JP4651980B2 - スプロケット保持部構造 - Google Patents
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Description
そこでこの発明は、スプロケット保持部の軽量化を図ることができるスプロケット保持部構造を提供する。
この構成によれば、複数の突起部が中空(薄肉)構造体となり、スプロケット保持部のさらなる軽量化を図ることができる。
この構成によれば、スプロケットとスプロケット取り付け部とを結合あるいは分解する際の作業性が高まる。
請求項2に記載した発明によれば、スプロケット保持部の軽量化による車両重量の一層の軽減を図ることができ、請求項3に記載した発明によれば、緩衝部材を介した上でホイールにトルクを一層効率良く伝達することができる。
請求項4に記載した発明によれば、スプロケットの結合及び分解作業性を高めて車両整備性を向上させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、スプロケット保持部の剛性を維持しつつ軽量化を図ることができる。
車体フレーム5前部には、ヘッドパイプ6の周囲を覆う風防としてのフロントカウル34が装着され、車体フレーム5下部には、各ダウンチューブ11の下部に渡ってエンジン12下部を下方から覆うアンダーカウル35が装着され、車体フレーム5中央両側部には、各メインフレーム10の上部後側を側方から覆うサイドカバー36が装着され、車体フレーム5後部には、各シートレール13の後部を上方から跨ぐように覆うリアカウル37が装着される。
このような各ウイング部42,43が走行風を受けると、リアカウル37ひいては車体後部をその下方に向けて押し付ける力が発生することとなり、前後輪2,7のグリップ力の増加を図ることが可能となる。
連通部44は上面視では各シートレール13間に位置し、かつその前縁部がシート24後端から所定量離間すると共に後縁部がテールランプユニット41前端近傍に位置するように、換言すれば所定の開口面積を確保した上でリアカウル37の後端寄りに位置するように設けられる。
ここで、自動二輪車1はレース用車両であり、リアカウル37内にリアフェンダ等が配置されておらず、したがって連通部44によりリアカウル37の上壁部38の上方空間と下方空間とが直接連通される。
各アーム本体8aの後端部には、これを車幅方向で貫通するカラーアッシ52が取り付けられる。該カラーアッシ52は、車幅方向内側の端部にフランジ部53aを有するカラー本体53を、車幅方向内側からアーム本体8aの後端部を貫通させるようにしてこれに取り付け、アーム本体8aの車幅方向外側に突出するカラー本体53の先端外周部にロックナット54を螺着、固定してなる。このようなカラーアッシ52の車幅方向外側端が、リアアクスル51の頭部及びアクスルナット(不図示)の座面を形成している。
ドリブンスプロケット31は中央部が開口した円盤状とされ、その外周部には複数の歯31aが形成されると共に、その内周部にはドリブンフランジ70との結合用ボルト81を挿通可能な六つのボルト挿通孔31bが軸線Cを中心とした一円周上で等間隔となるように形成される。以下、軸線Cを中心とした円周に沿う方向を周方向とし、前記円周の径に沿う方向を径方向として説明する。
ベース部83は、スプロケット取り付け部72のフランジ本体75よりも一回り大型の中央開口及び外周形状を有するもので、環状に連続する所定幅の帯状をなし、該幅の概ね中央となる部位には、車幅方向外側から前記連結壁部74の先端部が接続される。ここで、ドリブンフランジ70においては、ベース部83、連結壁部74、及びフランジ本体75が、円柱の内部を刳り貫いてなる薄肉構造体を形成しているといえる。換言すれば、連結壁部74の内周側には、その全周に渡ってベース部83の内周端から外周側に向けて凹む肉抜き部74aが形成される。
また、ベース部83は、内周側から外周側に向かうほど車幅方向外側に位置するように、換言すれば内周側から外周側に向かうほどリアホイール55から車幅方向(軸線方向)で離反するように緩やかに傾斜したテーパ状に形成される。
図2に示すように、係合溝部93は、ハブ本体57の外周に一体に形成される内周壁部94と、該内周壁部94の径方向外側に所定量離間して設けられる外周壁部95と、これら内周壁部94及び外周壁部95の車幅方向内側端に渡って設けられる底壁部96とを有してなり、車幅方向外側に向けて開放する断面略コの字形状をなしてハブ本体57の外周に全周に渡って設けられる。なお、係合溝部93の底壁部96は、軸線Cに対する直交面に沿う底面を形成している。このような係合溝部93内に各ダンパーボス84が入り込んだ状態では、各ダンパーボス84の内外周面と係合溝部93の内外周面との間、並びに各ダンパーボス84の先端面と係合溝部93の底面との間には、概ね一定の隙間が形成される。
また、ダンパーボス84の形状や数は、ドリブンフランジ70及びホイールハブ部56の径や伝達トルクの大きさに応じて適宜変更してもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、自動二輪車への適用に限定されないことはもちろん、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
31 ドリブンスプロケット(スプロケット)
50 チェーン式動力伝達機構
55 リアホイール(ホイール)
70 ドリブンフランジ(スプロケット保持部)
71 ダンパーラバー(緩衝部材)
72 スプロケット取り付け部
73 ホイール取り付け部
74 連結壁部(薄肉構造体、連結部)
74a 肉抜き部
77 スプロケット結合部(結合部)
83 ベース部(円盤状部)
84 ダンパーボス(突起部)
85 凹部
92a,92b,92c 肉抜き部
Claims (5)
- 車両(1)のチェーン式動力伝達機構(50)のスプロケット保持部構造において、当該スプロケット保持部(70)がスプロケット取り付け部(72)とホイール取り付け部(73)とを有し、これらスプロケット取り付け部(72)とホイール取り付け部(73)とを、円柱の内部を刳り貫いてなる円筒状の連結壁部(74)で接続し、前記ホイール取り付け部(73)が、円盤状部(83)上に、緩衝部材(71)を介してホイール(55)に係合する複数の突起部(84)を有してなり、前記円盤状部(83)が、その内周側から外周側に向かうほど前記ホイール(55)から離反するように傾斜して設けられ、前記突起部(84)の突出高さ及び前記緩衝部材(71)の厚さが前記円盤状部(83)の傾斜に伴い、前記円盤状部(83)の外周側に向うほど増加するように、前記突起部(84)及び前記緩衝部材(71)が前記円盤状部(83)に設けられることを特徴とするスプロケット保持部構造。
- 前記各突起部(84)に肉抜き部(92a)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスプロケット保持部構造。
- 前記各突起部(84)が、前記円盤状部(83)上にその円周方向で等間隔となるように六つ配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスプロケット保持部構造。
- 前記各突起部(84)が、前記スプロケット取り付け部(72)のスプロケット用の結合部(77)と対向する部分に、該結合部(77)を避ける凹部(85)を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のスプロケット保持部構造。
- 車両(1)のチェーン式動力伝達機構(50)のスプロケット保持部構造において、当該スプロケット保持部(70)は、スプロケット取り付け部(72)と、ホイール取り付け部(73)と、前記スプロケット取り付け部(72)とホイール取り付け部(73)とを連結する連結部(74)とを有してなり、前記連結部(74)は、前記ホイール取り付け部(72)の内周端より外周側へ凹む肉抜き部(74a)を有し、前記ホイール取付部(73)に取付けられるホイール(55)のホイールハブ部(56)は、前記ホイール(55)側から車幅方向外側に突出し車軸を支持するハブ本体部(57)を一体に有し、このハブ本体部(57)には軸受(58)が圧入されるとともに、前記軸受(58)の前記ハブ本体部(57)における相対位置を規定する規定部(57a)が設けられ、前記ハブ本体部(57)の車幅方向外側端には、前記規定部(57a)とともに前記軸受(58)を挟持するロックナット(57b)が螺着され、前記ハブ本体部(57)は、前記ホイール取り付け部(72)の内周端から前記肉抜き部(74a)側へ突出して位置することを特徴とするスプロケット保持部構造。
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