JP3159303U - 鞍乗型車両、及びそのハンドル - Google Patents

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博幸 清水
博幸 清水
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耕太 中尾
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Abstract

【課題】ハンドルの振動を低減する錘又はダンパーの選択の自由度を増すことのできる鞍乗型車両のハンドルを提供する。【解決手段】左ハンドル30Lは、ハンドルバー31と、グリップ32と、錘33とを有する。ハンドルバー31は、管状に形成されたパイプ部31cを有し、グリップ32は当該パイプ部31cに嵌められている。錘33の一部はパイプ部31cの内側に配置され、当該パイプ部31c内において、ハンドルバー31に対して振動可能に設けられている。そして、グリップ32には、錘33に当接し、当該錘33の振動を緩衝する当接部32cが設けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、鞍乗型車両のハンドルにおいて、特に、車両の駆動時に生じるハンドルの振
動を低減する技術に関する。
従来のハンドルには、管状のハンドルバーの内側にハンドルバーに対して相対的に振動
する錘を配置することで、車両の走行時に生じるハンドルの振動を抑えるものがある。例
えば、特許文献1のハンドルでは、ハンドルバーに収容された円柱状の錘に、環状のダン
パーが嵌められ、錘はハンドルバー内においてダンパーによって振動可能に支持されてい
る。このようなハンドルでは、錘やダンパーの大きさは、ハンドルに生じる振動の周波数
や振幅に応じて選択される必要がある。
実開平3−55938号公報
しかしながら、上記従来のハンドルでは、錘とダンパーは細長い管状のハンドルバーに
収容されているため、それらの選択の自由度が低かった。例えば、ダンパーの大きさを維
持しながら、錘を大きくすることや、錘の大きさを維持しながら、ダンパーを大きくする
ことは困難であった。ダンパーを大きくする必要がある場合には、錘に嵌めるダンパーの
数を増やすことによって対処する方法も考えられるが、この場合、ハンドルを構成する部
品点数が増えるという問題が生じる。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数の増加を抑
えつつ、錘又はダンパーの選択の自由度を増すことのできる鞍乗型車両、及びそのハンド
ルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る鞍乗型車両のハンドルは、少なくとも端部に
管状に形成されたパイプ部を有するハンドルバーと、前記ハンドルバーの前記パイプ部に
嵌められるグリップと、前記ハンドルバーの前記パイプ部内に少なくとも一部が位置し、
前記ハンドルバーに対して振動可能に設けられる錘とを備える。そして、前記グリップに
は、前記錘に当接し、当該錘の振動を緩衝する当接部が設けられる。
また、上記課題を解決するために、本考案に係る鞍乗型車両は上記ハンドルを備える。
本考案によれば、グリップによって錘の振動を緩衝するので、部品点数の増加を抑えつ
つ、振動の周波数や振幅に応じて、より自由に錘又はダンパーを選択できる。
なお、上記鞍乗型車両は、搭乗者がシートに跨って乗る車両であり、例えば、自動二輪
車(スクータを含む)や、スノーモービル、四輪バギー等である。
本考案の実施形態に係るハンドルを備える自動二輪車の側面図である。 上記ハンドルの平面図である。 図2のIII−III線の断面図である。 図3の拡大図である。 本考案の他の実施形態に係るハンドルの拡大断面図である。 本考案の他の実施形態に係るハンドルの拡大断面図である。 本考案の他の実施形態に係るハンドルの拡大断面図である。 本考案の他の実施形態に係るハンドルの拡大断面図である。
以下、本考案の一致実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本考案の実
施形態の例であるハンドル30を備える自動二輪車1の側面図であり、図2はハンドル3
0の平面図であり、図3は図2のIII−III線の断面図であり、図4は図3の拡大図
である。
図1に示すように、自動二輪車1はハンドル30の他に、エンジン2と、前輪3と、後
輪4と、フロントフォーク5と、車体フレーム20とを備えている。また、車体フレーム
20はヘッドパイプ21とメインフレーム22とを含んでいる。
ヘッドパイプ21は車体フレーム20の前端に位置している。メインフレーム22の前
端は当該ヘッドパイプ21に接続されている。メインフレーム22はヘッドパイプ21か
ら車体後部に向かって斜め下方に延伸するよう設けられ、その下方に位置するエンジン2
を支持している。エンジン2の後方には後輪4が配置されている。後輪4の車軸4aはリ
アアーム6の後端に取り付けられ、リアアーム6の前端はメインフレーム22に支持され
たピボット軸7に取り付けられている。後輪4はエンジン2から不図示のチェーンやベル
トを介して伝達されるエンジン2の駆動力によって回転する。後輪4の上方には、搭乗者
が跨って座るシート11が配置されている。
ヘッドパイプ21は、その内側に配置されたステアリングシャフト(不図示)を回転可
能に支持している。ステアリングシャフトの上端は、アッパーブラケット8に取り付けら
れ、下端はアンダーブラケット9に取り付けられている。アッパーブラケット8とアンダ
ーブラケット9は、それらの左右の端部によってフロントフォーク5の上部を保持してい
る。フロントフォーク5の間には前輪3が配置され、フロントフォーク5は前輪3の車軸
3aを支持している。フロントフォーク5の上端にはハンドル30が取り付けられている
。そして、ハンドル30は、ステアリングシャフトを中心にして、フロントフォーク5と
前輪3とともに左右に回転する。
図2に示すように、ここで説明する例では、ハンドル30は、所謂セパレートタイプの
ハンドルであり、右ハンドル30Rと、左ハンドル30Lとを備えている。右ハンドル3
0Rと、左ハンドル30Lは概ね同様の構成であるので、ここでは左ハンドル30Lを中
心にして説明する。
図2又は図3に示すように、左ハンドル30Lは、ハンドルバー31と、運転者によっ
て握られるグリップ32と、ハンドルバー31内において複数個所で振動可能に支持され
た錘33と、ハンドルバー31に収容され、錘33を振動可能に支持するダンパー36,
37とを備えている。錘33は、ハンドルバー31に対して相対的に振動してハンドル3
0Lの振動を抑える。
ハンドルバー31の車幅方向中心側は、車体に固定されている。詳細には、ハンドルバ
ー31の車幅方向(図2においてWの示す方向)の中心側の端部31aには、円筒状の取
付部31bが設けられている。この取付部31aは、フロントフォーク5の上端に嵌めら
れ、当該上端に固定されている。
ハンドルバー31は、端部31aから車幅方向の外側に延伸する管状のパイプ部31c
を有している(図3参照)。パイプ部31cの中央部近傍には、フラッシャー等を点灯さ
せるスイッチを有するスイッチユニット39が設けられている(図2参照)。スイッチユ
ニット39は環状であり、パイプ部31cはスイッチユニット39の内側に挿通されてい
る。
図3に示すように、パイプ部31cの車幅方向外側の端部(パイプ部31cの延伸方向
の端部側)には、グリップ32が嵌められている。グリップ32は、弾性材料(例えば、
ゴム)によって形成されている。グリップ32は、パイプ部31cの外周面に被せられる
筒部32aと、当接部32cとを有している。当接部32cは、錘33に当接し、当該錘
33の振動を緩衝している。当接部32cについては後において詳細に説明する。
図2に示すように、グリップ32の前方にはレバー42が設けられている。レバー42
は、ハンドルバー31のパイプ部31cに取り付けられたブラケット41によって支持さ
れている。レバー42は、例えば、クラッチレバーやブレーキレバーであり、グリップ3
2側に回転することによって、エンジン2の内部に配置されたクラッチを切断したり、後
輪ブレーキを作動させる。
図3に示すように、錘33は、グリップ32の内側(端部32bより車幅方向中心側)
に位置する内側錘部34と、グリップ32の外側(端部32bより車幅方向外側)に位置
し、外部に露出している外側錘部35とを有している。内側錘部34は、その外周面に凹
凸が形成された円柱状であり、均一な外径を有する円柱状の胴部34aと、胴部34aよ
り小さい外径を有する複数(ここでは2つ)のダンパー保持部34b,34cとを有して
いる。これら胴部34aと、ダンパー保持部34b,34cは、ハンドルバー31のパイ
プ部31cの径方向の内側に位置している。胴部34aの外径は、パイプ部31cの内径
より僅かに小さくなっており、それらの間には隙間が設けられている。
ダンパー36,37は内側錘部34の両端部近傍に設けられ、これら位置はパイプ部3
1cの延伸方向において互いに離れている。詳細には、ダンパー保持部34b,34cは
、胴部34aを挟んで互いに反対側に位置している。ダンパー36,37は環状であり、
それぞれダンパー保持部34b,34cに嵌められ、これによって内側錘部34の外周面
におけるダンパー36,37の位置が規定されている。
ダンパー36,37は、弾性材料(例えばゴム)によって形成され、その外周面はパイ
プ部31cの内周面に接している。これによって、ダンパー36,37は、パイプ部31
c内において錘33を振動可能に支持するとともに、錘33の振動を吸収する。
外側錘部35は、パイプ部31cの延伸方向に内側錘部34と並ぶように配置され、当
該内側錘部34にボルト39で固定されている。すなわち、図4に示すように、内側錘部
34にはボルト穴34eが形成されている。外側錘部35の中心には、当該外側錘部35
を貫通する孔35aが形成されている。そして、これらのボルト穴34eと、孔35aと
にボルト39が嵌められている。なお、外側錘部35には、ボルト39の頭部39aを収
容する凹部35bが形成されている。
外側錘部35は、内側錘部34より大きな外径を有している。詳細には、外側錘部35
は、パイプ部31cの内径と概ね同じ外径を有する小径部35cと、当該小径部35cよ
り大きな径を有する大径部35dとを有し、これらは一体的に形成されている。図4に示
す例では、大径部35dの外径は概ねグリップ32の筒部32aと同じである。また、大
径部35dは、小径部35cの径方向外側に位置するとともに、グリップ32の端部32
bから車幅方向に離れた位置に位置している。
小径部35cは、車幅方向の中心側(内側錘部34側)に突出するよう形成されており
、その端面35eは内側錘部34の端面34dに当接している。
錘33は、筒状のストッパー38によって、パイプ部31c内における移動が規制され
ている。詳細には、図4に示すように、ストッパー38の一方の端縁38aは、径方向外
側に曲げられ、パイプ部31cの端部31dに引っ掛かっている。また、ダンパー37の
外周面には、周方向に伸びる溝部37aが形成されている。ストッパー38の他方の端縁
38bは、径方向の中心側に曲げられ、ダンパー37の溝部37aに引っ掛かっている。
さらに、パイプ部31cには、当該パイプ部31cを径方向に貫通する複数(ここでは2
つ)の孔31f,31fが形成されている。ストッパー38には、径方向外側に弾性的に
開く板ばね部38c,38cが形成されている。板ばね部38c,38cは、それぞれパ
イプ部31cの孔31f,31fに嵌っている。これによって錘33の、パイプ部31c
内における移動が規制されている。
ここで、グリップ32に設けられた当接部32cについて説明する。当接部32cは、
グリップ32における車幅方向外側の端部32bに設けられている。この当接部32cは
、ハンドルバー31の車幅方向外側において錘33に当接し、当該錘33の振動を緩衝す
る。
ここで説明する例では、図4に示すように、グリップ32の筒部32aは、パイプ部3
1cの端部31dを越えて車幅方向外側に延伸し、グリップ32の端部32bは、端部3
1dから車幅方向外側に離れた位置に位置している。当接部32cは、端縁32bから筒
部32aの径方向中心側に延伸し、外側錘部35の小径部35cの外周面に当接している
。そして、当接部32cは、ダンパー37から離れた位置において、錘33を振動可能に
支持している。なお、径方向の中心側に延伸する当接部32cは環状であり、その全内周
面が小径部35cの外周面に接している。
以上説明した左ハンドル30Lは、管状に形成されたパイプ部31cを有するハンドル
バー31と、ハンドルバー31のパイプ部31cに嵌められるグリップ32と、ハンドル
バー31のパイプ部31c内に一部が位置し、ハンドルバー31に対して振動可能に設け
られる錘33とを備える。グリップ32には、錘33に当接し、当該錘33の振動を緩衝
する当接部32cが設けられている。そして、左ハンドル30Lによれば、グリップ32
によって錘33の振動を緩衝するので、部品点数の増加を抑えつつ、振動の周波数や振幅
に応じて、より自由に錘33又はダンパー36,37を選択できる。
左ハンドル30Lでは、錘33は、グリップ32の外側に位置し、外部に露出した外側
錘部35を有している。これによって、錘の大きさについての選択の自由度を増すことが
できる。
また、左ハンドル30Lでは、錘33は、グリップ32の内側に位置する内側錘部34
を有し、外側錘部35は、内側錘部34より大きな径を有している。これによって、錘3
3の質量を増やすことができ、ハンドル30Lの振動をより効果的に低減できる。
左ハンドル30Lでは、当接部32cはパイプ部31cより車幅方向外側に位置する。
これによって、ハンドルバー31の端部31d近傍の振動をより効果的に低減できる。
また、左ハンドル30Lでは、グリップ32は、ハンドルバー31を車幅方向に越えて
延伸し、当接部32cは、グリップ32における車幅方向の外側の端部32bに設けられ
ている。これによって、グリップ32における、ハンドルバー31の端部31dより外側
に位置する部分も錘33の振動に応じて弾性変形するようになり、ハンドルバー31の振
動の振幅が大きい場合であっても、効果的に当該振動を低減できる。
左ハンドル30Lでは、錘33の外側錘部35は、グリップ32の外側に位置し、外部
に露出するよう設けられ、当接部32cは当該外側錘部35に当接している。これによっ
て、ハンドル30の車幅方向外側の振動を効果的に低減できる。
また、グリップ32は、パイプ部31cの外周面に被せられる筒部32aを有し、当接
部32cは、筒部32aの端部32bからパイプ部31cの径方向中心側に延伸し、外側
錘部35の外周面に当接している。これによって、錘33が振動する方向(パイプ部31
cの径方向)に、当接部32cが外側錘部35に当接するようになり、より効果的に左ハ
ンドル30Lの振動を緩衝できる。
また、左ハンドル30Lは、ハンドルバー31のパイプ部31cに収容され、パイプ部
31cの内側において、錘33を振動可能に支持するダンパー36,37を備えている。
これによって、ダンパー36,37と、グリップ32を構成する材料として、弾性率の異
なる弾性材料を採用できる。そして、ダンパー36,37と、グリップ32を構成する弾
性材料の弾性率を変えることで、広い周波数の振動を効果的に低減できるようになる。
なお、本考案は以上説明した左ハンドル30Lに限られず、種々の変更が可能である。
例えば、以上説明した左ハンドル30Lでは、当接部32cは外側錘部35の小径部35
cの外周面に当接していた。しかしながら、当接部は、小径部35cの端面35eに当接
する位置に設けられてもよい。
図5は、この形態の例である左ハンドル300Lの拡大断面図である。この図において
以上説明した箇所と同一箇所には同一符号を付してその説明を省略する。同図に示すよう
に、左ハンドル300Lでは、当接部32eは、グリップ32の筒部32aの内周面から
当該筒部32aの径方向の中心側に突出している。そして、当接部32eの車幅方向外側
の側面32hが、小径部35cの端面35eに当接している。なお、図5に示す例では、
当接部32eは、小径部35cの端面35eと、パイプ部31cの端部31dとによって
挟まれている。
また、以上の説明では、当接部32c,32eは、グリップ32の内周面から径方向の
中心側に突出していた。しかしながら、錘33の外径を大きくすることによって、グリッ
プ32の内周面が錘33の外周面に接してもよい。
図6はこの形態の例である左ハンドル301Lの拡大断面図である。この図においても
以上説明した箇所と同一箇所には同一符号を付してその説明を省略する。同図に示すよう
に、左ハンドル301Lでは、外側錘部35は、その車幅方向の中心側の部分に、テーパ
状に形成されたテーパ部35fを有している。そして、グリップ32の端部32bの内周
面に当接面32fが設けられ、当該当接面32fとテーパ部35fの外周面とが当接して
いる。
また、以上の説明では、グリップ32の当接部32c又は当接面32fは、ハンドルバ
ー31のパイプ部31cの径方向に、錘33と当接していた。しかしながら、当接部は、
ハンドルバー31の延伸方向に錘33と当接してもよい。図7はこの形態に係る左ハンド
ル302Lの拡大断面図である。この図においても以上説明した箇所と同一箇所には同一
符号を付してその説明を省略する。同図に示すように、左ハンドル302Lでは、グリッ
プ32の車幅方向外側の端面が当接面32gとなっている。すなわち、当接面32gは、
ハンドルバー31の延伸方向において、外側錘部35の大径部35dに当接している。
また、以上の説明では、当接部32c,32e又は当接面32f,32gは、パイプ部
31cの車幅方向外側に設けられていた。しかしながら、グリップ32には、パイプ部3
1cを径方向に貫通して、錘33に当接する当接部が設けられてもよい。図8はこの形態
の例である左ハンドル303Lの断面図である。同図に示すように、左ハンドル303L
では、内側錘部34の車幅方向の中心側に、胴部34aより径の小さい小径部34fが形
成されている。また、パイプ部31cには、当該パイプ部31cを径方向に貫通する複数
(ここでは2つ)の孔31g,31gが形成されている。一方、グリップ32の内周面に
は、径方向の中心側に突出する当接部32i,32i形成されている。この当接部32i
,32iは、孔31g,31gに嵌められ、その先端は小径部34fの外周面に当接して
いる。
また、パイプ部31cは、ハンドルバー31において車幅方向中心側の端部31aから
外側の端部31dに亘って設けられていた。しかしながら、パイプ部31cは、ハンドル
バー31における錘33が配置される部分にのみ設けられてもよい。
また、ハンドルバー31に対して回転するスロットルが右ハンドル30Rに設けられ、
右ハンドル30Rのグリップ32が当該スロットルとともに回転する場合には、グリップ
32及びスロットルの円滑な回転を許容するために、左ハンドル30Lとは異なり、右ハ
ンドル30Rのグリップ32は、その内部に配置された錘33に当接していなくてもよい
また、ここでの説明では、鞍乗型車両として自動二輪車1を例にして説明したが、本発
明はスノーモービル、四輪バギー等に適用されてもよい。
1 自動二輪車、2 エンジン、3 前輪、4 後輪、5 フロントフォーク、6 ア
ンダーブラケット、7 アッパーブラケット、11 シート、20 車体フレーム、22
メインフレーム、30 ハンドル、30L,300L,301L,302L,303L
左ハンドル、30R 右ハンドル、31 ハンドルバー、31c パイプ部、32 グ
リップ、32c,32e,32i 当接部、32f,32g 当接面、33 錘、34
内側錘部、35 外側錘部、36,37 ダンパー、38 ストッパー、41 ブラケッ
ト、42 レバー。

Claims (9)

  1. 少なくとも端部に管状に形成されたパイプ部を有するハンドルバーと、
    前記ハンドルバーの前記パイプ部に嵌められるグリップと、
    前記ハンドルバーの前記パイプ部内に少なくとも一部が位置し、前記ハンドルバーに対
    して振動可能に設けられる錘と、を備え、
    前記グリップには、前記錘に当接し、当該錘の振動を緩衝する当接部が設けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記錘は、前記グリップの外側に位置し、外部に露出した外側錘部を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  3. 請求項2に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記錘は、前記グリップの内側に位置する内側錘部をさらに有し、
    前記外側錘部は、前記内側錘部より大きな径を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  4. 請求項1に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記当接部は前記パイプ部より車幅方向外側に位置する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  5. 請求項4に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記グリップは、前記ハンドルバーを車幅方向に越えて延伸し、
    前記当接部は、前記グリップにおける車幅方向の外側の端部に設けられる、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  6. 請求項4に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記錘は、前記グリップの外側に位置し、外部に露出した外側錘部を有し、
    前記当接部は、前記外側錘部に当接する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  7. 請求項6に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記グリップは、前記パイプ部の外周面に被せられる筒部を有し、
    前記当接部は、前記筒部の端部から前記パイプ部の径方向中心側に延伸し、前記外側錘
    部の外周面に当接する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  8. 請求項1に記載の鞍乗型車両のハンドルにおいて、
    前記ハンドルバーの前記パイプ部に収容され、当該パイプ部の内側において、前記錘を
    振動可能に支持する少なくとも1のダンパーを備える、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のハンドル。
  9. 請求項1に記載のハンドルを備える鞍乗型車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015058854A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 川崎重工業株式会社 防振ハンドル
JP2017039390A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のハンドルウェイト取付構造

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