JP3158705B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP3158705B2
JP3158705B2 JP23921992A JP23921992A JP3158705B2 JP 3158705 B2 JP3158705 B2 JP 3158705B2 JP 23921992 A JP23921992 A JP 23921992A JP 23921992 A JP23921992 A JP 23921992A JP 3158705 B2 JP3158705 B2 JP 3158705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、縫針に挿通された針糸
に下糸を係合させるルーパーと、このルーパーに沿って
移動させられる針糸を切断する切断機構を備えたミシン
に関するものである。
【従来の技術】従来、二重環縫いや飾り縫いのためのミ
シンなどは、図7に示すように、単数又は複数の縫針1
2を下端に装着した針棒14を上下往復駆動する針棒駆
動機構と、ルーパー206を針棒14の上下往復運動に
合わせて矢印K方向の布送り方向に直交する矢印L方向
に往復運動するルーパー駆動機構と、ミシンベッド部の
針板のすぐ下側に配置された糸切り装置とを備えてい
た。この糸切り装置は、縫製終了時に下糸18と針糸2
0とを切断手段としての上メス22と糸捕捉部材と して
下メス24とで自動的に又は手動操作で切断するもの
が実用に供されている。この下メス24は、図示しない
押えバネによりその中心部に上向き付勢力(刃圧)を受
けており、針糸20が上メス22及び下メス24の中心
部で最も確実に切断可能になっている。布送り後に、図
8に示すように、下メス24は、ルーパー根元部206
bから矢印B方向にルーパー先端部206aへ移動す
る。その後、下メス24は、ルーパー先端部206aか
ら矢印A方向にルーパー根元部206bへ移動復帰し、
その移動途中において、下メス24の第1フック24a
にはルーパー206の下糸18が係合され、且つ、第2
フック24bには針糸20が係合され、下メス24が更
に復帰移動すると、第1フック24aに係合した下糸1
8と第2フック24bに係合した針糸20が上メス22
及び下メス24により順次切断される。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、針糸2
0が上メス22及び下メス24により切断される時、針
糸20が下メス24の外側にずれて、針糸20が上メス
22及び下メス24の中心から遠くなり刃圧が弱い位置
にあると、糸切りミスが発生する問題点がある。また、
図8に示すように、ルーパー根元部206bはルーパー
206を固定するのに十分な強度を持たせるために、ル
ーパー先端部206aよりも太くなっているので、図9
に示すように、ルーパー根元部206bに移動された針
糸20は、実線で示すルーパー先端部206aで位置す
る時よりも破線で示されたように広がり、第2フック2
4bのより外側へと移動する。そうなると、針糸20が
上メス22及び下メス24の中心から遠くなり刃圧が弱
くなってしまい、糸切りミスが発生しやすくなるという
問題があり、更に、針糸がなす輪の幅が広がって大きく
なった場合には、針糸20が下メス24から外れてしま
う恐れもある。更に、布送りがされた後に糸切り動作が
行われるので、図10の破線に示すように、縫い目ピッ
チが大きい場合には、実線に示す縫い目ピッチが小さい
場合よりも、針糸20が下メス24のより外側に位置す
ることとなり、よって、特に縫い目ピッチが大きい場合
には、同様に、針糸20が上メス22及び下メス24の
中心から遠くなり刃圧が弱くなってしまい、糸切りミス
が発生しやすくなるという問題がある。請求項1に記載
の発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、切断時に針糸がずれることを防止して、確実
に針糸を切断することができるミシンを提供することを
目的としている。請求項2に記載の発明は、縫い目ピッ
チの大きさに関わらず、確実に針糸を切断することがで
きるミシンを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係るミシンは、糸捕捉部材の移動
により針糸を切断する時に、針糸がルーパーの根元部側
に移動された際、その針糸のなす輪が、そのルーパーの
根元部自身によって広げられるのを防ぐための凹部を、
そのルーパーの根元部に形成している。また、この目的
を達成するために本発明の請求項2に係るミシンは、
部が被加工布の送り方向下流側側面に形成されている
【作用】上記の構成を有する請求項1に係るミシンにお
いては、ルーパーに設けられた部が針糸の移動を規制
し、針糸の位置が、糸捕捉部材及び切断手段の中心、即
ち、刃圧が十分にかかった位置で行われるので、切断手
段がこの針糸を確実に切断する。また、ルーパーの根元
部側に形成した凹部により、その針糸のなす輪が広げら
れるのを防ぐようにしているため、確実に糸捕捉部材が
針糸を捉えることができ、このことによっても、確実に
針糸が確実に切断されるようにしている。また、上記の
構成を有する請求項2に係るミシンにおいては、ルーパ
ーの布の送り方向下流側側面に設けられた部が針糸の移
動を規制すると共に針糸のなす輪の幅を狭くして、縫目
ピッチに関わらず、切断手段がこの針糸を確実に切断す
る。
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、従来の構成と同様の構成のもの
については、同番号を付す。飾り縫いミシン10は、図
2に示すように、ベッド部30と、そのベッド部30か
ら立設されたアーム部32とから構成されており、ベッ
ド部30には布送りを行う送り歯駆動機構(図示略),
ルーパー34を布送り方向(矢印K方向)と直交する方
向に往復駆動させるルーパー駆動機構(図4参照)、及
び、ルーパー34の下糸18と縫い針12の針糸20と
を同時に切断する糸切り装置(図5及び図6参照)など
が設けられている。そして、アーム部32には針棒14
を上下動させる針棒駆動機構(図3参照)などが設けら
れており、この針棒14の下端には、3本の縫い針12
が装着可能に取り付けられている。次に、針棒駆動機構
について図3を参照して説明する。前記アーム部32の
内部には、上軸40が回転自在に支持されており、この
上軸40の端部には、針棒クランク42が固定され、更
に、この針棒クランク42の端部には、連結レバー44
の一端が回転可能に連結されている。この連結レバー4
4の他端は針棒抱き46を介して前記針棒14に連結さ
れ、これにより、前記針棒クランク42の回転に伴っ
て、前記針棒14が前記連結レバー44を介して上下方
向に往復駆動されるようになっている。そして、前記針
棒14の下端部には、針取り付け具50が固定され、前
述したように、この針取り付け具50には縫い針12が
装着されている。前記縫い針12の針孔(図示しない)
には、針糸20が挿通されている。次に、前記ベッド部
30に配置されているルーパー駆動機構について図4を
参照して説明する。前記ベッド部30の内部には、下軸
54が回転可能に支持されており、周知のミシンモータ
(図示しない)により前記上軸40と対応して回転駆動
されるようになっている。前記下軸54には、クランク
部56が備えられていて、更に、このクランク部56の
突出部分には、垂直連結レバー58の上端部が回転可能
に取り付けられており、従って、前記垂直連結レバー5
8は、前記下軸54の回転に伴い上下運動する。この垂
直連結レバー58の下端には、回転軸60に固定された
水平腕62の先端が揺動可能に取り付けられている。前
記回転軸60は、前記下軸54とは直交するように、前
記ベッド部30の内部に回転可能に支持されており、従
って、前記回転軸60は、前記下軸54の回転に伴い一
定の回動範囲で往復回動する。前記回転軸60には、垂
直腕64の下端が固定されており、この垂直腕64は前
記回転軸60より上方に伸びている。前記垂直腕64の
上端は2股に分かれており、その2股の間でルーパー棒
66を挟んでいる。前記ルーパー棒66は、前記下軸5
4と平行に配置され、回転可能であると共に、その軸線
方向(矢印P方向)に摺動可能にベッド部30の内部に
支持されている。前記ルーパー棒66の上には、板状の
固定部材68,69が前記垂直腕64の2股部を挟んで
固定されており、従って、前記ルーパー棒66は、前記
下軸54の回転に伴って前記ルーパー棒66をその軸線
方向(矢印P方向)に往復運動する。更に、前記ルーパ
ー棒66は、略コ字形をした連結部材70の両端部70
a,70cに摺動可能に挿通されており、この連結部材
70の中間部70bは、前記ルーパー棒66の上方に位
置している。その中間部70bには、ガイド溝70dが
形成されており、このガイド溝70dには、前記固定部
材68の上方に突出した上端部68aがガイド溝70d
に沿って移動可能に挿通されている。この中間部70b
の側面には、水平連結レバー76の一端が揺動可能に取
り付けられている。この水平連結レバー76の他端は、
偏心カム78を介して回転可能に前記下軸54に取り付
けられており、従って、前記水平連結レバー76は前記
下軸54の回転に伴って前記連結部材70を揺動させる
ようになっている。前記ルーパー棒66は、前記固定部
材68を介して前記連結部材70に連結されており、従
って、前記ルーパー棒66は、前記下軸54の回転に伴
って一定回動範囲で往復回動(矢印Q方向)すると共
に、軸線方向(矢印P方向)に往復摺動するようになっ
ている。前記ルーパー棒66の先端部には、ルーパー固
定部材80を介して糸捕捉部材としての前記ルーパー3
4が固定されている。このルーパー根元部34b近傍で
布送り方向Kの下流側の側面には、図1に示すように、
凹部としての溝部34dが斜めに形成されている。この
溝部34dにより、糸切り時に針糸20が下メス24の
中心部の近くに保持されると共に、針糸20のなす輪の
幅の広がりが防止されるようになっている。尚、この溝
部34dの深さ及び斜め加減は、後述する糸切り機構と
ルーパー34との配置やルーパー34の移動量に基づい
て設定されている。また、図4に示すように、前記ルー
パー34には、その軸線方向に沿って糸溝34eが形成
されており、糸溝34eの両端には、その貫通穴34
f,34g(図1参照)がそれぞれ設けられている。更
に、前記ルーパー34の布送り方向Kの下流側側面に
は、縫い針12とルーパー34とが係合するときに縫い
針12がルーパー34の表面を滑るようにするための傾
斜が設けられている。前記ルーパー34は、前記下軸5
4の回転に伴って前記ルーパー棒66の軸線方向(矢印
P方向)に往復運動すると共に、揺動運動(矢印Q方
向)するようになっている。更に、前記下軸54は前記
上軸40に対応して回転するようになっており、前記ル
ーパー34は前記縫い針12の上下運動とも対応してい
るので、前記下糸18と針糸20とを係合させられるよ
うになっている。次に、ルーパー駆動機構のすぐ上側の
ベッド部30内に設置された糸切り装置について図5及
び図6に基いて説明する。前記ベッド部30内には、ベ
ースプレート82がビス止めされており、このベースプ
レート82には、上メスレバー84が溝部84aに沿っ
て移動可能に取り付けられ、また、下メスレバー86が
溝部86a,86bに沿って可動に取り付けられてい
る。前記上メスレバー84には、前記上メス22が固定
されおり、前記下メスレバー86には、第1フック24
a及び第2フック24bが先端部に形成された前記下メ
ス24が固定されている。この下メスレバー86には、
前記上メスレバー84と係合する係合部86cが形成さ
れており、この下メスレバー86が移動するのに伴っ
て、この係合部86cが前記上メスレバー84と係合す
ることにより、上メスレバー84は下メスレバー86と
共に移動するようになっている。上メス22の糸切り端
部は、針糸20の糸切り時に、ルーパー根元部34dの
すぐ上方に位置するようになっている。尚、前記下メス
24に形成されている第1フック24a及び第2フック
24bは、前記下メス24の中心部分まで切り込まれる
ようにして形成されている。また、上メス22及び下メ
ス24は、縫製時に妨げにならないように、縫製時はル
ーパー34よりも、後方(布送り方向の下流側)に待機
している。また、前記ベースプレート82には、駆動レ
バー90がその中央部分において回動可能に取り付けら
れ、この駆動レバー90の一端は前記下メスレバー86
に連結されており、また、他端は糸切り駆動機構の作動
軸92に回動可能に連結されている。そして、前記上メ
スレバー84とベースプレート82との間に圧縮バネ9
4がかけられ、前記上メスレバー84は、この圧縮バネ
94の付勢力により常に矢印B方向に付勢されている。
更に、前記上メスレバー84には、当接部84bが形成
されており、前記上メスレバー84の矢印B方向の移動
に伴って、当接部84bが前記ベースプレート82に突
設されたストッパ部材96と当接してその移動量が規制
されるようになっている。前記下メス24は、図示しな
い押えバネにより上方に付勢力を受けており、刃圧が前
記上メス22と下メス24とに与えられている。この押
えバネは、前記上メス22及び下メス24の中心部に備
えらているので、前記上メス22及び下メス24の中心
部が最も刃圧が高く、最も糸を切断可能な位置である。
つまり、針糸20のなす輪の幅が広がらずに、針糸20
が第1フック24a及び第2フック24bの内側に位置
すれば、針糸20は確実に切断されるのである。以下、
糸切りのための駆動機構について説明する。前記作動軸
92は、前記ベッド部30に取り付けられた支持部材9
8により左右方向に移動可能に支持されている。その作
動軸92には、作動レバー100の一端側が固定され、
その作動レバー100の他端には、ベッド30に固定さ
れたソレノイド106のプランジャー108が連結され
ている。また、従って、前記ソレノイド106が駆動さ
れると、前記上メスレバー84及び下メスレバー86
は、矢印B方向に移動するようになっている。ソレノイ
ド106が駆動されなくなったときには、圧縮バネ10
4の付勢力により、上メスレバー84及び下メスレバー
86は、矢印A方向に移動するようになっている。尚、
作動軸92上に固定されたバネ受け部材110と支持部
材98との間には圧縮バネ104が装着されている。次
に、このように構成されたミシンの糸切り動作について
説明する。縫製終了後に、縫い針12が針上位置に上昇
し、且つ、ルーパー34が図4に示す最左限位置である
係合位置に移動したときに、ソレノイド106が駆動さ
れ、作動軸92が図5に示す待機位置から矢印A方向に
移動すると、作動レバー90を介して下メスレバー86
は、下メスレバー86に形成された溝部86aに沿って
一旦斜めに移動された後、矢印B方向に一直線に移動さ
れる(図6に示す位置)。この下メスレバー86の移動
に伴い、圧縮バネ94の作用により上メスレバー84も
同時に矢印B方向に移動するが、その途中、上メスレバ
ー84はストッパ部材96に当接してその動きが規制さ
れて切断位置で止まる。このとき、下メス24の先端部
分が前記ルーパー34のすぐ上側の作用位置に矢印B方
向に移動する。その後、ソレノイド106が駆動されな
くなったときには、圧縮バネ104の付勢力により、下
メス24及び下メスレバー86が矢印A方向に一直線移
動した後、斜めに移動して図5に示す待機位置に位置す
る。この下メス24の待機位置への移動途中(一直線移
動)において、第1フック24aにはルーパー34の下
糸14が係合され、且つ、第2フック24bには針糸2
0が係合される。そして、第1フック24aに係合した
下糸14と第2フック24bに係合した針糸20が上メ
ス22及び下メス24により順次切断される。この時、
図1に示すように、下メス24の第2フック24bに引
っかけられた針糸20は下メス24により引っ張られ
て、ルーパー34の側面上を滑りルーパー根元部34b
の方へ移動する。そして、針糸20はルーパー根元部3
4bに設けられた溝部34dに入り、針糸20が係止さ
れ針糸20が安定しているので確実に切断される。ま
た、この時、針糸20が溝部34dに入ることにより、
ルーパー根元部34bの形状によって、針糸20のなす
輪の幅が広がらず、針糸20の位置が上メス22及び下
メス24の中心近くに保持され、刃圧が十分にかかった
位置で糸切りが行われるので、確実に針糸20が切断さ
れる。更に、ルーパー34の布の送り方向下流側側面に
設けられた溝部34dが形成されているので、縫目ピッ
チが大きくなっても、針糸20のなす輪の幅を狭くな
る。よって、針糸20の位置が、上メス22及び下メス
24の中心、即ち、刃圧が十分にかかった位置で糸切り
が行われるので、確実に針糸20が切断される。このよ
うに、上メス22及び下メス24の中心部で糸切りを行
っているので、上メス22及び下メス24の大きさが小
さくて済み、ベッド部30の内部のその他の機構の設計
の自由度が増すと共に、ベッド部30のコンパクト化が
可能である。尚、ソレノイド106に代えて、エアシリ
ンダや種種のアクチュエータを用いる事が可能である。
また、スプレダーを設けて上飾り糸を用いるようにした
飾り縫いミシンや二重環縫いミシンなどの種種のミシン
のルーパーに本発明を適用できることは勿論である。ま
た、針糸20のなす輪の幅が狭くなるようになれば良
く、布送り上流側に設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明においては、糸捕捉部材(24)の移動により針糸
(20)を切断する時に、針糸(20)がルーパー(3
4)の根元部(34b)側に移動された際、その針糸
(20)のなす輪が、そのルーパー(34)の根元部
(34b)自身によって広げられるのを防ぐための凹部
(34d)を、そのルーパー(34)の根元部(34
b)に形成したから、針糸(20)の位置が、糸捕捉部
材(24)及び切断手段(22)の中心、即ち、刃圧が
十分にかかった位置で行われるので、切断手段(22)
がこの針糸(20)を確実に切断する。 また、ルーパー
(34)の根元部(34b)側に形成した凹部(34
d)により、その針糸(20)のなす輪が広げられるの
を防ぐようにしているため、確実に糸捕捉部材(24)
が針糸(20)を捉えることができ、このことによって
も、確実に針糸(20)が確実に切断される。また、請
求項2に記載の発明においては、凹部(34d)が被加
工布の送り方向下流側側面に形成されていることから、
縫目ピッチが大きくなっても、針糸が切断手段により確
実に切断される。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸切り途中のルーパーと下メスと針糸との関係
を示す部分斜視図である。
【図2】糸切り装置を設けた飾り縫いミシンの斜視図で
ある。
【図3】針棒駆動機構の斜視図である。
【図4】ルーパー駆動機構の斜視図である。
【図5】ソレノイドが駆動されていない時の糸切り機構
の平面図である。
【図6】ソレノイドが駆動されている時の糸切り機構の
平面図である。
【図7】縫い針とルーパーとの関係を示す部分斜視図で
ある。
【図8】従来技術に係る図1相当図である。
【図9】ルーパー先端から見た針糸と下メスとの関係を
説明する説明図である。
【図10】縫い目ピッチが大きい時の図8相当図であ
る。
【符号の説明】
12 縫い針 18 下糸 20 針糸 22 切断手段としての上メス 24 糸捕捉部材としての下メス 34 ルーパー34b 根元部 34d 凹部 54 下軸 66 ルーパー棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 常文 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 上田 清志 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー 工業株式会社内 審査官 西山 真二 (56)参考文献 特開 昭52−121450(JP,A) 特開 平5−31281(JP,A) 実開 昭60−50977(JP,U) 実開 平3−76574(JP,U) 特公 昭61−51914(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 57/02 D05B 65/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針(12)に挿通された針糸(20)
    に別の下糸(18)を係合させる棒状のルーパー(3
    4)と、 前記針糸(20)を捕捉するフック(24b)を有し、
    その針糸(20)を前記ルーパー(206)の側面に沿
    って移動させる糸捕捉部材(24)と、 前記ルーパー(34)の根元部(34b)近傍に取り付
    けられて前記糸捕捉部材(24)により移動された前記
    針糸(20)を切断する切断手段(22)とを備えるミ
    シンにおいて、 前記糸捕捉部材(24)の移動により前記針糸(20)
    を切断する時に、前記針糸(20)が前記ルーパー(3
    4)の根元部(34b)側に移動された際、その針糸
    (20)のなす輪が、そのルーパー(34)の根元部
    (34b)自身によって広げられるのを防ぐための凹部
    (34d)を、そのルーパー(34)の根元部(34
    b)に形成したことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記凹部(34d)が被加工布の送り方
    向下流側側面に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のミシン。
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CN103061051A (zh) * 2013-01-06 2013-04-24 山东寿光健元春有限公司 一种用于束紧包装袋提把的缝纫装置
CN103061051B (zh) * 2013-01-06 2014-04-23 山东寿光健元春有限公司 一种用于束紧包装袋提把的缝纫装置

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