JP3060598B2 - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
電子写真感光体の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の電子写真装置に使用する電子写真感光体の製造方法
に係り、特に、アルミニウム又はアルミニウム合金で構
成された導電性基体を水系下で洗浄した後、この導電性
基体を水切り乾燥させ、その後、この導電性基体上に、
少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解
或いは分散させた感光層用塗液を塗布して感光層を形成
するようにした電子写真感光体の製造方法に関するもの
である。
等の電子写真装置に使用する電子写真感光体の製造方法
に係り、特に、アルミニウム又はアルミニウム合金で構
成された導電性基体を水系下で洗浄した後、この導電性
基体を水切り乾燥させ、その後、この導電性基体上に、
少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解
或いは分散させた感光層用塗液を塗布して感光層を形成
するようにした電子写真感光体の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の電子
写真装置に使用される電子写真感光体を製造するにあた
っては、一般にアルミニウム等で構成された導電性基体
上に感光層を形成するようにしていた。
写真装置に使用される電子写真感光体を製造するにあた
っては、一般にアルミニウム等で構成された導電性基体
上に感光層を形成するようにしていた。
【0003】ここで、電子写真感光体を製造するのに使
用する導電性基体は、一般に機械的な工程を経て製造さ
れるため、この導電性基体上に埃,ごみ,金属微片,
錆,油等の異物が付着しており、これを充分に除去しな
いで感光層を形成すると、形成された感光層に欠陥が生
じ、このように製造された電子写真感光体を使用して画
像形成を行なった場合には形成される画像に画像欠損を
生じたり、またこの電子写真感光体にクリーニング不良
が発生する等の問題があった。
用する導電性基体は、一般に機械的な工程を経て製造さ
れるため、この導電性基体上に埃,ごみ,金属微片,
錆,油等の異物が付着しており、これを充分に除去しな
いで感光層を形成すると、形成された感光層に欠陥が生
じ、このように製造された電子写真感光体を使用して画
像形成を行なった場合には形成される画像に画像欠損を
生じたり、またこの電子写真感光体にクリーニング不良
が発生する等の問題があった。
【0004】このため、従来においても、導電性基体上
に感光層を形成するにあたっては、この導電性基体を洗
浄して、導電性基体上に付着した埃,ごみ,金属微片,
錆,油等の異物を除去するようにしていた。ここで、上
記のように導電性基体を洗浄するにあたり、従来におい
ては、一般にその洗浄液としてフロンや1,1,1−ト
リクロルエタン等の溶剤を使用していた。
に感光層を形成するにあたっては、この導電性基体を洗
浄して、導電性基体上に付着した埃,ごみ,金属微片,
錆,油等の異物を除去するようにしていた。ここで、上
記のように導電性基体を洗浄するにあたり、従来におい
ては、一般にその洗浄液としてフロンや1,1,1−ト
リクロルエタン等の溶剤を使用していた。
【0005】しかし、これらの溶剤は大気中に放出され
ると、成層圏のオゾン層を破壊する等、地球の環境を害
するものとして、国際的に規制される方向にあり、この
ため、これらの溶剤を使用しないで上記導電性基体を洗
浄する方法が検討されるようになった。
ると、成層圏のオゾン層を破壊する等、地球の環境を害
するものとして、国際的に規制される方向にあり、この
ため、これらの溶剤を使用しないで上記導電性基体を洗
浄する方法が検討されるようになった。
【0006】そして、上記のような溶剤を使用しないで
導電性基体を洗浄する方法として、近年においては、代
替フロン,塩素系溶剤,有機溶剤,水系洗剤等を用いた
洗浄方法が開発されるに至った。
導電性基体を洗浄する方法として、近年においては、代
替フロン,塩素系溶剤,有機溶剤,水系洗剤等を用いた
洗浄方法が開発されるに至った。
【0007】しかし、代替フロンや塩素系溶剤を用いた
場合には、上記のフロン等の溶剤を用いた場合と同様に
環境破壊の問題があり、今後その使用が規制される可能
性が高いため、長期にわたって導電性基体の洗浄に使用
することができず、また有機溶剤を用いた場合には、一
般に有機溶剤が可燃性であるため、洗浄作業に危険を伴
う等の問題があった。
場合には、上記のフロン等の溶剤を用いた場合と同様に
環境破壊の問題があり、今後その使用が規制される可能
性が高いため、長期にわたって導電性基体の洗浄に使用
することができず、また有機溶剤を用いた場合には、一
般に有機溶剤が可燃性であるため、洗浄作業に危険を伴
う等の問題があった。
【0008】このため、近年においては、水系洗剤を使
用して導電性基体を水系下で洗浄する方法が注目され、
使用する水系洗剤や、その洗浄方法について種々の開発
がなされるようになった。
用して導電性基体を水系下で洗浄する方法が注目され、
使用する水系洗剤や、その洗浄方法について種々の開発
がなされるようになった。
【0009】ここで、このように導電性基体を水系洗剤
を使用して水系下で洗浄するようにした場合、使用する
洗剤の選択や、洗浄後における導電性基体の水切り乾燥
や、洗浄後における廃水処理等が問題となるが、特に洗
浄後における導電性基体の水切り乾燥は、導電性基体に
与える影響が大きいため、その方法について様々な研究
がなされていた。
を使用して水系下で洗浄するようにした場合、使用する
洗剤の選択や、洗浄後における導電性基体の水切り乾燥
や、洗浄後における廃水処理等が問題となるが、特に洗
浄後における導電性基体の水切り乾燥は、導電性基体に
与える影響が大きいため、その方法について様々な研究
がなされていた。
【0010】そして、このように導電性基体を水切り乾
燥する方法としては、洗浄された導電性基体の表面に付
着している溶液を代替フロン,イソプロピルアルコー
ル,5−フッ化プロパノール等の溶剤を用いて置換させ
て乾燥させる方法が一般に使用されていた。
燥する方法としては、洗浄された導電性基体の表面に付
着している溶液を代替フロン,イソプロピルアルコー
ル,5−フッ化プロパノール等の溶剤を用いて置換させ
て乾燥させる方法が一般に使用されていた。
【0011】しかし、このように水系下で洗浄された導
電性基体の表面に付着している溶液を代替フロン等の溶
剤を用いて置換させるようにした場合、上記のように導
電性基体を代替フロン等を用いて洗浄する場合と同様の
問題が生じた。
電性基体の表面に付着している溶液を代替フロン等の溶
剤を用いて置換させるようにした場合、上記のように導
電性基体を代替フロン等を用いて洗浄する場合と同様の
問題が生じた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者等
は、水系下で洗浄された導電性基体の表面を乾燥させる
にあたり、水系下で洗浄された導電性基体を高温の水系
溶液中に浸漬させ、これを引き上げながら乾燥させる方
法を考え付いた。
は、水系下で洗浄された導電性基体の表面を乾燥させる
にあたり、水系下で洗浄された導電性基体を高温の水系
溶液中に浸漬させ、これを引き上げながら乾燥させる方
法を考え付いた。
【0013】しかし、このように導電性基体を高温の水
系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基体を
引き上げながら水切り乾燥させるようにした場合、水切
り乾燥させる条件により、この導電性基体上にバインダ
ー樹脂や感光性材料を溶剤に溶解或いは分散させた感光
層用塗液を塗布して感光層を形成した際に、導電性基 体
上に形成される感光層に多数のピンホール状のノイズが
発生したり、また導電性基体に乾燥むらが生じて、形成
される感光層に塗布むらや凝集等が生じるという問題が
あった。そして、このように製造された電子写真感光体
を使用して画像形成を行なった場合には、形成される画
像に白黒斑点ノイズ等が発生して画質が低下するという
問題が生じた。
系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基体を
引き上げながら水切り乾燥させるようにした場合、水切
り乾燥させる条件により、この導電性基体上にバインダ
ー樹脂や感光性材料を溶剤に溶解或いは分散させた感光
層用塗液を塗布して感光層を形成した際に、導電性基 体
上に形成される感光層に多数のピンホール状のノイズが
発生したり、また導電性基体に乾燥むらが生じて、形成
される感光層に塗布むらや凝集等が生じるという問題が
あった。そして、このように製造された電子写真感光体
を使用して画像形成を行なった場合には、形成される画
像に白黒斑点ノイズ等が発生して画質が低下するという
問題が生じた。
【0014】そして、この発明においては、上記のよう
にアルミニウム又はアルミニウム合金で構成された導電
性基体を水系下で洗浄した後、この導電性基体を高温の
水系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基体
を引き上げて水切り乾燥させた後、この導電性基体上
に、少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に
溶解或いは分散させた感光層用塗液を塗布して感光層を
形成する場合において、導電性基体上に形成される感光
層にピンホール状のノイズが発生したり、また導電性基
体における乾燥むらにより、形成される感光層に塗布む
らや凝集等が生じりするのを抑制し、この電子写真感光
体を使用して画像形成を行なった場合に、形成される画
像に白黒斑点ノイズ等が発生するということがなく、良
好な画像が安定して得られるようにすることを課題とす
るものである。
にアルミニウム又はアルミニウム合金で構成された導電
性基体を水系下で洗浄した後、この導電性基体を高温の
水系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基体
を引き上げて水切り乾燥させた後、この導電性基体上
に、少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に
溶解或いは分散させた感光層用塗液を塗布して感光層を
形成する場合において、導電性基体上に形成される感光
層にピンホール状のノイズが発生したり、また導電性基
体における乾燥むらにより、形成される感光層に塗布む
らや凝集等が生じりするのを抑制し、この電子写真感光
体を使用して画像形成を行なった場合に、形成される画
像に白黒斑点ノイズ等が発生するということがなく、良
好な画像が安定して得られるようにすることを課題とす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、アルミニウム又はアル
ミニウム合金で構成された導電性基体を水系下で洗浄し
た後、この導電性基体を水切り乾燥させ、この導電性基
体上に、少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶
剤に溶解或いは分散させた感光層用塗液を塗布し、上記
導電性基体上に感光層を形成して電子写真感光体を製造
するにあたり、水系下で洗浄した後の導電性基体を高温
の水系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基
体を引き上げて、導電性基体を水切り乾燥させるにあた
り、この水切り乾燥を下記の[1]式に示す条件を満た
すようにして行なったのである。
記のような課題を解決するため、アルミニウム又はアル
ミニウム合金で構成された導電性基体を水系下で洗浄し
た後、この導電性基体を水切り乾燥させ、この導電性基
体上に、少なくともバインダー樹脂と感光性材料とを溶
剤に溶解或いは分散させた感光層用塗液を塗布し、上記
導電性基体上に感光層を形成して電子写真感光体を製造
するにあたり、水系下で洗浄した後の導電性基体を高温
の水系溶液中に浸漬させ、この水系溶液中から導電性基
体を引き上げて、導電性基体を水切り乾燥させるにあた
り、この水切り乾燥を下記の[1]式に示す条件を満た
すようにして行なったのである。
【0016】30≦[TL −H・Δω/ρ]≦60
[1] (なお、上記[1]式中において、TL は上記水系溶液
の温度[℃]、Hは上記水系溶液の蒸発潜熱[cal/
g]、Δωは上記導電性基体の単位表面積当りにおいて
蒸発した上記水系溶液の蒸発量[g/cm2 ]、ρは上
記導電性基体の単位表面積当りの比熱[cal/cm2
・℃]を示す。)
[1] (なお、上記[1]式中において、TL は上記水系溶液
の温度[℃]、Hは上記水系溶液の蒸発潜熱[cal/
g]、Δωは上記導電性基体の単位表面積当りにおいて
蒸発した上記水系溶液の蒸発量[g/cm2 ]、ρは上
記導電性基体の単位表面積当りの比熱[cal/cm2
・℃]を示す。)
【0017】ここで、導電性基体を水系下で洗浄する方
法としては、従来より行なわれている公知の方法を使用
することができ、例えば、純水を用いた水洗浄、イオン
性,非イオン性の水溶性界面活性剤を使用した溶液によ
る洗浄、炭化水素系溶剤,高級アルコール類等を水中に
乳化した洗剤を使用したエマルジョン洗浄、化学エッチ
ング洗浄等の化学洗浄と、ブラシを導電性基体に押し付
けて洗浄するブラシスクラッピング、水を導電性基体に
向けて高圧で噴出させるジェットスプレー洗浄、超音波
を使用した超音波洗浄、メガソニックスクラッピング等
の物理洗浄とを適宜組み合わせて使用することができ
る。
法としては、従来より行なわれている公知の方法を使用
することができ、例えば、純水を用いた水洗浄、イオン
性,非イオン性の水溶性界面活性剤を使用した溶液によ
る洗浄、炭化水素系溶剤,高級アルコール類等を水中に
乳化した洗剤を使用したエマルジョン洗浄、化学エッチ
ング洗浄等の化学洗浄と、ブラシを導電性基体に押し付
けて洗浄するブラシスクラッピング、水を導電性基体に
向けて高圧で噴出させるジェットスプレー洗浄、超音波
を使用した超音波洗浄、メガソニックスクラッピング等
の物理洗浄とを適宜組み合わせて使用することができ
る。
【0018】そして、上記導電性基体を水系下で洗浄す
る具体的な方法としては、例えば、導電性基体を乳化剤
を用いて洗浄し、導電性基体における油汚れや有機物汚
れを落とした後、この導電性基体を水ですすいで、導電
性基体に付着した乳化剤を除去し、その後、この導電性
基体を界面活性剤溶液やエッチング液を用いて精密洗浄
し、導電性基体に付着している有機物や無機物の汚れを
完全に除去した後、この導電性基体を水ですすいで、導
電性基体に付着した界面活性剤やエッチング液を除去す
るようにし、また必要に応じて、上記の各工程中におい
て上記の物理洗浄を組み合わせて行なうようにする。
る具体的な方法としては、例えば、導電性基体を乳化剤
を用いて洗浄し、導電性基体における油汚れや有機物汚
れを落とした後、この導電性基体を水ですすいで、導電
性基体に付着した乳化剤を除去し、その後、この導電性
基体を界面活性剤溶液やエッチング液を用いて精密洗浄
し、導電性基体に付着している有機物や無機物の汚れを
完全に除去した後、この導電性基体を水ですすいで、導
電性基体に付着した界面活性剤やエッチング液を除去す
るようにし、また必要に応じて、上記の各工程中におい
て上記の物理洗浄を組み合わせて行なうようにする。
【0019】また、上記のようにして導電性基体を水系
下で洗浄した後、この導電性基体を水系溶液中に浸漬さ
せ、この水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切り
乾燥させるにあたっては、通常、上記水系溶液として温
度が80℃前後の高温になった純水を使用し、このよう
に高温になった純水中に、上記のように水系下で洗浄さ
れた導電性基体を浸漬させ、その後、この導電性基体を
高温の純水中から上記[1]式に示す条件を満たすよう
にして引き上げ、この導電性基体を水切り乾燥させるよ
うにする。
下で洗浄した後、この導電性基体を水系溶液中に浸漬さ
せ、この水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切り
乾燥させるにあたっては、通常、上記水系溶液として温
度が80℃前後の高温になった純水を使用し、このよう
に高温になった純水中に、上記のように水系下で洗浄さ
れた導電性基体を浸漬させ、その後、この導電性基体を
高温の純水中から上記[1]式に示す条件を満たすよう
にして引き上げ、この導電性基体を水切り乾燥させるよ
うにする。
【0020】ここで、このようにして導電性基体を水切
り乾燥させるあたり、上記[1]式に示される[TL −
H・Δω/ρ]の値が30より低い条件で導電性基体を
水切り乾燥させると、導電性基体に乾燥むらが生じる一
方、その値が60より高い条件で水切り乾燥させると、
このように水切り乾燥された導電性基体上に、上記感光
層用塗液を塗布して感光層を形成した際に、形成された
感光層にピンホール状のノイズが発生する。
り乾燥させるあたり、上記[1]式に示される[TL −
H・Δω/ρ]の値が30より低い条件で導電性基体を
水切り乾燥させると、導電性基体に乾燥むらが生じる一
方、その値が60より高い条件で水切り乾燥させると、
このように水切り乾燥された導電性基体上に、上記感光
層用塗液を塗布して感光層を形成した際に、形成された
感光層にピンホール状のノイズが発生する。
【0021】なお、上記のように導電性基体を浸漬させ
て水切り乾燥させる水系溶液においては、その蒸発速度
や蒸発潜熱を調整するために、水にアルコール系、エー
テル系、ケトン系等の水と混和する有機溶剤を加えるよ
うにしてもよい。
て水切り乾燥させる水系溶液においては、その蒸発速度
や蒸発潜熱を調整するために、水にアルコール系、エー
テル系、ケトン系等の水と混和する有機溶剤を加えるよ
うにしてもよい。
【0022】そして、このように水切り乾燥された導電
性基体上に、上記感光層用塗液を塗布して感光層を形成
する。なお、導電性基体上に感光層用塗液を塗布して感
光層を形成する方法は、従来より行なわれているどのよ
うな方法であってもよく、また導電性基体上に形成する
感光層の構造も、電荷発生層と電荷輸送層等を順々に積
層させた積層型ものや、電荷発生材料と電荷輸送材料等
とを一緒に分散させた単層型のものであってもよい。
性基体上に、上記感光層用塗液を塗布して感光層を形成
する。なお、導電性基体上に感光層用塗液を塗布して感
光層を形成する方法は、従来より行なわれているどのよ
うな方法であってもよく、また導電性基体上に形成する
感光層の構造も、電荷発生層と電荷輸送層等を順々に積
層させた積層型ものや、電荷発生材料と電荷輸送材料等
とを一緒に分散させた単層型のものであってもよい。
【0023】
【作用】上記のようにアルミニウム又はアルミニウム合
金で構成された導電性基体を水系下で洗浄した後、この
導電性基体を高温の水系溶液中に浸漬させ、この水系溶
液中から導電性基体を引き上げて水切り乾燥させるよう
にすると、水系下で洗浄された導電性基体の表面に付着
している溶液を代替フロン等の溶剤を用いて置換させる
場合における問題はなくなると共に、この水切り乾燥を
上記の[1]式に示す条件を満たすようにして行なう
と、その後、この導電性基体上に、少なくともバインダ
ー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解或いは分散させた感
光層用塗液を塗布して感光層を形成するようにした場合
において、形成される感光層にピンホール状のノイズが
発生するということがなく、また導電性基体における乾
燥むらもなくなり、形成される感光層に塗布むらや凝集
等が生じたりするということもなくなる。
金で構成された導電性基体を水系下で洗浄した後、この
導電性基体を高温の水系溶液中に浸漬させ、この水系溶
液中から導電性基体を引き上げて水切り乾燥させるよう
にすると、水系下で洗浄された導電性基体の表面に付着
している溶液を代替フロン等の溶剤を用いて置換させる
場合における問題はなくなると共に、この水切り乾燥を
上記の[1]式に示す条件を満たすようにして行なう
と、その後、この導電性基体上に、少なくともバインダ
ー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解或いは分散させた感
光層用塗液を塗布して感光層を形成するようにした場合
において、形成される感光層にピンホール状のノイズが
発生するということがなく、また導電性基体における乾
燥むらもなくなり、形成される感光層に塗布むらや凝集
等が生じたりするということもなくなる。
【0024】
【実施例】以下、電子写真感光体の製造方法について具
体的に説明すると共に、水系下で洗浄した導電性基体を
高温の水系溶液中に浸漬させた後、この導電性基体を水
系溶液中から引き上げて水切り乾燥させる条件を変更さ
せた様々な実験を行ない、その水切り乾燥の条件が上記
の[1]式に示す条件を満たす場合と、満たさない場合
とを比較するようにした。
体的に説明すると共に、水系下で洗浄した導電性基体を
高温の水系溶液中に浸漬させた後、この導電性基体を水
系溶液中から引き上げて水切り乾燥させる条件を変更さ
せた様々な実験を行ない、その水切り乾燥の条件が上記
の[1]式に示す条件を満たす場合と、満たさない場合
とを比較するようにした。
【0025】(実験例1〜25) これらの実験例においては、導電性基体として、JIS
6063アルミニウム合金で、直径が80mm,長さが
340mmになった円筒状に形成され、その外周面が鏡
面加工されたものを用いるようにした。なお、この導電
性基体においては、その表面積Sが1708cm2であ
り、またその単位表面積当りの比熱ρは0.03cal
/cm2 ・℃であった。
6063アルミニウム合金で、直径が80mm,長さが
340mmになった円筒状に形成され、その外周面が鏡
面加工されたものを用いるようにした。なお、この導電
性基体においては、その表面積Sが1708cm2であ
り、またその単位表面積当りの比熱ρは0.03cal
/cm2 ・℃であった。
【0026】そして、上記の導電性基体を、洗剤(荒川
化学社製,パインアルファーST−100S)を使用し
て、スプレー洗浄とブラシ洗浄を組み合わせて1分間前
洗浄を行なった後、シャワー洗浄とブラシ洗浄を組み合
わせてこの導電性基体を水で30秒間すすぐようにし
た。
化学社製,パインアルファーST−100S)を使用し
て、スプレー洗浄とブラシ洗浄を組み合わせて1分間前
洗浄を行なった後、シャワー洗浄とブラシ洗浄を組み合
わせてこの導電性基体を水で30秒間すすぐようにし
た。
【0027】次いで、上記導電性基体を洗剤(第一工業
製薬社製,DKビークリアCW−5520)内に浸漬さ
せ、ブラシ洗浄と超音波洗浄とを組み合わせて上記導電
性基体を1分間本洗浄した。
製薬社製,DKビークリアCW−5520)内に浸漬さ
せ、ブラシ洗浄と超音波洗浄とを組み合わせて上記導電
性基体を1分間本洗浄した。
【0028】そして、このように本洗浄された導電性基
体を純水中に浸漬させて30秒間超音波洗浄を行ない、
その後、この導電性基体を純水を使用して10秒間シャ
ワー洗浄し、本洗浄された導電性基体に対して、このよ
うな操作を2回繰り返して行なった。
体を純水中に浸漬させて30秒間超音波洗浄を行ない、
その後、この導電性基体を純水を使用して10秒間シャ
ワー洗浄し、本洗浄された導電性基体に対して、このよ
うな操作を2回繰り返して行なった。
【0029】次いで、このようにして水系下で洗浄した
導電性基体を、下記の表1に示すように、実験例1〜5
においては、それぞれ温度TL が55℃になった純水中
に、実験例6〜10においては、それぞれ温度TL が6
0℃になった純水中に、実験例11〜15においては、
それぞれ温度TL が65℃になった純水中に、実験例1
6〜20においては、それぞれ温度TL が70℃になっ
た純水中に、実験例21〜25においては、それぞれ温
度TL が80℃になった純水中に浸漬させるようにし
た。
導電性基体を、下記の表1に示すように、実験例1〜5
においては、それぞれ温度TL が55℃になった純水中
に、実験例6〜10においては、それぞれ温度TL が6
0℃になった純水中に、実験例11〜15においては、
それぞれ温度TL が65℃になった純水中に、実験例1
6〜20においては、それぞれ温度TL が70℃になっ
た純水中に、実験例21〜25においては、それぞれ温
度TL が80℃になった純水中に浸漬させるようにし
た。
【0030】その後、上記のように浸漬させた各導電性
基体を、上記の各純水中からそれぞれ5mm/sec,
10mm/sec,15mm/sec,20mm/se
c,25mm/secの引き上げ速度Vで引き上げ、各
導電性基体を水切り乾燥させた。なお、上記の純水の蒸
発潜熱Hは560cal/gとした。
基体を、上記の各純水中からそれぞれ5mm/sec,
10mm/sec,15mm/sec,20mm/se
c,25mm/secの引き上げ速度Vで引き上げ、各
導電性基体を水切り乾燥させた。なお、上記の純水の蒸
発潜熱Hは560cal/gとした。
【0031】また、このようにして各導電性基体をそれ
ぞれ上記の各純水中から各引上げ速度で引き上げた場合
において、実験例1〜25の各導電性基体が持ち出した
水分量W[g]を測定した。なお、この水分量Wはそれ
ぞれ5本の導電性基体が持ち出した水分量の平均値を求
めた。
ぞれ上記の各純水中から各引上げ速度で引き上げた場合
において、実験例1〜25の各導電性基体が持ち出した
水分量W[g]を測定した。なお、この水分量Wはそれ
ぞれ5本の導電性基体が持ち出した水分量の平均値を求
めた。
【0032】そして、このように測定した各実験例の水
分量Wと上記導電性基体の表面積Sとから、実験例1〜
25の各導電性基体において、その単位表面積当りで蒸
発した上記純水の蒸発量Δω(=W/S)を求め、上記
導電性基体の単位表面積当りの比熱ρと、各純水の温度
TL と、純水の蒸発潜熱Hの値から前記[1]式に示さ
れる[TL −H・Δω/ρ]を値を求めた。
分量Wと上記導電性基体の表面積Sとから、実験例1〜
25の各導電性基体において、その単位表面積当りで蒸
発した上記純水の蒸発量Δω(=W/S)を求め、上記
導電性基体の単位表面積当りの比熱ρと、各純水の温度
TL と、純水の蒸発潜熱Hの値から前記[1]式に示さ
れる[TL −H・Δω/ρ]を値を求めた。
【0033】次いで、上記のようにして水切り乾燥させ
た実験例1〜25の各導電性基体上に、下記の構造式
(化1)に示すビスアゾ顔料からなる電荷発生材料1重
量部と、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂(東洋
紡績社製,バイロン−200)1重量部とをシクロヘキ
サノン98重量部に加えて調製した電荷発生層用塗液を
それぞれ浸漬塗布法によって塗布し、各導電性基体上に
膜厚が0.3μmになった電荷発生層を形成した。
た実験例1〜25の各導電性基体上に、下記の構造式
(化1)に示すビスアゾ顔料からなる電荷発生材料1重
量部と、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂(東洋
紡績社製,バイロン−200)1重量部とをシクロヘキ
サノン98重量部に加えて調製した電荷発生層用塗液を
それぞれ浸漬塗布法によって塗布し、各導電性基体上に
膜厚が0.3μmになった電荷発生層を形成した。
【0034】
【化1】
【0035】そして、このようにして上記実験例1〜2
5の各導電性基体上に形成された各電荷発生層の状態を
目視して調べ、その結果を、上記実験例1〜25におい
て、導電性基体を浸漬させた純水の温度TL [℃]、導
電性基体を純水中から引き上げた引き上げ速度V[mm
/sec]、導電性基体が持ち出した水分量W[g]及
び前記[1]式に示される[TL −H・Δω/ρ]の値
と共に下記の表1に示した。なお、電荷発生層の状態に
ついては、良好な場合を○で、ピンホール状のノイズが
発生した場合を×で、乾燥むらによるノイズが発生した
場合を+で表示した。
5の各導電性基体上に形成された各電荷発生層の状態を
目視して調べ、その結果を、上記実験例1〜25におい
て、導電性基体を浸漬させた純水の温度TL [℃]、導
電性基体を純水中から引き上げた引き上げ速度V[mm
/sec]、導電性基体が持ち出した水分量W[g]及
び前記[1]式に示される[TL −H・Δω/ρ]の値
と共に下記の表1に示した。なお、電荷発生層の状態に
ついては、良好な場合を○で、ピンホール状のノイズが
発生した場合を×で、乾燥むらによるノイズが発生した
場合を+で表示した。
【0036】
【表1】
【0037】この結果から明らかなように、[TL −H
・Δω/ρ]の値が30〜60の範囲で、前記の[1]
の条件を満たす実験例のものにおいては、各導電性基体
上に形成された電荷発生層にピンホール状のノイズや乾
燥むらのノイズが発生せず、電荷発生層が良好な状態に
なっていたのに対し、[TL −H・Δω/ρ]の値が3
0未満になった実験例のものにおいては、各導電性基体
上にに形成された電荷発生層に乾燥むらのノイズが発見
され、また[TL −H・Δω/ρ]の値が60を越えた
実験例のものにおいては、各導電性基体上に形成された
電荷発生層にピンホール状のノイズが発見された。
・Δω/ρ]の値が30〜60の範囲で、前記の[1]
の条件を満たす実験例のものにおいては、各導電性基体
上に形成された電荷発生層にピンホール状のノイズや乾
燥むらのノイズが発生せず、電荷発生層が良好な状態に
なっていたのに対し、[TL −H・Δω/ρ]の値が3
0未満になった実験例のものにおいては、各導電性基体
上にに形成された電荷発生層に乾燥むらのノイズが発見
され、また[TL −H・Δω/ρ]の値が60を越えた
実験例のものにおいては、各導電性基体上に形成された
電荷発生層にピンホール状のノイズが発見された。
【0038】次いで、上記のようにして電荷発生層が形
成された各導電性基体上に、電荷輸送材料として下記の
構造式(化2)に示すジスチリル誘導体13重量部と、
ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製,K−1300)
13重量部とをジクロルメタン87重量部に溶解させた
電荷輸送層用塗液を浸漬塗布法により塗布し、これを乾
燥させて、各導電性基体の電荷発生層上にそれぞれ膜厚
が20μmになった電荷輸送層を形成した。
成された各導電性基体上に、電荷輸送材料として下記の
構造式(化2)に示すジスチリル誘導体13重量部と、
ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製,K−1300)
13重量部とをジクロルメタン87重量部に溶解させた
電荷輸送層用塗液を浸漬塗布法により塗布し、これを乾
燥させて、各導電性基体の電荷発生層上にそれぞれ膜厚
が20μmになった電荷輸送層を形成した。
【0039】
【化2】
【0040】そして、このようにして製造した各実験例
の電子写真感光体を、市販の複写機(ミノルタカメラ社
製,EP5400)に搭載して画像形成を行なったとこ
ろ、前記[1]式の条件を満たす実験例の電子写真感光
体を使用した場合には、形成された画像に白黒斑点ノイ
ズ等の発生はなく、良好な画像が得られたのに対し、
[TL −H・Δω/ρ]の値が30未満になった実験例
の電子写真感光体を使用した場合には、形成された画像
に白黒斑点ノイズは発生しなかったが、ハーフトーン画
像の形成を行った場合に乾燥シミノイズが発生した。ま
た[TL −H・Δω/ρ]の値が60を越えた実験例の
電子写真感光体を使用した場合には、形成された画像に
白黒斑点ノイズの発生が見られた。
の電子写真感光体を、市販の複写機(ミノルタカメラ社
製,EP5400)に搭載して画像形成を行なったとこ
ろ、前記[1]式の条件を満たす実験例の電子写真感光
体を使用した場合には、形成された画像に白黒斑点ノイ
ズ等の発生はなく、良好な画像が得られたのに対し、
[TL −H・Δω/ρ]の値が30未満になった実験例
の電子写真感光体を使用した場合には、形成された画像
に白黒斑点ノイズは発生しなかったが、ハーフトーン画
像の形成を行った場合に乾燥シミノイズが発生した。ま
た[TL −H・Δω/ρ]の値が60を越えた実験例の
電子写真感光体を使用した場合には、形成された画像に
白黒斑点ノイズの発生が見られた。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る電
子写真感光体の製造方法においては、アルミニウム又は
アルミニウム合金で構成された導電性基体を水系下で洗
浄した後、この導電性基体を高温の水系溶液中に浸漬さ
せ、この水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切り
乾燥させるようにしたため、水系下で洗浄された導電性
基体の表面に付着している溶液を代替フロン等の溶剤を
用いて置換させる場合における問題はなくなると共に、
この高温の水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切
り乾燥させるにあたり、その水切り乾燥を上記の[1]
式に示す条件を満たすようにして行なったため、その
後、この導電性基体上に、少なくともバインダー樹脂と
感光性材料とを溶剤に溶解或いは分散させた感光層用塗
液を塗布して感光層を形成した場合に、形成された感光
層にピンホール状のノイズが発生するということがな
く、また導電性基体における乾燥むらも抑制されて、形
成される感光層に塗布むらや凝集等が生じたりするとい
うことがなくなった。
子写真感光体の製造方法においては、アルミニウム又は
アルミニウム合金で構成された導電性基体を水系下で洗
浄した後、この導電性基体を高温の水系溶液中に浸漬さ
せ、この水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切り
乾燥させるようにしたため、水系下で洗浄された導電性
基体の表面に付着している溶液を代替フロン等の溶剤を
用いて置換させる場合における問題はなくなると共に、
この高温の水系溶液中から導電性基体を引き上げて水切
り乾燥させるにあたり、その水切り乾燥を上記の[1]
式に示す条件を満たすようにして行なったため、その
後、この導電性基体上に、少なくともバインダー樹脂と
感光性材料とを溶剤に溶解或いは分散させた感光層用塗
液を塗布して感光層を形成した場合に、形成された感光
層にピンホール状のノイズが発生するということがな
く、また導電性基体における乾燥むらも抑制されて、形
成される感光層に塗布むらや凝集等が生じたりするとい
うことがなくなった。
【0042】この結果、この発明に係る方法で製造され
た電子写真感光体を使用して画像形成を行なった場合、
形成された画像に白黒斑点ノイズ等が発生するというこ
とがなく、良好な画像が安定して得られるようになっ
た。
た電子写真感光体を使用して画像形成を行なった場合、
形成された画像に白黒斑点ノイズ等が発生するというこ
とがなく、良好な画像が安定して得られるようになっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−208942(JP,A) 特開 平2−181159(JP,A) 特開 平3−29959(JP,A) 特開 平2−111955(JP,A) 特開 平1−312554(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 101 G03G 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金で構
成された導電性基体を水系下で洗浄した後、この導電性
基体を水切り乾燥させ、この導電性基体上に、少なくと
もバインダー樹脂と感光性材料とを溶剤に溶解或いは分
散させた感光層用塗液を塗布し、上記導電性基体上に感
光層を形成して電子写真感光体を製造するにあたり、水
系下で洗浄した後の導電性基体を高温の水系溶液中に浸
漬させ、この水系溶液中から導電性基体を引き上げて、
導電性基体を水切り乾燥させるにあたり、この水切り乾
燥を下記の[1]式に示す条件を満たすようにして行な
ったことを特徴とする電子写真感光体の製造方法。 30≦[TL −H・Δω/ρ]≦60 [1] (なお、上記[1]式中において、TL は上記水系溶液
の温度[℃]、Hは上記水系溶液の蒸発潜熱[cal/
g]、Δωは上記導電性基体の単位表面積当りにおいて
蒸発した上記水系溶液の蒸発量[g/cm2 ]、ρは上
記導電性基体の単位表面積当りの比熱[cal/cm2
・℃]を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135897A JP3060598B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真感光体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135897A JP3060598B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真感光体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04335355A JPH04335355A (ja) | 1992-11-24 |
JP3060598B2 true JP3060598B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=15162376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3135897A Expired - Fee Related JP3060598B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真感光体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060598B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3740795B2 (ja) * | 1997-06-26 | 2006-02-01 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 電子写真感光体基体の洗浄方法及び電子写真感光体の製造方法 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3135897A patent/JP3060598B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04335355A (ja) | 1992-11-24 |
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