JP3158910B2 - 車両用ドアグリップ兼用プルハンドル - Google Patents

車両用ドアグリップ兼用プルハンドル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、電車等の車両
用ドアグリップ兼用プルハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、上記殆どの車両には開閉ドアが装
着されており、特に自動車はその便利さから、人々にと
って日常生活に欠かさない乗物となっている。従って、
乗用車、物品の運送車両等を含め上記車両にとって、該
ドアの開閉が頻繁に行われ、且つ搭乗者は車両のイスに
着座した斜め横向きの姿勢で特に閉める時には、該ドア
を手により強く引っ張ることにより閉める必要がある。
【0003】このため、搭乗者が正常でない上記姿勢で
手に力をかけた時、後述する、ドアを閉めた時の反力を
手に受け、身に不快感を感じる。これらの影響を少しで
も和らげたり、上記反力による不快感をなくすため、従
来から上記ドア開閉をし易くするため、或いは該車両が
急カーブの走行中や急ブレーキの時に身を保持するた
め、該ドアトリム等にはグリップやドア開閉用のプルハ
ンドル等が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
グリップタイプのものは図5に示すように、ドアトリム
01の車室内側に向くように設けられた棚部Tからの車
両の上方向に延設され、とりつけられたグリップ02が
ドアトリム01とは別部品として装着しなければなら
ず、ソフト材で射出成形、ブロー成形したとしてもかな
りのコストが嵩むことになる。
【0005】これに対し、従来の上記プルハンドルは図
6に示したように、上記ドアトリム01の棚部Tに設け
られた開口部03に、射出成形等で成形されたプルハン
ドル部04を取り付けたもので、構造的に簡単であり、
コスト的にも安いが、身体保持は握りがないため、機能
的には上記グリップタイプに劣る。又、この従来のプル
ハンドル04は、図6、図7に示したように、ドアトリ
ム01に車室内側に向かうように設けられた棚面Tに凹
形部05を設けてプルハンドル機能を発揮させるもので
あるが、ドア開閉を操作時にプルハンドルのグリップ滑
り現象をもたらす場合がある。この滑り現象を防止する
ためにプルハンドル部に指掛け部を設けることが行われ
ており、例えば実開平5−26667公報がある。
【0006】同公報記載の技術は図8に示すように、指
掛け部Vは凹形部05内に形成されているのでドア閉操
作時において指先に強い反力を受ける(ドア閉操作感が
よくない)ことと、指の曲がりを許容する分だけ凹形部
05の溝巾Wをひろく設定しなければならず、棚面Tの
車室側への突出量を増大させる必要がある。本発明は、
このような課題に鑑み創案されるもので、コスト的にも
従来のプルハンドル並であり、握りの機能を存するよう
にその形状,構成を考慮した車両用ドアグリップ兼用プ
ルハンドルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため請求項1の本願
発明の車両用ドアグリップ兼用プルハンドルは、車両の
ドアのアームレスト又は、該車室内側に向くように設け
られたドアトリムの上面傾斜面等からなる上面部と、
該上面部に設けられた開口部より該車両の下方に向く手
掛け凹所と、該上面部から該車両の下方に向かう該車室
内の側面部に該手掛け凹所の車室側の側壁を隔てて略相
対応するように設けられた指掛け部としてのへこみ部
備え、上記へこみ部と手掛け凹所とにより握り形状を
なし、グリップ機能を有するようにしたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2記載の本発明の車両用ドアグリッ
プ兼用プルハンドルは、請求項1記載の構成において、
上記手掛け凹所内面の少なくとも該車室側の側面を略平
面に形成したことを特徴としている。請求項3記載の本
発明の車両用ドアグリップ兼用プルハンドルは、請求項
1又は請求項2記載の構成において、上記手掛け凹所は
上記開口部に覆い被せる上記下方に向く凹所を備えたア
ームレスト本体で形成されたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の構成において、該ア
ームレスト本体が略L字状断面を有するように形成する
こともできる(態様1)。 また、請求項3又は上記態様
1記載の構成において、該アームレスト本体を上記開口
部の周辺の部位に熱融着結合、接着結合、ネジ、グリッ
プ等の機械結合などの結合手段により接合することもで
きる(態様2)。
【0010】また、請求項1〜3,上記態様1,2のい
ずれかに記載の構成において、上記ドアトリムと一体又
は別体に設けられたドアアームレストとに上記指掛けへ
こみ部と手掛け凹部を備えることもできる(態様3)。
また、請求項1〜3,上記態様1〜3のいずれかに記載
の構成において、上記指掛けへこみ部と手掛け凹所が該
手掛け凹所の該車室側の側壁を隔てて略相対応するよう
に設けられ握り形状の該グリップ機能を有するように形
することもできる(態様4)。
【0011】また、請求項1〜3,上記態様1〜4のい
ずれかに記載の構成において、該ドアトリムに該車室内
に向かうように設けられた上記上面部を有する張出部
と、上記ドアトリムの上面部から下方に向かう上記張出
部の車室内側の側面に指掛け部としてのへこみ部を形成
し、該へこみ部の上方に位置する部位の該上面部に開口
部を設けたドアトリム本体と、上記ドアトリム本体の開
口部に覆い被せる上記下方に向く手掛け凹所を有するア
ームレスト本体とを備えることもできる(態様5)。
【0012】また、請求項1〜3,上記態様1〜5のい
ずれかに記載の構成において、上記開口部の少なくとも
近傍を囲う周辺の部位に識別ができるように段部、凹
部、溝等を設けるか、該周辺の部位と表皮、表面処理、
材質、色彩をかえることにより、上記グリップであるこ
とが識別できる判断手段を備えることもできる(態様
6)。
【0013】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の車両用ドアグリ
ップ兼用プルハンドルでは、該ドアトリムの上面傾斜
面等からなる上面部又は該ドアのアームレストの上面,
傾斜面等からなる上面部と、該上面部から下方に向かう
該車室内の側面部に設けられた指掛け部としてのへこみ
部と、該上面部に設けられた開口部より該車両の下方に
向く手掛け凹所とを備え、上記へこみ部と手掛け凹所と
により握り形状をなし、グリップ機能を有するようにし
たものである。
【0014】従って、該ドアを開閉する時、上記へこみ
部に親指を当て手掛け凹所にその他の指を挿入してグリ
ップ操作を行うので、該ドアを閉めた時、車両の戸当た
りに該ドアが当たり、その反力が該ドアを介して上記各
指に達するが、該ドアを閉める時、親指はドアを閉める
方向に、即ち車室内方向の力が作用するので、該ドアが
閉まると該へこみ部から離れ、それに従って、該手掛け
凹所内にあるその他の指も該手掛け凹所から滑りながら
抜け出す作用を受ける。
【0015】従って、上記ドアを閉めた時の該ドアが受
ける反力の影響が及ばないので、上記した該ドア開閉時
の不快感を解消できる。又、上記へこみ部と手掛け凹所
によりグリップの機能を有するようにしたので、該手掛
け凹所へ真っ直ぐに指を入れるだけでよく、上記上面部
の車巾方向の長さを最小寸法に設定することが可能であ
る。
【0016】請求項2記載の本発明の車両用ドアグリッ
プ兼用プルハンドルでは、上記手掛け凹所内の該車室側
の側面を略平面としたので、該ドア閉操作時の該ドアが
戸当たりに当たり衝撃力が加わり、その反力が上記指に
達する。この際、上記したように親指が該へこみ部から
離れると、上記手掛け凹所側面が略平面に形成されてい
るので、滑りながら該手掛け凹所から抜け出すことがで
きる。
【0017】請求項3記載の本発明の車両用ドアグリッ
プ兼用プルハンドルでは、上記上面部の開口部に該車両
の下方に向く凹所を有する上記アームレスト本体により
覆い被せたので、上記開口部近傍の剛性が強化され余計
な補強材等を設ける必要がない。また、上記態様1記載
の構成では、略L字状断面の上記アームレスト本体で上
記開口部と該車室内の側面を覆うので、グリップの位置
が判別し易く、剛性も向上する。
【0018】また、上記態様2記載の構成では、上記ア
ームレスト本体を上記開口部の周辺部位と上記結合手段
により一体化するように形成したので、その構造が簡単
にできると共に剛性が向上する。また、上記態様3記載
の構成では、上記ドアトリムと一体又は別体に設けられ
たドアアームレストに上記指掛けへこみ部と手掛け凹所
を設けたので、該プルハンドルにグリップ機能を有する
コストの安いグリップ兼用のプルハンドルを得ることが
できる。
【0019】また、上記態様4記載の構成では、上記手
掛け凹所内の側面を略平面に形成し、該側面に略対応す
るように上記指掛け用のへこみ部を設けたので、上記グ
リップ機能が効果的に発生すると共に、上記ドア閉操作
時の衝撃力や反力が上記指や手に作用することがかなり
軽減される。また、上記態様5記載の構成では、該ドア
トリムに該車室内に向かうように設けられた上記上面部
を有する張出部と、上記ドアトリムの上面部から下方に
向かう上記張出部の車室内側の側面に指掛け部としての
へこみ部を形成し、該へこみ部の上方に位置する部位の
該上面部に開口部を設けたドアトリム本体と、上記ドア
トリム本体の開口部に覆い被せる上記下方に向く手掛け
凹所を有するアームレスト本体とを備えているので、該
アームレスト本体を上記張出部の上面の開口部に取り付
けるだけで、簡単にアームレストを形成することが出来
ると共に、上記ドアトリム本体とは異なるアームレスト
の前面側に位置する部位のドアトリム本体に上記へこみ
部を設けたので、該アームレストにグリップとしての機
能を付加させることができる。
【0020】また、上記態様6記載の構成では、上記開
口部の少なくとも近傍を囲う周辺の部位に識別ができる
ように段部、凹部、溝等を設けるか、該周辺の部位と表
皮、表面処理、材質、色彩をかえることにより、上記グ
リップであることが識別できる判断手段を有していの
で、デザイン的なイメージとしてグリップに見せかける
ことができ、見栄えが向上する。
【0021】
【実施例】以下の図面により、本実施例について説明す
る。 (第1実施例)先ず、図1〜3を参照して、本発明の第
1実施例を説明する。図1は上記車両のドアの車室内側
のドアトリムに本発明の車両用ドアグリップ兼用プルハ
ンドルを装着した場合の一部を破断した斜視図であり、
図2は図1の2A−2A線に沿う断面図、図3は本発明
の車両用ドアグリップ兼用のプルハンドルにドア開閉操
作時、手の指がグリップしている状態を示す説明図であ
る。
【0022】図1〜2に示したようにドアトリム50に
上記車両の車室内側52に向かうように設けられた上
面、傾斜面等からなる上面部54を有する張出部56が
配設されている。上記上面部54から下方に向かう張出
部56の側面にへこみ部60aを形成し、そのへこみ部
60aの該車両の上方向に位置する部位の上面部54
に、所要量の開口部62を設けたドアトリム本体64
と、このドアトリム本体64の開口部62に覆い被せる
と共に、上記車両の下方に向く手掛け凹所65を備える
基体が略L字型断面をなす、アームレスト本体66と
を、備えている。
【0023】上記アームレスト本体66の周辺部分66
aはドアトリム本体64の上記開口部62の周辺部分6
4aが熱カシメ融着の結合手段70で固着されている。
この結合手段70は上記熱融着結合の他、接着結合、ネ
ジ、グリップ等によるものでもよい。アームレスト本体
66の開口部に挿入されるプルハンドル本体72のフラ
ンジ72aが、上記開口部の周辺部66aに重合され、
結合手段70により、熱融着結合されている。
【0024】ドアトリム64の本体の下端64aはドア
トリム50と熱融着結合の結合手段70により結合され
ている。本実施例では上記のように構成されているの
で、プルハンドルの指掛け部60であるへこみ部60a
をドアトリム車室内の表面側に設けたので、ドア開操作
時に手掛け側の多数の指の付け根でドア閉操作時に荷重
を受けるので、ドアトリム表面側の親指の指先には衝撃
力が加わらなくなり、ドア閉操作感に悪影響をもたらさ
ない。
【0025】又、手掛け凹所は指を真っ直ぐに入れるだ
けでよく、棚面としての車室側張出突起を最小限の寸法
にすることが可能である。更に、本発明ではドアトリム
本体64の開口部62をアームレスト本体66で覆い被
せ一体結合させることにしたので、ドアトリムの剛性強
化が図れ、余分な補強材料を設定しなくて済む効果もあ
る。
【0026】(第2実施例)第2実施例を図4について
説明する。第1実施例と実質的に同一部位には同一符号
を付して説明する。第1実施例ではアームレスト本体6
6とプルハンドル72を別体に設けたが、本実施例のア
ームレスト本体67は、図4に示したように、第1実施
例のアームレスト本体66にプルハンドル72を一体に
形成したものである。
【0027】このアームレスト本体67のドアトリム5
0にはボス部67aが設けられ、このボス部67aにド
アトリム50がビス76により固定されている。又、一
端がドアのリンフォンスメント78にクリップ80によ
り固定されたブラケット82の他端にはアームレスト6
7のプルハンドルの凹所に相当する底部84がビス86
により固定されている。
【0028】本実施例は上記のように構成されているの
で、図4に示したように部品数が少なく組み立て工数を
低減することができる。又、プルハンドルの凹所を有す
るアームレスト本体67であり、この両者の継ぎ目もな
くアームレスト及びプルハンドルの外表面の美観が向上
する。又、上記両実施例では、ドアトリム50とドアト
リム本体64を別体に形成し、後から固着するようにし
たが、この両者を始めから一体に形成するようにしても
よい。
【0029】又、単独で形成されたアームレストAMを
ドアトリム50に取付け、そのアームレストに上記へこ
み部60と手掛け凹所を設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用ドアグリ
ップ兼用プルハンドルによれば、車両のドアのアームレ
スト又は、該車室内側に向くように設けられたドアトリ
ムの上面,傾斜面等からなる上面部と、該上面部に設け
られた開口部より該車両の下方に向く手掛け凹所と、
上面部から該車両の下方に向かう該車室内の側面部に、
該手掛け凹所の車室側の側壁を隔てて略相対応するよう
設けられた指掛け部としてのへこみ部とを備え、上記
へこみ部と手掛け凹所とにより握り形状をなし、グリッ
プ機能を有するようにしたものである。
【0031】従って、該ドアを開閉する時、上記へこみ
部に親指を当て手掛け凹所にその他の指を挿入してグリ
ップ操作を行うので、該ドアを閉めた時、車両の戸当た
りに該ドアが当たりその反力が該ドアを介して上記各指
に達するが、該ドアを閉める時、親指はドアを閉める方
向に、即ち車室内方向の力が作用するので、該ドアが閉
まると該へこみ部から離れ、それに従って、該手掛け凹
所内にあるその他の指も該手掛け凹所から滑りながら抜
け出す作用を受ける。
【0032】従って、上記ドアを閉めた時の該ドアが受
ける反力の影響が及ばないので、上記した該ドア開閉時
の不快感を解消できる。又、上記へこみ部と手掛け凹所
によりグリップの機能を有するようにしたので、該手掛
け凹所へ真っ直ぐに指を入れるだけでよく、上記上面部
の車巾方向の長さを最小寸法に設定することが可能であ
る。
【0033】請求項2記載の本発明の車両用ドアグリッ
プ兼用プルハンドルによれば、上記手掛け凹所内の該車
室側の側面を略平面としたので、該ドア閉操作時の該ド
アが戸当たりに当たり衝撃力が加わり、その反力が上記
指に達する。この際、上記したように親指が該へこみ部
から離れると、上記手掛け凹所側面が略平面に形成され
ているので、滑りながら該手掛け凹所から抜け出すこと
ができる。
【0034】請求項3記載の本発明の車両用ドアグリッ
プ兼用プルハンドルによれば、上記上面部の開口部に該
車両の下方に向く凹所を有する上記アームレスト本体に
より覆い被せたので、上記開口部近傍の剛性が強化され
余計な補強材等を設ける必要がない。また、請求項3記
載の構成において、上記略L字状断面の上記アームレス
ト本体で上記開口部と該車室内の側面を覆う場合には、
グリップの位置が判別し易く、剛性も向上することがで
きる(態様1)。
【0035】また、請求項3又は上記態様1記載の構成
において、上記アームレスト本体を上記開口部の周辺部
位と上記結合手段により一体化するように形成した場合
には、その構造が簡単にできると共に剛性向上するこ
とができる(態様2)また、請求項1〜3,上記態様
1,2のいずれかに記載の構成において、上記ドアトリ
ムと一体又は別体に設けられたドアアームレストに上記
指掛けへこみ部と手掛け凹所を設けた場合には、該プル
ハンドルにグリップ機能を有するコストの安いグリップ
兼用のプルハンドルを得ることができる(態様3)。
【0036】また、請求項1〜3,上記態様1〜3のい
ずれかに記載の構成において、上記手掛け凹所内の側面
を略平面に形成し、該側面に略対応するように上記指掛
け用のへこみ部を設けた場合には、上記グリップ機能が
効果的に発生すると共に、上記ドア閉操作時の衝撃力や
反力を上記指や手に作用することがかなり軽減される
(態様4)。
【0037】また、請求項1〜3,上記態様1〜4のい
ずれかに記載の構成において、該ドアトリムに該車室内
に向かうように設けられた上記上面部を有する張出部
と、上記ドアトリムの上面部から下方に向かう上記張出
部の車室内側の側面に指掛け部としてのへこみ部を形成
し、該へこみ部の上方に位置する部位の該上面部に開口
部を設けたドアトリム本体と、上記ドアトリム本体の開
口部に覆い被せる上記下方に向く手掛け凹所を有するア
ームレスト本体とを備えた場合には、該アームレスト本
体を上記張出部の上面の開口部に取り付けるだけで、簡
単にアームレストを形成すことが出来ると共に、上記ド
アトリムとは異なるアームレストの前面側に位置する部
位のドアトリム本体に上記へこみ部を設けたので、該ア
ームレストにグリップとしての機能を付加させることが
できる(態様5)。
【0038】また、請求項1〜3,上記態様1〜5のい
ずれかに記載の構成において、上記開口部の少なくとも
近傍を囲う周辺の部位に識別ができるように段部、凹
部、溝等を設けるか、該周辺の部位と表皮、表面処理、
材質、色彩をかえることにより、上記グリップであるこ
とが識別できる判断手段を有した場合には、デザイン的
なイメージとしてグリップに見せかけることができ、見
栄えが向上する。
【0039】従って、別途上記グリップを設けるものに
比較してコストも安く形成する事ができる(態様6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す車両用グリップ兼用
プルハンドルの説明図である。
【図2】図1の2A─2A線に沿う断面図である。
【図3】図1のプルハンドルをグリップしている状態を
示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す説明図である。
【図5】従来のグリップタイプのドア開閉ハンドルの説
明図である。
【図6】従来のプルハンドルタイプのドア開閉ハンドル
の説明図である。
【図7】図6の7A−7A線に沿う断面図である。
【図8】図6,図7に相当する詳細例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
50 ドアトリム 52 車室内側 54 上面部 56 張出部 60a へこみ部 62 開口部 64 ドアトリム 65 手掛け凹所 66 アームレスト本体 70 結合手段 72a フランジ 76 ビス AM アームレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−121416(JP,U) 実開 昭61−39621(JP,U) 実開 昭59−184222(JP,U) 実開 平5−26667(JP,U) 実開 昭59−176232(JP,U) 実開 平2−71022(JP,U) 実開 平6−32138(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアのアームレスト又は、該車室
    内側に向くように設けられたドアトリムの上面傾斜面
    等からなる上面部と、該上面部に設けられた開口部より該車両の下方に向く手
    掛け凹所と、 該上面部から該車両の下方に向かう該車室内の側面部に
    該手掛け凹所の車室側の側壁を隔てて略相対応するよう
    設けられた指掛け部としてのへこみ部とを備え、 上記へこみ部と手掛け凹所とにより握り形状をなし、
    グリップ機能を有するようにしたことを特徴とする、車
    両用ドアグリップ兼用プルハンドル。
  2. 【請求項2】 上記手掛け凹所内面の少なくとも該車室
    側の側面を略平面に形成したことを特徴とする、請求項
    1記載の車両用ドアグリップ兼用プルハンドル。
  3. 【請求項3】 上記手掛け凹所は上記開口部に覆い被せ
    る上記下方に向く凹所を備えたアームレスト本体で形成
    されたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の
    車両用ドアグリップ兼用プルハンドル。
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