を蛍光X線で分析
したところ、実施例1の方法で洗浄したアルミシリンダ
ーの表面からは塩化物は検出されなかった。
したところ、実施例1の方法で洗浄したアルミシリンダ
ーの表面からは塩化物は検出されなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体用アルミニウム
支持体の洗浄方法は、洗浄効率を安定化させることがで
き、このため、支持体の不純物による像欠陥が生じな
い、さらに水系の洗浄方法であるため、人体や地球環境
に悪影響を与えることがないという効果を奏する。
支持体の洗浄方法は、洗浄効率を安定化させることがで
き、このため、支持体の不純物による像欠陥が生じな
い、さらに水系の洗浄方法であるため、人体や地球環境
に悪影響を与えることがないという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葉波 信之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 青砥 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 平野 秀敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 岸 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−289369(JP,A) 特開 昭58−37173(JP,A) 特開 平2−181159(JP,A) 特開 昭61−207022(JP,A) 特開 平2−281625(JP,A) 特開 昭64−4285(JP,A) 特開 平5−216254(JP,A) 実公 昭49−24543(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 B08B 3/12
Claims (1)
- 【請求項1】 水系の洗浄液および超音波を用いた電子
写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法において、
該水系の洗浄液が水系の界面活性剤を含有し、該アルミ
ニウム支持体の超音波による洗浄中に該洗浄液に気体を
供給し、さらに洗浄後のアルミニウム支持体を比抵抗が
0.1MΩcm以上の水に浸漬し、引き上げることを特
徴とする電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19463292A JP3162490B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19463292A JP3162490B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619141A JPH0619141A (ja) | 1994-01-28 |
JP3162490B2 true JP3162490B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=16327746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19463292A Expired - Fee Related JP3162490B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 電子写真感光体用アルミニウム支持体の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162490B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4552715B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-09-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 導電性基体の洗浄処理方法 |
JP5044182B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-10-10 | 株式会社リコー | 構成部材の洗浄方法 |
CN102825031B (zh) * | 2012-08-29 | 2014-12-10 | 宁波高发汽车控制系统股份有限公司 | 一种超声波清洗操纵芯轴的方法以及系统 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19463292A patent/JP3162490B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619141A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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