JP2007022233A - クローラ式移動体 - Google Patents

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健 一柳
Kenichi Nakazato
謙一 中里
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Abstract

【課題】 走行路上の倒木や階段状の構造物などの障害物を乗り越える機能を新たに設け、作業車両や搬器の移動手段としてさらに用途の拡大を図る。
【解決手段】 移動体フレーム10の両側に対にして、垂直方向に向けて略三角形状に配置された上部の駆動輪(201)及び下部の複数の転輪とこれら駆動輪と転輪との間に略三角形状に巻き掛けられたクローラとを有する走行クローラ20を備え、各種駆動形式により駆動するクローラ式移動体において、各走行クローラ20を上部の駆動輪201の回転軸を傾動中心として垂直方向に傾動する走行クローラ傾動装置30を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業車両や搬器の移動手段として使用するクローラ式移動体に関する。
従前、本願発明者は、特許文献1により、作業車両に使用するクローラ式移動体を提案している。この特許文献1によると、クローラ式移動体(作業車両)は、移動体フレーム(機体)の四隅にそれぞれ、走行クローラ(クローラ式走行装置)を備え、自走式に構成されている。このクローラ式移動体の特徴は、各走行クローラの接地面積が広いため、安定した走行が可能になっている。また、駆動方式は4WD(4輪駆動形式)が採用されているため、作業箇所の周辺の路面状態によってスリップした走行クローラがあっても、走行に不都合を生じる虞がない。さらに、ステアリングに4WS(4輪操舵形式)が採用されており、前後輪の操舵方向を逆に制御することにより作業車両の回転半径を極めて小さくして、作業範囲を小さくすることができる。
特開2000−160509公報
しかしながら、先に提案したクローラ式移動体では、4つの走行クローラと、その4輪駆動形式及び4輪操舵形式とにより、あらゆる地形に対応した走行性能を持たせているものの、その走行路上に倒木や階段状の構造物などの障害物があった場合に、この障害物を乗り越える機能がなく、このような条件付きのフィールドに対応できないという問題がある。
本発明は、先に提案したクローラ式移動体を改良するもので、このクローラ式移動体において、走行路上の倒木や階段状の構造物などの障害物を乗り越える機能を新たに設け、作業車両や搬器の移動手段としてさらに用途の拡大を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のクローラ式移動体は、移動体フレームの両側に対にして、垂直方向に向けて略三角形状に配置された上部の駆動輪及び下部の複数の転輪とこれら駆動輪と転輪との間に略三角形状に巻き掛けられたクローラとを有する走行クローラを備え、各種駆動形式により駆動するクローラ式移動体において、前記各走行クローラを前記上部の駆動輪の回転軸を傾動中心として垂直方向に傾動する走行クローラ傾動装置を備えたことを要旨とする。
また、本発明は次のように具体化される。第1に、移動体フレームに各走行クローラの上部を跨ぐ支持部材を備え、前記各支持部材に前記各走行クローラは駆動輪の回転軸と同軸上で傾動可能に支持され、走行クローラ傾動装置は、前記走行クローラごとにその側方に配置され、一端を前記駆動輪の上方で前記支持部材に垂直方向に傾動可能に軸支され、他端を最前方位置の転輪の回転軸と同軸上に垂直方向に傾動可能に軸支されたシリンダと、その駆動装置とにより構成される。第2に、各走行クローラは複数の転輪が水平方向に一列に配列された前輪、中間輪、及び後輪からなり、駆動輪と前記前輪との間隔を前記駆動輪と前記後輪との間隔よりも長くした配置構成を採る。第3に、各走行クローラは各別に駆動される形式に構成される。第4に、各走行クローラは各別に操舵される形式に構成される。第5に、各走行クローラは最大操舵角度90度に構成される。第6に、各走行クローラは静油圧式無段階変速装置(HSТ)により無段階変速方式に構成される。
本発明のクローラ式移動体は、上記各構成により、走行路上に倒木や階段状の構造物などの障害物があってもそれを乗り越えることができ、作業車両や搬器の移動手段としてさらに用途の拡大を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図を用いて説明する。図1において、クローラ式移動体1は、移動体フレーム10の前後に、(左右)両側に対にして、走行クローラ20を備え、これら走行クローラ20が各種駆動形式により駆動される自走式の構成になっている。
移動体フレーム10上には、内燃機関と、走行用トランスミッションとして、ポンプとモータを組み合わせた静油圧式無段階変速装置(Hydro Static Transmission)が搭載される。図1に示すように、移動体フレーム10にはエンジン11、このエンジン11により駆動される走行駆動用ポンプ12およびアクチュエータ駆動用ポンプ13が搭載されるとともに、補機14やウェイト15がエンジン11と均衡すべく、振分けて設置される。図2に示すように、エンジン11によって、Vベルト等を介して前部側の走行クローラ20F用の走行駆動用ポンプ12F、後部側の走行クローラ20R用の走行駆動用ポンプ12R、油吸上ポンプ16およびアクチュエータ用ポンプ17が回転駆動される。これらのポンプは二連斜板ポンプと二連ギヤポンプとを併置したもの等が採用され、斜板の傾斜角度の選定によって送油量すなわち走行速度の無段階微調整が可能である。油吸上ポンプ16により油タンクТから吸い上げられた油は、前部側の走行クローラ20F及び後部側の走行クローラ20Rの前進用あるいは後進用の逆止弁18Fあるいは18Rおよび前進用あるいは後進用のリリーフ弁19Fあるいは19Rを通じて調圧されて、前部側の走行クローラ20F用の走行駆動用ポンプ12F、後部側の走行クローラ20R用の走行駆動用ポンプ12Rにより、各走行クローラ20F、20Rにおける各駆動用油圧モータ21F、21Rがそれぞれ回転駆動される。このようにして各走行クローラ20F、20Rの駆動は、あらゆる速度に対応して最大トルクを発生する回転数を維持した無段変速を可能にする。このように走行クローラ20F、20Rの駆動がHSTによりなされるように構成されるので、このクローラ式移動体1が作業車両として利用される場合に、あらゆる速度に適応させて路面作業を走行速度と作業機械の挙動に整合させて最大トルクを発生させる回転数を維持することができる。
4つの走行クローラ20F、20Rはそれぞれ、図3に示すように、クローラフレーム22上に上部の駆動輪201及び下部の複数の転輪202、203、204が垂直方向に向けて略三角形状に配置され、これら駆動輪201と転輪202、203、204との間に無端状のゴムクローラ205が略三角形状に巻き掛けられて組み立てられる。この場合、特に、複数の転輪202〜204が水平方向に一列に配列された前輪202、中間輪203、及び後輪204からなり、駆動輪201と前輪202との間隔を駆動輪201と後輪204との間隔よりも長くした配置構成で、ゴムクローラ205の接地面が前輪201方向に長く延ばし出される。このゴムクローラ205を装備した走行クローラ20で設置面積を広くして、優れた安定性を発揮することができる。
駆動方式は各走行クローラ20が各別に駆動される4WD(4輪駆動形式)が採用され、ステアリングは各走行クローラ20が各別に操舵される4WS(4輪操舵形式)が採用される。図1及び図4に示すように、各走行クローラ20は、移動体フレーム10の前部及び後部(図示省略)の前後に垂設された一対の支持ブラケット23、23間に移動体フレーム10の中心前後方向に延びる走行クローラフレーム支軸24に軸支された走行クローラフレーム25により、走行クローラフレーム支軸24の周りで揺動可能に構成される。走行クローラフレーム25の左右両端部にそれぞれキングピン26が鉛直方向に設けられ、キングピン26を介して、ナックルアーム27が軸支される。これらのナックルアーム27にそれぞれ各別に駆動される駆動用油圧モータ21F、21Rが設置され、これらの駆動用油圧モータ21F、21Rにそれぞれ、図2に示すように、各走行クローラ20の駆動輪201が減速装置28F、28Rを介して装着される。このようにして移動体フレーム10の前部及び後部の左右両側に各走行クローラ20F、20Rが、各別に回転駆動力が伝達される4輪駆動形式に構成される。また、図4に示すように、左右のナックルアーム27にはそれぞれ操舵ロッド29の端部が軸支され、これらの他端部同士は連携されて同期操作される。この操舵29の直線的な移動によって、ナックルアーム27すなわち駆動用油圧モータ21F、21Rに装着された走行クローラ20F、20Rがキングピン26を中心として矢印の方向に操舵される。図5に、この操舵機構によって、各走行クローラ20F、20Rを操舵する様子を示している。ここで、直線走行時の各走行クローラ20F、20Rを実線で示し、左前方(図面右下)へ操舵した状態を1点鎖線で示し、操舵ロッド29を移動体フレーム10外方へ移動させて各走行クローラ20F、20Rを右前方(図面左下)へ移動し、ついには走行クローラ20の操舵角度を最大90°まで操舵した状態を2点鎖線で示している。このようにして移動体フレーム10の前部及び後部の左右両側に各走行クローラ20F、20Rは4輪操舵形式に構成される。この4WSにより、前部側の各走行クローラ20Fと後部側の各走行クローラ20Rとを同方向、同角度に操舵することによって、移動体フレーム10の向きを変えずに斜め前(又は後)への移動が可能となる。さらに前部側及び後部側の各走行クローラ20F、20Rが共に右方向に90度、左方向に30度の操舵範囲を持つので、移動体フレーム10を真横移動させることも可能である。この4輪操舵形式により、作業性の向上、作業エリアの縮小、移動時間の短縮などの利点がある。
各走行クローラ20にはまた、段差突破機構を備える。これは各走行クローラ20が各別に、上部の駆動輪201の回転軸を傾動中心として垂直方向に傾動される走行クローラ傾動装置30として具体化される。この場合、図6に示すように、移動体フレーム10に、各キングピン26の頂部から各走行クローラ20の上部を跨ぎ、上部の駆動輪201の回転軸まで延びる略逆L字形の支持ブラケット31が取り付けられ、これらの支持ブラケット31に支軸32(図3参照)を介して、各走行クローラ20が駆動輪201の回転軸と同軸上で垂直方向に傾動可能に支持される。これに併せて、各走行クローラ20の駆動輪201の上方で各支持ブラケット31の上部角部付近に軸受部材33が取り付けられ、各走行クローラ20の最前方位置の転輪(前輪)202の回転軸と同軸上に軸受部材34が取り付けられる。走行クローラ傾動装置30は、走行クローラ20ごとにその外側方に配置される油圧シリンダ35と、その駆動装置とにより構成される。各油圧シリンダ35はシリンダ351側一端の取付部361を支持ブラケット31上部の軸受部材33に軸を介して垂直方向に傾動可能に軸支され、ピストン352が伸縮量の中立点まで伸ばされてピストン352側他端の取付部362を前輪202の軸受部材34に軸を介して垂直方向に傾動可能に軸支される。これらの油圧シリンダ35は駆動装置の油圧ポンプ13に接続される。
この段差突破機構は油圧シリンダ35で走行クローラ20を持ち上げることで障害物を乗り越える仕組みであり、段差前で油圧シリンダ35のピストン352を中立点(図7)から収縮することにより、走行クローラ20の設置面を水平な状態から、図8に示すように、最前方の転輪(前輪)202を上方に傾動する動き(走行クローラ20の先端を上げる動作)、段差の上に走行クローラ20を乗せてから、油圧シリンダ35のピストン352を少し伸長して前輪202を段差に押し付ける動き(走行クローラ20の乗上踏み込み動作)、段差上でピストン352をさらに中立点まで伸長して、図9に示すように、走行クローラ20の設置面を水平方向に向けて走行クローラ20の姿勢を保持する動き(走行クローラ20の姿勢保持動作)、また、段差から下方へピストン352を中立点からまたさらに伸長して、図10に示すように、前輪202を下方に傾動する動き、すなわち前輪202を段差から下ろす動き(走行クローラ20の先端を下げる動作)、そしてこの下ろす動きからピストン352を伸縮して前輪202の着地時の衝撃を緩和する動き(走行クローラ20の衝撃緩和動作)又は前輪202を着地面に押し付ける動き(走行クローラの着地踏み込み動作)、段差を乗り越えた後、油圧シリンダ35のピストン352を中立点に収縮することにより、前輪202を上方に傾動し、走行クローラ20の設置面を通常の水平な状態に戻す動き(走行クローラ20の通常姿勢保持動作)を、障害物を乗り越える基本的な動きとして備える。これらの基本的な動きと走行クローラ20の持つ推進力(HSTの制御による前進又は後退と停止)とを選択的に組み合わせた制御方式によって、走行路上の倒木や階段状の構造物を乗り越え、また、斜面を走行する。
倒木を乗り越える場合、まず、倒木に接近したときに、前部側の各走行クローラ20Fの先端を上げる動作により、前部側の各走行クローラ20Fの先端を持ち上げる。このとき、後部側の各走行クローラ20Rを通常の姿勢に維持する。前部側の各走行クローラ20Fを倒木の上に乗せたときに、各走行クローラ20Fの乗上踏み込み動作により、各走行クローラ20Fを踏み込みながら、倒木の上に乗り上げる。このとき、後部側の各走行クローラ20Rを引き続き通常の姿勢に維持する。倒木上で前部側の各走行クローラ20Fの姿勢保持動作により、各走行クローラ20Fの姿勢を保持してから、各走行クローラ20Fの先端を下げる動作により、各走行クローラ20Fの先端を倒木から下ろしていく。そして、前部側の各走行クローラ20Fの衝撃緩和動作により、各走行クローラ20Fの着地時の衝撃を緩和する。倒木を乗り越えたところで、前部側の各走行クローラ20Fの通常姿勢保持動作により、各走行クローラ20Fの設置面を通常の水平な状態に戻す。このとき、後部側の各走行クローラ20Rの先端を上げる動作により、各走行クローラ20Rの先端を持ち上げて、同様の動きを繰り返す。この倒木を乗り越える動作では、特に、走行クローラ20を倒木の上に乗せたときに走行クローラ20の倒木を踏み込む動作により、倒木に対して加重を垂直に加えることができ、これが倒木を押える作用となって、走行クローラ20が倒木を回転させることなく確実に乗り越えることができる。
階段を昇降する場合、まず、階段に接近したときに、前部側の各走行クローラ20Fの先端を上げる動作により、前部側の各走行クローラ20Fの先端を持ち上げる。このとき、後部側の各走行クローラ20Rを通常の姿勢に維持する。前部側の各走行クローラ20Fを段差の上に乗せたときに、各走行クローラ20Fの乗上踏み込み動作により、各走行クローラ20Fを踏み込み、走行クローラ20を階段の段差に合わせて押し付けながら、段差を登る。このとき、後部側の各走行クローラ20Rを引き続き通常の姿勢に維持する。前部側の各走行クローラ20Fが階段を登り終えた後、前部側の各走行クローラ20Fの姿勢保持動作により、各走行クローラ20Fの姿勢を保持してから、後部側の各走行クローラ20Rの先端を持ち上げて、同様の動きを繰り返す。このようにして全走行クローラ20F、20Rが階段を登り終える。階段を降りるときは、前部側の各走行クローラ20Fの先端を下げる動作により、各走行クローラ20Fの先端を1段ずつ下ろしていく。この場合、階段を1段降りるごとに、前部側の各走行クローラ20Fの衝撃緩和動作により各走行クローラ20Fの着地時の衝撃を緩和し、さらに各走行クローラ20Fの通常姿勢保持動作により、各走行クローラ20Fの設置面を通常の水平な状態に戻す。続いて、後部側の各走行クローラ20Rを同様にして階段から降ろす。この階段を昇降する動作では、階段を登る場合、走行クローラ20を階段の段差に合わせて押し付けるので、走行クローラ20が階段を滑ることなく、円滑に登ることができる。また、階段を降りる場合、走行クローラ20の衝撃緩和動作により各走行クローラ20の着地時の衝撃を緩和するので、段差を降りる際の衝撃による回転軸への負荷を避けることができ、また、走行クローラ20の通常姿勢保持動作により、走行クローラ20の設置面を通常の水平な状態に戻すので、走行クローラ20が階段から滑り落ちるのを防止することができる。
斜面を走行する場合、各走行クローラ20の踏み込み動作により、各走行クローラ20の先端を斜面に押し付けて走行する。このようにすることで、各走行クローラ20の先端の浮きを防止して、各走行クローラ20を円滑に走行させることができる。
以上説明したように、このクローラ式移動体1によれば、各走行クローラ20を上部の駆動輪201の回転軸を傾動中心として垂直方向に傾動する走行クローラ傾動装置30を設けたので、走行路上に倒木や階段状の構造物などの障害物があっても、それを乗り越えることができ、あらゆる地形の作業フィールドに対応させることができる。
特に、この走行クローラ傾動装置30の場合、移動体フレーム10に各走行クローラ20の上部を跨ぐ支持ブラケット31を設け、各支持ブラケット31に各走行クローラ20を駆動輪201の回転軸と同軸上で傾動可能に支持して、走行クローラ20ごとにその側方に油圧シリンダ35を配置し、一端を駆動輪201の上方で支持ブラケット31に垂直方向に傾動可能に軸支し、他端を最前方位置の転輪202の回転軸と同軸上に垂直方向に傾動可能に軸支して、油圧ポンプにより駆動するので、クローラ式移動体1に走行クローラ傾動装置30を簡易な構成で、低コストに併設することができる。また、各走行クローラ20を、複数の転輪202、203、204を水平方向に一列に配列した前輪202、中間輪203、及び後輪204により構成し、駆動輪201と前輪202との間隔を駆動輪201と後輪204との間隔よりも長くしているので、既述のとおり、各走行クローラ20の傾動作を効果的に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、油圧ポンプ、ステアリング、走行クローラ傾動装置に図示されない制御手段が設けられ、当該各部が操作者のコントローラにより駆動されるものとしている。この場合、無線システムを併せて組み込み、無線で遠隔操作を行うことが好ましい。
本発明の一実施の形態におけるクローラ式移動体の側面断面図 同クローラ式移動体の平面断面図 同クローラ式移動体に採用される走行クローラの側面図 (A)同クローラ式移動体に採用される駆動形式及び操舵形式の構成を示す平面図 (B)同クローラ式移動体に採用される駆動形式及び操舵形式の構成を示す正面図 同クローラ式移動体に採用される駆動形式及び操舵形式による走行クローラの動作例を示す平面図 同クローラ式移動体に採用される段差突破機構の正面図 同クローラ式移動体に採用される段差突破機構の中立状態を示す側面図 同クローラ式移動体に採用される段差突破機構の走行クローラの先端を上げる動作を示す側面図 同クローラ式移動体に採用される段差突破機構の走行クローラの姿勢保持動作を示す側面図 同クローラ式移動体に採用される段差突破機構の走行クローラの先端を下げる動作を示す側面図
符号の説明
1 クローラ式移動体
10 移動体フレーム
11 エンジン
12 走行駆動用ポンプ
12F 走行駆動用ポンプ
12R 走行駆動用ポンプ
13 アクチュエータ駆動用ポンプ
14 補機
15 ウェイト
16 油吸上ポンプ
17 アクチュエータ用ポンプ
Т 油タンク
18F 逆止弁
18R 逆止弁
19F リリーフ弁
19R リリーフ弁
20 走行クローラ
20F 前部側の走行クローラ
20R 後部側の走行クローラ
201 駆動輪
202 前輪(転輪)
203 中間輪(転輪)
204 後輪(転輪)
205 ゴムクローラ
21F 駆動用油圧モータ
21R 駆動用油圧モータ
22 クローラフレーム
23 支持ブラケット
24 支持クローラフレーム支軸
25 支持クローラフレーム
26 キングピン
27 ナックルアーム
28F 減速装置
28R 減速装置
29 操舵ロッド
30 走行クローラ傾動装置
31 支持ブラケット
32 支軸
33 軸受部材
34 軸受部材
35 油圧シリンダ
351 シリンダ
352 ピストン
361 取付部
362 取付部

Claims (7)

  1. 移動体フレームの両側に対にして、垂直方向に向けて略三角形状に配置された上部の駆動輪及び下部の複数の転輪とこれら駆動輪と転輪との間に略三角形状に巻き掛けられたクローラとを有する走行クローラを備え、各種駆動形式により駆動するクローラ式移動体において、
    前記各走行クローラを前記上部の駆動輪の回転軸を傾動中心として垂直方向に傾動する走行クローラ傾動装置を備えたことを特徴とするクローラ式移動体。
  2. 移動体フレームに各走行クローラの上部を跨ぐ支持部材を備え、前記各支持部材に前記各走行クローラは駆動輪の回転軸と同軸上で傾動可能に支持され、走行クローラ傾動装置は、前記走行クローラごとにその側方に配置され、一端を前記駆動輪の上方で前記支持部材に垂直方向に傾動可能に軸支され、他端を最前方位置の転輪の回転軸と同軸上に垂直方向に傾動可能に軸支されたシリンダと、その駆動装置とにより構成される請求項1に記載のクローラ式移動体。
  3. 各走行クローラは複数の転輪が水平方向に一列に配列された前輪、中間輪、及び後輪からなり、駆動輪と前記前輪との間隔を前記駆動輪と前記後輪との間隔よりも長くした配置構成を採る請求項1又は2に記載のクローラ式移動体。
  4. 各走行クローラは各別に駆動される形式に構成される請求項1乃至3のいずれかに記載のクローラ式移動体。
  5. 各走行クローラは各別に操舵される形式に構成される請求項1乃至4のいずれかに記載のクローラ式移動体。
  6. 各走行クローラは最大操舵角度90度に構成される請求項5に記載のクローラ式移動体。
  7. 各走行クローラは静油圧式無段階変速装置(HSТ)により無段階変速方式に構成される請求項1乃至6のいずれかに記載のクローラ式移動体。
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