JP3157208B2 - 発光ダイオード - Google Patents

発光ダイオード

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JP3157208B2 JP24358191A JP24358191A JP3157208B2 JP 3157208 B2 JP3157208 B2 JP 3157208B2 JP 24358191 A JP24358191 A JP 24358191A JP 24358191 A JP24358191 A JP 24358191A JP 3157208 B2 JP3157208 B2 JP 3157208B2
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山本  茂
昌育 橋本
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L24/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/12Passive devices, e.g. 2 terminal devices
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダブルヘテロ接合構造の
発光ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高出力を有するダブルヘテロ接合
構造の発光ダイオードの改良が数多くなされている。そ
の中で例えば特開平2−65280号公報で開示された
発光ダイオードを図5に示す。そしてその混晶比プロフ
ァイルを図2の破線Cで示す。これらの図に於て、P型
GaAlAs層11はZnを添加されたGaAlAsか
ら成り、その層厚は25μmであり、その結晶成長の開
始面に於けるAl混晶比は0.6である。活性層12は
Znを添加された混晶比0.35のGaAlAsから成
り、層厚は1μmであり、P型GaAlAs層11の上
に形成される。N型GaAlAs層13はTeを添加さ
れたGaAlAsから成り、活性層12の上に形成され
る。これらの3層を合計した層厚は80μmである。層
厚0.5μmの電極14と15が形成され、発光ダイオ
ード16が構成される。フレーム17の上に自動機によ
り銀ペースト18が塗布され、この上に自動ペレットボ
ンディング機により発光ダイオード16が固着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして上述の発光ダ
イオードは素子として脆弱という第1の欠点がある。何
故ならば製造工程中のウエハ状態で約4%のものが割れ
るし、素子状態で約7%のものが割れるからである。脆
弱であるのは、層厚が80μmと薄いので製造工程の取
扱い中で割れるためと、P型GaAlAs層11の混晶
比勾配が大きい事による結晶内の応力歪みによるものと
考えられる。
【0004】そして図6の電圧対電流特性に示す様に、
負電圧例えば−5Vを印加した時、20μAの電流が流
れ、更に大きな負電圧が印加した時、大電流が流れるの
で長時間使用すると、発光ダイオード16が破壊される
第2の欠点がある。その理由は負電圧印加時に、フレー
ム17と銀ペースト18とN型GaAlAs層13と電
極15を通る電流リークがあるからである。故に本発明
は上述の欠点を鑑みてなされたものであり、すなわち割
れの少ない強固な、かつ電流リークのない発光ダイオー
ドを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、第1導電型のGaAlAs層と、その上
に隣接して形成された第1導電型のGaAlAs層から
成る活性層と、その上に形成された第2導電型のGaA
lAs層とを具備する発光ダイオードに於て、前記3層
の合計した層厚が100μm以上であり、かつ前記活性
層の下に位置する前記第1導電型のGaAlAs層の単
調減少するAl混晶比勾配を0.0012/μm以下に
形成するものである
【0006】更に望しくは、本発明は第1導電型のGa
AlAs層の層厚を60μm以上に形成するものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は上述の様に、第1導電型のGaAlA
s層の混晶比勾配を0.0012/μm以下と緩やかに
する事により、この層が活性層に与える応力を小さくす
るので歪みが少なくなる。また3層の層厚を100μm
以上に形成する事によりウエハ状態と素子状態での強度
が確保されて割れが少なくなる。
【0008】更に望しくは、第1導電型のGaAlAs
層の層厚を60μm以上にする事により、第2導電型の
GaAlAs層を高い位置に設定できる。故に銀ペース
トと第2導電型のGaAlAs層との接触がなくなり、
電流リークを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1に従い説明
する。図1は本実施例に係る発光ダイオードの断面図で
ある。第1導電型のGaAlAs層1はZnを添加され
たGaAlAsから成り、その層厚は60〜200μm
である。その結晶成長の開始面に於けるAl混晶比は
0.5〜0.85の中から選択される。活性層2はZn
を添加されたGaAlAsから成り、その層厚は0.5
〜2μmである。赤色の発光波長620〜690nmに
対応して、その混晶比は約0.35である。そして活性
層2は第1導電型のGaAlAs層1の上に形成され
る。
【0010】第2導電型のGaAlAs層3はTeを添
加されたGaAlAsから成り、その層厚は10〜20
0μmであり、活性層2の上に形成される。第2導電型
のGaAlAs層3は活性層2との境界近傍に於て、混
晶比は0.5〜0.85になる様に形成される。第1、
第2の電極4と5は共にAu等から成り、それぞれ第1
導電型のGaAlAs層1の裏面及び第2導電型のGa
AlAs層3の表面に形成され、層厚は約0.5μmで
ある。これらの層により発光ダイオード6は構成され
る。
【0011】次に割れの少ない強固な発光ダイオード6
を得るために、3層の合計した層厚A及び第1導電型の
GaAlAs層1の混晶比勾配の最適値を求める。その
ために表1に示す様に、8種類、各100個の発光ダイ
オード6を徐冷法というエピタキシャル成長法により製
作する。
【0012】
【表1】
【0013】具体的には、図2に示す混晶比プロファイ
ルにより製作する。表1の試料E4を代表的に特性Dと
して示す。特性Dを得るには、第1導電型のGaAlA
s層1を、初めの混晶比0.73と初めの温度940℃
にて、半導体基板の上に層厚120μmになるまで成長
させる。この時の混晶比は0.586であるから、混晶
比勾配は(0.73−0.586)/120=0.00
12となる。次に835℃で活性層2を層厚1.5μm
になるまで成長させる。そして初めの混晶比0.69と
初めの温度833℃にて、第2導電型のGaAlAs層
3を成長させ、温度690℃で終了する。この層の厚さ
は28.5μmとなり、合計の層厚は150μmとな
る。同様にして他の試料も、混晶比と成長温度を適切に
選択してエピタキシャル成長させる事により、表1に示
す特性になる様に製作され、第1、第2の電極4と5が
形成され、各発光ダイオード6が得られる。
【0014】次に図3に、各発光ダイオード6の割れ発
生率を示す。この割れ発生率は各試料100個の中の割
れているものの個数を%にて示す。横軸は合計した層厚
A(μm)を示す。実線と破線は第1導電型のGaAl
As層1の混晶比勾配がそれぞれ、0.0012と0.
0015の時のデータを示す。この図により、合計した
層厚が100μm以上では割れ発生率が急に減ることが
判かる。そして、100μm以上のものでも、混晶比勾
配が0.0012になると急に減り、割れ発生率は1%
以下となる。混晶比を0.0012より小さい試料を製
作したが、割れ発生率が更に減ることが判かった。
【0015】以上、従来の第1の欠点である発光ダイオ
ードの脆弱を解決する手段を述べたが、次に第2の欠点
である電流リークの解決に関して、図1に従って本発明
の第2実施例を述べる。最初に表2に示す様に、4種
類、各100個の発光ダイオード6をエピタキシャル成
長法により製作する。
【0016】
【表2】
【0017】そしてフレーム7の上に自動機により、銀
ペースト等の導電性接着剤8が塗布され、この上に自動
ペレットボンディング機により、発光ダイオード6が固
着される。第2の電極5と別のフレーム(図示せず)は
金属細線でボンディングされる。
【0018】次に図4に、本実施例による各発光ダイオ
ード6のIR不良率を示す。IR不良率とは通常、発光ダ
イオードの電圧対電流特性に於て、負の印加電圧(−5
V)時に電流が10μA以上流れるものの割合を示す。
この図4に於て、第1導電型のGaAlAs層1の層厚
Bが60μm以上になると、IR不良率は1%と急に減
ることが判かる。その理由は第1導電型のGaAlAs
層1を60μm以上にして第2導電型のGaAlAs層
3を高い位置に設定することにより、導電性接着剤8と
第2導電型のGaAlAs層3との接触がなくなり、電
流リークが少なくなるためである。
【0019】
【発明の効果】上述の様に、本発明は第1導電型のGa
AlAs層の混晶比勾配を0.0012/μm以下と緩
やかにする事により、この層が活性層に与える応力を小
さくする。故に歪みが少なくなり結晶組織が強固とな
る。また第1導電型のGaAlAs層は単調減少する混
晶比を有するので、製品の特性のバラツキが少ない。そ
して3層の層厚を100μm以上にする事により、ウエ
ハ状態と素子状態での強度が確保されて割れが少なくな
る。その結果、割れの不良率が1%以下となり歩留りが
向上する。
【0020】更に望しくは、第1導電型のGaAlAs
層を60μm以上と厚く形成する事により、第2導電型
のGaAlAs層を高い位置に設定できる。故に導電性
接着剤と第2導電型のGaAlAs層との接触がなくな
り電流リークを防止できる。その結果、長時間使用して
も破壊されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係る発光ダイオー
ドの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る発光ダイオード及び
従来の発光ダイオードに於ける混晶比プロファイルであ
る。
【図3】本発明の第1実施例に係る発光ダイオードに於
ける、合計した層厚に対する割れ発生率を示すグラフで
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る発光ダイオードに於
ける、第1導電型のGaAlAs層の層厚に対するIR
不良率を示すグラフである。
【図5】従来の発光ダイオードの断面図である。
【図6】従来の発光ダイオードに於ける電圧対電流特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1導電型のGaAlAs層 2 活性層 3 第2導電型のGaAlAs層 4 第1の電極 5 第2の電極 6 発光ダイオード 7 フレーム 8 導電性接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−278384(JP,A) 特開 昭60−17969(JP,A) 特開 昭64−77981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01S 5/00 - 5/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のGaAlAs層と、その上
    隣接して形成された第1導電型のGaAlAs層から
    成る活性層と、その上に形成された第2導電型のGaA
    lAs層とを具備する発光ダイオードに於て、前記3層
    の合計した層厚が100μm以上であり、かつ前記活性
    層の下に位置する前記第1導電型のGaAlAs層の単
    調減少するAl混晶比勾配が0.0012/μm以下で
    ある事を特徴とする発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記活性層の下に位置する前記第1導電型
    のGaAlAs層の層厚が60μm以上である事を特徴
    とする請求項1の発光ダイオード 。
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