JP3159656B2 - ラゲージフロアトリム - Google Patents

ラゲージフロアトリム

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JP3159656B2 JP27825096A JP27825096A JP3159656B2 JP 3159656 B2 JP3159656 B2 JP 3159656B2 JP 27825096 A JP27825096 A JP 27825096A JP 27825096 A JP27825096 A JP 27825096A JP 3159656 B2 JP3159656 B2 JP 3159656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラゲージルーム
内のフロアパネル上に設置されるラゲージフロアトリム
に係り、特に、トリムの回動操作時に使用するストラッ
プテープの抜け止めを防止したラゲージフロアトリムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、RV車等では、リヤシート後方
の後部荷物室(以下、ラゲージルームという)が比較的
広く設定されており、大型の荷物類を多く搭載できるよ
うになっている。
【0003】図6は、RV車のラゲージ空間を示すもの
で、ラゲージルームの後部側は、中央にラゲージフロア
トリム1、その後縁に設置されるリヤプレート2、両者
の左右側に設置されるホイルハウスリヤ3等の内装トリ
ムが装着されており、ラゲージルーム内の美観向上並び
に搭載荷物の保護を図るようにしている。
【0004】ところで、ラゲージルーム内に大型の荷物
を搭載できるように、通常、ラゲージフロアトリム1
は、センターメンバー1aの両側にサブメンバー1bが
回動自在に装着されるという分割構造をとっており、例
えば、ラゲージフロアトリム1を開閉して、フロアパネ
ルとの間のスペアタイヤの交換を行なう際には、両側の
サブメンバー1bを境界ラインを基にセンターメンバー
1a上に折返し操作した後、センターメンバー1aを開
閉、あるいは取り外すという操作を行なっている。
【0005】また、ラゲージフロアトリム1上に多くの
荷物を搭載する関係で、通常、二重芯材構造を採用して
いるとともに、サブメンバー1bの開閉操作時、使用の
便宜を図るためにサブメンバー1bの回動端側にストラ
ップテープ4が設置されている。
【0006】上記ラゲージフロアトリム1の構成並びに
ストラップテープ4の取り付けについては、図7に示す
ように、ラゲージフロアトリム1は、センターメンバー
1a並びにサブメンバー1bとも、上部芯材5と下部芯
材6との二重芯材の表面側に表皮材7を貼着して構成さ
れており、上部芯材5と下部芯材6との結合は、成形性
の優れた下部芯材6に取付用ボス6aを設けておき、上
部芯材5の取付孔5aにこの取付用ボス6aを合わせた
後、ビス8を締め付けて行なわれる。
【0007】また、ストラップテープ4は、端部同士を
重ねてループ状態にして、その端部を下部芯材6の裏面
側に突設した取付用ボス6b内に合わせてビス4aを締
付固定して取り付けられており、二重芯材5,6及び表
皮材7に設けた挿通孔9を通じてルーム側に臨むように
引き出されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、ラゲージ
フロアトリム1におけるサブメンバー1bは、その回動
端側にストラップテープ4が設置されているが、挿通孔
9を通じてストラップテープ4を室内側に引き出す作業
を考慮して、この挿通孔9を比較的大きく形成してお
り、そのため、図7中点線で示すように、ストラップテ
ープ4が挿通孔9を通じて裏面側に抜け落ちるという不
具合が指摘されており、また、この挿通孔9を通じてパ
ネル内面が露出して、意匠性を損なうという欠点が同時
に指摘されている。
【0009】従って、従来のストラップテープ4取付部
分の構成においては、操作性並びに外観意匠性において
改善の余地があった。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、センターメンバーの両側にサブメンバーを
回動可能に設置してなるラゲージフロアトリムにおい
て、サブメンバーの開閉操作の際使用するストラップテ
ープの裏面側への抜け落ちを確実に防止して、使い勝手
を高めるとともに、ストラップテープ取付部分の見栄え
を向上させて、意匠性を高めることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上部芯材と下部芯材とからなる二重芯材
の表面側に表皮材を貼着し、ラゲージルームのフロアパ
ネル面に添設されるとともに、センターメンバーの両側
にサブメンバーを回動自在に装着して構成されるラゲー
ジフロアトリムにおいて、前記サブメンバーの回動端側
に設置されるストラップテープの挿通部は、上部芯材の
挿通孔内に下部芯材に一体に設けたエンボス凸部が嵌合
され、このエンボス凸部に設けた幅狭の挿通孔を通じて
室内側にストラップテープが引き出されていることを特
徴とする。
【0012】ここで、ラゲージフロアトリムの芯部は、
二重芯材構造が採用されており、上部芯材と下部芯材と
が連結固定されている。
【0013】まず、上部芯材としては、適度な剛性を備
えたフラット状のもので、複合樹脂板,繊維板等から適
宜選択されて良く、コスト,強度等を考慮すれば、フィ
ラーを混入したポリプロピレン樹脂板が好ましく、コー
ルドプレス成形により所望のフラット形状に成形されて
いる。
【0014】一方、下部芯材としては、周縁にフランジ
部形成され、所定箇所にリブを備えた取付用ボスを立設
することが好ましいことから、PP,ABS樹脂等の熱
可塑性樹脂を射出成形、あるいはモールドプレス成形す
ることにより所要形状に成形されている。
【0015】そして、上部芯材と下部芯材との連結構造
は、下部芯材の周縁部に沿うフランジ上に上部芯材の端
縁部分を載置するとともに、上部芯材の取付孔内に下部
芯材の取付用ボス先端部分を差し込んだ後、上部芯材の
表面側からビスを取付用ボス内に締付固定することによ
り、上部芯材と下部芯材とが強固に連結される。
【0016】尚、ラゲージフロアトリムの表面をフラッ
ト状に規制するために、上部芯材と下部芯材とを連結す
るビスの頭部は薄い円盤状のものを使用する。
【0017】次に、上述した二重芯材の表面を被覆する
表皮材としては、カーペット,クロス,不織布,樹脂シ
ート,樹脂シート裏面にクッション材を裏打ちした積層
樹脂シート等の使用が可能であり、これら表皮材は上部
芯材の外形状よりやや大きめにトリムされ、上部芯材の
表面に接着剤を介して接着固定されるとともに、表皮材
の外周縁部を下側に折り返し、上部芯材の裏面、あるい
は下部芯材のフランジ表面に接着止めすれば良い。
【0018】更に、本発明においては、ラゲージルーム
内の比較的広面積のフロア面を有効に被覆して、かつ、
スペアタイヤ交換時等、ラゲージフロアトリムの開閉操
作、取外し操作を円滑に行なうために、センターメンバ
ーの両側にサブメンバーが回動可能に設置された分割構
造をとっている。
【0019】そして、センターメンバーとサブメンバー
との境界部分は直線状のヒンジ部として設定されている
とともに、サブメンバーの回動端側には操作の便宜を考
慮して、ナイロンテープ等のストラップテープが設置さ
れている。
【0020】上記ストラップテープの取付構造として
は、樹脂シート片や布片等の端縁部分を重ね合わせて、
下部芯材裏面に固定するとともに、サブメンバーの回動
端側に開設されている挿通孔を通してループの先端が室
内側に臨むように引き出される。
【0021】また、この挿通部分としては、ストラップ
テープの裏面側の落ち込みを防止し、かつ、内部のパネ
ル面が露出することを防止するために、挿通孔の幅を狭
くするか、あるいはループ内を挿通するサポート片をス
トラップテープの挿通部に設けることが考えられる。
【0022】この挿通孔の幅を狭くするためには、例え
ば、上部芯材に通常の挿通孔を開設し、下部芯材にはこ
の上部芯材の挿通孔に嵌合するエンボス凸部を設け、エ
ンボス凸部の挿通孔の幅を狭く、かつ、ガイド性をもつ
ガイド面を形成するようにすれば良い。
【0023】更に、このエンボス凸部の基部にヒンジ部
を設け、このヒンジ部を基に、エンボス凸部の挿通孔が
閉鎖する方向にエンボス凸部に付勢力を加えても良い。
【0024】以上の構成から明らかなように、ストラッ
プテープの挿通部分は、エンボス凸部に幅狭の挿通孔を
設けるか、あるいは挿通孔にサポート片を橋掛け形成す
るという構成であるため、ストラップテープのトリム裏
面側への抜け落ちが確実に防止できる。
【0025】更に、上部芯材の挿通孔内に嵌合するエン
ボス凸部を下部芯材側に設ける構成を採用すれば、挿通
孔が幅狭であるため、内部のパネルが室内側に露出する
ことがない。
【0026】加えて下部芯材に設けたエンボス凸部を上
部芯材の挿通孔内に嵌合する操作で、上部芯材と下部芯
材との位置決めが簡単に行なえ、しかも、通常、力の加
わりやすいストラップテープの挿通部分の剛性がエンボ
ス凸部により強化できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るラゲージフロ
アトリムの実施形態について、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0028】図1はRV車のラゲージルーム内に設置さ
れるラゲージフロアトリムを示す外観図、図2は同ラゲ
ージフロアトリムの要部構成を示す部分断面図、図3は
ストラップテープの挿通孔部分の変形態様を示す部分断
面図、図4,図5は本発明に係るラゲージフロアトリム
の別実施形態を示す斜視図並びに断面図である。
【0029】図1,図2において、符号10はRV車の
後部に設定されるラゲージルームであり、このラゲージ
ルーム10内のラゲージフロアパネル(図示せず)上面
にラゲージフロアトリム20が設置される一方、このラ
ゲージフロアトリム20の後縁に沿ってリヤプレート1
1及び両者の両側にはホイールハウストリム12等の内
装トリムが設置され、ラゲージルーム10内の室内美観
の向上、並びにラゲージルーム10内に搭載する荷物類
の保護を図るようにしている。
【0030】そして、ラゲージフロアトリム20は、ラ
ゲージルーム10内にかなりの重量の嵩む荷物類を搭載
しても容易に変形せず、かつ荷物類の搬入,搬出の際、
人がラゲージフロアトリム20上に乗っても変形しない
ように所望の強度を備えているとともに、通常、ラゲー
ジフロアトリム20の内面側に収容されるスペアタイヤ
等の交換作業については、操作性等を考慮して、センタ
ーメンバー21の両側にサブメンバー22が回動可能に
装着されている。
【0031】尚、説明の便宜上、センターメンバー21
の一方側に装着されるサブメンバー22について図示す
るが、実際は左右対象にサブメンバー22が装着されて
いる。
【0032】更に、サブメンバー22の回動端側は、セ
ンターメンバー21とサブメンバー22との境界線であ
るヒンジ部23を基に回動端側を図1中矢印方向に開閉
でき、その際、回動端側に設置されたストラップテープ
30を掴んでサブメンバー22を回動操作して、センタ
ーメンバー21上方に重ね合わせ、その後、センターメ
ンバー21の手前側を上方に押し上げて開閉操作するよ
うになっている。
【0033】ところで、本発明は、このストラップテー
プ30取付部分の構造を改良したもので、ストラップテ
ープ30の裏面側への抜け落ちを確実に防止して、優れ
た操作性を確保するとともに、取付部分の孔を通じて内
部のパネルが露出することがないようにして、ラゲージ
ルーム内の美観を向上させたことが特徴である。
【0034】まず、ラゲージフロアトリム20の構成に
ついて説明すると、センターメンバー21、サブメンバ
ー22の両者において、基本構成は同じであり、サブメ
ンバー22の断面構造について図2を基に説明すると、
ラゲージフロアトリム20は、上部芯材40と下部芯材
50との二重芯材構造により所望の強度を確保するとと
もに、上部芯材40の表面側にカーペット等の表皮材6
0が貼付されて、ラゲージルーム10内の美観向上、並
びに搭載荷物類の保護を図っている。
【0035】更に詳しくは、上部芯材40は、木粉フィ
ラーを混入したポリプロピレン樹脂をTダイ押出成形機
によりシート状に押し出し、シート状原反を予熱軟化さ
せた後、コールドプレス成形により図示するフラット形
状に成形され、リヤプレート11及びホイールハウスト
リム12等の隣接部品と合致する形状にトリム加工され
ている。
【0036】尚、ポリプロピレン複合樹脂に替えて、P
P樹脂,ABS樹脂等の樹脂板や繊維板等を使用しても
良く、この上部芯材40の厚みは本実施形態では3.5
mmに設定されている。
【0037】次いで、下部芯材50としては、成形樹脂
芯材が使用されており、本実施形態においては、タルク
を混入したポリプロピレン樹脂をスタンピングモールド
成形により2.5mmの厚みを有するように所要形状に
成形されており、この下部芯材50には、周縁に沿って
上部芯材40の外周縁を保持するフランジが周設されて
いるとともに、上部芯材40と下部芯材50とをビス止
め固定する関係で、下部芯材50の所定箇所には取付用
ボス51が形成されている。
【0038】そして、上部芯材40と下部芯材50と
は、ビス70を介して連結されており、これら上部芯材
40と下部芯材50の二重芯材の表面側を覆うように上
部芯材40の表面側に表皮材60が接着固定されてい
る。
【0039】上記表皮材60は、上部芯材40の外形状
よりやや大きめにトリムカットされており、表皮材60
の外周縁に沿う折返し部61は、図2に示すように上部
芯材40の裏面側に巻き込みされているが、下部芯材5
0のフランジに接着されても良い。
【0040】次に、ストラップテープ30は、本実施形
態ではナイロンシートの端縁部分を重ね合わせてループ
を形成し、この重ね合わせ部分を下部芯材50の裏面側
に突設形成したボス52の先端に合わせてビス71を締
付固定して取り付けられており、挿通部31を通じてラ
ゲージルーム10内に臨むように引き出されている。
【0041】そして、ストラップテープ30の挿通部3
1の構成としては、上部芯材40並びに表皮材60にお
いては通常の幅の挿通孔41,62が開設されていると
ともに、下部芯材50には、上部芯材の挿通孔41内に
嵌合するエンボス凸部53が形成されている。
【0042】そして、このエンボス凸部53は、図2中
拡大して示すように、図中符号dで示す幅の狭い挿通孔
54が開設されているとともに、この挿通孔54の両縁
はガイド面55を有するように傾斜状に設定されてい
る。
【0043】従って、ストラップテープ30のループ先
端をラゲージルーム10内に引き出すには、このガイド
面55を利用して簡単に引き出すことができ、ストラッ
プテープ30の取付作業性は良好に保てるとともに、引
き出した状態ではエンボス凸部53の挿通孔54の幅が
狭いため、この挿通孔54の縁部によりストラップテー
プ30が保持されることになり、裏面側に抜け落ちるこ
とがない。
【0044】よって、ストラップテープ30の裏面側へ
の抜け落ちが確実に防止でき、サブメンバー22の回動
操作に支障を与えることがなく、使い勝手に優れるとと
もに、挿通孔54が幅狭であるため、内部のパネル面が
露出することがなく、体裁上も好ましい。
【0045】加えて、上部芯材40の挿通孔41内に下
部芯材50に設けたエンボス凸部53を嵌合させるとい
う構成であるため、エンボス凸部53の嵌合により上部
芯材40と下部芯材50との位置決めがなされ、二重芯
材40,50の位置合せが簡単に行なえるとともに、通
常、サブメンバー22の回動操作時、ストラップテープ
30を使って操作する関係で、ストラップテープ30の
挿通部31に力が集中するが、エンボス凸部53により
この部位の強度が補強されているため、挿通部31付近
が変形することがなく、所期形状を長期に亘り維持でき
るという有利さもある。
【0046】次に、図3は下部芯材50に設けるエンボ
ス凸部53の変形態様を示すもので、この変形態様にお
いては、エンボス凸部53の基部にヒンジ部56が設定
されており、このヒンジ部56を基にエンボス凸部53
は図中矢印方向に撓み性が付与されている。
【0047】従って、ストラップテープ30を挿通孔5
4を通してラゲージルーム10側へ露出させるストラッ
プテープ30の引出し作業においては、挿通孔54が拡
開する方向にエンボス凸部53が撓むとともに、ストラ
ップテープ30の挿通作業が完了した状態では、挿通孔
54の幅が狭くなる方向にエンボス凸部53が撓むこと
になる。
【0048】よって、挿通孔54の幅を上述したものよ
りも広く設定でき、ストラップテープ30の引出し作業
をより簡単に行なうことができるという有利さがある。
【0049】次に、図4,図5は本発明の第2実施形態
を示すもので、図4はストラップテープ30の挿通部3
1付近における下部芯材50の構成を示す説明図であ
り、図5は挿通部付近の断面図である。
【0050】すなわち、この実施形態においては、下部
芯材50においても上部芯材40の挿通孔41と同一形
状の挿通孔54を開設するとともに、この挿通孔54の
両側から橋渡し状にサポート片57を形成し、ストラッ
プテープ30の取付時、ストラップテープ30の上端を
このサポート片57の両側から裏面側に通し、ストラッ
プテープ30の両端を合わせて裏面側に取付固定すれば
良い。
【0051】従って、ストラップテープ30が裏面側に
抜け落ちようとしても、このサポート片57により抜け
落ちが防止でき、かつ、このサポート片57によりスト
ラップテープ30はループが開いた状態に保てるため、
挿通孔41,54を通じて外部のパネル面が露出するこ
とがなく、体裁も良い。
【0052】尚、このサポート片57により上記エンボ
ス凸部53同様にこの部位の強度が強化されているた
め、この実施形態においても第1実施形態同様ストラッ
プテープ30の抜け落ち防止、内部のパネル面の露出防
止、ストラップテープ30取付部分の補強機能等の作用
効果が期待できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0054】(1)本発明は、ストラップテープの挿通
部分における下部芯材に、エンボス凸部、あるいはサポ
ート片を形成し、ストラップテープを支持し、ストラッ
プテープがトリム裏面側に抜け落ちることを防止すると
いうものであるから、従来のようにストラップテープが
裏面側に抜け落ち、サブメンバーの回動操作に支障を来
すという不具合を有効に解決できるという効果を有す
る。
【0055】(2)本発明は、ストラップテープ挿通部
分における下部芯材にエンボス凸部やサポート片を形成
し、挿通孔を通じて内部のパネル面が露出するのを防止
することができるものであるから、ラゲージルーム内の
美観向上に役立つという効果を有する。
【0056】(3)本発明は、ストラップテープ挿通部
分における下部芯材にエンボス凸部やサポート片を一体
形成し、サブメンバーの操作時、応力が加わりやすいス
トラップテープ挿通部分の強度を強化することができ、
ストラップテープ設置箇所の変形を未然に防止できると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラゲージフロアトリムの一実施形
態を示す全体図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るラゲージフロアトリムの第1実施
形態の変形態様を示す部分断面図。
【図4】本発明に係るラゲージフロアトリムの第2実施
形態を示すストラップテープ挿通部分における下部芯材
の形状を示す説明図。
【図5】図4に示す下部芯材を使用したストラップテー
プ取付部分を示す要部断面図。
【図6】従来のラゲージルーム内を示す外観図。
【図7】図6中VII −VII 線断面図。
【符号の説明】
10 ラゲージルーム 20 ラゲージフロアトリム 21 センターメンバー 22 サブメンバー 30 ストラップテープ 31 挿通部 40 上部芯材 50 下部芯材 53 エンボス凸部 54 挿通孔 55 ガイド面 56 ヒンジ部 57 サポート片 60 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04 B60R 13/01 B62D 43/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部芯材(40)と下部芯材(50)と
    からなる二重芯材の表面側に表皮材(60)を貼着し、
    ラゲージルーム(10)のフロアパネル面に添設される
    とともに、センターメンバー(21)の両側にサブメン
    バー(22)を回動自在に装着して構成されるラゲージ
    フロアトリムにおいて、 前記サブメンバー(22)の回動端側に設置されるスト
    ラップテープ(30)の挿通部(31)は、上部芯材
    (40)の挿通孔(41)内に下部芯材(50)に一体
    に設けたエンボス凸部(53)が嵌合され、このエンボ
    ス凸部(53)に設けた幅狭の挿通孔(54)を通じて
    室内側にストラップテープ(30)が引き出されている
    ことを特徴とするラゲージフロアトリム。
  2. 【請求項2】 前記下部芯材(50)に形成されるエン
    ボス凸部(53)の基部にヒンジ部(56)が形成さ
    れ、このヒンジ部(56)を基に、エンボス凸部(5
    3)が挿通孔(54)の閉鎖方向に付勢されていること
    を特徴とする請求項1記載のラゲージフロアトリム。
  3. 【請求項3】 上部芯材(40)と下部芯材(50)と
    からなる二重芯材の表面側に表皮材(60)を貼着し、
    ラゲージルーム(10)のフロアパネル面に添設される
    とともに、センターメンバー(21)の両側にサブメン
    バー(22)を回動自在に装着してなるラゲージフロア
    トリムにおいて、 前記サブメンバー(22)の回動端側に設置されるスト
    ラップテープ(30)の挿通部(31)は、上部芯材
    (40)及び下部芯材(50)にそれぞれ挿通孔(4
    1,54)が開設されているとともに、下部芯材(5
    0)の挿通孔(54)の両端に掛けてブリッジ状にサポ
    ート片(57)が形成され、このサポート片(57)が
    ストラップテープ(30)のループ内を挿通しているこ
    とを特徴とするラゲージフロアトリム。
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