JP3160200B2 - クローラ式走行車 - Google Patents

クローラ式走行車

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JP3160200B2
JP3160200B2 JP06323296A JP6323296A JP3160200B2 JP 3160200 B2 JP3160200 B2 JP 3160200B2 JP 06323296 A JP06323296 A JP 06323296A JP 6323296 A JP6323296 A JP 6323296A JP 3160200 B2 JP3160200 B2 JP 3160200B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クローラ式下部
走行体を備えたクローラ式走行車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹木を伐採、保持するときの
作業車の一つとして、山林を走行可能なクローラ式下部
走行体を備えたクローラ式走行車が用いられている。ク
ローラ式下部走行体は、クローラベルト(無限軌道)を
有しており、タンブラの起動輪を回転駆動することによ
り、クローラベルトを回転させ、走行するものであり、
山林等の起伏の多い路面等で走行することに適してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
クローラ式走行車では、傾斜の急な路面の走行や、路面
に散在する岩石等を乗り越えるとき等に、クローラ式走
行車全体が傾いて、不安定になり、さらには横転してし
まう可能性があるという問題があった。本発明の課題
は、クローラ式走行車において、傾斜の急な路面等で
も、安定して走行できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、クローラ式下部走行体を備え
たクローラ式走行車において、前記クローラ式下部走行
体と上部搭載体とをそれぞれ回転可能に連結し、前記上
部搭載体の左右両側のそれぞれ前部及び後部に設けら
れ、左右両側の前部及び後部がそれぞれ独立して天地方
向に伸縮することよって、前記上部走行体に対する前記
クローラ式下部走行体の接地位置を、左右に傾斜可能
で、かつ、左右独立して前後に傾斜可能に支持した伸縮
手段と、前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前部及び
後部に設けられ、前記上部搭載体の左右及び前後の傾斜
角度を検出する傾斜検出手段と、前記傾斜検出手段の検
出結果に基づいて、前記伸縮手段の伸縮量を制御する伸
縮量制御手段とを備えることを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、クローラ式下部走行体
を備えたクローラ式走行車において、前記クローラ式下
部走行体と上部搭載体とそれぞれ回転可能に連結し、前
記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前部及び後部に設け
られ、左右両側の前部及び後部がそれぞれ独立して油圧
により天地方向に伸縮することよって、前記上部走行体
に対する前記クローラ式下部走行体の接地位置を、左右
に傾斜可能で、かつ、左右独立して前後に傾斜可能に支
持した油圧シリンダと、各前記油圧シリンダごとに独立
して油の供給を制御し、各前記油圧シリンダを伸縮させ
る油圧回路と、前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前
部及び後部に設けられ、前記上部搭載体の左右及び前後
傾斜角度を検出して、その傾斜角度に応じた信号を出
力する傾斜検出センサと、前記傾斜検出センサの出力信
号に基づいて、傾斜角度を小さくするように各前記油圧
回路の油圧を制御する油圧制御部とを備えることを特徴
とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載のクロ
ーラ式走行車において、前記上部搭載体の前部の左右両
側に設けられ、前記上部搭載体に固定された固定パイ
プ、及び前記固定パイプに少なくとも一部が挿入され前
記固定パイプ内を摺動可能な移動パイプから構成された
支持パイプを備え、前記上部搭載体の前部に配置された
前記油圧シリンダは、前記支持パイプ内に配置され、そ
の両端部がそれぞれ前記支持パイプの前記固定パイプ及
び前記移動パイプに連結されていることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載のクローラ式走行車において、前記油圧回路は、
前記油圧シリンダの第1ポート及び第2ポートとそれぞ
れ接続された第1ポート及び第2ポートを有し、前記傾
斜検出センサの出力信号に応じた量を開放するととも
に、前記油圧シリンダへの油の供給ポートを前記第1ポ
ート又は前記第2ポートに切り換える制御弁と、油タン
クから油を前記制御弁に供給する油圧ポンプとを備える
ことを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項2〜請求項4の
いずれか1項に記載のクローラ式走行車において、前記
クローラ式下部走行体の起動輪の回転駆動を制御する第
2の油圧回路を備え、前記第2の油圧回路は、第1ポー
ト及び第2ポートを有し、前記起動輪を油圧により回転
駆動する油圧モータと、前記油圧モータの前記第1ポー
ト又は前記第2ポートのうち一方のポートに油を供給す
ることにより、前記油圧モータの回転方向を切り換える
方向切換弁と、油タンクから前記方向切換弁に油を供給
する油圧ポンプとを備えることを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、請求項2〜請求項5の
いずれか1項に記載のクローラ式走行車において、前記
油圧制御部は、前記傾斜検出センサによる検出結果に基
づいて、傾斜角度が略0であるときは前記油圧シリンダ
が最長となり、傾斜角度の大きさに応じて前記油圧シリ
ンダが縮むように各前記油圧回路の油圧を制御すること
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
クローラ式走行車(以下単に「走行車」という。)の一
実施形態を示す外観斜視図である。また、図2は、図1
の走行車10の平面図、側面図及び正面図である。先
ず、本実施形態の走行車10の構成について説明する。
走行車10は、いわゆる無端軌道であるクローラベルト
21を有するクローラ式下部走行体(以下単に「下部走
行体」という。)20と、下部走行体20上に搭載され
た上部搭載体30とを備えている。
【0011】クローラベルト21の内面側には、クロー
ラベルト21と係合したタンブラの起動輪22及び遊動
輪23が設けられている。起動輪22及び遊動輪23
は、その外周の中央を盛り上げた中高に形成されてい
る。これにより、傾斜地での接地性を良くすることがで
きる(図6中、A部参照)。油圧シリンダ11(11A
〜11D)は、油圧により伸縮されるものであり、上部
搭載体30の左右両側の前部及び後部に、それぞれ天地
方向に伸縮可能に設けられ、下部走行体20と上部搭載
体30とを連結している。
【0012】また、上部搭載体30の左右両側の前部に
は、それぞれ支持パイプ12が取り付けられている。支
持パイプ12は、上部搭載体30に固定された固定パイ
プ12aと、固定パイプ12a内に少なくとも一部が挿
入され、固定パイプ12a内を摺動可能な移動パイプ1
2bとから構成されている。移動パイプ12bには、シ
ャフト13が溶接されており、このシャフト13が下部
走行体20と係合している。前部の2つの油圧シリンダ
11A、11Cは、支持パイプ12内に配置されてお
り、その上端部及び下端部は、それぞれ固定パイプ12
a及び移動パイプ12bに固定されている。
【0013】すなわち、油圧シリンダ11のうち、後部
側の2つは、下部走行体20と上部搭載体30とを直接
連結しているが、前部側の2つは、支持パイプ12を介
して下部走行体20と上部搭載体30とを連結してい
る。このような構成とするのは、油圧シリンダ11に直
接過負荷が加わることを防止するためである。
【0014】また、上部搭載体30の左右両側の前部及
び後部には、それぞれ傾斜検出センサ(図示せず)が取
り付けられている。傾斜検出センサは、従来より公知の
種々の方式のものを用いることができ、例えば、傾斜に
比例した液面レベルの変化を静電容量の変化として検出
し、電気信号に変換することにより、傾斜角度に比例し
た電流値を出力するものがあげられる。
【0015】図3は、走行車10に実装されている油圧
回路40の一実施形態を示す回路図である。油圧回路4
0は、油圧シリンダ11の伸縮を制御するためのもので
あり、油圧ポンプ41と、分流弁42と、制御弁43等
とから構成されている。油圧ポンプ41は、吸入側から
吐出側に油を押し出して油圧を発生する定容量形の油圧
ポンプであり、それぞれ吸入部及び吐出部となるポート
41a及び41bを有している。油圧ポンプ41には、
例えば歯車ポンプ、ベーンポンプ等が用いられる。
【0016】分流弁42(42A〜42C)は、油圧ポ
ンプ41から供給された油を、各制御弁43に分流して
送出するための弁である。各油圧シリンダ11(11A
〜11D)は、それぞれポート11a及びポート11b
を有し、ポート11aから油が供給されると伸び、ポー
ト11bから油が供給されると縮むように形成されてい
る。制御弁43(43A〜43D)は、制御部(図示せ
ず)の制御により、油の流れ方向を切り換えるととも
に、所定量だけ開放を行う弁である。各制御弁43は、
ポート43a及び43bを有しており、これらはそれぞ
れ油圧シリンダ11のポート11a及び11bと接続さ
れている。
【0017】図4は、走行車10に実装されている油圧
回路50の一実施形態を示す回路図である。油圧回路5
0は、下部走行体20の回転駆動を制御するための油圧
回路であり、油圧ポンプ51と、分流弁52と、方向切
換弁53と、油圧モータ54等とから構成されている。
油圧ポンプ51、分流弁52は、それぞれ上述の油圧ポ
ンプ41、分流弁42と同様のものである。油圧モータ
54(54A、54B)は、油圧ポンプ51から吐出さ
れた油の圧力(油圧)を利用して回転運動を行うモータ
であり、それぞれ油の流入部又は流出部となるポート5
4a及び54bを有している。油圧モータ54は、下部
走行体20の起動輪22と連結されており、起動輪22
を回転駆動させる。
【0018】方向切換弁53は、油圧ポンプ51から供
給された油の流れ方向を切り換えるための弁であり、油
圧モータ54のポート54a及び54bとそれぞれ接続
されたポート53a及び53bを有している。方向切換
弁53の油の流れ方向が切り換えられることにより、油
圧モータ54のポート54aから54bに、又はポート
54bから54aに油が流れ、油圧モータ54の回転方
向が切り換えられる。
【0019】次に、走行車10の動作について説明す
る。先ず、初期状態では、図3において、油圧ポンプ4
1から供給された油は、制御弁43のポート43aから
油圧シリンダ11内に流入する。これにより、各油圧シ
リンダ11は、最長となる。走行車10が平地上にある
ときは、各傾斜検出センサは、傾斜角度が略0である信
号を制御部に伝送する。これにより、制御部は、現在の
油圧シリンダ11の状態を維持する。
【0020】図5は、走行車10がそれぞれ下り坂及び
上り坂を走行しているときの様子を示す側面図である。
先ず、図5(a)のように下り坂を走行するときは、上
部搭載体30に取り付けられた(4つの)傾斜検出セン
サは、走行車10が前方下がりに傾き始めることを検出
する。そして、傾斜角度に相当する電流値を制御部に出
力する。制御部は、これを受けると、上部搭載体30を
水平に保つように油圧回路40を制御する。
【0021】すなわち、制御部は、図3において制御弁
43B及び43Dを制御し、制御弁43B及び43Dの
ポート43bから所定量の油をそれぞれ油圧シリンダ1
1B及び11Dに供給し、左右両側の後部の油圧シリン
ダ11B及び11Dを縮ませるようにする。これによ
り、油圧シリンダ11のうち、前側の油圧シリンダ11
A及び11Cの長さはそのままで、後側の油圧シリンダ
11B及び11Dが所定量縮む。したがって、図5
(a)に示すような状態となり、上部搭載体30の水平
状態が保たれる。一方、図5(b)のように上り坂を走
行するときは、上述と反対に制御され、前側の油圧シリ
ンダ11A及び11Cのみが縮むので、上部搭載体30
の水平状態が保たれる。
【0022】図6は、走行車10がそれぞれ左側上がり
及び右側上がりの傾斜地を走行しているときの様子を示
す正面図である。図6(a)に示すように油圧シリンダ
11A及び11B側が高くなる方向を走行するときは、
傾斜検出センサは、走行車10が左側上がり(図中、右
側上がり)に傾き始めることを検出する。そして、傾斜
角度に相当する電流値を制御部に出力する。制御部は、
これを受けると、上部搭載体30を水平に保つように油
圧回路40を制御する。
【0023】すなわち、制御部は、図3において制御弁
43A及び43Bを制御し、制御弁43A及び43Bの
ポート43bから所定量の油をそれぞれ油圧シリンダ1
1A及び11Bに供給し、左側の前部及び後部の油圧シ
リンダ11A及び11Bを縮ませるようにする。これに
より、油圧シリンダ11のうち、右側の油圧シリンダ1
1C及び11Dの長さはそのままで、左側の油圧シリン
ダ11A及び11Bが所定量縮む。したがって、図6
(a)に示すような状態となり、上部搭載体30の水平
状態が保たれる。一方、図6(b)のように走行車10
が右側上がり(図中、左側上がり)の傾斜面を走行する
ときは、上述と反対に制御され、右側の油圧シリンダ1
1C及び11Dのみが縮むので、上部搭載体30の水平
状態が保たれる。
【0024】さらに、図5に示す油圧シリンダ11の制
御と、図6に示す油圧シリンダ11の制御とを組み合わ
せて行えば、走行車10の走行方向に対して路面の傾斜
方向がいずれの方向であっても、上部搭載体30を水平
に保つことができる。
【0025】図7〜図9は、左側の下部走行体20が障
害物(路面に散在する岩石等;図中、斜線部)を乗り越
えるときの様子を示す側面図である。先ず、図7に示す
ように、左側の下部走行体20が障害物に乗り上がり始
めたときは、傾斜検出センサは、左側前方上がりに上部
搭載体30が傾斜し始めたことを検出する。この検出に
より、制御部は、左側前部の油圧シリンダ11Aを縮ま
せるように油圧回路40を制御する。この制御により、
油圧シリンダ11Aのみがその傾斜角度に応じた量だけ
縮むので、上部搭載体30は水平に保たれる。
【0026】この状態から走行車10が図中矢印方向
(左方向)に進行すると、図8に示すように、左側の下
部走行体20は完全に障害物上に乗り上がる。このとき
は、傾斜検出センサは、図7の左側前方上がりから、次
第に左側上がりに傾斜していることを検出する。これに
対応して、制御部は、左側後部の油圧シリンダ11Bを
縮ませるように油圧回路40を制御する。この制御によ
り、油圧シリンダ11Aと11Bとがその傾斜角度に応
じた量だけ縮むので、上部搭載体30は、水平に保たれ
る。
【0027】さらに走行車10が図中矢印方向に進行す
ると、図9に示すように、左側の下部走行体20は、前
方から着地するようになる。このときは、傾斜検出セン
サは、走行車10が図8の左側上がりから次第に左側後
方上がりに傾斜していることを検出する。これに対応し
て、制御部は、左側前部の油圧シリンダ11Aを伸ばす
ように油圧回路40を制御する。この制御により、油圧
シリンダ11Aがその傾斜角度に応じた量だけ伸びるの
で、上部搭載体30は、水平に保たれる。その後、さら
に走行車10が進行すると、制御部は、傾斜検出センサ
の検出結果に基づいて、左側後部の油圧シリンダ11B
を伸ばすように油圧回路40を制御する。
【0028】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で以下のような種々の変形が可能であ
る。 (1)油圧シリンダ11は、制御部の自動制御により行
ったが、手動操作によって伸縮可能にしても良い。 (2)走行車10の走行は、一般にはリモコン操作によ
るものであるが、上部搭載体30に運転席を設けて運転
できるようにしても良い。 (3)走行車10にウインチを連結して、走行車10の
走行を補助するようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、傾斜の急な路面の走行
や、路面に散在する岩石等を乗り越えるとき等に、上部
搭載体を水平に保つことができる。これにより、クロー
ラ式走行車の横転等を防止し、安定して走行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクローラ式走行車の一実施形態を
示す外観斜視図である。
【図2】図1の走行車10の平面図、側面図及び正面図
である。
【図3】走行車10に実装されている油圧回路40の一
実施形態を示す回路図である。
【図4】走行車10に実装されている油圧回路50の一
実施形態を示す回路図である。
【図5】走行車10がそれぞれ下り坂及び上り坂を走行
しているときの様子を示す側面図である。
【図6】走行車10がそれぞれ左側上がり及び右側上が
りの傾斜地を走行しているときの様子を示す正面図であ
る。
【図7】左側の下部走行体20が障害物を乗り越えると
きの様子を示す側面図である。
【図8】図7の状態からさらに走行車10が走行したと
きの様子を示す側面図である。
【図9】図8の状態からさらに走行車10が走行したと
きの様子を示す側面図である。
【符号の説明】
10 クローラ式走行車 11 油圧シリンダ 12 支持パイプ 12a 固定パイプ 12b 移動パイプ 13 シャフト 20 下部走行体 30 上部搭載体 40 油圧回路 50 油圧回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−1586(JP,A) 特開 平4−325384(JP,A) 特開 平4−353128(JP,A) 実開 昭61−139877(JP,U) 実開 昭63−165232(JP,U) 実開 昭49−50930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/116

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラ式下部走行体を備えたクローラ式
    走行車において、 前記クローラ式下部走行体と上部搭載体とをそれぞれ回
    転可能に連結し、前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ
    前部及び後部に設けられ、左右両側の前部及び後部がそ
    れぞれ独立して天地方向に伸縮することよって、前記上
    部走行体に対する前記クローラ式下部走行体の接地位置
    を、左右に傾斜可能で、かつ、左右独立して前後に傾斜
    可能に支持した伸縮手段と、 前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前部及び後部に設
    けられ、前記上部搭載体の左右及び前後の傾斜角度を検
    出する傾斜検出手段と、 前記傾斜検出手段の検出結果に基づいて、前記伸縮手段
    の伸縮量を制御する伸縮量制御手段とを備えることを特
    徴とするクローラ式走行車。
  2. 【請求項2】クローラ式下部走行体を備えたクローラ式
    走行車において、 前記クローラ式下部走行体と上部搭載体とそれぞれ回転
    可能に連結し、前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前
    部及び後部に設けられ、左右両側の前部及び後部がそれ
    ぞれ独立して油圧により天地方向に伸縮することよっ
    て、前記上部走行体に対する前記クローラ式下部走行体
    の接地位置を、左右に傾斜可能で、かつ、左右独立して
    前後に傾斜可能に支持した油圧シリンダと、 各前記油圧シリンダごとに独立して油の供給を制御し、
    各前記油圧シリンダを伸縮させる油圧回路と、 前記上部搭載体の左右両側のそれぞれ前部及び後部に設
    けられ、前記上部搭載体の左右及び前後の傾斜角度を検
    出して、その傾斜角度に応じた信号を出力する傾斜検出
    センサと、 前記傾斜検出センサの出力信号に基づいて、傾斜角度を
    小さくするように各前記油圧回路の油圧を制御する油圧
    制御部とを備えることを特徴とするクローラ式走行車。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のクローラ式走行車にお
    いて、 前記上部搭載体の前部の左右両側に設けられ、前記上部
    搭載体に固定された固定パイプ、及び前記固定パイプに
    少なくとも一部が挿入され前記固定パイプ内を摺動可能
    な移動パイプから構成された支持パイプを備え、 前記上部搭載体の前部に配置された前記油圧シリンダ
    は、前記支持パイプ内に配置され、その両端部がそれぞ
    れ前記支持パイプの前記固定パイプ及び前記移動パイプ
    に連結されていることを特徴とするクローラ式走行車。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のクローラ
    式走行車において、 前記油圧回路は、 前記油圧シリンダの第1ポート及び第2ポートとそれぞ
    れ接続された第1ポート及び第2ポートを有し、前記傾
    斜検出センサの出力信号に応じた量を開放するととも
    に、前記油圧シリンダへの油の供給ポートを前記第1ポ
    ート又は前記第2ポートに切り換える制御弁と、 油タンクから油を前記制御弁に供給する油圧ポンプとを
    備えることを特徴とするクローラ式走行車。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記
    載のクローラ式走行車において、 前記クローラ式下部走行体の起動輪の回転駆動を制御す
    る第2の油圧回路を備え、 前記第2の油圧回路は、 第1ポート及び第2ポートを有し、前記起動輪を油圧に
    より回転駆動する油圧モータと、 前記油圧モータの前記第1ポート又は前記第2ポートの
    うち一方のポートに油を供給することにより、前記油圧
    モータの回転方向を切り換える方向切換弁と、 油タンクから前記方向切換弁に油を供給する油圧ポンプ
    とを備えることを特徴とするクローラ式走行車。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項5のいずれか1項に記
    載のクローラ式走行車において、 前記油圧制御部は、 前記傾斜検出センサによる検出結果に基づいて、傾斜角
    度が略0であるときは前記油圧シリンダが最長となり、
    傾斜角度の大きさに応じて前記油圧シリンダが縮むよう
    に各前記油圧回路の油圧を制御することを特徴とするク
    ローラ式走行車。
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